JP2003338877A - 被災時緊急交換機制御装置およびその方法 - Google Patents

被災時緊急交換機制御装置およびその方法

Info

Publication number
JP2003338877A
JP2003338877A JP2002147243A JP2002147243A JP2003338877A JP 2003338877 A JP2003338877 A JP 2003338877A JP 2002147243 A JP2002147243 A JP 2002147243A JP 2002147243 A JP2002147243 A JP 2002147243A JP 2003338877 A JP2003338877 A JP 2003338877A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exchange
disaster
traffic
information
area
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002147243A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiko Fujihashi
一彦 藤橋
Masaru Okutsu
大 奥津
Hiroyuki Komatsu
宏至 小松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2002147243A priority Critical patent/JP2003338877A/ja
Publication of JP2003338877A publication Critical patent/JP2003338877A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被災地域に対応する交換機の位置と被災時に
おけるトラヒックとを考慮した交換機の発着信制御を行
う被災時緊急交換機制御装置を提供すること。 【解決手段】 本発明の被災時緊急交換機制御装置とし
てのトラヒック制御装置100は、公衆回線網20を形
成する複数の交換機の各々の交換地域情報を予め記憶す
る第1の交換機位置情報DB110と、地震観測システ
ム10から受信した被災情報,および第1の交換機位置
情報DB110の交換地域情報に基づいて、被災地域の
発着呼を媒介する交換機である第1の交換機群を特定す
る第1の交換機特定処理部112と、この特定した第1
の交換機群に対して、被災地域に対応する市外局番をキ
ーとして、その着信が第1の所定トラヒックを超えない
ように制御する指示を行う第1のトラヒック制御指示部
126とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、被災時における電
話輻輳を回避するための技術に関し、特に、災害観測シ
ステムを利用すると共に、被災地域に対応する交換機の
位置と被災時におけるトラヒックとを考慮し、緊急に交
換機の発着信制御を行う被災時緊急交換機制御装置およ
びその方法に関する。
【0002】
【従来の技術】地震,洪水や台風などの自然現象により
もたらされる災害が発生した場合、それによる被害を受
けるほど、関係者等からの、その被災地域に安否確認等
のための呼が短期間に集中し、これにより交換機の処理
能力の低下に伴う輻輳が生じる。
【0003】このような輻輳に対処するための従来のト
ラヒック制御技術について、図4を用いて説明する。な
お以下では、災害として、地震を想定した説明を進めて
いく。物理的な被害を及ぼすような規模の地震が発生す
ると(ステップS401)、その被災地域に向けて、安
否確認またはお見舞いのための発呼が短期的に集中して
起こる(ステップS402)。これにより、被災地域に
対応する中継交換機では、その処理で圧迫され能力が低
下する(ステップS403)。これに伴い、被災地域側
中継交換機では、トラヒック制御装置に対して、輻輳状
態に達した旨のアラーム信号を送信する(ステップS4
04)。
【0004】トラヒック制御装置では、これを受信し
(ステップS405)、被災地域側中継交換機の処理能
力に見合うように制御するため、被災地域側ではない他
地域側中継交換機に対して、被災地域側中継交換機への
発信抑制信号を送信する(ステップS406)。これを
受信した(ステップS407)他地域側中継交換機で
は、被災地域へ向けた発呼を一定数にまで抑制、または
その一定数に規制する(ステップS408)。また、ト
ラヒック制御装置では、上記ステップS406の他、被
災地域側中継交換機に対しても、その着信を抑制させる
ための着信制御信号を送信する(ステップS409)。
