JPH08130577A - 交換機装置及び同交換機装置の試験方法 - Google Patents

交換機装置及び同交換機装置の試験方法

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JPH08130577A
JPH08130577A JP6267767A JP26776794A JPH08130577A JP H08130577 A JPH08130577 A JP H08130577A JP 6267767 A JP6267767 A JP 6267767A JP 26776794 A JP26776794 A JP 26776794A JP H08130577 A JPH08130577 A JP H08130577A
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JP6267767A
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Masahisa Ishikawa
正久 石川
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Fujitsu Ltd
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Fujitsu Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04QSELECTING
    • H04Q11/00Selecting arrangements for multiplex systems
    • H04Q11/04Selecting arrangements for multiplex systems for time-division multiplexing
    • H04Q11/0428Integrated services digital network, i.e. systems for transmission of different types of digitised signals, e.g. speech, data, telecentral, television signals
    • H04Q11/0435Details
    • H04Q11/045Selection or connection testing arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Exchanges (AREA)
  • Use Of Switch Circuits For Exchanges And Methods Of Control Of Multiplex Exchanges (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Exchange Systems With Centralized Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は交換機装置及び同交換機装置の試験
方法に関し、1次群インタフェース加入者装置を実際に
接続しなくとも、1次群インタフェースのレイヤ1〜レ
イヤ3処理を含めた交換機の総合的な試験を行なうこと
ができるようにすることを目的とする。 【構成】 接続手段5にてディジタル端末装置3,4間
を物理的に接続した状態で交換機2のディジタル端末装
置3,4に対するレイヤ1処理の正常性を確認するレイ
ヤ1処理正常性確認手段6をそなえ、交換機2に、レイ
ヤ1処理の正常性の確認後に、論理リンク設定要求中の
コマンド/レスポンス情報を反転制御することにより、
上記の折り返し状態での交換機2におけるレイヤ2論理
リンクを確立させるレイヤ2論理リンク確立手段21を
設けるように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】(目次) 産業上の利用分野 従来の技術(図12〜図17) 発明が解決しようとする課題 課題を解決するための手段(図1) 作用(図1) 実施例 (a)第1実施例の説明(図2〜図8) (b)第2実施例の説明(図9) (c)その他(図10,図11) 発明の効果
【0002】
【産業上の利用分野】本発明は、交換機装置及び同交換
機装置の試験方法に関する。
【0003】
【従来の技術】通常、ISDN加入者インタフェース
は、ユーザ情報転送用のBチャネルと、このBチャネル
を制御する回線交換信号を転送するためのDチャネルに
より構成される。例えば、1.5Mbps方式の1次群
インタフェース加入者の場合、23個のBチャネルと1
個のDチャネルからなる。
【0004】そして、この23個のBチャネルの制御
は、Dチャネル上でレイヤ3メッセージと呼ばれる呼処
理信号を局用交換機と1次群インターフェース加入者と
の間でやりとりすることにより行なわれるのであるが、
このレイヤ3メッセージをDチャネル上に通すために
は、これより下位の論理リンクであるレイヤ1及びレイ
ヤ2の論理リンクが確立状態にあることが必要不可欠で
ある。
【0005】ここで、このレイヤ2の論理リンクは、1
次群インタフェース加入者と局用交換機のハード的な接
続を行ない、レイヤ1の電気信号フレームの同期をとっ
た後、図12に示すような論理リンクの確立手順を実施
することにより行われる。すなわち、まず、局用交換機
からマルチフレーム・モードの論理リンクの設定要求
“SABME”(Set Asynchronous Balanced Mode Exte
nded)メッセージを1次群インタフェース加入者に対し
て送信し(ステップA1)、この設定要求“SABM
E”を受信した1次群インタフェース加入者は、“SA
BME”の確認応答として“UA”(Unnumbered Acknow
ledge)メッセージを局用交換機に返信する(ステップA
2)。
【0006】つまり、局用交換機で“SABME”メッ
セージの確認応答“UA”メッセージが受信できれば、
局用交換機と1次群インタフェース加入者との間でレイ
ヤ2の論理リンクが確立できたことになる。そして、こ
のようにして確立された局用交換機と1次群インタフェ
ース加入者との間のレイヤ2論理リンクは、1度確立す
るとその後は常時確立状態を保つように規定されてお
り、この確立状態の確認は監視フレームを局用交換機と
1次群インタフェース加入者との間で送受信することに
より行なうようになっている。
【0007】なお、上述の“SABME”メッセージ及
び“UA”メッセージのデータ構成は、それぞれ図13
