JP2003336739A - 自動変速機の変速制御装置及び変速制御方法,自動変速機の変速線図の記憶若しくは書き換え方法 - Google Patents

自動変速機の変速制御装置及び変速制御方法,自動変速機の変速線図の記憶若しくは書き換え方法

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JP2003336739A
JP2003336739A JP2002147066A JP2002147066A JP2003336739A JP 2003336739 A JP2003336739 A JP 2003336739A JP 2002147066 A JP2002147066 A JP 2002147066A JP 2002147066 A JP2002147066 A JP 2002147066A JP 2003336739 A JP2003336739 A JP 2003336739A
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Japan
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shift
control device
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automatic transmission
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JP2002147066A
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English (en)
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Tetsuo Endo
哲雄 遠藤
Hidetoshi Kitada
英俊 北田
Takushi Natori
拓志 名取
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】自動変速機の制御装置において、運転者の意志
を反映した運転性を確保することができる様にする。 【解決手段】手動変速機構を備えた自動変速機の制御装
置において、運転者自身の手動変速動作を学習記憶する
ことにより、運転者自身の変速特性を記憶し、運転者の
意志を反映した運転性を確保する。 【効果】運転者自身の手動変速動作を学習記憶すること
により、運転者自身の変速特性を記憶することができ、
運転者の意志を反映した運転性を確保することができ
る。また、予め設定された多数のデータ記憶媒体を使用
しないため、同一コストで本発明を適用する事ができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車輌のエンジン駆
動力を自動変速機で変換し車軸に伝達する動力伝達機構
に係わる車輌用自動変速機の変速制御装置及び変速制御
方法,変速線図の記憶あるいは書き換え方法に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来、車輌用の自動変速制御装置では、
予め設定された変速線図に従って、変速制御が行われる
様になっている。この種の技術に関しては特開昭61−
274155号が公知である。また、変速線図は、いくつかの
走行状態に応じて、変速線図を切換えて使用することも
できるが、これらの変速線図は制御装置内のメモリに予
め書き込まれている。このため、運転者の意志を運転特
性に反映させることができなかった。そこで、変速制御
に運転者の意志を反映させるため、複数人分の変速線図
を記憶する手段が具体的に検討されており、この種の技
術に関しては特開2001−130351号が公知であ
る。
【0003】また、車輌の自動変速機の制御装置とし
て、PorscheのTiptronic(ティプトロニック)によるも
のが知られている(Autmobiltech ZVo1.92 No.6 p
p308−319(1990)、「自動車工学」Vol.3
9 No.11 pp30−43(1990年10月号))。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の技術では、予め
設定された複数人分の変速線図から運転者の変速特性に
相似した変速線図を選択することができるが、運転の仕
方の個人差や走行する道路の状況などの違いのため、必
ずしも、選択された変速線図の変速特性が運転者に対
し、満足のいくものとならないという問題がある。
【0005】本発明の目的は、運転者自身の変速特性を
示す変速線図を記憶できる変速制御装置を提供すると共
に、記憶内容の消去や、初期設定を簡単に行うことので
きる変速制御装置及び変速制御方法,変速線図の記憶あ
るいは書き換え方法を提供し、運転者の意志を反映した
運転性を確保することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、例えばティプトロニックなどの手動で変速すること
が可能な手動変速機構を備えた自動変速制御装置におい
て、運転者が手動で変速した時点の変速段,車速,スロ
ットル開度の少なくとも一つに基づいて、変速線図の内
容を書き換え、運転者自身の変速特性を反映した変速線
図の記憶をできる様にしたものである。
【0007】具体的には、上記変速線図の書き換え記憶
は、車輌走行状態が、登坂,降坂モードや、エンジンブ
レーキ中などでない平坦路での走行状態で、かつ、運転
者による入力手段により、書き換え可能な記憶手段によ
り達成される。
【0008】運転者による入力手段は、例えば、スイッ
チ,操作レバーなどがある。これらの入力手段により、
運転者は、運転者自身による手動変速動作を変速線図に
記憶することができる。
【0009】書き換え可能な記憶手段とは、例えば、E
EPROMなどの不揮発性メモリや電源バックアップさ
れたRAMを用いる記憶手段であり、ここには、運転者
自身の変速特性を反映した変速線図や、初期設定完了状
態を規定するデータを記憶する。
【0010】書き換え記憶されている変速線図による変
速は、車輌走行状態が、登坂,降坂モードや、エンジン
ブレーキ中などでない平坦路での走行状態で、かつ、運
転者による入力手段により行われる。
