JP2691479B2 - ルーチング制御方式 - Google Patents

ルーチング制御方式

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JP2691479B2
JP2691479B2 JP3016046A JP1604691A JP2691479B2 JP 2691479 B2 JP2691479 B2 JP 2691479B2 JP 3016046 A JP3016046 A JP 3016046A JP 1604691 A JP1604691 A JP 1604691A JP 2691479 B2 JP2691479 B2 JP 2691479B2
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康雄 和田
寿勝 渡辺
弘樹 矢部
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株式会社日立テレコムテクノロジー
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、共通線信号方式によっ
て接続される構内自動電話交換機(以下、PBXとい
う)において、各々のPBXで同一網へ接続できる回線
群を収容している場合、その回線群の全話中状態を他の
PBXへ通知して、その網へ発信するための自PBX収
容の回線群全話中時に迂回発信を効率よく話中に遭遇し
ない方へ行うルーチング制御方式に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、PBXの内線端末機が、あるネッ
トワークへ発信し、回線群の全話中に遭遇した場合、こ
のネットワークへ発信できる別方路の回線があれば、そ
の回線へ迂回発信する制御を行っていた。
【0003】以下、従来のルーチン制御方式を図面に
基づいて説明する。図11は、従来のルーチング制御方
式を説明するブロック図であり、専用線で接続される交
換機のネットワークの一例を示したものであり、PBX
1,PBX2,PBX3が、専用線で接続され、これら
のPBX1,PBX2,PBX3にはそれぞれ内線端末
機1a,2a,3a収容されている。
【0004】更に、各々のPBX1PBX2PBX
中継交換機4に専用線で接続され、中継交換機4よ
り各網5a〜5nへ接続する構成になっている。
【0005】次に動作について説明する。内線端末機1
aが網へ発信した場合、PBX1と中継交換機4間の回
線を使用して接続される。このとき、回線群が全話中の
場合は、PBX1とPBX2間の回線を使用し、PBX
2を介して中継交換機4に接続される。
【0006】さらに、PBX1とPBX2間の回線群も
全話中の場合は、PBX3を介して接続される。この接
続条件は、図12(a)に示すように、まず回線L1へ
発信するが、回線L1群全話中により回線L2へ迂回発
信し、さらに、回線L1,L2とも全話中の場合は回線
L3に迂回発信するものである。
【0007】また、同様に内線端末機2a,3aに関し
ても、それぞれ図12(b),図12(c)に示すよう
に、回線L1群全話中により回線L2へ迂回発信するも
のである。
【0008】以上のような制御条件で、例えば、内線端
末機1aが網へ発信した場合、PBX1と中継交換機4
間の回線群が全話中であれば、PBX1とPBX2間の
回線へ発信するが、PBX2において、PBX2と中継
交換機4間の回線群の全話中に遭遇するときがあり、こ
の場合は、内線端末機1はこの網へ発信できなかった。
【0009】また、PBX1とPBX2間を共通線信号
方式で接続した場合は、PBX2へ迂回発信後、PBX
2と中継交換機4間の回線が全話中により、発信不可で
あることを通知する共通線信号を受信できるので、前記
共通線信号を受信することにより、PBX1ではPBX
2への迂回発信を中止しPBX3へ再度迂回発信を行
い、網へ発信時の話中を軽減していた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術は、複数
の迂回ルートが存在するとき、一旦迂回発信後、迂回先
で全話中に遭遇しても、残りの迂回ルートに発信するこ
とができず、回線の使用効率が良くなかった。
【0011】また、共通線信号方式で接続した場合は、
一旦迂回発信後、全話中により発信できなかったことを
示す共通線信号を受信することで、残りの迂回ルートへ
再発信できるが、接続に時間がかかった。
