JP2003339402A - 靴 - Google Patents
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- JP2003339402A JP2003339402A JP2003144853A JP2003144853A JP2003339402A JP 2003339402 A JP2003339402 A JP 2003339402A JP 2003144853 A JP2003144853 A JP 2003144853A JP 2003144853 A JP2003144853 A JP 2003144853A JP 2003339402 A JP2003339402 A JP 2003339402A
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- plastic outer
- sole
- seamless plastic
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D35/00—Producing footwear
- B29D35/02—Producing footwear made in one piece using a moulding technique, e.g. by injection moulding or casting
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B1/00—Footwear characterised by the material
- A43B1/14—Footwear characterised by the material made of plastics
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B23/00—Uppers; Boot legs; Stiffeners; Other single parts of footwear
- A43B23/02—Uppers; Boot legs
- A43B23/04—Uppers made of one piece; Uppers with inserted gussets
- A43B23/042—Uppers made of one piece
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- A43—FOOTWEAR
- A43B—CHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
- A43B3/00—Footwear characterised by the shape or the use
- A43B3/0036—Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design
- A43B3/0078—Footwear characterised by the shape or the use characterised by a special shape or design provided with logos, letters, signatures or the like decoration
- A43B3/0084—Arrangement of flocked decoration on shoes
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29D—PRODUCING PARTICULAR ARTICLES FROM PLASTICS OR FROM SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE
- B29D35/00—Producing footwear
- B29D35/12—Producing parts thereof, e.g. soles, heels, uppers, by a moulding technique
- B29D35/126—Uppers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 履き心地が快適で製造コストの低い靴及び手
作業量の少ない靴製造方法を提供する。 【解決手段】本発明は、甲革側(31)及び底革側(32)
をもつ中靴(30)並びに縫目無しプラスチック外殻(2
0)を備え、縫目無しプラスチック外殻(20)は中靴(3
0)の甲革側(31)だけを取り囲むものである靴(1)、
