JP2003339211A - 水田作業機の油圧制御装置 - Google Patents

水田作業機の油圧制御装置

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JP2003339211A
JP2003339211A JP2002154281A JP2002154281A JP2003339211A JP 2003339211 A JP2003339211 A JP 2003339211A JP 2002154281 A JP2002154281 A JP 2002154281A JP 2002154281 A JP2002154281 A JP 2002154281A JP 2003339211 A JP2003339211 A JP 2003339211A
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lowering
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rotary valve
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JP2002154281A
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Yoshio Ishitobi
芳夫 石飛
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 作業機の下降域中に、作業機が田面に追従し
て昇降する自動制御域を有する油圧制御用のロータリー
バルブを用いて作業機の昇降制御を行う水田作業機にお
いて、作業機を自動制御域から上昇させるときに、作業
機が下降域において一時的に下降するのを可及的に少く
して、下降する作業機によって田面を荒したりすること
が無いようにする。 【解決手段】 上記ロータリーバルブ20を操作するバ
ルブ操作部材23に、ロータリーバルブ20を下降域に
有る自動制御域から固定域を越えて上昇域に操作した際
に、下降域におけるバルブ操作部材23の操作速度を早
くする増速手段を設けて、作業機が下降域で下降するの
を可及的に少くすべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、機体に連結した作
業機を昇降させる水田作業機の油圧制御装置に係り、詳
しくは、作業機の下降域中に、作業機が田面に追従して
昇降する自動制御域を有するロータリーバルブを用いた
ものであっても、作業機を自動制御域から上昇させたと
きに、作業機が下降域において一時的に下降するのを可
及的に少くできる水田作業機の油圧制御装置に関するも
のである。 【0002】 【従来の技術】一般に、乗用田植機のような水田作業機
には、機体の後部に昇降リンクを介して連結した苗植付
用の作業機を、リフトレバーの操作に連動する油圧制御
装置によって昇降制御するものが知れている。 【0003】このような油圧制御による作業機の昇降
は、油圧シリンダの伸縮により昇降リンクを上下動させ
て作業機を昇降するものであるが、油圧シリンダに圧送
される油圧ポンプからの作動油は、リフトレバーの操作
に連動するロータリーバルブによって制御されている。 【0004】従来、上記のような油圧制御用のロータリ
ーバルブは、その操作パターンが、図8で示すように、
作業機の上昇、固定、下降の各域(手動部)、および下降
域に続いて有るアンダーラップ域すなわち作業機が田面
に追従して昇降する自動制御域(自動部)となっている。 【0005】ところが、上記のような操作パターンにな
っていると、自動制御域(自動部)で植付作業を行たの
ち、作業機を上昇させる際には、リフトレバーの上げ操
作に連動してロータリーバルブが「自動部」−「下降」
―「固定」―「上昇」の順に連続して操作されるので、
作業機は「下降」域を通過するときに一時的に下降して
から「固定」域を越えて「上昇」域に入ることになる。
このため、下降した時の作業機が田面に押付けられて田
面を荒すうえ、外観上も好ましくないという問題があっ
た。 【0006】 【本発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよ
うな問題点を解消すべく創作されたものであって、ロー
タリーバルブの操作パターンが上昇、固定、下降および
自動制御域となっていても、自動制御域に在る作業機を
上昇させるため、リフトレバーを上げ操作した時には、
作業機が下降域で一時的に下降するのを可及的に少なく
することができる水田作業機の油圧制御装置を提供しよ
うとするものである。 【0007】 【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明が講じた技術的手段は、作業機の下降域中
に、作業機が田面に追従して昇降する自動制御域を有す
る油圧制御用のロータリーバルブを用いて作業機の昇降
制御を行う水田作業機において、上記ロータリーバルブ
を操作するバルブ操作部材に、ロータリーバルブを下降
域に有る自動制御域から固定域を越えて上昇域に操作し
た際に、下降域におけるバルブ操作部材の操作速度を早
くする増速手段を設けて、作業機が下降域で下降するの
を可及的に少くすべく構成したことを特徴とするもので
ある。 【0008】 【発明の実施の形態】次ぎに本発明の実施の形態を、図
面に示された一実施例に基づいて詳細に説明する。まず
図1、図2において、1は水田作業機として例示する乗
