JPH07107206A - 通信制御方法及び装置 - Google Patents

通信制御方法及び装置

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JPH07107206A
JPH07107206A JP27124493A JP27124493A JPH07107206A JP H07107206 A JPH07107206 A JP H07107206A JP 27124493 A JP27124493 A JP 27124493A JP 27124493 A JP27124493 A JP 27124493A JP H07107206 A JPH07107206 A JP H07107206A
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communication
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telephone
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JP27124493A
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Mikio Oda
幹男 尾田
Katsuhiro Wada
克弘 和田
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Omron Corp
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Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信回線の有効利用を図りつつ、緊急な電話
等のために使用する場合には、確実に通話できるように
した通信制御装置を提供すること 【構成】 センサモジュール1や監視装置2が通信制御
装置3を介して公衆網4に接続され、監視エリアから離
れた位置に存在する集中管理局5に所定のデータを伝達
する。通信制御装置には、監視員等が非常通報等を行う
ための電話機7をさらに接続し、公衆網を介して一般の
加入電信番号を有する電話機8や、110番,119番
等の非常時通報用の電話機(緊急時連絡先)9に対して
発呼し、通話できるようにし、監視システムのための回
線と通話用の回線の共通化を図る。そして発呼命令を受
けた通信制御装置は、仮に保有する回線がすべて使用さ
れていても、発呼命令が予め登録された緊急時連絡先の
時には現在通信中の回線の1つを切断し、緊急時連絡先
に対して呼を設定して通話可能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、通信制御方法及び装置
に関するものである。
【0002】
【発明の背景】現在、通信回線を利用した監視システム
として、例えばビル,家屋等の監視エリア内に設置した
各種センサから得られる検出信号に基づくデータを、専
用回線,公衆回線などの通信回線を用いて警備会社等の
集中管理局(内部に設置されるホストコンピュータ)に
伝送するものがある。
【0003】こういった監視システムにおいては、一定
時間毎にセンサ出力を集中管理局側に送り、その集中管
理局側のホストコンピュータで解析し、異常の有無を判
断したり、または、監視エリア側にデータ解析するコン
ピュータを設置し、各種センサの出力をそのコンピュー
タに送り、そこで異常の有無を判断し、異常時に集中管
理局へ送信するようにしたもの等、種々の方式のものが
ある。そして、いずれの場合も、データを送るための回
線として、専用/公衆回線など通信形式は異なるもの
の、通常の人間が使用する電話とは別に独立した回線を
確保し、利用するようにしている。
【0004】ところで、上記監視システムと併用して、
人間による監視・警備員を監視エリア内に配備し、検出
センサと人間の両方で監視することも行われる。そし
て、係る場合に、人間が先に異常事態を検出した際に
は、その異常内容に応じて集中管理局,警察,消防署そ
の他必要な場所へ電話連絡をする必要があるが、係る連
絡の際に使用される通信回線は、単独電話であることが
多い。
【0005】しかし、上記監視システムは、一般に監視
エリア内が無人(上記監視員等を除く)となる夜間等に
稼働し、しかも、データの伝送も異常時或いは所定の時
間毎であるため、その独立した回線の使用効率が低い。