【0011】運転者による入力手段は、変速線図の記憶
と同様に、例えば、スイッチ,操作レバーなどであり、
これらの入力手段により、運転者は、運転者自身により
書き換え記憶した変速線図による変速動作、または、予
め設定されている変速線図による変速動作を選択するこ
とができる。
【0012】また、運転者自身により書き換え記憶され
る変速線図の車輌生産時の初期値は、変速線図の記憶判
別手段により、予め設定されている変速線図が記憶され
る。
【0013】変速線図の記憶判別手段とは、初期設定完
了状態を規定するデータに一定値が記憶されているかの
判別による。
【0014】この書き換え記憶された変速線図は、運転
者による入力手段により、消去、及び、予め設定されて
いる複数の変速線図に書き換えることができる。
【0015】運転者による入力手段は、変速線図の記憶
と同様に、例えば、スイッチ,操作レバーなどであり、
これらの入力手段の組み合わせにより、運転者は、運転
者自身により書き換え記憶した変速線図の消去、及び、
予め設定されている複数の変速線図を選択し、書き換え
ることができる。
【0016】これらの書き換え記憶されている変速線図
や書き換え記憶されている変速線図による走行状態は、
表示手段により車輌上の表示パネルに表示される。
【0017】表示手段とは、現在の制御状態をCAN通
信等によりメータパネル制御装置に報告することにより
実現することができる。
【0018】なお、書き換え可能な記憶手段が、故障検
出手段により故障と判定された場合は、運転者自身によ
る変速線図の書き換え記憶を禁止し、予め設定されてい
る変速線図による変速を行い、安全性を確保する。
【0019】但し、故障検出した場合においても、運転
者は、運転者による入力手段により、予め設定されてい
る複数の変速線図を選択することができる。
【0020】故障検出手段とは、電源遮断時にEEPR
OMなどの不揮発性メモリや電源バックアップされたR
AM内容の総和であるサム値などを記憶しておき、次回
電源投入時に、EEPROMなどの不揮発性メモリや電
源バックアップされたRAMのサム値を計算し、記憶さ
れているサム値との比較などにより行う。
【0021】また本発明は上記目的を達成するために、
以下のように構成した。
【0022】1.手動変速機構を備えた自動変速制御装
置において、運転者が手動で変速した時点の変速段,車
速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに基づい
て、変速線図の内容を書き換え、運転者自身の変速特性
をその後の自動変速制御に反映する様にした。
【0023】2.運転者が手動で変速した時点の変速
段,車速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに
基づいて、変速線図の内容を書き換えると共に、上記変
速線図の書き換えは、車輌走行状態が、登坂,降坂モー
ドや、エンジンブレーキ中などでない走行状態で、か
つ、運転者によって行われる様にした。
【0024】3.運転者によって操作されるスイッチあ
るいは操作レバーを備え、前記スイッチあるいは操作レ
バーが操作されている間、運転者による手動変速動作を
変速線図に記憶若しくは書き換えるようにした。
【0025】4.手動変速機構を備えた自動変速制御装
置において、当該自動変速制御装置はEEPROMなど
の不揮発性メモリや電源バックアップされたRAMを用
いた書き換え可能な記憶装置を備え、当該記憶装置には
運転者が手動で変速した時点の変速段,車速,スロット
ル開度の少なくともいずれか一つに基づいて書き換えら
れる、変速線図を記憶させた。
【0026】5.書き換え記憶されている変速線図によ
る走行状態を、表示手段により車室内の表示パネルに表
示し、当該表示は前記変速線図の書き換え結果に基づい
て車両走行中に更新表示されるようにした。
【0027】6.運転者が手動で変速した時点の変速
段,車速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに
基づいて、変速線図の内容を書き換えると共に、故障検
出手段により故障と判定された場合は、前記変速線図の
書き換えを禁止し、予め設定されている変速線図に基づ
いて変速制御するようにした。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施例を図面を
用いて説明する。
【0029】図1は、本変速制御システムの構成を簡略
化し、表したものである。本システムは、変速制御装置
100に変速演算の入力情報となる車速センサ114,
スロットルセンサ115が接続され、変速機112に変
速指令を行うものである。変速制御装置100とメータ
パネル制御装置110とエンジン制御装置111は、C
AN通信線121により接続され、制御情報の送受信を
行う。エンジン制御装置111との接続により、エンジ
ン回転,エンジントルク情報,エンジン水温等を受信
し、また、レンジ位置スイッチ116により、レンジ位
置の判別,ブレーキスイッチ117による減速判定によ
り、走行状態を判別することが可能となる。また、操作
スイッチ118〜120の組み合わせにより、変速線図
の書き換え記憶、及び、書き換え記憶された変速線図に
よる変速を行い、これらの情報をCAN通信線121を
介してメータパネル制御装置110に送信する。次にメ
ータパネル制御装置110は、受信した情報を、メータ
パネル113内のディジタル表示、及び、表示ランプに
出力する。
【0030】ここで、図2に変速制御装置100のブロ
ック図を示す。変速制御装置100は、中央処理装置で
あるCPU101,制御プログラム,データ等が格納さ
れているROM(Read Only Memory)102,プログラ
ムによりデータの消去,書き込みが可能な、不揮発性メ
モリEEPROM(Electrically Erasable PROM)10
3と揮発性メモリRAM(Random Access read/write
Memory)104、また、CAN通信線へのデータの入出
力を制御するCAN送受信回路105,車速パルス等が
入力される入力回路106,変速機を制御する出力回路
107により構成される。CPU101は、ROM10
2に書き込まれたプログラムに従い、作動する。
【0031】図3は、変速制御装置に電源が投入され、