及び図14に示すような構成になっている。ここで、図
13及び図14中、オクテット2のSAPI(Service A
ccess Point Identifier) とは、レイヤ2が提供するサ
ービス受け口の種類を表すデータであり、例えば、
“0”であればレイヤ3の呼制信号用、“16”であれ
ばパケット・データ用などのように定義される。
【0008】また、C/R(Command/Responce) ビット
とは、フレーム受信側に対して特定の要求をする場合は
コマンド、これに対する応答の場合はレスポンスという
ようにそれぞれ定義されるデータであり、例えば、図1
5に示すように設定される。すなわち、上述の“SAB
ME”メッセージの場合は、局用交換機から1次群イン
タフェース加入者への論理リンクの設定要求(コマン
ド)であるので、C/Rビットは“1”に設定され、
“UA”の場合は、1次群インタフェース加入者から局
用交換機への確認応答(レスポンス)であるので、C/
Rビットは“1”に設定される。なお、この定義は、I
TU−Tで規定された標準規約である。
【0009】また、同じくオクテット2の“EA”と
は、アドレス・フィールド拡張ビットと呼ばれるデータ
であり、例えば、“0”ならデータが次のオクテットに
継続していることを表し、“1”なら最終のオクテット
であることを表す。また、オクテット3の“TEI”(T
erminal EndPoint Identifier)とは、端末の識別子を表
している。さらに、オクテット4の“P/F(Poll/Fina
l)ビット”とは、コマンドの場合はポールビット、レス
ポンスの場合はファイナルビットとして用いられるデー
タである。従って、上述の“SABME”メッセージの
場合は、コマンドであるので、このデータはポールビッ
トとなる。なお、このP/Fビットは、「ポールビット
=1」のコマンドに対するレスポンスのファイナルビッ
トには、同様に“1”が設定されるようになっている。
【0010】また、オクテット5,6の“FCS”(Fla
me Check Sepuence)とは、データの伝送誤りを検出する
ためのデータである。そして、上述のように“SABM
E”メッセージと“UA”メッセージのやりとりによ
り、レイヤ2の論理リンクが確立状態になった後、局用
交換機と1次群インタフェースとの間でレイヤ3メッセ
ージの送受信を行なえば、音声などのユーザ情報を転送
するためのBチャネルの信号路の確立・解放処理を行な
うことができる。
【0011】ここで、このレイヤ3メッセージの送受信
について、通常のBチャネルの音声信号路を確立してか
ら解放するまでの処理を例に、図16を用いて説明す
る。まず、発信側の1次群インタフェース加入者が発呼
すると、SETUP(呼設定要求)メッセージが着信側
の1次群インタフェース加入者に対して送出され(ステ
ップB1)、CALLPROC(Call Proceeding:呼設
定処理中) メッセージが局用交換機から発信側の1次群
インタフェース加入者に送信される(ステップB2)。
【0012】その後、着信側の1次群インタフェース加
入者の呼び出しが開始されると、ALERT(Alerting:
被呼者呼出中) メッセージが局用交換機を通じて発信側
の1次群インタフェース加入者へ送信される(ステップ
B3)。そして、着信側がこの呼び出しに応答すると、
CONN(Connect:被呼者応答) メッセージが着信側か
ら発信側へ局用交換機を通じて送信され(ステップB
4)、チャネル(この場合はBチャネル)が接続されて
通信が開始される。そして、このとき、局用交換機から
は、発信側と着信側とのチャネルを接続した旨を表すC
ONNACK(Connect Acknowlege)メッセージを着信側
に送信している(ステップB5)。
【0013】次に、通信が終了すると、着信側からDI
SC(Disconnect:呼開放要求) が局用交換機を通じて発
信側へ送信され(ステップB6)、チャネルの切断と呼
番号の開放が行なわれる。そして、今度は発信側から着
信側へREL(Release:チャネル切断完了と呼番号開放
要求) メッセージが送信され(ステップB7)、このR
ELメッセージを着信側が受信すると、RELCOM(R
elease Complete:チャネル開放及び呼番号開放完了通
知) メッセージが開放完了の意味で発信側へ送信される
(ステップB8)。
【0014】なお、このとき、どのBチャネルを使用す
るかということも、このレイヤ3メッセージの送受信に
より行なわれており、局用交換機側からBチャネル番号
を若番又は老番より検索し、最初に見つかった空きBチ
ャネル(使用中でないBチャネル)番号を指定するよう
になっている。さて、ここで、従来の1次群インタフェ
ース加入者のBチャネル試験は、図17に示すように、
Digital Terminal(DT)と呼ばれる1次群インタフェース
(ディジタル端末装置)30A,40Aでのスイッチン
グ操作により、局用交換機20Aと1次群インタフェー
ス30A,40Aとの折り返しループ接続状態を作り、
そこに電気信号を流して局用交換機に戻ってきた信号の
欠損状態から、ハード的なBチャネルの使用可状況を判
定して、まずレイヤ1を確立するようになっている。
【0015】そして、その後は、実際に1次群インタフ
ェース加入者装置50A,60Aを接続し、電話端末7
A−1〜7A−Nと電話端末8A−1〜8A−N(Nは
自然数)との通話確認を行なうことで、上述のレイヤ2
及びレイヤ3の論理リンクを確立して1次群インタフェ
ース加入者のBチャネル試験を行なうようになってい
る。
【0016】また、特開平4−51641号の公報に記
載されている技術のように、図17中の電話端末7A−
1〜7A−N,8A−1〜8A−Nの代わりに、公知の
アナログ疑似呼装置を2つ用意して、1次群インタフェ
ース加入者上の全Bチャネルを使用中の状態にして高負
荷を得ることで試験を行なうことも提案されている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の試験方法では、レイヤ1を確立してから1次
群インタフェース加入者(以下、単に加入者ということ
がある)を実際に接続しなければ、1次群インタフェー
スのレイヤ2、レイヤ3を含めた総合的な呼処理試験を
行なうことができないため、複数の1次群インタフェー
ス加入者に対して同時に呼処理試験を行なう必要が生じ
た場合、高額な1次群インタフェース加入者装置を、そ
の加入者数分だけ用意しなければならないという課題が
ある。
【0018】さらに、局用交換機側で新規機能を開発し
ている場合は、同時に1次群インタフェース加入者側で
も関連する新規機能の開発を行なっていることがほとん
