JP2003335567A - セメント硬化体及びその製造方法 - Google Patents

セメント硬化体及びその製造方法

Info

Publication number
JP2003335567A
JP2003335567A JP2002147346A JP2002147346A JP2003335567A JP 2003335567 A JP2003335567 A JP 2003335567A JP 2002147346 A JP2002147346 A JP 2002147346A JP 2002147346 A JP2002147346 A JP 2002147346A JP 2003335567 A JP2003335567 A JP 2003335567A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cement
slag powder
slowly cooled
blast furnace
sulfur
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002147346A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3888931B2 (ja
Inventor
Kentaro Shirai
健太郎 白井
Minoru Morioka
実 盛岡
Takayuki Higuchi
隆行 樋口
Yasuhiro Nakajima
康宏 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denka Co Ltd
Original Assignee
Denki Kagaku Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denki Kagaku Kogyo KK filed Critical Denki Kagaku Kogyo KK
Priority to JP2002147346A priority Critical patent/JP3888931B2/ja
Publication of JP2003335567A publication Critical patent/JP2003335567A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3888931B2 publication Critical patent/JP3888931B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02WCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO WASTEWATER TREATMENT OR WASTE MANAGEMENT
    • Y02W30/00Technologies for solid waste management
    • Y02W30/50Reuse, recycling or recovery technologies
    • Y02W30/91Use of waste materials as fillers for mortars or concrete

