JP2018050100A - 画像入力装置及び画像入力方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】作業者の視野が装置によって遮らえる領域を小さくする。【解決手段】画像入力装置1は、原稿載置面80上に配置されるスタンド10と、原稿載置面80内の原稿載置領域81上に置かれた原稿Sからの光を反射する反射鏡20と、反射鏡20からの光を受け入れる受光部30と、を備える。スタンド10は、原稿載置面80に接する基部11と、原稿載置面80から遠ざかる方向に基部11から延びる柱部19と、を有する。反射鏡20は、原稿載置領域81から垂直な方向に離れた範囲内に配置され、反射鏡20の反射面21が、奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜した状態で、柱部19に支持されている。受光部30は、基部11に設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、画像入力装置及び画像入力方法に関する。
画像入力装置としては、例えば、以下の特許文献1,2に記載されている装置がある。
特許文献1に記載の画像入力装置は、原稿載置面上に置かれる台と、台から上方に延びるアームと、アームに上端に固定されている画像読取部と、を備えている。画像読取部は、原稿載置面上に置かれた原稿からの光を反射する反射鏡と、反射鏡からの光を受けるイメージセンサと、反射鏡からの光をイメージセンサの受光面で結像させるレンズと、を有する。この特許文献1には、原稿載置面から画像読取部の下端までの高さとして、443mm以上であることが好ましい旨が記載されている。
特許文献2に記載の画像入力装置は、原稿載置面の上方に原稿載置面に対して平行に配置された反射鏡と、反射鏡からの光を集光する光学系と、光学系により集光された光を受光する受光素子と、を有する。光学系は、原稿載置面内の原稿載置領域に対する垂直上方の範囲外に配置されている。反射鏡は、原稿載置面内の原稿載置領域に置かれた原稿からの光を下方向に折り返す。よって、反射鏡からの光を集光する光学系は、反射鏡よりも下方向に配置されている。
特開2004−336115号公報 特開2016−057380号公報
特許文献1に記載の装置では、原稿載置面に対して比較的高い位置に、反射鏡、レンズ及びイメージセンサを有する画像読取部が配置されている。このため、特許文献1に記載の装置では、この装置を扱う作業者が周囲を見渡す際、画像読取部により作業者の視野が遮られる領域が多くなる、という問題点がある。
特許文献2に記載の装置では、原稿からの光を反射鏡で下方向に折り返す。このため、原稿から光学系までの光路長を長く確保しつつ、原稿から反射鏡までの距離を短くすることができる。すなわち、反射鏡の高さを低くすることができる。よって、特許文献2に記載の装置では、特許文献1に記載の装置よりも、作業者が周囲を見渡す際、その視野が遮られる領域を小さくすることができる。しかしながら、この特許文献2に記載の装置では、作業者が原稿載置面上に置かれた原稿を見る際に、原稿載置面に対して平行に配置されている反射鏡により、その視野の一部が遮られるおそれがあるという問題点がある。
そこで、本発明は、上記問題点を解決するための画像入力装置及び画像入力方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための発明に係る一態様としての画像入力装置は、
原稿載置面上に配置されるスタンドと、前記原稿載置面上に配置された前記スタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を反射する反射鏡と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光部と、を備え、
前記スタンドは、少なくとも一部が前記原稿載置面に接する基部と、前記原稿載置面から遠ざかる方向に前記基部から延びる柱部と、を有し、前記基部は、前面と前記前面とは反対側の後面とを有し、前記反射鏡は、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内に配置され、前記反射鏡の反射面が、前記後面に対する前記前面の側である手前側から前記前面に対する前記後面の側である奥側に向うに連れて次第に前記原稿載置面に近づくよう、傾斜した対向配置状態で、前記柱部に支持され、前記受光部は、前記基部に設けられている。
上記目的を達成するための発明に係る他の態様としての画像入力方法は、
原稿載置面上の配置されたスタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記スタンドに支持された反射鏡で反射する反射工程と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光工程と、を実行し、
前記反射工程では、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内で、前記原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記原稿載置面の側に向かわせつつ、前記原稿載置面上の配置された前記スタンドの位置を基準にして作業者位置として定まる位置の側である手前側に向かわせ、且つ前記手前側の方向に対して垂直で且つ前記原稿載置面に平行な横側に向かわせる。
