JP2003335236A - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2003335236A JP2002145102A JP2002145102A JP2003335236A JP 2003335236 A JP2003335236 A JP 2003335236A JP 2002145102 A JP2002145102 A JP 2002145102A JP 2002145102 A JP2002145102 A JP 2002145102A JP 2003335236 A JP2003335236 A JP 2003335236A
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Yasuhiko Amari
泰彦 甘利
Tomonori Mori
友紀 毛利
Naganori Koshimizu
長典 輿水
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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ストッパ部材の挿入の操作性を良好とした上
でリザーバのがたつきを防止できるマスタシリンダの提
供。 【解決手段】 マスタシリンダ本体11およびリザーバ
12の配列方向に直交して本体側取付部15およびリザ
ーバ側取付部22に形成された挿入穴16,23にスト
ッパ部材13を挿入することによりマスタシリンダ本体
11とリザーバ12とを連結させるマスタシリンダにお
いて、リザーバ側取付部22の挿入穴23には、前記配
列方向におけるマスタシリンダ本体11側に、ストッパ
部材13の挿入にしたがって該ストッパ部材13との隙
間を詰める隙間詰部25が形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両のブレーキ装
置等に用いて好適なマスタシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】車両のブレーキ装置に用いられるマスタ
シリンダにおけるマスタシリンダ本体とリザーバとを連
結させる構造として、例えば図6に示すものがある。こ
の構造は、マスタシリンダ本体101の本体側取付部1
02の外側にリザーバ103のリザーバ側取付部104
を嵌合させるとともに、マスタシリンダ本体101およ
びリザーバ103の配列方向(上下方向)に直交して本
体側取付部102およびリザーバ側取付部104に形成
された挿入穴105,106にストッパ部材であるワイ
ヤストッパ107を挿入するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来は、ワ
イヤストッパ107の挿入穴106への挿入の操作性を
良好にするために、ワイヤストッパ107の厚さに対し
てリザーバ側取付部104の挿入穴106の高さに余裕
をもたせている。このため、マスタシリンダ本体101
とリザーバ103とをワイヤストッパ107で連結させ
た後に、ワイヤストッパ107とリザーバ側取付部10
4の挿入穴106のマスタシリンダ本体101側の面す
なわち下面との間に図6にTで示す隙間が生じていた。
そして、この隙間によって、マスタシリンダ本体101
に対しリザーバ103が離間方向に移動可能となり、図
7にGで示すようにがたつきを生じてしまうという問題
があった。
【0004】したがって、本発明は、ストッパ部材の挿
入の操作性を良好とした上でリザーバのがたつきを防止
できるマスタシリンダの提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に係る発明は、マスタシリンダ本体の本体
側取付部の外側にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合さ
せるとともに、前記マスタシリンダ本体および前記リザ
ーバの配列方向に直交して前記本体側取付部および前記
リザーバ側取付部に形成された挿入穴にストッパ部材を
挿入することにより前記マスタシリンダ本体と前記リザ
