JP2003337416A - 感放射線性樹脂組成物 - Google Patents

感放射線性樹脂組成物

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JP2003337416A
JP2003337416A JP2002144620A JP2002144620A JP2003337416A JP 2003337416 A JP2003337416 A JP 2003337416A JP 2002144620 A JP2002144620 A JP 2002144620A JP 2002144620 A JP2002144620 A JP 2002144620A JP 2003337416 A JP2003337416 A JP 2003337416A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 放射線に対する透明性が高く、特に現像欠陥
が極めて少なく、しかも感度、解像度、パターン形状等
のレジストとしての基本物性に優れた感放射線性樹脂組
成物を提供する。 【解決手段】 感放射線性樹脂組成物は、(A)ビス
(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2−(ビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンスルホネート、N−〔2−
(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド等に代表される感放射線性酸発生剤、
並びに(B)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸t−ブチルおよび/または(メタ)ア
クリル酸2−メチルアダマンタン−2−イルに由来する
繰り返し単位を有する樹脂に代表される酸の作用により
アルカリ可溶性となる樹脂を含有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感放射線性樹脂組
成物に関わり、さらに詳しくは、KrFエキシマレーザ
ーあるいはArFエキシマレーザー等の遠紫外線、電子
線等の荷電粒子線、シンクロトロン放射線等のX線の如
き各種の放射線を使用する微細加工に有用な化学増幅型
レジストとして好適に使用することができる感放射線性
樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】集積回路素子の製造に代表される微細加
工の分野においては、より高い集積度を得るために、最
近では0.20μm以下のレベルでの微細加工が可能な
リソグラフィー技術が必要とされている。しかし、従来
のリソグラフィープロセスでは、一般に放射線としてi
線等の近紫外線が用いられているが、この近紫外線で
は、サブクオーターミクロンレベルの微細加工が極めて
困難であると言われている。そこで、0.20μm以下
のレベルでの微細加工を可能とするために、より波長の
短い放射線の利用が検討されている。このような短波長
の放射線としては、例えば、水銀灯の輝線スペクトル、
エキシマレーザーに代表される遠紫外線、X線、電子線
等を挙げることができるが、これらのうち、特にKrF
エキシマレーザー(波長248nm)あるいはArFエ
キシマレーザー(波長193nm)が注目されている。
このようなエキシマレーザーによる照射に適した感放射
線性樹脂組成物として、酸解離性官能基を有する成分と
放射線の露光により酸を発生する成分(以下、「感放射
線性酸発生剤」という。)とによる化学増幅効果を利用
した組成物(以下、「化学増幅型感放射線性組成物」と
いう。)が数多く提案されている。化学増幅型感放射線
性組成物としては、例えば、特公平2−27660号公
報には、カルボン酸のt−ブチルエステル基またはフェ
ノールのt−ブチルカーボナート基を有する重合体と感
放射線性酸発生剤とを含有する組成物が提案されてい
る。この組成物は、露光により発生した酸の作用によ
り、重合体中に存在するt−ブチルエステル基あるいは
t−ブチルカーボナート基が解離して、該重合体がカル
ボキシル基あるいはフェノール性水酸基からなる酸性基
を有するようになり、その結果、レジスト被膜の露光領
域がアルカリ現像液に易溶性となる現象を利用したもの
である。
【0003】ところで、従来の化学増幅型感放射線性組
成物の多くは、フェノール系樹脂をベースにするもので
あるが、このような樹脂の場合、放射線として遠紫外線
を使用すると、樹脂中の芳香族環に起因して遠紫外線が
吸収されるため、露光された遠紫外線がレジスト被膜の
下層部まで十分に到達できないという欠点があり、その
ため露光量がレジスト被膜の上層部では多く、下層部で
は少なくなり、現像後のレジストパターンが上部が細く
下部にいくほど太い台形状になってしまい、十分な解像
度が得られないなどの問題があった。その上、現像後の
レジストパターンが台形状となった場合、次の工程、即
ちエッチングやイオンの打ち込みなどを行う際に、所望
の寸法精度が達成できず、問題となっていた。しかも、
レジストパターン上部の形状が矩形でないと、ドライエ
ッチングによるレジストの消失速度が速くなってしま
い、エッチング条件の制御が困難になる問題もあった。
一方、レジストパターンの形状は、レジスト被膜の放射
線透過率を高めることにより改善することができる。例
えば、ポリメチルメタクリレートに代表される(メタ)
アクリレート系樹脂は、遠紫外線に対しても透明性が高
く、放射線透過率の観点から非常に好ましい樹脂であ
り、例えば特開平4−226461号公報には、メタク
リレート系樹脂を使用した化学増幅型感放射線性組成物
が提案されている。しかしながら、この組成物は、微細
加工性能の点では優れているものの、芳香族環をもたな
いため、ドライエッチング耐性が低いという欠点があ
り、この場合も高精度のエッチング加工を行うことが困
難であり、放射線に対する透明性とドライエッチング耐
性とを兼ね備えたものとは言えない。
【0004】また、化学増幅型感放射線性組成物からな
るレジストについて、放射線に対する透明性を損なわな
いで、ドライエッチング耐性を改善する方策の一つとし
て、組成物中の樹脂成分に、芳香族環に代えて脂肪族環
を導入する方法が知られており、例えば特開平7−23
4511号公報には、脂肪族環を有する(メタ)アクリ
レート系樹脂を使用した化学増幅型感放射線性組成物が
提案されている。しかしながら、この組成物では、樹脂
成分が有する酸解離性官能基として、従来の酸により比
較的解離し易い基(例えば、テトラヒドロピラニル基等
のアセタール系官能基)や酸により比較的解離し難い基
(例えば、t−ブチルエステル基、t−ブチルカーボネ
ート基等のt−ブチル系官能基)が用いられており、前
者の酸解離性官能基を有する樹脂成分の場合、レジスト
の基本物性、特に感度やパターン形状は良好であるが、
組成物としての保存安定性に難点があり、また後者の酸
解離性官能基を有する樹脂成分では、逆に保存安定性は
良好であるが、レジストの基本物性、特に感度やパター
ン形状が損なわれるという欠点がある。さらに、この組
成物中の樹脂成分には脂肪族環が導入されているため、
樹脂自体の疎水性が非常に高くなり、基板に対する接着
性の面でも問題があった。
【0005】さらに、化学増幅型感放射性組成物におけ
る感放射線性酸発生剤に求められる特性として、放射線
に対する透明性に優れ、かつ酸発生における量子収率が
高いこと、発生する酸が十分強いこと、発生する酸の沸
点が十分高いこと、発生する酸のレジスト被膜中での拡
散距離(以下、「拡散長」という。)が適切であること
などが挙げられる。これらのうち、酸の強さ、沸点およ
び拡散長に関しては、イオン性の感放射線性酸発生剤で
はアニオン部分の構造が重要であり、また通常のスルホ
ニル構造やスルホン酸エステル構造を有するノニオン性
の感放射線性酸発生剤ではスルホニル部分の構造が重要
となる。例えば、トリフルオロメタンスルホニル構造を
有する感放射線性酸発生剤の場合、発生する酸は十分強
い酸となり、フォトレジストとしての解像性能は十分高
くなるが、酸の沸点が低く、また酸の拡散長が長いた
め、フォトレジストとしてマスク依存性が大きくなると
いう欠点がある。また、例えば10−カンファースルホ
ニル構造のような大きな有機基に結合したスルホニル構
造を有する感放射線性酸発生剤の場合は、発生する酸の
沸点は十分高く、酸の拡散長が十分短いため、マスク依
存性は小さくなるが、酸の強度が十分ではないために、
フォトレジストとしての解像性能が十分ではない。
【0006】一方、パーフルオロ−n−オクタンスルホ
ン酸(PFOS)等のパーフルオロアルキルスルホニル
構造を有する感放射線性酸発生剤は、十分な酸性度をも
ち、かつ酸の沸点や拡散長も概ね適当であるため、近年
特に注目されている。しかしながら、PFOS等のパー
フルオロアルキルスルホニル構造を有する感放射線性酸
発生剤は、環境問題について考えた場合、一般に燃焼性
が低く、また人体蓄積性も疑われており、米国のENVIRO
NMENTAL PROTECTION AGENCY による報告“Perfluorooct
yl Sulfonates ; Proposed Significant New Use Rule"
において、使用を規制する提案がなされている。そこ
で、半導体素子における微細化の進行に対応しうる技術
開発の観点から、遠紫外線に代表される短波長の放射線
に適応可能で、放射線に対する透明性が高く、しかもレ
ジストとしての基本物性に優れた新たな化学増幅型感放
射線性組成物の開発が重要な課題となっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、放射
線に対する透明性が高く、特に現像欠陥が極めて少な
く、しかも感度、解像度、パターン形状等のレジストと
しての基本物性に優れた感放射線性樹脂組成物を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によると、前記課
題は、(A)放射線の照射により、下記一般式(1)で
表される酸を発生する感放射線性酸発生剤、並びに
(B)下記一般式(2−1)で表される繰り返し単位お
よび下記一般式(2−2)で表される繰り返し単位の群
から選ばれる少なくとも1種を有するアルカリ不溶性ま
たはアルカリ難溶性の樹脂であって酸の作用によりアル
カリ可溶性となる樹脂を含有することを特徴とする感放
射線性樹脂組成物によって達成される。
【0009】
【化3】
【0010】〔一般式(1)において、X1 およびX2
は相互に独立に水素原子、フッ素原子、炭素数1〜4の
直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、または炭素数1〜
4の直鎖状もしくは分岐状のフッ素化アルキル基を示
し、iは0〜5の整数であり、R1 は1価の置換基を示
し、jは0以上の整数であり、mは0〜2の整数であ
る。〕
【0011】
【化4】
【0012】〔一般式(2−1)において、R2 は1価
の基を示し、nは0〜2の整数である。一般式(2−
2)において、R3 は水素原子、メチル基、炭素数1〜
4の直鎖状もしくは分岐状のヒドロキシアルキル基、ま
たは炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のフッ素化ア
ルキル基等を示し、R4 は水素原子または1価の有機基
を示す。〕
【0013】以下、本発明について詳細に説明する。(A)成分 本発明における(A)成分は、露光により、前記一般式
(1)で表される酸(以下、「スルホン酸(1)」とい
う。)を発生する感放射線性酸発生剤(以下、「酸発生
剤(A)」という。)からなる。
【0014】一般式(1)において、X1 およびX2
炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基とし
ては、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、
i−プロピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル
基、1−メチルプロピル基、t−ブチル基等を挙げるこ
とができる。
【0015】また、X1 およびX2 の炭素数1〜4の直
鎖状もしくは分岐状のフッ素化アルキル基としては、例
えば、モノフルオロメチル基、ジフルオロメチル基、ト
リフルオロメチル基、1−フルオロエチル基、1,2−
ジフルオロエチル基、2,2,2−トリフルオロエチル
基、1,1,2,2−テトラフルオロエチル基、ペンタ
フルオロエチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、
ノナフルオロ−n−ブチル基等を挙げることができる。
【0016】一般式(1)におけるX1 およびX2 とし
てはそれぞれ、水素原子、フッ素原子、トリフルオロメ
チル基等が好ましく、特にフッ素原子が好ましい。ま
た、一般式(1)におけるiとしては、0または1が好
ましく、特に1が好ましい。
【0017】一般式(1)において、R1 の1価の置換
基としては、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、シアノ基、ニトロ基等を挙げることができる。一般
式(1)におけるR1 としては、特にヒドロキシル基が
好ましい。また、一般式(1)におけるjおよびmとし
ては、それぞれ0または1が好ましい。
【0018】スルホン酸(1)の具体例としては、2−
(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホン酸、2−
(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタンー2
−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスル
ホン酸、2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオ
ロエタンスルホン酸、2−(テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6.02,7 ]ドデカンー4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホン酸、2−(9−
ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホン酸、2−(10−ヒドロキシ
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン
−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホン酸、
【0019】2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1−ジフルオロエタンスルホン酸、2
−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1−ジフルオロエタンスルホン酸、2
−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1−ジフルオロエタンスルホン酸、2
−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)−1,1−ジフルオロエタンスルホン
酸、2−(9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1−ジフ
ルオロエタンスルホン酸、2−(10−ヒドロキシテト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4
−イル)−1,1−ジフルオロエタンスルホン酸、
【0020】(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−
イル)ジフルオロメタンスルホン酸、(5−ヒドロキシ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)ジフルオ
ロメタンスルホン酸、(6−ヒドロキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)ジフルオロメタンスルホ
ン酸、(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカン−4−イル)ジフルオロメタンスルホン酸、
(9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル)ジフルオロメタンスルホ
ン酸、(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)ジフルオロメタ
ンスルホン酸等を挙げることができる。
【0021】スルホン酸(1)を発生する化合物として
は、例えば、スルホニウム塩化合物(但し、チオフェニ
ウム塩化合物を含む。)、ヨードニウム塩化合物、スル
ホンイミド化合物、スルホン化合物、スルホン酸エステ
ル化合物、ジスルホニルジアゾメタン化合物、ジスルホ
ニルメタン化合物、オキシムスルホネート化合物、ヒド
ラジンスルホネート化合物等を挙げることができる。こ
れらの化合物のうち、スルホニウム塩化合物、ヨードニ
ウム塩化合物およびスルホンイミド化合物の群から選ば
れる少なくとも1種が好ましい。
【0022】好ましいスルホニウム塩およびヨードニウ
ム塩の具体例としては、トリフェニルスルホニウム塩、
4−t−ブチルフェニル・ジフェニルスルホニウム塩、
4−t−ブトキシフェニル・ジフェニルスルホニウム
塩、4−ヒドロキシフェニル・ジフェニルスルホニウム
塩、トリ(4−メトキシフェニル)スルホニウム塩、ジ
(4−メトキシフェニル)・p−トルイルスルホニウム
塩、フェニル・ビフェニレンスルホニウム塩、(4−フ
ェニルチオフェニル)・ジフェニルスルホニウム塩、
4,4’−ビス(ジフェニルスルホニオフェニル)スル
フィド塩等のアリールスルホニウム塩;ジシクロヘキシ
ル・メチルスルホニウム塩、ジメチル・シクロヘキシル
スルホニウム塩、トリシクロヘキシルスルホニウム塩等
のトリ(シクロ)アルキルスルホニウム塩;
【0023】シクロヘキシル・メチル・2−オキソシク
ロヘキシルスルホニウム塩、ジシクロヘキシル・2−オ
キソシクロヘキシルスルホニウム塩、2−オキソシクロ
ヘキシル・ジメチルスルホニウム塩、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−イル・メチル・2−オキソシクロ
ヘキシルスルホニウム塩、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキ
シルスルホニウム塩、1−〔2−(ナフタレン−1−イ
ル)−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウム
塩、1−〔2−(ナフタレン−2−イル)−2−オキソ
エチル〕テトラヒドロチオフェニウム塩、1−(2−オ
キソ−n−ブチル)テトラヒドロチオフェニウム塩等の
2−オキソスルホニウム塩;ナフタレン−1−イル・ジ
メチルスルホニウム塩、ナフタレン−1−イル・ジエチ
ルスルホニウム塩、(4−シアノナフタレン−1−イ
ル)ジメチルスルホニウム塩、4−シアノナフタレン−
1−イル・ジエチルスルホニウム塩、4−ニトロナフタ
レン−1−イル・ジメチルスルホニウム塩、4−ニトロ
ナフタレン−1−イル・ジエチルスルホニウム塩、4−
メチルナフタレン−1−イル・ジメチルスルホニウム
塩、4−メチルナフタレン−1−イル・ジエチルスルホ
ニウム塩、1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム塩、4−ヒドロキシノ
ナフタレン−1−イル・ジメチルスルホニウム塩、4−
ヒドロキシナフタレン−1−イル・ジエチルスルホニウ
ム塩等のジアルキル・ナフタレン−1−イルスルホニウ
ム塩;
【0024】1−(4−メトキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム塩、1−(4−エトキ
シナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム
塩、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)テ
トラヒドロチオフェニウム塩、1−(4−メトキシメト
キシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウ
ム塩、1−(4−エトキシメトキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム塩、1−〔4−(1−
メトキシエトキシ)ナフタレン−1−イル〕テトラヒド
ロチオフェニウム塩、1−〔4−(2−メトキシエトキ
シ)ナフタレン−1−イル〕テトラヒドロチオフェニウ
ム塩、1−(4−メトキシカルボニルオキシナフタレン
−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム塩、1−(4
−エトキシカルボニルオキシナフタレン−1−イル)テ
トラヒドロチオフェニウム塩、1−(4−n−プロポキ
シカルボニルオキシナフタレン−1−イル)テトラヒド
ロチオフェニウム塩、1−(4−i−プロポキシカルボ
ニルオキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフ
ェニウム塩、1−(4−n−ブトキシカルボニルオキシ
ナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム
塩、1−(4−t−ブトキシカルボニルオキシナフタレ
ン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム塩、1−
〔4−(2−テトラヒドロフラニルオキシ)ナフタレン
−1−イル〕テトラヒドロチオフェニウム塩、1−〔4
−(2−テトラヒドロピラニルオキシ)ナフタレン−1
−イル〕テトラヒドロチオフェニウム塩、1−(4−ベ
ンジルオキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオ
フェニウム塩、4−(4−n−ブトキシナフタレン−1
−イル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.0
2,6 ]デカン塩、(4−エトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン塩、1−〔4−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル)オキシナフタレン−1−イル〕テトラヒ
ドロチオフェニウム塩、1−(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム塩、
1−(3,5−ジメチル−4−エトキシフェニル)テト
ラヒドロチオフェニウム塩、1−(3,5−ジメチル−
4−n−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウ
ム塩、
【0025】ジフェニルヨードニウム塩、ジ(4−t−
ブチルフェニル)ヨードニウム塩、ジ(p−トルイル)
ヨードニウム塩、ジ(3,4−ジメチルフェニル)ヨー
ドニウム塩、4−ニトロフェニル・フェニルヨードニウ
ム塩、ジ(3−ニトロフェニル)ヨードニウム塩、4−
メトキシフェニル・フェニルヨードニウム塩、ジ(4−
クロロフェニル)ヨードニウム塩、ジ(4−トリフルオ
ロメチルフェニル)ヨードニウム塩、ビフェニレンヨー
ドニウム塩、ジ(ナフタレン−2−イル)ヨードニウム
塩、2−クロロビフェニレンヨードニウム塩等を挙げる
ことができる。
【0026】また、スルホンイミド化合物としては、例
えば、下記一般式(A1) で表される化合物を挙げるこ
とができる。
【0027】
【化5】 〔一般式(A1) において、 [RA] はスルホン酸
(1)の残基を示し、それが解離したときスルホン酸
(1)を生成する基であり、Yは2価の有機基を示
す。〕
【0028】一般式(A1) で表される化合物は、一般
式(A1) 中の [RA] を水素原子で置換した化合物
(以下、「母核化合物(A1)」という。)とスルホン
酸(1)の残基とがスルホニル結合を介して結合した構
造を有する化合物である。母核化合物(A1)として
は、例えば、N−ヒドロキシスクシンイミド、N−ヒド
ロキシジフェニルマレイミド、N−ヒドロキシビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−ヒドロキシ−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
5,6−オキシ−2,3−ジカルボキシイミド、N−ヒ
ドロキシナフチルイミド、N−ヒドロキシフタルイミド
等を挙げることができる。
【0029】酸発生剤(A)の好ましい具体例として
は、ジフェニルヨードニウム2−(ビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフ
ルオロエタンスルホネート、ジフェニルヨードニウム2
−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンス
ルホネート、ジフェニルヨードニウム2−(6−ヒドロ
キシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−
1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
ジフェニルヨードニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、ジフェニ
ルヨードニウム2−(9−ヒドロキシテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−
1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
ジフェニルヨードニウム2−(10−ヒドロキシテトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホ
ネート、
【0030】ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニ
ウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネ
ート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2
−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンス
ルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニ
ウム2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨ
ードニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホネート、ビス(4−t−ブチル
フェニル)ヨードニウム2−(9−ヒドロキシテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネ
ート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2
−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、
【0031】トリフェニルスルホニウム2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、トリフェニルス
ルホニウム2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフ
ルオロエタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム
2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、トリフェニルスルホニウム2−(テトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホ
ネート、トリフェニルスルホニウム2−(9−ヒドロキ
シテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ
ン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタ
ンスルホネート、トリフェニルスルホニウム2−(10
−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テトラ
フルオロエタンスルホネート、
【0032】ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホ
ニウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネ
ート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル・シ
クロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホニウム
2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−
イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスル
ホニウム2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオ
ロエタンスルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキ
シルスルホニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル・シクロヘキシル・2−オ
キソシクロヘキシルスルホニウム2−(9−ヒドロキシ
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン
−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−
イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスル
ホニウム2−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
【0033】1−〔2−(ナフタレン−1−イル)−2
−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウム2−(ビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
〔(2−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチ
ル〕テトラヒドロチオフェニウム2−(5−ヒドロキシ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
〔(2−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチ
ル〕テトラヒドロチオフェニウム2−(6−ヒドロキシ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
〔(2−ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチル〕
テトラヒドロチオフェニウム2−(テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
〔(2−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチ
ル〕テトラヒドロチオフェニウム2−(9−ヒドロキシ
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン
−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、1−〔(2−(ナフタレン−1−イル)
−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウム2−
(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンスルホネート、
【0034】1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホネート、1−(4−ヒドロキシ
ナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム2
−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンス
ルホネート、1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム2−(6−ヒドロキシ
ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
(4−ヒドロキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロ
チオフェニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(4−ヒド
ロキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニ
ウム2−(9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(4−ヒ
ドロキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェ
ニウム2−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
【0035】1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−
イル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(4−n−
ブトキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェ
ニウム2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロ
エタンスルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタレ
ン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム2−(6−
ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネ
ート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)
テトラヒドロチオフェニウム2−(テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、1−
(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)テトラヒド
ロチオフェニウム2−(9−ヒドロキシテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−
1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)テトラ
ヒドロチオフェニウム2−(10−ヒドロキシテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネ
ート、
【0036】(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン−2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−
イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホ
ネート、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)―
4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン
2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロ
エタンスルホネート、(4−n−ブトキシナフタレン−
1−イル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.0
2,6 ]デカン2−(テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンスルホネート、(4−n−ブ
トキシナフタレン−1−イル)―4−チオニアトリシク
ロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン2−(9−ヒドロキシ
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン
−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン2−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、
【0037】1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオ
フェニウム2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフ
ルオロエタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム
2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキ
シフェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(テトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホ
ネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(9−ヒドロキ
シテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ
ン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタ
ンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(10
−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6.0