本発明の一態様によれば、装置により、作業者の視野が遮られる領域を小さくすることができる。
本発明に係る第一実施形態における画像入力装置、及びこれを扱う作業者の側面である。 本発明に係る第一実施形態における画像入力装置の斜視図である。 本発明に係る第一実施形態における受光部の構成を示す説明図である。 本発明に係る第一実施形態における画像入力方法における各工程の実行順序を示すフローチャートである。 本発明に係る第二実施形態における画像入力装置の斜視図である。 本発明に係る第二実施形態における画像入力装置の光学系の特徴を示す説明図である。 本発明に係る第二実施形態における画像入力装置で得られる原稿の像を示す説明図である。 比較例における画像入力装置の光学系の特徴を示す説明図である。 比較例における画像入力装置で得られる原稿の像を示す説明図である。 本発明に係る第三実施形態における画像入力装置の側面図である。 本発明に係る第四実施形態における画像入力装置の斜視図である。
以下、本発明に係る画像入力装置の各種実施形態について、図面を用いて説明する。
「第一実施形態」
図1〜図4を参照して、本発明に係る画像入力装置の第一実施形態について説明する。
図1及び図2に示すように、本実施形態の画像入力装置1は、原稿載置面80上に配置されるスタンド10と、原稿載置面80上に置かれた原稿Sからの光を反射する反射鏡20と、反射鏡20からの光を受け入れる受光部30と、操作部55と、を備える。
スタンド10は、少なくとも一部が原稿載置面80に接する基部11と、原稿載置面80から遠ざかる方向である上方向に基部11から延びる柱部19と、を有する。基部11は、この画像入力装置1を扱う作業者Mの側を向く前面12と、前面12と反対側の後面13と、上を向く上面14と、下を向く下面15と、互いに相反する側を向く第一側面16及び第二側面17と、を有する。第一側面16及び第二側面17は、いずれも、前面12及び後面13に対して垂直で且つ上面14及び下面15に対して垂直な方向成分を有する方向を向いている。原稿載置面80には、下面15の少なくとも一部が接する。なお、前面12、後面13、上面14、下面15、第一側面16、及び第二側面17は、いずれも平面であってもよいが、曲面や凹凸があってもよい。
ここで、原稿載置面80に平行な方向であって、基部11の前面12と後面13とが並ぶ方向を縦方向Dyとする。この縦方向Dyで、後面13に対する前面12の側を手前側Dyfとし、この縦方向Dyで、前面12に対する後面13の側を奥側Dybとする。また、原稿載置面80に平行な方向であって、基部11の第一側面16及び第二側面17が並ぶ方向を横方向Dxとする。この横方向Dxで、第二側面17に対する第一側面16の側を第一横側Dx1とし、第一側面16に対する第二側面17の側を側を第二横側Dx2とする。
柱部19は、基部11の上面14のうち奥側Dybの部分から、原稿載置面80から遠ざかる方向である上方向に延びている。
原稿載置面80上で、原稿Sが置かれる原稿載置領域81は、例えば、A4サイズの用紙に合った長方形の領域である。この原稿載置領域81は、原稿載置面80上に配置されたスタンド10の位置に対して相対的に定まる。具体的には、原稿載置面80上に置かれたスタンド10の基部11を基準にして、第一横側Dx1であって、この基部11に沿った領域が原稿載置領域81になる。
本実施形態の画像入力装置1は、さらに、原稿載置面80内における原稿載置領域81の縁の位置を示す原稿横ガイド50を備える。この原稿横ガイド50は、基部11の原稿横ガイド50を有する。原稿横ガイド50は、基部11の第一側面16に固定されている。この原稿横ガイド50は、縦方向Dyに延びる平面である横ガイド面51を有する。この横ガイド面51の下端は、スタンド10が原稿載置面80上に配置された際、実質的に原稿載置面80に接する。この横ガイド面51は、原稿載置領域81の縁のうち、この原稿載置領域81が成す長方形の一辺の位置を示す。
反射鏡20は、原稿載置領域81から鉛直上方向に離れた範囲内に配置されている。反射鏡20の反射面21は、原稿載置面80に対向する。この反射面21は、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜し、且つ第一横側Dx1から第二横側Dx2に向うに連れて次第に原稿載置面80から遠ざかるように傾斜している。反射鏡20は、その反射面21が以上のように原稿載置面80に対向した対向配置状態で、柱部19の上端に固定されている。
受光部30は、スタンド10の基部11中で手前側Dyfの部分に設けられている。受光部30は、図3に示すように、光学素子31と、光電変換素子33と、素子駆動制御回路36と、を有する。光電変換素子33は、例えば、CMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)イメージセンサ、CCD(Charge-Coupled Device)イメージセンサ等である。この光電変換素子33は、反射鏡20からの光を受ける受光面34を有する。この受光面34は、例えば、長方形である。よって、光電変換素子33であるイメージセンサは、二次元イメージセンサである。この光電変換素子33は、反射鏡20からの光をアナログの電気信号に変換する。光学素子31は、例えば、一以上のレンズで構成される。この光学素子31は、反射鏡20からの光を光電変換素子33の受光面34で結像させる。素子駆動制御回路36は、光電変換素子33を駆動すると共に、光電変換素子33からのアナログ電気信号をディジタル画像信号に変換して出力する。素子駆動制御回路36は、例えば、コンピュータで構成させる画像表示装置にディジタル画像信号を出力する。