ーバとを連結させるマスタシリンダにおいて、前記リザ
ーバ側取付部の前記挿入穴には、前記配列方向における
マスタシリンダ本体側に、前記ストッパ部材の挿入にし
たがって該ストッパ部材との隙間を詰める隙間詰部が形
成されていることを特徴としている。
【0006】これにより、マスタシリンダ本体の本体側
取付部の外側にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合させ
た状態で、本体側取付部およびリザーバ側取付部に形成
された挿入穴にストッパ部材を挿入させる際に、この挿
入を余裕を持って行うことが可能となるようにリザーバ
側取付部の挿入穴とストッパ部材との間に隙間を設けて
も、リザーバ側取付部の挿入穴におけるマスタシリンダ
本体側に形成された隙間詰部が、ストッパ部材の挿入に
したがってストッパ部材と挿入穴のマスタシリンダ本体
側との隙間、すなわちマスタシリンダ本体に対しリザー
バを離間方向に移動可能とする隙間を詰めることにな
る。したがって、ストッパ部材の挿入の操作性を良好と
した上で、リザーバのがたつきを防止できる。
【0007】請求項2に係る発明は、請求項1に係る発
明に関し、前記ストッパ部材は屈曲部が形成されて両端
部が互いに離間する方向にバネ性を有するワイヤストッ
パであり、前記挿入穴は前記配列方向に直交して長い長
穴形状をなしていて、前記隙間詰部は、前記挿入穴の長
手方向における両端部に、前記配列方向における前記リ
ザーバ側に突出するように形成された段部であることを
特徴としている。
【0008】これにより、マスタシリンダ本体の本体側
取付部の外側にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合させ
た状態で、本体側取付部およびリザーバ側取付部に形成
された長穴状の挿入穴にストッパ部材であるワイヤスト
ッパを挿入させる際に、この挿入を余裕を持って行うこ
とが可能となるようにリザーバ側取付部の挿入穴の長手
方向における中間部とワイヤストッパとの間に隙間を設
けても、挿入によってワイヤストッパがリザーバ側取付
部の挿入穴の長手方向における両端部の段部に載り上げ
ると、ワイヤストッパと挿入穴のマスタシリンダ本体側
との隙間、すなわちマスタシリンダ本体に対しリザーバ
を離間方向に移動可能とする隙間を詰めることになる。
【0009】請求項3に係る発明は、請求項1に係る発
明に関し、前記隙間詰部は、前記本体側取付部に対し反
対側が前記配列方向における前記リザーバ側に位置する
ように傾斜するスロープであることを特徴としている。
【0010】これにより、マスタシリンダ本体の本体側
取付部の外側にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合させ
た状態で、本体側取付部およびリザーバ側取付部に形成
された長穴状の挿入穴にストッパ部材を挿入させる際
に、この挿入を余裕を持って行うことが可能となるよう
にリザーバ側取付部の挿入穴とストッパ部材との間に隙
間を設けても、ストッパ部材の挿入にしたがってスロー
プがリザーバ側に位置し、ストッパ部材と挿入穴のマス
タシリンダ本体側との隙間、すなわちマスタシリンダ本
体に対しリザーバを離間方向に移動可能とする隙間を詰
めることになる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の一実施形態のマスタシリ
ンダを図1〜図5を参照して以下に説明する。本実施形
態のマスタシリンダは、図1に示すように、ブレーキペ
ダルの入力に応じてブレーキ液圧を発生させるマスタシ
リンダ本体11と、このマスタシリンダ本体11の上部
に取り付けられてブレーキ液を貯留するリザーバ12
と、これらマスタシリンダ本体11およびリザーバ12
の連結状態を維持するためのワイヤストッパ(ストッパ
部材)13とを有している。
【0012】マスタシリンダ本体11の上部には、本体
側取付部15が上方に突出するように形成されている。
この本体側取付部15は、図2に示すように、マスタシ
リンダ本体11の軸線方向(図2における上下方向)に
長い略直方体形状をなしている。
【0013】そして、本体側取付部15の上面15aよ