特にスポーツ靴に関する。靴(1)、特にスポーツ靴を製
造するための方法は、甲革側(31)及び底革側(32)を
もつ中靴(30)を提供する工程、縫目無しプラスチック
外殻(20)を形成する工程及び中靴(30)の甲革側(3
1)のまわりだけに縫目無しプラスチック外殻(20)を
取り付ける工程を含む。
作業量の少ない靴製造方法を提供する。 【解決手段】本発明は、甲革側(31)及び底革側(32)
をもつ中靴(30)並びに縫目無しプラスチック外殻(2
0)を備え、縫目無しプラスチック外殻(20)は中靴(3
0)の甲革側(31)だけを取り囲むものである靴(1)、
特にスポーツ靴に関する。靴(1)、特にスポーツ靴を製
造するための方法は、甲革側(31)及び底革側(32)を
もつ中靴(30)を提供する工程、縫目無しプラスチック
外殻(20)を形成する工程及び中靴(30)の甲革側(3
1)のまわりだけに縫目無しプラスチック外殻(20)を
取り付ける工程を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は靴、特にスポーツ靴
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】靴、特にスポーツ靴をつくる場合、現在
では靴の甲革の製造に最大の作業量がかかる。最近のス
ポーツ靴の底革の製造の大部分は自動化することができ
るが、様々な甲革材料の縫い合せには比較的多大な手作
業が未だに必要である。
では靴の甲革の製造に最大の作業量がかかる。最近のス
ポーツ靴の底革の製造の大部分は自動化することができ
るが、様々な甲革材料の縫い合せには比較的多大な手作
業が未だに必要である。
【0003】靴甲革は一般に、靴の快適な履き心地を確
保する比較的柔らかな内側部分を備える。内側部分は、
靴甲革の表側を形成し、必要な安定性、耐摩耗性及び足
への支持を与える革及び/または様々な合成繊維のよう
な、比較的安定な材料に縫い合される。よって、表側材
料を互いに連結し、表側材料をより柔らかな内側部分材
料と結合する、多数の縫目が靴甲革にわたって存在する
が、これらの縫目は全て手作業または半手作業でつくら
れなければならない。
保する比較的柔らかな内側部分を備える。内側部分は、
靴甲革の表側を形成し、必要な安定性、耐摩耗性及び足
への支持を与える革及び/または様々な合成繊維のよう
な、比較的安定な材料に縫い合される。よって、表側材
料を互いに連結し、表側材料をより柔らかな内側部分材
料と結合する、多数の縫目が靴甲革にわたって存在する
が、これらの縫目は全て手作業または半手作業でつくら
れなければならない。
【0004】滑降スキー用のスキー靴だけでしか知られ
ていない、異なる手法がある。この場合には、底革を含
む靴全体が単一プラスチック部品として初めに製造され
る。続いて、この靴に中靴が挿入され、必要であれば、
周囲のプラスチック外被に張り付けられる。このタイプ
の靴構造は、何にもまして、足首をスキー中の負傷から
保護することを目的としている。プラスチック外被には
柔軟性が全くないから、このような靴で歩くことはほと
んど不可能である。
ていない、異なる手法がある。この場合には、底革を含
む靴全体が単一プラスチック部品として初めに製造され
る。続いて、この靴に中靴が挿入され、必要であれば、
周囲のプラスチック外被に張り付けられる。このタイプ
の靴構造は、何にもまして、足首をスキー中の負傷から
保護することを目的としている。プラスチック外被には
柔軟性が全くないから、このような靴で歩くことはほと
んど不可能である。
【0005】したがって、履き心地が非常に快適である
が、製造コストは低い靴、特にスポーツ靴を提供するこ
とが、本発明の基本的課題である。さらに、本発明は、
今までは必要であった手作業量を少なくする、靴製造の
ための方法を提供するという課題に基づく。
が、製造コストは低い靴、特にスポーツ靴を提供するこ
とが、本発明の基本的課題である。さらに、本発明は、
今までは必要であった手作業量を少なくする、靴製造の
ための方法を提供するという課題に基づく。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】履き心地が快適で製造
コストの低い靴及び手作業量の少ない靴製造方法を提供
する。
コストの低い靴及び手作業量の少ない靴製造方法を提供
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の態様にしたがえ
ば、本発明は、甲革側及び底革側を有する中靴並びに縫
目無しプラスチック外殻を備え、縫目無しプラスチック
外殻は中靴の甲革側だけを取り囲んでいる靴、特に、ス