Landscapes

  • Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 優れた曲げ強度発現性を示し、横持ち運搬や
取り付けなどの取り扱いに際しての端部や角部の欠損、
不充分な強度、特に曲げ強度に起因するトラブルを解消
することが可能となる、主として土木・建築分野におい
て使用される炭酸化されたセメント硬化体及びその製造
方法を提供すること。 【解決手段】 高炉徐冷スラグ粉末を含有してなるセメ
ントコンクリート組成物と水とを混練してセメントコン
クリートを調製し、成形し、炭酸化してなるセメント硬
化体、セメントコンクリートが、さらに、高分子化合物
を含有してなる該セメント硬化体、高炉徐冷スラグ粉末
が、非硫酸態イオウとして存在するイオウを0.5%以上
含む該セメント硬化体、高炉徐冷スラグ粉末のガラス化
率が30%以下である該セメント硬化体、並びに、該セメ
ント硬化体の製造方法を構成とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として土木・建
築分野において使用される炭酸化されたセメント硬化体
及びその製造方法に関する。なお、本発明のセメントコ
ンクリートとは、セメントペースト、モルタル、及びコ
ンクリートを総称するものである。また、本発明におけ
る部や%は特に規定しない限り質量基準である。
【0002】
【従来の技術とその課題】硬化したセメント硬化体は、
圧縮強度に比べ、曲げ強度が小さいという課題があっ
た。特に、大型の建築物に使用される板材等は横持ちと
いう面から充分な強度を必要とし、運搬中や施工中に端
部や角部が破損しないよう、かなりの強度を必要として
いる。
【0003】従来、圧縮強度や曲げ強度を必要とするセ
メント硬化体を製造するためには、蒸気養生又はオート
クレーブ養生等の高温高圧養生を行ったり、水/セメン
ト比を低くするなどの方法を行っていた。しかしなが
ら、高温高圧のもとで養生を行うと、セメントにマイク
ロクラックが入りやすくなり、高い圧縮強度が得られて
も、曲げ強度を顕著に増大するものではなかった。ま
た、水/セメント比を低くする方法は、作業性が非常に
悪く、運搬や取り扱いが不便なため実用性において課題
があった。
【0004】本発明者は、前記課題を解決すべく種々検
討を行った結果、特定のセメントコンクリートを炭酸化
することにより、前記課題が解消できることを知見して
本発明を完成するに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、高炉徐
冷スラグ粉末を含有してなるセメントコンクリート組成
物と水とを混練してセメントコンクリートを調製し、成
形し、炭酸化してなるセメント硬化体であり、セメント
コンクリートが、さらに、高分子化合物を含有してなる
該セメント硬化体であり、高炉徐冷スラグ粉末が、非硫
酸態イオウとして存在するイオウを0.5%以上含有して
なる該セメント硬化体であり、高炉徐冷スラグ粉末のガ
ラス化率が30%以下である該セメント硬化体であり、該
セメント硬化体の製造方法である。
【0006】
【発明の実施の形態】
【0007】本発明で使用する高炉徐冷スラグ粉末(以
下、徐冷スラグ粉という)は、鉄鋼所から排出される産
業廃棄物であり、高炉徐冷スラグの粉末であって、徐冷
されて結晶化した密度3.00g/cm3程度の高炉スラグ粉末
である。高炉徐冷スラグの成分は高炉水砕スラグと同様
の組成を有しており、具体的には、SiO2、CaO、Al2O3
及びMgOなどを主要な化学成分とし、その他の成分とし
て、TiO2、MnO、Na2O、S、P2O5、及びFe2O3などが挙げ
られる。
【0008】また、徐冷スラグ粉は、化合物としてゲー
レナイト2CaO・Al2O3・SiO2とアケルマナイト2CaO・MgO・2S
iO2の混晶である、いわゆる、メリライトを主成分とす
るもので、その他、ダイカルシウムシリケート2CaO・SiO
2、ランキナイト3CaO・2SiO2、及びワラストナイトCaO・S
iO2などのカルシウムシリケート、メルビナイト3CaO・Mg
O・2SiO2やモンチセライトCaO・MgO・SiO2などのカルシウ
ムマグネシウムシリケート、アノーサイトCaO・Al2O3・2S
iO2、リューサイト(K2O、Na2O)・Al2O3・SiO2、スピネルM
gO・Al2O3、マグネタイトFe3O4、並びに、硫化カルシウ
ムCaSや硫化鉄FeSなどの硫化物等を含む場合がある。
【0009】本発明では、徐冷スラグ粉のうち、例え
ば、硫化物、多硫化物、イオウ、チオ硫酸、及び亜硫酸
等のように非硫酸態イオウとして存在するイオウ(以
下、単に非硫酸態イオウという)を0.5%以上含むものを
粉末化した徐冷スラグ粉を用いることが好ましく、0.7
%以上がより好ましく、0.9%以上が最も好ましい。非
硫酸態イオウが0.5%未満では、本発明の効果、即ち、
流動性の保持性能や六価クロム還元性能が充分に得られ
ない場合がある。非硫酸態イオウ量は、全イオウ量、単
体イオウ量、硫化物態イオウ量、チオ硫酸態イオウ量、
及び硫酸態イオウ(三酸化イオウ)量を山口と小野の方法
で定量することによって、また、硫酸態イオウ量(三酸
化イオウ)と硫化物態イオウ量については、JIS R 5202
に定められた方法で定量することによっても求めること
ができる(「高炉スラグ中硫黄の状態分析」、山口直
治、小野昭紘:製鉄研究、第301号、pp.37-40、1980参
照)。
【0010】徐冷スラグ粉のガラス化率は、30%以下が
好ましく、10%以下がより好ましい。ガラス化率が30%
を超えると水和熱が大きくなる場合がある。ガラス化率
(X)は、X(%)=(1−S/S0)×100として求められ
る。ここで、Sは粉末X線回折法により求められる徐冷
スラグ粉中の主要な結晶性化合物であるメリライトのメ
インピークの面積であり、S0は徐冷スラグ粉を1,000℃
で3時間加熱し、その後、5℃/分の冷却速度で冷却し