り若干下側には、マスタシリンダ本体11の軸線方向に
対し直交しかつ上下方向(マスタシリンダ本体11およ
びリザーバ12の配列方向)に直交する方向に本体側挿
入穴(挿入穴)16が貫通形成されている。この本体側
挿入穴16は、上下方向の幅よりもマスタシリンダ本体
11の軸線方向に沿う方向の幅が広い長穴形状をなして
いる。そして、この本体側挿入穴16の貫通方向におけ
る中間位置には内壁から本体側挿入穴16の長手方向
(マスタシリンダ本体11の軸線方向)に沿って互いに
近接するように突出する一対の係止突起部17が形成さ
れている。
【0014】また、図3(a)に示すように、本体側挿
入穴16の上面16aは平坦面とされており、下面16
bには、貫通方向の中間位置に上面16aに向けて突出
するガイド突起部19が本体挿入穴16の長手方向にお
ける全長にわたって形成されている。
【0015】本体側取付部15の内側であって、マスタ
シリンダ本体11の軸線方向における本体側挿入穴16
の両外側には、図2に示すように、リザーバ12の図示
せぬ円筒状の突起部が嵌合されることによりリザーバ1
2の内部とマスタシリンダ本体11の内部との間でブレ
ーキ液を流通させる一対の連通穴20が形成されてい
る。
【0016】 リザーバ12の
下部には、図3に示すように、マスタシリンダ本体11
の本体側挿入穴16の貫通方向における本体側取付部1
5の幅と同じ間隔をあけて配置される互いに平行をなす
板状の一対のリザーバ側取付部22が下方に突出するよ
うに形成されている。
【0017】一対のリザーバ側取付部22の下端部より
若干上側には、これらリザーバ側取付部22の配列方向
にリザーバ側挿入穴23が貫通形成されている。ここ
で、リザーバ12は、これら一対のリザーバ側取付部2
2の間に本体側取付部15を嵌合させ、リザーバ側取付
部22の間の下面12aを本体側取付部15の上面15
aに当接させるようにしてマスタシリンダ本体11に接
合されることになるが、この接合状態において、一対の
リザーバ側取付部22には、マスタシリンダ本体11の
軸線方向に対し直交しかつ上下方向に直交する方向に上
記したリザーバ側挿入穴23が貫通形成されている。こ
のリザーバ側挿入穴23は、上下方向の幅よりもマスタ
シリンダ本体11の軸線方向に沿う方向の幅が広い長穴
形状をなしている。ここで、長穴形状のリザーバ側挿入
穴23の長さは、同じく長穴形状の本体側挿入穴16の
係止突起部17を除く部分の長さとほぼ等しくされてい
る。
【0018】そして、本実施形態において、リザーバ側
挿入穴23の下面23aの長手方向における両端部に
は、上側(マスタシリンダ本体11およびリザーバ12
の配列方向におけるリザーバ12側)に突出するように
一対の段部(隙間詰部)25が形成されており、その結
果、これら段部25の間に下側(マスタシリンダ本体1
1およびリザーバ12の配列方向におけるマスタシリン
ダ本体11側)に凹む凹部26が形成されている。な
お、リザーバ側挿入穴23の上面23bは、本体側取付
部15の側ほど高さが低くなるように傾斜する形状をな
している。これに対して、リザーバ側挿入穴23の下面
23aは、本体側取付部15の側であっても高さが一定
の形状をなしている。
【0019】ワイヤストッパ13は、バネ性を有するワ
イヤを屈曲形成してなるもので、図3に示すように、中
央の屈曲部28とこの屈曲部28を中心にほぼ同じ方向
に延出する一対の腕部29とを有し全体として同一平面
内で略U字状をなす挿入部30と、各腕部29の屈曲部
28に対し反対側から挿入部30に対し直交する方向に
突出する入力部31とを有している。なお、各腕部29
の中間位置には、互いに近接する方向に屈曲する屈曲係
止部32がそれぞれ形成されている。
【0020】ここで、リザーバ12は、一対のリザーバ
側取付部22の間に本体側取付部15を嵌合させ、リザ
ーバ側取付部22の間の下面12aを本体側取付部15
の上面15aに当接させるようにしてマスタシリンダ本
体11に接合されるが、このとき、本体側取付部15に
形成された本体側挿入穴16と両リザーバ側取付部22
に形成された両リザーバ側挿入穴23とがマスタシリン