ポーツ靴に関する。
ば、本発明は、甲革側及び底革側を有する中靴並びに縫
目無しプラスチック外殻を備え、縫目無しプラスチック
外殻は中靴の甲革側だけを取り囲んでいる靴、特に、ス
ポーツ靴に関する。
【0008】既知の靴とは対照的に、靴甲革に必要な安
定性及び要求される足の支持は、中靴に縫い閉じられる
補助材料層ではなく、中靴の甲革側だけを取り囲む縫目
無しプラスチック外殻により与えられる。この外殻は極
めて低コストで製造することができる。地面との相互作
用を足に伝える中靴の底革側は、プラスチック外殻に取
り囲まれていないから、本発明にしたがう構造では底革
領域における靴の柔軟性が、スキー靴とは対照的に、完
全に維持される。
定性及び要求される足の支持は、中靴に縫い閉じられる
補助材料層ではなく、中靴の甲革側だけを取り囲む縫目
無しプラスチック外殻により与えられる。この外殻は極
めて低コストで製造することができる。地面との相互作
用を足に伝える中靴の底革側は、プラスチック外殻に取
り囲まれていないから、本発明にしたがう構造では底革
領域における靴の柔軟性が、スキー靴とは対照的に、完
全に維持される。
【0009】縫目無しプラスチック外殻は、内足側半殻
及び外足側半殻からなることが好ましい。これにより、
靴甲革側の内足側及び外足側を互いに独立に、例えば様
々な材料または材料厚を用いて、それぞれの機能に関
し、あるいは様々な外観に関して、デザインすることが
容易になる。
及び外足側半殻からなることが好ましい。これにより、
靴甲革側の内足側及び外足側を互いに独立に、例えば様
々な材料または材料厚を用いて、それぞれの機能に関
し、あるいは様々な外観に関して、デザインすることが
容易になる。
【0010】さらに、靴の爪先領域に爪先キャップ及び
/または踵領域に踵キャップを配置して、格別の耐磨耗
性及び安定性を足への支持とともにこれらの部品で得る
ことができる。これらのキャップは、縫目無しプラスチ
ック外殻に直接に一体化することも、補助的に外側から
張り付けることもできる。
/または踵領域に踵キャップを配置して、格別の耐磨耗
性及び安定性を足への支持とともにこれらの部品で得る
ことができる。これらのキャップは、縫目無しプラスチ
ック外殻に直接に一体化することも、補助的に外側から
張り付けることもできる。
【0011】PU(ポリウレタン)を、好ましくはPUホ
イルとともに用いる吹込成形による縫目無しプラスチッ
ク外殻の製造が特に好ましい。好ましい材料とともに、
この成形法を用いれば、比較的柔軟なプラスチック外殻
が得られ、よって靴甲革が堅固にならない。さらに、P
Uホイルの使用により、様々なパターンをPUホイル上
に印刷することで、本発明にしたがう靴の外観を容易に
デザインすることが可能になる。
イルとともに用いる吹込成形による縫目無しプラスチッ
ク外殻の製造が特に好ましい。好ましい材料とともに、
この成形法を用いれば、比較的柔軟なプラスチック外殻
が得られ、よって靴甲革が堅固にならない。さらに、P
Uホイルの使用により、様々なパターンをPUホイル上
に印刷することで、本発明にしたがう靴の外観を容易に
デザインすることが可能になる。
【0012】特に好ましい実施形態では、底革ユニット
が中靴の底革側に張り付けられ、底革ユニットは、中靴
に張り付けられるミッドソール及びミッドソールに張り
付けられる外底を備えることが好ましい。この構成によ
り、着用者の足に必要な緩衝及び靴の長寿命化に必要な
耐磨耗性が確保される。
が中靴の底革側に張り付けられ、底革ユニットは、中靴
に張り付けられるミッドソール及びミッドソールに張り
付けられる外底を備えることが好ましい。この構成によ
り、着用者の足に必要な緩衝及び靴の長寿命化に必要な
耐磨耗性が確保される。
【0013】別の態様にしたがえば、本発明は、甲革側
及び底革側をもつ中靴を提供する工程、縫目無しプラス
チック外殻を形成する工程及び中靴の甲革側のまわりだ
けに縫目無しプラスチック外殻を取り付ける工程を有し
てなる、靴、特にスポーツ靴を製造する方法に関する。
及び底革側をもつ中靴を提供する工程、縫目無しプラス
チック外殻を形成する工程及び中靴の甲革側のまわりだ
けに縫目無しプラスチック外殻を取り付ける工程を有し
てなる、靴、特にスポーツ靴を製造する方法に関する。
【0014】本発明にしたがう、例えば中靴の甲革側に
単に接着することにより、容易に取付けられる縫目無し
プラスチック外殻が、従来技術の靴甲革の複雑に縫い合
された外層に置き変わる。さらに、靴甲革に必要な、自
動車分野における自己支持車体と同様の、安定性が与え
られる。
単に接着することにより、容易に取付けられる縫目無し
