JP2003338479A - 半導体ウェーハの加工装置 - Google Patents

半導体ウェーハの加工装置

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JP2003338479A
JP2003338479A JP2002144217A JP2002144217A JP2003338479A JP 2003338479 A JP2003338479 A JP 2003338479A JP 2002144217 A JP2002144217 A JP 2002144217A JP 2002144217 A JP2002144217 A JP 2002144217A JP 2003338479 A JP2003338479 A JP 2003338479A
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Takao Inaba
高男 稲葉
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Tokyo Seimitsu Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】共通のテーブルで半導体ウェーハを保持しなが
ら複数の加工部で加工する場合において、半導体ウェー
ハを加工しながら加工面の状態を測定することができる
半導体ウェーハ加工装置を提供する。 【解決手段】本発明の加工装置10は主として、吸着テ
ーブル12、研削装置14、研磨装置16、及び測定装
置17で構成され、吸着テーブル12に半導体ウェーハ
22が保持される。研削装置14は、半導体ウェーハ2
2の裏面22Bの一部に押し付けられるカップ型砥石2
4を有し、研磨装置16は、裏面22Bの一部に押し付
けられる研磨布42を有している。測定装置17は、裏
面22Bのうち、カップ型砥石24、及び研磨布42が
配置されない領域に設けられ、半導体ウェーハ22の厚
さを測定する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は半導体ウェーハの加
工装置に係り、特に半導体ウェーハの製造最終工程で半
導体ウェーハの裏面を研削加工する加工装置に関する。 【0002】 【従来の技術】表面に半導体装置が多数形成された半導
体ウェーハの製造最終工程では、半導体ウェーハの裏面
研削加工が行われる。裏面研削加工が終了した半導体ウ
ェーハは、ダイシング工程に送られ、個々の半導体チッ
プに分割される。 【0003】以前の半導体ウェーハの加工方法では、半
導体ウェーハの裏面研削に起因して半導体ウェーハの裏
面に加工変質層が生成され、この加工変質層によって半
導体ウェーハが破損するおそれがあった。 【0004】このような不具合は、半導体ウェーハの研
削加工終了後にこの半導体ウェーハを研削装置から研磨
装置に移送し、研磨装置で裏面を研磨して加工変質層を
除去することによって防止できる。しかし、この方法で
は、厚さが200μm以下の極薄ウェーハの場合、移送
時に半導体ウェーハが破損したり、半導体ウェーハを研
磨装置に保持させる際に破損したりするという欠点があ
る。 【0005】そこで、半導体ウェーハを共通のテーブル
に保持しながら、研削加工と研磨加工を行う方法が提案
されている。例えば、特開平5−285850号公報に
は、ワークを共通のテーブルに保持しながら複数の加工
を行う装置が記載されている。この加工装置は、ワーク
よりも大きい径で形成された円盤状の研磨板と、この研
磨板の外側に輪状に形成された環状砥粒層とから成る加
工部を備えている。この加工部で研削を行う際は、加工
部をテーブルの中心位置からずらして環状砥粒層をワー
クに当接させる。また、研磨を行う際は、加工部をテー
ブルの中心位置に合わせて配置し、研磨板をワークに押
し当てる。これにより、共通のテーブルにワークを保持
したまま、研削加工と研磨加工を行うことができる。 【0006】 【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開平
5−285850号公報に記載の加工装置は、研磨加工
中にワークの加工面の状態(厚さ)を測定することがで
きないという問題があった。このため、加工面の状態を
確認する際は、研磨作業を一旦中断し、加工部をワーク
から退避させていた。したがって、精度の高い加工が要
求される場合、例えば半導体ウェーハの製造最終工程な
