JP2003333375A - 書画カメラ - Google Patents

書画カメラ

Info

Publication number
JP2003333375A
JP2003333375A JP2002135594A JP2002135594A JP2003333375A JP 2003333375 A JP2003333375 A JP 2003333375A JP 2002135594 A JP2002135594 A JP 2002135594A JP 2002135594 A JP2002135594 A JP 2002135594A JP 2003333375 A JP2003333375 A JP 2003333375A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
unit
camera
image pickup
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002135594A
Other languages
English (en)
Inventor
Masatoshi Nagano
雅敏 永野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2002135594A priority Critical patent/JP2003333375A/ja
Priority to US10/285,433 priority patent/US7050106B2/en
Publication of JP2003333375A publication Critical patent/JP2003333375A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Image Input (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来よりも操作性が良く、単純な構成であ
り、またその収納時に一体的で丈夫な形態となり機械的
強度の大きく信頼性の高い書画カメラを提供すること。 【解決手段】 原稿保持手段と、前記原稿保持手段に保
持される原稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手段
と前記撮像手段の光路上に設けられた唯一の反射手段
と、前記原稿保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段
と前記反射手段を回動自在に保持する可動保持手段と
し、前記反射手段と一体的に設けられた表示手段を有す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿台上の被写体
を撮像手段により撮影する書画カメラに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】書画カメラの従来例を図12、図13を用い
て説明する。
【0003】図12は従来例の書画カメラ原稿撮影状態の
斜視図、図13は図12に示される書画カメラが原稿撮影状
態から収納状態へいたる途中の状態を示す側面図であ
る。図中、101は原稿台ユニット、102は原稿台ユニット
101上に形成される原稿台、102aは原稿台102上に置か
れた原稿、103はこの書画カメラを操作するために原稿
台ユニット101の端部に設けられた操作パネルであり電
気スイッチ等で構成されている。105は下部カメラアー
ム、105aは下部カメラアーム105に設置された回転軸で
あり、下部カメラアーム105は回転軸105aを回転中心と
して、図中矢印L方向に回動自在に原稿台ユニット101に
保持されている。106は上部カメラアームであり、下部
カメラアーム105と上部カメラアーム106は軸方向に伸縮
自在に構成されている。107は撮像ユニット、108は撮像
ユニット107に設けられた原稿102aを撮影するための撮
影レンズである。ここで撮像ユニット107は上部カメラ
アーム106の軸まわりに回動可能に(図中矢印J方向に回
動可能)上部カメラアーム106に保持されている。109は
右照明ユニット、109aは右照明ユニット109の蛍光灯、
110は右照明アームであり、右照明アーム110は原稿台ユ
ニット101に図中矢印N方向に回動可能に保持されてい
る。また、右照明ユニット109は右照明アーム110に図中
矢印Q方向に回動可能に保持されている。111は左照明ユ
ニット、111aは左照明ユニット111の蛍光灯、112は左
照明アームであり、左照明アーム112は原稿台ユニット1
01に図中矢印M方向に回動可能に保持されている。ま
た、左照明ユニット111は左照明アーム112に図中矢印R
方向に回動可能に保持されている。113は原稿台ユニッ
ト101に対して下部カメラアーム105をロックする不図示
のロック装置のロック状態を解除するロック解除レバー
であり、ロック解除レバー113を図中矢印O方向に動かす
ことでロック状態を解除することができる。
【0004】次に書画カメラが原稿撮影状態にあるとき
の構成について説明する。書画カメラは図12に示される
ように原稿台102からの光束を入射するために原稿台102
の上方位置に撮影レンズ108を配置している。そして、
このことにより撮影レンズ108を保持する撮像ユニット1
07の位置が決められている。撮像ユニット107内には撮
影レンズ108の結像位置にCCD等(不図示)の光電変換素
子が配置され、この光電変換素子が出力する電気信号を
不図示の制御回路により映像信号に変換し、そして、映
像信号は書画カメラに電気的に接続されるプロジェクタ
ー等の不図示の機器に出力される。また、図12に示され
る状態において、右照明ユニット109および左照明ユニ
ット111をそれぞれ図中矢印Q方向、R方向へ回転させる
ことで原稿102aの照明状態を調整することができる。
【0005】次に書画カメラの原稿撮影状態から収納状
態への設定操作について説明する。書画カメラが図12に
示される状態(原稿撮影位置)において、撮像ユニット
107を図中矢印J方向へ回転させる。そして、上部カメラ
アーム106を下部カメラアーム105へ(図中矢印K方向
に)押込むことでカメラアーム全体の長さを短くし、撮
像ユニット107の位置を原稿台102に近づける。そして、
ロック解除レバー113を図中矢印O方向へ動かして原稿台
ユニット101に対する下部カメラアーム105の固定状態を
解除し、回転軸105aを中心として下部カメラアーム105
を図中矢印L方向へ回転させて原稿台102上に撮像ユニッ
ト107を移動させる。ここで、撮像ユニット107が原稿台
ユニット101に接触する付近の位置で再度、撮像ユニッ
ト107と原稿台ユニット101の位置関係が自動的に固定さ
れる。また、この固定状態においてロック解除レバー11
3を図中矢印O方向へ動かすことでこの固定状態を解除
し、原稿台ユニット101に対し下部カメラアーム105を、
つまりは撮像ユニット107を動かすことができる。
【0006】次に左照明アーム112を図中矢印M方向へ回
転させ、そして図13の形態になるように左照明ユニット
111を図中矢印R方向に回転させる。この状態を図13に示
す。そしてこの状態から右照明アーム110、右照明ユニ
ット109に関しても同様に図中矢印N方向へ回転させ、ま
た書画カメラの収納状態がより小さくなるように右照明
ユニット109を図中矢印Q方向へ回転させる。このように
して左右の照明ユニットを折りたたみ書画カメラを収納
状態(不図示)とする。
【0007】また書画カメラの収納状態から原稿撮影状
態への設定操作は上記原稿撮影状態から収納状態への設
定操作の逆の順番で行う。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来例
の書画カメラはその収納状態において比較的に強度が弱
くデリケートな構成要素である撮影レンズ108、左右の
照明ユニット109,111の蛍光灯109a,111a、操作パネル10
3が外部に剥き出しとなっている。このため書画カメラ
の収納時に不用意な衝撃がかかることにより蛍光灯109
a,111aが破壊したり、撮影レンズ108に触れることによ
りレンズ面を汚してしまったり、撮影レンズ108にごみ
やほこりが付着しやすいという重大な問題を有してい
る。そしてこの問題を解決するためには保護カバーやレ
ンズキャップ等の撮影レンズ108、左右の照明ユニット1
09,111の蛍光灯109a,111a、操作パネル103の専用保護部
材が必要となり書画カメラの構造が複雑となってしま
う。
【0009】また、上部カメラアーム106を下部カメラ
アーム105へ(図中矢印K方向に)押込む構造となってい
るため、撮像ユニット107と原稿台ユニット101を接続
し、カメラアーム105,106内を通る不図示の電気信号線
を大きくたるませておいても上部カメラアーム106と下
部カメラアーム105の繰り返しの伸縮動作により電気信
号線が断線する恐れがある。
【0010】またこのことを避けるため上部カメラアー
ム106と下部カメラアーム105を一体化すると書画カメラ
の収納時に撮像ユニット107が原稿台ユニット101の前部
(操作パネル103)から手前に突出してしまい収納時の
書画カメラの形態が大型化してしまうだけでなく、その
収納時に比較的に機械強度の小さい撮像ユニット107に
外部より衝撃が加わりやすくなるため、書画カメラが故
障しやすくなる。また、このとき撮像ユニット107が原
稿台ユニット101の前部(操作パネル103)から手前に突
出しないようにするためには、原稿台ユニット101をさ
らに大型化する必要がある。
【0011】また、書画カメラの収納時において原稿台
102原稿台の原稿設置面は外部に剥き出しになっている
ため汚れがつきやすい。
【0012】本発明の目的は上記の欠点に鑑みてなされ
たものであり、従来よりも操作性が良く、単純な構成で
あり、またその収納時に一体的で丈夫な形態となり機械
的強度の大きく信頼性の高い書画カメラを提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このため本発明において
は、原稿保持手段と、前記原稿保持手段に保持される原
稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手段と前記撮像
手段の光路上に設けられた唯一の反射手段と、前記原稿
保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段と前記反射手
段を回動自在に保持する可動保持手段を有する書画カメ
ラにおいて、前記反射手段と一体的に設けられた表示手
段を有することで前記目的を達成しようとするものであ
る。
【0014】また本発明においては、原稿保持手段と、
前記原稿保持手段に保持される原稿を撮影する撮像手段
と、前記原稿保持手段と前記撮像手段の光路上に設けら
れた唯一の反射手段と、前記原稿保持手段に回動自在に
係合し前記撮像手段と前記反射手段を回動自在に保持す
る可動保持手段を有する書画カメラにおいて、前記反射
手段と回動自在に係合する表示手段を有することで前記
目的を達成しようとするものである。
【0015】また本発明においては、前記表示手段は前
記反射手段の反射面の裏面側に設けられていることで前
記目的を達成しようとするものである。
【0016】また本発明においては、前記可動保持手段
は前記原稿保持手段の原稿保持面と平行な回転軸を介し
て前記原稿保持手段と回転自在に係合しており、また前
記反射手段と前記撮像手段は前記原稿保持手段の原稿保
持面と平行な各々異なる回転軸を介して前記可動保持手
段と回転自在に係合していることで前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0017】また本発明においては、前記表示手段は前
記原稿保持手段の原稿保持面と平行な回転軸を介して前
記反射手段と回転自在に係合してしていることで前記目
的を達成しようとするものである。
【0018】また本発明においては、前記可動保持手段
と前記反射手段と前記撮像手段は各々の回転軸を回転中
心として回転することにより原稿撮像可能な原稿撮像位
置と原稿撮像が不可能な収納位置の少なくとも2つの位
置に設定可能であることで前記目的を達成しようとする
ものである。
【0019】また本発明においては、前記可動保持手段
と前記反射手段と前記撮像手段と前記表示手段の各々の
回転軸はお互いに平行であることで前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0020】また本発明においては、書画カメラを前記
収納位置に設定するときに前記表示手段は前記原稿保持
手段の原稿保持面に覆われることで前記目的を達成しよ
うとするものである。
【0021】また本発明においては、書画カメラは前記
撮像手段を制御する制御操作手段を有し、前記制御操作
手段が前記表示手段を制御可能に構成されていることで
前記目的を達成しようとするものである。
【0022】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)本発明の第1の
実施例を図1〜図6を用いて説明する。
【0023】図1は本発明の第1実施例の書画カメラ原稿
撮影状態の斜視図、図2は図1に示される書画カメラ収納
状態の斜視図、図3は図1に示される書画カメラの撮像ユ
ニットの斜視図、図4は図1に示される書画カメラ原稿撮
影状態の側面図、図5は図1に示される書画カメラが原
稿撮影状態から収納状態へいたる途中の状態を示す側面
図、図6は図2に示される書画カメラ収納状態の側面図で
ある。
【0024】図中、1は原稿台ユニット、2は原稿台ユニ
ット1上に形成される原稿台、2aは原稿台2上に置かれ
た原稿、3はこの書画カメラを操作するために原稿台ユ
ニット1の端部に設けられた操作パネルであり電気スイ
ッチ等で構成されている。4はこの書画カメラを持ち運
ぶためのハンドルであり、図中矢印D方向に所定の位置
まで引出すことができる。またハンドル4が引出されて
いる状態を図2に示す。5は中継ユニットであり原稿台2
と平行に設置された回転軸6により原稿台ユニット1に回
動自在に保持されている。また、中継ユニット5は凹部5
aと凹部5bを有する。7は中継ユニット5の凹部5bに入
り込むように設けられた撮像ユニット、8は撮像ユニッ
ト7に設けられた原稿2aを撮影するための撮影レンズ、
8aは撮影レンズ8の光軸、8bは光軸8aが後に述べる反
射鏡14により反射した光軸、8cは撮影レンズ8の光束、
8dは光束8cが後に述べる反射鏡14により反射した光
束、8eは光束8dが原稿台2により反射した光束。9は撮
像ユニット7に設けられた原稿照明ユニット、10は撮像
ユニット8に設置された回転軸であり、原稿台2と平行に
設置されている。この回転軸10により撮像ユニット7は
中継ユニット5に回動自在に保持されている。11はミラ
ーユニット、12はミラーユニット11に設置された回転軸
であり、原稿台2と平行に設置されている。この回転軸1
2によりミラーユニット11は中継ユニット5に回動自在に
保持されている。13は表示パネルであり、液晶素子等で
構成され撮像ユニット7により撮影された映像や、この
書画カメラの操作メニュー画面等を表示する。ここで、
撮像ユニット7による原稿撮影の開始と終了や、原稿照
明ユニット9の点灯と消灯や、表示パネル13の点灯と消
灯や、表示パネル13に表示される内容は操作パネル3に
より切換えられるように電気的に構成されている。14は
ミラーユニット11の裏面(表示パネル13の設置側面の裏
面)に設置された反射鏡であり、この書画カメラの原稿
撮影状態において撮影レンズ8の光束8bを反射し原稿台
2に導いている。15は原稿台ユニット1内に設けられた制
御回路、16は外部からの電源入力や書画カメラに接続さ
れる外部機器へ映像信号出力を行う接点部、17はCCD等
により構成される撮像制御回路、18は制御回路15と操作
パネル3を電気的に接続する電気信号線、19は制御回路1
5と接点部16を電気的に接続する電気信号線、20は制御
回路15と撮像制御回路17および原稿照明ユニット9を電
気的に接続する電気信号線、21は制御回路15と表示パネ
ル13を電気的に接続する電気信号線である。
【0025】ここで、この書画カメラの原稿撮影状態お
よび収納状態において中継ユニット5を原稿台ユニット1
に対して固定する不図示のロック装置と、この固定状態
を解除する不図示のロック解除装置を有する。また同様
に、この書画カメラの原稿撮影状態および収納状態にお
いて撮像ユニット7を中継ユニット5に対して固定する不
図示のロック装置と、この固定状態を解除する不図示の
ロック解除装置を有する。また同様に、この書画カメラ
の原稿撮影状態および収納状態においてミラーユニット
11を中継ユニット5に対して固定する不図示のロック装
置と、この固定状態を解除する不図示のロック解除装置
を有する。
【0026】また、回転軸6、回転軸10、回転軸12は平
行に構成されている。
【0027】また、電気信号線20は回転軸6と回転軸10
の中心もしくはその近傍を通り制御回路15と原稿照明ユ
ニット9および撮像制御回路17とを接続している。ま
た、電気信号線21は回転軸6と回転軸12の中心もしくは
その近傍を通り制御回路15と表示パネル13とを接続して
いる。
【0028】次に書画カメラが原稿撮影状態にあるとき
の構成について説明する。書画カメラは図1,図4に示さ
れるように原稿台2からの光束8dを反射鏡14により反射
し光束8cとして撮影レンズ8に入射する位置に反射鏡14
と撮影レンズ8を配置している。そして、このことによ
り反射鏡14を保持するミラーユニット11の位置が決めら
れている。同様に撮影レンズ8を保持する撮像ユニット7
の位置が決められている。撮像ユニット7内には撮影レ
ンズ8の結像位置にCCD等(不図示)の光電変換素子が配
置され、光電変換素子が出力する電気信号を撮像制御回
路17により映像信号に変換し、かつこの映像信号をミラ
ー反転させて、電気信号線20を介し原稿台ユニット1内
の制御回路15へ伝達する。ここで原稿台2からの光束8d
を反射鏡14により一度だけ反射させ撮影レンズ8へ導い
ているため、撮影像より得られる映像信号をミラー反転
させている。ここで、映像信号のミラー反転処理は制御
回路15等の別の部分で行われても良い。
【0029】そして、映像信号は制御回路15より電気信
号線19と接点部16を介して書画カメラに電気的に接続さ
れるプロジェクター等の不図示の機器に出力される。ま
た、映像信号は電気信号線21を介して表示パネル13に伝
達され撮影された映像が表示される。
【0030】ここで、表示パネル13はミラーユニット11
の表面(反射鏡14の反対の面)に設置されている。この
ため書画カメラを操作する人は操作パネル3側から原稿2
aの交換や操作パネル3の操作を行え、かつ同じ場所か
ら表示パネル13に表示されている内容を見ることができ
る。また、表示パネル13をミラーユニット11上に設置す
ることによりミラーユニット11とは別に表示パネル13の
専用保持部材を設けなくても良く簡単な構成の書画カメ
ラを提供できるだけでなく、後に詳述するが書画カメラ
収納時の表示パネル13の保護部材を設けなくても良い。
また、外部に出力する映像のコントラストや色あい等の
出力画質の状態等を表示パネル13に表示しても良く、表
示パネル13に表示する内容は撮影レンズ8により撮影さ
れる撮映像に限られるものではない。
【0031】また、図3および図4に示されるように原稿
照明ユニット9は撮像ユニット7の端部に設けられ、書画
カメラの原稿撮影状態において光束8eの外側(光軸8b
の反対側)から斜めに原稿台2を反射鏡14を介さずに直
接照明している。このため原稿2aが写真のように光沢
のある原稿(反射原稿)であっても、撮影レンズ8によ
り撮影された原稿2aに原稿照明ユニット9の光源が写り
こむことがない。〔ここで原稿照明ユニット9が光束8e
の内側(光軸8b側)にあると原稿2aが反射原稿である
場合には照明が原稿2aにより反射し直接反射光として
撮影レンズ8に入射してしまい高品位な撮影像が得られ
なくなる。〕また、原稿照明ユニット9が撮像ユニット7
と一体になっているため、撮像ユニット7とは別に原稿
照明ユニット9の専用保持部材を設けなくても良く、よ
り簡単な構成の書画カメラとすることができる。また、
制御回路15から原稿照明ユニット9への電気信号線と、
制御回路15から撮像制御回路17への電気信号線を共通化
できる。また原稿照明ユニット9が操作パネル3と反対側
にあるため、操作パネル3側には大きな空間が空いてお
り原稿2aの交換時や、操作パネル3の操作時に原稿照明
ユニット9が物理的障害となることがない。(つまり書
画カメラを操作する人は原稿照明ユニット9に邪魔され
ることなく原稿2aの交換や操作パネル3の操作を行うこ
とができる。)また、原稿照明ユニット9は反射鏡14を
介さずに直接に原稿台2をその上方から照明しているた
め書画カメラを操作する人から原稿照明ユニット9を直
接に見ることができない。このため書画カメラを操作す
る人はまぶしさを感じることなく書画カメラの操作を行
うことができる。
【0032】また、共通のスイッチにより撮像ユニット
7による原稿撮影の開始、終了と表示パネル13の点灯、
消灯を行うように構成しても良く、このように構成すれ
ば書画カメラの使用開始時や使用終了時に撮像ユニット
7と表示パネル13を別々にON−OFFする必要がなくなり操
作性が向上する。
【0033】次に書画カメラの原稿撮影状態から収納状
態への設定操作について説明する。書画カメラが図1お
よび図4に示される状態(原稿撮影位置)において、撮
像ユニット7の不図示のロック解除装置により撮像ユニ
ット7のロック状態を解除し、図中の矢印A方向に撮像ユ
ニット7を回転させ、撮像ユニット7が中継ユニット5と
平行(撮像ユニット7の収納位置)になったとき撮像ユ
ニット7の不図示のロック装置により再び撮像ユニット7
をロックする。この状態において撮影レンズ8は凹部5b
内で中継ユニット5に覆われるため、書画カメラの収納
時に撮影レンズ8にレンズキャップ等のレンズ保護部材
を装着せずに撮影レンズ8を保護することができる。ま
た、書画カメラの収納時に少なくとも撮影レンズ8の先
端部を中継ユニット5やミラーユニット11で密閉する構
造とすれば、撮影レンズ8の最前面にはさらにごみやほ
こりが付着しにくくなるという効果が得られる。
【0034】そして、ミラーユニット11の不図示のロッ
ク解除装置によりミラーユニット11のロック状態を解除
し、図中の矢印B方向にミラーユニット11を回転させ、
ミラーユニット11が凹部5aに入り込み中継ユニット5と
平行(ミラーユニット11の収納位置)になったときミラ
ーユニット11の不図示のロック装置により再びミラーユ
ニット11をロックする。この状態を図5に示す。図から
も分かるように、このときミラーユニット11の収納位置
は撮像ユニット7の原稿撮影位置の一部と共通である。
このため撮像ユニット7とミラーユニット11の収納形態
がより小さくなっている。また、このとき反射鏡14が中
継ユニット5に覆われるため、書画カメラの収納時にミ
ラーユニット11または反射鏡14に保護カバー等の保護部
材を装着せずに反射鏡14を保護することができる。ま
た、書画カメラの収納時に反射鏡14を中継ユニット5や
撮像ユニット26で密閉する構造とすれば、反射鏡14には
さらにごみやほこりが付着しにくくなるという効果が得
られる。
【0035】そして、中継ユニット5の不図示のロック
解除装置により中継ユニット5のロック状態を解除し、
図中の矢印C方向に中継ユニット5を回転させ、中継ユニ
ット5が原稿台ユニット1と平行(中継ユニット5の収納
位置)になったとき中継ユニット5の不図示のロック装
置により再び中継ユニット5をロックする。この状態を
図6に示す。図からも分かるように、原稿照明ユニット9
と表示パネル13は原稿台2に覆われるため、書画カメラ
の収納時に原稿照明ユニット9やミラーユニット11また
は表示パネル13に保護カバー等の保護部材を装着せずに
表示パネル13を保護することができる。また原稿台2の
原稿設置面も書画カメラの収納時に中継ユニット5で覆
われるため、収納時に原稿台2の原稿設置面に汚れがつ
きにくい構造となっている。
【0036】また書画カメラの収納状態から原稿撮影状
態への設定操作は上記原稿撮影状態から収納状態への設
定操作の逆の順番で行う。
【0037】上記のように書画カメラの収納状態におい
て一般的に機械的強度が小さい構成要素である撮影レン
ズ8、原稿照明ユニット9、ミラーユニット11、表示パネ
ル13の保護部材としての機能を原稿台ユニット1と中継
ユニット5が有しているため、撮影レンズ8、原稿照明ユ
ニット9、ミラーユニット11、表示パネル13の専用保護
部材を設ける必要がなく、その収納時に単純な構成によ
り一体的で丈夫な形態となり機械的強度の大きく信頼性
の高い書画カメラを提供できる。
【0038】また、原稿台ユニット1と中継ユニット5お
よび中継ユニット5と撮像ユニット7および中継ユニット
5とミラーユニット11は従来例のように伸縮を行う機構
で係合せずに、それぞれ回転軸6、回転軸10、回転軸12
により回動自在に係合しており、かつ回転軸6の中心も
しくはその近傍に電気信号線20および電気信号線21が、
また回転軸10の中心もしくはその近傍に電気信号線20
が、回転軸12の中心もしくはその近傍に電気信号線21が
通っているため、伸縮を行う機構で係合する場合のよう
に各ユニットのお互いの係合部付近に電気信号線20,21
を大きくたるませておく必要がなく、また書画カメラの
原稿撮影状態から収納状態への設定操作時、収納状態か
ら原稿撮影状態への設定操作時に電気信号線20,21が大
きく動くことがないため、電気信号線20,21の断線およ
び接続不良等の重大な危険性が大幅に減り信頼性の高い
書画カメラとすることができる。
【0039】また、各回転軸を平行としたため、中継ユ
ニット5、撮像ユニット7、ミラーユニット11を同一の回
転面内で動かし、書画カメラの原稿撮影状態と収納状態
を切換えることができる。このため各ユニットの回転方
向が一様であり、操作性の良い書画カメラとすることが
できる。
【0040】また、図6に示される書画カメラの収納状
態において操作パネル3に隣接して設けられたハンドル4
を矢印D方向へ引出した状態が図2に示されている。この
ように本実施例の形態の書画カメラにおいて操作パネル
3に隣接する位置にハンドル4を設けると図2の状態でハ
ンドル4を持ち容易に書画カメラを持ち運ぶことができ
る。
【0041】また、少なくとも本実施例の撮像ユニット
7とミラーユニット11回転移動をタイミングベルト等の
公知の技術により連動させれば、撮像ユニット7とミラ
ーユニット11を中継ユニット5に対してそれぞれ固定す
るロック装置と、この固定状態を解除するロック解除装
置を共通化できる。また、撮像ユニット7とミラーユニ
ット11の回転移動を同時にできるため書画カメラの原稿
撮影状態から収納状態への設定操作手順や、収納状態か
ら原稿撮影状態への設定操作手順がより簡単になり、か
つ前記手順を間違えることが少なくなる。このため操作
性の良い書画カメラを提供できる。
【0042】また、同様の手段で撮像ユニット7とミラ
ーユニット11の回転移動だけではなく、原稿台ユニット
1に対する中継ユニット5の回転移動も連動させれば、ロ
ック装置とロック解除装置を共通化できるだけでなく、
さらに操作性の良い書画カメラを提供できる。
【0043】(第2の実施例)本発明の第2の実施例を
図7〜図11を用いて説明する。
【0044】図7は本発明の第2実施例の書画カメラ原稿
撮影状態の斜視図、図8と図9は図7に示される書画カメ
ラ原稿撮影状態の側面図、図10は図7に示される書画カ
メラが原稿撮影状態から収納状態へいたる途中の状態を
示す側面図、図11は図8に示される書画カメラ収納状態
の側面図である。
【0045】また、図7に示される書画カメラ収納状態
の斜視図は図2と同じであるので省略する。
【0046】また、各図中の符号は第1実施例と同一な
ものについては同一の符号を付加してあり、その説明を
省略する。
【0047】31はミラーユニットであり凹部31aと31bを
有する。32はミラーユニット31に設置された回転軸であ
り原稿台2と平行に設置されている。この回転軸32によ
りミラーユニット31は中継ユニット5に回動自在に保持
されている。33は表示ユニット、34は表示ユニット33に
設置された回転軸であり、原稿台2と平行に設置されて
いる。35は表示パネルであり、液晶素子等で構成され撮
像ユニット7により撮影された映像や、この書画カメラ
の操作メニュー画面等を表示する。ここで表示パネル35
に表示される内容は操作パネル3により切換えられるよ
うに電気的に構成されている。また、表示ユニット33は
回転軸34を中心として図中矢印S方向へ回動可能に構成
されている。このため書画カメラを操作する人は表示パ
ネル35を見やすくするために表示ユニット33を図中矢印
S方向へ回転させ表示パネル35の角度を調整することが
できる。また、表示ユニット33はミラーユニット31の凹
部31aへ侵入可能に構成されている。(図9に表示ユニッ
ト33をミラーユニット31の凹部31aへ入りこませた状態
を示す。)36はミラーユニット31の裏面(表示ユニット
33の設置側面の裏面)に設置された反射鏡であり、この
書画カメラの原稿撮影状態において撮影レンズ8の光束8
bを反射し原稿台2に導いている。37は制御回路15と表
示パネル35を電気的に接続する電気信号線であり、回転
軸6と回転軸32と回転軸34の中心もしくはその近傍を通
り制御回路15と表示パネル35とを接続している。
【0048】ここで、第1の実施例と同様にこの書画カ
メラの原稿撮影状態および収納状態において中継ユニッ
ト5を原稿台ユニット1に対して固定する不図示のロック
装置と、この固定状態を解除する不図示のロック解除装
置を有する。また同様に、この書画カメラの原稿撮影状
態および収納状態において撮像ユニット7を中継ユニッ
ト5に対して固定する不図示のロック装置と、この固定
状態を解除する不図示のロック解除装置を有する。また
同様に、この書画カメラの原稿撮影状態および収納状態
においてミラーユニット31を中継ユニット5に対して固
定する不図示のロック装置と、この固定状態を解除する
不図示のロック解除装置を有する。また、回転軸6、回
転軸10、回転軸32、回転軸34は平行に構成されている。
【0049】次に書画カメラが原稿撮影状態にあるとき
の構成について説明する。書画カメラは図7〜図9に示さ
れるように原稿台2からの光束8dを反射鏡36により反射
し光束8cとして撮影レンズ8に入射する位置に反射鏡36
と撮影レンズ8を配置している。そして、このことによ
り反射鏡36を保持するミラーユニット31の位置が決めら
れている。同様に撮影レンズ8を保持する撮像ユニット7
の位置が決められている。撮像ユニット7内には撮影レ
ンズ8の結像位置にCCD等(不図示)の光電変換素子が配
置され、光電変換素子が出力する電気信号を撮像制御回
路17により映像信号に変換し、かつこの映像信号をミラ
ー反転させて、電気信号線20を介し原稿台ユニット1内
の制御回路15へ伝達する。ここで原稿台2からの光束8d
を反射鏡36により一度だけ反射させ撮影レンズ8へ導い
ているため、撮影像より得られる映像信号をミラー反転
させている。ここで、映像信号のミラー反転処理は制御
回路15等の別の部分で行われても良い。
【0050】そして、映像信号は制御回路15より電気信
号線19と接点部16を介して書画カメラに電気的に接続さ
れるプロジェクター等の不図示の機器に出力される。ま
た、映像信号は電気信号線37を介して表示パネル35に伝
達され撮影された映像が表示される。
【0051】ここで、表示パネル35を有する表示ユニッ
ト33はミラーユニット31の表面(反射鏡36の反対の面)
に回転軸34を中心として回動自在に、また表示ユニット
33はその調整可能範囲において公知のフリーストップ機
構等により任意の角度に固定可能に設置されている。こ
のため書画カメラを操作する人は操作パネル3側から原
稿2aの交換や操作パネル3の操作を行え、かつ同じ場所
から表示パネル35が見やすい角度となるように表示ユニ
ット33を調整し、表示パネル35に表示されている内容を
見ることができるだけでなく、後に詳述するが書画カメ
ラ収納時の表示パネル35の保護部材を設けなくても良
い。また、外部に出力する映像のコントラストや色あい
等の出力画質の状態等を表示パネル35に表示しても良
く、表示パネル35に表示する内容は撮影レンズ8により
撮影される撮映像に限られるものではない。
【0052】このようにすれば、第1の実施例に比べ書
画カメラの構成は複雑になるものの、表示パネル35の視
認性がより高い書画カメラを提供できる効果がある。ま
た第1の実施例と同様に、図7〜図9に示されるように原
稿照明ユニット9は撮像ユニット7の端部に設けられ、書
画カメラの原稿撮影状態において光束8eの外側(光軸8
bの反対側)から斜めに原稿台2を反射鏡14を介さずに
直接照明している。このため原稿2aが写真のように光
沢のある原稿(反射原稿)であっても、撮影レンズ8に
より撮影された原稿2aに原稿照明ユニット9の光源が写
りこむことがない。〔ここで原稿照明ユニット9が光束8
eの内側(光軸8b側)にあると原稿2aが反射原稿であ
る場合には照明が原稿2aにより反射し直接反射光とし
て撮影レンズ8に入射してしまい高品位な撮影像が得ら
れなくなる。〕 また、原稿照明ユニット9が撮像ユニット7と一体になっ
ているため、撮像ユニット7とは別に原稿照明ユニット9
の専用保持部材を設けなくても良く、より簡単な構成の
書画カメラとすることができる。また、制御回路15から
原稿照明ユニット9への電気信号線と、制御回路15から
撮像制御回路17への電気信号線を共通化できる。また原
稿照明ユニット9が操作パネル3と反対側にあるため、操
作パネル3側には大きな空間が空いており原稿2aの交換
時や、操作パネル3の操作時に原稿照明ユニット9が物理
的障害となることがない。(つまり書画カメラを操作す
る人は原稿照明ユニット9に邪魔されることなく原稿2a
の交換できるだけでなく、撮像ユニット7による原稿撮
影の開始と終了や原稿照明ユニット9の点灯と消灯や表
示パネル33の点灯と消灯等を行うための操作パネル3の
操作をも行うことができる。)また、原稿照明ユニット
9は反射鏡14を介さずに直接に原稿台2をその上方から照
明しているため書画カメラを操作する人から原稿照明ユ
ニット9を直接に見ることができない。このため書画カ
メラを操作する人はまぶしさを感じることなく書画カメ
ラの操作を行うことができる。
【0053】次に書画カメラの原稿撮影状態から収納状
態への設定操作について説明する。書画カメラが図7お
よび図8に示される状態(原稿撮影位置)において、表
示ユニット33を図中矢印S方向へ回転させてミラーユニ
ット31の凹部31aへ押込む。この状態を図9に示す。そし
て、この状態において、撮像ユニット7の不図示のロッ
ク解除装置により撮像ユニット7のロック状態を解除
し、図中の矢印A方向に撮像ユニット7を回転させ、撮像
ユニット7が中継ユニット5と平行(撮像ユニット7の収
納位置)になったとき撮像ユニット7の不図示のロック
装置により再び撮像ユニット7をロックする。この状態
において撮影レンズ8は凹部5b内で中継ユニット5に覆
われるため、書画カメラの収納時に撮影レンズ8にレン
ズキャップ等のレンズ保護部材を装着せずに撮影レンズ
8を保護することができる。また、書画カメラの収納時
に少なくとも撮影レンズ8の先端部を中継ユニット5やミ
ラーユニット31で密閉する構造とすれば、撮影レンズ8
の最前面にはさらにごみやほこりが付着しにくくなると
いう効果が得られる。
【0054】そして、ミラーユニット31の不図示のロッ
ク解除装置によりミラーユニット31のロック状態を解除
し、図中の矢印B方向にミラーユニット31を回転させ、
ミラーユニット31が凹部5aに入り込み中継ユニット5と
平行(ミラーユニット31の収納位置)になったときミラ
ーユニット31の不図示のロック装置により再びミラーユ
ニット31をロックする。この状態を図10に示す。図から
も分かるように、このときミラーユニット31の収納位置
は撮像ユニット7の原稿撮影位置の一部と共通である。
このため撮像ユニット7とミラーユニット31の収納形態
がより小さくなっている。また、このとき反射鏡36が中
継ユニット5に覆われるため、書画カメラの収納時にミ
ラーユニット31または反射鏡36に保護カバー等の保護部
材を装着せずに反射鏡36を保護することができる。ま
た、書画カメラの収納時に反射鏡36を中継ユニット5や
撮像ユニット7で密閉する構造とすれば、反射鏡36には
さらにごみやほこりが付着しにくくなるという効果が得
られる。
【0055】そして、中継ユニット5の不図示のロック
解除装置により中継ユニット5のロック状態を解除し、
図中の矢印C方向に中継ユニット5を回転させ、中継ユニ
ット5が原稿台ユニット1と平行(中継ユニット5の収納
位置)になったとき中継ユニット5の不図示のロック装
置により再び中継ユニット5をロックする。この状態を
図11に示す。図からも分かるように、原稿照明ユニット
9と表示パネル35は原稿台2に覆われるため、書画カメラ
の収納時に原稿照明ユニット9やミラーユニット31また
は表示パネル35に保護カバー等の保護部材を装着せずに
表示パネル35を保護することができる。また原稿台2の
原稿設置面も書画カメラの収納時に中継ユニット5で覆
われるため、収納時に原稿台2の原稿設置面に汚れがつ
きにくい構造となっている。
【0056】また書画カメラの収納状態から原稿撮影状
態への設定操作は上記原稿撮影状態から収納状態への設
定操作の逆の順番で行う。
【0057】ここで、書画カメラが図9の状態より図7や
図8に示されるように表示ユニット33をミラーユニット3
1の凹部31aから引出すときは、ミラーユニット31の凹部
31bから表示ユニット33に指をかけて引出す構成になっ
ている。
【0058】上記のように書画カメラの収納状態におい
て一般的に機械的強度が小さい構成要素である撮影レン
ズ8、原稿照明ユニット9、ミラーユニット31、表示パネ
ル35の保護部材としての機能を原稿台ユニット1と中継
ユニット5が有しているため、撮影レンズ8、原稿照明ユ
ニット9、ミラーユニット31、表示パネル35の専用保護
部材を設ける必要がなく、その収納時に単純な構成によ
り一体的で丈夫な形態となり機械的強度の大きく信頼性
の高い書画カメラを提供できる。
【0059】また、原稿台ユニット1と中継ユニット5お
よび中継ユニット5と撮像ユニット7および中継ユニット
5とミラーユニット31およびミラーユニット31と表示ユ
ニット33は従来例のように伸縮を行う機構で係合せず
に、それぞれ回転軸6、回転軸10、回転軸32、回転軸34
により回動自在に係合しており、かつ回転軸6の中心も
しくはその近傍に電気信号線20および電気信号線37が、
また回転軸10の中心もしくはその近傍に電気信号線20
が、回転軸32および回転軸34の中心もしくはその近傍に
電気信号線37が通っているため、伸縮を行う機構で係合
する場合のように各ユニットのお互いの係合部付近に電
気信号線20,37を大きくたるませておく必要がなく、ま
た書画カメラの原稿撮影状態から収納状態への設定操作
時、収納状態から原稿撮影状態への設定操作時に電気信
号線20,37が大きく動くことがないため、電気信号線20,
37の断線および接続不良等の重大な危険性が大幅に減り
信頼性の高い書画カメラとすることができる。
【0060】また、各回転軸を平行としたため、中継ユ
ニット5、撮像ユニット7、ミラーユニット31を同一の回
転面内で動かし、書画カメラの原稿撮影状態と収納状態
を切換えることができる。このため各ユニットの回転方
向が一様であり、操作性の良い書画カメラとすることが
できる。
【0061】また、少なくとも本実施例の撮像ユニット
7とミラーユニット31回転移動をタイミングベルト等の
公知の技術により連動させれば、撮像ユニット7とミラ
ーユニット31を中継ユニット5に対してそれぞれ固定す
るロック装置と、この固定状態を解除するロック解除装
置を共通化できる。また、撮像ユニット7とミラーユニ
ット31の回転移動を同時にできるため書画カメラの原稿
撮影状態から収納状態への設定操作手順や、収納状態か
ら原稿撮影状態への設定操作手順がより簡単になり、か
つ前記手順を間違えることが少なくなる。このため操作
性の良い書画カメラを提供できる。
【0062】また、同様の手段で撮像ユニット7とミラ
ーユニット31の回転移動だけではなく、原稿台ユニット
1に対する中継ユニット5の回転移動も連動させれば、ロ
ック装置とロック解除装置を共通化できるだけでなく、
さらに操作性の良い書画カメラを提供できる。
【0063】
【発明の効果】以上説明したように本出願に係わる第1
の発明によれば、原稿保持手段と、前記原稿保持手段に
保持される原稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手
段と前記撮像手段の光路上に設けられた唯一の反射手段
と、前記原稿保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段
と前記反射手段を回動自在に保持する可動保持手段を有
する書画カメラにおいて、前記反射手段と一体的に設け
られた表示手段を設けたため、表示パネルを有する書画
カメラの前記原稿保持手段と前記撮像手段の距離を小さ
くし、また書画カメラの収納時形態を単純な構成で小型
にすることができるだけでなく、書画カメラの収納時に
表示パネルが汚れにくいという効果が得られる。また、
書画カメラの使用状態において書画カメラを操作する人
が見やすい位置に表示パネルを設置できるという効果が
得られる。
【0064】また、本出願に係わる第2の発明によれ
ば、原稿保持手段と、前記原稿保持手段に保持される原
稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手段と前記撮像
手段の光路上に設けられた唯一の反射手段と、前記原稿
保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段と前記反射手
段を回動自在に保持する可動保持手段を有する書画カメ
ラにおいて、前記反射手段と回動自在に係合する表示手
段を設けたため、表示パネルを有する書画カメラの前記
原稿保持手段と前記撮像手段の距離を小さくし、また書
画カメラの収納時形態を単純な構成で小型にすることが
できるだけでなく、書画カメラの収納時に表示パネルが