プラスチック外殻が、従来技術の靴甲革の複雑に縫い合
された外層に置き変わる。さらに、靴甲革に必要な、自
動車分野における自己支持車体と同様の、安定性が与え
られる。
【0015】2つの半殻が初めに与えられ、次いで2つ
の半殻が結合されて、好ましくは上から中靴の甲革側に
取り付けることができるような、完全なプラスチック外
殻が形成されることが好ましい。これらの半殻は、PU
及び補助的合成PUホイルを用いる吹込成形で製造され
ることが好ましい。
の半殻が結合されて、好ましくは上から中靴の甲革側に
取り付けることができるような、完全なプラスチック外
殻が形成されることが好ましい。これらの半殻は、PU
及び補助的合成PUホイルを用いる吹込成形で製造され
ることが好ましい。
【0016】本発明にしたがう靴及びその製造のための
方法の別の有益な改善は、それぞれの従属請求項の主題
である。
方法の別の有益な改善は、それぞれの従属請求項の主題
である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下の詳細な説明において、本発
明の現在好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
明の現在好ましい実施形態を図面を参照して説明する。
【0018】以下では、スポーツ靴及びスポーツ靴を製
造するための方法を参照することにより、本発明の好ま
しい実施形態を説明する。しかし、本発明を他のタイプ
の靴にも用い得ることは当然である。このことは特に、
本発明により様々なデザインの靴を単純で費用効率のよ
い態様で得ることが可能になる(以下を参照されたい)か
ら、主張される。
造するための方法を参照することにより、本発明の好ま
しい実施形態を説明する。しかし、本発明を他のタイプ
の靴にも用い得ることは当然である。このことは特に、
本発明により様々なデザインの靴を単純で費用効率のよ
い態様で得ることが可能になる(以下を参照されたい)か
ら、主張される。
【0019】図1は本発明にしたがう靴1の好ましい実
施形態の概観図を示す。本発明にしたがってプラスチッ
ク外殻20から作成された靴甲革が、底革ユニット10
の上に配置される。プラスチック外殻の内側に中靴30
が配置され、中靴30の甲革側の端がプラスチック外殻
20の開口から突き出ている。
施形態の概観図を示す。本発明にしたがってプラスチッ
ク外殻20から作成された靴甲革が、底革ユニット10
の上に配置される。プラスチック外殻の内側に中靴30
が配置され、中靴30の甲革側の端がプラスチック外殻
20の開口から突き出ている。
【0020】図1からわかるように、プラスチック外殻
20は中靴30の甲革側だけを取り囲み、よって、底革
ユニット10及び中靴30の底革側が極めて大きな柔軟
性をもつことが可能になる。プラスチック外殻20はし
たがって、材料、例えば既知のスポーツ靴で靴甲革に用
いられる革と同じ安定性及び支持機能を、スキー靴のよ
うに歩行中の運動過程を妨げることなく、有する。
20は中靴30の甲革側だけを取り囲み、よって、底革
ユニット10及び中靴30の底革側が極めて大きな柔軟
性をもつことが可能になる。プラスチック外殻20はし
たがって、材料、例えば既知のスポーツ靴で靴甲革に用
いられる革と同じ安定性及び支持機能を、スキー靴のよ
うに歩行中の運動過程を妨げることなく、有する。
【0021】しかし、十分な柔軟性をもつ靴甲革も提供
するために、プラスチック外殻は、吹込成形により所望
の3次元形状にされた、ポリウレタン(PU)から作成さ
れることが好ましい。しかし、例えば1つまたはそれよ
り多くの出発材料の形成のような、当業者には既知のプ
ラスチック材料を加工するためのその他の方法を用いる
ことも考えることができる。
するために、プラスチック外殻は、吹込成形により所望
の3次元形状にされた、ポリウレタン(PU)から作成さ
れることが好ましい。しかし、例えば1つまたはそれよ
り多くの出発材料の形成のような、当業者には既知のプ
ラスチック材料を加工するためのその他の方法を用いる
ことも考えることができる。
【0022】図2aは、好ましいPUに用いられる吹込
成形型を簡略に示す。上部プレート50と下部プレート
51及びチューブまたは同様の形態(図示せず)の2枚の
側板52の間のキャビティ53に出発材料が半製品とし
て挿入される。続いて、出発材料をキャビティ53の内
壁に押し付けるために高圧が用いられ、よって所望の結
果形状がつくられる。成形は一般に高温で行われる。こ
のような温度では、プラスチック材料は軟質であるが、
最終的な所望の機械的特性は冷却された状態で得られ
る。
成形型を簡略に示す。上部プレート50と下部プレート