どでは、加工と測定を繰り返し行う必要があり、作業効
率が悪いという問題があった。 【0007】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
もので、共通のテーブルで半導体ウェーハを保持しなが
ら複数の加工部で加工する場合において、半導体ウェー
ハを加工しながら加工面の状態を測定することができる
半導体ウェーハ加工装置を提供することを目的とする。 【0008】 【課題を解決する為の手段】本発明は前記目的を達成す
るために、半導体ウェーハを保持して回転するテーブル
と、前記テーブルに保持された前記半導体ウェーハの片
面の一部分に押し付けられ、該片面を加工する複数の加
工部と、前記半導体ウェーハの片面のうち、前記加工部
が加工中に配置される領域同士の隙間に配置され、前記
片面の状態を測定する測定手段と、を備えたことを特徴
としている。 【0009】本発明によれば、半導体ウェーハを共通の
テーブルに保持した状態で、複数の加工部を半導体ウェ
ーハの片面に押し付けて加工を行うので、半導体ウェー
ハを脱着することなく複数の加工を行うことができ、作
業時間を短縮できるとともに加工精度を向上させること
ができる。特に、本発明によれば、半導体ウェーハの裏
面を研削加工した後に研磨を行うことによって、半導体
ウェーハを破損することなく加工変質層を除去すること
ができる。 【0010】また、本発明によれば、複数の加工部を半
導体ウェーハの片面の一部分にのみ押し付けて加工を行
うとともに、その加工部が加工中に配置される領域同士
の隙間に測定手段を設けて半導体ウェーハの片面の状態
を測定したので、加工部で加工を行いながら、測定手段
で加工面の状態を測定することができる。したがって、
半導体ウェーハの加工面の状態に応じて加工速度を変え
たり、加工を停止することができ、精度の良い加工を迅
速に行うことができる。なお、本発明において「加工部
が加工中に配置される領域同士の隙間」とは、半導体ウ
ェーハの片面上で、複数の加工部が加工中に配置される
領域を除いた領域であり、複数の加工部が干渉しない領
域を意味している。 【0011】さらに、本発明によれば、加工部が加工中
に配置される領域同士の隙間に測定手段を配置したの
で、装置全体を小型化することができる。 【0012】 【発明の実施の形態】以下添付図面に従って本発明に係
る半導体ウェーハの加工装置の好ましい実施の形態につ
いて詳説する。図1は、本実施の形態の半導体ウェーハ
の加工装置を示す全体構造図である。 【0013】同図に示すように、加工装置10は主とし
て、吸着テーブル12、研削装置14、研磨装置16、
及び測定装置17から構成される。 【0014】吸着テーブル12は円盤状に形成され、そ
の下面にはモータ18の出力軸20が吸着テーブル12
の中心軸と同軸上に取り付けられる。この吸着テーブル
12は、モータ18の駆動力によって図中矢印A方向に
回転される。 【0015】半導体ウェーハ22の表面22Aには、表
面22A側に形成された半導体装置を保護するための保
護シート(不図示)が貼着され、この保護シートを介し
て半導体ウェーハ22の表面22Aが吸着テーブル12
に吸着される。これにより、半導体ウェーハ22は、吸
着テーブル12上に保持され、吸着テーブル12と共に
回転される。 【0016】研削装置14は、カップ型砥石24、モー
タ26、及びエアシリンダ28等から構成される。カッ
プ型砥石24は、吸着テーブル12で吸着保持された半
導体ウェーハ22の裏面22Bを研削加工する砥石であ
り、砥石部分25を下向きにして設けられている。ま
た、カップ型砥石24は、上面にモータ26の出力軸3
0がカップ型砥石24の中心軸と同軸上に取り付けら
れ、このモータ26の駆動力によって図中矢印B方向
(すなわち、吸着テーブル12の回転方向と同方向)に
回転される。なお、カップ型砥石24を吸着テーブル1
2の回転方向と反対方向に回転させてもよい。 【0017】モータ26の上部には、エアシリンダ28
のピストン32が取り付けられている。したがって、エ
アシリンダ28を駆動してピストン32を伸縮動作させ
ると、カップ型砥石24を半導体ウェーハ22に対して
進退移動させることができる。よって、カップ型砥石2
4を半導体ウェーハ22の裏面22Bに押圧当接させて
送り動作させることにより、半導体ウェーハ22の裏面
22Bをカップ型砥石24で研削することができる。 【0018】エアシリンダ28は、L字状に形成された
支柱34上に固定されている。この支柱34は、加工装