光学素子31の光軸Oaは、図2に示すように、反射鏡20で折り曲げられる。この光軸Oaは、反射鏡20を基準にして原稿載置領域81側で原稿載置面80に対して垂直に交わる。この光軸Oaと原稿載置面80とが交わる光軸交点Poaの位置は、原稿載置領域81内である。また、この光軸Oaは、図3に示すように、反射鏡20を基準にして光学素子31側で、光電変換素子33の受光面34に対して垂直である。
操作部55は、スタンド10の基部11の上面14に設けられている。この操作部55は、画像入力装置1を稼動させるスイッチ等を含む。
次に、図4に示すフローチャートに従って、以上で説明した画像入力装置1を用いた画像入力方法について説明する。
まず、図1及び図2に示すように、作業者Mは、原稿載置面80を形成する例えば机93の天面94上に、スタンド10を配置する(S1:スタンド10配置工程)。この際、作業者Mは、スタンド10の基部11の前面12が自身の側を向くように、スタンド10を配置する。
次に、作業者Mは、原稿載置面80内でスタンド10の位置に対して相対的に定まる原稿載置領域81内に原稿Sを置く(S2:原稿配置工程)。この際、作業者Mは、原稿横ガイド50の横ガイド面51に原稿Sの縁を接触させる。この結果、原稿Sは、原稿載置領域81内に置かれる。
そして、作業者Mは、操作部55を操作して、画像入力装置1を稼動させ、この画像入力装置1による画像入力動作を開始させる(S3:ON工程)。なお、このON工程(S3)は、原稿配置工程(S2)の前に行ってもよい。
画像入力装置1は、画像入力動作を開始すると、画像入力装置1の反射鏡20が原稿載置領域81内に置かれた原稿Sからの光を反射し、この光を受光部30へ導く(S4:反射工程)。受光部30の光学素子31は、基部11の手前側Dyfに配置されている。よって、反射鏡20は、下方向(原稿載置面80に近づく方向)の成分、手前側Dyfの向く方向の成分、及び第二横側Dx2を向く方向成分を含む方向に、原稿Sからの光を反射する。
受光部30は、反射鏡20からの光を受け入れる(S5:受光工程)。この受光工程(S5)では、受光部30の光学素子31が反射鏡20からの光を光電変換素子33の受光面34で結像させる。光電変換素子33は、反射鏡20からの光をアナログの電気信号に変換して、素子駆動制御回路36に出力する。
素子駆動制御回路36は、光電変換素子33からのアナログ電気信号をディジタル画像信号に変換して、例えば、コンピュータで構成させる画像表示装置にディジタル画像信号を出力する(S6:出力工程)。
出力工程(S6)が終了し、作業者Mが原稿Sの画像を入力したと判断し、原稿Sの画像の再入力が不要であると判断すると、作業者Mは、操作部55を操作して、画像入力装置1を稼動停止させる(S7:OFF工程)。
本実施形態では、反射鏡20に対して下方向に配置されている原稿Sからの光を反射鏡20で反射して、下方向成分を含む方向に向かわせる。すなわち、本実施形態では、原稿Sからの光を上下方向成分を含む方向で折り返す。このため、本実施形態では、原稿Sから光学素子31までの光路長を長く確保しつつ、原稿Sから反射鏡20までの距離を短くすることができる。よって、本実施形態では、原稿載置面80から反射鏡20までの高さを低くすることができる。また、本実施形態では、スタンド10の上部には受光部30が配置されていないため、スタンド10の上部及びここに設けられている構造物の小型化を図ることができる。従って、本実施形態では、作業者Mが周囲を見渡す際、その視線が遮られる領域を狭くすることができる。
ここで、図1を参照して、銀行員が、銀行のカウンター内で、本実施形態の画像入力装置1を操作する場合について説明する。ここでは、銀行内のフロワーがハイカウンター90で仕切られているとする。ハイカウンター90内には、ハイカウンター90に沿って作業机93が設置されている。この作業机93の天面94の高さは、ハイカウンター90の天面91よりも低い。作業机93よりもカウンター内側には椅子95が置かれている。作業者である銀行員Mは、ハイカウンター側を向いて椅子95に座っている。
本実施形態の画像入力装置1は、前述したように、反射鏡20の高さを抑えることができる。このため、銀行員Mが、本実施形態の画像入力装置1を用いて、帳票等の原稿Sの画像入力作業を行う場合、反射鏡20がハイカウンター90の天面91よりも高くならない。よって、銀行員Mが画像入力作業を行っている際、ハイカウンター90越しの視線が画像入力装置1により遮られない。従って、本実施形態の画像入力装置1を用いることで、カウンター内の銀行員Mは、ハイカウンター90を基準にして客側の様子を容易に見ることができる。また、本実施形態では、客がハイカウンター90越しに銀行員Mを見る場合でも、画像入力装置1のほとんどが客の視界に入らない。
本実施形態の画像入力装置1の反射鏡20は、図1に示すように、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜している。また、画像入力作業を行っている作業者Mの視線は、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜している。このため、この作業者Mの視野Fmは、反射鏡20の反射面21の縁に沿った外周面23で遮らるものの、反射鏡20の反射面21や背面22では実質的に遮られない。従って、本実施形態では、作業者Mが、原稿S等を見て画像入力作業を行っている際も、その視野Fmが遮られる領域を狭くすることができる。
原稿Sから光学素子31までの光路長が短い場合、この光路長が長い場合よりも、光学素子31を構成する一以上のレンズのうちで、前玉の口径を大きくする必要がある。また、この光路長が短い場合、この光路長が長い場合よりも、光学素子31で結像される像の周縁の歪みが大きくなる。本実施形態では、反射鏡20の高さを抑えつつも、原稿Sから光学素子31までの光路長を長くすることができる。このため、本実施形態では、光学素子31を構成する1以上のレンズのうちで、前玉の口径を小さくでき、製造コストを抑えることができると共に、像の周縁の歪みを小さくすることができる。
また、本実施形態では、光学素子31の光軸Oaが、反射鏡20を基準にして原稿載置領域81側で原稿載置面80に対して垂直に交わる。このため、本実施形態では、光軸Oaが原稿載置面80に対して傾斜して交わる場合よりも、光電変換素子33の受光面34に結像される像の歪みを抑えることができる。
「第二実施形態」
図5〜図9を参照して、本発明に係る画像入力装置の第二実施形態について説明する。
本実施形態の画像入力装置1aの構成要素は、第一実施形態の画像入力装置1の構成要素と同じである。本実施形態でも、図5に示すように、光学素子の光軸Oaaは、反射鏡20を基準にして原稿載置領域81側で原稿載置面80に対して垂直に交わる。但し、この光軸Oaaが原稿載置面80に交わる光軸交点Poaaは、原稿載置領域81の中心81c上になく、第一実施形態よりも、スタンド10の基部11側にずれている、言い換えると、第二横側Dx2にずれている。よって、本実施形態では、原稿載置面80に対する反射鏡20の反射面21の角度、さらに受光部30の位置や向きが第一実施形態と異なっている。
なお、光軸Oaaが原稿載置面80と交わる光軸交点Poaaの位置は、第一実施形態と同様、原稿載置領域81内である。また、本実施形態の反射鏡20も、第一実施形態と同様、原稿載置領域81から鉛直上方向に離れた範囲内に配置されている。この反射面21は、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜し、且つ第一横側Dx1から第二横側Dx2に向うに連れて次第に原稿載置面80から遠ざかるように傾斜している。
図6に示すように、原稿載置面80における光学素子31の視野Foの中心は、光軸Oaaが原稿載置面80に交わる光軸交点Poaaである。この光軸交点Poaaは、前述したように、原稿載置領域81の中心81cから第二横側Dx2にずれているため、原稿載置面80における光学素子31の視野Fo内には、光軸交点Poaaを基準にして第一横側Dx1に原稿載置領域81のほとんどが入り、光軸交点Poaaを基準にして第二横側Dx2にも原稿載置領域81と同面積の領域がほとんど入る必要がある。よって、本実施形態の光学素子31の視野Foは、第一実施形態の光学素子31の視野よりも広い。
光電変換素子33は、原稿載置面80における光学素子31の視野Fo全域からの光を受け入れる必要はなく、この視野Fo内の原稿載置領域81内からの光のみを受け入れればよい。そこで、本実施形態では、光電変換素子33の受光面34の中心34cを、反射鏡20を基準にして光学素子31側の光軸Oaa上に位置させずに、原稿載置領域81の中心81cからの光が結像する位置に位置させると共に、光電変換素子33の受光面34の面積を小さくしている。反射鏡20を基準にして光学素子31側の光軸Oaaは、第一実施形態と同様、光電変換素子33の受光面34に対して垂直である。
なお、本出願において、受光面34の中心34cとは、実質的な中心を意味する。具体的には、受光面34が長方形である場合、この長方形の正確な中心の位置を中心として、この長方形の縦寸法又は横寸法の1/10の寸法の範囲内の点を、受光面34の中心34cとする。また、前述の原稿載置領域81の中心81cも、実質的な中心を意味する。具体的には、原稿載置領域81が長方形である場合、この長方形の正確な中心の位置を中心として、この長方形の縦寸法又は横寸法の1/10の寸法の範囲内の点を、原稿載置領域81の中心81cとする。
ここで、本実施形態の効果を説明する前に、図8及び図9に示す比較例について説明する。
この比較例でも、図8に示すように、光学素子31の光軸Oacが原稿載置領域81側で原稿載置面80に対して垂直に交わる。但し、この光軸Oacが原稿載置面80に交わる光軸交点Poacは、原稿載置領域81の中心81cに位置している。また、光学素子31の光軸Oacは、反射鏡20を基準にして光学素子31側で、光電変換素子33の受光面34に対して垂直に交わる。但し、光学素子31の光軸Oacが受光面34に交わる位置は、この受光面34の中心34cの位置である。