どであり、実際に加入者を接続して呼処理試験を行なう
ことは困難であるという課題もある。また、新たに1次
群インタフェース加入者を交換機に接続して運用を開始
する場合に、例えば、ハード的な接続は正常である(レ
イヤ1が確立している)にも関わらず通信ができないと
いう異常が発生すると、その異常の原因が1次群インタ
フェース加入者側、あるいは局用交換機側のどちらにあ
るのかを見極めることが困難である。従って、この異常
の原因解析に時間がかかってしまい、サービスの低下に
つながるという課題もある。
【0019】さらに、特開平4−51641号の公報に
記載されている試験方法では、1次群インタフェース加
入者上の全Bチャネルに対して負荷試験を行なうので、
特定のBチャネルを選択して試験を行なうことができな
いという課題がある。本発明は、このような課題に鑑み
創案されたもので、1次群インタフェース加入者装置を
実際に接続しなくとも、1次群インタフェースのレイヤ
1〜レイヤ3処理を含めた交換機の総合的な試験を行な
うことができるようにした、交換機装置及び同交換機装
置の試験方法を提供することを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】図1は本発明の原理ブロ
ック図であるが、この図1に示すように、交換機装置1
は、交換機2及びこの交換機2に接続された2つのディ
ジタル端末装置3,4を有しており、他に、接続手段5
とレイヤ1処理正常性確認手段6とをそなえている。
【0021】ここで、接続手段5は、ディジタル端末装
置3とディジタル端末装置4との間を物理的に接続する
ものであり、レイヤ1処理正常性確認手段6は、接続手
段5にてディジタル端末装置3とディジタル端末装置4
との間を物理的に接続した状態で交換機2のディジタル
端末装置3,4に対するレイヤ1処理の正常性を確認す
るものである。
【0022】また、交換機には、レイヤ2論理リンク確
立手段21,メッセージ置換手段22,加入者連続選択
手段23及び制御チャネル指定手段24が設けられてい
る。ここで、レイヤ2論理リンク確立手段21は、上述
のレイヤ1処理正常性確認手段6にて交換機2のディジ
タル端末装置3,4に対するレイヤ1処理の正常性の確
認後に、論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス
情報を反転制御することにより、ディジタル端末装置3
とディジタル端末装置4との間を物理的に接続した折り
返し状態での交換機2におけるレイヤ2論理リンクを確
立させるものである。
【0023】このため、このレイヤ2論理リンク確立手
段21には、さらに、第1判定手段211,第2判定手
段212及びコマンド/レスポンス情報反転手段213
が設けられている。そして、第1判定手段211は、レ
イヤ1処理正常性確認手段6にて交換機2のディジタル
端末装置3,4に対するレイヤ1処理の正常性が確認さ
れたかどうかを判定するものであり、第2判定手段21
2は、第1判定手段211にてレイヤ1処理の正常性が
確認された後に、加入者データ中で定義された情報から
上記の折り返し状態かどうかを判定するものであり、コ
マンド/レスポンス情報反転手段213は、第2判定手
段212で上記の折り返し状態であると判定されると、
論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス情報を反
転するものである。
【0024】ところで、上述のメッセージ置換手段22
は、ディジタル端末装置3から受けた着メッセージを発
メッセージに置換するものである。そして、このメッセ
ージ置換手段22には、さらに、着信電話番号変更手段
221が設けられており、この着信電話番号変更手段2
21は、着信電話番号を変更するものである。また、上
述の加入者連続選択手段23は、交換機2に、複数のア
ナログ発信加入者端末7−1〜7−Nの機能を有する第
1のアナログ疑似呼装置9と、複数のアナログ着信加入
者端末8−1〜8−Nの機能を有する第2のアナログ疑
似呼装置10とが接続された場合に、複数のアナログ発
信加入者端末7−1〜7−N,アナログ着信加入者端末
8−1〜8−Nを連続して選択するものである。
【0025】さらに、制御チャネル指定手段24は、発
着呼を作る際に使用制御チャネルを指定するものであ
る。
【0026】
【作用】上述のような構成を有する本発明の交換機装置
1では、接続手段5によりディジタル端末装置3とディ
ジタル端末装置4との間を物理的に接続した状態で、レ
イヤ1正常性確認手段6により交換機2のディジタル端
末装置3,4に対するレイヤ1処理の正常性を確認した
後、レイヤ2論理リンク確立手段21により論理リンク
設定要求中のコマンド/レスポンス情報を反転制御する
ことにより、上記のディジタル端末装置3とディジタル
端末装置4との間を物理的に接続した折り返し状態での
交換機2におけるレイヤ2論理リンクを確立させて、交
換機装置1の試験を行なうことができる(請求項1,
7)。
【0027】また、具体的に、レイヤ2論理リンク確立
手段21では、第1判定手段211により、レイヤ1処
理正常性確認手段6にて交換機2のディジタル端末装置
3,4に対するレイヤ1処理の正常性が確認されたかど
うかを判定し、第2判定手段212により、第1判定手
段211にてレイヤ1処理の正常性が確認された後に、
加入者データ中で定義された情報から上記の折り返し状
態かどうかを判定し、第2判定手段212で上記の折り
返し状態であると判定されると、コマンド/レスポンス
情報反転手段213により、論理リンク設定要求中のコ
マンド/レスポンス情報を反転することができる(請求
項2)。
【0028】さらに、交換機2では、レイヤ2論理リン
クの確立後に、メッセージ置換手段22によりディジタ
ル端末装置3,4から受けた着メッセージを発メッセー
ジに置換し、更にその際、着信電話番号変更手段221
により着信電話番号を変更することができる(請求項
3,4,8)。また、交換機2に、複数のアナログ発信
加入者端末7−1〜7−Nの機能を有する第1のアナロ
グ疑似呼装置9と、複数のアナログ着信加入者端末8−
1〜8−Nの機能を有する第2のアナログ疑似呼装置1
0とが接続された状態では、加入者連続選択手段23
が、複数のアナログ発信加入者端末7−1〜7−N,ア
ナログ着信加入者端末8−1〜8−Nを連続して選択す
ることにより、第1のアナログ疑似呼装置9及び第2の
アナログ疑似呼装置10を使用して、交換機装置1の試
験を行なうことができる(請求項5,9)。
【0029】さらに、交換機2では、制御チャネル指定
手段24により、発着呼を作る際に使用制御チャネルを
