JP2011196369A - スクリュ圧縮機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】スクリュロータ4と、スクリュロータ4の雄ロータ4aと同軸で雄ロータ4aに対して一体構造にされたスクリュ軸3と、スクリュ軸3と同軸でスクリュ軸3に対して一体構造にされるとともにスクリュロータ側で片持ち支持されたモータ軸7と、モータ軸7を回転させるモータとを備えるスクリュ圧縮機1である。スクリュ圧縮機1は、モータ軸7と同軸でモータ軸7のモータ側端面7aに固定されモータ軸7の軸径よりも小さい軸径のボルト9(棒状被摺動部材)と、ボルト9に緩挿された環状の錘8とを備える。錘8の軸方向移動可能量を軸直交方向変位可能量よりも大きくしている。
【選択図】図1
Description
図1は、本発明の第1実施形態に係るスクリュ圧縮機1を示す側断面模式図である。図2は、図1のA部拡大図(図2(a))およびそのX−X断面図(図2(b))である。
図1に示すように、スクリュ圧縮機1は、スクリュ本体部2とモータ部30(モータ)とを具備してなる電動機直結構造のスクリュ圧縮機である。
スクリュ本体部2は、雌雄一対のスクリュロータ4と、スクリュロータ4の雄ロータ4aと同軸で雄ロータ4aに対して一体構造にされたスクリュ軸3と、スクリュロータ4およびスクリュ軸3を収容するスクリュケーシング12と、を有する。スクリュ軸3は、軸受14および軸受15で両持ち支持されている。
モータ部30(モータ)は、ロータ軸11を回転させるための駆動源であって、モータ軸7の外周に固定された回転子5と、回転子5の外側に配置された固定子6と、回転子5および固定子6を収容するモータケーシング13と、を有する。モータ軸7は、スクリュ軸3と同軸でスクリュ軸3に対して一体構造にされるとともにスクリュロータ4側で片持ち支持されている。具体的には、スクリュロータ4側の軸受14(および軸受15)でモータ軸7は片持ち支持されている。
モータ軸7のモータ側端面7aには、モータ軸7と同軸で(モータ軸7の回転中心に)ボルト9が固定されている。ボルト9は、本発明に係る棒状被摺動部材の一例である。
錘8の軸方向移動可能量は、その軸直交方向変位可能量よりも大きくされる。ここで、1枚当たりの錘8の厚みをtmmとし、モータ軸7のモータ側端面7aとエンド部材10との間隔をLmmとする。錘8の軸方向移動可能量は、(L−t×錘数)/2で定義される。錘8の軸方向移動可能量は、例えば、約0.5mm〜数mmとされる。
本実施形態のスクリュ圧縮機1によると、主にスクリュロータ4の回転に起因するロータ軸11の曲げ振動に対して、軸方向前後のストロークエンド(モータ軸7のモータ側端面7a、およびエンド部材10の端面)と錘とが衝突することで振動エネルギーが消散し(軸方向衝突による振動エネルギーの消散)、その結果、ロータ軸11の振動は低減する。すなわち、回転するロータ軸11自体の振動を、軸方向に移動して衝突する錘8で直接的に低減できる。また、ロータ軸11の曲げ振動が大きくなる部分である、モータ軸7の片持ち支持側の反対側端部(エンド部材10付近)に錘8を配置していることで、軸方向衝突による振動エネルギーの消散効率をより高めることができている。
図3は、本発明の第2実施形態に係るスクリュ圧縮機102を示す側断面模式図である。図4は、図3のB部拡大図(図4(a))およびそのY−Y断面図(図4(b))である。図3および図4において、第1実施形態のスクリュ圧縮機1と同様の部材については同一の符号を付している。
スペーサ18は、錘8の軸方向移動可能量を調整するためのものであり、本実施形態では、錘8の軸方向両側のうちのエンド部材10側に配置されている。なお、錘8の軸方向両側のうちの少なくともいずれか一方にスペーサ18を配置することができる。また、スペーサ18の数は、複数であってもよい。
錘8の軸方向移動可能量が大きすぎると、錘8が例えば倒れるように動いてロータ軸11回転時の不釣り合い力(アンバランス力)が生じてしまう。スペーサ18により、錘8の軸方向移動可能量を調整することで、錘8の倒れを防止でき、ロータ軸11の回転時の不釣り合い力(アンバランス力)を生じにくくすることができる。
図5は、本発明の第3実施形態に係るスクリュ圧縮機103を示す側断面模式図である。図6は、図5のC部拡大図(図6(a))およびそのZ−Z断面図(図6(b))である。図5および図6において、第1実施形態のスクリュ圧縮機1と同様の部材については同一の符号を付している。
本実施形態のボルト21(棒状被摺動部材)は、エンド部材10の中心に形成された孔10aを貫通するような形態でモータ軸7のモータ側端面7aに固定される被摺動軸部22と、被摺動軸部22の端に形成された頭部23(大径部)とからなる。被摺動軸部22は、モータ軸7の端面側から順に小径部22a、中径部22bを有する。頭部23の外径は被摺動軸部22の小径部22a・中径部22bの軸径よりも大きく、かつ錘20の内径よりも大きい。頭部23の外径を錘20の内径よりも大きくすることで、錘20は、ボルト21の端から飛び出して脱落してしまうことはない。
本実施形態のスクリュ圧縮機103によると、ロータ軸11の曲げ振動が大きくなる部分である、モータ軸7の片持ち支持側の反対側端部よりも外方に錘8が配置されることになり、軸方向衝突による振動エネルギーの消散効率をより高めることができる。また、スクリュ圧縮機103によると、エンド部材10を取り外すことなく錘8をセットすることができる。また、錘8の数量調整などをするときは、基本的に、ボルト21の中径部22bの長さのみを変化させればよく、モータ軸7の加工(モータ軸7の長さ変更)などを必要としない。また、錘8の外径寸法も任意に決定できる。