置本体11上に形成されたガイド溝36に摺動自在に支
持され、吸着テーブル12に対してその径方向に進退移
動自在に設けられている。したがって、研削装置14全
体が半導体ウェーハ22の研削位置に対して進退移動す
るように構成されている。また、支柱34は、エアシリ
ンダ38のピストン40に接続されている。よって、こ
のピストン40を伸長(図1の状態)させると、研削装
置14全体が半導体ウェーハ22の研削位置に進出移動
し、ピストン40を収縮(図2の状態)させると、研削
装置14全体が半導体ウェーハ22の研削位置から退避
移動する。 【0019】研磨装置16は、研磨布42、モータ4
4、及びエアシリンダ46等から構成される。研磨布4
2は、吸着テーブル12で吸着保持された半導体ウェー
ハ22の裏面22Bを研磨加工する研磨体であり、不図
示のノズルから半導体ウェーハ22の裏面22Bに純水
を供給して研磨する。なお、本実施の形態では、研磨体
として研磨布42を適用したが、これに限られるもので
はなく、研磨体として研磨砥石を適用しても良い。この
場合には、スラリーを供給しながら半導体ウェーハ22
の裏面22Bを研磨する。 【0020】研磨布42は定盤48の下面に設けられ、
この定盤48の上面にはモータ44の出力軸50が定盤
48の中心軸と同軸上に取り付けられている。したがっ
て、研磨布42は、モータ44の駆動力によって図中矢
印C方向(吸着テーブル12の回転方向と同方向)に回
転される。なお、研磨布42を吸着テーブル12の回転
方向と反対方向に回転させてもよい。 【0021】モータ44の上部には、エアシリンダ46
のピストン52が取り付けられている。したがって、エ
アシリンダ46を駆動してピストン52を伸縮動作させ
ると、研磨布42を半導体ウェーハ22に対して進退移
動させることができる。よって、研磨布42を半導体ウ
ェーハ22の裏面22Bに押圧当接させることにより、
半導体ウェーハ22の裏面22Bを研磨布42で研磨す
ることができる。 【0022】エアシリンダ46は、L字状に形成された
支柱54上に固定されている。支柱54は、加工装置本
体11上に形成されたガイド溝56に摺動自在に支持さ
れ、吸着テーブル12に対してその径方向に進退移動自
在に設けられている。したがって、研磨装置16全体が
半導体ウェーハ22の研磨位置に対して進退移動するよ
うに構成されている。また、支柱54には、エアシリン
ダ58のピストン60が接続されている。よって、ピス
トン60を収縮(図1の状態)させると、研磨装置16
全体が半導体ウェーハ22の研磨位置から退避移動し、
ピストン60を伸長(図2の状態)させると、研磨装置
16全体が半導体ウェーハ22の研磨位置に進出移動す
る。 【0023】ところで、前述した研削装置14や研磨装
置16で加工を行う際、カップ型砥石24や研磨布42
は、半導体ウェーハ22の裏面22Bの全体に当接され
るのではなく、裏面22Bの一部分にのみ当接される。
すなわち、図3に示すように、カップ型砥石24は研削
加工中に図3の二点鎖線で示す位置に配置されて、裏面
22Bの一部分に当接される。また、研磨布42は図3
の二点鎖線で示す位置に配置されて、裏面22Bの一部
分に当接される。したがって、半導体ウェーハ22の裏
面22Bには、カップ型砥石24が配置される領域と、
研磨布42が配置される領域との隙間23、23があ
り、この隙間23に測定装置17が配置されている。 【0024】測定装置17は、半導体ウェーハ22の厚
さを測定する装置であり、例えば、差動変圧器を用いた
電気マイクロメータが使用される。電気マイクロメータ
は、測定ヘッド62の接触子64を半導体ウェーハ22
に接触させることによって半導体ウェーハ22の厚さを
測定する。この測定装置17の測定値に基づいて、前述
した研削装置14や研磨装置16が制御される。例え
ば、測定装置17の測定値が、予め入力された設定値に
なった際に研削加工や研磨加工が終了するように制御が
行われる。或いは、測定装置17の測定値に応じてモー
タ26、44の回転速度が調節される。なお、半導体ウ
ェーハ22の厚さの測定方法は、上記に限定されるもの
ではなく、例えば吸着テーブル12の上面と半導体ウェ
ーハ22の上面とをそれぞれ電気マイクロメータで測定
し、その差によって半導体ウェーハ22の厚さを求めて
もよい。また、測定装置17は、電気マイクロメータな
どの接触式の他、光センサを用いた非接触式など、公知