【0012】本発明の目的は、複数の迂回ルートがある
場合に、最終目的のネットワークへ発信可能な迂回ルー
トを迅速に選択し、話中を軽減して効率の良いルーチン
グを行うことができるルーチング制御方式を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明のルーチング制御方式は、複数のルートに対
する回線群を収容し、ネットワークを構成する複数の構
内自動交換機からなるルーチング制御方式において、こ
各構内自動交換機に、他の構内自動交換機と共通線信
号方式によって各種制御信号をやりとりする共通線装置
と、前記回線群が全話中か否かを監視する監視手段と、
前記回線群のうち前記監視手段が監視対象とする回線群
を記憶する監視回線記憶手段と、前記監視手段が前記監
視回線記憶手段に記憶されている監視対象回線群の話中
状態を常時監視し、全話中に遷移した時点もしくは全話
中から空き回線が生じた時点で、どのルートの回線群か
を示す回線種別情報と当該回線群の状態情報とを含む回
線状態通知信号を生成し、これを、前記共通線信号装置
から共通線信号方式によって当該回線群を使用する他の
構内自動交換機に対して送出する回線状態通知手段と、
自構内自動交換機から接続先構内自動交換機に呼接続す
る場合に優先して用いられる回線群が全話中のときに使
用される迂回構内自動交換機が収容している回線群であ
って、当該接続先構内自動交換機に接続する際に用いら
れる迂回ルートの回線群の話中状態を、回線種別毎に記
憶する迂回先回線状態記憶手段と、前記共通線信号装置
が共通信号方式によって前記回線状態通知信号を受信す
ると、前記迂回先回線状態記憶手段の対応する回線種別
の領域に、受信した状態情報を記憶させる状態情報記憶
制御手段と、前記接続先構内自動交換機に対する呼接続
の要求を受けると、当該接続先構内自動交換機に呼接続
する場合に優先して用いられる回線群が全話中かどうか
認識し、全話中のときは、前記迂回先回線状態記憶手段
のうち、当該接続先構内自動交換機へのルートを示す回
線種別を参照して迂回ルートとなる回線群の状態情報を
読み取って迂回可能なルートを検索し、当該迂回可能な
ルート側の迂回構内自動交換機に対して呼接続制御を行
う迂回制御手段と、を備えたことを特徴とするものであ
る。
【0014】
【作用】本発明における各々の構内自動電話交換機に属
する中央制御装置は特定回線群の話中状態を常時監視
し、全話中に遷移または全話中から空回線が生じた時点
で共通線信号で他の構内自動電話交換機に通知し、それ
を受信した構内自動電話交換機は記憶装置に回線状態を
記憶し、各構内自動電話交換機に属する内線端末機が各
網へ発信して各自動電話交換機の専用の回線群が全話中
の場合に記憶装置の内容を参照して、迂回ルートを決定
する。
【0015】
【実施例】以下、本発明のルーチング制御方式の一実施
例を図面に基づいて説明する。図1は、その一実施例の
構内自動電話交換機ネットワーク構成の一例を示したも
のである。
【0016】この図1において、図11と同一部分には
同一符号を付して述べる。この図1において、それぞれ
のPBX1〜3は、交換機全体を制御する中央制御装置
(以下CPUという)1b,2b,3b、交換動作制御
プログラム等の各種プログラム,局データ,各種テーブ
ル等を記憶する記憶装置(以下MEMという)1c,2
c,3c,呼制御時に通話信号とは別の制御信号を送受
信する共通線信号装置(以下CSEという)1d,2
d,3d、時間分割スイッチ1e,2e,3eおよび内
線端末機1a,2a,3aを備えている。
【0017】また、図1に示すように、PBX1と2お
よびPBX1と3は、共通線信号方式で接続されていて
通話行うための通話リンク11,12およびCSE2d
と1d,1dと3aを介して通話とは別の信号を伝達す
るための信号リンク13,14により接続されている。
【0018】さらに、各々のPBX1〜3は中継交換機
4に専用線1f,2f,3fで接続され、内線端末機か
ら各網5a〜5nへ発信する時は、専用線1f,2f,
3fを捕捉し、中継交換機4を介して接続するようにな
っている。
【0019】図2は図1のネットワークにおいて、内線
端末機1aが各網へ発信したときの接続経路を示したも
のであり、図2(a)は、PBX1に収容される専用線
1fの回線を補捉し発信した状態を表わしている。
【0020】また、図2(b)は、専用線1fの回線群
が全話中の場合、PBX2に収容される専用線2fに空