汚れにくいという効果が得られる。また、書画カメラの
使用状態において書画カメラを操作する人が見やすい位
置にその角度調整可能とした表示パネルを設置できると
いう効果が得られる。
【0065】また、本出願に係わる第3の発明によれ
ば、前記表示手段は前記反射手段の反射面の裏面側に設
けたため、書画カメラの収納時形態を単純な構成で小型
にすることができるだけでなく、書画カメラの収納時に
表示パネルが汚れにくいという効果が得られる。また、
書画カメラの使用状態において書画カメラを操作する人
が見やすい位置に表示パネルを設置できるという効果が
得られる。
【0066】また、本出願に係わる第4の発明によれ
ば、前記可動保持手段は前記原稿保持手段の原稿保持面
と平行な回転軸を介して前記原稿保持手段と回転自在に
係合しており、また前記反射手段と前記撮像手段は前記
原稿保持手段の原稿保持面と平行な各々異なる回転軸を
介して前記可動保持手段と回転自在に係合しているた
め、書画カメラの収納時形態を単純な構成で小型にする
ことができるだけでなく、書画カメラの原稿撮影状態か
ら収納状態への設定操作時、収納状態から原稿撮影状態
への設定操作時に電気信号線の断線および接続不良等の
重大な危険性が小さな信頼性の高い書画カメラを提供で
きるという効果が得られる。
【0067】また、本出願に係わる第5の発明によれ
ば、前記表示手段は前記原稿保持手段の原稿保持面と平
行な回転軸を介して前記反射手段と回転自在に係合して
しているため、書画カメラの原稿撮影状態から収納状態
への設定操作時、収納状態から原稿撮影状態への設定操
作時、表示手段の角度調整時に電気信号線の断線および
接続不良等の重大な危険性が小さな信頼性の高い書画カ
メラとすることができるだけでなく、その収納時に単純
な構成により一体的で丈夫な形態となり機械的強度の大
きく信頼性の高い書画カメラを提供できるという効果が
得られる。
【0068】また、本出願に係わる第6の発明によれ
ば、前記可動保持手段と前記反射手段と前記撮像手段は
各々の回転軸を回転中心として回転することにより原稿
撮像可能な原稿撮像位置と原稿撮像が不可能な収納位置
の少なくとも2つの位置に設定可能としてあるため、書
画カメラの原稿撮影状態から収納状態への設定操作時、
収納状態から原稿撮影状態への設定操作時に電気信号線
の断線および接続不良等の重大な危険性が小さな信頼性
の高い書画カメラとすることができるだけでなく、その
収納時に単純な構成により一体的でより丈夫な形態とな
りより機械的強度の大きく、収納形態が小型の信頼性の
高い書画カメラを提供できるという効果が得られる。
【0069】また、本出願に係わる第7の発明によれ
ば、前記可動保持手段と前記反射手段と前記撮像手段と
前記表示手段の各々の回転軸はお互いに平行であるた
め、各ユニットの回転方向が一様であり、操作性の良い
書画カメラを提供できるという効果が得られる。
【0070】また、本出願に係わる第8の発明によれ
ば、書画カメラを前記収納位置に設定するときに前記表
示手段は前記原稿保持手段の原稿保持面に覆われるた
め、書画カメラの収納状態において表示パネルにはごみ
やほこりが付着しにくいという効果が得られる。
【0071】また、本出願に係わる第9の発明によれ
ば、書画カメラは前記撮像手段を制御する制御操作手段
を有し、前記制御操作手段が前記表示手段を制御可能に
構成したため、共通の操作手段により撮像手段の制御と
表示パネルの制御を行うことができ、操作性の良い書画
カメラを提供できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例の書画カメラ原稿撮影状態の斜視
【図2】図1に示される書画カメラ収納状態の斜視図
【図3】図1に示される書画カメラの撮像ユニット斜視
【図4】図1に示される書画カメラ原稿撮影状態の側面
【図5】図1に示される書画カメラが原稿撮影状態から
収納状態へいたる途中の状態を示す側面図
【図6】図2に示される書画カメラ収納状態の側面図
【図7】第2の実施例の書画カメラ原稿撮影状態の斜視
【図8】図7に示される書画カメラ原稿撮影状態の側面
【図9】図7に示される書画カメラ原稿撮影状態の側面
【図10】図7に示される書画カメラが原稿撮影状態か
ら収納状態へいたる途中の状態を示す側面図
【図11】図7に示される書画カメラ収納状態の側面図
【図12】従来例の書画カメラ原稿撮影状態の斜視図
【図13】図12に示される書画カメラが原稿撮影状態か
ら収納状態へいたる途中の状態を示す側面図
【符号の説明】
1 原稿台ユニット 2 原稿台 2a 原稿 3 操作パネル 4 ハンドル 5 中継ユニット 5a 凹部 5b 凹部 6 回転軸 7 撮像ユニット 8 撮影レンズ 8a 光軸 8b 光軸 8c 光束 8d 光束 8e 光束 9 原稿照明ユニット 10 回転軸 11 ミラーユニット 12 回転軸 13 表示パネル 14 反射鏡 15 制御回路 16 接点部 17 撮像制御回路 18 電気信号線 19 電気信号線 20 電気信号線 31 ミラーユニット 31a 凹部 31b 凹部 32 回転軸 33 表示ユニット 34 回転軸 35 表示パネル 36 反射鏡 37 電気信号線 101 原稿台ユニット 102 原稿台 102a 原稿 103 操作パネル 105 下部カメラアーム 106 上部カメラアーム 107 撮像ユニット 108 撮影レンズ 109 照明ユニット 109a 蛍光灯 110 右照明アーム 111 左照明ユニット 111a 蛍光灯 112 左照明アーム 113 ロック解除レバー

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿保持手段と、前記原稿保持手段に保
    持される原稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手段
    と前記撮像手段の光路上に設けられた唯一の反射手段
    と、前記原稿保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段
    と前記反射手段を回動自在に保持する可動保持手段を有
    する書画カメラにおいて、前記反射手段と一体的に設け
    られた表示手段を有することを特徴とする書画カメラ。
  2. 【請求項2】 原稿保持手段と、前記原稿保持手段に保
    持される原稿を撮影する撮像手段と、前記原稿保持手段
    と前記撮像手段の光路上に設けられた唯一の反射手段
    と、前記原稿保持手段に回動自在に係合し前記撮像手段
    と前記反射手段を回動自在に保持する可動保持手段を有
    する書画カメラにおいて、前記反射手段と回動自在に係
    合する表示手段を有することを特徴とする書画カメラ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2の書画カメラに
    おいて前記表示手段は前記反射手段の反射面の裏面側に
    設けられていることを特徴とする書画カメラ。
  4. 【請求項4】 請求項3の書画カメラにおいて前記可動
    保持手段は前記原稿保持手段の原稿保持面と平行な回転