この比較例では、原稿載置面80上の光軸交点Poacが原稿載置領域81の中心81cに位置しているため、原稿Sの縁からの光線Rは光軸Oacに対して傾く。ところで、光学素子31及び光電変換素子33を含む光学系は、原稿載置面80上の光が光電変換素子33の受光面34で結像するよう設計されている。このため、原稿Sの縁からの光は、原稿Sの縁が原稿載置面80から浮いていても、この縁があたかも原稿載置面80に接しているように受光面34上で結像する。よって、この比較例では、原稿Sの縁が原稿載置面80から浮いている場合、原稿Sの縁からの光線Rの延長線が原稿載置面80と交わる光線交点Prに、原稿Sの縁があたかも位置しているように、原稿Sの縁からの光が受光面34上で結像する。従って、比較例では、原稿載置面80と平行な方向における実際の原稿Sの縁の位置と、原稿Sの縁からの光線Rの延長線と原稿載置面80との光線交点Prの位置との間の距離dcが、図9に示すように、原稿Sの縁の像における歪みとなる。
一方、本実施形態では、図6に示すように、原稿載置面80上の光軸交点Poaaが原稿載置領域81の中心81cから第二横側Dx2にずれているため、原稿Sの第二横側Dx2の縁からの光線Rの光軸Oacに対する傾きが比較例よりも小さい。このため、本実施形態では、原稿Sの第二横側Dx2の縁が原稿載置面80から浮いている場合でも、原稿載置面80と平行な方向における実際の原稿Sの縁の位置と、原稿Sの縁からの光線Rの延長線と原稿載置面80との光線交点Prの位置との間の距離daが、比較例よりも小さくなる。よって、本実施形態では、原稿Sの第二横側Dx2の縁が原稿載置面80から浮いている場合でも、図7に示すように、原稿横ガイド50に沿わせる原稿Sの第二横側Dx2の縁の像における歪みを比較例よりも小さくすることができる。
また、本実施形態では、光電変換素子33の受光面34の中心34cを、原稿載置領域81の中心81cからの光が結像する位置に位置させている。このため、本実施形態では、光学素子31の視野Foが第一実施形態より広くなるものの、光電変換素子33の受光面34のサイズを、原稿載置領域81内からの光を受光できる最小限度のサイズに収めることができる。
「第三実施形態」
図10を参照して、本発明に係る画像入力装置の第三実施形態について説明する。
本実施形態の画像入力装置1bは、第一実施形態の画像入力装置1の変形例である。本実施形態の画像入力装置1bは、二枚の反射鏡20a,20bを備えている。二枚の反射鏡20a,20bのうち、第一反射鏡20aは、第一実施形態の反射鏡20と同様、その反射面21aが原稿載置面80に対向するよう、柱部19の上端に固定されている。一方、第二反射鏡20bは、スタンド10の基部11内に配置されている。
受光部30bは、第一実施形態と同様、光学素子31と、光電変換素子33と、素子駆動制御回路36と、を有する。光学素子31、光電変換素子33、素子駆動制御回路36は、いずれも、スタンド10の基部11内に配置されている。光学素子31は、光電変換素子33よりも、手前側Dyfに配置されている。第二反射鏡20bは、この光学素子31の手前側Dyfに配置されている。光学素子31の光軸Oabは、第二反射鏡20bを基準にして光学素子31側で縦方向Dyに延びている。第二反射鏡20bの反射面21bは、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜している。この第二反射鏡20bは、第一反射鏡20aからの光を基部11内を奥側Dybに向かわせて受光部30bに導く。
光学素子31の光軸Oabは、第一反射鏡20aを基準にして原稿載置領域81側で原稿載置面80に対して垂直に交わる。この光軸Oabと原稿載置面80とが交わる光軸交点Poabの位置は、原稿載置領域81内である。また、この光軸Oabは、第二反射鏡20bを基準にして光学素子31側で、光電変換素子33の受光面34に対して垂直である。
本実施形態の画像入力装置1bは、二枚の反射鏡20a,20bを有するので、第一反射鏡20aの高さが第一実施形態の反射鏡20の高さと同じであっても、原稿Sから光学素子31までの光路長を第一実施形態よりも長くすることができる。よって、本実施形態では、第一実施形態よりも、光学素子31を構成する1以上のレンズのうちで、前玉の口径を小さくでき、製造コストを抑えることができると共に、像の周縁の歪みを小さくすることができる。
本実施形態では、原稿Sから光学素子31までの光路のうち、第一実施形態における同光路よりも長くなる分の全てが基部11内に配置している。また、本実施形態では、光電変換素子33から第二反射鏡20bまでの間で、光学素子31の光軸Oabが基部11内で縦方向Dyに延びている。よって、本実施形態では、第一実施形態より光路長を長くすることができる上に、基部11の高さを低くすることでき、この基部11の小型化を図ることができる。
なお、本実施形態は、第一実施形態の変形例であるが、第二実施形態の画像入力装置1aも、本実施形態の画像入力装置1bと同様、二枚の反射鏡を備えてもよい。第二実施形態の光学素子31の視野Foは、前述したように、第一実施形態の光学素子31の視野よりも広い。このため、第二実施形態の画像入力装置1aに、第二反射鏡を追加して原稿Sから光学素子31までの光路長を長くすることで、第二実施形態の光学素子31の視野Foを第一実施形態の光学素子31の視野より広くする必要があるものの、光学素子31の一部を構成する前玉の口径が大きくなることを抑えることができる。
「第四実施形態」
図11を参照して、本発明に係る画像入力装置の第四実施形態について説明する。