CPU101が起動した時に行われるリセット処理ルー
チンであり、この処理ルーチンについて説明する。処理
200は、CPU101の初期設定処理であり、入出力ポ
ートのデータレジスタを“0”に初期化し、使用目的に
合わせて入力ポートにするか出力ポートにするかを決定
する。また、RAM104のデータを全て“0”に書き
直す処理を行う。これは、電源投入時のRAM104の
データが予測不可能であるため、初期化するものであ
る。処理220は、前回、変速制御装置起動時の変速線
図学習値をEEPROM103から読み込み、その内容
をRAM104内の変速線図学習値に書き込む処理であ
る。また、前回、変速制御装置電源遮断時のEEPRO
M103内に書き込まれたデータの総和(以下EEPR
OMサム値と略記する)と、処理220において、EE
PROM103から読み込んだEEPROMサム値と比
較することにより、EEPROM103の故障検出を行
うものである。前記故障検出結果は、RAM104内の
故障情報を格納する変数に書き込まれる。図4は、RA
M104とEEPROM103内のデータを示す。ここ
で、RAM104とEEPROM103内の変速線図学
習値、及び、変速線図学習値初期化フラグ,変速線図選
択情報は、図3の処理220において、EEPROM1
03から読込んだ内容をRAM104に書き込み、図3
の処理440において、RAM104から読込んだ内容を
EEPROM103に書き込むものである。変速線図学
習値、及び、変速線図学習値初期化フラグ,変速線図選
択情報内容については、図3の処理240以降で説明す
る。また、RAM上のEEPROMサム値は、図3の処
理220において、EEPROM103から読込んだデ
ータの総和であり、EEPROM上のEEPROMサム
値は、図3の処理440において、EEPROM103
へ書き込んだデータの総和である。これらEEPROM
サム値の比較により、前記EEPROM103の故障検
出を行うものである。故障検出結果は、RAM上のEE
PROM故障情報に書き込まれるのみであり、EEPROM1
03には書き込まず、変速制御装置に電源が投入される
毎にEEPROM103の故障検出を行うものである。図
3の処理240は、車輌生産時には、前記した変速線図
学習値がEEPROM103内に記憶されていないた
め、RAM104内の変速線図学習値に初期値を書き込
む処理である。この時、車輌生産時には、前記した前
回、変速制御装置電源遮断時のEEPROM103内にE
EPROMサム値が書き込まれていないため、一旦記憶
されたRAM104内のEEPROM故障情報の消去を
行うものである。ここで、車輌生産時の判定は、図4記
載の変速線図学習値初期化フラグにより行い、RAM1
04内の変速線図学習値に初期値を書き込んだ後、変速
線図学習値初期化フラグをセットするものである。ま
た、変速線図学習初期値は、図5に示す変速線図学習初
期値の内、変速線図学習初期値1とし、図4記載の変速
線図選択情報に1を書き込むものである。図3の処理2
60は、変速制御に必要な図1に記載の車速センサ11
4,スロットルセンサ115、及び、各種スイッチ11
6〜120を取込みRAM104内に設けられた入力変
数に格納する処理である。処理280は、メータパネル
制御装置,エンジン制御装置とCAN通信を行い、各々
の制御装置内の制御情報を送受信する処理である。処理
300は、前記した処理260,280で取込まれた制
御情報を基に、登坂走行モード,降坂走行モード,低温
時走行モード,平坦路走行モードを判別する処理であ
る。登坂モードは、処理260で取込まれた車速,スロ
ットル開度、及び、処理280によりエンジン制御装置
の制御情報であるエンジン回転,エンジントルクにより
判別される。降坂走行モードは、処理260で取込まれ
た車速,スロットル開度,ブレーキスイッチにより判別
される。低温時走行モードは、処理280によりエンジ
ン制御装置の制御情報であるエンジン水温により判別さ
れる。前記各モード判別が行われない場合は、平坦路走
行モードとなる。また、前記各走行モードとは別に、図
1に記載のレンジ位置スイッチ116により、マニュア
ル変速モードの判別も行うものである。処理320は、
前記処理300で判別された走行モードに従い、各々の
変速線図により、変速段を決定するものである。但し、
変速線図学習値の使用条件を判定した場合は、変速線図
学習値により、変速段を決定するものである。また、マ
ニュアル変速モードの場合は、変速線図による変速段決
定以外に、図1に記載のレンジ位置スイッチ116による
マニュアル動作の変速も行う。前記マニュアル変速によ
る変速時は、RAM104内に設けられたマニュアル変速
完了フラグをセットすると共に、マニュアル変速前の変
速段、及び、処理260で取込まれた車速,スロットル
開度変数を一時記憶するものである。図6は、図3の処
理320で使用する各モードで使用する変速線図を示
す。ここで、各々の走行モードによる変速線図は、図7
に示す様に1→2,2→3変速などの変速パターン毎の
変速線テーブルで構成されるものである。各々の変速線
テーブルは、図8の変速線に示す様に、X軸を車速,Y
軸をスロットル開度として表されるものである。また、
ROM102内には、図8の変速線テーブルのデータが
格納される。図3の処理320による変速段決定は、各
々の走行モードの変速線図より、現在の変速段のアップ
シフト側,ダウンシフト側の変速線テーブルを参照する
ことで、現在の車速よりスロットル開度を算出し、現在
のスロットル開度との比較により決定されるものであ
る。例えば、車速20km/h,スロットル開度20%,
3速,平坦路走行モードの場合、図6に示すROM10
2内の変速線図データより、平坦路走行モード変速線図
を選択し、図7に示す変速線図データから、3→4変速
線テーブル,3→2変速線図テーブルを選択する。次に
各々の変速線テーブルから車速20km/hのスロットル
開度を算出する。ここで、各々の変速線テーブルから算
出したスロットル開度と現在のスロットル開度20%の
比較により変速段を決定するものである。すなわち、図
8の変速線に示す様に、現在のスロットル開度が、3→
4変速線テーブルより算出したスロットル開度より小さ
ければ、アップシフト(4速)し、3→2変速線テーブ
ルより算出したスロットル開度より大きければ、ダウン