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テトラ
フルオロエタンスルホネート、
【0038】1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフ
ェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(3,5−
ジメチル−4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフ
ェニウム2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオ
ロエタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−
ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−
(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスル
ホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフェ
ニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)
−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホネー
ト、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフェニル)
テトラヒドロチオフェニウム2−(9−ヒドロキシテト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4
−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスル
ホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフェ
ニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(10−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホネート、
【0039】N−〔2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホニルオキシ〕スクシンイミド、N−〔2−
(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスル
ホニルオキシ〕スクシンイミド、N−〔2−(6−ヒド
ロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−
1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキ
シ〕スクシンイミド、N−〔2−テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕
スクシンイミド、N−〔2−(9−ヒドロキシテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニ
ルオキシ〕スクシンイミド、N−〔2−(10−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホニルオキシ〕スクシンイミド、
【0040】N−〔2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2−
(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスル
ホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2−(6−ヒ
ドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)
−1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオ
キシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,
3−ジカルボキシイミド、N−〔2−テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−
1,1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキ
シ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド、N−〔2−(9−ヒドロキシテ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンス
ルホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2−(10
−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テトラ
フルオロエタンスルホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
【0041】N−〔2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホニルオキシ〕−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−〔2−(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフ
ルオロエタンスルホニルオキシ〕−7−オキサビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、N−〔2−(6−ヒドロキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホニルオキシ〕−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−〔2−(テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕−7
−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−
2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2−(9−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエ
タンスルホニルオキシ〕−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−〔2−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,
1,2,2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕
−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン
−2,3−ジカルボキシイミド等を挙げることができ
る。
【0042】これらの酸発生剤(A)のうち、特に好ま
しいものとしては、ジフェニルヨードニウム2−(ビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、ジフェニ
ルヨードニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、ビス(4−t−
ブチルフェニル)ヨードニウム2−(ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホネート、ビス(4−t−ブチル
フェニル)ヨードニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,
2,2−テトラフルオロエタンスルホネート、トリフェ
ニルスルホニウム2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタ
ンスルホネート、トリフェニルスルホニウム2−(テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4
−イル)−1,1,2,2−テトラルオロエタンスルホ
ネート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホネート、1−(4−n−ブトキ
シナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム
2−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン−4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロ
エタンスルホネート、
【0043】1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)テトラヒドロチオフェニウム2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホネート、1−(3,5−
ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオ
フェニウム2−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,2−テト
ラフルオロエタンスルホネート、N−〔2−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)−1,1,2,2
−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕スクシンイ
ミド、N−〔2−(テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)−1,1,2,
2−テトラフルオロエタンスルホニルオキシ〕スクシン
イミド、N−〔2−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタン
スルホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−〔2−(テ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)−1,1,2,2−テトラフルオロエタンス
ルホニルオキシ〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド等を挙げることがで
きる。
【0044】本発明においては、酸発生剤(A)と共
に、他の酸発生剤を1種以上併用することができる。前
記他の酸発生剤としては、例えば、ジフェニルヨードニ
ウムトリフルオロメタンスルホネート、ジフェニルヨー
ドニウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフ
ェニルヨードニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホ
ネート、ジフェニルヨードニウムN,N−ビス(トリフ
ルオロメタンスルホニル)イミデート、ジフェニルヨー
ドニウムN,N−ビス(ペンタフルオロエタンスルホニ
ル)イミデート、ジフェニルヨードニウムN,N−ビス
(ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニル)イミデー
ト、ジフェニルヨードニウムN,N−ビス(ノナフルオ
ロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、ジフェニルヨ
ードニウムベンゼンスルホネート、ジフェニルヨードニ
ウム4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ジ
フェニルヨードニウム2,4−ジフルオロベンゼンスル
ホネート、ジフェニルヨードニウム2,3,4,5,6
−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、ジフェニルヨ
ードニウム10−カンファースルホネート、
【0045】ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニ
ウムトリフルオロメタンスルホネート、ビス(4−t−
ブチルフェニル)ヨードニウムノナフルオロ−n−ブタ
ンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ビ
ス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムN,N−ビ
ス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデート、ビス
(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムN,N−ビス
(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミデート、ビス
(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムN,N−ビス
(ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニル)イミデー
ト、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムN,
N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミ
デート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム
ベンゼンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニ
ル)ヨードニウム4−トリフルオロメチルベンゼンスル
ホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウ
ム2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、ビス(4
−t−ブチルフェニル)ヨードニウム2,3,4,5,
6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、ビス(4−
t−ブチルフェニル)ヨードニウム10−カンファース
ルホネート、
【0046】トリフェニルスルホニウムトリフルオロメ
タンスルホネート、トリフェニルスルホニウムノナフル
オロ−n−ブタンスルホネート、トリフェニルスルホニ
ウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、トリフ
ェニルスルホニウムN,N−ビス(トリフルオロメタン
スルホニル)イミデート、トリフェニルスルホニウム
N,N−ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミ
デート、トリフェニルスルホニウムN,N−ビス(ヘプ
タフルオロ−n−プロパンスルホニル)イミデート、ト
リフェニルスルホニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−
n−ブタンスルホニル)イミデート、トリフェニルスル
ホニウムベンゼンスルホネート、トリフェニルスルホニ
ウム4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、ト
リフェニルスルホニウム2,4−ジフルオロベンゼンス
ルホネート、トリフェニルスルホニウム2,3,4,
5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、トリフ
ェニルスルホニウム10−カンファースルホネート、
【0047】ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホ
ニウムトリフルオロメタンスルホネート、ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル・シクロヘキシル・
2−オキソシクロヘキシルスルホニウムノナフルオロ−
n−ブタンスルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘ
キシルスルホニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホ
ネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル・
シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホニウ
ムN,N−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミ
デート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル・
シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホニウ
ムN,N−ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イ
ミデート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル
・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスルホニ
ウムN,N−ビス(ヘプタフルオロ−n−プロパンスル
ホニル)イミデート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシ
ルスルホニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタ
ンスルホニル)イミデート、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロ
ヘキシルスルホニウムベンゼンスルホネート、ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル・シクロヘキシル・
2−オキソシクロヘキシルスルホニウム4−トリフルオ
ロメチルベンゼンスルホネート、ビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル・シクロヘキシル・2−オキソ
シクロヘキシルスルホニウム2,4−ジフルオロベンゼ
ンスルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルス
ルホニウム2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼ
ンスルホネート、ビシクロ[2.2.1]ヘプトー2−
イル・シクロヘキシル・2−オキソシクロヘキシルスル
ホニウム10−カンファースルホネート、
【0048】1−〔2−(ナフタレン−1−イル)−2
−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウムトリフル
オロメタンスルホネート、1−〔2−(ナフタレン−1
−イル)−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニ
ウムノナフルオロ−n−ブタンスルホネート、1−〔2
−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチル〕テト
ラヒドロチオフェニウムパーフルオロ−n−オクタンス
ルホネート、1−〔2−(ナフタレン−1−イル)−2
−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウムN,N−
ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデート、1
−〔2−(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチ
ル〕テトラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ペンタ
フルオロエタンスルホニル)イミデート、1−〔2−
(ナフタレン−1−イル)−2−オキソエチル〕テトラ
ヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ヘプタフルオロ−
n−プロパンスルホニル)イミデート、1−〔2−(ナ
フタレン−1−イル)−2−オキソエチル〕テトラヒド
ロチオフェニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブ
タンスルホニル)イミデート、1−〔2−(ナフタレン
−1−イル)−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオフ
ェニウムベンゼンスルホネート、1−〔2−(ナフタレ
ン−1−イル)−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオ
フェニウム4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネー
ト、1−〔2−(ナフタレンー1−イル)−2−オキソ
エチル〕テトラヒドロチオフェニウム2,4−ジフルオ
ロベンゼンスルホネート、1−〔2−(ナフタレン−1
−イル)−2−オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニ
ウム2,3,4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスル
ホネート、1−〔2−(ナフタレン−1−イル)−2−
オキソエチル〕テトラヒドロチオフェニウム10−カン
ファースルホネート、
【0049】1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタンス
ルホネート、1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n−ブ
タンスルホネート、1−(4−ヒドロキシナフタレン−
1−イル)テトラヒドロチオフェニウムパーフルオロ−
n−オクタンスルホネート、1−(4−ヒドロキシナフ
タレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウムN,N
−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデート、
1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イル)テトラヒ
ドロチオフェニウムN,N−ビス(ペンタフルオロエタ
ンスルホニル)イミデート、1−(4−ヒドロキシナフ
タレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウムN,N
−ビス(ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニル)イ
ミデート、1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ノナフ
ルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデート、1−(4
−ヒドロキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオ
フェニウムベンゼンスルホネート、1−(4−ヒドロキ
シナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム
4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、1−
(4−ヒドロキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロ
チオフェニウム2,4−ジフルオロベンゼンスルホネー
ト、1−(4−ヒドロキシナフタレン−1−イル)テト
ラヒドロチオフェニウム2,3,4,5,6−ペンタフ
ルオロベンゼンスルホネート、1−(4−ヒドロキシナ
フタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム10
−カンファースルホネート、
【0050】1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−
イル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタン
スルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1
−イル)テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n
−ブタンスルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタ
レン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウムパーフル
オロ−n−オクタンスルホネート、1−(4−n−ブト
キシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウ
ムN,N−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミ
デート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)テトラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ペンタ
フルオロエタンスルホニル)イミデート、1−(4−n
−ブトキシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフ
ェニウムN,N−ビス(ヘプタフルオロ−n−プロパン
スルホニル)イミデート、1−(4−n−ブトキシナフ
タレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウムN,N
−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)イミデ
ート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)
テトラヒドロチオフェニウムベンゼンスルホネート、1
−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)テトラヒ
ドロチオフェニウム4−トリフルオロメチルベンゼンス
ルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−
イル)テトラヒドロチオフェニウム2,4−ジフルオロ
ベンゼンスルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタ
レン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウム2,3,
4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、1
−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)テトラヒ
ドロチオフェニウム10−カンファースルホネート、
【0051】(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカントリフルオロメタンスルホネート、(4−n−ブ
トキシナフタレン−1−イル)―4−チオニアトリシク
ロ[ 5.2.1.02,6 ]デカンノナフルオロ−n−ブ
タンスルホネート、(4−n−ブトキシナフタレン−1
−イル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.0
2,6 ]デカンパーフルオロ−n−オクタンスルホネー
ト、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)―4−
チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ] デカンN,
N−ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミデー
ト、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)―4−
チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカンN,
N−ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミデー
ト、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)―4−
チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカンN,
N−ビス(ヘプタフルオロ−n−プロパンスルホニル)
イミデート、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカンN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホ
ニル)イミデート、ジフェニルヨードニウムベンゼンス
ルホネート、(4−n−ブトキシナフタレン−1−イ
ル)―4−チオニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、
(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)―4−チオ
ニアトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン2,4−
ジフルオロベンゼンスルホネート、(4−n−ブトキシ
ナフタレン−1−イル)―4−チオニアトリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン2,3,4,5,6−ペン
タフルオロベンゼンスルホネート、(4−n−ブトキシ
ナフタレン−1−イル)―4−チオニアトリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン10−カンファースルホネ
ート、
【0052】1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメ
タンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒド
ロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムノナフル
オロ−n−ブタンスルホネート、1−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニ
ウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、1−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラ
ヒドロチオフェニウムN,N−ビス(トリフルオロメタ
ンスルホニル)イミデート、1−(3,5−ジメチル−
4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム
N,N−ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミ
デート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェ
ニル)テトラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ヘプ
タフルオロ−n−プロパンスルホニル)イミデート、1
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テト
ラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−
n−ブタンスルホニル)イミデート、1−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフ
ェニウムベンゼンスルホネート、1−(3,5−ジメチ
ル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニ
ウム4−トリフルオロメチルベンゼンスルホネート、1
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テト
ラヒドロチオフェニウム2,4−ジフルオロベンゼンス
ルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシ
フェニル)テトラヒドロチオフェニウム2,3,4,
5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホネート、1−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラ
ヒドロチオフェニウム10−カンファースルホネート、
【0053】1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフ
ェニル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタ
ンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキ
シフェニル)テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ
−n−ブタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−
4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムパ
ーフルオロ−n−オクタンスルホネート、1−(3,5
−ジメチル−4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオ
フェニウムN,N−ビス(トリフルオロメタンスルホニ
ル)イミデート、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキ
シフェニル)テトラヒドロチオフェニウムN,N−ビス
(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミデート、1−
(3,5−ジメチル−4−ブトキシフェニル)テトラヒ
ドロチオフェニウムN,N−ビス(ヘプタフルオロ−n
−プロパンスルホニル)イミデート、1−(3,5−ジ
メチル−4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフェ
ニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホ
ニル)イミデート、1−(3,5−ジメチル−4−ブト
キシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムベンゼンス
ルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ブトキシフ
ェニル)テトラヒドロチオフェニウム4−トリフルオロ
メチルベンゼンスルホネート、1−(3,5−ジメチル
−4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム
2,4−ジフルオロベンゼンスルホネート、1−(3,
5−ジメチル−4−ブトキシフェニル)テトラヒドロチ
オフェニウム2,3,4,5,6−ペンタフルオロベン
ゼンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ブト
キシフェニル)テトラヒドロチオフェニウム10−カン
ファースルホネート、
【0054】N−(トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ)スクシンイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタン
スルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(パーフルオ
ロ−n−オクタンスルホニルオキシ)スクシンイミド、
N−(ベンゼンスルホニルオキシ)スクシンイミド、N
−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニルオキ
シ)スクシンイミド、N−(2,4−ジフルオロベンゼ
ンスルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(2,3,
4,5,6−ペンタフルオロベンゼンスルホニルオキ
シ)スクシンイミド、N−(10−カンファースルホニ
ルオキシ)スクシンイミド、N−(トリフルオロメタン
スルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5
−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(ノナフル
オロ−n−ブタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(パーフルオロ−n−オクタンスルホニルオキ
シ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3
−ジカルボキシイミド、N−(4−トリフルオロメチル
ベンゼンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−
(2,4−ジフルオロベンゼンスルホニルオキシ)ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−(2,3,4,5,6−ペンタフル
オロベンゼンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−(10−カンファースルホニルオキシ)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド、
【0055】N−(トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(ノナフルオ
ロ−n−ブタンスルホニルオキシ)−7−オキサビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボ
キシイミド、N−(パーフルオロ−n−オクタンスルホ
ニルオキシ)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(ベ
ンゼンスルホニルオキシ)−7−オキサビシクロ[2.