ダ本体11の軸線方向における位置すなわち長手方向の
位置を合わせることになる。
【0021】ここで、上記接合状態において、本体側挿
入穴16の上面16aと、これより下側にあるリザーバ
側挿入穴23の凹部26の底面26aとの高さの差は、
ワイヤストッパ13の挿入部30の厚さよりも所定量大
きく設定されており、本体側挿入穴16の上面16a
と、これより下側にあるリザーバ側挿入穴23の段部2
5の上面25aの高さとの差は、ワイヤストッパ13の
挿入部30の厚さよりも所定量小さく設定されている。
また、本体側挿入穴16の上面16aとガイド突起部1
9との高さの差はワイヤストッパ13の挿入部30の厚
さより若干大きくされている。加えて、本体側挿入穴1
6の上面16aよりもリザーバ側挿入穴23の上面23
bの方が所定量上側に位置している。
【0022】そして、上記のように接合されたリザーバ
12およびマスタシリンダ本体11について、一方のリ
ザーバ側取付部22のリザーバ側挿入穴23に外側から
ワイヤストッパ13の挿入部30を屈曲部28の側から
凹部26の位置において挿入する。このとき、凹部26
によってリザーバ側挿入穴23が高さ方向に広くなって
いるため、ワイヤストッパ13は、リザーバ側挿入穴2
3に無理なく挿入されることになる。そして、挿入が進
み、ワイヤストッパ13が本体側挿入穴16のガイド突
起部19を越えると、ガイド突起部19で上側に案内さ
れて本体側挿入穴16の上面16aに接触する状態とな
る。
【0023】さらに、図3に示すように、ワイヤストッ
パ13をその先端部が他方のリザーバ側取付部22のリ
ザーバ側挿入穴23に入るまで前進させると、ワイヤス
トッパ13は屈曲係止部32の直前部分が係止突起部1
7で押されて腕部29同士が近接することになる(勿
論、腕部29同士を予め近接させながらワイヤストッパ
13を挿入しても良い)。このとき、両腕部29の一方
のリザーバ側取付部22と挿入方向において重なる部分
は、このリザーバ側取付部22のリザーバ側挿入穴23
の凹部26内に配置されるため(図3(d)参照)、ワ
イヤストッパ13を上下に揺動させることができ、これ
に合わせて、他方のリザーバ側取付部22のリザーバ側
挿入穴23にも凹部26が形成されているため、ワイヤ
ストッパ13の先端部を他方のリザーバ側取付部22の
リザーバ側挿入穴23に良好に挿入することができる。
【0024】さらに、図4に示すように、ワイヤストッ
パ13を前進させると、ワイヤストッパ13の先端部が
他方のリザーバ側取付部22のリザーバ側挿入穴23の
段部25に載り上げ(図4(b)参照)、これに合わせ
て、屈曲係止部32に係止突起部17を入り込ませるよ
うにしてワイヤストッパ13が拡開し、腕部29の後端
部が一方のリザーバ側取付部22のリザーバ側挿入穴2
3の段部25に載り上げる(図4(c)参照)。このと
き、本体側挿入穴16の上面16aの高さとリザーバ側
挿入穴23の段部25の上面25aの高さとの差は、ワ
イヤストッパ13の挿入部30の厚さよりも所定量小さ
く設定されているため、本体側挿入穴16の上面16a
に上側が接触する状態の挿入部30は、その下側がリザ
ーバ側挿入穴23の段部25の上面25aに接触する状
態となり、上下方向の隙間がなくなる。その上で、ワイ
ヤストッパ13はリザーバ12をさらに下方向に押し下
げることになり、マスタシリンダ本体11とリザーバ1
2とを締代をもって接合させることになる。言い換えれ
ば、リザーバ12を弾性変形させることになり、この弾
性変形の力でリザーバ12がマスタシリンダ本体11に
確実に固定されることになる。
【0025】以上に述べた実施形態のマスタシリンダに
よれば、マスタシリンダ本体11の本体側取付部15の
外側にリザーバ12のリザーバ側取付部22を嵌合させ
た状態で、これらの本体側挿入穴16およびリザーバ側
挿入穴23にストッパ部材であるワイヤストッパ13を
挿入させる際に、この挿入を余裕を持って行うことが可
能となるようにリザーバ側取付部22のリザーバ側挿入
穴23の長手方向における中間部である凹部26とワイ
ヤストッパ13との間に隙間を設けても、挿入終期にお
いてワイヤストッパ13がリザーバ側取付部22のリザ