これを受信した(ステップS410)被災地域側中継交
換機では、被災地域の電話機へ向けた発呼を一定数にま
で抑制、またはその一定数に規制する(ステップS41
1)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなトラヒック制御装置では、輻輳の状態またはその兆
候を検知した後にトラヒック制御を行う技術であるた
め、積極的に輻輳の発生を予防することはできない。さ
らに、このトラヒック制御装置では、他地域側加入者交
換機と被災地域側加入者交換機との輻輳は回避できな
い。
【0006】本発明は上述のような課題に鑑みてなさ
れ、その目的は、災害観測システムから得られる被災情
報を利用すると共に、被災地域に対応する交換機の位置
と被災時におけるトラヒックとを考慮した交換機の発着
信制御指示を行うことで、被災時における電話輻輳を回
避することができる被災時緊急交換機制御装置およびそ
の方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1)上記目的を達成す
るために、本発明に係る災害時緊急交換機制御装置で
は、公衆回線網を形成する複数の交換機の各々の交換地
域情報を予め記憶する交換機位置情報データベースと、
災害観測網を形成する複数の観測ポイントの各々から観
測情報を収集し被災に至る可能性があるか否かを解析す
る被災観測手段から通信網を介して受信した被災情報,
および前記交換機位置情報データベースの交換地域情報
に基づいて、被災地域の発着呼を媒介する交換機である
第1の交換機群を特定する特定手段と、該特定した第1
の交換機群に対して、該被災地域に対応する市外局番を
キーとして、その着信が第1の所定トラヒックを超えな
いように制御する指示を行う第1の制御手段とを有する
ことを特徴とする。
【0008】(2)また、本発明の別の形態に係る災害
時緊急交換機制御装置では、公衆回線網を形成する複数
の交換機の各々を、災害観測網を形成する複数の観測ポ
イントの各々から観測情報を収集し被災に至る可能性が
あるか否かを解析する被災観測手段の前記観測ポイント
の各々に対応させて予め記憶する交換機位置情報データ
ベースと、前記被災観測手段から通信網を介して受信し
た被災情報に基づいて、前記交換機位置情報データベー
スから、被災地域の発着呼を媒介する交換機である第1
の交換機群を特定する特定手段と、該特定した第1の交
換機群に対して、該被災地域に対応する市外局番をキー
として、その着信が第1の所定トラヒックを超えないよ
うに制御する指示を行う第1の制御手段とを有すること
を特徴とする。
【0009】(3)また、本発明に係る災害時緊急交換
機制御装置では、上記(1)または(2)において、前
記交換機の各々からの、個々の通信に基づいたトラヒッ
ク交流状況を記憶するトラヒック情報データベースと、
前記トラヒック情報データベースの前記第1の交換機群
に対するトラヒック交流情報に基づいて、該トラヒック
交流情報が第2の所定トラヒックを超えている交換機で
ある第2の交換機群を抽出する抽出手段と、該抽出した
第2の交換機群に対して、前記市外局番に向けた発呼が
第3の所定トラヒックを超えないように制御する指示を
行う第2の制御手段とをさらに有することを特徴とす
る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を、図
1〜図3を用いて詳細に説明する。図1は、第1の実施
形態において、本発明に係る災害時緊急交換機制御装置
が用いられるネットワークシステムの構成例、およびそ
の装置の構成を説明するためのブロック図である。図2
は、図1の災害時緊急交換機制御装置により実行される
動作を説明するためのフローチャートである。図3は、
第2の実施形態において、本発明に係る災害時緊急交換
機制御装置が用いられるネットワークシステムの構成
例、およびその装置の構成を説明するためのブロック図
である。以下には、災害として、具体的に地震を想定し
た説明を進めていく。
【0011】(第1の実施形態)初めに、図1を用い
て、第1の実施形態に係る災害時緊急交換機制御装置で
あるトラヒック制御装置が用いられるネットワークシス
テム構成例、およびその装置構成を説明する。
【0012】このネットワークシステム1は、地震観測
システム10、各交換機を含む公衆回線網20、および
トラヒック制御装置100を有して構成されている。
【0013】地震観測システム10では、有線または無
線通信網を介して複数の地震観測センサ12で測定した
地震情報(センサ設置地点における、震度やマグニチュ
ードなど)が、地震観測処理装置14に時々刻々と送信
されている。地震観測処理装置14は、この地震情報に
基づいて、特に、警戒要状況を超えると認められる予め