2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミ
ド、N−(4−トリフルオロメチルベンゼンスルホニル
オキシ)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−
5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(2,4
−ジフルオロベンゼンスルホニルオキシ)−7−オキサ
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジ
カルボキシイミド、N−(2,3,4,5,6−ペンタ
フルオロベンゼンスルホニルオキシ)−7−オキサビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカル
ボキシイミド、N−(10−カンファースルホニルオキ
シ)−7−オキサビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−
エン−2,3−ジカルボキシイミド等を挙げることがで
きる。
【0056】これらの他の酸発生剤のうち、さらに好ま
しいものとしては、ジフェニルヨードニウムトリフルオ
ロメタンスルホネート、ジフェニルヨードニウムノナフ
ルオロ−n−ブタンスルホネート、ジフェニルヨードニ
ウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、ジフェ
ニルヨードニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブ
タンスルホニル)イミデート、ジフェニルヨードニウム
10−カンファースルホネート、ビス(4−t−ブチル
フェニル)ヨードニウムトリフルオロメタンスルホネー
ト、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウムノナ
フルオロ−n−ブタンスルホネート、ビス(4−t−ブ
チルフェニル)ヨードニウムパーフルオロ−n−オクタ
ンスルホネート、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨー
ドニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスル
ホニル)イミデート、ビス(4−t−ブチルフェニル)
ヨードニウム10−カンファースルホネート、トリフェ
ニルスルホニウムトリフルオロメタンスルホネート、ト
リフェニルスルホニウムノナフルオロ−n−ブタンスル
ホネート、トリフェニルスルホニウムパーフルオロ−n
−オクタンスルホネート、トリフェニルスルホニウム
N,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニル)
イミデート、トリフェニルスルホニウム10−カンファ
ースルホネート、
【0057】1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−
イル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタン
スルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−1
−イル)テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n
−ブタンスルホネート、1−(4−n−ブトキシナフタ
レン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウムパーフル
オロ−n−オクタンスルホネート、1−(4−n−ブト
キシナフタレン−1−イル)テトラヒドロチオフェニウ
ムN,N−ビス(ノナフルオロ−n−ブタンスルホニ
ル)イミデート、1−(4−n−ブトキシナフタレン−
1−イル)テトラヒドロチオフェニウム10−カンファ
ースルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−ヒドロ
キシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムトリフルオ
ロメタンスルホネート、1−(3,5−ジメチル−4−
ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフェニウムノナ
フルオロ−n−ブタンスルホネート、1−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフ
ェニウムパーフルオロ−n−オクタンスルホネート、1
−(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシフェニル)テト
ラヒドロチオフェニウムN,N−ビス(ノナフルオロ−
n−ブタンスルホニル)イミデート、1−(3,5−ジ
メチル−4−ヒドロキシフェニル)テトラヒドロチオフ
ェニウム10−カンファースルホネート、
【0058】N−(トリフルオロメタンスルホニルオキ
シ)スクシンイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタン
スルホニルオキシ)スクシンイミド、N−(パーフルオ
ロ−n−オクタンスルホニルオキシ)スクシンイミド、
N−(10−カンファースルホニルオキシ)スクシンイ
ミド、N−(トリフルオロメタンスルホニルオキシ)ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカ
ルボキシイミド、N−(ノナフルオロ−n−ブタンスル
ホニルオキシ)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−5−エ
ン−2,3−ジカルボキシイミド、N−(パーフルオロ
−n−オクタンスルホニルオキシ)ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキシイミド、
N−(10−カンファースルホニルオキシ)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−5−エン−2,3−ジカルボキ
シイミド等を挙げることができる。
【0059】本発明において、酸発生剤(A)および他
の酸発生剤はそれぞれ、単独でまたは2種以上を混合し
て使用することができる。酸発生剤(A)の使用量は、
レジストとしての感度および現像性の確保、並びに現像
欠陥の面から、後述する(B)成分100重量部に対し
て、好ましくは1〜10重量部、特に好ましくは1〜7
重量部である。この場合、酸発生剤(A)の使用量が1
重量部未満では、レジストとしての感度や現像欠陥の低
減効果が低下する傾向があり、一方10重量部を超える
と、放射線に対する透明性が低下して、矩形のレジスト
パターンを得られ難くなる傾向がある。また、他の酸発
生剤の使用量は、(B)成分100重量部に対して、通
常、5重量部以下、好ましくは3重量部以下である。
【0060】(B)成分 本発明における(B)成分は、前記一般式(2−1)で
表される繰り返し単位(以下、「繰り返し単位(2−
1)」という。)および前記一般式(2−2)で表され
る繰り返し単位(以下、「繰り返し単位(2−2)」と
いう。)の群から選ばれる少なくとも1種を有するアル
カリ不溶性またはアルカリ難溶性の樹脂であって、酸の
作用によりアルカリ可溶性となる樹脂(以下、「樹脂
(B)」という。)からなる。ここでいう「アルカリ不
溶性またはアルカリ難溶性」とは、樹脂(B)を含有す
る感放射線性樹脂組成物から形成されたレジスト被膜か
らレジストパターンを形成する際に採用されるアルカリ
現像条件下で、当該レジスト被膜の代わりに樹脂(B)
のみを用いた被膜を現像した場合に、当該被膜の初期膜
厚の50%以上が現像後に残存する性質を意味する。
【0061】樹脂(B)において、繰り返し単位(2−
1)は、主鎖が有橋式炭化水素骨格を有するとともに、
そのR2 が有橋式炭化水素骨格を有することができる。
また、繰り返し単位(2−2)におけるR4 は有橋式炭
化水素骨格を有することができる。そこで、主な有橋式
炭化水素骨格における炭素原子の位置番号を次に示す。
【0062】
【化6】
【0063】ここで、(イ)はビシクロ[2.2.1]
ヘプタン、(ロ)はテトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン、(ハ)はトリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]デカン、(ニ)はトリシクロ[ 4.
2.1.03,7 ]ノナンである。以下における有橋式炭
化水素骨格の命名は、これら(イ)〜(ニ)に従うもの
とする。
【0064】一般式(2−1)において、R2 の1価の
基としては、例えば、下記式(3-1) 〜(3-3)で表さ
れる基等を挙げることができる。
【0065】
【化7】
【0066】式(3-1) において、R5 は単結合、直鎖
状もしくは分岐状の2価の有機基、または脂環式構造を
有する2価の有機基を示し、X3 は水素原子または1価
の官能基を示す。
【0067】式(3-2)において、各R6 は相互に独立
に炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、
炭素数2〜4の直鎖状もしくは分岐状のオキソアルキル
基または炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基もし
くはその誘導体を示すか、あるいは何れか2つのR6
相互に結合して、それぞれが結合している炭素原子と共
に、炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基もしくは
その誘導体を形成し、残りのR6 が炭素数1〜4の直鎖
状もしくは分岐状のアルキル基、炭素数2〜4の直鎖状
もしくは分岐状のオキソアルキル基または炭素数4〜2
0の一価の脂環式炭化水素基もしくはその誘導体を示
す。
【0068】式(3-3)において、R7 は炭素数1〜6
の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、脂環式構造を有
する炭素数4〜20の1価の有機基、環状エーテル構造
を有する1価の有機基、または置換されてもよいラクト
ン骨格を有する1価の有機基を示す。〕
【0069】式(3-1)において、R5 の直鎖状もしく
は分岐状の2価の有機基としては、メチレン基、エチレ
ン基、プロピレン基、トリメチレン基、テトラメチレン
基、2−メチルトリメチレン基、ヘキサメチレン基、オ
クタメチレン基、デカメチレン基等のメチレン基または
炭素数2〜12のアルキレン基;モノフルオロメチレン
基、ジフルオロメチレン基、モノフルオロエチレン基、
1,1−ジフルオロエチレン基、1,2−ジフルオロエ
チレン基、1,2,2−トリフルオロエチレン基、1,
1,2,2−テトラフルオロエチレン基、トリフルオロ
メチルエチレン基、1,1−ジ(トリフルオロメチル)
エチレン基等のフッ素化メチレン基または炭素数2〜1
2のフッ素化アルキレン基等を挙げることができる。ま
た、R5 の脂環式構造を有する2価の有機基としては、
例えば、シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサ
ン、シクロヘプタン、シクロオクタン等の炭素数4〜2
0のシクロアルカン類に由来する基;アダマンタン、ビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン、テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン、トリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]デカン等の炭素数4〜20の有橋式炭
化水素類に由来する基等を挙げることができる。
【0070】式(3-2)におけるR5 としては、単結
合、メチレン基、エチレン基、ジフルオロメチレン基、
1,2−ジフルオロエチレン基、1,1,2,2−テト
ラフルオロエチレン基、アダマンタンに由来する2価の
基、ビシクロ[2.2.1]ヘプタンに由来する2価の
基等が好ましい。
【0071】式(3-1)において、X3 の1価の官能基
としては、例えば、ヒドロキシル基、カルボキシル基、
ニトロ基、シアノ基、アミノ基等を挙げることができ
る。式(3-1)におけるX3 としては、水素原子、ヒド
ロキシル基、カルボキシル基、シアノ基等が好ましい。
【0072】一般式(2−1)において、R2 の式(3
-1)で表される好ましい基としては、例えば、水素原
子、ヒドロキシル基、ヒドロキシメチル基、2−ヒドロ
キシエチル基、3−ヒドロキシプロピル基、(フルオ
ロ)(ヒドロキシ)メチル基、(ジフルオロ)(ヒドロ
キシ)メチル基、1,2−ジフルオロ−2−ヒドロキシ
エチル基、1,1,2,2−テトラフルオロ−2−ヒド
ロキシエチル基、2−トリフルオロメチル−2−ヒドロ
キシエチル基、2,2−ジ(トリフルオロメチル)−2
−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシアダマンタン−
1−イル基、5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル基、6−ヒドロキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル基、9−ヒドロキシテトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル基、10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、カルボキシル
基、カルボキシメチル基、2−カルボキシエチル基、3
−カルボキシプロピル基、3−カルボキシアダマンタン
−1−イル基、5−カルボキシビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル基、6−カルボキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル基、9−カルボキシテトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル基、10−カルボキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、シアノ基、シ
アノメチル基、2−シアノエチル基、3−シアノプロピ
ル基、3−シアノアダマンタン−1−イル基、5−シア
ノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、6−
シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、
9−シアノテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル基、10−シアノテトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル
基等を挙げることができる。
【0073】式(3-2)において、R6 の1〜4の直鎖
状もしくは分岐状のアルキル基としては、例えば、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチ
ルプロピル基、t−ブチル基等を挙げることができる。
これらのアルキル基のうち、メチル基、エチル基等が好
ましい。また、R6 の炭素数2〜4の直鎖状もしくは分
岐状のオキソアルキル基としては、例えば、オキソエチ
ル基、1−オキソプロピル基、1−オキソ−n−ブチル
基等を挙げることができる。
【0074】また、R6 の炭素数4〜20の1価の脂環
式炭化水素基および何れか2つのR6 が相互に結合して
それぞれが結合している炭素原子と共に形成した炭素数
4〜20の2価の脂環式炭化水素基としては、例えば、
シクロブタン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シク
ロヘプタン、シクロオクタン等のシクロアルカン類や、
アダマンタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン、ト
リシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン等の有橋式炭化
水素類に由来する基;これらのシクロアルカン類あるい
は有橋式炭化水素類に由来する基をメチル基、エチル
基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、
2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル基、t−ブ
チル基等の炭素数1〜4の直鎖状、分岐状または環状の
アルキル基の1種以上或いは1個以上で置換した基等を
挙げることができる。
【0075】また、前記1価または2価の脂環式炭化水
素基の誘導体としては、例えば、ヒドロキシル基;カル
ボキシル基;オキシ基(即ち、=O基);ヒドロキシメ
チル基、1−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシエチ
ル基、1−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシプロ
ピル基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブ
チル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシブチ
ル基等の炭素数1〜4のヒドロキシアルキル基;メトキ
シ基、エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ
基、n−ブトキシ基、2−メチルプロポキシ基、1−メ
チルプロポキシ基、t−ブトキシ基等の炭素数1〜4の
アルコキシル基;シアノ基;シアノメチル基、2−シア
ノエチル基、3−シアノプロピル基、4−シアノブチル
基等の炭素数2〜5のシアノアルキル基等の置換基を1
種以上或いは1個以上有する基を挙げることができる。
これらの置換基のうち、ヒドロキシル基、カルボキシル
基、ヒドロキシメチル基、シアノ基、シアノメチル基等
が好ましい。
【0076】式(3-2)において、少なくとも1つのR
6 が炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基もしくは
その誘導体である場合の−C(R6)3 に相当する好まし
い構造としては、例えば、下記式(4-1) 〜(4-4) で
表される基等を挙げることができる。
【0077】
【化8】 〔式(4-3) および(4-4) において、aおよびbはそ
れぞれ0〜2の整数である。〕
【0078】また、何れか2つのR6 が相互に結合し
て、それぞれが結合している炭素原子と共に炭素数4〜
20の2価の脂環式炭化水素基もしくはその誘導体を形
成した場合の−C(R6)3 に相当する好ましい構造とし
ては、例えば、下記式(5-1)〜(5-4) で表される基
等を挙げることができる。
【0079】
【化9】 〔式(5-3) および(5-4) において、aおよびbはそ
れぞれ0〜2の整数である。〕
【0080】一般式(2−1)において、R2 の式(3
-2) で表される基中の−C(R6)3に相当する好ましい
構造の具体例としては、t−ブチル基、2−メチル−2
−ブチル基、2−エチル−2−ブチル基、3−メチル−
3−ブチル基、3−エチル−3−ブチル基、3−メチル
−3−ペンチル基等のトリアルキルメチル基;1,1−
ジメチル−2−オキソプロピル基、1,1−ジメチル−
2−オキソ−n−ブチル基等の1,1−ジアルキル−2
−オキソアルキル基;1−メチルシクロペンチル基、1
−エチルシクロペンチル基、1−メチルシクロヘキシル
基、1−エチルシクロヘキシル基等の1−アルキルシク
ロアルキル基;
【0081】2−メチルアダマンタン−2−イル基、2
−メチル−3−ヒドロキシアダマンタン−2−イル基、
2−メチル−3−シアノアダマンタン−2−イル基、2
−エチルアダマンタン−2−イル基、2−エチル−3−
ヒドロキシアダマンタン−2−イル基、2−エチル−3
−シアノアダマンタン−2−イル基、2−メチルビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、2−メチル−
5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−
イル基、2−メチル−6−ヒドロキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル基、2−メチル−5−シア
ノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、2−
メチル−6−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル基、2−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル基、2−エチル−5−ヒドロキシビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、2−エチル−6
−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル基、2−エチル−5−シアノビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル基、2−エチル−6−シアノビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、
【0082】4−メチルテトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、4−メチル−9
−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル基、4−メチル−10−ヒド
ロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン−4−イル基、4−メチル−9−シアノテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル基、4−メチル−10−シアノテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、4−
エチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン−4−イル基、4−エチル−9−ヒドロキシテト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4
−イル基、4−エチル−10−ヒドロキシテトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル
基、4−エチル−9−シアノテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、4−エチ
ル−10−シアノテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル基、8−メチルトリシクロ
[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル基、8−メチ
ル−4−ヒドロキシトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン−8−イル基、8−メチル−4−シアノトリシク
ロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル基、8−エ
チルトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イ
ル基、8−エチル−4−ヒドロキシトリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]デカン−8−イル基、8−エチル−4
−シアノトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8
−イル基等のアルキル置換有橋式炭化水素基およびその
誘導体;
【0083】1−メチル−1−シクロペンチルエチル
基、1−メチル−1−(2−ヒドロキシシクロペンチ
ル)エチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシシク
ロペンチル)エチル基、1−メチル−1−(2−シアノ
シクロペンチル)エチル基、1−メチル−1−(3−シ
アノシクロペンチル)エチル基、1−メチル−1−シク
ロヘキシルエチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキ
シシクロヘキシル)エチル基、1−メチル−1−(4−
ヒドロキシシクロヘキシル)エチル基、1−メチル−1
−(3−シアノシクロヘキシル)エチル基、1−メチル
−1−(4−シアノシクロヘキシル)エチル基、1−メ
チル−1−シクロへプチルエチル基、1−メチル−1−
(3−ヒドロキシシクロへプチル)エチル基、1−メチ
ル−1−(4−ヒドロキシシクロへプチル)エチル基、
1−メチル−1−(3−シアノシクロへプチル)エチル
基、1−メチル−1−(4−シアノシクロへプチル)エ
チル基等のジアルキル・シクロアルキルメチル基および
その誘導体;
【0084】1−メチル−1−(アダマンタン−1−イ
ル)エチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシアダ
マンタン−1−イル)エチル基、1−メチル−1−(3
−シアノアダマンタン−1−イル)エチル基、1−メチ
ル−1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)エチル基、1−メチル−1−(5−ヒドロキシビシ
クロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1
−メチル−1−(6−ヒドロキシビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1−メチル−1−
(5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)エチル基、1−メチル−1−(6−シアノビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1−メ
チル−1−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル)エチル基、1−メチル−1
−(9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エチル基、1−
メチル−1−(10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エチル
基、1−メチル−1−(9−シアノテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6.02,7 ]ドデカン−4−イル)エチル
基、1−メチル−1−(10−シアノテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エ
チル基、1−メチル−1−(トリシクロ[ 5.2.1.