シフト(2速)し、どちらの条件も成立しなければ、現
在の変速段(3速)とする。図9は、変速線学習に使用
するRAM104内に格納される変数を示す。図3の処
理320では、マニュアル動作による変速時、図9に示
すマニュアル変速完了フラグを1とし、マニュアル変速
前変速段にマニュアルによる変速前の変速段、及び、マ
ニュアル変速時車速,マニュアル変速時スロットル開度
に変速時の車速,スロットル開度を一時記憶する。図3
の処理340は、変速線学習制御の条件判定,変速線学
習値の消去、及び、初期化処理,変速線学習処理を行う
ものである。変速線学習制御の条件判定は、図1の操作
スイッチ118〜120により判定され、図9に示す、
変速線図学習フラグ,変速線図学習値消去中フラグに反
映されるものである。ここで、図9に示す学習値変速フ
ラグは、図3の処理280において、図1の操作スイッ
チ1118がONの場合に1がセットされ、図3の処理
320の変速線図学習値使用条件判定に使用されるもの
である。次に、前記変速線学習制御の条件判定に従い、
変速線学習値の消去、及び、初期化処理、または、変速
線図学習処理を行う。変速線学習値の消去、及び、初期
化処理は、図9に示す、変速線図学習値消去中フラグ、
及び、図1の操作スイッチ3120により、RAM10
4内の変速線図学習値の消去、及び、図5に示す、変速
線図学習初期値1〜3をRAM104内の変速線図学習
値に書き込むものである。変速線学習処理は、図9に示
す、マニュアル変速完了フラグ,変速線図学習フラグに
より、RAM104内の変速線図学習値を書き換えるも
のである。図3の処理360は、処理320で決定され
た変速段となる様に、変速機112に対して、ソレノイ
ドバルブ出力を行うものである。処理380は、変速制
御装置100の電源遮断を判定するものであり、判定結
果により、処理400において、変速制御装置100の
セルフシャットOFFを行う。セルフシャットOFFで
ない場合は、再度処理260から順に行う。この場合、
処理260,280,300,320,340,36
0,380,400は、無限ループにより構成され、こ
れにより、変速制御装置として機能するものである。処
理420は、変速制御装置100の電源遮断前に、変速
制御装置100の出力を全てOFFするものである。処
理440は、図4に示す、RAM内の変速線図学習値,
変速線図学習初期化フラグ,変速線図選択情報をEEP
ROM103に書き込むものである。この時、EEPR
OM103へ書き込んだデータの総和を算出し、EEP
ROM103内のEEPROMサム値に書き込む処理も
行う。また、EEPROM書き込み終了後、セルフシャ
ットOFFとし、変速制御装置100の電源を自己遮断
する。
【0032】図10は、処理240で実行する、変速線
図学習値初期化処理を表すフローチャートである。処理
241は、車輌生産時判定を行うため、すなわち、変速
線図学習値の初期化が終了しているか判別するため、図
4に示す、RAM104内の変速線図学習値初期化フラ
グにより判定するものである。初期化が終了している場
合は、処理240を終了し、初期化が終了していない場
合は、処理242を行う。処理242は、図5に示す、
ROM内の変速線図学習初期値1を図4に示す、RAM
内の変速線図学習値に格納を行うものである。処理24
3は、変速線図学習値初期化終了を示すため、変速線図
学習値初期化フラグに1をセットするものである。処理
244は、図4に示す、RAM104内の変速線図選択
情報に1を書き込むものである。変速線図選択情報は、
変速線図学習値の状態を示すもので、1は図5に示す、
ROM内の変速線図学習初期値1が書き込まれているこ
とを、2は、変速線図学習初期値2が書き込まれている
ことを、3は、変速線図学習初期値3が書き込まれてい
ることを示すものである。また、変速線図学習値が初期
状態から1度でも学習した時、変速線図選択情報は、4
となるものである。処理245は、車輌生産時には、図
4に示す、EEPROM103内のEEPROMサム値が書き
込まれていないことにより、前述した処理220におい
て、EEPROM103の故障を検出するため、EEPROM
故障情報をクリアするものである。
【0033】図11は、処理280で実行する、CAN
送受信処理を表すフローチャートである。処理281
は、エンジン制御装置111からのCAN受信信号を受
信バッファに格納する処理である。処理282は、受信
バッファの内の予め定められたデータ位置より、RAM
104内のエンジン回転,エンジントルク,エンジン水
温用変数に格納するものである。処理283は、メータ
パネル制御装置110に送信するデータを、RAM10
4内の送信データを示す変数に格納する処理である。図
12にメータパネル制御装置110への送信データ構成
を示す。ここで、平坦路走行モードとは、平坦路走行モ
ード時、図4に示す変速線図学習値、または、図6に示
す平坦路走行モード変速線図による変速段判別かを示す
フラグであり、図9に示す、学習値変速フラグが格納さ
れるものである。変速線図学習モードは、処理340で
実行される変速線図学習条件成立を判別するフラグであ
り、図9に示す、学習値変速フラグが格納されるもので
ある。変速線図学習フラグが格納されるものである。変
速線図学習値消去モードは、処理340で実行される変
速線学習値の消去、及び、初期化処理中を示すフラグで
あり、図9に示す、変速線図学習値消去中フラグが格納
されるものである。変速線図選択情報は、変速線図学習
値の状態を示すデータであり、図9に示す、変速線図選
択情報が格納されるものである。図11の処理284
は、前述した処理283でセットしたメータパネル制御
装置110への送信データを送信バッファに格納するも
のである。処理285は、送信バッファをメータパネル
制御装置110へCAN送信を行う処理である。このメ
ータパネル制御装置110への送信データにより、メー
タパネル制御装置110は、受信した情報を、メータパ
ネル113内のディジタル表示、及び、表示ランプに出
力することが可能となるものである。
【0034】図13は、処理320で実行する、変速処
理を表すフローチャートである。処理321は、処理3
00で判別された走行モードより、平坦路走行モードの
判定を行い、平坦路走行モードの場合、処理322を実
行し、平坦路走行モード以外の場合、処理325を実行