    軸を介して前記原稿保持手段と回転自在に係合してお
    り、また前記反射手段と前記撮像手段は前記原稿保持手
    段の原稿保持面と平行な各々異なる回転軸を介して前記
    可動保持手段と回転自在に係合していることを特徴とす
    る書画カメラ。
  5. 【請求項5】 請求項2の書画カメラおいて前記表示手
    段は前記原稿保持手段の原稿保持面と平行な回転軸を介
    して前記反射手段と回転自在に係合してしていることを
    特徴とする書画カメラ。
  6. 【請求項6】 請求項4または請求項5の書画カメラお
    いて前記可動保持手段と前記反射手段と前記撮像手段は
    各々の回転軸を回転中心として回転することにより原稿
    撮像可能な原稿撮像位置と原稿撮像が不可能な収納位置
    の少なくとも2つの位置に設定可能であることを特徴と
    する書画カメラ。
  7. 【請求項7】 請求項6の書画カメラおいて前記可動保
    持手段と前記反射手段と前記撮像手段と前記表示手段の
    各々の回転軸はお互いに平行であることを特徴とする書
    画カメラ。
  8. 【請求項8】 請求項7の書画カメラおいて書画カメラ
    を前記収納位置に設定するときに前記表示手段は前記原
    稿保持手段の原稿保持面に覆われることを特徴とする書
    画カメラ。
  9. 【請求項9】 請求項1または請求項2の書画カメラお
    いて書画カメラは前記撮像手段を制御する制御操作手段
    を有し、前記制御操作手段が前記表示手段を制御可能に
    構成されていることを特徴とする書画カメラ。
JP2002135594A 2001-11-21 2002-05-10 書画カメラ Withdrawn JP2003333375A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135594A JP2003333375A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 書画カメラ
US10/285,433 US7050106B2 (en) 2001-11-21 2002-11-01 Image input device with rotatable image pickup unit

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002135594A JP2003333375A (ja) 2002-05-10 2002-05-10 書画カメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003333375A true JP2003333375A (ja) 2003-11-21

Family

ID=29697884

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002135594A Withdrawn JP2003333375A (ja) 2001-11-21 2002-05-10 書画カメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003333375A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345210A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujinon Corp 資料提示装置
JP2012074915A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Elmo Co Ltd 拡大読書器
JP2018050100A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 日本電気株式会社 画像入力装置及び画像入力方法
JP2020085978A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 株式会社エルモ社 書画カメラ

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006345210A (ja) * 2005-06-08 2006-12-21 Fujinon Corp 資料提示装置
JP4597783B2 (ja) * 2005-06-08 2010-12-15 富士フイルム株式会社 資料提示装置
JP2012074915A (ja) * 2010-09-29 2012-04-12 Elmo Co Ltd 拡大読書器
JP2018050100A (ja) * 2016-09-20 2018-03-29 日本電気株式会社 画像入力装置及び画像入力方法
JP2020085978A (ja) * 2018-11-19 2020-06-04 株式会社エルモ社 書画カメラ

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7050106B2 (en) Image input device with rotatable image pickup unit
US6573939B1 (en) Digital camera having synchronized movement of lens and flash
JP5118751B2 (ja) カメラ本体および撮像装置
TWI470337B (zh) Information processing device with projector
JP2006217368A (ja) カメラ付き携帯端末装置およびカメラ付き携帯電話機
US7972069B2 (en) Camera system and camera body
TW201031185A (en) Imaging device
JP2003157432A (ja) 撮像装置
KR100216232B1 (ko) 촬상장치
JP2003333375A (ja) 書画カメラ
KR20050013942A (ko) 촬상 장치에서의 발광부의 배치 구조
JP2004104341A (ja) 書画カメラ
JP3722132B2 (ja) カメラ
JP2003333376A (ja) 書画カメラ
JP2003179782A (ja) 書画カメラ
JPH11234557A (ja) 画像入力装置
JP2013217960A (ja) カメラシステム
JP5453811B2 (ja) カメラシステムのマウントアダプター
JPH10301162A (ja) カメラ
JP2004198868A (ja) プロジェクタ装置
JP2003153065A (ja) デジタルカメラ
JP2000032313A (ja) 電子カメラ
JP4499603B2 (ja) カメラ
JP2008262141A (ja) ストロボ内蔵カメラ及びカメラ用外付ユニット
JP2004147232A (ja) ビューファインダ及びビデオカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050802