指定することができる(請求項10)。
【0030】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。 (a)第1実施例の説明 図2は本発明の第1実施例としての交換機装置の構成を
示すブロック図であるが、この図2に示す交換機装置
は、局用交換機(交換機)20及びこの局用交換機20
に接続された2つの1次群インタフェース(DT:ディ
ジタル端末装置)30,40を有して構成されている。
【0031】そして、この図2に示すように、1次群イ
ンタフェース30と1次群インタフェース40との間を
信号線(接続手段)を介してハード的(物理的)に接続
することにより2つの1次群インタフェース30,40
を折り返し接続し、局用交換機20同士が接続されるよ
うにしている。また、局用交換機20は、ハード的に
は、通話路(NW:ネットワーク)205,中央処理装
置(CC)70及び主記憶装置(MM)80をそなえて
いるが、本実施例では、その機能に着目すると、この局
用交換機20は、レイヤ2論理リンク確立手段201,
指定加入者着信強要手段202,複数加入者連続選択手
段203及び指定Bチャネル選択手段204をそなえて
いる。
【0032】ここで、レイヤ2論理リンク確立手段20
1は、局用交換機20の1次群インタフェース30,4
0に対するレイヤ1処理の正常性の確認後に、論理リン
ク設定要求中のC/Rビット(コマンド/レスポンス情
報)を反転制御することにより、1次群インタフェース
30と1次群インタフェース40との間をハード的に接
続した折り返し状態での局用交換機20におけるレイヤ
2論理リンクを確立させるものである。
【0033】このため、このレイヤ2論理リンク確立手
段201は、レイヤ2管理部(図2中では、図示を略す
る)をそなえている。なお、このレイヤ2管理部の詳細
については後述する。さらに、指定加入者着信強要手段
(メッセージ置換手段及び着信電話番号変更手段)20
2は、レイヤ2論理リンク確立手段201により、レイ
ヤ2論理リンクが確立した後に、1次群インタフェース
30(又は40)から受けた着メッセージを1次群イン
タフェース40からの発メッセージに置換し、更にその
際、着信電話番号を変更して、例えばアナログ加入者端
末301からの発信をアナログ加入者430に強制的に
着信させるようにするものである。
【0034】また、複数加入者連続選択手段(加入者端
末連続選択手段)203は、第2実施例にて後述する2
つのアナログ疑似呼装置(図示略)が、アナログ加入者
端末301〜330,401〜430の代わりに接続さ
れた場合に、試験対象となるアナログ加入者端末を連続
して選択するものである。さらに、指定Bチャネル選択
手段(制御チャネル指定手段)204は、例えば、アナ
ログ加入者端末301とアナログ加入者端末401との
発着呼を作る際に使用するBチャネル(制御チャネル)
を指定するものである。
【0035】以下、上述のような構成を有する交換機装
置におけるBチャネル試験の手順について説明するが、
上述の複数加入者連続選択手段203及び指定Bチャネ
ル選択手段204を用いた場合の試験手順については第
2実施例以降で後述する。 (a1)レイヤ1処理の正常性を確認する手順 まず、図3(a)に示すように、局用交換機20と1次
群インタフェース加入者装置50,60とが1次群イン
タフェース(DT)30,40を介してそれぞれハード
的に接続されている状態から、図3(b)に示すよう
に、2つの1次群インタフェース30,40をハード的
に接続し、電気信号を導通させることにより、レイヤ1
の同期をとる。
【0036】ここで、レイヤ1の電気信号フレームには
方向性〔局用交換機20から1次群インタフェース30
(40)方向又は1次群インタフェース30(40)か
ら局用交換機20方向〕がないため、図3(a)に示す
ように1次群インタフェース加入者装置50,60と局
用交換機20とを接続して同期をとる処理と、図3
(b)に示すように局用交換機20同士を結合して同期
をとる処理は同様にして行なうことができる。
【0037】従って、1次群インタフェース30,40
が正常に動作するものであれば、ハード的な結合だけで
1次群インタフェース30,40の折り返し接続により
図2又は図3(b)に示すように局用交換機20同士を
接続した場合でも、レイヤ1の同期をとることができ、
まずレイヤ1の処理の正常性の確認ができる。なお、上
述のレイヤ1処理の確認は、図2中には図示していない
が、1次群インタフェース30,40間をハード的に接
続した状態で交換機20の1次群インタフェース30,
40に対するレイヤ1処理の正常性を確認するレイヤ1
処理正常性確認手段にて行なわれる。
【0038】(a2)交換機20におけるレイヤ2論理
リンクを確立する手順 ここで、上述のように、1次群インタフェース30,4
0を折り返し接続することにより局用交換機20同士を
接続し、レイヤ1処理の正常性を確認した後、レイヤ2
論理リンクを確立する場合、レイヤ2論理リンクのフレ
ームデータには、図15にて前述したように、「1次群
インタフェース30(40)→局用交換機20」方向又
は、「局用交換機20→1次群インタフェース30(4
0)」方向という方向性が存在するため、このままでは
レイヤ2論理リンクを確立することはできない。
【0039】というのは、この方向性をつかさどるデー
タであるC/Rビット(コマンド/レスポンス情報)
が、図15にて前述したように定義されており、局用交
換機20が1次群インタフェース加入者装置50(6
0)〔図3(b)参照〕にデータを送信するときには、
図15中の符号12で示す定義に基づいてC/Rビット
を設定し、局用交換機20が1次群インタフェース加入
者装置50(60)からのデータを受信した時には、図
15中の符号11で示す定義に基づいて、そのデータが
コマンドであるかレスポンスであるかを判別し、逆に、
1次群インタフェース加入者装置50(60)が局用交
換機20にデータを送信するときには、図15中の符号
11で示す定義に基づいてC/Rビットを設定し、1次
群インタフェース加入者装置50(60)が局用交換機
20からのデータを受信した時は、図15中の符号12
で示す定義に基づいて、そのデータがコマンドであるか
レスポンスであるかを判別するためである。
【0040】つまり、C/Rビットの規定規約が、局用
交換機20と1次群インタフェース加入者装置50(6
0)とでは全く正反対に規定されており、且つ、局用交
換機20は局用交換機20での規定に沿った機能しか提
供されていないため、1次群インタフェース30,40
の折り返し接続により局用交換機20同士を接続しても
レイヤ2論理リンクを確立することができないのであ
る。
【0041】そこで、局用交換機20の保守からコマン
ドなどにより、折り返し試験要求があった場合、C/R
ビットを反転制御することで、C/Rビットの定義を1
次群インタフェース加入者装置50,60側の見地から
設定し直してレイヤ2フレーム送受信を行なうようにす
れば、レイヤ2論理リンクを確立することができる。つ
まり、1次群インタフェース30と1次群インタフェー
ス40との間を物理的に接続した状態で、局用交換機2
0の1次群インタフェース30,40に対するレイヤ1
処理の正常性を確認した後、レイヤ2論理リンク確立手
段201により、レイヤ2論理リンク設定要求中のデー
タにおけるC/Rビット(コマンド/レスポンス情報)
を反転制御することにより、1次群インタフェース30
と1次群インタフェース40との間を物理的に接続した
折り返し状態での局用交換機20におけるレイヤ2論理
リンクを確立させることができるのである。
【0042】具体的には、図4に示すように、まず、局
用交換機20のレイヤ2管理部2011で、レイヤ2論
理リンクを確立する際に局用交換機20から送信される
“SABME”メッセージのデータ中、加入者データと
呼ばれる加入者毎に提供するサービス内容を定義してい
るデータに、疑似1次群インタフェース加入者であるか
否かを表すデータを新たに追加しておき、レイヤ2管理
部2011からレイヤ2管理部2012へこのSABM
Eメッセージを送信する。
【0043】そして、レイヤ2管理部2012で、SA
BMEメッセージの確認応答UAのC/Rビットを反転
制御してその定義を「1次群インタフェース装置→局用
交換機」方向に変更することで、レイヤ2論理リンクが
確立し、レイヤ2フレームの送受信が可能になる。な
お、レイヤ2管理部2011,2012は、レイヤ2論
理リンク確立手段201に含まれている。
【0044】図5は、上述のレイヤ2管理部2012で
の処理をフローチャートに示したものである。すなわ
ち、まず、レイヤ2管理部2011から送信されたSA
BMEメッセージのデータから局用交換機のレイヤ2管
理部2011で、”疑似1次群インタフェース加入者機
能提供あり”であるかどうかをチェックする(ステップ
C1)。
【0045】この結果、「疑似1次群インタフェース加
入者機能提供未」であれば、ステップC1のNOルート
をとって、従来と同様に、交換機側の定義に基づくC/
Rビットの設定を行なう(ステップC2)が、逆に、
「疑似1次群インタフェース加入者機能提供あり」であ
れば、確認応答“UA”のデータ中、C/Rビットの定
義を「1次群インタフェース→局用交換機」方向に反転
して変更(設定定義処理)する(ステップC3)。そし
て、その後は、従来と同様にしてレイヤ2のフレーム送
受信処理を行なう(ステップC4)。
【0046】つまり、レイヤ1処理の正常性が確認され
た後に、加入者データ中で定義された情報から1次群イ
ンタフェース30,40がハード的に接続された折り返
し状態であるかどうかを判定し、折り返し状態であると
判定されると、レイヤ2論理確立手段201のレイヤ2
管理部2011(2012)により、論理リンク背邸要
求中のC/Rビットを反転するのである。なお、このこ
とから分かるように、上述のレイヤ2管理部2011
(2012)は、レイヤ1処理の正常性が確認されたか
どうかを判定する第1判定手段と、レイヤ1処理の正常
性が確認された後に、加入者データ中で定義された情報
から上述の折り返し状態であるかどうかを判定する第2
判定手段と、折り返し状態であると判定されると、論理
リンク設定中のC/Rビットを反転するコマンド/レス
ポンス情報反転手段とを兼ねているものである。
【0047】以上のような処理により、C/Rビットの
定義を変更することが可能になるので、1次群インタフ
ェース30,40折り返しによる局用交換機20同士を
接続した場合でも、レイヤ2論理リンクの確立が可能と
なり、さらに、その後のレイヤ3メッセージの転送も可
能となる。このように、1次群インタフェース30(4
0)に接続される1次群インタフェース加入者装置50
(60)〔図3(b)参照〕を実際に接続しなくても、
レイヤ1処理及びレイヤ2論理リンクの一連の処理試験
を行なうことができる。従って、1次群インタフェース
加入者装置50(60)を1次群インタフェース30
(40)に接続する前に、交換機装置における処理の正
常性を予め確認しておくことができるので、交換機装置
の処理の信頼性を大幅に向上させることができる。
【0048】(a3)レイヤ3メッセージの送受信によ
り通話路を確立する手順 次に、上述のように、レイヤ2論理リンクが確立された
後、レイヤ3メッセージの送受信を行なうことにより、
加入者同士の通話路を確立する手順について説明する。
まず、図6に示すように、アナログ加入者端末301か
ら発呼し、1次群インタフェース30に着信しようとす
るとき、局用交換機20は、アナログ加入者端末301
の発呼検出から、1次群インタフェース30への着信を
通知するレイヤ3メッセージ(SETUPメッセージ)
の編集までの一連の交換処理を公知の処理と同様に行な
う。
【0049】そして、編集したSETUPメッセージを
1次群インタフェース30に送出し、送出されたSET
UPメッセージは、1次群インタフェース30,40の
折り返し接続により1次群インタフェース40に受信さ
れる。さらに、局用交換機20では、1次群インタフェ
ース30からのSETUPメッセージであると認識し、
着信との通話路を確立すべく、公知の交換処理と同様の
処理を行なう。
【0050】ここで、この交換処理は、上述のSETU
Pメッセージに含まれる「着番号情報要素」に従って行
われるが、このとき、1次群インタフェース30,40
の折り返しによるSETUPメッセージの「着番号情報
要素」は、1次群インタフェース30の電話番号が指定
されているため、このまま交換処理を行なうと、1次群
インタフェース40から発信し、1次群インタフェース
30に着信する呼を確立するための処理が行なわれてし
まい、再び1次群インタフェース30に着信し、1次群
インタフェース30,40の折り返しにより1次群イン
タフェース40からの発呼が検出されてしまうことにな
る。つまり、これら一連の発着信処理の繰り返しとなっ
てしまうため、実際に通話路を確立することができな
い。
【0051】そこで、レイヤ2論理リンクの確立後に、
指定加入者着信強要手段202(図2参照)により、1
次群インタフェース30から受けた着メッセージを発メ
ッセージに置換し、さらにその際、着信電話番号情報を