する。処理322は、処理321と同様に、処理300で
判別されたマニュアル変速モードより、マニュアル変速
モードの判定を行い、マニュアル変速モードの場合、処
理325を実行し、マニュアル変速モード以外の場合、
処理323を実行する。処理323は、図9に示す学習
値変速フラグが1の場合、処理324を実行し、学習値
変速フラグが0の場合、処理325を実行する。処理3
24は、図4に示す変速線図学習値を参照し、処理32
5は、図6に示す該当する走行モードの変速線図を参照
し、前述した処理320の手段により、処理326で変
速段を決定する。処理327は、マニュアル変速モード
の判定を行い、マニュアル変速モードの場合、処理32
8を行い、マニュアル変速モード以外の場合、処理32
0を終了するものである。処理328は、レンジ位置ス
イッチ116によりマニュアル変速動作の判定を行い、
マニュアル変速動作があった場合、処理329を実行
し、マニュアル変速動作がない場合、処理320を終了す
るものである。処理329は、処理340の変速線図学
習を行うためのデータを一時記憶する処理であり、図9
に示す、マニュアル変速フラグに1をセットし、マニュ
アル変速前変速段にマニュアルによる変速前の変速段
を、マニュアル変速時車速に車速を、マニュアル変速時
スロットル開度にスロットル開度を各々格納するもので
ある。処理320は、マニュアル変速動作による変速段
を決定するものである。
【0035】図14は、処理340で実行する、変速線
図学習処理を表すフローチャートである。ここで、処理
340は、処理500の変速線学習制御条件判定処理,
処理560の変速線学習値消去、及び、初期化処理,処
理580の変速線図学習処理で構成されるものである。
処理520は、処理520,540の判定に使用する、
図9に示す、変速線図学習値消去中フラグ,変速線図学
習フラグのセット/クリアを行うものである。処理52
0は、変速線図学習値消去中フラグ判定を行い、変速線
図学習値消去中フラグ=1の場合、処理560の変速線
学習値消去、及び、初期化処理を実行し、変速線図学習
値消去中フラグ=1以外の場合は、処理540を行う。
処理540は、変速線図学習フラグ判定を行い、変速線
図学習フラグ=1の場合、処理580の変速線図学習処
理を実行し、変速線図学習フラグ=1以外の場合は、処
理340を終了するものである。
【0036】図15は、処理500で実行する、変速線
学習制御条件判定処理を表すフローチャートである。処
理501は、図3の処理220において、判定されたEE
PROM103の故障検出結果により、EEPROM103
が故障の場合、処理505を実行し、正常の場合は、処
理502を行うものである。処理502は、図3の処理
300で判別された走行モードが、平坦路走行モードの
場合、処理503を行い、平坦路走行モード以外の場
合、処理505を実行するものである。処理503は、図
1の操作スイッチ2119がONの場合、処理504を
実行し、OFFの場合、処理505を実行するものであ
る。処理504は、図9に示す、変速線図学習フラグに
1をセットし、図14に示す、処理580の変速線図学
習処理を許可するものである。処理505は、図9に示
す、変速線図学習フラグに0をセットし、図14に示
す、処理580の変速線図学習処理を禁止するものであ
る。処理506は、図1の操作スイッチ3120が1秒
以上ONの場合、処理507を実行し、それ以外は、処
理508を行うものである。処理507は、図9に示
す、変速線図学習値消去フラグの反転を行う。すなわ
ち、変速線図学習値消去フラグ=0の場合、変速線図学
習値消去フラグに1をセットし、図14に示す、処理5
60の変速線学習値消去、及び、初期化処理を許可し、
変速線図学習値消去フラグ=1の場合、変速線図学習値
消去フラグに0をセットし、図14に示す、処理560
の変速線学習値消去、及び、初期化処理を禁止するもの
である。処理508は、車輌停止中の判断を行い、車輌
停止中の場合は、処理500を終了し、車輌停止中でな
い時は、変速線図学習値消去フラグに0をセットし、図
14に示す、処理560の変速線学習値消去、及び、初
期化処理を禁止するものである。ここで、車輌停止中で
ない時に、図14に示す、処理560の変速線学習値消
去、及び、初期化処理を禁止する理由は、変速線学習値
による変速動作中に、変速線学習値を変更することによ
って、意図しない変速が行われるのを防止するためであ
る。また、車輌停止中判断は、車速=0km/h,スロッ
トル開度=0%,図1に示す、レンジ位置スイッチ11
6がP、または、Nレンジの条件により判定するもので
ある。
【0037】図16は、処理560で実行する、変速線
学習値消去、及び、初期化処理を表すフローチャートで
ある。処理561は、図14の処理500で定義され
る、図9に示す、変速線図学習値消去フラグを判定し、
変速線図学習値消去フラグが、0から1となった時の
み、処理562を実行し、それ以外は、処理564を行
うものである。すなわち、変速線図学習値消去モードと
なった場合のみ、処理562,563を行う。処理562
は、図5に示す、ROM内の変速線図学習初期値1を図
4に示す、RAM内の変速線図学習値に格納を行うもの
である。処理563は、図4に示す、RAM104内の
変速線図選択情報に1を書き込むものである。変速線図
選択情報は、前述した様に変速線図学習値の状態を示す
もので、1は図5に示す、ROM内の変速線図学習初期
値1が書き込まれていることを、2は、変速線図学習初
期値2が書き込まれていることを、3は、変速線図学習
初期値3が書き込まれていることを示すものである。ま
た、変速線図学習値が初期状態から1度でも学習した
時、変速線図選択情報は、4となるものである。また、
図5に示す、ROM内の変速線図学習初期値1から3の
変速特性は、車輌マニュアル等で、運転者に説明するも
のとする。処理564は、図1に示す、操作スイッチ3
120が、ONからOFFとなった場合、処理565を
行い、それ以外は、処理560を終了するものである。
但し、操作スイッチ3120の、ONからOFF判定
は、2回目より行いものとする。これは、変速線図学習
値消去フラグ=1となる際、必ず、操作スイッチ312
0が、ONとなっているためである。処理565〜56
8は、図4に示す、RAM内の変速線図学習値に処理5