たもののメリライトのメインピークの面積を表す。
【0011】徐冷スラグ粉のブレーン比表面積(以下、
ブレーン値という)は特に限定されるものではないが、
4,000cm2/g以上が好ましく、4,500〜8,000cm2/gがより
好ましく、5,000〜8,000cm2/gが最も好ましい。ブレー
ン値が4,000cm2/g未満では、材料分離抵抗性が得られな
かったり、中性化の抑制効果が充分でない場合があり、
8,000cm2/gを超えるように粉砕するには、粉砕動力が大
きくなり不経済であり、また、徐冷スラグ粉が風化しや
すくなって品質の経時的な劣化が大きくなる場合があ
る。
【0012】また、本発明では、徐冷スラグ粉のメリラ
イトの格子定数aが7.73〜7.82の範囲にあるものが特に
中性化の抑制効果が顕著であることから好ましい。
【0013】徐冷スラグ粉の使用量は、セメント100部
に対して、10部以上が好ましく、40部以上がより好まし
い。10部未満では炭酸化による強度増強が顕著に現れな
い場合がある。
【0014】本発明では、セメント、骨材、及び徐冷ス
ラグ粉を含有するセメントコンクリート組成物と水とを
混練してセメントコンクリートを調製する。
【0015】本発明で使用するセメントとしては、普
通、早強、超早強、低熱、及び中庸熱等の各種ポルトラ
ンドセメント、これらポルトランドセメントに、高炉ス
ラグ、フライアッシュ、又はシリカを混合した各種混合
セメント、並びに、石灰石微粉末を混合したフィラーセ
メントなどが挙げられ、そのうち、普通、早強、及び低
熱のポルトランドセメントが好ましい。
【0016】本発明で使用する高分子化合物は特に限定
されるものではなく、一般に市販されているポリマー混
和剤が使用可能である(「コンクリート混和剤の開発技
術」、シーエムシー、240〜262頁、1998年発行参照)。
具体的にはポリアクリル酸エステル(PAE)、スチレン
アクリル酸エステル(SAE)、スチレンブタジエンゴム
(SBR)、ポリビニルアルコール(PVA)、及びポリ酢
酸ビニル(PVAC)などが挙げられ、粉末状でも水溶液
でも使用可能である。高分子化合物の使用量は、セメン
ト100部に対して、5〜15部が好ましい。5部未満では
高分子化合物添加による強度増進効果が小さい場合があ
り、15部を超えると高分子化合物を併用しても強度増進
につながらない場合がある。
【0017】本発明では、セメント、徐冷スラグ粉、高
分子化合物、及び砂や砂利等の骨材、さらに、目的に応
じてその他各種の添加剤を配合してセメントコンクリー
ト組成物とし、それを比較的高い水/セメント比で混練
し、作業生の良い状態で所定の形状に成形する。
【0018】本発明で使用する水の量は、セメント100
部に対して、40〜60部が好ましく、45〜55部がより好ま
しい。40部未満では本発明の効果が得られにくく、60部
を超えると徐冷スラグや高分子化合物を併用しても強度
増進につながらない場合がある。
【0019】養生方法は特に限定されるものではない
が、通常の常温養生の他に蒸気養生等の加温養生等も可
能であり、炭酸化と同時に行うことも可能である。養生
期間は水/セメント比や配合などにより異なるが、加温
養生で2〜24時間程度であり、常温養生では3〜28日程
度である。
【0020】本発明においては、セメント硬化体を、少
なくとも脱型可能な硬さに達した後、炭酸化することが
必要である。セメント硬化体の炭酸化とは、セメントの
水和反応により生成した水酸化カルシウム(Ca(OH)2)
と、浸透してきた炭酸ガス(CO2)とが反応することによ
り炭酸カルシウム(CaCO3)と水になる反応である。この
際、セメント硬化体が高アルカリ性から中性側に漸次移
行するので、セメント硬化体の切断面にフェノールフタ
レイン溶液を噴霧し、呈色の変化から容易に炭酸化の程
度を確認できる。炭酸化条件は、空気中より炭酸ガス濃
度が高い雰囲気、例えば、炭酸ガス濃度1〜30%が好ま
しく、5〜10%がより好ましい。また、高圧容器中で炭
酸化することは生産性向上の面からさらに有効である。
炭酸化の程度としては、少なくともセメント硬化体の表
面から2〜3mmが炭酸化されていれば、曲げ強度が著し
く向上する。さらに、セメント硬化体の全体にわたって
炭酸化された場合はこの効果が一層顕著になる。一般に
は、炭酸化は無筋のセメント硬化体に施すことが効果的
である。
【0021】炭酸化にあたり、加温養生することが生産
性向上の面から好ましい。蒸気養生やオートクレーブ養
生等における温度は、30〜180℃が好ましく、40〜160℃
がより好ましい。30℃未満では生産性が不充分であり、
180℃を超えると温度応力によりマイクロクラックが多
く入り、耐久力が低下する場合がある。
【0022】
【実施例】以下、実験例により本発明をさらに詳細に説
明する。
【0023】実験例1 表1に示す量のセメントαと徐冷スラグ粉を使用し、セ
メント/砂比が1/2、水/セメント比50%のモルタルを
調製した。調整したモルタルを形枠に詰め、温度20℃、
相対湿度80%の試験室で8時間養生を行った後、昇温速
度15℃/時間、最高温度50℃、保持時間4時間の条件で
蒸気養生し、材齢24時間で脱型して供試体を作製した。
この供試体を炭酸ガス濃度10%、温度40℃、及び相対湿
度60%の環境で材令7日まで促進炭酸化養生を行い、中
性化深さと曲げ強度を測定した。その結果を表1に併記
する。なお、比較のため、20℃の水中で材齢7日まで標
準養生を行ったものも同様に行った。結果を表1に併記
する。
【0024】 <使用材料> セメントα:電気化学工業社製普通ポルトランドセメント、ブレーン値3,500cm2 /g、密度3.15g/cm3 徐冷スラグ粉A:非硫酸態イオウ0.9%、ガラス化率10% 徐冷スラグ粉B:非硫酸態イオウ0.7%、ガラス化率10% 徐冷スラグ粉C:非硫酸態イオウ0.5%、ガラス化率10% 砂 :ISO標準砂 水 :水道水
【0025】<測定方法> 中性化深さ:供試体表面を垂直に割裂し、そのモルタル