の手段を使用することができる。 【0025】次に、上記の如く構成された半導体ウェー
ハの加工装置10の作用について説明する。 【0026】図1に示すように、まず、表面22A側の
保護シート(不図示)が吸着された半導体ウェーハ22
をその表面22Aが下向きになるようにして吸着テーブ
ル12の上面に吸着保持させる。 【0027】次に、半導体ウェーハ22をモータ18で
回転させるとともに、カップ型砥石24をモータ26で
回転させる。次いで、カップ型砥石24を、エアシリン
ダ28のピストン32を伸長させることにより下降移動
させて、カップ型砥石24の砥石部分25を半導体ウェ
ーハ22の裏面22Bに押圧当接させる。これにより、
カップ型砥石24による裏面研削が開始される。この裏
面研削が行われている間、測定装置17によって半導体
ウェーハ22の厚さが測定される。 【0028】測定装置17の測定値が予め入力された設
定値になると、まず、ピストン32を収縮させてカップ
型砥石24を半導体ウェーハ22から退避移動させる。
次に、モータ26を停止し、カップ型砥石24の回転を
停止させる。次いで、エアシリンダ38のピストン40
を収縮させてカップ型砥石24を研削位置から図中右方
向に所定量退避移動させる。これにより、研削装置14
による研削工程が終了する。 【0029】次に、研磨装置16による研磨加工を行う
場合には、半導体ウェーハ22を吸着テーブル12で吸
着した状態で、まず、図示しない洗浄ノズルから半導体
ウェーハ22の裏面22Bに洗浄液を噴射して、裏面2
2B上の研削屑等のごみを洗い流す。この洗浄作業の
際、測定装置17の測定ヘッド62は、上方に退避させ
ておくとよい。 【0030】裏面22Bの洗浄が終了すると、まず、エ
アシリンダ58のピストン52を伸長させて研磨布42
を退避位置から図中右方向に所定量進出移動させて、研
磨布42を半導体ウェーハ22の研磨位置の上方に位置
させる。次に、モータ44を駆動して研磨布42を回転
させるとともに、エアシリンダ46のピストン52を伸
長させて研磨布42を、回転中の半導体ウェーハ22の
裏面22Aに押圧当接させる。この状態が図2に示され
ている。これにより、研磨布42による研磨が開始され
る。この研磨加工が行われている間、測定装置17によ
って半導体ウェーハ22の厚さが測定される。 【0031】測定装置17の測定値が予め入力された設
定値になると、ピストン52を収縮させて研磨布42を
半導体ウェーハ22の上方に退避移動させ、モータ44
を停止して研磨布42の回転を停止させ、エアシリンダ
58のピストン60を収縮させて研磨布42を研磨位置
から図中左右方向に退避移動させる。これにより、研磨
装置16による研磨工程が終了する。 【0032】研磨工程が終了した半導体ウェーハ22
は、吸着テーブル12から取り外されて、次のダイシン
グ工程に移送される。この移送時において、半導体ウェ
ーハ22は、研削時に生成された裏面22Bの加工変質
層が研磨布42によって除去されているので破損しな
い。 【0033】このように本実施の形態の加工装置10に
よれば、研削加工が終了した半導体ウェーハ22を研磨
装置に移送することなく、共通の吸着テーブル12で保
持した状態で研磨布42により研磨するようにしたの
で、半導体ウェーハ22を破損させることなく加工変質
層を除去することができる。 【0034】また、加工装置10によれば、測定装置1
7を設けたので、半導体ウェーハ22の裏面22Bをカ
ップ型砥石24や研磨布42で加工しながら、測定装置
17で半導体ウェーハ22の厚さを測定することができ
る。したがって、半導体ウェーハ22を高精度で迅速に
所定の厚さまで加工することができる。 【0035】さらに、加工装置10によれば、半導体ウ
ェーハ22の裏面22Bのうち、カップ型砥石24が加
工中に配置される領域と研磨布42が加工中に配置され
る領域との隙間23に測定装置17を配置したので、加
工装置10を小型化することができる。 【0036】なお、上述した実施の形態は、研削装置1
4と研磨装置16を組み合わせているが、加工部の組み
合わせはこれに限定するものではない。例えば、粗研を
行う研削装置と、精研を行う研削装置とを組み合わせた
り、一次研磨を行う研磨装置と、二次研磨を行う研磨装
置とを組み合わせてもよい。 【0037】また、加工部は、研削装置14や研磨装置
16に限定されるものではなく、半導体ウェーハ22の
洗浄手段(例えば、洗浄用ブラシ)などであってもよ
い。加工部を洗浄手段にすることによって、共通の吸着