64成立毎に順次、ROM内の変速線図学習初期値1〜
3を書き換える処理である。また、同時に変速線図選択
情報を書き換える処理も行うものである。
【0038】図17は、処理580で実行する、変速線
図学習処理を表すフローチャートである。処理581
は、図3の処理320で定義される、図9に示す、マニ
ュアル変速完了フラグを判定し、マニュアル変速完了フ
ラグ=1の場合、処理582を実行し、マニュアル変速
完了フラグ=0の場合、処理580を終了するものであ
る。処理582は、図3の処理320で算出される、図
9に示す、マニュアル変速前変速段と現在の変速段によ
り、図4に示す、変速線図学習値から、学習対照となる
変速線テーブルを検索するものである。この変速線テー
ブルが、処理585の変速線図学習処理対象であり、前記
以外の変速線テーブルが、処理586の変速線テーブル
補正処理対象である。変速線図学習値は、図7,図8に
示す、データ構成となっているものである。処理583
は、図3の処理320で算出される、図9に示す、マニ
ュアル変速時車速により、前記処理582により検索し
た変速線テーブルから、前回までの変速線図学習値によ
る変速点となるスロットル開度を、補間検索により求め
るものである。処理584は、図3の処理320で定義
される、図9に示す、マニュアル変速時スロットル開度
と前記処理583により補間検索したスロットル開度の
差の絶対値が、予め、ROM102内に定義されている
学習補正データと比較し、学習補正データ以下の場合、
処理587の実行後、処理580を終了し、学習補正デ
ータにより大きい場合、処理585以降の変速線図学習
を行うものである。すなわち、マニュアル変速による変
速点と前回までの変速線図学習による偏差が、一定値よ
り大きい場合のみ、変速線図学習を行うこととなる。処
理585の学習補正データによる変速線図学習処理は、
前記処理582により検索した変速線テーブルから、マ
ニュアル変速時車速に最も近い、マニュアル変速時車速
より高車速側の車速と低車速側の車速を選択し、各々の
車速に対応するスロットル開度に学習補正データを加
算、あるいは、減算することにより実現するものであ
る。従って、変速線図学習は、変速線テーブル内のY軸
側(スロットル開度)の2点を学習することとなる。但
し、マニュアル変速時車速と変速線テーブルのX軸(車
速)が一致した場合は、1点の学習となる。スロットル
開度の学習は、マニュアル変速時スロットル開度が、前
記処理583により補間検索したスロットル開度より大
きい場合は、学習補正データを加算し、小さい場合は、
学習補正データを減算することにより実現するものであ
る。処理586は、処理585の変速線図学習を行った
結果により、他の変速線テーブルと干渉し、変速のハン
チング現象を発生する可能性があるため、学習対照以外
の変速線テーブルの補正を行うものである。変速線テー
ブルは、図7に示す様に各変速毎に設定されており、変
速のアップシフト側は、変速段が高くなる程、低スロッ
ト開度側に設定され、ダウンシフト側は、変速段が低く
なる程、高スロット開度側に設定されていなければなら
ない。また、同一変速段からのアップシフト側は、ダウ
ンシフト側より低スロット開度側に設定されていなけれ
ばならない。例えば、3→4変速線テーブルの低スロッ
ト開度側学習を行った場合、学習した2点のスロットル
開度と4→5変速線テーブルのスロット開度を比較し、
3→4変速線テーブルのスロット開度が4→5変速線テ
ーブルのスロット開度以下の場合、4→5変速線テーブ
ルのスロットル開度を処理585と同様に4→5変速線
テーブルのスロットル開度から学習補正データを減算
し、補正を行う。また、3→4変速線テーブルの高スロ
ット開度側学習を行った場合、3→2変速線テーブルの
スロット開度を比較し、3→4変速線テーブルのスロッ
ト開度が3→2変速線テーブルのスロット開度以上の場
合、3→2変速線テーブルのスロットル開度を処理58
5と同様に3→2変速線テーブルのスロットル開度に学
習補正データを加算し、補正を行う。次に前記で補正し
た3→2変速線テーブルのスロットル開度と2→1変速
線テーブルのスロット開度を比較し、3→2変速線テー
ブルのスロット開度が2→1変速線テーブルのスロット
開度以上の場合、2→1変速線テーブルのスロットル開
度を処理585と同様に2→1変速線テーブルのスロッ
トル開度に学習補正データを加算し、補正を行う。ここ
で、変速線テーブルの車速格子データは、変速線テーブ
ルの相違によらず、同じものとするものである。処理5
87は、マニュアル変速完了フラグに0をセットし、変
速線図学習処理を終了するものである。
【0039】図18は、処理585で実行する、変速線
図学習処理の具体例を示す説明図である。今、マニュア
ル変速により2→3変速を実行したものとする。2→3
変速時のデータは、2→3マニュアル変速実行時、RA
M,ROMデータに示す内容である。この時の変速線図
学習処理は、前述した様に、図17の処理582に示
す、変速線テーブル検索処理により、図18に示す、2
→3変速線テーブルが検索される。次に、処理583に
より、前回の変速線図学習値によるスロットル開度の補
間検索が実行される。ここでは、マニュアル変速時車速
50km/hにより、下式によるスロットル開度が算出さ
れる。
【0040】 スロットル開度=Y( 2)+(Y( 3)−Y( 2))×(50−X( 2))/(X( 3)−X( 2)) =10+(50−10)×(50−40)/(60−40) =30% 次に、処理584により、上式の結果30%とマニュア
ル変速時スロットル開度20%の差の絶対値と学習補正
データの比較を行う。ここでは、上式の結果30%とマ
ニュアル変速時スロットル開度20%の差の絶対値は1
0%であり、学習補正データ2%より大きいため、処理
585の変速線図学習処理を行う。処理585では、マ
ニュアル変速時車速50km/hに最も近い、図18に示
す、2→3変速線テーブルのX( 2),X( 3)のY座標、Y
( 2),Y( 3)の学習を行うこととなる。ここで、マニュア
ル変速時スロットル開度20%は、処理583で補間検
索されたスロットル開度30%より、小さいため、下式
により変速線図学習処理が行われる。
【0041】 Y( 2)学習値=Y( 2)−学習補正データ=8% Y( 3)学習値=Y( 3)−学習補正データ=48% この結果、図18に示す、2→3変速線テーブルは、変