2,6 ]デカン−8−イル)エチル基、1−メチル−1
−(4−ヒドロキシトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン−8−イル)エチル基、1−メチル−1−(4−
シアノトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−
イル)エチル基等のアルキル置換・有橋式炭化水素基置
換メチル基およびその誘導体;
【0085】1,1−ジシクロペンチルエチル基、1,
1−ジ(2−ヒドロキシシクロペンチル)エチル基、
1,1−ジ(3−ヒドロキシシクロペンチル)エチル
基、1,1−ジ(2−シアノシクロペンチル)エチル
基、1,1−ジ(3−シアノシクロペンチル)エチル
基、1,1−ジシクロヘキシルエチル基、1,1−ジ
(3−ヒドロキシシクロヘキシル)エチル基、1,1−
ジ(4−ヒドロキシシクロヘキシル)エチル基、1,1
−ジ(3−シアノシクロヘキシル)エチル基、1,1−
ジ(4−シアノシクロヘキシル)エチル基、1,1−ジ
シクロへプチルエチル基、1,1−ジ(3−ヒドロキシ
シクロへプチル)エチル基、1,1−ジ(4−ヒドロキ
シシクロへプチル)エチル基、1,1−ジ(3−シアノ
シクロへプチル)エチル基、1,1−ジ(4−シアノシ
クロへプチル)エチル基等のアルキル・ジシクロアルキ
ルメチル基およびその誘導体;
【0086】1,1−ジ(アダマンタン−1−イル)エ
チル基、1,1−ジ(3−ヒドロキシアダマンタン−1
−イル)エチル基、1,1−ジ(3−シアノアダマンタ
ン−1−イル)エチル基、1,1−ジ(ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1,1−ジ
(5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル)エチル基、1,1−ジ(6−ヒドロキシビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1,
1−ジ(5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)エチル基、1,1−ジ(6−シアノビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチル基、1,1
−ジ(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン−4−イル)エチル基、1,1−ジ(9−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)エチル基、1,1−ジ(10−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)エチル基、1,1−ジ(9−シアノテ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)エチル基、1,1−ジ(10−シアノテトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6.02,7 ]ドデカン−4−
イル)エチル基、1,1−ジ(トリシクロ[ 5.2.
1.02,6 ]デカン−8−イル)エチル基、1,1−ジ
(4−ヒドロキシトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デ
カン−8−イル)エチル基、1,1−ジ(4−シアノト
リシクロ[ 5.2.1.02,6 ]8−イル)エチル基等
のアルキル置換・ジ(有橋式炭化水素基)置換メチル基
およびその誘導体等を挙げることができる。
【0087】これらの−C(R6)3 に相当する構造のう
ち、特に好ましいものとしては、t−ブチル基、2−メ
チル−2−ブチル基、2−エチル−2−ブチル基、3−
エチル−3−ブチル基、1,1−ジメチル−2−オキソ
プロピル基、1,1−ジメチル−2−オキソ−n−ブチ
ル基、1−メチルシクロペンチル基、1−エチルシクロ
ペンチル基、1−メチルシクロヘキシル基、1−エチル
シクロヘキシル基、2−メチルアダマンタン−2−イル
基、2−メチル−3−ヒドロキシアダマンタン−2−イ
ル基、2−エチルアダマンタン−2−イル基、2−メチ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、2−
エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、
4−メチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル基、4−エチルテトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル
基、8−メチルトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]−8
−イル基、8−エチルトリシクロ[ 5.2.1.
2,6 ]−8−イル基、
【0088】1−メチル−1−シクロペンチルエチル
基、1−メチル−1−(2−ヒドロキシシクロペンチ
ル)エチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシシク
ロペンチル)エチル基、1−メチル−1−シクロヘキシ
ルエチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシシクロ
ヘキシル)エチル基、1−メチル−1−(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)エチル基、1−メチル−1−シクロ
へプチルエチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシ
シクロへプチル)エチル基、1−メチル−1−(4−ヒ
ドロキシシクロへプチル)エチル基、1−メチル−1−
(アダマンタン−1−イル)エチル基、1−メチル−1
−(3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル)エチル
基、1−メチル−1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル)エチル基、1−メチル−1−(テトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル)エチル基、1−メチル−1−(トリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]−8−イル)エチル基、1,1−ジシ
クロペンチルエチル基、1,1−ジシクロヘキシルエチ
ル基、1,1−ジ(アダマンタン−1−イル)エチル
基、1,1−ジ(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル)エチル基、1,1−ジ(テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エチル
基、1,1−ジ(トリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]−
8−イル)エチル基等を挙げることができる。
【0089】式(3-3)において、R7 の炭素数1〜6
の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基としては、例え
ば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピ
ル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチ
ルプロピル基、t−ブチル基等を挙げることができる。
【0090】また、R7 の脂環式構造を有する炭素数4
〜20の1価の有機基としては、例えば、シクロブタ
ン、シクロペンタン、シクロヘキサン、シクロヘプタ
ン、シクロオクタン等に由来するシクロアルカン類に由
来する基;アダマンタン、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン、トリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン等の
有橋式炭化水素類に由来する基;これらのシクロアルカ
ン類あるいは有橋式炭化水素類に由来する基をメチル
基、エチル基、n−プロピル基、i−プロピル基、n−
ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メチルプロピル
基、t−ブチル基等の炭素数1〜4の直鎖状、分岐状ま
たは環状のアルキル基の1種以上或いは1個以上で置換
した基;これらのアルキル基で置換されてもよいシクロ
アルカン類あるいは有橋式炭化水素類に由来する1価の
基をヒドロキシル基;カルボキシル基;オキシ基(即
ち、=O基);ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキシエ
チル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシプロ
ピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプ
ロピル基、2−ヒドロキシブチル基、3−ヒドロキシブ
チル基、4−ヒドロキシブチル基等の炭素数1〜4のヒ
ドロキシアルキル基;メトキシ基、エトキシ基、n−プ
ロポキシ基、i−プロポキシ基、n−ブトキシ基、2−
メチルプロポキシ基、1−メチルプロポキシ基、t−ブ
トキシ基等の炭素数1〜4のアルコキシル基;シアノ
基;シアノメチル基、2−シアノエチル基、3−シアノ
プロピル基、4−シアノブチル基等の炭素数2〜5のシ
アノアルキル基等の1種以上あるいは1個以上で置換し
た基等を挙げることができる。
【0091】また、R7 の環状エーテル構造を有する1
価の有機基としては、例えば、テトラヒドロフラン−2
−イル基、テトラヒドロピラン−2−イル基や、これら
の基がメチル基、エチル基、n−プロピル基、i−プロ
ピル基、n−ブチル基、2−メチルプロピル基、1−メ
チルプロピル基、t−ブチル基等の炭素数1〜4の直鎖
状、分岐状または環状のアルキル基に結合した基等を挙
げることができる。また、R7 の置換されてもよいラク
トン骨格を有する1価の有機基としては、例えば、下記
式(6-1)〜(6-4)で表される基等を挙げることがで
きる。
【0092】
【化10】
【0093】〔式(6-1)および式(6-2)において、
各R8 は相互に独立に水素原子、炭素数1〜5の直鎖状
もしくは分岐状のアルキル基、炭素数1〜5の直鎖状も
しくは分岐状のアルコキシル基、または炭素数2〜5の
直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基を示
し、Y1 はメチレン基、ジメチルメチレン基、酸素原子
または硫黄原子を示す。式(6-3)において、R9 は水
素原子、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状のアルキ
ル基、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキ
シル基、または炭素数2〜5の直鎖状もしくは分岐状の
アルコキシカルボニル基を示す。式(6-4)において、
10は水素原子、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状
のアルキル基、炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状の
アルコキシル基、または炭素数2〜5の直鎖状もしくは
分岐状のアルコキシカルボニル基を示し、複数存在する
10は相互に同一でも異なってもよく、cは0〜4の整
数であり、Y2 は単結合またはメチレン基を示す。〕
【0094】式(6-1)〜(6-4)において、R8 、R
9 およびR10の炭素数1〜5の直鎖状もしくは分岐状の
アルキル基としては、例えば、メチル基、エチル基、n
−プロピル基、i−プロピル基、n−ブチル基、1−メ
チルプロピル基、2−メチルプロピル基、t−ブチル
基、n−ペンチル基等を挙げることができる。また、R
8 、R9 およびR10の炭素数1〜5の直鎖状もしくは分
岐状のアルコキシル基としては、例えば、メトキシ基、
エトキシ基、n−プロポキシ基、i−プロポキシ基、n
−ブトキシ基、1−メチルプロポキシ基、2−メチルプ
ロポキシ基、t−ブトキシ基、n−ペンチルオキシ基等
を挙げることができる。また、R8 、R9 およびR10
炭素数2〜5の直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカル
ボニル基としては、例えば、メトキシカルボニル基、エ
トキシカルボニル基、n−プロポキシカルボニル基、i
−プロポキシカルボニル基、n−ブトキシカルボニル
基、1−メチルプロポキシカルボニル基、2−メチルプ
ロポキシカルボニル基、t−ブトキシカルボニル基等を
挙げることができる。
【0095】一般式(2−1)において、R2 の式(3
-3)で表される基中の好ましいR7としては、例えば、
メチル基、エチル基、n−プロピル基等の直鎖状もしく
は分岐状のアルキル基;シクロペンチル基、シクロヘキ
シル基等のシクロアルキル基;アダマンタン−1−イル
基、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、
7,7−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−1
−イル基、テトラシクロ[6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル基、トリシクロ[ 5.2.
1.02,6 ]デカン−8−イル基等の有橋式炭化水素類
に由来する基;(テトラヒドロフラン−2−イル)メチ
ル基等の環状エーテル構造を有する有機基;5−オキソ
−4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン
−2−イル基、9−メトキシカルボニル−5−オキソ−
4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン−
2−イル基、7−オキソ−6−オキサビシクロ[3.
2.1]オクタン−4−イル基、2−メトキシカルボニ
ル−7−オキソ−6−オキサ−ビシクロ[3.2.1]
オクタン−4−イル基、2−オキソテトラヒドロピラン
−4−イル基、4−メチル−2−オキソテトラヒドロピ
ラン−4−イル基、4−エチル−2−オキソテトラヒド
ロピラン−4−イル基、4−n−プロピル−2−オキソ
テトラヒドロピラン−4−イル基、5−オキソテトラヒ
ドロフラン−3−イル基、2,2−ジメチル−5−オキ
ソテトラヒドロフラン−3−イル基、4,4−ジメチル
−5−オキソテトラヒドロフラン−3−イル基、2−オ
キソテトラヒドロフラン−3−イル基、4,4−ジメチ
ル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル基、5,
5−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イ
ル基、2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル基、
(5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル
基、(3,3−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラ
ン−2−イル)メチル基、(4,4−ジメチル−5−オ
キソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル基等の置換
されてもよいラクトン骨格を有する有機基等を挙げるこ
とができる。
【0096】一般式(2−2)において、R3 の炭素数
1〜4の直鎖状もしくは分岐状のヒドロキシアルキル基
としては、例えば、ヒドロキシメチル基、1−ヒドロキ
シエチル基、2−ヒドロキシエチル基、1−ヒドロキシ
プロピル基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキ
シプロピル基、1−ヒドロキシブチル基、2−ヒドロキ
シブチル基、3−ヒドロキシブチル基、4−ヒドロキシ
ブチル基等を挙げることができる。
【0097】また、R3 の炭素数1〜4の直鎖状もしく
は分岐状のフッ素化アルキル基としては、例えば、モノ
フルオロメチル基、ジフルオロメチル基、トリフルオロ
メチル基、1−フルオロエチル基、1,2−ジフルオロ
エチル基、2,2,2−トリフルオロエチル基、1,
1,2,2−テトラフルオロエチル基、ペンタフルオロ
エチル基、ヘプタフルオロ−n−プロピル基、ノナフル
オロ−n−ブチル基等を挙げることができる。
【0098】一般式(2−2)におけるR3 としては、
水素原子、メチル基、モノフルオロメチル基、ジフルオ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、ヒドロキシメチル
基、2−ヒドロキシエチル基等が好ましい。
【0099】また、R4 の1価の有機基としては、例え
ば、炭素数1〜6の直鎖状もしくは分岐状のアルキル
基、脂環式構造を有する炭素数4〜20の1価の有機
基、環状エーテル構造を有する1価の有機基、置換され
てもよいラクトン骨格を有する1価の有機基、下記式
(7-1) または式(7-2) で表される基等を挙げること
ができる。
【0100】
【化11】
【0101】〔式(7-1) において、R11は直鎖状もし
くは分岐状の2価の有機基、または脂環式構造を有する
2価の有機基を示し、X4 は水素原子または1価の官能
基を示す。
【0102】式(7-2) において、各R12は相互に独立
に炭素数1〜4の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、
炭素数2〜4の直鎖状もしくは分岐状のオキソアルキル
基または炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基もし
くはその誘導体を示すか、あるいは何れか2つのR12
相互に結合して、それぞれが結合している炭素原子と共
に、炭素数4〜20の2価の脂環式炭化水素基もしくは
その誘導体を形成し、残りのR12が炭素数1〜4の直鎖
状もしくは分岐状のアルキル基、炭素数2〜4の直鎖状
もしくは分岐状のオキソアルキル基または炭素数4〜2
0の一価の脂環式炭化水素基もしくはその誘導体を示
す。〕
【0103】一般式(2−2)において、R4 の1価の
有機基のうち、炭素数1〜6の直鎖状もしくは分岐状の
アルキル基、脂環式構造を有する炭素数4〜20の1価
の有機基、環状エーテル構造を有する1価の有機基およ
び置換されてもよいラクトン骨格を有する1価の有機基
としては、例えば、前記式(3-3)におけるR7 につい
て例示したそれぞれ対応する基と同様のものを挙げるこ
とができる。
【0104】一般式(2−2)におけるR4 の炭素数1
〜6の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基、脂環式構造
を有する炭素数4〜20の1価の有機基、環状エーテル
構造を有する1価の有機基および置換されてもよいラク
トン骨格を有する1価の有機基の好ましいものとして
は、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基等の
直鎖状もしくは分岐状のアルキル基;シクロペンチル
基、シクロヘキシル基等のシクロアルキル基;アダマン
タン−1−イル基、ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル基、7,7−ジメチルビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−1−イル基、テトラシクロ[6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、トリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル基等の有橋式炭
化水素類に由来する基;(テトラヒドロフラン−2−イ
ル)メチル基等の環状エーテル構造を有する有機基;5
−オキソ−4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.0
3,7 ]ノナン−2−イル基、9−メトキシカルボニル−
5−オキソ−4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.0
3,7 ]ノナン−2−イル基、7−オキソ−6−オキサビ
シクロ[3.2.1]オクタン−4−イル基、2−メト
キシカルボニル−7−オキソ−6−オキサ−ビシクロ
[3.2.1]オクタン−4−イル基、2−オキソテト
ラヒドロピラン−4−イル基、4−メチル−2−オキソ
テトラヒドロピラン−4−イル基、4−エチル−2−オ
キソテトラヒドロピランー4−イル基、4−n−プロピ
ル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イル基、5−
オキソテトラヒドロフラン−3−イル基、2,2−ジメ
チル−5−オキソテトラヒドロフラン−3−イル基、
4,4−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−3
−イル基、2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル
基、4,4−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン
−3−イル基、5,5−ジメチル−2−オキソテトラヒ
ドロフラン−3−イル基、2−オキソテトラヒドロフラ
ン−3−イル基、(5−オキソテトラヒドロフラン−2
−イル)メチル基、(3,3−ジメチル−5−オキソテ
トラヒドロフラン−2−イル)メチル基、(4,4−ジ
メチルー5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メ
チル基等の置換されてもよいラクトン骨格を有する有機
基等挙げることができる。
【0105】式(7-1) において、R11の直鎖状もしく
は分岐状の2価の有機基および脂環式構造を有する2価
の有機基としては、例えば、前記式(3-1)におけるR
5 について例示したそれぞれ対応する基と同様のものを
挙げることができる。
【0106】式(7-1)におけるR11としては、メチレ
ン基、エチレン基、アダマンタンに由来する2価の基、
ビシクロ[2.2.1]ヘプタンに由来する2価の基等
が好ましい。
【0107】式(7-1) において、X4 の1価の官能基
としては、例えば、前記式(3-1)におけるX3 の1価
の官能基について例示した基と同様のものを挙げること
ができる。式(7-1)におけるX4 としては、水素原
子、ヒドロキシル基、カルボキシル基、シアノ基等が好
ましい。
【0108】一般式(2−2)において、R4 の式(7
-1)で表される好ましい基としては、例えば、ヒドロキ
シメチル基、2−ヒドロキシエチル基、3−ヒドロキシ
プロピル基、3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル
基、5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル基、6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル基、9−ヒドロキシテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、
10−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7]ドデカン−4−イル基、カルボキシメチル基、
2−カルボキシエチル基、3−カルボキシプロピル基、
3−カルボキシアダマンタン−1−イル基、5−カルボ
キシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル基、6
−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル基、9−カルボキシテトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、10−カルボキ
シテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7]ドデカ
ン−4−イル基、シアノメチル基、2−シアノエチル
基、3−シアノプロピル基、3−シアノアダマンタン−
1−イル基、5−シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル基、6−シアノビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル基、9−シアノテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル基、10
−シアノテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカン−4−イル基等を挙げることができる。
【0109】式(7-2) において、R12の炭素数1〜4
の直鎖状もしくは分岐状のアルキル基および炭素数2〜
4の直鎖状もしくは分岐状のオキソアルキル基として
は、前記式(3-2) におけるR6 について例示したそれ
ぞれ対応する基等を挙げることができる。また、R12
炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基もしくはその
誘導体および何れか2つのR12が相互に結合してそれぞ
れが結合している炭素原子と共に形成した炭素数4〜2
0の2価の脂環式炭化水素基もしくはその誘導体として
は、前記式(3-2) におけるR6 について例示したそれ
ぞれ対応する基等を挙げることができる。
【0110】式(7-2)において、少なくとも1つのR
12が炭素数4〜20の1価の脂環式炭化水素基もしくは
その誘導体である場合の−C(R12)3相当する好ましい
構造としては、例えば、前記式(4-1) 〜(4-4) でR
6 をR12に変換した基等を挙げることができる。また、
何れか2つのR12が相互に結合して、それぞれが結合し
ている炭素原子と共に炭素数4〜20の2価の脂環式炭
化水素基もしくはその誘導体を形成した場合の−C(R
12)3に相当する好ましい構造としては、例えば、前記式
(5-1)〜(5-4) でR6 をR12に変換した基等を挙げ
ることができる。
【0111】一般式(2−2)において、R4 の式(7
-2)で表される基の好ましい具体例としては、前記式
(3-2) で表される基中の−C(R6)3 に相当する好ま
しい構造の具体例と同様のものを挙げることができる。
【0112】これらの基のうち、特に好ましいものとし
ては、t−ブチル基、2−メチル−2−ブチル基、2−
エチル−2−ブチル基、3−エチル−3−ブチル基、
1,1−ジメチル−2−オキソプロピル基、1,1−ジ
メチル−2−オキソ−n−ブチル基、1−メチルシクロ
ペンチル基、1−エチルシクロペンチル基、1−メチル
シクロヘキシル基、1−エチルシクロヘキシル基、2−
メチルアダマンタン−2−イル基、2−メチル−3−ヒ
ドロキシアダマンタン−2−イル基、2−エチルアダマ
ンタン−2−イル基、2−メチルビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−2−イル基、2−エチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル基、4−メチルテトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル
基、4−エチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル基、8−メチルトリシクロ[
5.2.1.02,6 ]−8−イル基、8−エチルトリシ
クロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル基、
【0113】1−メチル−1−シクロペンチルエチル
基、1−メチル−1−(2−ヒドロキシシクロペンチ
ル)エチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシシク
ロペンチル)エチル基、1−メチル−1−シクロヘキシ
ルエチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシシクロ
ヘキシル)エチル基、1−メチル−1−(4−ヒドロキ
シシクロヘキシル)エチル基、1−メチル−1−シクロ
へプチルエチル基、1−メチル−1−(3−ヒドロキシ
シクロへプチル)エチル基、1−メチル−1−(4−ヒ
ドロキシシクロへプチル)エチル基、1−メチル−1−
(アダマンタン−1−イル)エチル基、1−メチル−1
−(3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル)エチル
基、1−メチル−1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタ
ン−2−イル)エチル基、1−メチル−1−(テトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル)エチル基、1−メチル−1−(トリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エチル基、1,1
−ジシクロペンチルエチル基、1,1−ジシクロヘキシ
ルエチル基、1,1−ジ(アダマンタン−1−イル)エ
チル基、1,1−ジ(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−2−イル)エチル基、1,1−ジ(テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エ
チル基、1,1−ジ(トリシクロ[ 5.2.1.
2,6 ]デカン−8−イル)エチル基等を挙げることが
できる。さらに、一般式(2−2)におけるR4 として
は、水素原子も好ましい。
【0114】繰り返し単位(2−1)を与える好ましい
単量体としては、例えば、5−ヒドロキシビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−ヒドロキシメチ
ルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(2
−ヒドロキシエチル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン、5−(3−ヒドロキシプロピル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−〔(フルオロ)
(ヒドロキシ)メチル〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト
ー2−エン、5−〔(ジフルオロ)(ヒドロキシ)メチ
ル〕ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(1,2−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(1,1,
2,2−テトラフルオロ−2−ヒドロキシエチル)ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(2−トリ
フルオロメチル−2−ヒドロキシエチル)ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−〔2,2−ジ
(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシエチル〕ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、
【0115】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−メチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン、5−n−ブチルビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン、5−n−ヘキシルビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン、5−n−オクチルビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン、5−n−デシルビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン−5−カルボン酸の(3−ヒドロキシア
ダマンタン−1−イル)エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エンー5−カルボン酸の〔5−ヒドロ
キシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エス
テル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンー5−
カルボン酸の〔6−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]
ヘプタン−2−イル)エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(9−ヒドロ
キシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カン−4−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン−5−カルボン酸の(10−ヒドロキシ
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン
−4−イル)エステル、
【0116】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン−5−酢酸、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン−5−プロピオン酸、5−シアノビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン、5−シアノメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−(2−シアノエ
チル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン、5−
(3−シアノプロピル)ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸t−ブチル、ビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン−5−カルボン酸2−メチル−2−ブ
チル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−
カルボン酸2−エチル−2−ブチル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸3−エチル
−3−ブチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸1−メチルシクロペンチル、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸1
−エチルシクロペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン−5−カルボン酸1−メチルシクロヘキシ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸1−エチルシクロヘキシル、
【0117】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸の(2−メチルアダマンタン−2−イ
ル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸の(2−メチル−3−ヒドロキシア
ダマンタン−2−イル)エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(2−エチル
アダマンタン−2−イル)エステル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(2−メ
チルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エス
テル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−
カルボン酸の(2−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン−2−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン−5−カルボン酸の(4−メチルテトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−
イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン−5−カルボン酸の(4−エチルテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エ
ステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5
−カルボン酸の(8−メチルトリシクロ[ 5.2.1.
2,6 ]デカン−8−イル)エステル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エンー5−カルボン酸の(8−エ
チルトリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イ
ル)エステル、
【0118】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸1−メチル−1−シクロペンチルエチ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸1−メチル−1−(2−ヒドロキシシクロペン
チル)エチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸1−メチル−1−(3−ヒドロキシ
シクロペンチル)エチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン−5−カルボン酸1−メチル−1−シクロ
ヘキシルエチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン−5−カルボン酸1−メチル−1−(3−ヒドロキ
シシクロヘキシル)エチル、ビシクロ[2.2.1]ヘ
プト−2−エン−5−カルボン酸1−メチル−1−(4
−ヒドロキシシクロヘキシル)エチル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸1−メチル
−1−シクロへプチルエチル、ビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン−5−カルボン酸1−メチル−1−
(3−ヒドロキシシクロへプチル)エチル、ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸1−
メチル−1−(4−ヒドロキシシクロへプチル)エチ
ル、
【0119】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸の〔1−メチル−1−(アダマンタン
−1−イル)エチル〕エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の〔1−メチル
−1−(3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル)エチ
ル〕エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸の〔1−メチル−1−(ビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチル〕エステ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸の〔1−メチル−1−(テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エチ
ル〕エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸の〔1−メチル−1−(トリシクロ
[ 5.2.1.02,6]デカン−8−イル)エチル〕エ
ステル、
【0120】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸1,1−ジシクロペンチルエチル、ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン
酸1,1−ジシクロヘキシルエチル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の〔1,1
−ジ(アダマンタン−1−イル)エチル〕エステル、ビ
シクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン
酸の〔1,1−ジ(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル)エチル〕エステル、ビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の〔1,1−ジ(テ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)エチル〕エステル、ビシクロ[2.2.1]
ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の〔1,1−ジ(ト
リシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エ
チル〕エステル、
【0121】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸メチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン−5−カルボン酸エチル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸n−プロピ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸シクロペンチル、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
ト−2−エン−5−カルボン酸シクロヘキシル、ビシク
ロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の
(アダマンタン−1−イル)エステル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(ビシク
ロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エステル、ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸
の(7,7−ジメチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン
−1−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン−5−カルボン酸の(テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エステ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸の(トリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン
−8−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン−5−カルボン酸の〔(テトラヒドロフラン
−2−イル)メチル〕エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(1,1−ジ
メチル−2−オキソプロピル)エステル、
【0122】ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン
−5−カルボン酸の(5−オキソ−4−オキサトリシク
ロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン−2−イル)エステ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸の(9−メトキシカルボニル−5−オキソ−4
−オキサトリシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン−2
−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2
−エン−5−カルボン酸の(7−オキソ−6−オキサビ
シクロ[3.2.1]オクタン−4−イル)エステル、
ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボ
ン酸の(2−メトキシカルボニル−7−オキソ−6−オ
キサビシクロ[3.2.1]オクタン−4−イル)エス
テル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−
カルボン酸の(2−オキソテトラヒドロピラン−4−イ
ル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エ
ン−5−カルボン酸の(4−メチル−2−オキソテトラ
ヒドロピラン−4−イル)エステル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(4−エ
チル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)エス
テル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−
カルボン酸の(4−n−プロピル−2−オキソテトラヒ
ドロピラン−4−イル)エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(5−オキソ
テトラヒドロフラン−3−イル)エステル、ビシクロ
[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の
(2,2−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−
3−イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−
2−エン−5−カルボン酸の(4,4−ジメチル−5−
オキソテトラヒドロフラン−3−イル)エステル、ビシ
クロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸
の(2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)エステ
ル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5−カ
ルボン酸の(4,4−ジメチル−2−オキソテトラヒド
ロフラン−3−イル)エステル、ビシクロ[2.2.
1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の(5,5−ジ
メチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)エ
ステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エン−5
−カルボン酸の(2−オキソテトラヒドロフラン−3−
イル)エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−
エン−5−カルボン酸の〔(5−オキソテトラヒドロフ
ラン−2−イル)メチル〕エステル、ビシクロ[2.
2.1]ヘプト−2−エン−5−カルボン酸の〔(3,
3−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イ
ル)メチル〕エステル、ビシクロ[2.2.1]ヘプト
−2−エン−5−カルボン酸の〔(4,4−ジメチル−
5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチル〕エ
ステル等のビシクロ[2.2.1]ヘプト−2−エンま
たはその誘導体類;
【0123】9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−ヒドロキ
シメチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン、9−(2−ヒドロキシエチル)テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン、9−(3−ヒドロキシプロピル)テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−
〔(フルオロ)(ヒドロキシ)メチル〕テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−
〔(ジフルオロ)(ヒドロキシ)メチル〕テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9
−(1,2−ジフルオロ−2−ヒドロキシエチル)テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン、9−(1,1,2,2−テトラフルオロ−2−ヒ
ドロキシエチル)テトラシクロ[6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン、9−(2−トリフルオロメ
チル−2−ヒドロキシエチル)テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−〔2,2
−ジ(トリフルオロメチル)−2−ヒドロキシエチル〕
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−
4−エン、
【0124】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン、9−メチルテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−
エチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカ−4−エン、9−n−ブチルテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−n−
ヘキシルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン、9−n−オクチルテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−
n−デシルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン、テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の
(3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル)エステル、
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−
4−エン−9−カルボン酸の(5−ヒドロキシビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エステル、テトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エ
ン−9−カルボン酸の(6−ヒドロキシビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)エステル、テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9
−カルボン酸の(9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エステ
ル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カ−4−エン−9−カルボン酸の(10−ヒドロキシテ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)エステル、
【0125】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸、テトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−
9−酢酸、テトラシクロテトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−プロピオン酸、
9−シアノテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン、9−シアノメチルテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エ
ン、9−(2−シアノエチル)テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン、9−(3−シ
アノプロピル)テトラシクロ[ 6.2.1.13,6.0
2,7 ]ドデカ−4−エン、テトラシクロテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸t−ブチル、テトラシクロテトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸2−メチル−2−ブチル、テトラシクロテト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン−9−カルボン酸2−エチル−2−ブチル、テトラ
シクロテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカ−4−エン−9−カルボン酸3−エチル−3−ブチ
ル、テトラシクロテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル
シクロペンチル、テトラシクロテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸1−エチルシクロペンチル、テトラシクロテトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−
9−カルボン酸1−メチルシクロヘキシル、テトラシク
ロテトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ
−4−エン−9−カルボン酸1−エチルシクロヘキシ
ル、
【0126】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(2−メチ
ルアダマンタン−2−イル)エステル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸の(2−メチル−3−ヒドロキシアダマンタ
ン−2−イル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の
(2−エチルアダマンタン−2−イル)エステル、テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン−9−カルボン酸の(2−メチルビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)エステル、テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9
−カルボン酸の(2−エチルビシクロ[2.2.1]ヘ
プタン−2−イル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸の(4−メチルテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7]ドデカン−4−イル)エステル、テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7]ドデカ−4−エン−9
−カルボン酸の(4−エチルテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エステル、
テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−
4−エン−9−カルボン酸の(8−メチルトリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エステル、テ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4
−エン−9−カルボン酸の(8−エチルトリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エステル、
【0127】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル−
1−シクロペンチルエチル、テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6.02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸1−メチル−1−(2−ヒドロキシシクロペンチル)
エチル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル−1−
(3−ヒドロキシシクロペンチル)エチル、テトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−
9−カルボン酸1−メチル−1−シクロヘキシルエチ
ル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル−1−(3−
ヒドロキシシクロヘキシル)エチル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸1−メチル−1−(4−ヒドロキシシクロヘ
キシル)エチル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル
−1−シクロへプチルエチル、テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸1−メチル−1−(3−ヒドロキシシクロへプチル)
エチル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1−メチル−1−
(4−ヒドロキシシクロへプチル)エチル、
【0128】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の〔1−メチ
ル−1−(アダマンタン−1−イル)エチル〕エステ
ル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カ−4−エン−9−カルボン酸の〔1−メチル−1−
(3−ヒドロキシアダマンタン−1−イル)エチル〕エ
ステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の〔1−メチル−1
−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチ
ル〕エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の〔1−メチ
ル−1−(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル)エチル〕エステル、テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン−9−カルボン酸の〔1−メチル−1−(トリシク
ロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エチル〕
エステル、
【0129】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1,1−ジシ
クロペンチルエチル、テトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸1,
1−ジシクロヘキシルエチル、テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸の〔1,1−ジ(アダマンタン−1−イル)エチル〕
エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の〔1,1
−ジ(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エ
チル〕エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の〔1,1
−ジ(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカン−4−イル)エチル〕エステル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸の〔1,1−ジ(トリシクロ[ 5.2.1.
2,6 ]デカン−8−イル)エチル〕エステル、
【0130】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸メチル、テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン−9−カルボン酸エチル、テトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン
酸n−プロピル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸シクロペン
チル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ド
デカ−4−エン−9−カルボン酸シクロヘキシル、テト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エン−9−カルボン酸の(アダマンタン−1−イル)エ
ステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(ビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル)エステル、テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7]ドデカ−4−エン−9
−カルボン酸の(7,7−ジメチルビシクロ[2.2.
1]ヘプタン−1−イル)エステル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸の(テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル)エステル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸の(トリシクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカ
ン−8−イル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の
〔(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル〕エステ
ル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデ
カ−4−エン−9−カルボン酸の(1,1−ジメチル−
2−オキソプロピル)エステル、
【0131】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(5−オキ
ソ−4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナ
ン−2−イル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の
(9−メトキシカルボニル−5−オキソ−4−オキサト
リシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン−2−イル)エ
ステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7
ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(7−オキソ−6
−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−4−イル)
エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(2−メ
トキシカルボニル−7−オキソ−6−オキサビシクロ
[3.2.1]オクタン−4−イル)エステル、テトラ
シクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エ
ン−9−カルボン酸の(2−オキソテトラヒドロピラン
−4−イル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の
(4−メチル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イ
ル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(4−エチ
ル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)エステ
ル、
【0132】テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(4−n−
プロピル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イル)
エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(5−オ
キソテトラヒドロフラン−3−イル)エステル、テトラ
シクロ[6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エ
ン−9−カルボン酸の(2,2−ジメチル−5−オキソ
テトラヒドロフラン−3−イル)エステル、テトラシク
ロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−
9−カルボン酸の(4,4−ジメチル−5−オキソテト
ラヒドロフラン−3−イル)エステル、テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9−
カルボン酸の(2−オキソテトラヒドロフラン−3−イ
ル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(4,4−
ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル)
エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(5,5
−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イ
ル)エステル、テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .0
2,7 ]ドデカ−4−エン−9−カルボン酸の(2−オキ
ソテトラヒドロフラン−3−イル)エステル、テトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン
−9−カルボン酸の〔(5−オキソテトラヒドロフラン
−2−イル)メチル〕エステル、テトラシクロ[ 6.
2.1.13,6 .02,7]ドデカ−4−エン−9−カル
ボン酸の〔(3,3−ジメチル−5−オキソテトラヒド
ロフラン−2−イル)メチル〕エステル、テトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−エン−9
−カルボン酸の〔(4,4−ジメチル−5−オキソテト
ラヒドロフラン−2−イル)メチル〕エステル等のテト
ラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ−4−
エンまたはその誘導体類等を挙げることができる。
【0133】また、繰り返し単位(2−2)を与える好
ましい単量体としては、例えば、(メタ)アクリル酸ヒ
ドロキシメチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエ
チル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、
(メタ)アクリル酸(フロオロ)(ヒドロキシ)メチ
ル、(メタ)アクリル酸(ジフルオロ)(ヒドロキシ)
メチル、(メタ)アクリル酸1,2−ジフルオロ−2−
ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸1,1,2,2
−テトラフルオロ−2−ヒドロキシエチル、(メタ)ア
クリル酸2−トリフルオロメチル−2−ヒドロキシエチ
ル、(メタ)アクリル酸2,2−ジ(トリフルオロメチ
ル)−2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸3−
ヒドロキシアダマンタン−1−イル、(メタ)アクリル
酸5−ヒドロキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2
−イル、(メタ)アクリル酸6−ヒドロキシビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル、(メタ)アクリル
酸9−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.13,6
2,7 ]ドデカン−4−イル、(メタ)アクリル酸10
−ヒドロキシテトラシクロ[ 6.2.1.1 3,6 .0
2,7 ]ドデカン−4−イル、
【0134】(メタ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸
カルボキシメチル、(メタ)アクリル酸2−カルボキシ
エチル、(メタ)アクリル酸3−カルボキシプロピル、
(メタ)アクリル酸3−カルボキシアダマンタン−1−
イル、(メタ)アクリル酸5−カルボキシビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−2−イル、(メタ)アクリル
酸−6−カルボキシビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル、(メタ)アクリル酸9−カルボキシテトラシ
クロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イ
ル、(メタ)アクリル酸10−カルボキシテトラシクロ
[ 6.2.1.13,6.02,7 ]ドデカン−4−イル、
(メタ)アクリル酸シアノメチル、(メタ)アクリル酸
2−シアノエチル、(メタ)アクリル酸3−シアノプロ
ピル、(メタ)アクリル酸3−シアノアダマンタン−1
−イル、(メタ)アクリル酸5−シアノビシクロ[2.
2.1]ヘプタン−2−イル、(メタ)アクリル酸6−
シアノビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、
(メタ)アクリル酸9−シアノテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル、(メタ)ア
クリル酸10−シアノテトラシクロ[6.2.1.1
3,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル、
【0135】(メタ)アクリル酸t−ブチル、(メタ)
アクリル酸2−メチル−2−ブチル、(メタ)アクリル
酸2−エチル−2−ブチル、(メタ)アクリル酸3−エ
チル−3−ブチル、(メタ)アクリル酸1−メチルシク
ロペンチル、(メタ)アクリル酸1−エチルシクロペン
チル、(メタ)アクリル酸1−メチルシクロヘキシル、
(メタ)アクリル酸1−エチルシクロヘキシル、(メ
タ)アクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル、
(メタ)アクリル酸2−メチル−3−ヒドロキシアダマ
ンタン−2−イル、(メタ)アクリル酸2−エチルアダ
マンタン−2−イル、(メタ)アクリル酸2−メチルビ
シクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル、(メタ)ア
クリル酸2−エチルビシクロ[2.2.1]ヘプタン−
2−イル、(メタ)アクリル酸4−メチルテトラシクロ
[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル、
(メタ)アクリル酸4−エチルテトラシクロ[ 6.2.