51及びチューブまたは同様の形態(図示せず)の2枚の
側板52の間のキャビティ53に出発材料が半製品とし
て挿入される。続いて、出発材料をキャビティ53の内
壁に押し付けるために高圧が用いられ、よって所望の結
果形状がつくられる。成形は一般に高温で行われる。こ
のような温度では、プラスチック材料は軟質であるが、
最終的な所望の機械的特性は冷却された状態で得られ
る。
【0023】図2aに示されるキャビティ53は、完成
プラスチック外殻20の半殻だけの製造に役立つ。本発
明の好ましい実施形態において、図2b及び2cに示さ
れる外足側半殻21及び内足側半殻22は互いに別々に
製造され、続いて、例えば接着により、連結される。靴
甲革の外足側半殻21及び内足側半殻22の個別製造に
より、外足側と内足側で異なる機械的特性が望ましいと
いうような技術上の理由により、あるいはデザイン上の
理由のために、外足側と内足側に相異なる材料を使用す
ることが容易になる。しかし、代わりに、単一の継目無
し部品として完全なプラスチック外殻20を製造するこ
とも考えることができる。半殻の図2b及び2cに簡略
に示される構造体23は、プラスチック半殻21,23
の柔軟性に選択的に影響し得るか、あるいは純粋に美的
目的に役立ち得る。
プラスチック外殻20の半殻だけの製造に役立つ。本発
明の好ましい実施形態において、図2b及び2cに示さ
れる外足側半殻21及び内足側半殻22は互いに別々に
製造され、続いて、例えば接着により、連結される。靴
甲革の外足側半殻21及び内足側半殻22の個別製造に
より、外足側と内足側で異なる機械的特性が望ましいと
いうような技術上の理由により、あるいはデザイン上の
理由のために、外足側と内足側に相異なる材料を使用す
ることが容易になる。しかし、代わりに、単一の継目無
し部品として完全なプラスチック外殻20を製造するこ
とも考えることができる。半殻の図2b及び2cに簡略
に示される構造体23は、プラスチック半殻21,23
の柔軟性に選択的に影響し得るか、あるいは純粋に美的
目的に役立ち得る。
【0024】補助ホイル54がキャビティ内53内に挿
入され、キャビティ53の(プレート51の方向に)下面
上におかれる。このホイル54は、吹込成形中に、形成
されるPU材料に結合する(図2aの略図ではホイル5
4の厚さが誇張されている)。ホイル54はやはりPU
でつくるか、あるいは製造中に吹込成形体に確実に結合
する別のプラスチック材料でつくることができる。ホイ
ル54は完成プラスチック外殻20の外表面特性の改善
に役立ち、さらにデザインの容易な修正を可能にする。
色及びパターンを、例えば内側に向けられるホイル面上
に印刷することにより、ホイル54につけることができ
る。さらに、吹込成形された材料を外側からホイル54
の背後に見ることができるように、透明ホイル54を提
供することが可能である。
入され、キャビティ53の(プレート51の方向に)下面
上におかれる。このホイル54は、吹込成形中に、形成
されるPU材料に結合する(図2aの略図ではホイル5
4の厚さが誇張されている)。ホイル54はやはりPU
でつくるか、あるいは製造中に吹込成形体に確実に結合
する別のプラスチック材料でつくることができる。ホイ
ル54は完成プラスチック外殻20の外表面特性の改善
に役立ち、さらにデザインの容易な修正を可能にする。
色及びパターンを、例えば内側に向けられるホイル面上
に印刷することにより、ホイル54につけることができ
る。さらに、吹込成形された材料を外側からホイル54
の背後に見ることができるように、透明ホイル54を提
供することが可能である。
【0025】図3aから3gは、本発明の好ましい実施
形態にしたがう、図1に示される靴のための製造工程を
示す。
形態にしたがう、図1に示される靴のための製造工程を
示す。
【0026】初めに、甲革側31及び底革側32を有す
る中靴30が既知の態様で製造される。中靴30は、非
常に快適な履き心地を与えるために、比較的柔軟な材料
からなることが好ましい。図3aの左側に示されるよう
に、中靴30は、まず底革側32で、例えば接着または
同様の手法によりミッドソール11に結合される。この
工程の結果が図3aの右側に示される。次の工程におい
て、内足側半殻22及び外足側半殻21が連結されて、
完成プラスチック外殻20が形成される。既述したよう
に、この工程も接着またはセメント接合により行うこと
ができる。しかし、プラスチック溶接または融着等のよ
うなその他の手法を考えることもできる。縫い合せて縫
目を与える必要はない。完成プラスチック外殻20が図
3bの右側に示される。
る中靴30が既知の態様で製造される。中靴30は、非
