JP2003340961A - 寸法安定性に優れるポリイミド金属積層板及びその製造方法 - Google Patents
寸法安定性に優れるポリイミド金属積層板及びその製造方法Info
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Abstract
度に優れ、微細配線パターンを形成できるポリイミド金
属積層板及びその製造方法を提供し、特に高密度配線板
材料を提供する。 【解決手段】 ポリイミドと金属が直接張り合わされて
いるポリイミド金属積層板であって、ポリイミドの湿度
膨張係数が0ppm/%RH以上10ppm/%RH未満であり、且
つポリイミドの熱膨張係数が10ppm/℃以上25ppm/℃
以下であるポリイミド金属積層板及びポリイミドと金属
が、加熱圧着により積層されるか、または、ポリイミド
の前駆体ワニスを金属に塗布乾燥して積層されるか、さ
らにそれらを組み合わせることで積層されるか、それら
いずれかであるポリイミド金属積層板の製造方法。
Description
板等に広く使用されている、ポリイミド金属積層板及び
その製造方法に関するものである。詳しくは、ポリイミ
ドの寸法安定性が良好であり、且つ湿度による膨張が小
さいため、超微細回路を形成することができる高密度回
路基板材料に適する金属積層板及びその製造方法に関す
るものである。
回路基板材料として使用されてきた。特に近年の電子機
器の小型、携帯化に伴い、部品、素子の高密度実装が可
能な、ポリイミド金属積層板の利用が増大している。更
に高密度化に対応するため、配線幅が10μm〜50μmとな
る微細・高密度パターンの加工に適するポリイミド金属
積層板が望まれている。
法として、例えばポリイミド銅張積層板の場合、銅箔上
にポリイミド前駆体であるポリイミドワニス及び/又は
ポリアミック酸ワニスを直接塗布・乾燥する方法が知ら
れている。しかしながら、直接塗布・乾燥した場合、溶
媒乾燥時の熱収縮により、ポリイミド銅張積層板にし
わ、波うち、反り等が発生し、回路基板材料として満足
できるものではなかった。そこで、しわ、波打ち、反り
等のないポリイミド銅張積層板の製造方法が提案されて
いる。
可塑性ポリイミド基材上熱可塑性ポリイミドワニス及び
/または熱可塑性ポリイミドの前駆体であるポリアミッ
ク酸ワニスを直接塗布・乾燥を行ない熱可塑性ポリイミ
ド層を形成し、ついで熱可塑性ポリイミドの表面に銅箔
を加熱圧着するポリイミド銅張積層体の製造方法が開示
されている。該方法により得られるポリイミド銅張積層
体は、しわ、波打ち、カール等の欠陥が無く、回路基板
材料として優れた金属積層体である。しかしながら、ポ
リイミドの湿度膨張係数が20ppm/%RH以上のものであ
り、熱膨張係数が金属と合致していないため、回路パタ
ーンが湿度及び熱により歪むため、微細な回路パターン
を形成する高密度基板材料としては必ずしも満足できる
ものではなかった。
の問題に鑑み、ポリイミドの湿度膨張係数が小さく、寸
法精度に優れ、微細配線パターンを形成できるポリイミ
ド金属積層板及びその製造方法を提供することにある。
果、熱可塑性ポリイミド層と金属を順次積層したポリイ
ミド金属積層体において、ポリイミドとして湿度膨張係
数が小さく、かつ熱膨張係数が金属に近いものを用いる
ことで、上記課題が解決できることを見出し、本発明に
至った。
直接張り合わされているポリイミド金属積層板であっ
て、ポリイミドの湿度膨張係数が0ppm/%RH以上10pp
m/%RH未満であり、且つポリイミドの熱膨張係数が10
ppm/℃以上25ppm/℃以下であることを特徴とするポリ
イミド金属積層板に関するものである。
は、 非熱可塑性ポリイミド層の少なくとも片面に熱可
塑性ポリイミドまたは、該熱可塑性ポリイミドの前駆体
であるポリアミック酸を含むワニスを塗布し、60℃〜60
0℃において乾燥・キュアして熱可塑性ポリイミド層を形
成し、さらに熱可塑性ポリイミド層の表面に、金属を15
0℃〜600℃において熱圧着することによるか、または、
ポリイミドの前駆体ワニスを、金属上に塗布し60℃〜60
0℃において乾燥・キュアして積層されるか、さらにそ
れらを組み合わせることで積層されるか、それらいずれ
かの方法により製造される。
法精度が良好なポリイミド金属積層板が得られる。その
ため本発明のポリイミド金属積層板は、特に高密度配線
板材料として好適に使用される。
本発明のポリイミド金属積層板は、 ポリイミドと金属
が、加熱圧着により積層されるか、または、ポリイミド
の前駆体ワニスを金属に塗布乾燥して積層されるか、さ
らにそれらを組み合わせることで積層されるか、それら
いずれかにより製造される。
銀、金、アルミニウム、ステンレス、スズ、ニッケル等
が用いられる。好ましくは、銅及び銅合金である。
る厚みであれば制限はないが9μm〜150μmが好ましく利
用できる。
ドの湿度膨張係数は、ポリイミド金属積層板の回路パタ
ーンの品質に大きな影響を及ぼし、湿度膨張係数が0〜
10ppm/%RH未満のものを用いることが重要である。ポ
リイミドの湿度膨張係数が10ppm/%RH以上場合には、配
線幅25μm、スペース幅25μm以下のファインパターンを
形成する場合、配線が湿度により歪み、チップや部品等
を実装する際、位置あわせが困難となる。
ドの熱膨張係数も、ポリイミド金属積層板の品質に大き
な影響を及ぼす。好ましい熱膨張係数は、10ppm/℃以
上25ppm/℃以下である。熱膨張係数が10ppm/℃未満、
又は25ppm/℃より大きい場合には、配線幅25μm、スペ
ース幅25μm以下のファインパターンを形成する場合、
チップや部品等を実装する際に加わる熱により、回路パ
ターンが歪み、位置合わせが困難となる。
ポリイミドとしては、特定のジアミンと特定のテトラカ
ルボン酸二無水物から合成される化合物の使用が好まし
い。特定のジアミンとして、1,3-ビス(3-アミノフェノ
キシ)ベンゼン(以下、APB と略すことがある)、4,4'-ビ
ス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル(以下、m-BPと略す
ことがある)及び3,3'-ジアミノベンゾフェノン(以下、D
ABP と略すことがある)から選ばれた少なくとも1種のジ
アミンが好ましい。
3,3',4,4'-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水
物(以下、ODPA と略すことがある)、 3,3',4 ,4'-べン
ゾフェノンテトラカルボン酸二無水物(以下、BTDA と略
すことがある)、ピロメリット酸無水物(以下、PMDA と
略すことがある) 、3,3',4,4'-ビフェニルテトラカルボ
ン酸二無水物(以下、BPDAと略すことがある)から選ば
れる少なくとも1種のテトラカルボン酸二無水物が好ま
しい。いいかえれば、本発明の熱可塑性ポリイミドは、
APB、m-BP、DABP からなるジアミン群から選ばれる少な
くとも一種のジアミン成分と、ODPA、BTDA、PMDA及び B
PDA からなる群から選ばれる少なくとも一種のテトラカ
ルボン酸二無水物成分を用いて得られる重縮合ポリマー
の使用が好ましい。ジアミン成分とテトラカルボン酸二
無水物の反応モル比は、通常、0.75〜1.25の範囲であ
る。
リイミドは好ましくは2つ以上の異なる構造を有するポ
リイミドのブレンド物であり、更に好ましくは4,4'-ビ
ス(3-アミノフェノキシ)ビフェニル、4,4'-ジアミノビ
フェニルエーテル(以下、ODAと略することがある)、
1,3-ビス(3-アミノフェノキシ)ベンゼンから選ばれた少
なくとも1種のジアミンと、ピロメリット酸二無水物、
3,3',4,4'-ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水
物から選ばれた少なくとも1種のテトラカルボン酸二無
水物から合成されたポリイミドAと、ジアミンとしてp-
フェニレンジアミンと、3,3',4,4'-ジフェニルエーテル
テトラカルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物か
ら選ばれた少なくとも一種のテトラカルボン酸二無水物
から合成されたポリイミドBのブレンドである。
は、好ましくは、ポリイミドAのモル分率が1〜15%
である。
は、通常の加熱乾燥炉が利用できる。乾燥炉の雰囲気と
しては、空気、イナートガス(窒素、アルゴン)等が利用
できる。
宜選択するが、60℃〜600℃の温度範囲が好適に利用さ
れる。乾燥の時間は、厚み、濃度、溶媒の種類により適
宜選択するが0.05分〜500分程度で行なうのが望まし
い。
属を加熱圧着する方法について述べる。加熱圧着する方
法について制限はないが、例えば代表的方法として、加
熱プレス法及び/又は熱ラミネート法が挙げられる。加
熱プレス法としては、例えば、接着テープをプレス機の
所定のサイズに切りだし、重ね合わせを行ない加熱プレ
スにより熱圧着することにより製造できる。加熱温度と
しては、150℃〜600℃の温度範囲が望ましい。加圧力と
しては特に制限は無いが、好ましくは 0.1kg/cm2〜500k
g/cm2で製造できる。加圧時間としては、特に制限はな
い。
が、ロールとロール間に挟み込み、張り合わせを行なう
方法が好ましい。ロールは金属ロール、ゴムロール等が
利用できる。材質に制限はないが、金属ロールとしては
鋼材やステンレス材料が使用される。表面にクロムメッ
キ等が処理されたロールを使用することが好ましい。ゴ
ムロールとしては、金属ロールの表面に耐熱性のあるシ
リコンゴム、フッ素系のゴムを使用することが好まし
い。ラミネート温度としては、100℃〜300℃の温度範囲