さらには、上記監視員が異常事態を通報するためにかけ
る電話の使用効率は、より低くなる。
【0006】そして、この様に使用効率の低い監視シス
テム及び監視員用の電話のために2回線確保することは
無駄であるので、両者を共用することが考えられる。し
かし、単純に共用しようとすると、先に監視システムに
よるデータ通信が行われている時に、異常事態を検出し
た監視員が所定箇所に通報使用した場合には、すでに回
線が使用されている(話中)ために通報できず、その結
果、被害が大規模化するおそれがある。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、通信回線の有効利用
を図りつつ、緊急な電話等の重要な情報の伝達のために
使用する場合には、その時の回線の状態(ビジーか否
か)に関係なく確実に通話できるようにした通信制御方
法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る通信制御方法では、複数の端末
を、通信回線に接続して、相手先と通話できるようにす
る通信制御方法において、前記通信回線のすべてが通話
中である状態で、さらに発呼命令がかかったとき、前記
発呼命令の通話要求先が予め登録された電話番号である
か否かを判断し、登録された電話番号であった場合に
は、通話中の回線のうち所定のものを切断し、切断され
た回線に前記発呼命令を出した端末を接続するようにし
た。
【0009】そして、上記方法を実施するための通信制
御装置では、複数の端末と所定の通話網との間に配設さ
れ、前記複数の端末を、前記通話網中の通信回線に接続
し、相手先と通信可能にする通信制御装置において、所
定の電話番号を記憶する記憶手段と、前記端末から発呼
命令を受けた時に、新たに通話を行うための空き回線が
あるか否かを確認する第1の確認手段と、前記発呼命令
の電話番号が、前記記憶手段に記憶された電話番号と一
致するか否かを確認する第2の確認手段と、前記第1の
確認手段で空き回線がないと確認され、かつ前記第2の
確認手段で前記発呼命令の電話番号が前記記憶手段に記
憶された電話番号と一致すると確認された場合に、通話
中の回線のうち所定のものを切断し、切断された回線に
前記発呼命令を出した端末を接続する接続手段とから構
成した。
【0010】
【作用】本発明の通信制御装置(方法)では、制御管理
する複数の端末から発呼命令を受信すると、通信回線中
の空き回線を検出し、その空き回線を介して相手と通話
可能状態にする。そして、空き回線がない場合には、相
手先の電話番号(発呼命令とともに送られて来る)を検
出し、それが予め登録された電話番号と一致するか否か
を判断し、一致する場合には、優先度の高い連絡先と判
定して現在使用中の回線を強制的に切断するとともに、
その電話番号の相手先との間での呼設定を行い通話可能
状態にする。これにより、至急連絡すべき相手に対し
て、確実に通話することが可能となる。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る通信制御方法及び装置の
好適な実施例を添付図面を参照にして詳述する。図1は
本発明に係る通信制御方法及び装置が適用される監視シ
ステムの一例を示している。図示するように、監視エリ
ア内の状態を検出するセンサモジュール1や監視装置2
が、本発明に係る通信制御装置(具体的な構成は後述す
る)3を介して公衆網4に接続され、その監視エリアか
ら離れた位置に存在する集中管理局5に所定のデータを
伝達できるようになっている。なお、上記センサモジュ
ール1,監視装置2は、温度センサ,光電スイッチ,T
Vカメラ等の検出手段とともに、所定の集中管理局(ホ
ストコンピュータ)5との通信を行うべく発呼命令をし
たり、必要に応じて異常の有無などの判断をする機能を
備えているが、この構成は従来のものと同様であるの
で、詳細な説明を省略する。
【0012】ここで本発明では、上記通信制御装置3に
監視・警備員等が非常通報その他の通話(非常でない一
般の通話ももちろん可能)を行うための通話用の電話機
7を接続し、公衆網4を介して一般の加入電信番号を有
する電話機8や、加入者用特殊番号のうち警察(110
番),消防署(119番)等の非常時通報用の電話機
(緊急時連絡先)9に対して発呼し、通話できるように
している。これが本発明の第1の特徴である。
【0013】そして、この通信制御装置3は、接続され
た端末設備(センサモジュール1,監視装置2及び電話
