JP2003334451A - エポキシ化合物の製造用触媒 - Google Patents

エポキシ化合物の製造用触媒

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Masahiko Furuya
方彦 古谷
Genyuu Riyuu
彦勇 劉
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 分子状酸素を酸化剤に用いるエポキシ化合物
の製造用触媒及びそれを用いたエポキシ化合物の製造方
法を提供する。 【解決手段】 中心元素が希土類元素からなるヘテロポ
リ酸化合物触媒の存在下でオレフィン化合物を分子状酸
素含有ガスと接触させて酸化することを特徴とするエポ
キシ化合物の製造用触媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は分子状酸素を酸化剤
に用いるオレフィン化合物の酸化によるエポキシ化合物
の製造用触媒及びそれを用いたエポキシ化合物の製造方
法に関する。エポキシ化合物は、工業上極めて重要な化
学製品である。一般的なエポキシ樹脂の原料並びに有機
化学薬品及び農薬の中間体としてのみならず、各種の樹
脂の硬化剤として使用が可能である。
【0002】
【従来の技術】オレフィン化合物のエポキシ化反応は過
酸化水素や有機の過酸化物を酸化剤として用いる方法は
広く知られているが、過酸化水素や有機の過酸化物が高
価なので、大量生産が実現しにくい。アルコールやアル
デヒド等の共酸化剤を存在下、酸素により系内で過酸化
物を生成させ、オレフィン類を酸化する、いわゆる共酸
化反応による製造方法も知られているが、エポキシ化合
物の製造と同時に、大量な共酸化剤の酸化物が生成する
という欠点がある。現在は、特に資源及び環境の問題が
注目されている中にあっては、従来の製法には問題を含
んでいる。したがって、分子状酸素または空気を酸化剤
として、触媒の存在下に、直接酸化反応を行なえれば、
好ましい製造方法を提供することになる。
【0003】酸化剤として分子状酸素を用いる例として
は、フタルイミドと遷移金属錯体を用いる方法(J. Am.
Chem. Soc., 107, 5790 (1985), Chem. Lett. 81 (199
9))が、挙げられる。しかし、エポキシドへの活性は非
常に低く、且つ触媒の熱的及び酸素雰囲気での安定性に
問題がある。またRu置換ポリオキシメタレート(Natu
re, Vol 388, 24 July, 353(1997))触媒を使用した
方法が提案されているが、化学量論数以上の反応生成物
が得られずに触媒的に進行しないとか、触媒当りの酸化
生成物が不十分であるといった問題が生じている。
【0004】特開平5−213917号公報にはポリ原
子がタングステンである一欠損型のヘテロポリ酸オニウ
ム塩を用いる方法、また特開2001−240561号
公報にはポリ原子がタングステンである二欠損型のヘテ
ロポリ酸を用いる方法が開示されていたが、実用化のた
め、触媒の活性をさらに向上させることが必要である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】即ち、本発明は分子状
酸素を酸化剤とし、さらに触媒を用いて触媒が変質・分
解することなく穏和な条件でオレフィン化合物を高活性
でエポキシ化する触媒及びエポキシ化する方法を提供す
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち本発明は、 1、下記一般式(1)で表されるエポキシ化合物の製造
用触媒。 [A]m・[LnW1036] (1) [式中、Aは対カチオン、Lnは希土類元素、mは8あ
るいは9である]。 2、1に記載の触媒を用いてオレフィン化合物を分子状
酸素含有ガスで酸化し、エポキシ化合物を製造する方
法。
【0007】以下、本発明を詳細に説明する。本発明に
用いる触媒は、オレフィン化合物のエポキシ化反応に用
いる触媒であることを特徴とする。そして、用いる触媒
はヘテロポリ酸及びその塩である。本発明のヘテロポリ
酸塩は具体的には上記一般(1)式で表される。本発明
の一般式(1)で表される触媒中Ln希土類元素であ