速線図学習後2→3変速線テーブルに書き換わるもので
ある。
【0042】図19は、処理586で実行する、変速線
テーブル補正処理の一例を示す説明図である。今、2→
3変速線図の学習を実行したものとする。この時の変速
線テーブル補正処理は、前述した様に、2→3変速線テ
ーブルの低スロット開度側学習を行った場合、学習した
2点のスロットル開度と3→4変速線テーブルのスロッ
ト開度を比較し、2→3変速線テーブルのスロット開度
が3→4変速線テーブルのスロット開度以下の場合、3
→4変速線テーブルのスロットル開度を処理585と同
様に3→4変速線テーブルのスロットル開度から学習補
正データを減算し、補正を行い、次に4→5変速線テー
ブルの補正も同様に行うものである。ここで、3→4変
速線は、図19の補正後変速線に示す様に補正が行わ
れ、4→5変速線は、3→4変速線より、低スロットル
開度側にあるため、補正は行われないものである。
【0043】以上の様に、本変速制御装置において、運
転者自身の手動変速動作を変速線図に記憶することによ
り、運転者の意志を反映した運転性を確保することがで
きるものである。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、運転者自身の手動変速
動作を学習記憶することにより、運転者自身の変速特性
を学習記憶することができ、運転者の意志を反映した運
転性を確保することができる。
【0045】また、予め設定された多数のデータ記憶媒
体を使用しないため、同一コストで本発明を適用する事
ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す構成図。
【図2】図1における変速制御装置100の内部ブロッ
ク図。
【図3】実施例における変速制御装置の動作フロー図。
【図4】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図5】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図6】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図7】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図8】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図9】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図10】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図11】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図12】実施例におけるデータ構成の一例を示す説明
図。
【図13】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図14】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図15】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図16】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図17】実施例における変速制御装置の動作フロー
図。
【図18】実施例における変速線図学習処理の一例を示
す説明図。
【図19】実施例における変速線図学習処理の一例を示
す説明図。
【符号の説明】
100…変速制御装置、101…CPU、102…RO
M、103…EEPROM、104…RAM、105…CAN
送受信回路、106…入力回路、107…出力回路、1
10…メータパネル制御装置、111…エンジン制御装
置、112…変速機、113…メータパネル、114…
車速センサ、115…スロットルセンサ、116…レン
ジ位置スイッチ、117…ブレーキスイッチ、118〜
120…操作スイッチ、121…CAN通信線。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) F16H 59:66 F16H 59:66 59:70 59:70 (72)発明者 北田 英俊 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器グループ内 (72)発明者 名取 拓志 茨城県ひたちなか市高場2477番地 株式会 社日立カーエンジニアリング内 Fターム(参考) 3J552 MA01 MA17 NA01 NB01 PA01 PA19 SB25 TA11 VA61Z VA74W VB01W VC03W VD02W VD17W VE04W

Claims (21)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】手動変速機構を備えた自動変速制御装置に
    おいて、運転者が手動で変速した時点の変速段,車速,
    スロットル開度の少なくともいずれか一つに基づいて、
    変速線図の内容を書き換え、運転者自身の変速特性をそ
    の後の自動変速制御に反映する様にした自動変速機の変
    速制御方法。
  2. 【請求項2】運転者が手動で変速した時点の変速段,車
    速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに基づい
    て、変速線図の内容を書き換えると共に、 上記変速線図の書き換えは、車輌走行状態が、登坂,降
    坂モードや、エンジンブレーキ中などでない走行状態
    で、かつ、運転者によって行われる様にした自動変速機
    の変速制御方法。
  3. 【請求項3】運転者によって操作されるスイッチあるい
    は操作レバーを備え、前記スイッチあるいは操作レバー
    が操作されている間、運転者による手動変速動作を変速
    線図に記憶若しくは書き換える自動変速機の変速線図の
    記憶若しくは書き換え方法。
  4. 【請求項4】手動変速機構を備えた自動変速制御装置に
    おいて、 当該自動変速制御装置はEEPROMなどの不揮発性メ