本実施形態の画像入力装置1cは、第一実施形態の画像入力装置1の変形例である。本実施形態の画像入力装置1cは、鏡変位機構60を備える。この鏡変位機構60は、揺動軸61を有する。揺動軸61は、原稿載置面80に対して垂直で且つ縦方向Dyに広がる仮想面内で、反射鏡20の反射面21と同様に、手前側Dyfから奥側Dybに向うに連れて次第に原稿載置面80に近づくよう傾斜している。この揺動軸61は、柱部19の上部に設けられている。また、この揺動軸61には、反射鏡20の第二横側Dx2の縁が取り付けられている。反射鏡20は、この揺動軸61を中心として揺動する。反射鏡20は、この揺動により、反射鏡20の反射面21が原稿載置領域81と対向している対向配置状態と、反射面21が柱部19と対向している収納状態との間で変位する。
本実施形態の画像入力装置1cでは、反射鏡20を収納状態にできるため、この画像入力装置1cの収納性を高めることができる。
なお、本実施形態の鏡変位機構60は、揺動軸61を有するが、反射鏡20を対向配置状態と収納状態との間で変位させることができれば、揺動軸61を有さない機構であってもよい。
また、本実施形態は、第一実施形態の変形例であるが、第二実施形態や第三実施形態の画像入力装置1a,1bも、本実施形態の画像入力装置1cと同様、鏡変位機構60を備えてもよい。
また、以上の各実施形態の画像入力装置、いずれも、原稿横ガイド50を備えているが、以上の各実施形態の画像入力装置から原稿横ガイド50を省いていもよい。また、各実施形態の画像入力装置は、原稿ガイドとして、横方向Dbに延びる原稿縦ガイドを備えてもよい。この原稿縦ガイドは、スタンド10の基部11又は原稿横ガイド50に取り付けられる。
「実施形態等の解釈について」
以上、本発明に係る各種実施形態を説明したが、本発明の構成は、各種実施形態で説明した構成に限定されない。すなわち、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で、各実施形態における構成要素を周知の構成要素に置き換える等、各実施形態における構成要素に種々の変更を加えてもよい。
また、特許請求の範囲に記載した各工程の実行は、特段、「〜より前に」、「より後に」等のように明示されていない限り、各工程の記載順に限定されず、任意の順序で実行し得ることに留意すべきである。また、各実施形態に記載した各工程の実行タイミングに関して、便宜上、「まず」、「次に」等を用いて説明したとしても、この説明した順序で各工程を実行することが必須であるこを意味しない。
「付記」
以上で説明した各実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載され得るが、以下の記載に限定されない。
・付記(1)
原稿載置面上に配置されるスタンドと、前記原稿載置面上に配置された前記スタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を反射する反射鏡と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光部と、を備え、
前記スタンドは、少なくとも一部が前記原稿載置面に接する基部と、前記原稿載置面から遠ざかる方向に前記基部から延びる柱部と、を有し、前記基部は、前面と前記前面とは反対側の後面とを有し、
前記反射鏡は、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内に配置され、前記反射鏡の反射面が、前記後面に対する前記前面の側である手前側から前記前面に対する前記後面の側である奥側に向うに連れて次第に前記原稿載置面に近づくよう、傾斜した対向配置状態で、前記柱部に支持され、
前記受光部は、前記基部に設けられている、
画像入力装置。
・付記(2)
付記(1)に記載の画像入力装置において、
前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、
前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸は、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わる、
画像入力装置。
・付記(3)
付記(2)に記載の画像入力装置において、
前記光軸が前記原稿載置面と交わる光軸交点は、前記原稿載置領域の中心から前記基部側にずれている、
画像入力装置。
・付記(4)
付記(2)又は(3)に記載の画像入力装置において、
前記受光面の中心は、前記原稿載置領域の中心からの光が結像する位置である、
画像入力装置。
・付記(5)
付記(1)から(4)のいずれか一の付記に記載の画像入力装置において、
前記反射鏡である第一反射鏡の他に、第二反射鏡を備え、
前記第二反射鏡は、前記第一反射鏡からの光を前記奥側に向かわせて前記受光部に導けるよう、前記基部に設けられている、
画像入力装置。
・付記(6)
付記(1)から(5)のいずれか一の付記に記載の画像入力装置において、
前記反射面が前記原稿載置領域に対向している前記対向配置状態と、前記反射面が前記柱部に対向している収納状態と、の間で前記反射鏡を変位可能に前記柱部に取り付ける鏡変位機構を備える、
画像入力装置。
・付記(7)
付記(1)から(6)のいずれか一の付記に記載の画像入力装置において、
前記基部に設けられ、前記原稿載置領域の縁の位置を示す原稿ガイドを備える、