設定された或る所定値(例えば、震度4、あるいはマグ
ニチュード5)を超える数値が検出された時に、外部の
通報ポイントにその地震情報を送信する。ここでは、通
報ポイントとして、後述するトラヒック制御装置が設定
されている。
【0014】公衆回線網20では、電話機による呼を伝
送する伝送路が、ノードとしての中継交換機(Toll Swi
tch)および加入者交換機(Local Switch)で各々接続
されている。これら中継交換機および加入者交換機に
は、自装置または外部装置からのトラヒック規制指示に
基づいて、そのトラヒックを、設定された所定値以内に
まで制御することができるトラヒック制御機能が備わっ
ている。
【0015】トラヒック制御装置100は、地震観測シ
ステム10からの通報を受けて、中継交換機または加入
者交換機に対して、トラヒック制御指示を送信する。こ
のトラヒック制御装置100は、データを転送する内部
バス102を介して、公衆回線網20を介した通信を可
能とする通信インターフェイス104、演算および制御
を行うCPU(Central Processing Unit)106、入
出力制御部(特に図示せず)、第1の交換機位置情報デ
ータベース(以下、データベースはDBと称す)11
0、第1の交換機特定処理部112、第1のトラヒック
制御指示部114、トラヒック情報DB120、トラヒ
ック情報記憶処理部122、抽出処理部124、および
第2のトラヒック制御指示部126がそれぞれ接続され
ている。
【0016】第1の交換機位置情報DB110には、公
衆回線網20を形成する中継交換機,加入者交換機の各
々の位置情報が予め記憶されている。この位置情報は、
具体的には、交換処理地域の住所または座標情報であ
る。
【0017】トラヒック情報DB120には、トラヒッ
ク情報記憶処理部122により、中継交換機および加入
者交換機の各々からの、個々の通信に基づいたトラヒッ
ク交流状況が記憶される。このトラヒック交流情報は、
各交換機での通信に伴って行われた交換処理における有
効通信を確認可能な情報であり、交換処理に伴ってその
都度更新される。
【0018】第1の交換機特定処理部112は、地震観
測システム10から公衆回線網20を介して受信した地
震情報,および第1の交換機位置情報DB110の位置
情報に基づいて、被災地域の発着呼を媒介する交換機
(これを、第1の交換機群と称す)を特定する。この処
理では、例えば、図1の中継交換機21、および加入者
交換機22が第1の交換機群として特定されるわけであ
る。なお、第1の交換機群として、特定される交換機が
1つの場合もあり得る。
【0019】第1のトラヒック制御指示部114は、特
定した第1の交換機群に対して、被災地地域に対応する
市外局番をキーとして、その着信が或る所定のトラヒッ
ク(これを、第1の所定トラヒックと称す)を超えない
ように制御する指示を行う。
【0020】抽出処理部124は、トラヒック情報DB
120の、第1の交換機群に対するトラヒック交流情報
に基づいて、トラヒック交流情報が或る所定のトラヒッ
ク(これを、第2の所定トラヒックと称す)を超えてい
る交換機(これを、第2の交換機群と称す)を抽出す
る。
【0021】第2のトラヒック制御指示部126は、抽
出処理部124により抽出した第2の交換機群に対し
て、第1のトラヒック制御指示部114での市外局番に
向けた発呼が或る所定のトラヒック(これを、第3の所
定トラヒックと称す)を超えないように制御する指示を
行う。これら各第1〜3の所定のトラヒックは、例え
ば、1000回線等の通信回線数、または、全通信可能
回線数あたりの割合50%等の所定値であり、交換機の
性能に応じて、適宜設定可能なパラメータである。
【0022】次に、図2のフローチャートを用いて、図
1に示した各処理部,DBを有するトラヒック制御装置
100により、災害を招く恐れの十分にある地震の発生
に伴って自動的に実行される動作を説明する。なお、こ
こでは例えば、(着呼側)の電話機32を含む地域内で
被災したと仮定して説明を進めることとする。
【0023】地震観測システム10で警戒要を超える地
震が観測されると、その地震情報が、公衆回線網20を
介して、トラヒック制御装置100に送信される。トラ
ヒック制御装置100では、通信インターフェイス10
4を介してこの地震情報を受信する。第1の交換機特定
処理部112は、地震情報に含まれる被災該当地域情報
と、第1の交換機位置情報DB110に記憶された各交
換機の位置情報とを照合する。この照合で該当する交換
機が検出されなければ以降の処理は終了するが、検出さ
れたならば、その交換機が、被災地域への通信交換を処
理するものであると認められるため、第1の交換機群と
して特定される(ステップS201)。この第1の交換