断面に、フェノールフタレインの1%水溶液を塗布し、
赤色に呈色しなかった部分の表面からの深さを測定、4
点平均値 曲げ強度 :4×4×16cmの供試体を作製し、JIS A 11
06に準じて測定
【0026】
【表1】
【0027】表1から明らかなように、徐冷スラグ粉を
10%以上使用して、促進炭酸化したものは、高い曲げ強
度発現性を示す。
【0028】実験例2 セメントα60部、徐冷スラグ粉A40部、及びセメント10
0部に対して10部の高分子化合物を使用し、表2に示
す炭酸ガス濃度で促進炭酸化養生を行ったこと以外は実
験例1と同様に行った。結果を表2に併記する。
【0029】<使用材料> 高分子化合物:ポリアクリル酸エステル(PAE)、市
販品
【0030】
【表2】
【0031】表2から明らかなように、炭酸ガス濃度1
〜30%の雰囲気下で促進炭酸化養生したものは、高い曲
げ強度発現性を示す。
【0032】実験例3 表3に示すセメント60部、徐冷スラグ粉A40部、及びセ
メント100部に対して10部の高分子化合物を用いて、
炭酸ガス濃度10%で促進炭酸化養生したこと以外は実験
例2と同様に行った。結果を表3に併記する。
【0033】<使用材料> セメントβ:電気化学工業株式会社製、早強ポルトラン
ドセメント、ブレーン4,500cm2/g、密度3.12g/cm3 セメントγ:電気化学工業株式会社製、低熱ポルトラン
ドセメント、ブレーン3,500cm2/g、密度3.15g/cm3
【0034】
【表3】
【0035】表3から明らかなように、セメントの種類
によらず、本発明のセメント硬化体は高い曲げ強度発現
性を示す。
【0036】実験例4 表4に示すガラス化率の異なる徐冷スラグ粉を使用し、
炭酸ガス濃度10%で促進炭酸化養生したこと以外は実験
例2と同様に行った。結果を表4に示す。
【0037】 <使用材料> 徐冷スラグ粉D:非硫酸態イオウ0.9%、ガラス化率1% 徐冷スラグ粉E:非硫酸態イオウ0.9%、ガラス化率20% 徐冷スラグ粉F:非硫酸態イオウ0.9%、ガラス化率30%
【0038】
【表4】
【0039】表4から明らかなように、徐冷スラグ粉の
ガラス化率が30%以下の場合、優れた曲げ強度発現性を
示す。
【0040】実験例5 表5に示す高分子化合物を使用し、炭酸ガス濃度10%で
促進炭酸化養生したこと以外は実験例2と同様に行っ
た。結果を表5に併記する。
【0041】<使用材料> 高分子化合物:スチレンアクリル酸エステル(SA
E)、市販品 高分子化合物:スチレンブタジエンゴム(SBR)、市
販品 高分子化合物:ポリビニルアルコール(PVA)、市販
品 高分子化合物:ポリ酢酸ビニル(PVAC)、市販品
【0042】
【表5】
【0043】表5から明らかなように、本発明のセメン
ト硬化体は、高分子化合物の種類によらず、優れた強度
発現性を示す。
【0044】
【発明の効果】以上から明らかなように、本発明のセメ
ント硬化体は優れた曲げ強度発現性を示す。そして、本
発明のセメント硬化体は、カーテンウォール、コンクリ
ート製埋設型枠、及びALCなどの建材等、コンクリー
ト二次製品に好ましく使用される。特に、90×180cm以
上の板状製品において、横持ち運搬や取り付けなどの取
り扱いに際しての端部や角部の欠損、不充分な強度、特
に曲げ強度に起因するトラブルを解消することが可能と
なる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C04B 24:24) (72)発明者 中島 康宏 新潟県西頚城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内 Fターム(参考) 4G012 PA29 PC12 PE07 RA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高炉徐冷スラグ粉末を含有してなるセメ
    ントコンクリート組成物と水とを混練してセメントコン
    クリートを調製し、成形し、炭酸化することを特徴とす
    るセメント硬化体。
  2. 【請求項2】 セメントコンクリートが、さらに、高分
    子化合物を含有してなることを特徴とする請求項1に記
    載のセメント硬化体。
  3. 【請求項3】 高炉徐冷スラグ粉末が、非硫酸態イオウ
    として存在するイオウを0.5%以上含有してなることを
    特徴とする請求項1又は請求項2に記載のセメント硬化
    体。
  4. 【請求項4】 高炉徐冷スラグ粉末のガラス化率が30%
    以下であることを特徴とする請求項1〜3のうちの一項
    に記載のセメント硬化体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のうちの一項に記載のセメ
    ント硬化体の製造方法。
JP2002147346A 2002-05-22 2002-05-22 セメント硬化体及びその製造方法 Expired - Fee Related JP3888931B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147346A JP3888931B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 セメント硬化体及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002147346A JP3888931B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 セメント硬化体及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003335567A true JP2003335567A (ja) 2003-11-25
JP3888931B2 JP3888931B2 (ja) 2007-03-07