    モリや電源バックアップされたRAMを用いた書き換え
    可能な記憶装置を備え、 当該記憶装置には運転者が手動で変速した時点の変速
    段,車速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに
    基づいて書き換えられる、変速線図が記憶されている自
    動変速の変速制御装置。
  5. 【請求項5】書き換え記憶されている変速線図による走
    行状態を、表示手段により車室内の表示パネルに表示
    し、当該表示は前記変速線図の書き換え結果に基づいて
    車両走行中に更新表示される自動変速機の変速制御方
    法。
  6. 【請求項6】運転者が手動で変速した時点の変速段,車
    速,スロットル開度の少なくともいずれか一つに基づい
    て、変速線図の内容を書き換えると共に、 故障検出手段により故障と判定された場合は、前記変速
    線図の書き換えを禁止し、予め設定されている変速線図
    に基づいて変速制御する自動変速機の変速制御方法。
  7. 【請求項7】車速を検出する車速検出手段と、スロット
    ル開度を検出するスロットル開度検出手段と、エンジン
    回転,エンジントルクを検出するエンジン始動状態検出
    手段と、前記入力情報に基づき、車輌の走行状態を判別
    する手段と、前記車速とスロットル開度によって得られ
    る入力情報と、予め定められた変速線図との比較手段に
    より、車輌の走行状態に応じた変速を行う自動変速機の
    変速制御装置と、前記変速制御装置に手動で変速する手
    動変速機構と手動変速手段を備えた変速制御装置におい
    て、前記制御装置が、手動変速中であることを検出する
    手段と、手動変速により変速した変速段に応じて、前記
    変速時の車速と、スロットル開度により、変速段に応じ
    た前記変速線図の内容を書き換えることを特徴とした自
    動変速機の変速制御装置。
  8. 【請求項8】請求項7に記載の変速制御装置において、
    変速線図の書き換えは、請求項1に記載の手動変速によ
    り変速した変速段に応じて、前記変速時の車速と、スロ
    ットル開度との偏差により、書き換える事を特徴とした
    自動変速機の変速制御装置。
  9. 【請求項9】請求項7に記載の変速制御装置において、
    変速段に応じた変速線図の書き換えと共に、書き換え対
    象以外の変速線図を、前記変速段に応じた変速線図の書
    き換え内容に応じて、補正し書き換える事を特徴とした
    自動変速機の変速制御装置。
  10. 【請求項10】請求項7に記載の変速制御装置におい
    て、車輌の走行状態が、請求項1に記載の車輌の走行状
    態判別手段により、平坦路での走行状態と判別された場
    合に、請求項1に記載の変速線図の内容を書き換える事
    を特徴とした自動変速機の変速制御装置。
  11. 【請求項11】請求項7に記載の変速制御装置におい
    て、車輌内に設けられたスイッチ操作により、前記変速
    線図の内容を書き換えることを特徴とした自動変速機の
    変速制御装置。
  12. 【請求項12】請求項7に記載の変速線図の書き換えに
    おいて、前記書き換えた変速線図を電気的にデータの消
    去及び書き込みが可能な不揮発性メモリに記憶すること
    を特徴とした自動変速機の変速制御装置。
  13. 【請求項13】請求項7に記載の変速制御装置におい
    て、車輌の走行状態が、前記車輌の走行状態判別手段に
    より、平坦路での走行状態と判別された場合に、車速と
    スロットル開度によって得られる入力情報に基づいて演
    算処理を行い、書き換えられた変速線図との比較判定に
    より変速を行うことを特徴とした自動変速機の変速制御
    装置。
  14. 【請求項14】請求項13に記載の変速制御装置におい
    て、車輌の走行状態が、前記車輌の走行状態判別手段に
    より、平坦路での走行状態と判別された場合に、車速と
    スロットル開度によって得られる入力情報と、予め設定
    されている平坦路での走行状態の変速線図、あるいは、
    前記書き換えられた変速線図を選択する手段と、前記選
    択手段により選択された変速線図の比較判定により変速
    を行うことを特徴とした自動変速機の変速制御装置。
  15. 【請求項15】請求項13に記載の変速制御装置におい
    て、車輌の走行状態が前記車輌の走行状態判別手段によ
    り、平坦路での走行状態と判別された場合に、車輌内に
    設けられたスイッチ操作により、書き換えられた変速線
    図により変速を行うことを特徴とした自動変速機の変速
    制御装置。
  16. 【請求項16】請求項7に記載の変速制御装置におい
    て、変速線図の車輌生産時の初期値は、予め設定されて
    いる平坦路での走行状態の変速線図とすることを特徴と
    した自動変速機の変速制御装置。
  17. 【請求項17】請求項16に記載の変速制御装置におい
    て、車輌内に設けられたスイッチ操作により、予め定め
    られた2つ以上の変速線図を選択することを特徴とした
    自動変速機の変速制御装置。
  18. 【請求項18】請求項7又は17に記載の変速制御装置
    において、前記変速線図は、車輌内に設けられたスイッ
    チ操作により、消去可能としたことを特徴とした変速制
    御装置。
  19. 【請求項19】請求項18に記載の変速制御装置におい
    て、前記変速線図の消去は、車輌停止判定手段により、
    車輌停止時のみ可能とすることを特徴とした変速制御装
    置。
  20. 【請求項20】請求項7乃至19に記載の変速制御装置
    において、前記変速線図の内容は、表示手段により車室
    内の表示パネルに表示されることを特徴とした変速制御
    装置。
  21. 【請求項21】請求項7乃至20に記載の変速制御装置
    において、前記変速線図の内容は、装置が故障と判断さ
    れたときは書き換えを禁止することを特徴とした変速制
    御装置。
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