アナログ加入者端末401の電話番号に変更すれば、ア
ナログ加入者301からのSETUPメッセージをアナ
ログ加入者401に着信させることができる。
【0052】図7は上述の処理をフローチャートに示し
たものである。すなわち、まず、局用交換機20がSE
TUPメッセージを受信すると、このメッセージのうち
レイヤ2論理リンクを確立する際に用いた前述の疑似1
次群インタフェース機能データを参照し、疑似1次群イ
ンタフェース機能提供が有るか否かをチェックする(ス
テップD1)。
【0053】その結果、「疑似1次群インタフェース機
能提供あり」であれば、1次群インタフェース40から
発せられるSETUPメッセージに関する発信交換処理
を行なう前に、SETUPメッセージに含まれる「着番
号情報要素」から着信電話番号(この場合は、アナログ
加入者端末301の電話番号となっている)を読み出し
(ステップD1のYESルートからステップD2)、こ
の着信電話番号を強制的にアナログ加入者端末401の
電話番号に書き変えることにより変更する(ステップD
3)。そして、その後は、公知のとおりの交換処理を行
なう(ステップD4) ところで、上述のステップD1で、「疑似1次群インタ
フェース加入者機能提供未」であれば、「着番号情報要
素」の変更は行なわずに、公知のとおりの交換処理を行
なう(ステップD1のNOルートからステップD4)。
【0054】以上のような手順により、アナログ加入者
301〜1次群インタフェース30〜1次群インタフェ
ース40〜アナログ加入者401の呼が確立される。な
お、上述の「着番号情報要素」は、加入者データ追加・
変更時にも、加入者データ上に定義できる。このよう
に、レイヤ2論理リンクの確立後に、1次群インタフェ
ース30から受けた着メッセージを発メッセージに置換
し、更にその際、着信電話番号を変更することができる
ので、実際に高額な1次群インタフェース加入者装置を
1次群インタフェース30,40に接続しなくても、レ
イヤ3メッセージの送受信処理を行なうことができ、非
常に経済的、且つ簡単に交換機装置におけるBチャネル
試験を行なうことができる。
【0055】なお、図8は、上述のような折り返し接続
状態での局用交換機20,1次群インタフェース30及
び1次群インタフェース40の間のレイヤ3メッセージ
シーケンスを示す図であり、この図8に示すように、S
ETUPメッセージを1次群インタフェース40から局
用交換機20へ発信する(図中のステップE3参照)際
に、「着番号情報要素」を変更する処理を行なってい
る。他の処理(ステップE1,E2,E4〜E24)に
ついては公知であるので、その詳細な説明は省略する。
【0056】(b)第2実施例の説明 図9は本発明の第2実施例としての交換機装置の構成を
示すブロック図であるが、この図9に示す交換機装置
も、局用交換機20及びこの局用交換機20に接続され
た2つの1次群インタフェース(DT:ディジタル端末
装置)30,40を有して構成されており、そして、1
次群インタフェース30と1次群インタフェース40と
の間が信号線(接続手段)を介して接続されている。
【0057】さらに、この図9に示す交換機装置では、
30本のアナログ回線に接続可能な2つのアナログ疑似
呼装置90,100を用意し、アナログ疑似呼装置90
を図2に示したアナログ加入者端末301からアナログ
加入者端末330までの30加入者に接続し、アナログ
疑似呼装置100を同じく図2に示したアナログ加入者
端末401からアナログ加入者端末430までの30加
入者に接続する。そして、アナログ加入者端末301が
接続されたアナログ疑似呼装置90は、全加入者とも電
話番号がDN301である1次群インタフェース30に
対して発信するように発電番記憶装置901のデータを
設定し、アナログ加入者端末401が接続されたアナロ
グ疑似呼装置100は全加入者とも着信応答に設定す
る。
【0058】つまり、この局用交換機20には、30個
のアナログ発信加入者端末301〜330(図2参照)
の機能を有するアナログ疑似呼装置90と、30個の着
信加入者端末401〜430(同じく、図2参照)の機
能を有するアナログ疑似呼装置100とが接続されてい
ることになる。また、この局用交換機20は、第1実施
例にて前述したものと同様の通話路(NW:ネットワー
ク)205,中央処理装置(CC)70及び主記憶装置
(MM)80をそなえており、本実施例でもその機能に
着目すると、局用交換機20は、レイヤ2論理リンク確
立手段201,指定加入者着信強要手段202,複数加
入者連続選択手段203及び指定Bチャネル選択手段2
04をそなえているが、さらに、主記憶装置80には、
1次群インタフェース30の加入者データ801及び複
数加入者連続着信番号表802が記憶されるようになっ
ている。
【0059】なお、上述の複数加入者連続選択手段20
3は、アナログ加入者端末401からアナログ加入者端
末430までの全加入者の電話番号DN401〜DN4
30を複数加入者連続着信番号表802に登録しておく
とともに、アナログ加入者端末401に着信があった時
に、アナログ加入者端末401が使用中であった場合、
アナログ加入者端末401に着信する代わりに、複数加
入者連続着信番号表602に登録された加入者から連続
して加入者を選択して着信させるものである。
【0060】このような構成により、第1実施例にて前
述したレイヤ1〜レイヤ3の処理と同様の処理を経て、
アナログ加入者端末401に30個の着信呼を着信させ
ることができるようになる。そして、その後、2つのア
ナログ疑似呼装置90,100を同時に起動させれば、
第1実施例と同様に、アナログ加入者端末301〜33
0の加入者から発呼し、1次群インタフェース30〜1
次群インタフェース40を経由して、アナログ加入者端
末401〜430へ着信する呼を確立することができる
ので、第1実施例のように、実際に、アナログ加入者端
末301〜330,401〜430を接続しなくても、
アナログ疑似呼装置90,100を使用してデジタル加
入者の負荷試験が可能となる。
【0061】このように、アナログ疑似呼装置90,1
00で1次群インタフェース30,40の負荷試験が可
能になるので、経済的であり、また、アナログ呼処理/
ディジタル呼処理の呼負荷試験を同時に行なうことがで
きるので、効率的である。 (c)その他 ところで、局用交換機20でのBチャネル(制御チャネ
ル)の補足方法は、現状では、Bチャネル補足要求が発
生した時に、Bチャネルの若番または老番より空きBチ
ャネル(未使用のBチャネル)を検索し、最初に空きを
見つけた時点で、そのBチャネルを補足している。
【0062】すなわち、Bチャネルを補足する場合、図