1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル、(メタ)ア
クリル酸8−メチルトリシクロ[ 5.2.1.02,6
デカン−8−イル、(メタ)アクリル酸8−エチルトリ
シクロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル、
【0136】(メタ)アクリル酸1−メチル−1−シク
ロペンチルエチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−1
−(2−ヒドロキシシクロペンチル)エチル、(メタ)
アクリル酸1−メチル−1−(3−ヒドロキシシクロペ
ンチル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−1−
シクロヘキシルエチル、(メタ)アクリル酸1−メチル
−1−(3−ヒドロキシシクロヘキシル)エチル、(メ
タ)アクリル酸1−メチル−1−(4−ヒドロキシシク
ロヘキシル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−
1−シクロへプチルエチル、(メタ)アクリル酸1−メ
チル−1−(3−ヒドロキシシクロへプチル)エチル、
(メタ)アクリル酸1−メチル−1−(4−ヒドロキシ
シクロへプチル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチ
ル−1−(アダマンタン−1−イル)エチル、(メタ)
アクリル酸1−メチル−1−(3−ヒドロキシアダマン
タン−1−イル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチ
ル−1−(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−1−(テ
トラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−
4−イル)エチル、(メタ)アクリル酸1−メチル−1
−(トリシクロロ[ 5.2.1.02,6 ]デカン−8−
イル)エチル、
【0137】(メタ)アクリル酸1,1−ジシクロペン
チルエチル、(メタ)アクリル酸1,1−ジシクロヘキ
シルエチル、(メタ)アクリル酸1,1−ジ(アダマン
タン−1−イル)エチル、(メタ)アクリル酸1,1−
ジ(ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イル)エチ
ル、(メタ)アクリル酸1,1−ジ(テトラシクロ[
6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカン−4−イル)エ
チル、(メタ)アクリル酸1,1−ジ(トリシクロ[
5.2.1.02,6 ]デカン−8−イル)エチル、(メ
タ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、
(メタ)アクリル酸n−プロピル、(メタ)アクリル酸
シクロペンチル、(メタ)アクリル酸シクロヘキシル、
(メタ)アクリル酸アダマンタン−1−イル、(メタ)
アクリル酸ビシクロ[2.2.1]ヘプタン−2−イ
ル、(メタ)アクリル酸7,7−ジメチルビシクロ
[2.2.1]ヘプタン−1−イル、(メタ)アクリル
酸テトラシクロ[ 6.2.1.13,6 .02,7 ]ドデカ
ン−4−イル、(メタ)アクリル酸トリシクロ[ 5.
2.1.02,6 ]デカン−8−イル、(メタ)アクリル
酸(テトラヒドロフラン−2−イル)メチル、(メタ)
アクリル酸1,1−ジメチル−2−オキソプロピル、
【0138】(メタ)アクリル酸5−オキソ−4−オキ
サトリシクロ[ 4.2.1.03,7 ]ノナン−2−イ
ル、(メタ)アクリル酸9−メトキシカルボニル−5−
オキソ−4−オキサトリシクロ[ 4.2.1.03,7
ノナン−2−イル、(メタ)アクリル酸7−オキソ−6
−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−4−イル、
(メタ)アクリル酸2−メトキシカルボニル−7−オキ
ソ−6−オキサビシクロ[3.2.1]オクタン−4−
イル、(メタ)アクリル酸2−オキソテトラヒドロピラ
ン−4−イル、(メタ)アクリル酸4−メチル−2−オ
キソテトラヒドロピラン−4−イル、(メタ)アクリル
酸4−エチル−2−オキソテトラヒドロピラン−4−イ
ル、(メタ)アクリル酸4−n−プロピル−2−オキソ
テトラヒドロピラン−4−イル、(メタ)アクリル酸5
−オキソテトラヒドロフラン−3−イル、(メタ)アク
リル酸2,2−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラ
ン−3−イル、(メタ)アクリル酸4,4−ジメチル−
5−オキソテトラヒドロフラン−3−イル、(メタ)ア
クリル酸2−オキソテトラヒドロフラン−3−イル、
(メタ)アクリル酸4,4−ジメチル−2−オキソテト
ラヒドロフラン−3−イル、(メタ)アクリル酸5,5
−ジメチル−2−オキソテトラヒドロフラン−3−イ
ル、(メタ)アクリル酸2−オキソテトラヒドロフラン
−3−イル、(メタ)アクリル酸(5−オキソテトラヒ
ドロフラン−2−イル)メチル、(メタ)アクリル酸
(3,3−ジメチル−5−オキソテトラヒドロフラン−
2−イル)メチル、(メタ)アクリル酸(4,4−ジメ
チル−5−オキソテトラヒドロフラン−2−イル)メチ
ル等の(メタ)アクリル酸またはその誘導体等を挙げる
ことができる。
【0139】樹脂(A)は、さらに、繰り返し単位(2
−1)および繰り返し単位(2−2)以外の繰り返し単
位(以下、「他の繰り返し単位」という。)を1種以上
有することができる。他の繰り返し単位を与える単量体
としては、例えば、酢酸ビニル、プロピオン酸ビニル、
酪酸ビニル等のビニルエステル類;(メタ)アクリロニ
トリル、α−クロロアクリロニトリル、クロトンニトリ
ル、マレインニトリル、フマロニトリル、メサコンニト
リル、シトラコンニトリル、イタコンニトリル等の不飽
和ニトリル化合物;(メタ)アクリルアミド、N,N−
ジメチル(メタ)アクリルアミド、クロトンアミド、マ
レインアミド、マレイミド、N−フェニルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミド、フマルアミド、メサコ
ンアミド、シトラコンアミド、イタコンアミド等の不飽
和アミド化合物または不飽和イミド化合物;N−ビニル
−ε−カプロラクタム、N−ビニルピロリドン、ビニル
ピリジン、ビニルイミダゾール等の他の含窒素ビニル化
合物;クロトン酸、マレイン酸、無水マレイン酸、フマ
ル酸、イタコン酸、無水イタコン酸、シトラコン酸、無
水シトラコン酸、メサコン酸等の不飽和カルボン酸(無
水物)類等の単官能性単量体や、
【0140】メチレングリコールジ(メタ)アクリレー
ト、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、プロ
ピレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘ
キサンジオールジ(メタ)アクリレート、2,5−ジメ
チル−2,5−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,8−オクタンジオールジ(メタ)アクリレー
ト、1,9−ノナンジオールジ(メタ)アクリレート、
1,4−ビス(2−ヒドロキシプロピル)ベンゼンジ
(メタ)アクリレート、1,3−ビス(2−ヒドロキシ
プロピル)ベンゼンジ(メタ)アクリレート、1,2−
アダマンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,3
−アダマンタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,
4−アダマンタンジオールジ(メタ)アクリレート、ト
リシクロデカニルジメチロールジ(メタ)アクリレート
等の多官能性単量体を挙げることができる。
【0141】これらの単量体のうち、(メタ)アクリル
アミド、N,N−ジメチル(メタ)アクリルアミド、マ
レイミド、N−ビニルピロリドン、無水マレイン酸、
2,5−ジメチル−2,5−ヘキサンジオールジ(メ
タ)アクリレート等が好ましい。
【0142】樹脂(B)における繰り返し単位の好まし
い組み合わせの具体例としては、下記式(B1)〜(B
3)で表される組み合わせや、これらの組み合わせでさ
らに無水マレイン酸に由来する繰り返し単位を有するも
の等を挙げることができる。
【0143】
【化12】
【0144】
【化13】
【0145】
【化14】 〔式(B2)および式(B3)において、各Rは水素原
子またはメチル基を示す。〕
【0146】樹脂(B)において、繰り返し単位(2−
1)および繰り返し単位(2−2)の合計含有率は、全
繰り返し単位に対して、通常、90〜100モル%、好
ましくは80〜100モル%である。この場合、前記合
計含有率が90モル%未満では、レジストとしての解像
度や基板への密着性が低下する傾向がある。また、酸解
離性基を有する繰り返し単位の含有率は、全繰り返し単
位に対して、通常、20〜100モル%、好ましくは2
0〜50モル%である。さらに、他の繰り返し単位の含
有率は、全繰り返し単位に対して、通常、20モル%以
下、好ましくは10モル%以下である。
【0147】樹脂(B)は、例えば、各繰り返し単位に
対応する単量体の混合物を、ヒドロパーオキシド類、ジ
アルキルパーオキシド類、ジアシルパーオキシド類、ア
ゾ化合物等のラジカル重合開始剤を使用し、必要に応じ
て連鎖移動剤の存在下、適当な溶媒中で重合することに
より製造することができる。前記重合に使用される溶媒
としては、例えば、n−ペンタン、n−ヘキサン、n−
ヘプタン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカン等の
アルカン類;シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロ
オクタン、デカリン、ノルボルナン等のシクロアルカン
類;ベンゼン、トルエン、キシレン、エチルベンゼン、
クメン等の芳香族炭化水素類;クロロブタン類、ブロモ
ヘキサン類、ジクロロエタン類、フルオロクロロエタン
類、ヘキサメチレンジブロミド、クロロベンゼン等のハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢
酸i−ブチル、プロピオン酸メチル、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテルアセテート等の飽和カルボン酸
エステル類;γ−ブチロラクトン等のアルキルラクトン
類;テトラヒドロフラン、ジメトキシエタン類、ジエト
キシエタン類等のエーエル類;2−ブタノン、2−ヘプ
タノン、メチルイソブチルケトン等のアルキルケトン
類;シクロヘキサノン等のシクロアルキルケトン類;2
−プロパノール、プロピレングリコールモノメチルエー
テル等のアルコール類等を挙げることができる。これら
の溶媒は、単独でまたは2種以上を混合して使用するこ
とができる。また、前記重合における反応温度は、通
常、40〜120℃、好ましくは50〜100℃であ
り、反応時間は、通常、1〜48時間、好ましくは1〜
24時間である。
【0148】本発明における樹脂(B)は、ハロゲン、
金属等の不純物が少ない程好ましいのは当然であるが、
残留モノマーやオリゴマー成分についても規定値以下、
例えば高速液体クロマトグラフィー(HPLC)で測定
した値が0.1重量%以下であることが好ましく、それ
により、レジストとしての感度、解像度、プロセス安定
性、パターン形状等をさらに改善することができるだけ
でなく、レジストパターンの形成に使用される組成物溶
液中の異物量の変動や感度等の経時変化が少なく、安定
したレジスト性能を示す感放射線性樹脂組成物を提供す
ることができる。樹脂(B)の精製法としては、例え
ば、次の方法を挙げることができる。まず、金属等の不
純物を除去する方法としては、ゼータ電位フィルターを
用いて樹脂溶液中の金属を吸着させる方法や、蓚酸やス
ルホン酸等の酸性水溶液で樹脂溶液を洗浄することによ
り金属をキレートとして除去する方法等を挙げることが
できる。また、残留モノマーやオリゴマー成分を規定値
以下に下げる方法としては、水洗;適切な溶媒を選択し
あるいは組み合わせて残留モノマーやオリゴマー成分を
除去する液々抽出、適切な溶媒を選択しあるいは組み合
わせて特定分子量以下の低分子量成分のみを抽出除去す
る限外ろ過等の液相精製法;樹脂溶液を貧溶媒中へ滴下
して樹脂を凝固させて残留モノマー等を除去する再沈
澱、ろ別した樹脂を貧溶媒で洗浄する方法等の固相精製
法を挙げることができ、またこれらの方法を組み合わせ
ることもできる。前記液相精製法に使用される溶媒およ
び前記固相精製法に使用される貧溶媒は、精製される樹
脂に応じて適宜選定される。
【0149】樹脂(B)のゲルパーミエーションクロマ
トグラフィー(GPC)によるポリスチレン換算重量平
均分子量(以下、「Mw」という。)は、通常、1,0
00〜300,000、好ましくは2,000〜20
0,000、さらに好ましくは3,000〜100,0
00である。この場合、樹脂(B)のMwが1,000
未満では、レジストとしての耐熱性が低下する傾向があ
り、一方300,000を超えると、レジストとしての
現像性が低下する傾向がある。また、樹脂(B)のMw
とゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)
によるポリスチレン換算数平均分子量(以下、「Mn」
という。)との比(Mw/Mn)は、通常、1〜5、好
ましくは1〜3である。本発明において、樹脂(B)
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。
【0150】脂環式低分子化合物 本発明の感放射線性樹脂組成物には、ドライエッチング
耐性、パターン形状、基板との接着性等をさらに改善す
る作用を示す添加剤として、脂環式構造を有する分子量
1,000以下の化合物(以下、「脂環式低分子化合
物」という。)を配合することが好ましい。脂環式低分
子化合物は酸解離性基を有することができる。脂環式低
分子化合物としては、例えば、アダマンタン−1−カル
ボン酸t−ブチル、アダマンタン−1−カルボン酸t−
ブトキシカルボニルメチル、アダマンタン−1−カルボ
ン酸α−ブチロラクトンエステル、アダマンタン−1,
3−ジカルボン酸ジ−t−ブチル、アダマンタン−1−
酢酸t−ブチル、アダマンタン−1−酢酸t−ブトキシ
カルボニルメチル、アダマンタン−1,3−ジ酢酸ジ−
t−ブチル、2,5−ジメチル−2,5−ジ(アダマン
タン−1−イルカルボニルオキシ)ヘキサン等のアダマ
ンタン誘導体類;デオキシコール酸t−ブチル、デオキ
シコール酸t−ブトキシカルボニルメチル、デオキシコ
ール酸2−エトキシエチル、デオキシコール酸2−シク
ロヘキシルオキシエチル、デオキシコール酸3−オキソ
シクロヘキシル、デオキシコール酸テトラヒドロピラニ
ル、デオキシコール酸メバロノラクトンエステル等のデ
オキシコール酸エステル類;リトコール酸t−ブチル、
リトコール酸t−ブトキシカルボニルメチル、リトコー
ル酸2−エトキシエチル、リトコール酸2−シクロヘキ
シルオキシエチル、リトコール酸3−オキソシクロヘキ
シル、リトコール酸テトラヒドロピラニル、リトコール
酸メバロノラクトンエステル等のリトコール酸エステル
類:アジピン酸ジメチル、アジピン酸ジエチル、アジピ
ン酸時プロピル、アジピン酸ジn−ブチル、アジピン酸
ジt−ブチル等のアルキルカルボン酸エステル類;等を
挙げることができる。
【0151】これらの脂環式低分子化合物は、単独でま
たは2種以上を混合して使用することができる。脂環式
低分子化合物の配合量は、樹脂(B)100重量部に対
して、通常、50重量部以下、好ましくは1〜30重量
部、さらに好ましくは5〜20重量部である。この場
合、脂環式低分子化合物の配合量が50重量部を超える
と、レジストとしての耐熱性が低下する傾向がある。
【0152】他の添加剤 本発明の感放射線性樹脂組成物には、露光により酸発生
剤(A)から生じる酸のレジスト被膜中における拡散現
象を制御し、非露光領域における好ましくない化学反応
を抑制する作用を有する酸拡散制御剤を配合することが
好ましい。このような酸拡散制御剤を配合することによ
り、得られる感放射線性樹脂組成物の貯蔵安定性がさら
に向上し、またレジストとしての解像度がさらに向上す
るとともに、露光から現像処理までの引き置き時間(P
ED)の変動によるレジストパターンの線幅変化を抑え
ることができ、プロセス安定性に極めて優れた組成物が
得られる。酸拡散制御剤としては、レジストパターンの
形成工程中の露光や加熱処理により塩基性が変化しない
含窒素有機化合物が好ましい。このような含窒素有機化
合物としては、例えば、下記一般式(C) で表される化
合物(以下、「酸拡散制御剤(C) 」という。)を挙げ
ることができる。
【0153】
【化15】 〔一般式(C)において、各R13は相互に独立に水素原
子、直鎖状、分岐状もしくは環状のアルキル基、アリー
ル基またはアラルキル基を示し、これらのアルキル基、
アリール基およびアラルキル基は水酸基等の官能基で置
換されていてもよく、Zは2価の有機基を示し、pは0
〜2の整数である。〕
【0154】酸拡散制御剤(C) において、p=0の化
合物を「含窒素化合物(α)」とし、p=1〜2の化合
物を「含窒素化合物(β)」とする。また、窒素原子を
3個以上有するポリアミノ化合物および重合体をまとめ
て「含窒素化合物(γ)」とする。さらに、酸拡散制御
剤(C) 以外の含窒素有機化合物としては、例えば、4
級アンモニウムヒドロキシド化合物、アミド基含有化合
物、ウレア化合物、含窒素複素環化合物等を挙げること
ができる。
【0155】含窒素化合物(α)としては、例えば、ト
リエチルアミン、トリ−n−プロピルアミン、トリ−n
−ブチルアミン、トリ−n−ペンチルアミン、トリ−n
−ヘキシルアミン、トリ−n−ヘプチルアミン、トリ−
n−オクチルアミン、トリ−n−ノニルアミン、トリ−
n−デシルアミン、シクロヘキシルジメチルアミン、ジ
シクロヘキシルメチルアミン、トリシクロヘキシルアミ
ン等のトリ(シクロ)アルキルアミン類;アニリン、N
−メチルアニリン、N,N−ジメチルアニリン、2−メ
チルアニリン、3−メチルアニリン、4−メチルアニリ
ン、4−ニトロアニリン、2,6−ジメチルアニリン、
2,6−ジイソプロピルアニリン、ジフェニルアミン、
トリフェニルアミン、ナフチルアミン等の芳香族アミン
類を挙げることができる。
【0156】含窒素化合物(β)としては、例えば、エ
チレンジアミン、N,N,N',N’−テトラメチルエチ
レンジアミン、N,N,N’,N’−テトラキス(2−
ヒドロキシプロピル)エチレンジアミン、テトラメチレ
ンジアミン、1,3−ビス[1−(4−アミノフェニ
ル)−1−メチルエチル]ベンゼンテトラメチレンジア
ミン、ヘキサメチレンジアミン、4,4’−ジアミノジ
フェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテ
ル、4,4’−ジアミノベンゾフェノン、4,4’−ジ
アミノジフェニルアミン、2,2−ビス(4−アミノフ
ェニル)プロパン、2−(3−アミノフェニル)−2−
(4−アミノフェニル)プロパン、2−(4−アミノフ
ェニル)−2−(3−ヒドロキシフェニル)プロパン、
2−(4−アミノフェニル)−2−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、1,4−ビス [1−(4−アミノフ
ェニル)−1−メチルエチル] ベンゼン、1,3−ビス
[1−(4−アミノフェニル)−1−メチルエチル] ベ
ンゼン、ビス(2−ジメチルアミノエチル)エーテル、
ビス(2−ジエチルアミノエチル)エーテル等を挙げる