テーブル12に半導体ウェーハ22を保持しながら、半
導体ウェーハ22を洗浄することができる。 【0038】さらに、上述した実施の形態は、二つの加
工部を組み合わせたが、三つ以上の加工部を組み合わせ
てもよい。 【0039】また、上述した実施の形態は、研削装置1
4と研磨装置16をエアシリンダ38、58によって別
々に移動させるようにしたが、同期させて移動させるよ
うにしてもよい。また、上述した実施の形態は、研削加
工中や研磨加工中にエアシリンダ38、58によるカッ
プ型砥石24、研磨布42の移動を停止していたが、エ
アシリンダ38、58を駆動してカップ型砥石24、研
磨布42を往復移動しながら加工してもよい。さらに研
削装置14と研磨装置16の移動方式は直動式に限定さ
れるものではなく、鉛直な揺動軸を中心に揺動させる揺
動式としてもよい。 【0040】また、上述した実施の形態は、半導体ウェ
ーハ22の裏面22Bを加工する加工装置10の例で説
明したが、本発明は、複数の加工を行う装置に適用する
ことができ、例えば、CMP装置としても適用すること
ができる。 【0041】また、研削装置14や研磨装置16などの
加工部の構成は上述した実施の形態に限定されるもので
はない。例えば、図4は、エアバッグ式の加工部を備え
た加工装置の側面図を示している。同図に示す加工装置
は主として、吸着テーブル66、粗研用の研削装置6
8、精研用の研削装置70、及び測定装置72で構成さ
れている。 【0042】吸着テーブル66は、上方に向けて設置さ
れたカップ型フレーム74の上に取り付けられる。カッ
プ型フレーム74と吸着テーブル66は、複数の板バネ
(不図示)によって取り付けられ、カップ型フレーム7
4と吸着テーブル66との間には、エアバッグ76が設
けられる。このエアバッグ76にエアを供給してエアバ
ッグ76を膨張させると、吸着テーブル66が上昇し、
逆にエアバッグ76からエアを排出させると、板バネに
よって吸着テーブル66が下降する。 【0043】研削装置68は、スピンドル78にカップ
型フレーム80が下向きに取り付けられ、このカップ型
フレーム80の下端に粗研用のカップ型砥石82がカッ
プ型フレーム80と同軸上に取り付けられる。カップ型
砥石82とカップ型フレーム80は、複数の板バネ(不
図示)を介して取り付けられ、カップ型砥石82とカッ
プ型フレーム80の間にはエアバッグ84が設けられ
る。このエアバッグ84にエアを供給してエアバッグ8
4を膨張させると、カップ型砥石82が下降して半導体
ウェーハ22の裏面22Bの一部分に当接して押圧さ
れ、粗研が行われる。その際、カップ型砥石82の押圧
力はエアバッグ84によって調節される。また、エアバ
ッグ84からエアを排出すると、板バネによってカップ
型砥石82が上方に退避する。カップ型砥石82の内側
には、不図示のノズルが設けられ、このノズルから研削
液が供給される。 【0044】研削装置68は、鉛直な揺動軸(不図示)
を中心として揺動自在に支持され、カップ型砥石82が
図4に示す如く半導体ウェーハ22の上方に進出した
り、半導体ウェーハ22の上方から退避できるようにな
っている。 【0045】研削装置70は研削装置68と同様に構成
され、スピンドル86にカップ型フレーム88が取り付
けられ、このカップ型フレーム88に精研用のカップ型
砥石90が取り付けられる。カップ型砥石90とカップ
型フレーム88は、板バネ(不図示)を介して取り付け
られ、カップ型砥石90とカップ型フレーム88の間に
はエアバッグ92が設けられる。このエアバッグ92を
膨張させると、カップ型砥石90が下降して半導体ウェ
ーハ22の裏面22Bの一部に当接して押圧され、精研
が行われる。また、エアバッグ92からエアを排出する
と、板バネによってカップ型砥石90が上方に退避す
る。カップ型砥石90の内側には、不図示のノズルが設
けられ、このノズルから研削液が供給される。 【0046】研削装置70も、鉛直な揺動軸(不図示)
を中心として揺動自在に支持され、カップ型砥石90が
半導体ウェーハ22の上方に進出したり、図4に示す如
く半導体ウェーハ22の上方から退避できるようになっ
ている。 【0047】測定装置72は、半導体ウェーハ22の裏
面22Bのうち、カップ型砥石82が加工中に配置され
る領域と、カップ型砥石90が加工中に配置される領域
との隙間に設置される。測定装置72としては、電気マ
イクロメータや光センサなどが使用され、この測定装置
72によって半導体ウェーハ22の裏面22Bの加工状