常に快適な履き心地を与えるために、比較的柔軟な材料
からなることが好ましい。図3aの左側に示されるよう
に、中靴30は、まず底革側32で、例えば接着または
同様の手法によりミッドソール11に結合される。この
工程の結果が図3aの右側に示される。次の工程におい
て、内足側半殻22及び外足側半殻21が連結されて、
完成プラスチック外殻20が形成される。既述したよう
に、この工程も接着またはセメント接合により行うこと
ができる。しかし、プラスチック溶接または融着等のよ
うなその他の手法を考えることもできる。縫い合せて縫
目を与える必要はない。完成プラスチック外殻20が図
3bの右側に示される。
【0027】図3cは、プラスチック外殻20がどのよ
うに中靴30の甲革側31に上からかぶせられて接着さ
れるかを左側に示し、最終的に中靴30を取り囲むかを
示す(図3cの右側)。プラスチック外殻20は、ミッド
ソール11の側面にかぶさるように、下方に延びること
ができる。中靴の甲革側31のプラスチック外殻20へ
の(永久的な連結のための例えば接着によるか、あるい
は脱着可能な連結のための例えばベルクロ(Velcro)(登
録商標)パッドによる)固着により、安定な靴甲革が得ら
れる。したがって、プラスチック外殻20は、自動車分
野の自己支持車体と同様の、完成靴構造に必要な安定性
を確保する外枠を提供する。従来技術の靴とは対照的
に、靴甲革に縫目は必要ない。これにより、靴の製造コ
ストがかなり低減されるだけでなく、プラスチック外殻
20の特に平滑な表面による靴甲革の全く新規なデザイ
ンも可能になる(図1を参照されたい)。
うに中靴30の甲革側31に上からかぶせられて接着さ
れるかを左側に示し、最終的に中靴30を取り囲むかを
示す(図3cの右側)。プラスチック外殻20は、ミッド
ソール11の側面にかぶさるように、下方に延びること
ができる。中靴の甲革側31のプラスチック外殻20へ
の(永久的な連結のための例えば接着によるか、あるい
は脱着可能な連結のための例えばベルクロ(Velcro)(登
録商標)パッドによる)固着により、安定な靴甲革が得ら
れる。したがって、プラスチック外殻20は、自動車分
野の自己支持車体と同様の、完成靴構造に必要な安定性
を確保する外枠を提供する。従来技術の靴とは対照的
に、靴甲革に縫目は必要ない。これにより、靴の製造コ
ストがかなり低減されるだけでなく、プラスチック外殻
20の特に平滑な表面による靴甲革の全く新規なデザイ
ンも可能になる(図1を参照されたい)。
【0028】図3d及び3eは、プラスチック外殻20
の特に大きな荷重を受ける領域を補強するための、プラ
スチック外殻の外側からの踵キャップ25及び爪先キャ
ップ26の取付けを示す。さらに、これらのキャップに
より、外足側半殻21と内足側半殻22の接着部分また
は同様の部分を隠すことができる。爪先キャップ26及
び踵キャップ25を後から取り付けることにより、プラ
スチック外殻20に用いられる材料とは別の材料の使用
が容易になる。例えば、この領域に特に耐磨耗性の高い
ゴム混合物を用いることが考えられる。さらに、靴の他
の領域にそのような補強を与えること、あるいは踵キャ
ップ25及び爪先キャップ26をプラスチック外殻20
の外足側半殻21及び内足側殻22に初めから一体化し
ておくことも可能である。
の特に大きな荷重を受ける領域を補強するための、プラ
スチック外殻の外側からの踵キャップ25及び爪先キャ
ップ26の取付けを示す。さらに、これらのキャップに
より、外足側半殻21と内足側半殻22の接着部分また
は同様の部分を隠すことができる。爪先キャップ26及
び踵キャップ25を後から取り付けることにより、プラ
スチック外殻20に用いられる材料とは別の材料の使用
が容易になる。例えば、この領域に特に耐磨耗性の高い
ゴム混合物を用いることが考えられる。さらに、靴の他
の領域にそのような補強を与えること、あるいは踵キャ
ップ25及び爪先キャップ26をプラスチック外殻20
の外足側半殻21及び内足側殻22に初めから一体化し
ておくことも可能である。
【0029】図3eの右側は本発明の別の態様を示す。
見てわかるように、ある大きさの隙間が足甲領域でプラ
スチック外殻20に配置される。足(図示せず)に中靴3
0を確実に固定するために役立つ締紐35が、隙間の下
に簡略に示される。しかし、隙間の幅を調節することに
より靴を脱げるようにして足に固定するために、締紐3
5または、バックル、ベルクロ(登録商標)結合部をもつ
ストラップ等のようなその他の締結具をプラスチック外
殻20の外側に配置することも可能である。
見てわかるように、ある大きさの隙間が足甲領域でプラ