ことができる。
【0157】含窒素化合物(γ)としては、例えば、ポ
リエチレンイミン、ポリアリルアミン、2−ジメチルア
ミノエチルアクリルアミドの重合体等を挙げることがで
きる。前記4級アンモニウムヒドロキシド化合物として
は、例えば、テトラメチルアンモニウムヒドロキシド、
テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−
プロピルアンモニウムヒドロキシド、テトラ−n−ブチ
ルアンモニウムヒドロキシド等を挙げることができる。
【0158】前記アミド基含有化合物としては、例え
ば、N−t−ブトキシカルボニルジ−n−オクチルアミ
ン、N−t−ブトキシカルボニルジ−n−ノニルアミ
ン、N−t−ブトキシカルボニルジ−n−デシルアミ
ン、N−t−ブトキシカルボニルジシクロヘキシルアミ
ン、N−t−ブトキシカルボニル−1−アダマンチルア
ミン、N−t−ブトキシカルボニル−N−メチル−1−
アダマンチルアミン、N,N−ジ−t−ブトキシカルボ
ニル−1−アダマンチルアミン、N,N−ジ−t−ブト
キシカルボニル−N−メチル−1−アダマンチルアミ
ン、N−t−ブトキシカルボニル−4,4’−ジアミノ
ジフェニルメタン、N,N’−ジ−t−ブトキシカルボ
ニルヘキサメチレンジアミン、N,N,N’N’−テト
ラ−t−ブトキシカルボニルヘキサメチレンジアミン、
N,N’−ジ−t−ブトキシカルボニル−1,7−ジア
ミノヘプタン、N,N’−ジ−t−ブトキシカルボニル
−1,8−ジアミノオクタン、N,N’−ジ−t−ブト
キシカルボニル−1,9−ジアミノノナン、N,N’−
ジ−t−ブトキシカルボニル−1,10−ジアミノデカ
ン、N,N’−ジ−t−ブトキシカルボニル−1,12
−ジアミノドデカン、N,N’−ジ−t−ブトキシカル
ボニル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、N−t
−ブトキシカルボニルベンズイミダゾール、N−t−ブ
トキシカルボニル−2−メチルベンズイミダゾール、N
−t−ブトキシカルボニル−2−フェニルベンズイミダ
ゾール等のN−t−ブトキシカルボニル基含有アミノ化
合物のほか、ホルムアミド、N−メチルホルムアミド、
N,N−ジメチルホルムアミド、アセトアミド、N−メ
チルアセトアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、プ
ロピオンアミド、ベンズアミド、ピロリドン、N−メチ
ルピロリドン等を挙げることができる。
【0159】前記ウレア化合物としては、例えば、尿
素、メチルウレア、1,1−ジメチルウレア、1,3−
ジメチルウレア、1,1,3,3−テトラメチルウレ
ア、1,3−ジフェニルウレア、トリ−n−ブチルチオ
ウレア等を挙げることができる。前記含窒素複素環化合
物としては、例えば、イミダゾール、4−メチルイミダ
ゾール、1−ベンジル−2−メチルイミダゾール、4−
メチル−2−フェニルイミダゾール、ベンズイミダゾー
ル、2−フェニルベンズイミダゾール等のイミダゾール
類;ピリジン、2−メチルピリジン、4−メチルピリジ
ン、2−エチルピリジン、4−エチルピリジン、2−フ
ェニルピリジン、4−フェニルピリジン、2−メチル−
4−フェニルピリジン、ニコチン、ニコチン酸、ニコチ
ン酸アミド、キノリン、4−ヒドロキシキノリン、8−
オキシキノリン、アクリジン等のピリジン類;ピペラジ
ン、1−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン等のピペ
ラジン類のほか、ピラジン、ピラゾール、ピリダジン、
キノザリン、プリン、ピロリジン、ピペリジン、3−ピ
ペリジノ−1,2−プロパンジオール、モルホリン、4
−メチルモルホリン、1,4−ジメチルピペラジン、
1,4−ジアザビシクロ[2.2.2] オクタン等を挙
げることができる。
【0160】前記酸拡散制御剤は、単独でまたは2種以
上を混合して使用することができる。酸拡散制御剤の配
合量は、樹脂(B)100重量部に対して、通常、15
重量部以下、好ましくは10重量部以下、さらに好まし
くは5重量部以下である。この場合、酸拡散制御剤の配
合量が15重量部を超えると、レジストとしての感度や
露光部の現像性が低下する傾向がある。なお、酸拡散制
御剤の配合量が0.001重量部未満であると、プロセ
ス条件によっては、レジストとしてのパターン形状や寸
法忠実度が低下するおそれがある。
【0161】また、本発明の感放射線性樹脂組成物に
は、塗布性、現像性等を改良する作用を示す界面活性剤
を配合することができる。前記界面活性剤としては、例
えば、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキ
シエチレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオ
レイルエーテル、ポリオキシエチレンn−オクチルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンn−ノニルフェニル
エーテル、ポリエチレングリコールジラウレート、ポリ
エチレングリコールジステアレート等のノニオン系界面
活性剤のほか、以下商品名で、KP341(信越化学工
業(株)製)、ポリフローNo.75,同No.95
(共栄社化学(株)製)、エフトップEF301,同E
F303,同EF352(トーケムプロダクツ(株)
製)、メガファックスF171,同F173(大日本イ
ンキ化学工業(株)製)、フロラードFC430,同F
C431(住友スリーエム(株)製)、アサヒガードA
G710,サーフロンS−382,同SC−101,同
SC−102,同SC−103,同SC−104,同S
C−105,同SC−106(旭硝子(株)製)等を挙
げることができる。これらの界面活性剤は、単独でまた
は2種以上を混合して使用することができる。界面活性
剤の配合量は、酸発生剤(A)と樹脂(B)との合計1
00重量部に対して、通常、2重量部以下である。
【0162】また、本発明の感放射線性樹脂組成物に
は、感度等を改良する作用を示す増感剤を配合すること
ができる。好ましい増感剤としては、例えば、カルバゾ
ール類、ベンゾフェノン類、ローズベンガル類、アント
ラセン類、フェノール類等を挙げることができる。これ
らの増感剤は、単独でまたは2種以上を混合して使用す
ることができる。増感剤の配合量は、樹脂(A)100
重量部当り、好ましくは50重量部以下である。さら
に、前記以外の添加剤としては、ハレーション防止剤、
接着助剤、保存安定化剤、消泡剤等を挙げることができ
る。
【0163】組成物溶液の調製 本発明の感放射線性樹脂組成物は、普通、その使用に際
して、全固形分濃度が、通常、3〜50重量%、好まし
くは5〜25重量%となるように、溶剤に溶解したの
ち、例えば孔径0.2μm程度のフィルターでろ過する
ことによって、組成物溶液として調製される。前記組成
物溶液の調製に使用される溶剤としては、例えば、2−
ブタノン、2−ペンタノン、3−メチル−2−ブタノ
ン、2−ヘキサノン、4−メチル−2−ペンタノン、3
−メチル−2−ペンタノン、3,3−ジメチル−2−ブ
タノン、2−ヘプタノン、2−オクタノン等の直鎖状も
しくは分岐状のケトン類;シクロペンタノン、3−メチ
ルシクロペンタノン、シクロヘキサノン、2−メチルシ
クロヘキサノン、2,6−ジメチルシクロヘキサノン、
イソホロン等の環状のケトン類;プロピレングリコール
モノメチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノエチルエーテルアセテート、プロピレングリコール
モノ−n−プロピルエーテルアセテート、プロピレング
リコールモノ−i−プロピルエーテルアセテート、プロ
ピレングリコールモノ−n−ブチルエーテルアセテー
ト、プロピレングリコールモノ−i−ブチルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノ−sec−ブチル
エーテルアセテート、プロピレングリコールモノ−t−
ブチルエーテルアセテート等のプロピレングリコールモ
ノアルキルエーテルアセテート類;2−ヒドロキシプロ
ピオン酸メチル、2−ヒドロキシプロピオン酸エチル、
2−ヒドロキシプロピオン酸n−プロピル、2−ヒドロ
キシプロピオン酸i−プロピル、2−ヒドロキシプロピ
オン酸n−ブチル、2−ヒドロキシプロピオン酸i−ブ
チル、2−ヒドロキシプロピオン酸sec−ブチル、2
−ヒドロキシプロピオン酸t−ブチル等の2−ヒドロキ
シプロピオン酸アルキル類;3−メトキシプロピオン酸
メチル、3−メトキシプロピオン酸エチル、3−エトキ
シプロピオン酸メチル、3−エトキシプロピオン酸エチ
ル等の3−アルコキシプロピオン酸アルキル類のほか、
【0164】n−プロピルアルコール、i−プロピルア
ルコール、n−ブチルアルコール、t−ブチルアルコー
ル、シクロヘキサノール、エチレングリコールモノメチ
ルエーテル、エチレングリコールモノエチルエーテル、
エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテル、エチ
レングリコールモノ−n−ブチルエーテル、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、ジエチレングリコールジ
エチルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−プロピ
ルエーテル、ジエチレングリコールジ−n−ブチルエー
テル、エチレングリコールモノメチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノエチルエーテルアセテー
ト、エチレングリコールモノ−n−プロピルエーテルア
セテート、プロピレングリコールモノメチルエーテル、
プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピレン
グリコールモノ−n−プロピルエーテル、トルエン、キ
シレン、2−ヒドロキシ−2−メチルプロピオン酸エチ
ル、エトキシ酢酸エチル、ヒドロキシ酢酸エチル、2−
ヒドロキシ−3−メチル酪酸メチル、3−メトキシブチ
ルアセテート、3−メチル−3−メトキシブチルアセテ
ート、3−メチル−3−メトキシブチルプロピオネー
ト、3−メチル−3−メトキシブチルブチレート、酢酸
エチル、酢酸n−プロピル、酢酸n−ブチル、アセト酢
酸メチル、アセト酢酸エチル、ピルビン酸メチル、ピル
ビン酸エチル、ジ−n−ヘキシルエーテル、ジエチレン
グリコールモノメチルエーテル、ジエチレングリコール
モノエチルエーテル、カプロン酸、カプリル酸、1−オ
クタノール、1−ノナノール、γ−ブチロラクトン、炭
酸エチレン、炭酸プロピレン等を挙げることができる。
【0165】これらの溶剤は、単独でまたは2種以上を
混合して使用することができるが、例中、直鎖状もしく
は分岐状のケトン類、環状のケトン類、プロピレングリ
コールモノアルキルエーテルアセテート類、2−ヒドロ
キシプロピオン酸アルキル類、3−アルコキシプロピオ
ン酸アルキル類、γ−ブチロラクトン等が好ましい。
【0166】レジストパターンの形成方法 本発明の感放射線性樹脂組成物は、特に化学増幅型レジ
ストとして有用である。前記化学増幅型レジストにおい
ては、露光により酸発生剤(A)から発生した酸の作用
によって、樹脂(B)中の酸解離性基が解離して、カル
ボキシル基を生じ、その結果、レジストの露光部のアル
カリ現像液に対する溶解性が高くなり、該露光部がアル
カリ現像液によって溶解、除去され、ポジ型のレジスト
パターンが得られる。本発明の感放射線性樹脂組成物か
らレジストパターンを形成する際には、組成物溶液を、
回転塗布、流延塗布、ロール塗布、スプレー塗布等の適
宜の塗布手段によって、例えば、シリコンウエハー、ア
ルミニウムで被覆されたウエハー等の基板上に塗布する
ことにより、レジスト被膜を形成し、場合により予め加
熱処理(以下、「PB」という。)を行ったのち、所定
のレジストパターンを形成するように該レジスト被膜に
露光する。その際に使用される放射線としては、例え
ば、紫外線、KrFエキシマレーザー(波長248n
m)、ArFエキシマレーザー(波長193nm)、F
2 エキシマレーザー(波長157nm)、EUV(極紫
外線、波長13nm等)等の遠紫外線、電子線等の荷電
粒子線、シンクロトロン放射線等のX線等を適宜選択し
て使用することができるが、特に波長200nm以下の
放射線が好ましい。また、露光量等の露光条件は、感放
射線性樹脂組成物の配合組成、各添加剤の種類等に応じ
て、適宜選定される。本発明においては、高精度の微細
パターンを安定して形成するために、露光後に加熱処理
(以下、「PEB」という。)を行うことが好ましい。
このPEBにより、樹脂(B)中の酸解離性有機基の解
離反応が円滑に進行する。PEBの加熱条件は、感放射
線性樹脂組成物の配合組成によって変わるが、通常、3
0〜200℃、好ましくは50〜170℃である。
【0167】本発明においては、感放射線性樹脂組成物
の潜在能力を最大限に引き出すため、例えば特公平6−
12452号公報等に開示されているように、使用され
る基板上に有機系あるいは無機系の反射防止膜を形成し
ておくこともでき、また環境雰囲気中に含まれる塩基性
不純物等の影響を防止するため、例えば特開平5−18
8598号公報等に開示されているように、レジスト被
膜上に保護膜を設けることもでき、あるいはこれらの技
術を併用することもできる。次いで、露光されたレジス
ト被膜を現像することにより、所定のレジストパターン
を形成する。現像に使用される現像液としては、例え
ば、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウ
ム、けい酸ナトリウム、メタけい酸ナトリウム、アンモ
ニア水、エチルアミン、n−プロピルアミン、ジエチル
アミン、ジ−n−プロピルアミン、トリエチルアミン、
メチルジエチルアミン、エチルジメチルアミン、トリエ
タノールアミン、テトラメチルアンモニウムヒドロキシ
ド、ピロール、ピペリジン、コリン、1,8−ジアザビ
シクロ−[5.4.0]−7−ウンデセン、1,5−ジ
アザビシクロ−[4.3.0]−5−ノネン等のアルカ
リ性化合物の少なくとも1種を溶解したアルカリ性水溶
液が好ましい。前記アルカリ性水溶液の濃度は、通常、
10重量%以下である。この場合、アルカリ性水溶液の
濃度が10重量%を超えると、非露光部も現像液に溶解
するおそれがあり好ましくない。
【0168】また、前記アルカリ性水溶液からなる現像
液には、例えば有機溶媒を添加することもできる。前記
有機溶媒としては、例えば、アセトン、メチルエチルケ
トン、メチルi−ブチルケトン、シクロペンタノン、シ
クロヘキサノン、3−メチルシクロペンタノン、2,6
−ジメチルシクロヘキサノン等の直鎖状、分岐状もしく
は環状のケトン類;メチルアルコール、エチルアルコー
ル、n−プロピルアルコール、i−プロピルアルコー
ル、n−ブチルアルコール、t−ブチルアルコール、シ
クロペンタノール、シクロヘキサノール、1,4−ヘキ
サンジオール、1,4−ヘキサンジメチロール等のアル
コール類;テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテ
ル類;酢酸エチル、酢酸n−ブチル、酢酸i−アミル等
のエステル類;トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類や、フェノール、アセトニルアセトン、ジメチルホル
ムアミド等を挙げることができる。これらの有機溶媒
は、単独でまたは2種以上を混合して使用することがで
きる。有機溶媒の使用量は、アルカリ性水溶液に対し
て、100容量%以下が好ましい。この場合、有機溶媒
の使用量が100容量%を超えると、現像性が低下し
て、露光部の現像残りが多くなるおそれがある。また、
アルカリ性水溶液からなる現像液には、界面活性剤等を
適量添加することもできる。なお、アルカリ性水溶液か
らなる現像液で現像したのちは、一般に、水で洗浄して
乾燥する。
【0169】
【発明の実施の形態】以下、実施例を挙げて、本発明の
実施の形態をさらに具体的に説明する。但し、本発明
は、これらの実施例に何ら制約されるものではない。こ
こで、部は、特記しない限り重量基準である。実施例お
よび比較例における各測定・評価は、下記の要領で行っ
た。 Mw:東ソー(株)製GPCカラム(G2000HXL 2
本、G3000HXL 1本、G4000HXL 1本)を用
い、流量1.0ミリリットル/分、溶出溶媒テトラヒド
ロフラン、カラム温度40℃の分析条件で、単分散ポリ
スチレンを標準とするゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィー(GPC)により測定した。 放射線透過率:組成物溶液を石英ガラス上にスピンコー
トにより塗布し、130℃に保持したホットプレート上
で60秒間PBを行って形成した膜厚0.34μmのレ
ジスト被膜について、波長193nmにおける吸光度か
ら、放射線透過率を算出して、遠紫外線領域における透
明性の尺度とした。
【0170】感度:ウエハー表面に膜厚820ÅのAR
C25(ブルワー・サイエンス(Brewer Science)社
製)膜を形成したシリコンウエハー(ARC25)を用
い、各組成物溶液を、基板上にスピンコートにより塗布
し、ホットプレート上にて、表2に示す条件でPBを行
って形成した膜厚0.34μmのレジスト被膜に、ニコ
ン製ArFエキシマレーザー露光装置(開口数0.5
5)を用い、マスクパターンを介してArFエキシマレ
ーザーを露光した。その後、表2に示す条件でPEBを
行ったのち、2.38重量%のテトラメチルアンモニウ
ムヒドロキシド水溶液により、25℃で60秒間現像
し、水洗し、乾燥して、ポジ型のレジストパターンを形
成した。このとき、線幅0.16μmのライン・アンド
・スペースパターン(1L1S)を1対1の線幅に形成
する露光量を最適露光量とし、この最適露光量を感度と
した。 解像度:最適露光量で解像される最小のレジストパター
ンの寸法を、解像度とした。 パターン形状:線幅0.16μmのライン・アンド・ス
ペースパターン(1L1S)の方形状断面の下辺寸法L
b と上辺寸法La とを走査型電子顕微鏡により測定し、
0.85≦La /Lb ≦1を満足し、かつパターン形状
が裾を引いていない場合を“良好”とした。
【0171】現像欠陥:現像欠陥は、ケー・エル・エー
・テンコール(株)製の欠陥検査装置(KLA2112
またはKLA2351)を用いる下記方法により評価し
た。欠陥検査用ウエハーは、次のように作製した。ウエ
ハー表面に膜厚820ÅのARC25(ブルワー・サイ
エンス(Brewer Science)社製)膜を形成したシリコン
ウエハー上に、組成物溶液を乾燥膜厚が0.30μmと
なるように塗布したのち、130℃で90秒間PBを行
った。その後、ニコン製フルフィールド露光機(光源が
KrFエキシマレーザーのときS203B;光源がAr
FエキシマレーザーのときS306C)により、5mm
×5mmのブランク露光をウエハー全面に露光した。露
光後、130℃で90秒間PEBを行ったのち、2.3
8重量%のテトラメチルアンモニウムヒドロキシド水溶
液により、25℃で30秒間現像し、水洗し、乾燥し
て、検査用ウエハーを作製した。次いで、検査用ウエハ
ーについて、ケー・エル・エー・テンコール(株)製の
欠陥検査装置(KLA2112またはKLA2351)
により露光領域における寸法0.15um以上の現像欠
陥の数を検査した。現像欠陥の数の検査は、アレイモー
ドで観察して、比較イメージとピクセル単位の重ね合わ
せによって生じる差異から抽出されるクラスターおよび
アンクラスターの欠陥数を検出することにより行った。
【0172】〔酸発生剤(A)の合成〕 合成例1 ジシクロペンタジエン108.5gおよび1−ブロモ−
1,1,2,2−テトラフルオロ−3−ブテン322.