ーバ側挿入穴23の長手方向における両端部の段部25
に載り上げると、ワイヤストッパ13とリザーバ側挿入
穴23のマスタシリンダ本体11側との隙間、すなわち
マスタシリンダ本体11に対しリザーバ12を離間方向
に移動可能とする隙間を詰めることになる。したがっ
て、ストッパ部材であるワイヤストッパ13の挿入の操
作性を良好とした上で、リザーバ12のがたつきを防止
できる。
【0026】しかも、ワイヤストッパ13がリザーバ側
取付部22のリザーバ側挿入穴23に挿入されると、段
部25によりマスタシリンダ本体11とリザーバ12と
が締代をもって接合することになる。したがって、ワイ
ヤストッパ13の挿入の操作性を良好とした上で、リザ
ーバ12のがたつきを確実に防止できる。
【0027】なお、以上においては、リザーバ側取付部
22のリザーバ側挿入穴23の下面23a側に、ワイヤ
ストッパ13の挿入にしたがってこのワイヤストッパ1
3との隙間を詰めるために段部25を形成する場合を例
に説明したが、リザーバ12の型割りを変更し、図5に
示すように、本体側取付部15に対し反対側が上側(マ
スタシリンダ本体11およびリザーバ12の配列方向に
おけるリザーバ12側)に位置するように傾斜するスロ
ープ35を形成しても良い。
【0028】このようなスロープ35を形成すると、マ
スタシリンダ本体11の本体側取付部15の外側にリザ
ーバ12のリザーバ側取付部22を嵌合させた状態で、
これらの本体側挿入穴16およびリザーバ側挿入穴23
にワイヤストッパ13を挿入させる際に、この挿入を余
裕を持って行うことが可能となるようにリザーバ側取付
部22のリザーバ側挿入穴23とワイヤストッパ13と
の間に隙間を設けても、ワイヤストッパ13が一方のリ
ザーバ側挿入穴23から本体側挿入穴16に挿入され、
その先端部が他方のリザーバ側挿入穴23に挿入される
と、この他方のリザーバ側挿入穴23のスロープ35が
挿入にしたがってリザーバ12側に位置することにな
り、その結果、ワイヤストッパ13とリザーバ側挿入穴
23の下面23aとの隙間、すなわちマスタシリンダ本
体11に対しリザーバ12を離間方向に移動可能とする
隙間を詰めることになる。したがって、上記と同様の効
果を得ることができることになる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように、請求項1に係る発
明によれば、マスタシリンダ本体の本体側取付部の外側
にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合させた状態で、本
体側取付部およびリザーバ側取付部に形成された挿入穴
にストッパ部材を挿入させる際に、この挿入を余裕を持
って行うことが可能となるようにリザーバ側取付部の挿
入穴とストッパ部材との間に隙間を設けても、リザーバ
側取付部の挿入穴におけるマスタシリンダ本体側に形成
された隙間詰部が、ストッパ部材の挿入にしたがってス
トッパ部材と挿入穴のマスタシリンダ本体側との隙間、
すなわちマスタシリンダ本体に対しリザーバを離間方向
に移動可能とする隙間を詰めることになる。したがっ
て、ストッパ部材の挿入の操作性を良好とした上で、リ
ザーバのがたつきを防止できる。なお、ワイヤストッパ
13の形状を略U字状としたが、V字形もしくはW字形
としても良い。
【0030】請求項2に係る発明によれば、マスタシリ
ンダ本体の本体側取付部の外側にリザーバのリザーバ側
取付部を嵌合させた状態で、本体側取付部およびリザー
バ側取付部に形成された長穴状の挿入穴にストッパ部材
であるワイヤストッパを挿入させる際に、この挿入を余
裕を持って行うことが可能となるようにリザーバ側取付
部の挿入穴の長手方向における中間部とワイヤストッパ
との間に隙間を設けても、挿入によってワイヤストッパ
がリザーバ側取付部の挿入穴の長手方向における両端部
の段部に載り上げると、ワイヤストッパと挿入穴のマス
タシリンダ本体側との隙間、すなわちマスタシリンダ本
体に対しリザーバを離間方向に移動可能とする隙間を詰
めることになる。したがって、ストッパ部材であるワイ
ヤストッパの挿入の操作性を良好とした上で、リザーバ
のがたつきを防止できる。
【0031】請求項3に係る発明によれば、マスタシリ
ンダ本体の本体側取付部の外側にリザーバのリザーバ側
取付部を嵌合させた状態で、本体側取付部およびリザー
バ側取付部に形成された長穴状の挿入穴にストッパ部材
を挿入させる際に、この挿入を余裕を持って行うことが
可能となるようにリザーバ側取付部の挿入穴とストッパ
部材との間に隙間を設けても、挿入にしたがってスロー
プがリザーバ側に位置し、ストッパ部材と挿入穴のマス
タシリンダ本体側との隙間、すなわちマスタシリンダ本
体に対しリザーバを離間方向に移動可能とする隙間を詰
めることになる。したがって、ストッパ部材の挿入の操
作性を良好とした上で、リザーバのがたつきを防止でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す
側面図である。
【図2】 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す
図1におけるF−F線に沿う断面矢視図である。
【図3】 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す
もので、(a)は部分拡大正断面図、(b)は部分拡大
平断面図、(c)は(a)を左から見た側面図、(d)
は(a)を右から見た側面図である。
【図4】 本発明の一実施形態のマスタシリンダを示す
もので、(a)は部分拡大正断面図、(b)は(a)を
左から見た側面図、(c)は(a)を右から見た側面図
である。
【図5】 本発明の一実施形態のマスタシリンダのリザ
ーバの変形例を示す部分拡大側断面図である。
【図6】 従来のマスタシリンダの部分拡大側断面図で
ある。
【図7】 従来のマスタシリンダの部分拡大側断面図で
ある。
【符号の説明】
11 マスタシリンダ本体 12 リザーバ 13 ワイヤストッパ(ストッパ部材) 15 本体側取付部 16 本体側挿入穴(挿入穴) 22 リザーバ側取付部 23 リザーバ側挿入穴(挿入穴) 25 段部(隙間詰部) 28 屈曲部 35 スロープ(隙間詰部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 毛利 友紀 山梨県中巨摩郡櫛形町吉田1000番地 トキ コ株式会社山梨工場内 (72)発明者 輿水 長典 山梨県中巨摩郡櫛形町吉田1000番地 トキ コ株式会社山梨工場内 Fターム(参考) 3D047 BB19 BB33 CC17 CC23 JJ01

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マスタシリンダ本体の本体側取付部の外
    側にリザーバのリザーバ側取付部を嵌合させるととも
    に、前記マスタシリンダ本体および前記リザーバの配列
    方向に直交して前記本体側取付部および前記リザーバ側
    取付部に形成された挿入穴にストッパ部材を挿入するこ
    とにより前記マスタシリンダ本体と前記リザーバとを連
    結させるマスタシリンダにおいて、 前記リザーバ側取付部の前記挿入穴には、前記配列方向
    におけるマスタシリンダ本体側に、前記ストッパ部材の
    挿入にしたがって該ストッパ部材との隙間を詰める隙間
    詰部が形成されていることを特徴とするマスタシリン
    ダ。
  2. 【請求項2】 前記ストッパ部材は屈曲部が形成されて
    両端部が互いに離間する方向にバネ性を有するワイヤス
    トッパであり、 前記挿入穴は前記配列方向に直交して長い長穴形状をな
    していて、 前記隙間詰部は、前記挿入穴の長手方向における両端部
    に、前記配列方向における前記リザーバ側に突出するよ
    うに形成された段部であることを特徴とする請求項1記
    載のマスタシリンダ。
  3. 【請求項3】 前記隙間詰部は、前記本体側取付部に対
    し反対側が前記配列方向における前記リザーバ側に位置
    するように傾斜するスロープであることを特徴とする請
    求項1記載のマスタシリンダ。
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