10に示すようなBチャネルマップと呼ばれる加入者毎
のデータを、ビット位置の1番から順に30番まで、ま
たは逆に、30番から順に1番まで検索し、最初に空き
(図10中では、1:未使用)が見つかった時にそのB
チャネルを補足するようになっている。なお、この場
合、ビット位置がチャネル番号に対応している。
【0063】従って、上述のような交換機装置における
Bチャネルの試験手順のみで、発着呼を作って、全Bチ
ャネルの試験を行なおうとした場合、アナログ加入者端
末が30×2=60個必要になってしまう。そこで、前
述のように、疑似1次群インタフェース機能情報を追加
する場合や着信電話番号を変更する場合など、加入者デ
ータを追加・変更する際に、使用する(試験対象の)B
チャネルのビットのみたてておけば(この場合は、
“1”に設定する)、ビットをたてておいたBチャネル
のみしか補足されないので、補足するBチャネル番号の
指定ができるようになる。
【0064】例えば、Bチャネル番号「10番」だけが
補足されるように指定する場合は、図11に示すよう
に、指定Bチャネル選択手段204により、10ビット
目だけビットをたてておけば(“1”に設定しておけ
ば)、疑似的に「10番」以外のBチャネルが使用中の
状態になり、必然的にBチャネル番号10のBチャネル
が補足されることになるので、上述のような交換機装置
の試験を行なう場合に、Bチャネル番号を指定して試験
を行なうことができるようになる。
【0065】このように、被試験Bチャネルを指定する
ことができるので、例えば局用交換機20に輻輳状態が
発生した場合に、補足できるBチャネルを限定して発着
信規制をかけることができるようになる。
【0066】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の交換機装
置及び同交換機装置の試験方法によれば、ディジタル端
末装置間を物理的に接続した折り返し状態で、交換機の
ディジタル端末装置に対するレイヤ1処理の正常性の確
認後に、論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス
情報を反転制御することにより、上記のディジタル端末
装置間を物理的に接続した折り返し状態での交換機にお
けるレイヤ2論理リンクを確立させて、交換機装置の試
験を行なうことができるので、ディジタル端末装置に接
続される加入者装置を実際に接続しなくても、レイヤ1
処理及びレイヤ2論理リンクの一連の処理試験を行なう
ことができる。従って、加入者装置をディジタル端末装
置に接続する前に、交換機装置における処理の正常性を
予め確認しておくことができるので、交換機装置の処理
の信頼性を大幅に向上させることができる利点がある
(請求項1,7)。
【0067】ここで、上述の試験方法は、具体的には、
交換機のディジタル端末装置に対するレイヤ1処理の正
常性が確認されたかどうかを判定し、このレイヤ1処理
の正常性が確認された後に、加入者データ中で定義され
た情報から上記の折り返し状態かどうかを判定し、折り
返し状態であると判定された場合に、論理リンク設定要
求中のコマンド/レスポンス情報を反転すれば、容易に
実現できる(請求項2)。
【0068】また、本発明の交換機装置及び同交換機装
置の試験方法によれば、レイヤ2論理リンクの確立後
に、ディジタル端末装置から受けた着メッセージを発メ
ッセージに置換し、更にその際、着信電話番号を変更す
ることができるので、ディジタル端末装置間を物理的に
接続した折り返し状態でも、上述のようにしてレイヤ2
論理リンクを確立した後の交換機装置の試験を極めて容
易に行なうことができる(請求項3,4,8)。
【0069】さらに、本発明の交換機装置及び同交換機
装置の試験方法によれば、複数のアナログ発信加入者端
末機能を有する第1のアナログ疑似呼装置と、複数のア
ナログ着信加入者端末機能を有する第2のアナログ疑似
呼装置とが接続された状態で、複数のアナログ発信加入
者端末,アナログ着信加入者端末を連続して選択するこ
とにより、第1のアナログ疑似呼装置及び第2のアナロ
グ疑似呼装置を使用して、交換機装置の試験を行なうこ
とができるので、アナログ疑似呼装置で加入者の呼負荷
試験を行なうことができるとともに、アナログ呼処理及
びディジタル呼処理の呼負荷試験を同時に行なうことも
でき、極めて経済的、且つ効率的に交換機装置の試験を
行なうことができる(請求項5,9)。
【0070】さらに、本発明の交換機装置及び同交換機
装置の試験方法によれば、発着呼を作る際に使用制御チ
ャネルを指定することができるので、例えば、交換機に
輻輳状態が発生した場合などに、制御チャネルを指定し
て、発着信規制をかけることができるようになる(請求
項10)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理ブロック図である。
【図2】本発明の第1実施例としての交換機装置の構成
を示すブロック図である。
【図3】(a),(b)は本発明の第1実施例としての
交換機装置におけるレイヤ1処理の正常性を確認する手
順を説明するための図である。
【図4】本発明の第1実施例としての交換機装置におけ
るレイヤ2論理リンクを確立する手順を説明するための
図である。
【図5】本発明の第1実施例としての交換機装置におけ
るレイヤ2論理リンクを確立する手順を説明するための
フローチャートである。
【図6】本発明の第1実施例としての交換機装置におけ
るレイヤ3メッセージの送受信により通話路を確立する
手順を説明するための図である。
【図7】本発明の第1実施例としての交換機装置におけ
るレイヤ3メッセージの送受信により通話路を確立する
手順を説明するためのフローチャートである。
【図8】本発明の第1実施例としての交換機装置におけ
るレイヤ3メッセージの送受信シーケンス図である。
【図9】本発明の第2実施例としての交換機装置の構成
を示すブロック図である。
【図10】本発明の交換機装置の試験方法におけるBチ
ャネルの指定方法を説明するためのBチャネルマップの
一例を示す図である。
【図11】本発明の交換機装置の試験方法におけるBチ
ャネルの指定方法を説明するためのBチャネルマップの
一例を示す図である。
【図12】通常のレイヤ2論理リンクを確立する手順を
説明するためのシーケンス図である。
【図13】レイヤ2論理リンクを確立する際にやりとり
されるSABMEメッセージのデータ構成を説明するた
めの図である。
【図14】レイヤ2論理リンクを確立する際にやりとり
されるUAメッセージのデータ構成を説明するための図
である。
【図15】SABME又はUAメッセージのデータ中に