回線が存在することを認識し、PBX2のルートへ迂回
発信した状態を表わしている。
【0021】さらに、図2(c)は、専用線1fおよび
専用線2fの回線群が全話中であり、かつ、PBX3に
収容される専用線3fに空回線があることを認識し、P
BX3のルートへ迂回発信した状態を表わしている。
【0022】なお、内線端末機1aが発信する際の接続
経路の優先順位は、専用線1f→専用線2f→専用線3
fとなっている。
【0023】図3は、図2に示す接続制御を実現するた
めの共通線信号の送受信を示したものである。ここで、
301は、専用線2fまたは3fの回線群の話中状態を
通知する共通線信号(以下、回線状態通知信号と称
す。)である。PBX2,3のCPU2b,3bはME
M2c,3cに格納されているプログラムにしたがっ
て、それぞれ専用線2f,専用線3fの回線群の話中状
態を常時監視し、全話中状態に遷移もしくは全話中状態
から空回線が生じた時点で、回線状態通知信号301を
PBX1に信号リンク13を介して送出する。
【0024】PBX1では、回線状態通知信号301を
受信すると、その内容を分析し、PBX2と3の回線状
態をMEM1cに格納する。PBX1に収容される内線
端末機1aが各網へ発信し、専用線1fの回線群が全部
中の場合に前記MEM1cを参照し、迂回ルートを決定
する。
【0025】また、回線状態通知信号301は、PBX
1をリセットした時など、PBX1のMEM1cをリフ
レッシュするために、呼制御信号の送受信に影響しない
程度に周期もしくは非周期に再送している。
【0026】図4は、CCITT勧告のNo.7信号方
式によって規定されている呼制御用レベル4信号の構成
を示した図である。図4において、ラベル15aは信号
の送受信で制御対象となる呼を示す情報のエリアであ
り、共通線信号方式で接続されているネットワーク内の
各々の電話交換機に付与される局番号により、信号の発
信元電話交換機を示す発信元局番号および送出する信号
の着信先の電話交換機を示す着信先局番号を含み、さら
に電話交換機間であらかじめ取り決められている各々の
通話リンクに付与される回線番号で構成されている。
【0027】また、ヘッディングコード15bは、信号
の種別を表すエリアである。さらに、付加情報エリア1
5cは、種々の信号の中で、特に付加的な情報が必要な
場合に付与されるものであり、各々の電話交換機間であ
らかじめ取り決めを行うことにより、種々の付加的な情
報を送受信することを可能とするエリアである。
【0028】図5は、図3に示される回線状態通知信号
301の構成例を示したものである。回線状態通知信号
301は、ラベル301a、回線状態通知信号であるこ
とを示すヘッディングコード301b、どのルートの回
線群であるかを示す回線種別301cおよび、前記回線
種別301cの回線群が全話中であるかどうかを示す回
線状態301bから構成される。
【0029】また、回線状態通知信号301は、通話リ
ンク11,12とは無関係に送受信されるため、ラベル
301a内の回線番号は使用しない信号である。
【0030】さらに、回線状態通知信号301は、CC
ITT勧告のNo.7信号方式によって規定されていな
い新規に電話交換機間で取り決めた共通線信号である。
【0031】図6および図7は、図3において、回線状
態通知信号301の送受信制御を行う各々のPBXの処
理を説明するためのフローチャート図である。
【0032】図6は自局内の回線群の状態を監視し、他
局に回線状態を通知する処理を示すフローチャート図で
ある。この図6のフローチャートは図3におけるPBX
2と3の処理を示しているが、例としてPBX2につい
て以下に説明する。
【0033】PBX2では、回線群状態監視プログラム
が、周期で起動されると、状態監視を行う回線群(図3
の専用線2f)、上記監視結果を共通線信号で通知する
ための信号リンク(図3のPBX2とPBX1を接続す
る信号リンク13)をステップ601で抽出し、以降の
処理の制御対象とする。
【0034】なお、状態監視を行う回線群は、あらかじ
め、局データでMEMに記憶しておき、このMEMを参
照することにより決定する。
【0035】監視対象回線群が決定した後、ステップ6
02で回線群が全話中になっているか否かをチェック
し、その状態が前の状態と変化しているか否かをステッ
プ603で識別する。
【0036】ここで、状態の変化を検出した場合、ステ