機群としては、図1では例えば、(着信側)電話機32
に対して、中継交換機21および加入者交換機22が特
定される。
【0024】さらに、第1の交換機特定処理部112
は、被災地域に対応する市外局番を、地域別の市外局番
が記憶されたDB(特に図示せず)から抽出する(ステ
ップS202)。
【0025】第1のトラヒック制御指示部114は、第
1の交換機群(中継交換機21,加入者交換機22)に
対して、この市外局番をキーとして有する通信、の制御
指示を行う(ステップS203)。この制御指示は、発
呼側からのこの市外局番に対する交換処理を、第1の所
定のトラヒックを超えないように制御させるものであ
る。これを受けた第1の交換機群側では、発呼側の中継
交換機23から送信されてくる着信に対する交換処理を
キャンセルする。このようにすることで、地震災害が想
定される場合における、電話輻輳を事前に回避すること
ができるようになる。
【0026】また、さらに続いて、以下の処理をも行う
ことで、より電話輻輳の回避を効果的に行うことができ
るようになる。抽出処理部124により、トラヒック情
報DB120に記憶された、第1の交換機群に対するト
ラヒック交流情報に基づいて、このトラヒック交流情報
が第2の所定トラヒックを超えている交換機である第2
の交換機群を抽出する(ステップS204)。この第2
の交換機群としては、図1では例えば、(送信側)電話
機30に対しての、中継交換機23および加入者交換機
24が抽出される。
【0027】第2のトラヒック制御指示部126は、第
2の交換機群(中継交換機23,加入者交換機24)に
対して、上記ステップS202で抽出した市外局番をキ
ーとして有する通信、の制御指示を行う(ステップS2
05)。この制御指示は、発呼側からのこの市外局番に
対する交換処理を、第3の所定のトラヒックを超えない
ように制御させるものである。これを受けた第2の交換
機群側では、発呼側の電話機30から送信されてくる発
信に対する交換処理をキャンセルする。このようにする
ことで、着信側のみならず発信側に対しても交換処理制
御を行わせることができ、電話輻輳の事前の回避をより
効果的に行わせることができるようになる。
【0028】(第2の実施形態)本第2の実施形態にお
ける災害時緊急交換機制御装置は、上述の第1の実施形
態のそれとは、特に、図1の第1の交換機位置情報DB
110、および第1の交換機特定処理部112の機能の
点で異なっている。その他の機能の点では同様である。
図3を用いて、本第2の実施形態に係る災害時緊急交換
機制御装置の構成を説明する。なお、図1と同様の機能
(符号)を有する処理部およびDB等については、その
説明を省略する。
【0029】このネットワークシステム3は、地震観測
システム10、各交換機を含む公衆回線網20、および
トラヒック制御装置300を有して構成されている。災
害時緊急交換機制御装置としてのトラヒック制御装置3
00は、内部バス102を介して、通信インターフェイ
ス104、CPU106、入出力制御部(特に図示せ
ず)、第2の交換機位置情報DB310、第2の交換機
特定処理部312、第1のトラヒック制御指示部11
4、トラヒック情報DB120、トラヒック情報記憶処
理部122、抽出処理部124、および第2のトラヒッ
ク制御指示部126がそれぞれ接続されている。
【0030】第2の交換機位置情報DB310には、公
衆回線網20を形成する中継交換機,加入者交換機の位
置情報の各々を、地震観測システム10を形成する複数
の地震観測センサ12が設置された観測ポイントの各々
に対応させて予め記憶している。
【0031】第2の交換機特定処理部312は、地震観
測システム10から公衆回線網20を介して受信した地
震情報に基づいて、第2の交換機位置情報DB310を
参照し、被災地域の発着呼を媒介する交換機(これを、
第1の交換機群と称す)を特定する。
【0032】次に、図3に示した各処理部,DBを有す
るトラヒック制御装置300により、災害を招く恐れの
認められた地震の発生に伴って自動的に実行される動作
を説明する。なお、ここでは、図2のフローチャートの
ステップS201の処理が異なってくるのみであり、そ
の処理に係る内容を以下に説明する。
【0033】地震観測システム10で警戒要を超える地
震が観測されると、その地震情報が、公衆回線網20を
介して、トラヒック制御装置300に送信される。トラ
ヒック制御装置300では、通信インターフェイス10
4を介してこの地震情報を受信する。第2の交換機特定
処理部312は、地震情報に含まれる被災該当地域情報
に基づいて、第2の交換機位置情報DB310を参照
し、被災地域の発着呼を媒介する交換機(第1の交換機
群)を特定する。この後、上述した図2のステップS2