画像入力装置。
・付記(8)
付記(7)に記載の画像入力装置において、
前記原稿ガイドは、前記奥側から前記手前側に直線的に延びる原稿横ガイドを有する、
画像入力装置。
・付記(9)
原稿載置面上の配置されたスタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記スタンドに支持された反射鏡で反射する反射工程と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光工程と、を実行し、
前記反射工程では、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内で、前記原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記原稿載置面の側に向かわせつつ、前記原稿載置面上の配置された前記スタンドの位置を基準にして作業者位置として定まる位置の側である手前側に向かわせ、且つ前記手前側の方向に対して垂直で且つ前記原稿載置面に平行な横側に向かわせる、
画像入力方法。
・付記(10)
付記(9)に記載の画像入力方法において、
前記受光工程を受光部で実行し、、
前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、
前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸が、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わっている状態で、前記反射工程及び前記受光工程を実行する、
画像入力方法。
・付記(11)
付記(10)に記載の画像入力方法において、
前記光軸が前記原稿載置面に交わる光軸交点が、前記原稿載置領域の中心よりも前記基部側に寄っている状態で、前記反射工程及び前記受光工程を実行する、
画像入力方法。
・付記(12)
付記(10)又は(11)に記載の画像入力方法において、
前記原稿載置領域の中心からの光が結像する位置に、前記受光面の中心が位置している状態で、前記受光工程を実行する、
画像入力方法。
・付記(13)
付記(10)から(12)のいずれか一の付記に記載の画像入力方法において、
前記反射工程では、前記原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を前記反射鏡である第一反射鏡で反射し、第二反射鏡で前記第一反射鏡からの光を反射して、前記手前側とは反対側の前記奥側に向かわせ、
前記受光工程では、前記第二反射鏡からの光を受け入れる、
画像入力方法。
1,1a,1b,1c:画像入力装置、10:スタンド、11:基部、12:前面、13:後面、14:上面、15:下面、16:第一側面、17:第二側面、19:柱部、20:反射鏡、20a:第一反射鏡、20b:第二反射鏡、21,21a,21b:反射面、22:背面、23:外周面、30,30b:受光部、31:光学素子、33:光電変換素子、34:受光面、34c:受光面の中心、36:素子駆動制御回路、50:原稿横ガイド、51:横ガイド面、55:操作部、60:鏡変位機構、61:揺動軸、80:原稿載置面、81:原稿載置領域、81c:原稿載置領域の中心、90:ハイカウンター、91:天面、93:机(又は作業机)、94:天面、95:椅子、Fo:光学素子の視野、Fm:作業者の視野、Oa,Oaa,Oab,Oac:光軸、Poa,Poaa,Poab,Poac:光軸交点、R:光線、Pr:光線交点、M:作業者(又は銀行員)、S:原稿、da,db:距離、Dy:縦方向、Dyf:手前側、Dyb:奥側、Dx:横方向、Dx1:第一横側、Dx2:第二横側
上記目的を達成するための発明に係る一態様としての画像入力装置は、
原稿載置面上に配置されるスタンドと、前記原稿載置面上に配置された前記スタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿で反射された光を反射する反射鏡と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光部と、を備え、
前記スタンドは、少なくとも一部が前記原稿載置面に接する基部と、前記原稿載置面から遠ざかる方向に前記基部から延びる柱部と、を有し、前記基部は、前面と前記前面とは反対側の後面とを有し、
前記反射鏡は、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内に配置され、前記反射鏡の反射面が、前記後面に対する前記前面の側である手前側から前記前面に対する前記後面の側である奥側に向うに連れて次第に前記原稿載置面に近づくよう、傾斜した対向配置状態で、前記柱部に支持され、前記受光部は、前記基部に設けられ、前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸は、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わる。
画像入力装置。
上記目的を達成するための発明に係る一態様としての画像入力方法は、
原稿載置面上の配置されたスタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿で反射された光を、前記スタンドに支持された反射鏡で反射する反射工程と、前記反射鏡からの光を受け入れる受光工程と、を実行し、