が好ましい。加熱方式は、伝導加熱方式の他、遠赤外等
の幅射加熱方式、誘導加熱方式等も利用できる。
好ましい。加熱装置として、通常の加熱炉、オートクレ
ーブ等が利用できる。加熱雰囲気として、空気、イナー
トガス(窒素、アルゴン)等が利用できる。加熱方法とし
ては、フィルムを連続的に加熱する方法またはフィルム
をコアに巻いた状態で加熱炉に放置する方法のどちらの
方法も好ましい。加熱方式としては、伝導加熱方式、輻
射加熱方式、及び、これらの併用方式等が好ましい。加
熱温度は、200℃〜600℃の温度範囲が好ましい。加熱時
間は、0.06分〜5000分の時間範囲が好ましい。
層板は、ポリイミドの加熱・加湿に対する寸法精度が良
く、また、金属と熱可塑性ポリイミド層のピール強度が
強いことから、エッチング、穴あけ、メッキ等の加工を
行ない10μm〜50μmの微細加工を形成しても、剥がれ・
位置ズレ等の問題の無い電子部品として高密度実装加工
が可能となる。
する。寸法安定性はエッチング収縮率を指標とした。
尚、実施例に示したエッチング収縮率、金属と熱可塑性
ポリイミド層との剥離強度は、JIS6471試験法に則り行
った。ポリイミドの湿度膨張係数及び熱膨張係数は下記
の条件により測定した。 (1)湿度膨張係数 雰囲気ガスの露点を制御し、湿度をコントロールできる
装置を、TMA (Thermal Mechanical Analysis(熱機械分
析))に接続し、相対湿度20、40、60、80%の雰囲気下で
の伸びを測定し、湿度膨張係数を算出する。 (2)熱膨張係数 引っ張り過重3g、温度範囲100℃〜250℃の範囲でのTM
A(Thermal Mechanical Analysis(熱機械分析))を測定
し、平均熱膨張係数を算出する。
APBを20モルとテトラカルボン酸成分としてBTDAを19.4
モル秤量し、N,N-ジメチルアセトアミド溶媒中で混合し
た。混合温度及び時間は23℃、8時間であった。また、
混合時の固形分濃度は17重量 %で実施した。得られたポ
リアミック酸ワニスの粘度は25℃において400cpsであり
塗工に適したものであった。
ミン成分としてp−フェニレンジアミンを7.7モルを秤
量した。テトラカルボン酸成分としてBPDAを5.4モル、P
MDAを2.25モル秤量した。N,N-ジメチルアセトアミドに
溶解し混合した。反応温度、時間は、23℃、6時間であ
った。また、反応時の固形分濃度は、20重量%である。
得られたポリアミック酸ワニスの粘度は 25℃において3
0000cps であり、塗工に適したものであった。
ミン成分としてm-BP を2.3モル、ODAを5.4モル秤量し
た。テトラカルボン酸成分としてPMDAを7.5モル秤量し
た。N,N-ジメチルアセトアミドに溶解し混合した。反応
温度、時間は、23℃、時間であった。また、反応時の固
形分濃度は、20重量%である。得られたポリアミック
酸ワニスの粘度は 25℃において20000cps であり、塗工
に適したものであった。
成例2の非熱可塑性ポリイミドと合成例3の非熱可塑性ポ
リイミドを、14:86の割合でブレンドしたものを用い、
その片面にコータードライヤー装置を用いて、合成例1
のポリアミック酸ワニスを塗布し、乾燥を行なって、非
熱可塑性ポリイミド層に熱可塑性ポリイミド層を形成し
た。塗布には,リバースロールコーターを使用し、塗布
厚みは乾燥後の厚みで7μmであった。乾燥の最高温度は
295℃で行なった。
銅箔(古河サーキットフォイル社製、商品名:F1-WS、厚
み:18μm)を使用した。銅箔、接着テープを重ね合わせ
熱ラミネートを実施し、銅箔/熱可塑性ポリイミド/非熱
可塑性ポリイミドの 3層からなるポリイミド金属箔積層
板を製造した。熱ラミネートは、シリコンゴムラミネー
トを使用し、ロール内部加熱方式のラミネート機を使用
した。ラミネートロールの表面温度を240℃に加熱し
た。ラミネートの圧力は5kgf/cm2であった。3層からな
るポリイミド金属箔積層板をバッチ式オートクレーブ中
でアニールを実施した。条件は温度280℃において、4時
間、窒素ガス雰囲気中で行った。圧力は10kgf/cm2で
あった。
ポリイミド金属箔積層板の評価を上記方法により実施し
た。その結果、エッチング収縮率は0.01%であった。ピ
ール強度は 1.0kgf/cmで良好であった。ポリイミドの
湿度膨張係数は7ppm/%RHであった。ポリイミドの熱膨
張係数は17ppm/%RHであった。以上の結果から、回路基
板材料として適した材料であった。
層として、合成例2のポリイミドのみを用いた以外、実
施例1と同様の方法にてポリイミド金属積層板を製造し
た。 <ポリイミド金属積層板の評価>得られたポリイミド金
属箔積層板の評価を上記方法により実施した。その結
果、エッチング収縮率は0.10%であった。ピール強度は