02〜S205の処理を実行することで、第1の実施形
態におけるトラヒック制御装置が目指すのと同様の目的
を達することができるようになる。
【0034】なお、本発明は、図1〜図3を用いて説明
した上述の第1,2の実施形態の例に限定されるもので
はなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の変更
が可能である。例えば、上述の第1,2の実施形態で
は、第1の交換機群または第2の交換機群の内の各交換
機に制御指示を行っていたが、本発明は、例えばその中
継交換機にのみ制御指示を行うことによっても、同様の
目的を達することができるものである。
【0035】また、上述の第1,2の実施形態では、災
害として地震を想定して説明したが、この他の災害、例
えば、洪水による水害や、台風による風害などの観測ポ
イントからの被災情報に基づいて、被災地域に対応する
交換機の位置と被災時におけるトラヒックとを考慮した
交換機の発着信制御を行うようにしてもよい。
【0036】また、上述の第1,2の実施形態では、地
震観測システムからの被災情報は公衆回線網20を介し
て受信するとしたが、これに限らず、無線通信や専用線
などの通信網から受信するとしてもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明に係る災害時緊急交換機制御装置
を用いることで、災害観測システムから得られる被災情
報を利用し、被災地域に対応する交換機の位置と被災時
におけるトラヒックとを考慮した交換機の発着信制御を
行うことができ、この結果、災害時における電話輻輳の
回避を図れるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施形態において、本発明に係る災害時
緊急交換機制御装置が用いられるネットワークシステム
の構成例、およびその装置の構成を説明するためのブロ
ック図である。
【図2】図1の災害時緊急交換機制御装置により実行さ
れる動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】第2の実施形態において、本発明に係る災害時
緊急交換機制御装置が用いられるネットワークシステム
の構成例、およびその装置の構成を説明するためのブロ
ック図である。
【図4】従来のトラヒック制御技術を説明するための図
である。
【符号の説明】
1,3:ネットワークシステム 10:地震観測システム 20:公衆回線網 100,300:トラヒック制御装置 102;データバス 104:通信インターフェイス 106:CPU 110:第1の交換機位置情報DB 112:第1の交換機特定処理部 114:第1のトラヒック制御指示部 120:トラヒック情報DB 122:トラヒック情報記憶処理部 124:抽出処理部 126:第2のトラヒック制御指示部 310:第2の交換機位置情報DB 312:第2の交換機特定処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小松 宏至 東京都千代田区大手町二丁目3番1号 日 本電信電話株式会社内 Fターム(参考) 5K019 BB21 DC01 EA01 EA11 5K051 CC01 FF03 FF21

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被災時における電話輻輳を回避制御する
    ための被災時緊急交換機制御装置であって、 公衆回線網を形成する複数の交換機の各々の交換地域情
    報を予め記憶する交換機位置情報データベースと、 災害観測網を形成する複数の観測ポイントの各々から観
    測情報を収集し被災に至る可能性があるか否かを解析す
    る被災観測手段から通信網を介して受信した被災情報,
    および前記交換機位置情報データベースの交換地域情報
    に基づいて、被災地域の発着呼を媒介する交換機である
    第1の交換機群を特定する特定手段と、 該特定した第1の交換機群に対して、該被災地域に対応
    する市外局番をキーとして、その着信が第1の所定トラ
    ヒックを超えないように制御する指示を行う第1の制御
    手段とを有することを特徴とする被災時緊急交換機制御
    装置。
  2. 【請求項2】 被災時における電話輻輳を回避制御する
    ための被災時緊急交換機制御装置であって、 公衆回線網を形成する複数の交換機の各々を、災害観測
    網を形成する複数の観測ポイントの各々から観測情報を
    収集し被災に至る可能性があるか否かを解析する被災観
    測手段の前記観測ポイントの各々に対応させて予め記憶
    する交換機位置情報データベースと、 前記被災観測手段から通信網を介して受信した被災情報