ップ603からステップ604に移り、変化の内容を識
別する。
【0037】このステップ604において、空状態から
全話中状態に変化した場合は、ステップ604からステ
ップ605に移り、この回線群が全話中であることを回
線状態通知信号301内に編集し、送信する共通線信号
を作成する。
【0038】また、ステップ604において、全話中状
態から空状態に変化した場合は、ステップ604からス
テップ606に移り、この回線群に空回線があることを
回線状態通知信号301内に編集し、送信する共通線信
号を作成する。
【0039】また、上記ステップ603において、回線
群の状態に変化がなかった場合は、ステップ603から
ステップ607に移り、このステップ607で信号リン
クの使用状態を識別する。
【0040】ここで、他の呼制御用信号送受信で頻繁に
使用しているとき(CSEの処理が多いとき)は、何の
処理も行わない。
【0041】また、信号リンクに余裕があるときは、ス
テップ607からステップ608に移り、このステップ
608でこの回線群の現在の状態(全話中もしくは空回
線あり)を回線状態通知信号301内に編集し、送信す
る共通線信号を作成する。上記各々の共通線信号を作成
後、この信号リンクに対してステップ609でそれら共
通線信号を送信する処理を行う。
【0042】なお、本処理は状態変化時には、他局にそ
の状態を即通知し、状態変化がないときは、呼制御に影
響を与えず処理に余裕があるときに、他局のMEMをリ
フレッシュするために信号を送信している。
【0043】図7は、回線状態通知信号301を受信し
たときの処理を示すフローチャート図である。このフロ
ーチャートは図3において、PBX1がPBX2と3よ
り回線状態通知信号301を受信したときの処理を示し
ている。
【0044】まず、回線状態通知信号301を受信する
と、ステップ701でその信号内の情報から信号発生元
のPBX(図3中のPBX2または3はPBX3)、回
線種別(図3の専用線2fまたは専用線3f)および回
線状態(全話中もしくは空回線あり)を抽出し、次い
で、ステップ702でこの回線群の存在する方路対応の
MEM内記憶エリアにこの回線状態を書き込む。
【0045】図8は、前記回線状態および迂回先を記憶
するデータ構成の一例を示したものである。図8中の8
01は制御データ全体を示したものであり、制御データ
801内に回線種別ごとの制御データが割り当てられて
いる。
【0046】図8中の802は回線群全話中時に迂回発
信する迂回先の方路番号を記憶するエリアである。80
3は迂回方路802に迂回可能か否かを識別するための
エリアである。
【0047】すなわち、迂回識別データ803は、回線
状態通知信号301を受信した際に、その信号内の回線
状態を方路対応に設定するエリアであり、迂回先のこの
回線群が全話中であるか否かを識別するためのものであ
る(図7のステップ702で格納する記憶エリアであ
る。)。
【0048】迂回方路802および迂回識別データ80
3は、回線種別毎に、複数設定可能であり、迂回の優先
順位にしたがって設定されている。
【0049】図9は、構内自動電話交換機の内線端末機
が回線群に発信したとき(例えば、図1において、内線
端末機1aが各網へ接続するために中継交換機4に対し
て発信する場合)の処理を示すフローチャート図であ
る。
【0050】まず、内線端末機が回線群への発信操作を
行うと、自局へ収容されている回線群が全話中か否かの
状態をステップ901で識別する。このチェックの結
果、ステップ902で回線群内に空回線が存在する場合
は、ステップ902からステップ903に分岐して、こ
のステップ903でその回線を捕捉し、発信する。
【0051】また、ステップ902において、回線群が
全話中の場合は、ステップ902から904に処理が進
み、回線種別にしたがって、制御データ801よりステ
ップ904で迂回方路802を抽出する。
【0052】次いで、ステップ905で迂回方路802
が未登録の場合は、発信内線端末機へ話中音を送出する
などの発信不可の処理を実行する。
【0053】また、ステップ905において、迂回方路
802が登録されていれば、ステップ905からステッ
プ906に処理が進み迂回識別データ803を識別し、
迂回先PBX内の回線群の状態をチェックし、迂回方路
802の方路に対して、発信後に回線群へ接続できるか
否かを識別する。
【0054】この識別の結果、迂回識別データ803が
空回線ありの状態であれば、ステップ906からステッ