用田植機の走行機体であって、前輪2および後輪3を備
えた機体フレーム4の前部に、ボンネット5で覆われた
エンジン部6が搭載され、その後方には運転席7が配設
されている。8はステアリングホイル、9は補助苗台で
ある。 【0009】また、機体フレーム4の後部には、昇降リ
ンク10を介して作業機としての植付部11が昇降およ
びローリング自在に連結されている。上記植付部11
は、苗載台12、プランタケース13、植付杆14、フ
ロート15等によって構成されており、機体の走行に伴
ってフロート15で均平した田面に、植付作動する植付
杆14が苗載台12から掻き取った単位植付株の苗を植
付けるようになっている。 【0010】上記植付部11は、図3、図4で示すよう
に昇降リンク10に取付た油圧シリンダー16の伸縮に
よって昇降するものであるが、油圧ポンプ17から油圧
ホース18を介して圧送される油圧シリンダー16への
作動油が、リフトレバー19の回動操作に連動する油圧
制御用のロータリーバルブ20により制御されて、植付
部11をリフトレバー19の回動操作位置に対応した状
態となるように昇降させる。 【0011】すなわち、運転席7の側方に配設されたリ
フトレバー19は、図5で示すように、リヤカバー21
の上面に設けたレバーガイド22に沿って従来と同様
「上昇」、「固定」、「下降」および下降域中に有る作
業機が田面に追従して昇降する「自動制御」の各操作位
置に回動可能となっている。 【0012】上記リヤカバー21内には、リフトレバー
19の回動操作に連動してロータリーバルブ20を操作
する図10で示すようなマイコンユニットAを有するバ
ルブ操作部材23が配置されている。24はバルブ操作
部材23を構成するリフタカムモータ、25はリフタカ
ムモータ24の回転により支点軸26を中心に回動する
リフタカム、27は支点軸26に設けたリフタカム25
の回動角を検出するリフタカムポテンショである。 【0013】また、28はリフトレバーポテンショであ
って、該リフトレバーポテンショ28がリフトレバー1
9の回動操作位置を検出し、この検出値を入力処理した
マイコンユニットAからの出力により、上記リフタカム
モータ24を回転させ、この回転によりリフタカム25
をリフトレバー19の操作に連動して、その操作位置に
対応する位置まで回動させる。 【0014】そして、上記リフタカム25の回動によっ
てロータリーバルブ20が制御される。すなわちロータ
リーバルブ20の操作軸に、バルブアーム29が装着さ
れ、このバルブアーム29にピン30が植設されてお
り、一方、リフタカム25には、上記ピン30が当接す
るカム面aと、ピン30が移動可能に進入する融通凹部b
とが形成されている。 【0015】そしてリフトレバー19を「上昇」、「固
定」、および「下降」の範囲内で操作するときは、リフ
トレバー19に連動して回動するリフタカム25のカム
面aにバルブアーム29のピン30が当接して、リフタ
カム25の回動に伴ってバルブアーム29を回動させ、
ロータリーバルブ20をリフトレバー19の回動操作位
置に対応した「上昇」、「固定」、および「下降」の各
制御状態とする手動操作部が構成される。 【0016】また、リフトレバー19を、「下降」から
更に回動操作して「自動制御」位置としたときには、上
記ピン30がリフタカム25の融通凹部b内に位置して
移動可能な状態となる。そしてフロート15の上下回動
に連動してバルブアーム29が回動し、この回動によっ
てロータリーバルブ20が自動制御されて植付部11を
田面に追従して昇降させる自動制御域が構成される。 【0017】すなわち、フロート15は図6に示すよう
に、その先端側に立設した感知ロッド31がリンク機構
32、連結ロッド33等を介してバルブアーム29に連
動連結されていて、フロート15に作用する土圧変動に
基づくフロート15の上下回動に連動してバルブアーム
29を回動させ、このバルブアーム29で制御されたロ
ータリーバルブ20からの作動油により伸縮する油圧シ
リンダ16が植付部11を田面に追従して昇降させるも
のである。なお、フロート15の上下回動をポテンショ
メータで検出し、この検出値に基づくマイコンユニット
からの出力によってバルブアーム29を回動させるよう
にしてもよい。 【0018】また、前記リフトレバー19の操作によっ
て植付クラッチの入・切も行うようになっている。図7
で示すように、リフタカム25に当接するローラ34を
設けると共に、このローラ34を支持する揺動アーム3
5の基端部を、連結ロッド36を介して植付クラッチの
操作レバー37に連動連結することにより、リフトレバ
ー19の回動操作に連動して植付クラッチを入・切する
ようになっている。 【0019】そしてリフトレバー19の操作に連動して
ロータリーバルブ20を操作する前記バルブ操作部材2
3には、ロータリーバルブ20を下降域に有る自動制御
域から下降域および固定域を越えて上昇域に操作する際
に、植付部11が下降域で下降するのを可及的に少くす
べく、下降域におけるバルブ操作部材23の操作速度を
早くする増速手段が設けてある。 【0020】すなわち、バルブ操作部材23は前述した
ように、リフトレバー19の回動操作位置を検出するリ
フトレバーポテンショ28、このリフトレバーポテンシ
ョ28の検出値を入力処理したマイコンユニットAから
の出力により回転するリフタカムモータ24、このリフ
タカムモータ24に連動して回動するリフタカム25、
さらに、このリフタカム25のカム面aに当接して回動
するバルブアーム29等で構成されているが、本発明に