    に基づいて、前記交換機位置情報データベースから、被
    災地域の発着呼を媒介する交換機である第1の交換機群
    を特定する特定手段と、 該特定した第1の交換機群に対して、該被災地域に対応
    する市外局番をキーとして、その着信が第1の所定トラ
    ヒックを超えないように制御する指示を行う第1の制御
    手段とを有することを特徴とする被災時緊急交換機制御
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の被災時緊急交
    換機制御装置において、 前記交換機の各々からの、個々の通信に基づいたトラヒ
    ック交流状況を記憶するトラヒック情報データベース
    と、 前記トラヒック情報データベースの前記第1の交換機群
    に対するトラヒック交流情報に基づいて、該トラヒック
    交流情報が第2の所定トラヒックを超えている交換機で
    ある第2の交換機群を抽出する抽出手段と、 該抽出した第2の交換機群に対して、前記市外局番に向
    けた発呼が第3の所定トラヒックを超えないように制御
    する指示を行う第2の制御手段とをさらに有することを
    特徴とする被災時緊急交換機制御装置。
  4. 【請求項4】 被災時における電話輻輳を回避制御する
    ための被災時緊急交換機制御方法であって、 災害観測網を形成する複数の観測ポイントの各々から観
    測情報を収集し被災に至る可能性があるか否かを解析す
    る被災観測手段から通信網を介して受信した被災情報、
    および、公衆回線網を形成する複数の交換機の各々の交
    換地域情報を予め記憶する交換機位置情報データベース
    の交換地域情報に基づいて、被災地域の発着呼を媒介す
    る交換機である第1の交換機群を特定し、 該特定した第1の交換機群に対して、該被災地域に対応
    する市外局番をキーとして、その着信が第1の所定トラ
    ヒックを超えないように制御する指示を行うことを特徴
    とする被災時緊急交換機制御方法。
  5. 【請求項5】 被災時における電話輻輳を回避制御する
    ための被災時緊急交換機制御方法であって、 前記被災観測手段から通信網を介して受信した被災情報
    に基づいて、公衆回線網を形成する複数の交換機の各々
    を、災害観測網を形成する複数の観測ポイントの各々か
    ら観測情報を収集し被災に至る可能性があるか否かを解
    析する被災観測手段の前記観測ポイントの各々に対応さ
    せて予め記憶する交換機位置情報データベースから、被
    災地域の発着呼を媒介する交換機である第1の交換機群
    を特定し、 該特定した第1の交換機群に対して、該被災地域に対応
    する市外局番をキーとして、その着信が第1の所定トラ
    ヒックを超えないように制御する指示を行うことを特徴
    とする被災時緊急交換機制御方法。
  6. 【請求項6】 請求項4または5に記載の被災時緊急交
    換機制御方法において、 前記交換機の各々からの、個々の通信に基づいたトラヒ
    ック交流状況を記憶するトラヒック情報データベース
    の、前記第1の交換機群に対するトラヒック交流情報に
    基づいて、該トラヒック交流情報が第2の所定トラヒッ
    クを超えている交換機である第2の交換機群を抽出し、 該抽出した第2の交換機群に対して、前記市外局番に向
    けた発呼が第3の所定トラヒックを超えないように制御
    する指示を行うことを特徴とする被災時緊急交換機制御
    方法。
JP2002147243A 2002-05-22 2002-05-22 被災時緊急交換機制御装置およびその方法 Pending JP2003338877A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147243A JP2003338877A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 被災時緊急交換機制御装置およびその方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147243A JP2003338877A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 被災時緊急交換機制御装置およびその方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003338877A true JP2003338877A (ja) 2003-11-28

Family

ID=29705895

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002147243A Pending JP2003338877A (ja) 2002-05-22 2002-05-22 被災時緊急交換機制御装置およびその方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003338877A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5114596B1 (ja) * 2012-03-22 2013-01-09 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 設備遠隔監視システム
JP2013165392A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳制御装置
JP2014155110A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳制御装置、および輻輳制御プログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013165392A (ja) * 2012-02-10 2013-08-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳制御装置
JP5114596B1 (ja) * 2012-03-22 2013-01-09 三菱電機インフォメーションシステムズ株式会社 設備遠隔監視システム
JP2014155110A (ja) * 2013-02-12 2014-08-25 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 輻輳制御装置、および輻輳制御プログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2140674B1 (en) Alarm system providing multiple network routing, interface module and method
CN101902712A (zh) 呼叫失败的处理方法及装置
JP2008101942A (ja) 地震対策システム
JP2003338877A (ja) 被災時緊急交換機制御装置およびその方法
EP2333739A2 (en) Alarm panel phone number capture and substitution
JPH08273085A (ja) 遠隔監視システム
KR100699547B1 (ko) 빌딩설비 원격감시 시스템
KR100981724B1 (ko) 아이티에스용 노변기지국의 원격리셋장치의 제어방법
JP2007096859A (ja) 通信中継装置及び通信中継方法
JP2637299B2 (ja) 通信システムの外部監視装置
JP3696557B2 (ja) 輻輳制御方法
US7038583B2 (en) Modem communicator
JPH06113009A (ja) インテリジェントネットワークトラヒック規制制御方法
JP2693580B2 (ja) エレベータの遠隔保守装置
JPH09259381A (ja) 遠隔監視装置
JP4328449B2 (ja) 強制回線接続装置
JPH06333188A (ja) 遠隔監視センタ装置
JP2691479B2 (ja) ルーチング制御方式
JPH10336321A (ja) 異常輻輳時の基地局着信規制方式
KR101159802B1 (ko) 방범시스템의 통신장치
JP4674400B2 (ja) 網制御装置
JPS5827456A (ja) 加入者空塞情報収集方式
JPH0795306A (ja) エレベータの遠隔監視システム
JPH07107206A (ja) 通信制御方法及び装置
EP1028582A2 (en) Method and system for detecting a security system breach using telecommunications equipment

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20040804

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070208

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20070213

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070615