前記反射工程では、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内で、前記原稿載置領域上に置かれた原稿で反射された光を、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置面の側に向かわせつつ、前記原稿載置面上の配置された前記スタンドの位置を基準にして作業者位置として定まる位置の側である手前側に向かわせ、且つ前記手前側の方向に対して垂直で且つ前記原稿載置面に平行な横側に向かわせ、前記受光工程を受光部で実行し、前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸が、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わっている状態で、前記反射工程及び前記受光工程を実行する。

Claims (10)

  1. 原稿載置面上に配置されるスタンドと、
    前記原稿載置面上に配置された前記スタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を反射する反射鏡と、
    前記反射鏡からの光を受け入れる受光部と、
    を備え、
    前記スタンドは、少なくとも一部が前記原稿載置面に接する基部と、前記原稿載置面から遠ざかる方向に前記基部から延びる柱部と、を有し、前記基部は、前面と前記前面とは反対側の後面とを有し、
    前記反射鏡は、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内に配置され、前記反射鏡の反射面が、前記後面に対する前記前面の側である手前側から前記前面に対する前記後面の側である奥側に向うに連れて次第に前記原稿載置面に近づくよう、傾斜した対向配置状態で、前記柱部に支持され、
    前記受光部は、前記基部に設けられている、
    画像入力装置。
  2. 請求項1に記載の画像入力装置において、
    前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、
    前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸は、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わる、
    画像入力装置。
  3. 請求項2に記載の画像入力装置において、
    前記光軸が前記原稿載置面と交わる光軸交点は、前記原稿載置領域の中心から前記基部側にずれている、
    画像入力装置。
  4. 請求項2又は3に記載の画像入力装置において、
    前記受光面の中心は、前記原稿載置領域の中心からの光が結像する位置である、
    画像入力装置。
  5. 請求項1から4のいずれか一項に記載の画像入力装置において、
    前記反射鏡である第一反射鏡の他に、第二反射鏡を備え、
    前記第二反射鏡は、前記第一反射鏡からの光を前記奥側に向かわせて前記受光部に導けるよう、前記基部に設けられている、
    画像入力装置。
  6. 請求項1から5のいずれか一項に記載の画像入力装置において、
    前記反射面が前記原稿載置領域に対向している前記対向配置状態と、前記反射面が前記柱部に対向している収納状態と、の間で前記反射鏡を変位可能に前記柱部に取り付ける鏡変位機構を備える、
    画像入力装置。
  7. 請求項1から6のいずれか一項に記載の画像入力装置において、
    前記基部に設けられ、前記原稿載置領域の縁の位置を示す原稿ガイドを備える、
    画像入力装置。
  8. 請求項7に記載の画像入力装置において、
    前記原稿ガイドは、前記奥側から前記手前側に直線的に延びる原稿横ガイドを有する、
    画像入力装置。
  9. 原稿載置面上の配置されたスタンドの位置に対して相対的に定まる前記原稿載置面内の原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記スタンドに支持された反射鏡で反射する反射工程と、
    前記反射鏡からの光を受け入れる受光工程と、
    を実行し、
    前記反射工程では、前記原稿載置面内の前記原稿載置領域から垂直な方向に離れた範囲内で、前記原稿載置領域上に置かれた原稿からの光を、前記原稿載置面の側に向かわせつつ、前記原稿載置面上の配置された前記スタンドの位置を基準にして作業者位置として定まる位置の側である手前側に向かわせ、且つ前記手前側の方向に対して垂直で且つ前記原稿載置面に平行な横側に向かわせる、
    画像入力方法。
  10. 請求項9に記載の画像入力方法において、
    前記受光工程を受光部で実行し、、
    前記受光部は、前記反射鏡からの光を受けて、前記光を電気信号に変換する光電変換素子と、前記反射鏡からの光を前記光電変換素子の受光面で結像させる光学素子と、を有し、
    前記反射鏡で折り曲げられる前記光学素子の光軸が、前記反射鏡を基準にして前記原稿載置領域側で前記原稿載置面に対して垂直に交わっている状態で、前記反射工程及び前記受光工程を実行する、
    画像入力方法。
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