プ907に処理が移り、このステップ907で迂回方路
802の回線群が全話中か否かの状態を識別して、次の
ステップ908で回線群に空回線が存在する場合は、ス
テップ908からステップ909に処理が移り、このス
テップ909でその回線を捕捉し、発信し、その迂回先
のPBXで目的の回線へ発信する。
【0055】また、ステップ908において、迂回方路
802の回線群が全話中の場合は、ステップ908から
ステップ910に処理が進み、制御データ801より次
の迂回方路802を抽出し、再びステップ905に戻
り、ステップ905より同一処理を繰り返す。
【0056】さらに、上記ステップ906において、迂
回識別データ803が全話中の状態であれば、迂回方路
802に対する発信処理は行わず、次の迂回方路802
を抽出して処理を継続する。
【0057】以上のように、図1のネットワークにおい
て、内線端末機1aが網へ発信した場合、PBX2と3
の収容の専用線2fと3fの全話中状態が解るので、専
用線1fが全話中時の迂回が効率よく行える。
【0058】しかし、共通線信号の送受信処理などの時
間的な差異により、PBX間の状態が一時期合わないこ
とがあるため、迂回先PBXの回線群が全話中でも迂回
発信してしまうケースが存在する。
【0059】この場合は、図10に示すように、回線群
話中信号を受信することにより、次の迂回方路に発信す
る処理を行えば、同様の迂回制御が可能となる。
【0060】図10は、回線群の全話中検出と迂回発信
が、同時に発生したときの処理を示したものである。こ
こで、1001は、他局を起動するための共通線信号で
あり、1002は、回線群発信要求に対して、回線群が
全話中であることを示す共通線信号である。
【0061】この図10のように、回線群の全話中検出
と迂回発信が同時に発生した場合、発信PBXでは、回
線群が全話中であることを示す回線状態通知信号301
を受信していないので、迂回制御データ803が空回線
が存在する状態になっているので、迂回発信となり、回
線群への発信要求を通知する起動信号1001を送信
し、迂回先PBXへ発信する。
【0062】迂回先PBXでは、起動信号1001を受
信すると、回線群が既に全話中であるため、回線群話中
信号1002を送信し、回線群に発信できなかったこと
を発信PBXへ通知する。
【0063】発信PBXでは、回線群話中信号1002
を受信すると、次の迂回方路802に対する発信処理を
行うことで、前記状態が発生した呼を救済することが可
能となる。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、複数の
PBXのそれぞれが特定回線群の話中状態を常時監視
し、その話中状態を他のPBXに共通線信号で通知し、
この共通線信号を受信したPBXではそれを記憶すると
ともに、それぞれのPBXの収容回線群が全話中の場合
に記憶した話中状態を参照して、回線群に空回線の存在
するルートに迂回発信するようにしたので、迂回先PB
Xに収容される最終目的となる回線群の話中状態を予め
認識でき、したがって、効率の良い迂回発信が可能とな
る。また、迂回発信後の回線群話中を無くすことが可能
となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のルーチング制御方式の一実施例におけ
るネットワーク構成図である。
【図2】(a) は図1のネットワークにおいて、内線端末
機が各網へ発信した時の接続経路であって、PBX1に
収容される専用線1fの回線を捕捉し発信した状態の説
明図である。(b) は同接続経路であって、専用線1fの
回線群が全話中の場合、PBX2に収容される専用線2
fに空回線が存在することを確認し、PBX2のルート
へ迂回発信した状態の説明図である。、(c)は同接続経
路であって、専用線1fおよび専用線2fの回線群が全
話中であり、かつ、PBX3に収容される専用線3fに
空回線があることを認識し、PBX3のルートへ迂回発
信した状態の説明図である。
【図3】図2の共通線信号の送受信状態を示す接続図で
ある。
【図4】本発明に適用する共通線信号の基本構成図であ
る。
【図5】本発明に使用する共通線信号の構成図である。
【図6】本発明における回線群の状態を監視する制御を
示すフローチャートである。
【図7】本発明に適用する共通線信号受信時の制御を示
すフローチャートである。
【図8】本発明に適用する迂回方路と話中情報を識別す