る。希土類元素の中でもランタン、セリウム、プラセオ
ジウム、ネオジム、プロメチウム、サマリウム、ユーロ
ピウム、ガドリニウム、テルビウム、ジスプロシウム、
ホルミウム、エルビウム、ツリウム、イッテルビウム、
及びテチウムが好ましく、特にランタン、セリウム、プ
ラセオジウムが好ましい。
【0008】また、一般式(1)中、対カチオン(A)
としては特に制限はなく、プロトン、リチウム、ナトリ
ウム、カリウム、セシウム等のアリカリ金属イオン、カ
ルシュウム、マグネシュウム等のアルカル土類金属イオ
ン、下記一般式(2)で示されるアルキルアンモニウム
カチオン、アルキルホスフォニウムカチオン、p−Pr
MeClRu、(CHCN)Fe等の有機
金属クラスター等が挙げられる。
【0009】中でもアルキルアンモニウムカチオン、ア
ルキルホスフォニウムカチオンは有機溶媒に可溶性を示
すため好ましい。 {RL} (2) (但し、R〜Rは各々独立にC〜C20のアルキ
ル基であって同じでも異なっていても良い、Lは窒素ま
たはリンを表す。) 本発明の酸化反応は分子状酸素を酸化剤に用いることを
特徴とする。本発明の分子状酸素は酸素分子で存在して
いる物であればよく、純酸素あるいは分子状酸素を含有
する不活性ガス、空気も用いることができる。本発明は
上記の触媒、酸化剤を用いてオレフィン化合物を酸化す
るものである。
【0010】以下に、本発明に用いることができるオレ
フィン化合物について具体的に説明する。本発明に用い
ることができるオレフィン化合物としては、アルケン
類、例えばエチレン、プロピレン、ブテン類、ブタジエ
ン、ペンテン類、ヘキセン類、ヘプテン、オクテン、ジ
イソブチレン、ノネン、リモネン、ピネン、ミルセン、
ウンデセン、ペンタデセン、オクタデセン、ノナデセ
ン、プロピレンの3量体及び4量体が、ポリエン類とし
て鎖状テルペン類、ポリブタジエン、芳香族オレフィン
性炭化水素としてはスチレン、メチルスチレン、ジビニ
ルベンゼン、インデン、スチルベンゼン等が挙げられ
る。
【0011】また脂環式オレフィン性炭化水素として、
シクロペンテン、シクロヘキセン、シクロヘプテン、シ
クロオクテン、シクロオクタジエン、シクロデセン、シ
クロドデセン、シクロドデカトリエン、ジシクロペンタ
ジエン、メチルシクロペンテン、メチルシクロヘキセ
ン、ビニルシクロヘキセン等が置換型オレフィン性炭化
水素として、メチルアリルケトン等のオレフィンケトン
類、塩化アリル、臭化アリル、塩化メタクリル、ジクロ
ロブテン等のハロゲン化オレフィン類、アクリル酸、メ
タクリル酸、クロトン酸等のオレフィンカルボン酸類、
アリルアルコール等のオレフィンアルコール類、アリル
アセテート、アルキルアクリレート、アルキルメタクレ
ート等のオレフィンエステル類が挙げられるが、これら
に限定されるものではない。
【0012】次に、本発明のオレフィン化合物を酸化し
てエポキシ化合物を製造する条件について説明する。本
発明の酸化反応は上記のオレフィン化合物を反応基質と
して、分子状酸素を酸化剤、ヘテロポリ酸を触媒に用い
た液相酸化反応であり、反応基質であるオレフィン化合
物を触媒の存在下に分子状酸素と接触させることにより
行われる。なお、反応は、液相均一系で行ってもよい
し、触媒が反応系内に分散した液相不均一系で行っても
よい。また、溶媒を用いる場合は触媒と反応基質を典型
的な溶媒に溶解させた液相均一系で行うこともできる
し、反応基質は溶媒に溶解するが触媒が溶媒に溶解しな
い液相不均一系で行うこともできる。反応温度、反応圧
力はオレフィン化合物の反応性等により異なるが、反応
温度としては、通常0〜150℃が、好ましくは20〜
100℃である。反応圧力は常圧、あるいは10MPa
までの加圧下で行ってもよい。
【0013】本発明では触媒は使用されるオレフィン化
合物1モルに対して、0.00001〜0.5モル、好
ましくは0.0001〜0.1モルが用いられる。酸化
剤としての分子状酸素は反応系内を酸素雰囲気にするか
あるいは酸素含有ガスとしてパブリングで供給すること
もできるが、反応系内の酸素圧力が0.01MPa〜5
MPaであることが好ましく、より好ましくは0.05
MPa〜1MPaである。
【0014】本発明で用いることができる典型的な溶媒
は、水を始めとし通常、反応系内で不活性な有機溶媒が
使用される。具体的にはベンゼン、トルエン、キシレ
ン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン等の芳香族炭化
水素、シクロロメタン、クロロホルム、ジクロロエタン
等のハロゲン化炭化水素、アセトン、メチルエチルケト
ン、等のケトン類、酢酸エチル等のエステル類、アセト
ニトリル等のニトリル類、エタノール、プロパノール、
ブタノール等のアルコール類等の溶媒を用いることがで
きる。中でもハロゲン化炭化水素類、芳香族炭化水素が
好ましく用いられる。尚、用いる溶媒は単独であっても
2種類以上混合であっても良い。
【0015】溶媒を用いる場合の溶媒と反応基質との重
量比は、溶媒:反応基質が1:10から1000:1の
範囲で選ばれ、好ましくは1:1から100:1の範囲
から選ばれる。尚、本発明では触媒は先記したように溶
媒に溶解させずに液相に分散させる液相不均一系も可能
であるが、さらに触媒を固相とした不均一反応系も可能
である。触媒を固相とした不均一反応系としては、例え
ば、触媒を担体に担持したり、固体触媒を用いて、反応
基質を加える懸濁スラリー方式や固定床方式等の一般的
な固体触媒に使用される方式を用いたりすることでき
る。なお、本発明の反応は連続的に行っても、回分的に
行ってもよい。
【0016】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げて本発明を具
体的に説明する。実施例中の酸化反応の分析は島津製作
所製GC9A型ガスクロマトガラフィを用いて測定し、
生成物の収率は原料のオレフィン基準で示した。本発明
は実施例を示すことで、より具体的に示すが、これらの
実施例に限定されるものではない。以下の実施例は本発
明の実施態様を説明している。
【0017】先ず本発明の酸化反応に用いる触媒の調製
について以下に説明する。 [触媒の調製] 1、触媒A[(n−CN][LaW10
36]の調製 250mlのビーカーを用い、50.0g(150mm
ol)タングステン酸ナトリウム2水塩(和光純薬工業
製)を100mlの蒸留水に溶解し、無水酢酸(東京化
成製薬))を添加することにより、pHを7.2に調整
する。6.58g(15.2mmol)硝酸ランタン六
水和物を100mlの蒸留水に溶解する。90℃で攪拌
しながら、硝酸ランタン溶液をタングステン酸ナトリウ
ム溶液に滴下し、さらに90℃で一時間攪拌した。この
溶液を5℃で一晩放置し、沈殿を濾過する。30mlの
90℃の蒸留水により再結晶し、29.2gのNa
[LaW1036]を生成した。10.8gのNa
[LaW1036](3.9mmol)と50ml
の蒸留水を200ml三口フラスコに入れ、窒素雰囲気
下、室温で攪拌し、溶解させた。この溶液に、1.25
g(3.9mmol)臭素化テトラブチルアンモニウム
(アルドリッチ製)を15mlの1,2−ジクロロエタ
ンに溶解させた溶液を加え、窒素下、室温で約3時間攪
拌する。反応溶液を分液ロートに移し、下層の1,2−
ジクロロエタン層を取り出し、無水硫酸ナトリウムを加
え一晩放置し、脱水する。硫酸ナトリウムを濾過、除去
し、濾液を減圧下、60℃で溶媒を留去し、生成した白
色固体を風乾し、6.3gの[(n−CN]
[LaW1036](触媒A)を得た。
【0018】2、触媒B [(n−CN]
[CeW1036]の調製 触媒Aの調製において、6.58g(15.2mmo
l)硝酸ランタン六水和物を6.60g(15.2mm
ol)の硝酸セリウム六水和物に変えた以外は、全て触
媒Aと同じ方法で合成を行った。 3、触媒C [(n−CN][PrW10
36]の調製 触媒Aの調製において、6.58g(15.2mmo
l)硝酸ランタン六水和物を6.61g(15.2mm
ol)の硝酸プラセオジウム六水和物に変えた以外は、
全て触媒Aと同じ方法で合成を行った。 以下に、上記各触媒を用いてオレフィン化合物のエポキ
シ化反応を行った結果を示す。
【0019】
【実施例1】シクロオクテンの酸化反応を行った。溶媒
として1,2−ジクロロエタン1.0mlとアセトニト
リル0.05mlの入った反応容器に1 μmolの触媒
Aとシクロオクテン0.9mmolを加え、さらに0.
1MPaの酸素を導入して、反応器を密閉して、80℃
に保ち、激しく攪拌ながら75時間反応圧力0.1MP
aで反応を行った。反応後、反応液を室温に下げて生成
物をガスクロマトガラフィーにより分析した。表1に反
応結果を示した。
【0020】
【実施例2】実施例1において、触媒Aを触媒Bに変え
た以外は、全て実施例1と同じ方法で実験を行った。表
1に反応結果を示した。
【0021】
【実施例3】実施例1において、触媒Aを触媒Cに変え
た以外は、全て実施例1と同じ方法で実験を行った。表
1に反応結果を示した。
【0022】
【比較例1】実施例1において、触媒Aを用いなかった
以外は同じ操作を行ってもシクロオクテンオキシドの生
成は認められなかった。
【0023】
【比較例2】触媒として、特開平5−213917号公
報に記載のポリ原子がタングステンである一欠損型のヘ
テロポリ酸オニウム塩([(C17(CH
N] [PW11FeO39])を用いた以外は、全て
実施例1と同じ方法で実験を行った。表1に反応結果を
示した。
【0024】
【比較例3】触媒として、特開2001−240561
号公報に記載のポリ原子がタングステンである二欠損型
のヘテロポリ酸([(CN][γ−SiW
10Fe39])を用いた以外は、全て実施例1と
同じ方法で実験を行った。表1に反応結果を示した。
【0025】
【比較例4】触媒として、特開2001−240561
号公報に記載のポリ原子がタングステンである二欠損型
のヘテロポリ酸([(CN][γ−SiW
10Ru39])を用いた以外は、全て実施例1と
同じ方法で実験を行った。表1に反応結果を示した。
【0026】
【実施例4】実施例1において、シクロオクテンを1−
オクテンに変えた以外は、全て実施例1と同じ方法で実
験を行った。その結果、仕込み1−オクテンの転化率2
0.2%であり、1−オクテンオキシドへの選択率は8
3.1%であった。
【0027】
【実施例5】実施例4において、触媒Aを触媒Bに変え
た以外は、全て実施例4と同じ方法で実験を行った。そ
の結果、仕込み1−オクテンの転化率23.8%であ
り、1−オクテンオキシドへの選択率は85.4%であ
った。
【0028】
【実施例6】実施例4において、触媒Aを触媒Cに変え
た以外は、全て実施例4と同じ方法で実験を行った。そ
の結果、仕込み1−オクテンの転化率22.1%であ
り、1−オクテンオキシドへの選択率は86.3%であ
った。
【0029】
【比較例5】実施例4において、触媒Aを用いなかった
以外は同じ操作を行っても1−オクテンオキシドの生成
は認められなかった。
【0030】
【実施例7】実施例1において、シクロオクテンを1−
ノネンに変えた以外は、全て実施例1と同じ方法で実験
を行った。その結果、仕込み1−ノネンの転化率13.
6%であり、1−ノネンオキシドへの選択率は80.8
%であった。
【0031】
【実施例8】実施例7において、触媒Aを触媒Bに変え
た以外は、全て実施例7と同じ方法で実験を行った。そ
の結果、仕込み1−ノネンの転化率15.4%であり、
1−ノネンオキシドへの選択率は78.6%であった。
【0032】
【実施例9】実施例7において、触媒Aを触媒Cに変え
た以外は、全て実施例7と同じ方法で実験を行った。そ
の結果、仕込み1−ノネンの転化率14.7%であり、
1−ノネンオキシドへの選択率は81.6%であった。
【0033】
【比較例6】実施例7において、触媒Aを用いなかった
以外は同じ操作を行っても1−ノネンオキシドの生成は
認められなかった。
【0034】
【表1】
【0035】
【発明の効果】本発明の方法によれば、中心原子が希土
類元素、ポリ原子がタングステンからなるヘテロポリ酸
またはその誘導体を触媒として使用することにより、分
子状酸素を用いたオレフィン類化合物の酸化に於いて、
エポキシ化合物を収率よく製造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C048 AA01 AA02 BB02 BC01 CC01 UU03 UU05 XX02 XX05 4G069 AA02 AA08 BA27B BC42B BC43B BC44B BE13B CB73 4H039 CA42 CC40

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記一般式(1)で表されるエポキシ化
    合物の製造用触媒。 [A]m・[LnW1036] (1) [式中、Aは対カチオン、Lnは希土類元素、mは8あ
    るいは9である]。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の触媒を用いてオレフィ
    ン化合物を分子状酸素含有ガスで酸化し、エポキシ化合
    物を製造する方法。
JP2002139647A 2002-05-15 2002-05-15 エポキシ化合物の製造用触媒 Withdrawn JP2003334451A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031147A (ja) * 2006-06-30 2008-02-14 Kimoto & Co Ltd 修飾フリーアシッド型ヘテロポリ酸、修飾ヘテロポリ酸塩、およびフリーアシッド型ヘテロポリ酸系重合体

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008031147A (ja) * 2006-06-30 2008-02-14 Kimoto & Co Ltd 修飾フリーアシッド型ヘテロポリ酸、修飾ヘテロポリ酸塩、およびフリーアシッド型ヘテロポリ酸系重合体

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