機7)からの発呼命令にしたがって、所定の相手と回線
を接続して通話可能状態にしたり、公衆網4を介して相
手からの着呼命令を受け、所定の端末設備を呼び出す等
の基本機能を備えている。
【0014】また、本発明の第2の特徴としては、発呼
処理をする際に、その相手先電話番号に対して優先順位
を付し、仮に保有する回線がすべて使用されている場合
に、優先順位の高いものの場合には、現在通信中の回線
の1つを切断し、その優先順位の高いものの発呼命令を
実行し通話可能とするようにしている。この優先順位の
高いものとしては、110番や119番のみならず、警
備センタ等の種々の緊急連絡先(110番や119番以
外はユーザが通信制御装置3に登録する)がある。な
お、優先順位の低い(本例では優先権の有無というよう
に高低2種類とした)通常の電話の場合には、原則通り
すべての回線が通話中の場合には、接続しないようにな
っている(図2参照)。
【0015】次に、具体的な現象をおって説明する。説
明の便宜上、通信制御装置3には、1つのセンサモジュ
ール1と1つの電話機7の計2つの端末設備が接続され
るとともに、公衆網4中の1回線のみ保有し、2つの端
末設備のいずれか1方を保有する回線を介して所定の相
手の電話機等と接続させ、通話可能とするようになって
いる。
【0016】係る状態において、まずセンサモジュール
1から集中管理局5に対する発呼命令があると、通信制
御装置3は保有する回線に接続し、集中管理局5に対し
て発呼処理を行う。そして、両者1,5間でデータの送
受を行う。
【0017】この伝送(通話)中に電話機7から発呼命
令が発生したとする。すると、通信制御装置3は、その
発呼命令を受信し相手先の電話番号を検出する。そし
て、その電話番号が予め登録された緊急連絡先の番号の
場合には、現在通話中のセンサモジュール1の回線を強
制切断した後、その切断した回線に電話機7を繋げ、緊
急連絡先(非常通報用の電話機9)との通話可能状態に
する。これにより、至急通報すべき警察等に対して即座
に連絡することができるため、被害は最小限度に抑えら
れる。
【0018】一方、電話番号が緊急時連絡先でない場合
には、原則通り現在通話中の回線を確保し、発呼命令が
発せられた電話機7側には、話中音(アナログの場合)
や開放完了信号(ISDNの場合)を送出し、処理を終
了する。この様に、登録された電話番号でない場合に
は、通話中の回線が強制切断されることはないので、通
常の通話・通信には影響がない。
【0019】また、先に電話機7から所定の相手先に通
話をすべく回線が使用中の場合にセンサモジュール1側
から発呼命令があった場合には、その集中管理局5の電
話番号は予め登録されていないので、通話中の回線が強
制切断されることはなく、その通話の終了後に、集中管
理局5との間でのデータ通信が行われることになる。な
お、上記した登録された電話番号としては、110番等
の所定の加入者用特殊番号に限ることなく、契約してい
る警備センター(集中管理局)等でも良い。また、通信
制御装置3で管理する端末の数は、監視システム用のモ
ジュール1,2並びに内線電話機7のいずれも複数設置
が可能でその数には制限がなく、また、保有する回線も
複数可能なのはもちろんである。そして、電話機7とし
ても、上記したごとく警備員などが使用するものに限ら
れないのは言うまでもない。
【0020】次に、上記通信制御装置の具体的な構成に
ついて説明する。図3は、公衆網4′としてISDN網
を用いる場合に適用した例を示している。同図に示すよ
うに、通信制御装置3′は、汎用インターフェースを介
してセンサモジュール1,監視装置(モジュール)2と
接続され、またSインターフェースで内線電話機7と接
続されている。なお、図中2点鎖線で示すようにパソコ
ン10等も接続可能である。さらに、ISDN網4′と
は、SインターフェースからDSU11を介して接続さ
れる。
【0021】そして、上記汎用インターフェースを介し
てセンサモジュール1等から送られるデータをトランシ
ーバ(3)12cにて受信し、そのトランシーバ12c
に接続された通信コントローラ13にて、受信したデー
タの中で必要なデータのみ抽出するとともに、集中管理
局5へ送信するためのフォーマットに変換される。そし
て、その変換されたデータは、RAM14に記憶され
る。また、これと同時にCPU15では、LAPDコン
トローラ(1)16aからISDNレイヤ1LSI
(1)17a並びにトランシーバ(1)12aを介して
ISDN網4′にアクセスして呼を設定し、通信可能状
態にする。
【0022】その後、通信方式に応じて、RAM14に
格納された送信データを、LAPDコントローラ(1)
16a(Dチャネルの場合)或いはLAPBコントロー
ラ(1)18(Bチャネルまたは回線交換の場合)を介
して集中管理局5へ転送されることになる。
【0023】一方、電話機7等からSインターフェース
を介して送られるデータは、トランシーバ(2)12b
にて受信し、そのトランシーバ12bに接続されたIS
DNレイヤ1LSI(2)17bにて受信したデータの
プロトコルの整合を取り、必要なデータを抽出する。そ
してLAPDコントローラ(2)16bを介して、呼設
定メッセージを受信したならば、上記と同様の経路でも
ってISDN網4′に対して呼を設定し、通信可能状態
にする。その後、電話機7側からの通信方式の要求に応
じてDチャネル或いはBチャネルを用いて緊急時連絡先
9や、その他の通常の相手(電話機8)との間で通話を
行う。
【0024】なお、図中符合20のクロスポイントスイ
ッチは、B1チャネルとB2チャネルを短絡して内線通
話を行うもので、LAPDコントローラ(2)16bを
介して送られる内線要求メッセージに応じてCPU15
からの制御命令により切り替わるようになっている。
【0025】ここで、CPU15では、図2に示したよ
うな、すべての回線(チャネル)が使用している時にさ
らに新たな発呼命令(呼設定メッセージ)が発生した場
合に、その相手先電話番号に応じて通話中の回線を切断
するとともに、発呼処理を行う機能を有している。すな
わち、本例ではCPU15が第1,第2の確認手段及び
接続手段を兼ねている。そして、その判断基準となる緊
急連絡先の電話番号は、例えば記憶手段たるROM21
に格納される。
【0026】次に、上記実施例の作用を図4〜図6を用
いて説明する。まず、図4に示すように、Bチャネル上
でセンサモジュール1と集中管理局5との間の通信が行
われているとする。具体的な図示は省略するが、B1,
B2の両チャネルとも通話中とする。この時、電話機7
から通信制御装置3′に対して呼設定メッセージ(通信
方式はBチャネルを指定)が送られる()。この呼設
定メッセージは、例えば図5のように所定のフォーマッ
トにしたがって各種のデータが順に送られるようにな
る。
【0027】その呼設定メッセージを受けた通信制御装
置3′では、CPU15にてメッセージ中の「着番号」
を検出し、その番号が予め登録した電話番号(110
番,119番その他警備センターなどの緊急時連絡先の
番号)と一致しているか否かを判断し、一致している場
合には緊急通話と認識し、電話機7側に呼設定受付信号
を返送する()とともに、通話中のセンサモジュール
1に対して通話中止命令を送る()。次いで、ISD
N網4′を介して接続される集中管理局5側に対して切
断命令を送り、集中管理局5側からの開放メッセージを
受けることにより開放完了し、通話が終了する()。
【0028】その後、通信制御装置3′は、ISDN網
4′を介して上記「着番号」の緊急時連絡先に対して呼
設定を行って通信制御装置3′と緊急時連絡先との間の
回線を接続した後()、呼設定メッセージを発した電
話機7を呼び出し()、その電話機7と緊急時連絡先
9とをBチャネル上での回線を接続して通話可能状態に
し、通報等の所定の連絡をする()。
【0029】一方、図6に示すように、上記と同様にB
チャネル上でセンサモジュール1と集中管理局5との間
の通信が行われている時に、緊急連絡先以外の番号を着
番号に指定した呼設定メッセージ(通信方式はBチャネ
ルを指定)が送られたとする()。するとその呼設定
メッセージを受けた通信制御装置3′では、CPU15
にてメッセージ中の「着番号」を検出する。すると、そ
の着番号が登録した緊急連絡先の番号と合致しないた
め、電話機7に対して解放完了メッセージを送り
()、現在通話中のセンサモジュール1と集中管理局
5との通話を続行する。図7は、公衆網4としてアナロ
グ公衆網4″を用いる場合に適用した例を示している。
同図に示すように、通信制御装置3″は、汎用インター
フェースを介してセンサモジュール1,監視装置(モジ
ュール)2と接続され、また通常の内線で内線電話機7
と接続されている。
【0030】そして、上記汎用インターフェースを介し
てセンサモジュール1等から送られるデータをトランシ
ーバ12′にて受信し、そのトランシーバ12′に接続
された通信コントローラ13にて、受信したデータの中
で必要なデータのみ抽出するとともに、集中管理局5へ
送信するためのフォーマットに変換される。そして、そ
の変換されたデータは、RAM14に記憶される。ま
た、これと同時にCPU15では、NCU回路(1)2
3aを介してアナログ公衆網4″にアクセスして呼を設
定し、通信可能状態にする。
【0031】そして、RAM14に格納されたデータ
は、モデム24で変調されてアナログ公衆網4″で伝送
可能な状態にされた後、アナログスイッチ26からNC
U回路(1)23aを通って出力される。すなわち、図
8に示すように、CPU15からの命令によりNCU回
路(1)23a内のフックスイッチ29aを閉じてアナ
ログ公衆網4″とNCU回路(1)23aとの間で閉ル
ープを形成して通話可能状態にし、所定の電話番号にア
クセスする。
【0032】一方、人間による通話の場合には、電話機
7から内線を介して送られる発呼命令をNCU回路
(2)で受信する。具体的には、図9に示すようにオン
フックにより電話機7とNCU回路(2)23bとの間
で閉ループができるため、その閉ループ内を給電部30
aから供給される電流が流れるので、それをループ検出
部30bにて検出する。そして、その検出にともないN
CU回路(2)23b内のDTMFレシーバ30cにて
相手先電話番号を検出する。
【0033】その検出したデータをCPU15に送り、
CPU15では、上記と同様にNCU回路(1)23a
を介してアナログ公衆網4″(相手先)との間で呼を設
定するとともに、アナログスイッチ26に対して制御信
号を送り、NCU(1)23aとNCU(2)23bの
入出力インタフェースが接続されるようにスイッチを切
り替えさせる。これにより、電話機7は、緊急時連絡先
9や、その他の通常の相手(電話機8)との間で通話を
行えるようになる。
【0034】そして本例でもCPU15には、図2に示
したような、自己が保有するすべての回線が使用してい
る時にさらに新たな発呼命令が発生した場合に、その相
手先電話番号に応じて通話中の回線を切断するととも
に、発呼処理を行う機能を有している。
【0035】次に、上記実施例の作用を図10,図11
を用いて説明する。まず、図10に示すように、所定の
回線上でセンサモジュール1と集中管理局5との間の通
信が行われているとする。この時、電話機7から通信制
御装置3″に対して発呼命令が送られる。すなわち、受
話器などをとることによりオンフック状態となり、閉ル
ープが構成される(′)。そして、NCU回路(2)
を介してCPU15は閉ループ(発呼命令発生)となっ
たことを認識する。
【0036】次いで発呼者は、実際に相手先電話番号を
ダイヤルする(′)。すると、その電話番号をDTM
Fレシーバ30cにより受信し、それが登録された電話
番号と一致していることを認識したなら、電話機7に対
して呼出音を送る(′)とともに、通話中のセンサモ
ジュール1に対して通話中止命令を送る(′)。さら
に、通信制御装置3″は、NCU回路(1)23a内の
フックスイッチ29aを一旦開くことにより、集中管理
局5と繋がっていた回線を切断する(′)。次いで、
再度フックスイッチ29aを閉じるとともに所定の相手
先(緊急時連絡先9)に対してダイヤルして(′)相
手を呼び出す。そして、緊急時連絡先9側がオンフック
になると、アナログ公衆網4″と相手側でも閉ループが
できるので、これによりアナログ公衆網4″を介して電
話機7と緊急時連絡先9とが所定の回線上で接続して通
話可能状態になる(′)。そして、通報等の所定の連
絡をする。
【0037】一方、図11に示すように、上記と同様に
所定の回線上でセンサモジュール1と集中管理局5との
間の通信が行われている時に、電話機7からオンフック
後、緊急連絡先以外の一般の電話機8への電話番号をダ
イヤルしたとする(′)。するとDTMFレシーバ3
0cを介してCPU15は相手先電話番号を検出する
が、その電話番号が登録した緊急連絡先の番号と合致し
ないため、電話機7に対して話中音を送り()、現在
通話中のセンサモジュール1と集中管理局5との通話を
続行させる。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る通信制御方
法及び装置では、例えば使用頻度の少ない監視システム
における所定のデータを送るための回線と、人間が通話
するための電話用の回線等を共有することができ、1つ
の回線の使用効率をあげることができる。しかも、11
0番,119番その他の緊急時に優先して連絡すべき相
手等の所定の電話番号を予め登録しておき、発呼しよう
とする相手の電話番号を検出し、その電話番号が予め登
録したものと一致した場合には、たとえ現在すべての回
線が使用中であってもそのうち所定の回線を切断し、そ
の登録した電話番号との間で回線を接続するようにした
ため、緊急な電話等の重要な情報の伝達を迅速かつ確実
に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概念の一例を示す図である。
【図2】本発明に係る通信制御方法の一例を示す図であ
る。
【図3】本発明に係る通信制御装置の一実施例を示す図
である。
【図4】作用を説明するタイムチャート図である。
【図5】発呼メッセージの一例を示す図である。
【図6】作用を説明するタイムチャート図である。
【図7】本発明に係る通信制御装置の他の実施例を示す
図である。
【図8】NCU回路(1)の内部構成を示す図である。
【図9】NCU回路(2)の内部構成を示す図である。
【図10】作用を説明するタイムチャート図である。
【図11】作用を説明するタイムチャート図である。
【符号の説明】
1 センサモジュール(端末) 2 監視装置(端末・端末装置) 3 通信制御装置 4 公衆網 5 集中管理局 7 電話機(端末・内線電話機) 8 電話機 9 緊急時連絡先

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の端末を、通信回線に接続して、相
    手先と通話できるようにする通信制御方法において、 前記通信回線のすべてが通話中である状態で、さらに発
    呼命令がかかったとき、前記発呼命令の通話要求先が予
    め登録された電話番号であるか否かを判断し、登録され
    た電話番号であった場合には、通話中の回線のうち所定
    のものを切断し、切断された回線に前記発呼命令を出し
    た端末を接続することを特徴とした通信制御方法。
  2. 【請求項2】 前記複数の端末が、少なくともセンサな
    どの異常検出手段を有する端末装置と、通話用の内線電
    話機とを有し、 前記予め登録された電話番号が、警察,警備センター等
    の緊急時連絡先の電話番号であり、 前記端末装置が所定のデータを前記回線を介して集中管
    理局に伝送中に前記一般の電話機から前記緊急連絡先へ
    発呼命令が生じた場合に、前記端末装置の通信を切断
    し、前記緊急時連絡先へ通話可能とした請求項1に記載
    の通信制御方法。
  3. 【請求項3】 複数の端末と所定の通話網との間に配設
    され、前記複数の端末を、前記通話網中の通信回線に接
    続し、相手先と通信可能にする通信制御装置において、 所定の電話番号を記憶する記憶手段と、 前記端末から発呼命令を受けた時に、新たに通話を行う
    ための空き回線があるか否かを確認する第1の確認手段
    と、 前記発呼命令の電話番号が、前記記憶手段に記憶された
    電話番号と一致するか否かを確認する第2の確認手段
    と、 前記第1の確認手段で空き回線がないと確認され、かつ
    前記第2の確認手段で前記発呼命令の電話番号が前記記
    憶手段に記憶された電話番号と一致すると確認された場
    合に、通話中の回線のうち所定のものを切断し、切断さ
    れた回線に前記発呼命令を出した端末を接続する接続手
    段とを備えた通信制御装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000048283A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Hitachi Ltd 移動体監視方法及びシステム
JP2012080189A (ja) * 2010-09-30 2012-04-19 Nec Infrontia Corp 通信システム及びその制御方法

Cited By (2)

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JP2000048283A (ja) * 1998-07-27 2000-02-18 Hitachi Ltd 移動体監視方法及びシステム
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