Family

ID=29705945

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002147346A Expired - Fee Related JP3888931B2 (ja) 2002-05-22 2002-05-22 セメント硬化体及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3888931B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003176160A (ja) * 2001-12-06 2003-06-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 炭酸化硬化体用セメント組成物
JP2005256309A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Jfe Steel Kk 鋼製護岸構造物、鋼製護岸構造物の修復方法
JP2008308364A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Taiheiyo Cement Corp セメント質硬化体の製造方法
WO2009078430A1 (ja) * 2007-12-19 2009-06-25 Kajima Corporation 炭酸化養生設備および表層緻密化セメント硬化体の製造方法
JP2016153357A (ja) * 2014-08-07 2016-08-25 太平洋セメント株式会社 セメント質硬化体及びその製造方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003176160A (ja) * 2001-12-06 2003-06-24 Denki Kagaku Kogyo Kk 炭酸化硬化体用セメント組成物
JP2005256309A (ja) * 2004-03-09 2005-09-22 Jfe Steel Kk 鋼製護岸構造物、鋼製護岸構造物の修復方法
JP2008308364A (ja) * 2007-06-14 2008-12-25 Taiheiyo Cement Corp セメント質硬化体の製造方法
WO2009078430A1 (ja) * 2007-12-19 2009-06-25 Kajima Corporation 炭酸化養生設備および表層緻密化セメント硬化体の製造方法
JP2009149456A (ja) * 2007-12-19 2009-07-09 Kajima Corp 炭酸化養生設備および表層緻密化セメント硬化体の製造方法
JP2016153357A (ja) * 2014-08-07 2016-08-25 太平洋セメント株式会社 セメント質硬化体及びその製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3888931B2 (ja) 2007-03-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3579559B2 (ja) 炭酸化セメント、セメント硬化体及びその製法
JP2004051426A (ja) セメント混和材、セメント組成物及びそれを用いてなるモルタルまたはコンクリート
WO2022044890A1 (ja) セメント組成物、製造方法、該セメント組成物を含有させる鉄筋コンクリートの中性化抑制方法及び該セメント組成物を含有させる鉄筋コンクリートの表面美観保持方法
JP2004315303A (ja) セメント組成物、コーティング材料、及びそれを用いた遮塩方法
JP2008050214A (ja) セメント組成物及びそれを用いた補修方法
JP4209381B2 (ja) セメント組成物
JP4942949B2 (ja) セメント組成物
JP3960955B2 (ja) セメント組成物
JP2003335567A (ja) セメント硬化体及びその製造方法
JP2004107129A (ja) 炭酸化硬化体用セメント組成物、炭酸化硬化体用セメントコンクリート組成物、及び炭酸化硬化体の製造方法
JP2006232602A (ja) 表面被覆材およびそれを用いた予防保全工法
EP4122900A1 (en) Cement admixture, expansion material, and cement composition
JP4101574B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP3810350B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP3877585B2 (ja) 炭酸化硬化体用セメント組成物
JP7181355B1 (ja) セメント混和材、セメント混和材の製造方法及びセメント組成物
JP4459786B2 (ja) 水硬性セメント組成物およびセメントコンクリート硬化体
JP2003192410A (ja) セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いたセメントコンクリート
JP2003165753A (ja) セメント混和材、セメント組成物、及びそれを用いたモルタル又はコンクリート
JPH07206492A (ja) セメント混和材及びセメント組成物
JP3460161B2 (ja) セメント混和材及びセメント組成物
WO2024048364A1 (ja) 水硬性材料用硬化促進材、セメント組成物、及び硬化体
WO2023234041A1 (ja) セメント材料、セメント組成物、及び硬化体
JP2023028435A (ja) 膨張組成物及びセメント組成物
JP2023028444A (ja) 急硬性混和材及び急硬性セメント組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060126

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20060207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060323

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20060808

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060904

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20061106

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20061128

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20061128

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Ref document number: 3888931

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091208

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101208

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111208

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121208

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131208

Year of fee payment: 7

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees