JP2003334134A - 吊り具 - Google Patents

吊り具

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JP2003334134A
JP2003334134A JP2002146240A JP2002146240A JP2003334134A JP 2003334134 A JP2003334134 A JP 2003334134A JP 2002146240 A JP2002146240 A JP 2002146240A JP 2002146240 A JP2002146240 A JP 2002146240A JP 2003334134 A JP2003334134 A JP 2003334134A
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hook
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mounting surface
fixed
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Yukiko Takahashi
由紀子 高橋
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DAIICHI KOGYO KK
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DAIICHI KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 台座部の固定姿勢の如何に関係なくフック部
を物品を吊り下げるための適正な姿勢に保つことがで
き、しかも、取付面が幅狭であっても、複数のフック部
を並べて設置することのできる吊り具を提供する。 【解決手段】 台座部1とフック部5とを有する。複数
の台座部1を連結すると、それぞれの台座部1のフック
部が千鳥配列される。それぞれのフック部5は、基部5
1を台座部1に回転自在に取り付けてある。台座部1
は、台座1Aを複数箇所で分割することによって得られ
る要素1’によって形成されている。台座部1は裏面の
粘着部を介して壁面や柱面などの取付面に固定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吊り具、特に壁面
や柱面などの取付面に固定される台座部に、物品を吊り
下げるためのフック部が備わっている吊り具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の吊り具は、合成樹脂で台
座部とフック部とを一体成形してあり、台座部を粘着剤
で壁面や柱面などの取付面に固定するようになってい
た。また、合成樹脂で台座部とフック部とを一体成形し
たものを、釘や取付ビスで取付面に固定するようにした
ものもあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
吊り具は、フック部が台座部に一体成形されていたため
にフック部の向きによって台座部を取付面に固定すると
きの姿勢(固定姿勢)が定まり、台座部の固定姿勢が適
正でなければフック部に物品を吊り下げにくくなった
り、吊り下げることができなくなったりする。そのた
め、台座部よりも幅狭の取付面には吊り具を固定しにく
いか、あるいは、固定することができないという事態を
生じることが多々ある。
【0004】そこで、台座部の大きさをできるだけ小さ
くして幅狭の取付面にも台座部を固定することができる
ようにすることもあるが、そのようにすると、台座部を
粘着剤を介して取付面に固定する場合に、粘着剤と取付
面との接合面積が小さくなって大きな固定強度を得られ
なくなり、重い物品を吊り下げることができなくなる。
【0005】本発明は以上の状況に鑑みてなされたもの
であり、取付面に固定される台座部とこの台座部に設け
られたフック部とを有する吊り具において、台座部の固
定姿勢の如何に関係なくフック部を物品を吊り下げるた
めの適正な姿勢に保つことができ、しかも、台座部を取
付面に粘着剤を介して固定する場合に、幅狭の取付面に
対しても十分に大きな接合面積を確保した状態で台座部
を強固に取付面に固定することのできる吊り具を提供す
ることを目的とする。
【0006】また、本発明は、複数のフック部を並べて
設置する場合に便利に使用することのできる吊り具を提
供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る吊り具は、
取付面に固定される台座部とこの台座部に設けられたフ
ック部とを有する吊り具において、上記台座部の縦幅と
横幅とが異なる長さに定められ、かつ、上記フック部が
上記台座部に回転自在に取り付けられている基部とこの
基部から延び出た引掛かり部とを有している、というも
のである。
【0008】この構成の吊り具によると、フック部の基
部が台座部に回転自在に取り付けられていることによ
り、台座部が取付面にどのような姿勢で固定されても、
フック部の基部を回転させることによってその引掛かり
部を基部から下方へ延ばして物品を吊り下げるのに適し
た姿勢に保つことができるようになって、固定姿勢の自
由度が向上する。また、台座部の縦幅と横幅とが異なる
長さに定められているため、台座部の固定姿勢を適切に
選択することにより、幅狭の取付面に対しても幅広の取
付面に対しても台座部の全体を重ね合わせることができ
る。そして、台座部を粘着剤を介して取付面に固定する
場合において、台座部の縦幅が比較的短い場合には横幅
を長くすることによって、逆に、台座部の横幅が比較的
短い場合には縦幅を長くすることによって、十分に大き
な接合面積を確保して十分に大きな固定強度が得られる
ようになり、高い固定信頼性が得られる。
【0009】本発明に係る別の吊り具は、取付面に固定
される台座部とこの台座部に設けられたフック部とを有
する吊り具において、上記台座部の縦幅と横幅とが異な
る長さに定められ、かつ、上記フック部が上記台座部に
回転自在に取り付けられている基部とこの基部から延び
出た引掛かり部とを有していると共に、1つの上記台座
部に複数の上記フック部が具備され、それぞれのフック
部の上記基部が、上記台座部の長手方向に沿う千鳥配列
で並んだ複数箇所に回転自在に取り付けられている、と
いうものである。
【0010】この構成の吊り具によると、フック部の基
部が台座部に回転自在に取り付けられているため上記と
同じ理由により固定姿勢の自由度が向上し、また、台座
部の縦幅と横幅とが異なる長さに定められているため上
記と同じ理由により高い固定信頼性が得られる。さら
に、1つの台座部に複数のフック部が具備され、それぞ
れのフック部の基部が、台座部の長手方向に沿う千鳥配
列で並んだ複数箇所に回転自在に取り付けられていると
いう構成を備えているため、1つの台座部を取付面に固
定するだけで複数のフック部に物品を吊り下げられるよ
うになり、しかも、台座部を横長姿勢で固定した場合に
は複数のフック部が横方向の千鳥配列で並ぶので、それ
ぞれのフック部に物品を支障なく吊り下げることができ
る。また、台座部を縦長姿勢で固定した場合には複数の
フック部が縦方向の千鳥配列で並ぶので、複数のフック
部が縦に一直線状に並んでいる場合に比べてそれぞれの
フック部に物品を吊り下げやすい。
【0011】本発明に係るさらに別の吊り具は、取付面
に固定される台座部とこの台座部に設けられたフック部
とを有する吊り具において、縦幅と横幅とが異なる長さ
に定められた台座の長手方向に並んだ複数箇所のそれぞ
れに上記フック部が配備されていると共に、それらのフ
ック部のそれぞれは、上記台座に回転自在に取り付けら
れている基部とこの基部から延び出た引掛かり部とを有
し、かつ、それぞれのフック部の基部が、上記台座の長
手方向に沿う千鳥配列で並んだ複数箇所に取り付けら
れ、上記台座部は、上記台座をその長手方向の複数箇所
で同一形状の複数の部分に分割して得られる個々の要素
によって形成されていて、それぞれの台座部に1つ又は
複数の上記フック部が含まれ、それぞれの台座部の分割
箇所に他の台座部に対する連結部が備わっている。この
構成を採用する場合、1つの上記台座部に1つの上記フ
ックが含まれ、上記台座部の正面視形状が略正三角形に
形成されていて、その頂部に上記フックの基部が取り付
けられているという構成を採用することが可能である。
【0012】この構成の吊り具によると、台座部が、台
座をその長手方向の複数箇所で同一形状の複数の部分に
分割して得られる個々の要素によって形成されていて、
それぞれの台座部に1つ又は複数のフック部が含まれ、
それぞれの台座部の分割箇所に他の台座部に対する連結
部が備わっていることにより、任意数の台座部を連結部
を介して連結することにより、フック部の数を所望通り
に選択することが可能であり、また、個々の台座部を単
独で取付面に固定する場合に比べて全体として大きな固
定強度が得られて高い固定信頼性が得られる。また、複
数の台座部を連結して取付面に固定するという使い方
と、個々の台座部を他の台座部に連結せずに単独で取付
面に固定するという使い方とを任意に選択することがで
きるので、使い勝手が向上する。そのほか、フック部の
基部が台座部に回転自在に取り付けられているため上記
と同じ理由により固定姿勢の自由度が向上する。さら
に、複数の台座部を連結して使用した場合において、そ
れを横長姿勢で固定した場合には複数のフック部が横方
向の千鳥配列で並ぶので、それぞれの台座部に含まれて
いるフック部に物品を支障なく吊り下げることができ、
台座部を縦長姿勢で固定した場合には複数のフック部が
縦方向の千鳥配列で並ぶので、複数のフック部が縦に一
直線状に並んでいる場合に比べてそれぞれのフック部に
物品を吊り下げやすい。
【0013】
【発明の実施の形態】図1(A)は請求項3又は請求項
4に記載した発明に係る単独吊り具A’の概略斜視図、
(B)は同単独吊り具A’の裏面を示した背面図、図2
は同単独吊り具A’の要部の一部破断側面図、図3は台
座1Aの正面図、図4は台座1Aを横長姿勢に配備した
場合の説明図、図5は台座1Aを縦長姿勢に配備した場
合の説明図、図6は図4のV−V線に沿う部分の拡大断
面図、図7は使用状態説明図である。
【0014】図1(A)のように、この吊り具は、台座
部1とこの台座部1に設けられたフック部5とを有す
る。同(B)のように、台座部1の裏面に、両面に粘着
剤を保持させたスポンジが貼り付けられていて、このス
ポンジによって粘着部2が形成されている。したがっ
て、台座部1は粘着部2を介して壁面や柱面などの取付
面(不図示)に貼着して固定することが可能である。ま
た、同(A)のように、フック部5は、円板状の基部5
1とこの基部51から延び出た引掛かり部52とを有し
ていて、図2のように基部51が、台座部1に取りつけ
られた軸12を介してその台座部1に回転自在に取り付
けられている。
【0015】図1(A)に示した台座部1の基本形状
は、図3に示した台座1Aを分割することによって形成
される個々の要素1’と同じ形状である。すなわち、図
3の台座1Aが縦幅Lよりも横幅Hの方が長い平行四辺
形に形成されていて、上記台座部1は、その台座1Aを
その長手方向の複数箇所で同一形状の複数の部分に分割
して得られる個々の要素1’によって形成されている。
図例では、個々の要素1’が正三角形に形成されてい
て、これらの要素1’の個々の頂部を円弧状に形成する
ことによって上記台座部1が形成されている。また、図
3では図示していないけれども、台座1Aの長手方向に
並んだ複数箇所のそれぞれに上記フック部5(図1参
照)が配備され、それらのフック部のそれぞれは、その
基部51(図1参照)が、台座1Aの長手方向に沿う千
鳥配列で並んだ複数箇所に取り付けられている。図3に
はフック部5の基部51の取付箇所を点Fで示してあ
り、同図から判るように、個々の取付箇所Fは、正三角
形の要素1’の1つの頂点の近傍箇所に各別に位置して
いる。そして、これらの取付箇所Fに図2に示した軸1
2が各別に配備される。さらに、要素1’によって形成
されている台座部1の分割箇所(分割された辺部)に
は、相隣接する2つの要素1’によって形成される2つ
の台座部1同士を連結するための連結部6が備わってい
【0016】図1(A)(B)又は図6に示したよう
に、連結部6は、台座部1の1つの辺部に突出させて具
備された凸条61と、他の台座部1の凸条61が嵌合可
能となるように、台座部1の他の辺の裏面側に具備され
た凹条62とからなる。
【0017】以上のように構成された吊り具は、1つの
台座部1に1つのフック部5が取り付けられてなる形態
の単独吊り具A’(図1(A)のもの)として使用する
ことも、あるいは図4又は図5のように上記単独吊り具
を連結部6を介して連結することによって形成される連
結吊り具Aとして使用することも可能である。
【0018】図1(A)に示した単独吊り具A’として
使用する場合には、台座部1を粘着部2を介して壁面や
柱面などの取付面(不図示)に貼り付けて固定する。そ
の場合、フック部5は図2に示した軸12を中心に自由
に回転させることができるので、台座部1の固定姿勢の
如何に関係なく、引掛かり部52が下方へ垂れ下がるよ
うにフック部5の姿勢を定めることが可能である。
【0019】また、図4又は図5のように連結吊り具A
として使用する場合には、個々の台座部1の凸条61と
凹条62とを図6のように互いに嵌合させて所要数の台
座部1を連結し、それを個々の台座部1の裏面に備わっ
ている粘着部2を介して壁面や柱面などの取付面(不図
示)に貼り付けて固定する。この場合も、それぞれのフ
ック部5は図2に示した軸12を中心に自由に回転させ
ることができるので、台座部1の固定姿勢の如何に関係
なく、引掛かり部52が下方へ垂れ下がるようにフック
部5の姿勢を定めることが可能である。
【0020】さらに、図4に示した横長の連結吊り具A
は、横幅よりも縦幅が短いので縦幅の狭い取付面に固定
して使用するのに適し、図5に示した縦長の連結吊り具
Aは、その縦幅よりも横幅が短いので横幅の狭い取付面
に固定して使用するのに適する。具体的には、図7に例
示したように、たとえば室内を仕切るパーテーションの
横框81のように縦幅の短い取付面に連結吊り具Aを固
定するときには、横長にして使用し、縦框82のように
横幅の短い取付面に連結吊り具Aを固定するときには、
縦長にして使用することができる。そして、横長の連結
吊り具Aとして用いた場合には、図4のように横方向に
千鳥配列されている個々のフック部5の引掛かり部52
が下方へ垂れ下がる姿勢にしてそれぞれのフック部5に
物品を支障なく吊り下げることが可能である。また、縦
長の連結吊り具Aとして用いた場合にも、図5のように
縦方向に千鳥配列されている個々のフック部5の引掛か
り部52が下方へ垂れ下がる姿勢にしてそれぞれのフッ
ク部5に物品を吊り下げることができる。その場合、複
数のフック部5が縦方向の千鳥配列になるので、複数の
フック部が縦に一直線状に並んでいる場合に比べてそれ
ぞれのフック部5に物品を吊り下げやすい。
【0021】この実施形態では、1つの台座部1に1つ
のフック部5が備わっているので、横長又は縦長の連結
吊り具Aとして使用する場合にフック部5の数を増やし
たり減らしたりするときには、連結する台座部1の数を
増やしたり減らしたりすればよい。また、連結吊り具A
として使用した場合、個々の台座部1の粘着部2のそれ
ぞれが取付面に張り付けられるため、複数の台座部1を
連結せずに取付面に貼り付けて固定する場合に比べ、全
体として大きな固定強度が得られて高い固定信頼性が得
られる。
【0022】この実施形態では、1つの台座部1に1つ
のフック部5が含まれている事例を説明したけれども、
1つの台座部に2つ又はそれより多いフック部を含ませ
ることも可能であり、2つのフック部を含ませる場合に
は、2つのフック部を含む1つの台座部に、他の台座部
に対する連結部(たとえば凸条61)を設けておけばよ
い。
【0023】また、この実施形態では、台座1Aを分割
することによって得られる個々の要素の全部が同じ大き
さの正三角形に形成されているけれども、台座部1の基
本的な正面視形状は図示した正三角形に限らず、他の形
状、たとえば四角形、菱形などであってもよい。また、
個々の要素の形状が異なるように台座を分割してもよ
い。要するに、台座部の形状は、台座をその長手方向の
複数箇所で複数の部分に分割して得られる個々の要素が
持つ形状であればどのようなものでもよい。
【0024】図8(A)(B)は請求項1に記載した発
明に係る吊り具Bの正面図である。この吊り具Bは、台
座部1とこの台座部1に設けられたフック部5とを有す
る点、台座部1の裏面に、両面に粘着剤を保持させたス
ポンジが貼り付けられていて、このスポンジによって粘
着部が形成されている点、フック部5が、円板状の基部
51とこの基部51から延び出た引掛かり部52とを有
していて、基部51が、台座部1に取りつけられた軸1
2を介してその台座部1に回転自在に取り付けられてい
る点で、図1(A)に示した単独吊り具A’と同様であ
るけれども、台座部1が正面視長方形に形成されている
点ではそれと異なっている。
【0025】この吊り具Bによれば、台座部1を粘着部
を介して壁面や柱面などの取付面に貼着して固定するこ
とが可能であり、台座部1を横長にして取付面に固定し
た場合でも、縦長にして取付面に固定した場合でも、フ
ック部5を軸12を中心に自由に回転できることによ
り、台座部1の固定姿勢の如何に関係なく、引掛かり部
52が下方へ垂れ下がるようにフック部5の姿勢を定め
ることが可能である。したがって、縦幅の狭い取付面に
固定するときには横長にして使用することができ、横幅
の狭い取付面に固定するときには縦長にして使用するこ
とができる。
【0026】図9は請求項2に記載した発明に係る吊り
具Cの正面図である。この吊り具Cは、台座部1とこの
台座部1に設けられたフック部5とを有する点、台座部
1の裏面に、両面に粘着剤を保持させたスポンジが貼り
付けられていて、このスポンジによって粘着部が形成さ
れている点、フック部5が、円板状の基部51とこの基
部51から延び出た引掛かり部52とを有していて、基
部51が、台座部1に取りつけられた軸12を介してそ
の台座部1に回転自在に取り付けられている点で、図1
(A)に示した単独吊り具A’と同様であるけれども、
台座部1が正面視長方形に形成されている点と、1つの
台座部1に複数のフック部5が取りつけられ、それぞれ
のフック部5の基部51が、台座部1の長手方向に沿う
千鳥配列で並んだ複数箇所に回転自在に取り付けられて
いる点ではそれと異なっている。
【0027】この吊り具Cによれば、台座部1を粘着部
を介して壁面や柱面などの取付面に貼着して固定するこ
とが可能であり、台座部1を横長にして取付面に固定し
た場合でも、縦長にして取付面に固定した場合でも、フ
ック部5を軸12を中心に自由に回転できることによ
り、台座部1の固定姿勢の如何に関係なく、引掛かり部
52が下方へ垂れ下がるようにフック部5の姿勢を定め
ることが可能である。したがって、縦幅の狭い取付面に
固定するときには横長にして使用することができ、横幅
の狭い取付面に固定するときには縦長にして使用するこ
とができる。しかも、台座部1を横長にして使用した場
合には、横方向に千鳥配列されている個々のフック部5
の引掛かり部52が下方へ垂れ下がる姿勢にしてそれぞ
れのフック部5に物品を支障なく吊り下げることが可能
である。また、台座部1を縦長にして使用した場合に
は、縦方向に千鳥配列されている個々のフック部5の引
掛かり部52が下方へ垂れ下がる姿勢にしてそれぞれの
フック部5に物品を吊り下げることができる。その場
合、複数のフック部5が縦方向の千鳥配列になるので、
複数のフック部が縦に一直線状に並んでいる場合に比べ
てそれぞれのフック部5に物品を吊り下げやすい。
【0028】
【発明の効果】請求項1に係る吊り具によれば、取付面
に対する台座部の固定姿勢の如何に係わりなく、フック
部の引掛かり部をその基部から下方へ延ばして物品を吊
り下げるのに適した姿勢に保つことができるようになる
ので、台座部の固定姿勢の自由度が向上する。そのた
め、幅狭の取付面に対しても台座部の全体を取付面に重
ね合わせて固定することができるようになり、粘着部を
取付面に貼り付けて固定する場合には台座部を幅狭の取
付面に強固に固定することが可能になる。
【0029】請求項2に係る発明によれば、請求項1に
係る吊り具と同様の効果が奏されるほか、1つの台座部
に複数のフック部が具備され、それぞれのフック部の基
部が、台座部の長手方向に沿う千鳥配列で並んだ複数箇
所に回転自在に取り付けられているために、1つの台座
部を取付面に固定するだけで複数のフック部に物品を吊
り下げられるようになり、しかも、台座部を横長姿勢で
固定した場合でも縦長姿勢で固定した場合でも複数のフ
ック部が横方向又は縦方向の千鳥配列で並ぶので、それ
らのフック部に物品を吊り下げやすいという効果が奏さ
れる。
【0030】請求項3又は請求項4に係る発明によれ
ば、請求項1や請求項2に係る各吊り具と同様の効果が
奏されるほか、任意数の台座部を連結部を介して連結す
ることによりフック部の数を所望通りに選択することが
可能になり、併せて、個々の台座部を単独で取付面に固
定する場合に比べて全体として大きな固定強度が得られ
て高い固定信頼性が得られる。また、複数の台座部を連
結して取付面に固定するという使い方と、個々の台座部
を他の台座部に連結せずに単独で取付面に固定するとい
う使い方とを任意に選択することができるという利便が
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は請求項3又は請求項4に記載した発明
に係る吊り具の概略斜視図、(B)は同吊り具の裏面を
示した背面図である。
【図2】同吊り具の要部の一部破断側面図である。
【図3】台座の正面図である。
【図4】台座を横長姿勢に配備した場合の説明図であ
る。
【図5】台座を縦長姿勢に配備した場合の説明図であ
る。
【図6】図4のV−V線に沿う部分の拡大断面図であ
る。
【図7】使用状態説明図である。
【図8】(A)は請求項1に記載した発明に係る吊り具
の台座部を横長姿勢にした場合の正面図、(B)は同台
座部を縦長姿勢にした場合の正面図である。
【図9】請求項2に記載した発明に係る吊り具Cの台座
部を横長姿勢にした場合の正面図である。
【符号の説明】
A,A’,B,C 吊り具 1 台座部 1A 台座 5 フック部 6 連結部 51 基部 52 引掛かり部 F 基部の取付箇所

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取付面に固定される台座部とこの台座部
    に設けられたフック部とを有する吊り具において、 上記台座部の縦幅と横幅とが異なる長さに定められ、か
    つ、上記フック部が上記台座部に回転自在に取り付けら
    れている基部とこの基部から延び出た引掛かり部とを有
    していることを特徴とする吊り具。
  2. 【請求項2】 取付面に固定される台座部とこの台座部
    に設けられたフック部とを有する吊り具において、 上記台座部の縦幅と横幅とが異なる長さに定められ、か
    つ、上記フック部が上記台座部に回転自在に取り付けら
    れている基部とこの基部から延び出た引掛かり部とを有
    していると共に、1つの上記台座部に複数の上記フック
    部が具備され、それぞれのフック部の上記基部が、上記
    台座部の長手方向に沿う千鳥配列で並んだ複数箇所に回
    転自在に取り付けられていることを特徴とする吊り具。
  3. 【請求項3】 取付面に固定される台座部とこの台座部
    に設けられたフック部とを有する吊り具において、 縦幅と横幅とが異なる長さに定められた台座の長手方向
    に並んだ複数箇所のそれぞれに上記フック部が配備され
    ていると共に、それらのフック部のそれぞれは、上記台
    座に回転自在に取り付けられている基部とこの基部から
    延び出た引掛かり部とを有し、かつ、それぞれのフック
    部の基部が、上記台座の長手方向に沿う千鳥配列で並ん
    だ複数箇所に取り付けられ、 上記台座部は、上記台座をその長手方向の複数箇所で複
    数の部分に分割して得られる個々の要素によって形成さ
    れていて、それぞれの台座部に1つ又は複数の上記フッ
    ク部が含まれ、それぞれの台座部の分割箇所に他の台座
    部に対する連結部が備わっていることを特徴とする吊り
    具。
  4. 【請求項4】 個々の上記要素が同一形状を有し、1つ
    の上記台座部に1つの上記フック部が含まれ、上記台座
    部の正面視形状が略正三角形に形成されていて、その頂
    部に上記フック部の基部が取り付けられている請求項3
    に記載した吊り具。
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KR20210000597A (ko) * 2019-06-25 2021-01-05 삼성중공업 주식회사 연결형 코트 후크 시스템

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