スチック外殻20に配置される。足(図示せず)に中靴3
0を確実に固定するために役立つ締紐35が、隙間の下
に簡略に示される。しかし、隙間の幅を調節することに
より靴を脱げるようにして足に固定するために、締紐3
5または、バックル、ベルクロ(登録商標)結合部をもつ
ストラップ等のようなその他の締結具をプラスチック外
殻20の外側に配置することも可能である。
【0030】図3f及び3gは、本発明の好ましい実施
形態にしたがう底革ユニット10を仕上げるための工程
を示す。この目的のため、支持部材12,例えば底革の
足前部領域の足後部領域に対する回転性に影響する捻れ
支持体が、ミッドソール11の土踏まず領域に配置され
る。この支持部材12の配置は、プラスチック外殻20
の側面領域の窪みに対応する。しかし、支持部材12を
プラスチック外殻20の側面領域のまわりに配置するこ
とも可能である。図3gは外底13をミッドソール11
及び支持部材12に下から取り付ける、最終製造工程を
示す。支持部材12,ミッドソール11及び外底13の
形状及び材料特性は、それぞれのスポーツ靴の目的とす
る使用分野に依存する。
形態にしたがう底革ユニット10を仕上げるための工程
を示す。この目的のため、支持部材12,例えば底革の
足前部領域の足後部領域に対する回転性に影響する捻れ
支持体が、ミッドソール11の土踏まず領域に配置され
る。この支持部材12の配置は、プラスチック外殻20
の側面領域の窪みに対応する。しかし、支持部材12を
プラスチック外殻20の側面領域のまわりに配置するこ
とも可能である。図3gは外底13をミッドソール11
及び支持部材12に下から取り付ける、最終製造工程を
示す。支持部材12,ミッドソール11及び外底13の
形状及び材料特性は、それぞれのスポーツ靴の目的とす
る使用分野に依存する。
【0031】上記の説明からわかるように、本発明にし
たがう方法により、本質的に互いに結合されることだけ
が必要な、予備作製された部品から完全なスポーツ靴を
製造することが可能になる。したがって、製造のための
手作業量は、様々な材料層の多数の複雑な縫い合せが必
要である既知のいかなる靴よりもかなり少ない。
たがう方法により、本質的に互いに結合されることだけ
が必要な、予備作製された部品から完全なスポーツ靴を
製造することが可能になる。したがって、製造のための
手作業量は、様々な材料層の多数の複雑な縫い合せが必
要である既知のいかなる靴よりもかなり少ない。
【図1】本発明の好ましい実施形態にしたがう靴の概観
図を示す
図を示す
【図2a】本発明にしたがうプラスチック外殻の製造に
好ましい成形型を示す
好ましい成形型を示す
【図2b】図2aにしたがう成形型で製造された内足側
プラスチック半殻を示す
プラスチック半殻を示す
【図2c】図2aにしたがう成形型で製造された外足側
プラスチック半殻を示す
プラスチック半殻を示す
【図3a】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3b】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3c】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3d】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3e】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3f】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
【図3g】本発明の好ましい実施形態にしたがう製造方
法の工程を示す
法の工程を示す
1 靴
10 底革ユニット
11 中底
12 支持素子
13 外底
20 縫目無しプラスチック外殻
21 内足側半殻
22 外足側半殻
25 踵キャップ
26 爪先キャップ
30 中靴
31 甲革側
32 底革側
54 PUホイル
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ソ ヨン ソーン
大韓民国 釜山 クムジュン−ク ゴーソ
2 ドン スンクユン アパートメント
7−105
(72)発明者 ヤン ホワエ フー
大韓民国 釜山 ハエウンダエ−ク ジワ
−ドン ダエ リム アパートメント
106−202
(72)発明者 ハエスク クウォン
大韓民国 釜山 ハエウンダエ−ク ジョ
ア−ドン クユン ナム エスケイ 119
−1106 アパートメント 1448
(72)発明者 ジョーシク ジェオン
大韓民国 釜山 ドンラエ−ク アンラク
2−ドン アンラク エスケイ アパー
トメント 109−2201
Fターム(参考) 4F050 AA01 BA05 BC01 BC03 EA29
HA56 JA01 KA01 KA03 KA08
Claims (18)
- 【請求項1】 靴(1)、特にスポーツ靴において: a)甲革側(31)及び底革側(32)をもつ中靴(30); b)縫目無しプラスチック外殻(20);を備え: c)前記縫目無しプラスチック外殻(20)は前記中靴
(30)の前記甲革側(31)だけを取り囲む;ことを特徴
とする靴(1)。 - 【請求項2】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)が
内足側半殻(22)及び外足側半殻(21)からなることを
特徴とする請求項1に記載の靴(1)。 - 【請求項3】 爪先キャップ(26)が前記靴(1)の爪先
領域に配置され、及び/または踵キャップ(25)が前記
靴(1)の踵領域に配置されていることを特徴とする請求
項1または2に記載の靴(1)。 - 【請求項4】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)が
吹込成形で製造されていることを特徴とする請求項1か
ら3のいずれかに記載の靴(1)。 - 【請求項5】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)が
吹込成形されたPU(ポリウレタン)を含むことを特徴と
する請求項4に記載の靴(1)。 - 【請求項6】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)が
PUホイル(54)をさらに含むことを特徴とする請求項
5に記載の靴(1)。 - 【請求項7】 前記中靴の前記底革側(32)に底革ユニ
ット(10)が取り付けられていることを特徴とする請求
項1から6のいずれかに記載の靴(1)。 - 【請求項8】 前記底革ユニット(10)が前記中靴(3
0)に張り合されたミッドソール(11)及び前記ミッド
ソール(11)に取り付けられた外底(13)を備えること
を特徴とする請求項7に記載の靴(1)。 - 【請求項9】 前記底革ユニット(10)が足の土踏まず
領域に支持部材(12)を備えることを特徴とする請求項
7または8に記載の靴(1)。 - 【請求項10】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)
が前記底革ユニット(10)を、少なくともある程度、側
面から取り囲んでいることを特徴とする請求項9に記載
の靴(1)。 - 【請求項11】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)
が前記支持部材(12)を受け入れるための窪みを備える
ことを特徴とする請求項9または10に記載の靴(1)。 - 【請求項12】 靴(1)、特にスポーツ靴を製造する方
法において: a)甲革側(31)及び底革側(32)をもつ中靴(30)を
提供する工程; b)縫目無しプラスチック外殻(20)を形成する工程; c)前記中靴(30)の前記甲革側(31)のまわりだけに
前記縫目無しプラスチック外殻(20)を取り付ける工
程;を有してなることを特徴とする方法。 - 【請求項13】 前記工程b)において、実質的に連結
されて完全な前記縫目無しプラスチック外殻(20)を形
成する、2つの半殻(21,22)が提供されることを特
徴とする請求項12に記載の方法。 - 【請求項14】 前記縫目無しプラスチック外殻(20)
がPUを吹込成形することにより製造されることを特徴
とする請求項12または13に記載の方法。 - 【請求項15】 吹込成形中にさらにPUホイル(54)
が前記PUに結合することを特徴とする請求項14に記
載の方法。 - 【請求項16】 前記工程a)において、前記中靴(3
0)の前記底革側(32)に底革ユニット(10)が取り付
けられることを特徴とする請求項12から15のいずれ
かに記載の方法。 - 【請求項17】 前記底革ユニット(10)を取り付ける
前記工程が: a)前記中靴(30)の前記底革側(32)にミッドソール
(11)を取り付ける工程;及び b)前記ミッドソール(11)の下側に外底(13)を取り
付ける工程;を含むことを特徴とする請求項16に記載
の方法。 - 【請求項18】 前記ミッドソール(11)の下側に支持
部材(12)を取り付ける工程をさらに含むことを特徴と
する請求項17に記載の方法。
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