回転子5の内側に錘8を配置したスクリュ圧縮機1について試験機を製作し、振動低減効果確認試験を行なった。試験条件および試験結果を下記の表1に示す。なお、表1に記載の符号は図2(a)と合わせている。本試験により、十分な振動低減効果を確認することができた。
図7は、本発明の第4実施形態に係るスクリュ圧縮機104の一部拡大側断面模式図であり、スクリュ圧縮機1の一部を示す図2(a)に相当する図である。図7において、第1実施形態のスクリュ圧縮機1と同様の部材については同一の符号を付している。
図8は、図1および図2に示したスクリュ圧縮機1の変形例を示す一部拡大側断面模式図であり、いずれの図もスクリュ圧縮機1の一部を示す図2(a)に相当する図である。
図10は、本発明の第5実施形態に係るスクリュ圧縮機105の一部拡大側断面模式図であり、スクリュ圧縮機1の一部を示す図2(a)に相当する図である。図10において、第1実施形態のスクリュ圧縮機1と同様の部材については同一の符号を付している(後述する図11についても同様)。
図12(a)は、本発明の第6実施形態に係るスクリュ圧縮機106の一部拡大側断面模式図であり、スクリュ圧縮機103の一部を示す図6(a)に相当する図である。図12(a)において、第3実施形態のスクリュ圧縮機103と同様の部材については同一の符号を付している(後述する図12(b)についても同様)。
2:スクリュ本体部
3:スクリュ軸
4:スクリュロータ
4a:雄ロータ
5:回転子
6:固定子
7:モータ軸
8:錘
9:ボルト(棒状被摺動部材)
10:エンド部材
12:スクリュケーシング
13:モータケーシング
30:モータ部(モータ)
Claims (9)
- スクリュロータと、
前記スクリュロータの雄ロータと同軸で当該雄ロータに対して一体構造にされたスクリュ軸と、
前記スクリュロータおよび前記スクリュ軸を収容するスクリュケーシングと、
前記スクリュ軸と同軸で当該スクリュ軸に対して一体構造にされるとともにスクリュロータ側で片持ち支持されたモータ軸と、
前記モータ軸を回転させるモータと、
前記モータ軸の軸方向に移動可能となる態様で当該モータ軸と略同軸に配置された錘と、
を備え、
前記モータは、
前記モータ軸の外周に固定された回転子と、
前記回転子の外側に配置された固定子と、
前記回転子および前記固定子を収容するモータケーシングと、
を具備してなり、
前記錘の軸方向移動可能量が軸直交方向変位可能量よりも大きいことを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項1に記載のスクリュ圧縮機において、
前記モータ軸と同軸で当該モータ軸に固定され、当該モータ軸の軸径よりも小さい軸径の棒状被摺動部材をさらに備え、
環状の前記錘が前記棒状被摺動部材に緩挿されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項1または2に記載のスクリュ圧縮機において、
前記モータ軸のモータ側端面は、前記回転子のモータ側端面よりもスクリュロータ側に位置させられ、
前記モータ軸と同軸で前記回転子のモータ側端面に固定されたエンド部材を備え、
前記モータ軸のモータ側端面と前記エンド部材との間の空間に前記錘が収容されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項2に記載のスクリュ圧縮機において、
前記モータ軸と同軸で前記回転子のモータ側端面に固定されたエンド部材を備え、
前記エンド部材の外方に前記錘が配置されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項3に記載のスクリュ圧縮機において、
前記空間に、粘性体または前記モータ軸の振動にともなって振動する粉粒体が封入されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項3に記載のスクリュ圧縮機において、
軸方向に前記錘を支持する弾性体および減衰体、または軸方向に前記錘を支持する粘弾性体が前記空間に収容されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項4に記載のスクリュ圧縮機において、
軸方向に前記錘を支持する弾性体および環状の減衰体、または軸方向に前記錘を支持する環状の粘弾性体が前記棒状被摺動部材に緩挿された態様で前記エンド部材の外方に配置されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項1〜5のいずれかに記載のスクリュ圧縮機において、
前記錘の軸方向両側のうちの少なくともいずれか一方に、当該錘の軸方向移動可能量を調整するためのスペーサが配置されていることを特徴とする、スクリュ圧縮機。 - 請求項1〜5、8のいずれかに記載のスクリュ圧縮機において、
軸方向および軸直交方向のうちの少なくともいずれか一方に隣接して配置された複数の前記錘を有することを特徴とする、スクリュ圧縮機。
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