4gをオートクレーブに入れ、重合禁止剤として4−メ
トキシフェノール0.3gをトルエン5ミリリットルに
溶解した溶液を加えて、170℃で5時間攪拌したの
ち、85℃および25mmHgにて減圧蒸留して精製す
ることにより、無色液状の1−ブロモ−1,1,2,2
−テトラフルオロ−2−(ノルボルー5―エン−2−イ
ル)エタン(以下、「化合物(1−a)」とする。)3
26gを得た。
【0173】次いで、化合物(1−a)62gを酢酸エ
チル1リットルに溶解した溶液を、2リットルナスフラ
スコに入れ、5%のロジウムを含有するアルミナ12g
を加えて、水素雰囲気下で3時間激しく攪拌した。その
後、反応溶液をセライトを敷いたガラスフィルターで吸
引ろ過し、ろ液を減圧濃縮したのち、濃縮液を減圧蒸留
して精製することにより、無色液状の1−ブロモ−1,
1,2,2−テトラフルオロ−2−(ノルボルナン−2
−イル)エタン(以下、「化合物(1−b)」とす
る。)56gを得た。
【0174】次いで、亜二チオン酸ナトリウム70gお
よび炭酸水素ナトリウム52gを水300ミリリットル
に溶解した溶液を、十分に窒素置換した2リットルの3
つ口フラスコに入れ、化合物(1−b)55gをアセト
ニトリルに溶解した溶液300ミリリットルを、室温で
1時間かけて滴下し、75℃で2時間反応させた。その
後、反応溶液を減圧蒸留してアセトニトリルを除去した
のち、タングステン酸ナトリウム二水和物350mg、
リン酸水素二ナトリウム5.0gを加えて、反応溶液の
pHを保ちつつ注意深く、30%過酸化水素水5.6ミ
リリットルを室温で滴下した。その後減圧蒸留して水を
除去し、残渣をメタノールで抽出したのち、減圧蒸留し
てメタノールを除去することにより、1,1,2,2−
テトラフルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エタ
ンスルホン酸ナトリウム(以下、「化合物(1−c)」
とする。)35gを得た。
【0175】次いで、1−n−ブトキシナフタレン80
gおよび五酸化リン−メタンスルホン酸混合物212g
を5リットルナスフラスコに入れ、室温で15分間攪拌
したのち、テトラメチレンスルホキシド47gを0℃で
滴下して、20分間攪拌したのち、徐々に室温まで昇温
させて、さらに1時間攪拌した。その後、再度0℃まで
冷却して、水2リットルを加え、25%アンモニア水で
pHを7.0に調節して、室温で1時間攪拌した。その
後、化合物(1−c)116gを水150ミリリットル
に溶解した溶液を加え、室温で1時間攪拌したのち、塩
化メチレンで抽出し、有機層を水で洗浄した。その後、
塩化メチレンを減圧留去して、シリカゲルカラム(塩化
メチレン:メタノール=20:1)により精製したの
ち、さらに塩化メチレン/n−ヘキサン系により再沈処
理を行って、1,4−ブチレン−(1−n−ブトキシナ
フタレン−4−イル)スルホニウム1,1,2,2−テ
トラフルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エタン
スルホネート76gを得た。この化合物の 1H−NMR
分析の測定結果を図1に示す。この化合物を、酸発生剤
(A-1)とする。
【0176】合成例2 トリフェニルスルホニウムクロライド20gを水500
ミリリットルに溶解した溶液を、2リットルナスフラス
コに入れ、化合物(1−c)20gの水溶液500ミリ
リットルを室温で滴下して、30分間攪拌した。その
後、反応溶液を酢酸エチルで抽出して、有機層を水で2
回洗浄したのち、減圧蒸留して濃縮することにより、無
色高粘性オイル状のトリフェニルスルホニウム1,1,
2,2−テトラフルオロ−2−(ノルボルナン−2−イ
ル)エタンスルホネート16gを得た。 この化合物の
1H−NMR分析の測定結果を図2に示す。この化合物
を、酸発生剤(A-2)とする。
【0177】合成例3 亜二チオン酸ナトリウム70gおよび炭酸水素ナトリウ
ム52gを水300ミリリットルに溶解した溶液を、十
分に窒素置換した2リットルの3つ口フラスコに入れ、
化合物(1−b)55gをアセトニトリルに溶解した溶
液300ミリリットルを、室温で1時間かけて滴下し、
75℃で2時間反応させた。その後、反応液を減圧蒸留
してアセトニトリルを除去し、反応溶液を酢酸エチルで
抽出して、有機層を飽和食塩水で洗浄したのち、無水硫
酸マグネシウム上で乾燥した。その後減圧蒸留して酢酸
エチルを除去することにより、1,1,2,2−テトラ
フルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エタンスル
フィン酸ナトリウム(以下、「化合物(1−d)」とす
る。)35gを得た。
【0178】次いで、化合物(1−d)80gを水25
0ミリリットルに溶解した溶液を、2リットルナスフラ
スコに入れ、室温で攪拌しつつ、過剰の塩素ガスを15
分以上バブリングした。その後、フラスコの底部に溜ま
った油状物を塩化メチレンで抽出して、有機層を炭酸水
素ナトリウム水溶液で洗浄したのち、無水硫酸マグネシ
ウム上で乾燥した。その後減圧蒸留して塩化メチレンを
除去することにより、1,1,2,2−テトラフルオロ
−2−(ノルボルナン−2−イル)エタンスルホニルク
ロライド(以下、「化合物(3−a)とする。)68g
を得た。
【0179】次いで、化合物(3−a)30gをテトラ
ヒドロフラン150gに溶解した溶液に、N−ヒドロキ
シ−5−ノルボルネン−2,3−ジカルボキシイミド2
2gを加えたのち、トリエチルアミン29gを滴下し
た。その後、反応溶液を室温で10分間攪拌したのち、
水を滴下して、反応生成物を白色結晶として析出させ
た。その後、結晶をろ過して、塩化メチレンに溶解した
のち、溶液を炭酸水素ナトリウム水溶液、シュウ酸水溶
液および水で順次洗浄した。その後、溶液を無水硫酸マ
グネシウム上で乾燥したのち、減圧蒸留して塩化メチレ
ンを除去することにより、N−(1,1,2,2−テト
ラフルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エチルス
ルホニルオキシ)−5−ノルボルネン−2,3−ジカル
ボキシイミド35gを得た。この化合物の 1H−NMR
分析の測定結果を図3に示す。この化合物を、酸発生剤
(A-3)とする。
【0180】合成例4 1−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)テ
トラヒドロチオフェニウムトリフルオロメタンスルホネ
ート20gを水500ミリリットルに溶解した溶液を、
2リットルナスフラスコに入れ、室温で攪拌しつつ、化
合物(1−c)20gの水溶液500ミリリットルを滴
下して、15分間攪拌した。その後、析出した結晶をグ
ラフフィルターでろ過して、塩化メチレンに溶解し、得
られた溶液をn−ヘキサン中に滴下して、析出した沈殿
をグラフフィルターでろ過した。その後、この沈殿をア
セトンに溶解したのち、水中に滴下し、得られた白色沈
殿をグラフフィルターでろ過して、減圧乾燥することに
より、1−(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェノ
ール)テトラヒドロチオフェニウム1,1,2,2−テ
トラフルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エタン
スルホネート16gを得た。この化合物の 1H−NMR
分析の測定結果を図4に示す。この化合物を、酸発生剤
(A-4)とする。
【0181】合成例5 化合物(1−c)20gをメタノール/水混合溶媒(体
積比=70/30)1,000ミリリットルに溶解した
溶液を、2リットルナスフラスコに入れて、室温で攪拌
しつつ、ビス(4−t−ブチルフェニル)ヨードニウム
硫酸塩36gをメタノール1,000ミリリットルに溶
解した溶液を滴下し、室温でさらに1時間攪拌したの
ち、1日放置した。その後、反応溶液を塩化メチレンで
抽出し、有機層を水で洗浄して、無水硫酸マグネシウム
上で乾燥したのち、n−ヘキサン中に滴下し、析出した
白色結晶をグラフフィルターでろ過した。その後、得ら
れた結晶を減圧乾燥することにより、ビス(4−t−ブ
チルフェニル)ヨードニウム1,1,2,2−テトラフ
ルオロ−2−(ノルボルナン−2−イル)エタンスルホ
ネート18gを得た。この化合物の 1H−NMR分析の
測定結果を図5に示す。この化合物を、酸発生剤(A-
5)とする。
【0182】〔樹脂(B)の合成〕 合成例6 メタクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル50.
55g(50モル%)、メタクリル酸3−ヒドロキシア
ダマンタン−1−イル25.49g(25モル%)、下
記式(8)で表される化合物(以下、「化合物(8)」
という。)23.97g(25モル%)を2−ブタノン
200gに溶解し、さらにアゾビスイソ吉草酸メチル
3.97gを添加した単量体溶液を準備した。別に、2
−ブタノン100gを入れた1リットル三口フラスコを
30分間窒素パージしたのち、攪拌しながら80℃に加
熱して、前記単量体溶液を滴下漏斗を用い、10ミリリ
ットル/5分の速度で滴下した。滴下開始時を重合開始
時点とし、重合を5時間実施した。重合終了後、反応溶
液を水冷して30℃以下に冷却したのち、メタノール
2,000g中へ投入し、析出した白色粉末をろ別し
た。その後、ろ別した白色粉末をメタノール400gと
混合する洗浄操作を2回行ったのち、ろ別し、50℃に
て17時間乾燥して、白色粉末状の樹脂74g(収率7
4重量%)を得た。この樹脂は、Mwが9,800であ
り、メタクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル、
メタクリル酸3−ヒドロキシアダマンタン−1−イルお
よび化合物(8)に由来する各繰り返し単位の含有率が
45.2/25.6/29.2(モル%)の共重合体で
あった。この樹脂を樹脂(B-1) とする。
【0183】
【化16】
【0184】合成例7 メタクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル40.
90g(40モル%)、メタクリル酸3−ヒドロキシア
ダマンタン−1−イル15.47g(15モル%)、化
合物(8)43.64g(45モル%)を2−ブタノン
200gに溶解し、さらにアゾビスイソ吉草酸メチル
4.02gを添加した単量体溶液を準備した。別に、2
−ブタノン100gを入れた1リットル三口フラスコを
30分間窒素パージしたのち、攪拌しながら80℃に加
熱して、前記単量体溶液を滴下漏斗を用い、10ミリリ
ットル/5分の速度で滴下した。滴下開始時を重合開始
時点とし、重合を5時間実施した。重合終了後、反応溶
液を水冷して30℃以下に冷却したのち、メタノール
2,000g中へ投入し、析出した白色粉末をろ別し
た。その後、ろ別した白色粉末をメタノール400gと
混合する洗浄操作を2回行ったのち、ろ別し、50℃に
て17時間乾燥して、白色粉末状の樹脂71g(収率7
1重量%)を得た。この樹脂は、Mwが9,200であ
り、メタクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル、
メタクリル酸3−ヒドロキシアダマンタン−1−イルお
よび化合物(8)に由来する各繰り返し単位の含有率が
36.2/15.2/48.6(モル%)の共重合体で
あった。この樹脂を樹脂(B-2) とする。
【0185】合成例8 メタクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル41.
15g(40モル%)、メタクリル酸3−ヒドロキシア
ダマンタン−1−イル5.19g(5モル%)、化合物
(8)53.66g(55モル%)を2−ブタノン20
0gに溶解し、さらにアゾビスイソ吉草酸メチル4.0
4gを添加した単量体溶液を準備した。別に、2−ブタ
ノン100gを入れた1リットル三口フラスコを30分
間窒素パージしたのち、攪拌しながら80℃に加熱し
て、前記単量体溶液を滴下漏斗を用い、10ミリリット
ル/5分の速度で滴下した。滴下開始時を重合開始時点
とし、重合を5時間実施した。重合終了後、反応溶液を
水冷して30℃以下に冷却したのち、メタノール2,0
00g中へ投入し、析出した白色粉末をろ別した。その
後、ろ別した白色粉末をメタノール400gと混合する
洗浄操作を2回行ったのち、ろ別し、50℃にて17時
間乾燥して、白色粉末状の樹脂74g(収率74重量
%)を得た。この樹脂は、Mwが9,800であり、メ
タクリル酸2−メチルアダマンタン−2−イル、メタク
リル酸3−ヒドロキシアダマンタン−1−イルおよび化
合物(8)に由来する各繰り返し単位の含有率が35.
8/5.1/59.1(モル%)の共重合体であった。
この樹脂を樹脂(B-3) とする。
【0186】実施例1〜11および比較例1 表1に示す成分からなる各組成物溶液について、各種評
価を行った。評価結果を表3に示す。表1における酸発
生剤(A-1) 〜(A-5) および樹脂(B-1) 〜(B-3)
以外の成分は以下の通りである。 他の酸発生剤 a-1:1−(4−n−ブトキシナフタレン−1−イル)
テトラヒドロチオフェニウムノナフルオロ−n−ブタン
スルホネート 酸拡散制御剤(C) C-1:2−フェニルベンズイミダゾール C-2:N−t−ブトキシカルボニル−2−フェニルベン
ズイミダゾール 脂環式低分子化合物 D-1:デオキシコール酸t−ブトキシカルボニルメチル D-2:リトコール酸t−ブトキシカルボニルメチル 溶剤 E-1:プロピレングリコールモノメチルエーテルアセテ
ート E-2:2−ヘプタノン E-3:シクロヘキサノン E-4:γ−ブチロラクトン
【0187】
【表1】
【0188】
【表2】
【0189】
【表3】
【0190】
【発明の効果】本発明の感放射線性樹脂組成物は、活性
光線、例えばArFエキシマレーザー(波長193n
m)等の波長200nm以下の放射線に感応する化学増
幅型レジストとして、放射線に対する透明性が高く、特
に現像欠陥が極めて少なく、しかも感度、解像度、裾形
状を含むパターン形状等のレジストとしての基本物性に
優れ、また基板に対する接着性も良好であり、今後微細
化が進行すると予想される集積回路素子の製造に極めて
好適に使用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】酸発生剤(A-1)の 1H−NMR分析の測定結
果を示す図である。
【図2】酸発生剤(A-2)の 1H−NMR分析の測定結
果を示す図である。
【図3】酸発生剤(A-3)の 1H−NMR分析の測定結
果を示す図である。
【図4】酸発生剤(A-4)の 1H−NMR分析の測定結
果を示す図である。
【図5】酸発生剤(A-5)の 1H−NMR分析の測定結
果を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 西村 功 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 (72)発明者 西村 幸生 東京都中央区築地二丁目11番24号 ジェイ エスアール株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA03 AA04 AB16 AC04 AC08 AD03 BE00 BE07 BE10 BG00 BJ10 CB08 CB14 CB41 CC20 FA17

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (A)放射線の照射により、下記一般式
    (1)で表される酸を発生する感放射線性酸発生剤、並
    びに(B)下記一般式(2−1)で表される繰り返し単
    位および下記一般式(2−2)で表される繰り返し単位
    の群から選ばれる少なくとも1種を有するアルカリ不溶
    性またはアルカリ難溶性の樹脂であって酸の作用により
    アルカリ可溶性となる樹脂を含有することを特徴とする
    感放射線性樹脂組成物。 【化1】 〔一般式(1)において、X1 およびX2 は相互に独立
    に水素原子、フッ素原子、炭素数1〜4の直鎖状もしく
    は分岐状のアルキル基、または炭素数1〜4の直鎖状も
    しくは分岐状のフッ素化アルキル基を示し、iは0〜5
    の整数であり、R1 は1価の置換基を示し、jは0以上
    の整数であり、mは0〜2の整数である。〕 【化2】 〔一般式(2−1)において、R2 は1価の基を示し、
    nは0〜2の整数である。一般式(2−2)において、
    3 は水素原子、メチル基、炭素数1〜4の直鎖状もし
    くは分岐状のヒドロキシアルキル基、または炭素数1〜
    4の直鎖状もしくは分岐状のフッ素化アルキル基等を示
    し、R4 は水素原子または1価の有機基を示す。〕
  2. 【請求項2】 (A)成分の感放射線性酸発生剤がスル
    ホニウム塩化合物(但し、チオフェニウム塩化合物を含
    む。)、ヨードニウム塩化合物およびスルホンイミド化
    合物の群から選ばれる少なくとも1種であることを特徴
    とする請求項1に記載の感放射線性樹脂組成物。
  3. 【請求項3】 さらに、脂環式構造を有する分子量
    1,000以下の化合物を含有することを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載の感放射線性樹脂組成物。
  4. 【請求項4】 波長200nm以下の放射線を用いるリ
    ソグラフィーに使用されることを特徴とする請求項1〜
    3の何れかに記載の感放射線性樹脂組成物。
  5. 【請求項5】 直径8インチのシリコンウエハー上に形
    成した被膜の全面に対して放射線を露光したのち、加熱
    処理、アルカリ現像液による現像、水洗および乾燥の各
    工程を経て形成した検査用ウエハーについて、露光領域
    における寸法0.15μm以上の現像欠陥の数が100
    個以下であることを特徴とする請求項1〜4の何れかに
    記載の感放射線性樹脂組成物。
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