1.0kgf/cmであった。ポリイミドの湿度膨張係数は5pp
m/%RHと良好であった。ポリイミドの熱膨張係数は5ppm
/℃であり、熱膨張係数が金属箔よりも小さくなった。
以上の結果から、回路基板材料としては適さない材料で
あった。
層として、合成例3のポリイミドのみを用いた以外、実
施例1と同様の方法にてポリイミド金属積層板を製造し
た。 <ポリイミド金属積層板の評価>得られたポリイミド金
属箔積層板の評価を上記方法により実施した。その結
果、エッチング収縮率は−0.09%であった。ピール強度
は 1.3kgf/cmであった。ポリイミドの湿度膨張係数は3
1ppm/%RHであった。ポリイミドの熱膨張係数は45ppm/
%RHであり、熱膨張係数が金属箔よりも大きくなった。
以上の結果から、回路基板材料としては適さない材料で
あった。
リイミドの加熱・加湿に対する寸法精度の良い積層板で
ある。そのため、高密度配線を必要とする、フレキシブ
ルプリント配線板、ICパッケージ、LCD配線板等の配線
基材として有効に利用できる。
Claims (6)
- 【請求項1】 ポリイミドと金属が直接張り合わされて
いるポリイミド金属積層板であって、ポリイミドの湿度
膨張係数が0ppm/%RH以上10ppm/%RH未満であり、且
つポリイミドの熱膨張係数が10ppm/℃以上25ppm/℃
以下であることを特徴とするポリイミド金属積層板。 - 【請求項2】 金属に接しているポリイミドが熱可塑性
ポリイミドであり、さらに、熱可塑性ポリイミドに非熱
可塑性ポリイミドが積層されているものであって、その
非熱可塑性ポリイミドの成分が、2つ以上の異なる構造
を有するポリイミドのブレンド物であることを特徴とす
る請求項1記載のポリイミド金属積層板。 - 【請求項3】 熱可塑性ポリイミドに積層する非熱可塑
性ポリイミドが、4,4’−ビス(3−アミノフェノキ
シ)ビフェニル、4,4’-ジアミノビフェニルエーテ
ル、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼンから
選ばれた少なくとも1種以上のジアミンと、ピロメリッ
ト酸二無水物、3,3’,4,4’−ジフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸二無水物から選ばれた少なくとも1
種以上のテトラカルボン酸二無水物から合成されたポリ
イミドAと、ジアミンとしてp-フェニレンジアミンと
3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボ
ン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物から選ばれた少
なくとも一種以上のテトラカルボン酸二無水物から合成
されたポリイミドBのブレンド物であることを特徴とす
る請求項2記載のポリイミド金属積層板。 - 【請求項4】 非熱可塑性ポリイミド層のうち、ポリイ
ミドAのモル分率が1〜15%であることを特徴とする
請求項3記載のポリイミド金属積層板。 - 【請求項5】 金属に接しているポリイミドが熱可塑性
ポリイミドであって、その成分が1,3−ビス(3−ア
ミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(3−アミノ
フェノキシ)ビフェニル、3,3’−ジアミノベンゾフ
ェノンから選ばれた少なくとも一種のジアミンと、3,
3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸
二無水物、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラ
カルボン酸二無水物、ピロメリット酸二無水物、3,
3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物
から選ばれた少なくとも一種のテトラカルボン酸二無水
物から合成された熱可塑性ポリイミドであることを特徴
とする請求項2記載のポリイミド金属積層板。 - 【請求項6】 ポリイミドと金属が、加熱圧着により積
層されるか、または、ポリイミドの前駆体ワニスを金属
に塗布乾燥して積層されるか、さらにそれらを組み合わ
せることで積層されるか、それらいずれかであることを
特徴とする請求項1から5記載のポリイミド金属積層板
の製造方法。
Priority Applications (1)
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JP2002149933A JP4052876B2 (ja) | 2002-05-24 | 2002-05-24 | 寸法安定性に優れるポリイミド金属積層板及びその製造方法 |
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