おけるC/Rビットの定義を説明するための図である。
【図16】通常のレイヤ3メッセージの送受信によりB
チャネルの音声信号路を確立してから解放するまでの手
順を説明するためのシーケンス図である。
【図17】従来の交換機装置の試験方法を説明するため
の交換機装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 交換機装置 2 交換機 3,4 ディジタル端末装置 5 接続手段 6 レイヤ1正常性確認手段 7−1〜7−N 複数の発信加入者端末 7A−1〜7A−N 電話端末 8−1〜8−N 複数の着信加入者端末 8A−1〜8A−N 電話端末 9 第1のアナログ疑似呼装置 10 第2のアナログ疑似呼装置 20,20A 局用交換機 21 レイヤ2論理リンク確立手段 22 メッセージ置換手段 23 加入者端末連続選択手段 24 制御チャネル指定手段 30,30A,40,40A 1次群インタフェース
(DT) 50,50A,60,60A 1次群インタフェース加
入者装置 70 中央処理装置(CC) 80 主記憶装置(MM) 90,100 アナログ疑似呼装置(第1,第2のアナ
ログ疑似呼装置) 201 レイヤ2論理リンク確立手段 202 指定加入者着信強要手段(メッセージ置換手
段,着信電話番号変更手段) 203 複数加入者連続選択手段(加入者端末連続選択
手段) 204 指定Bチャネル選択手段(制御チャネル指定手
段) 205 通話路(NW:ネットワーク) 211 第1判定手段 212 第2判定手段 213 コマンド/レスポンス情報反転手段 221 着信電話番号変更手段 301〜330 アナログ加入者端末(複数の発信加入
者端末) 401〜430 アナログ加入者端末(複数の着信加入
者端末) 801 加入者データ 802 複数加入者連続着信番号表 901 発電番記憶装置

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機及び該交換機に接続された2つの
    ディジタル端末装置を有する交換機装置において、 上記のディジタル端末装置間を物理的に接続する接続手
    段と、 該接続手段にて上記のディジタル端末装置間を物理的に
    接続した状態で該交換機の該ディジタル端末装置に対す
    るレイヤ1処理の正常性を確認するレイヤ1処理正常性
    確認手段とをそなえ、 該交換機に、 該レイヤ1処理正常性確認手段にて該交換機の該ディジ
    タル端末装置に対するレイヤ1処理の正常性の確認後
    に、論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス情報
    を反転制御することにより、上記のディジタル端末装置
    間を物理的に接続した折り返し状態での該交換機におけ
    るレイヤ2論理リンクを確立させるレイヤ2論理リンク
    確立手段が設けられたことを特徴とする、交換機装置。
  2. 【請求項2】 該レイヤ2論理リンク確立手段が、 該レイヤ1処理正常性確認手段にて該交換機の該ディジ
    タル端末装置に対するレイヤ1処理の正常性が確認され
    たかどうかを判定する第1判定手段と、 該第1判定手段にて該レイヤ1処理の正常性が確認され
    た後に、加入者データ中で定義された情報から上記の折
    り返し状態かどうかを判定する第2判定手段と、 該第2判定手段で上記の折り返し状態であると判定され
    ると、該論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス
    情報を反転するコマンド/レスポンス情報反転手段とを
    そなえて構成されたことを特徴とする請求項1記載の交
    換機装置。
  3. 【請求項3】 該交換機に、該ディジタル端末装置から
    受けた着メッセージを発メッセージに置換するメッセー
    ジ置換手段が設けられたことを特徴とする請求項1記載
    の交換機装置。
  4. 【請求項4】 該メッセージに置換手段に、着信電話番
    号を変更する着信電話番号変更手段が設けられたことを
    特徴とする請求項3記載の交換機装置。
  5. 【請求項5】 該交換機に、複数のアナログ発信加入者
    端末機能を有する第1のアナログ疑似呼装置と、複数の
    アナログ着信加入者端末機能を有する第2のアナログ疑
    似呼装置とが接続され、 且つ、該交換機に、複数のアナログ発信加入者端末,ア
    ナログ着信加入者端末を連続して選択する加入者端末連
    続選択手段が設けられたたことを特徴とする請求項1記
    載の交換機装置。
  6. 【請求項6】 該交換機に、発着呼を作る際に使用制御
    チャネルを指定する制御チャネル指定手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項1記載の交換機装置。
  7. 【請求項7】 交換機及び該交換機に接続された2つの
    ディジタル端末装置を有する交換機装置において、 まず、上記のディジタル端末装置間を物理的に接続した
    状態で、該交換機の該ディジタル端末装置に対するレイ
    ヤ1処理の正常性を確認した後、 論理リンク設定要求中のコマンド/レスポンス情報を反
    転制御することにより、上記のディジタル端末装置間を
    物理的に接続した折り返し状態での該交換機におけるレ
    イヤ2論理リンクを確立させて、該交換機装置の試験を
    行なうことを特徴とする、交換機装置の試験方法。
  8. 【請求項8】 該レイヤ2論理リンクの確立後に、該デ
    ィジタル端末装置から受けた着メッセージを発メッセー
    ジに置換し、更にその際、着信電話番号を変更すること
    を特徴とする請求項7記載の交換機装置の試験方法。
  9. 【請求項9】 該交換機に、複数のアナログ発信加入者
    端末機能を有する第1のアナログ疑似呼装置と、複数の
    アナログ着信加入者端末機能を有する第2のアナログ疑
    似呼装置とを接続した状態で、 複数のアナログ発信加入者端末,アナログ着信加入者端
    末を連続して選択することにより、上記の第1のアナロ
    グ疑似呼装置及び第2のアナログ疑似呼装置を使用し
    て、該交換機装置の試験を行なうことを特徴とする請求
    項7記載の交換機装置の試験方法。
  10. 【請求項10】 発着呼を作る際に使用制御チャネルを
    指定することを特徴とする請求項7記載の交換機装置の
    試験方法。
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