態(厚さ)が測定される。 【0048】上記の如く構成された加工装置は、まず、
エアバッグ84を膨張させてカップ型砥石82を半導体
ウェーハ22の裏面22Bに当接させ、粗研加工を行
う。そして、測定装置72の測定値が所定の設定値にな
った際に、エアバッグ84からエアを排出してカップ型
砥石82を上方に退避させるとともに、研削装置68を
揺動させてカップ型砥石82を裏面22Bの上方から退
避させる。次いで、研削装置70を揺動させてカップ型
砥石82を裏面22Bの上方に進出させるとともに、エ
アバッグ92にエアを供給してカップ型砥石90を裏面
22Bに当接させ、精研加工を行う。そして、測定装置
72の測定値が所定の設定値になった際に、エアバッグ
92からエアを排出し、カップ型砥石90を上方に退避
させる。これにより、共通の吸着テーブル66に半導体
ウェーハ22を保持しながら粗研と精研を行うことがで
きる。 【0049】また、上述した加工装置はエアバッグ7
6、84、92に供給するエア圧によって、カップ型砥
石82、90が裏面22Bを押圧する圧力(加工圧)を
調節することができる。 【0050】なお、上述した加工装置は、研削装置68
と研削装置70の組み合わせであるが、加工部の組み合
わせはこれに限定するものではなく、前述したように研
削装置と研磨装置の組み合わせや、研磨装置同士の組み
合わせであってもよい。 【0051】 【発明の効果】以上説明したように本発明に係る半導体
ウェーハの加工装置によれば、半導体ウェーハを共通の
テーブルに保持した状態で、複数の加工部を半導体ウェ
ーハの片面に押し付けて加工を行うので、半導体ウェー
ハを脱着することなく複数の加工を行うことができ、作
業時間を短縮できるとともに加工精度を向上させること
ができる。また、本発明によれば、半導体ウェーハの片
面のうち加工部が加工中に配置される領域同士の隙間に
測定手段を設けて、半導体ウェーハの片面の状態を測定
するようにしたので、加工部で加工を行いながら測定手
段で片面の状態を測定することができ、精度の良い加工
を迅速に行うことができる。さらに、本発明によれば、
加工部が加工中に配置される領域同士の隙間に測定手段
を配置したので、装置全体を小型化することができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の半導体ウェーハの加工装置で研削加工
の実施状態を示す全体図 【図2】図1の加工装置で研磨加工の実施状態を示す全
体図 【図3】加工時のカップ型砥石、研磨布と半導体ウェー
ハとの位置関係を示す平面図 【図4】図1と異なる構成の加工装置を示す側面図 【符号の説明】 10…加工装置、11…加工装置本体、12…吸着テー
ブル、14…研削装置、16…研磨装置、17…測定装
置、18…モータ、20…出力軸、22…半導体ウェー
ハ、22A…表面、22B…裏面、23…隙間、24…
カップ型砥石(研削用砥石)、25…砥石部分、26…
モータ、28…エアシリンダ、30…出力軸、32…ピ
ストン、34…支柱、36…ガイド溝、38…エアシリ
ンダ、40…ピストン、42…研磨布(研磨体)、44
…モータ、46…エアシリンダ、48…定盤、50…出
力軸、52…ピストン、54…支柱、56…ガイド溝、
58…エアシリンダ、60…ピストン、62…測定ヘッ
ド、64…接触子、66…吸着テーブル、68…研削装
置、70…研削装置、72…測定装置、74…カップ型
フレーム、76…エアバッグ、78…スピンドル、80
…カップ型フレーム、82…カップ型砥石、84…エア
バッグ、86…スピンドル、88…カップ型フレーム、
90…カップ型砥石、92…エアバッグ
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B24B 49/04 B24B 49/04 Z

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】半導体ウェーハを保持して回転するテーブ
    ルと、 前記テーブルに保持された前記半導体ウェーハの片面の
    一部分に押し付けられ、該片面を加工する複数の加工部
    と、 前記半導体ウェーハの片面のうち、前記加工部が加工中
    に配置される領域同士の隙間に配置され、前記片面の状
    態を測定する測定手段と、 を備えたことを特徴とする半導体ウェーハの加工装置。
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