るためのデータ構成図である。
【図9】本発明におけるPBXの発信制御の処理の流れ
を示すフローチャートである。
【図10】本発明における迂回発信と全話中状態が衝突
した際の処理の流れを示すシーケンス説明図である。
【図11】従来のルーチング制御方式のネットワーク構
成図である。
【図12】(a) 従来のルーチング制御方式におけるPB
Xの発信時のネットワーク接続状態を示すものであって
回線L1へ発信するが、回線L1群会話中により回線L
2へ迂回発信し、さらに、回線L1,L2とも全話中の
場合は回線L3に迂回発信する状態の説明図である。 (b) 同ネットワークへの接続状態を示すものであって、
回線L1群全話中によりPBX2より回線L2へ迂回発
信する状態の説明図である。 (c) 同ネットワーク接続状態を示すものであって、回線
L1群全話中によりPBX3より回線L2への迂回発信
する状態の説明図である。
【符号の説明】
1〜3 構内自動電話交換機 1a〜3a 内線端末機 1b〜3b 中央制御装置 1c〜3c 記憶装置 1d〜3d 共通線信号装置 1e〜3e スイッチ 1f〜3f 専用線 4 中継交換機 5a〜5n 網 11,12 通信リンク 13,14 信号リンク 301 回線状態通知信号 801 迂回制御データ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−101206(JP,A) 特開 昭59−226546(JP,A) 特開 昭63−115447(JP,A) 特開 平3−55994(JP,A) 特開 平3−124195(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のルートに対する回線群を収容し、
    ネットワークを構成する複数の構内自動交換機からなる
    ルーチング制御方式において、 この 各構内自動交換機に、 他の構内自動交換機と共通線信号方式によって各種制御
    信号をやりとりする共通線装置と、 前記回線群が全話中か否かを監視する監視手段と、 前記回線群のうち前記監視手段が監視対象とする回線群
    を記憶する監視回線記憶手段と、 前記監視手段が前記監視回線記憶手段に記憶されている
    監視対象回線群の話中状態を常時監視し、全話中に遷移
    した時点もしくは全話中から空き回線が生じた時点で、
    どのルートの回線群かを示す回線種別情報と当該回線群
    の状態情報とを含む回線状態通知信号を生成し、これ
    を、前記共通線信号装置から共通線信号方式によって当
    該回線群を使用する他の構内自動交換機に対して送出す
    る回線状態通知手段と、 自構内自動交換機から接続先構内自動交換機に呼接続す
    る場合に優先して用いられる回線群が全話中のときに使
    用される迂回構内自動交換機が収容している回線群であ
    って、当該接続先構内自動交換機に接続する際に用いら
    れる迂回ルートの回線群の話中状態を、回線種別毎に記
    憶する迂回先回線状態記憶手段と、 前記共通線信号装置が共通信号方式によって前記回線状
    態通知信号を受信すると、前記迂回先回線状態記憶手段
    の対応する回線種別の領域に、受信した状態情報を記憶
    させる状態情報記憶制御手段と、 前記接続先構内自動交換機に対する呼接続の要求を受け
    ると、当該接続先構内自動交換機に呼接続する場合に優
    先して用いられる回線群が全話中かどうか認識し、全話
    中のときは、前記迂回先回線状態記憶手段のうち、当該
    接続先構内自動交換機へのルートを示す回線種別を参照
    して迂回ルートとなる回線群の状態情報を読み取って迂
    回可能なルートを検索し、当該迂回可能なルート側の迂
    回構内自動交換機に対して呼接続制御を行う迂回制御手
    段と、 を備えたことを特徴とするルーチン制御方式。
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JPS6392148A (ja) * 1986-10-06 1988-04-22 Nec Corp 網負荷制御方式
JPS6481443A (en) * 1987-09-22 1989-03-27 Nec Corp Route selection control system

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