おいては、リフトレバー19を自動制御域から上げ操作
したときに、リフトレバーポテンショ28がこれを検出
し、この検出値を入力処理したマイコンユニットAから
の出力を、特に、下降域におけるリフタカムモータ24
を標準速度よりも早く回転させるように設定して増速手
段としたものである。したがって、リフタカムモータ2
4に連動するリフタカム25も増速されて、バルブアー
ム29が素早く作動するので、植付部11の下降域にお
ける下降を可及的に少くする。なお、下降域から固定域
に入った後は、図9のフローチャートで示すように、リ
フタカムモータ24は標準速度に復旧するようになって
いる。 【0021】上記の構成から、リフトレバー19の操作
に連動してバルブ操作部材23がロータリバルブ20を
制御するので、リフトレバー19の上げ下げ操作で植付
部11を自由に昇降させることができる。 【0022】また、リフトレバー19を下降域中に有る
自動制御域とすれば、植付部11は田面の高低に追従し
て自動的に昇降するので、円滑に植付作業を行うことが
できる。 【0023】そして、自動制御域で植付作業を行なった
後に、植付部11を上昇させるため、リフトレバー19
を上げ操作すると、この上げ操作に連動してロータリー
バルブ20は、「下降」および「固定」域を越えて「上
昇」域に操作されるが、下降域におけるバルブ操作部材
23は、マイコンユニットAによる油圧回路の増速手段
によって増速されるので、植付部11の下降状態となる
時間が短くなって一時的に下降するのを可及的に少くす
ることができる。このため、下降する作業機によって田
面を荒したり、外観を損うことはなく、常に良好な均平
状態を保つことができる。 【0024】 【発明の効果】これを要するに本発明は、作業機の下降
域中に、作業機が田面に追従して昇降する自動制御域を
有する油圧制御用のロータリーバルブを用いて作業機の
昇降制御を行う水田作業機において、上記ロータリーバ
ルブを操作するバルブ操作部材に、ロータリーバルブを
下降域に有る自動制御域から固定域を越えて上昇域に操
作した際に、下降域におけるバルブ操作部材の操作速度
を早くする増速手段を設けて、作業機が下降域で下降す
るのを可及的に少くすべく構成したことから、植付作業
を行なった後に、作業機を下降域に有る自動制御域から
上昇させたときには、下降域におけるバルブ操作部材の
操作速度が増速されるので、作業機の下降状態となる時
間が短くなって作業機が一時的に下降するのを可及的に
少くすることができる。このため、下降する作業機によ
って田面を荒すことはなく均平性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】 【図1】乗用田植機の全体側面図である。 【図2】同上平面図である。 【図3】植付部を昇降させる油圧シリンダの側面図であ
る。 【図4】油圧シリンダの油圧回路図である。 【図5】リフトレバーに連動するバルブ操作部材の側面
図である。 【図6】フロートとバルブアームの連動状態を示す側面
図である。 【図7】リフトレバーと植付クラッチの連動状態を示す
側面図である。 【図8】ロータリーバルブの作動パターン説明図であ
る。 【図9】リフトレバー操作による油圧制御のフローチャ
ートである。 【図10】マイコンユニット有する油圧制御のブロック
図である。 【符号の説明】 11 作業機 20 ロータリーバルブ 23 バルブ操作部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2B062 AA05 AB01 BA02 BA22 BA62 CA02 CA04 CA05 CA15 CB04 2B304 KA13 LA02 LA09 LB05 LB16 MA02 PA01 PC01 PC12 PC15 PD17 PD25 RA01 RA03 RA28

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 作業機の下降域中に、作業機が田面に追
    従して昇降する自動制御域を有する油圧制御用のロータ
    リーバルブを用いて作業機の昇降制御を行う水田作業機
    において、上記ロータリーバルブを操作するバルブ操作
    部材に、ロータリーバルブを下降域に有る自動制御域か
    ら固定域を越えて上昇域に操作した際に、下降域におけ
    るバルブ操作部材の操作速度を早くする増速手段を設け
    て、作業機が下降域で下降するのを可及的に少くすべく
    構成したことを特徴とする水田作業機の油圧制御装置。
JP2002154281A 2002-05-28 2002-05-28 水田作業機の油圧制御装置 Pending JP2003339211A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007295868A (ja) * 2006-05-01 2007-11-15 Ihi Shibaura Machinery Corp 作業車の作業機昇降制御装置
JP2017023106A (ja) * 2015-07-28 2017-02-02 井関農機株式会社 作業車両
JP2020103079A (ja) * 2018-12-26 2020-07-09 株式会社クボタ 水田作業機

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Effective date: 20040527

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