JP2003333192A - ボイスメールシステム - Google Patents

ボイスメールシステム

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JP2003333192A
JP2003333192A JP2002133739A JP2002133739A JP2003333192A JP 2003333192 A JP2003333192 A JP 2003333192A JP 2002133739 A JP2002133739 A JP 2002133739A JP 2002133739 A JP2002133739 A JP 2002133739A JP 2003333192 A JP2003333192 A JP 2003333192A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通話料金の課金が生じないでメッセージが無
いことを知り得るようにすること。 【解決手段】 ボイスメール専用回線に着信があると、
ボタン電話主装置101の制御部1は、ISDN回線網
103から受信した発信者番号が外線番号登録メモリ5
に登録された電話番号に一致すると判断すると、前記発
信者番号に対応付けてメッセージ蓄積部4に蓄積したメ
ッセージの件数を確認し、メッセージがない場合は、着
信応答前に、ISDN回線網103を介して接続拒否の
処理を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、外部から着信があ
った場合に、メッセージを送信するボイスメールシステ
ムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、電話システムの利用形態とし
て、複数の内線電話機を収容すると共に前記各電話機を
外線に接続制御するボタン電話システム(例えば、特開
2001−326738号公報、特開2001−333
190号公報、特開平5−304690号公報参照)
や、音声で伝言を預かるようにしたボイスメールシステ
ム(例えば、特開2001−274894号公報、特開
2001−333195号公報、特開平11−1223
52号公報参照)、発信者番号を利用した認証システム
(例えば、特開2000−49947号公報、特開20
01−274907号公報参照)等がある。
【0003】従来のボタン電話システムでは、ボタン電
話システム外部からボイスメールメッセージを聴取しよ
うとした場合、発呼者が所有するメールボックスのメッ
セージを、発信者番号情報により認証を行ない、メール
ボックス番号の入力やパスワードの入力をしないで、聴
取する手段は知られている。例えば、特開2001−3
33190号公報には、ボタン電話システム外部からボ
イスメールメッセージを聴取しようとした場合、発呼者
が所有するメールボックスのメッセージを、発信者番号
情報により認証を行ない、メールボックス番号の入力や
パスワードの入力をしないで聴取するように構成した発
明が記載されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記公
開特許公報に記載された発明では、メッセージが無い場
合でも着信に応答するため、ボタン電話システム外の電
話機から、ボタン電話システムのメールボックスのメッ
セージを聴取しようとすると、通話料金がかかるという
問題がある。
【0005】本発明は、メールボックスにメッセージが
無い場合は、通話料金の課金が生じないで、メッセージ
が無いことを知り得るようにすることを課題としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、電話番
号と前記電話番号に対するメッセージ有無の情報とを対
応付けて記憶する記憶手段と、電話回線を介して着信時
に受信した発信者番号が前記記憶手段に記憶した電話番
号に一致するとき、前記電話番号に対応付けられたメッ
セージの有無を判断するメッセージ有無判断手段と、前
記電話番号に対応付けられたメッセージが無いと前記メ
ッセージ有無判断手段が判断したとき、前記着信に対す
る接続処理を拒否する接続処理手段とを備えて成ること
を特徴とするボイスメールシステムが提供される。接続
処理手段は、電話番号に対応付けられたメッセージが無
いとメッセージ有無判断手段が判断したとき、着信に対
する接続処理を拒否する。
【0007】ここで、前記接続処理手段は、前記電話番
号に対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ
有無判断手段が判断したとき、前記着信から所定時間経
過後に、前記電話回線に接続拒否を通知するように構成
してもよい。また、所定の切断時間を予め記憶する切断
時間記憶手段を備え、前記接続処理手段は、前記電話番
号に対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ
有無判断手段が判断したとき、前記着信から前記切断時
間経過後に、前記電話回線に接続拒否を通知するように
構成してもよい。
【0008】また、前記接続拒否の通知は、回線ビジー
の通知であるように構成してもよい。また、前記接続処
理手段は、前記電話番号に対応付けられたメッセージが
無いと前記メッセージ有無判断手段が判断したとき、前
記着信に対する接続処理を拒否し、更に、前記着信拒否
後所定時間内に再度同一発信者番号から着信があった場
合は応答するように構成してもよい。また、前記接続処
理手段は、同一の発信者番号から着信があるたびにクリ
アされると共に着信からの経過時間を計時する計時手段
を備え、前記計時手段による計時時間が前記所定時間に
なる前に再度同一発信者番号から着信があった場合は応
答するように構成してもよい。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の第1の実施の形
態に係るボイスメールシステムのブロック図で、ボタン
電話システムの例を示している。図1において、ボタン
電話システムは、ボタン電話主装置101、内線電話機
102を有している。ボタン電話主装置101は、複数
の内線電話機を収容すると共に、前記各内線電話機を外
線(本実施の形態ではISDN回線網103)に接続制
御する機能を有しているが、図1では1台の内線電話機
102のみを示している。
【0010】ボタン電話主装置101は、ISDN回線
網103に接続された回線インターフェイス部2、内線
電話機102に接続された内線電話インターフェイス部
3、メッセージを蓄積するメッセージ蓄積部4、外線電
話番号を蓄積する外線番号登録メモリ5、着信時から接
続拒否を行なうまでの時間を記憶する切断時間メモリ
6、時間を計時する時計部7、着信応答時に応答ガイダ
ンスを送出する応答ガイダンス送出部8、及び、各種制
御を行なう制御部1を有している。内線電話機102
は、音声を入力するハンドセット9とダイヤル及び各種
情報を入力するためのダイヤルボタン10と、外線番号
を登録する外線番号登録ボタン11と、メッセージを登
録する録音ボタン12を有する。尚、制御部1はメッセ
ージ有無判断手段、接続処理手段を構成し、メッセージ
蓄積部4、外線番号登録メモリ及び切断時間記憶手段と
しての切断時間メモリ5は記憶手段を構成している。
【0011】図2は、メッセージ蓄積部4の記憶内容を
示すテーブルである。図2において、メッセージ蓄積部
4は、メールボックス番号毎に、メッセージ聴取時に認
証を行うためのパスワードと、蓄積しているメッセージ
件数と、蓄積しているメッセージを関連付けて蓄積す
る。前記メールボックス番号は、メールボックスの所有
者に割り当てる番号である。メールボックス所有者は、
電話機からメールボックス番号とパスワードを入力する
ことにより、該メールボックスに蓄積されたメッセージ
件数やメッセージ自体を聴取することができる。
【0012】図3は、外線番号登録メモリ5の記憶内容
を示すテーブルである。図3において、外線番号登録メ
モリ5は、登録された電話番号毎に、メールボックス番
号を関連付けて蓄積する。前記電話番号として、メール
ボックス所有者の携帯電話番号や自宅の電話番号を登録
する。外線番号とメールボックス番号を対応付けること
で、着信時に、発信者番号情報から、メールボックス番
号を取得することができる。図4は、ボタン電話主装置
101が着信を受けた時の処理を示すフローチャートで
ある。
【0013】以下、本発明の実施の形態に係るボイスメ
ールシステムについて、ISDN回線網を通してボタン
電話システム外部からボイスメールメッセージを聴取す
る時の動作に関して、図1〜図4を用いて説明する。外
部の電話機からISDN回線網103を介してボイスメ
ール聴取専用の回線に着信が入ると(図4のステップS
1)、制御部1は、ISDN網103から通知された発
信元の電話番号(発信者番号)を取得し(ステップS
2)、前記発信者番号が外線番号登録メモリ5に予め登
録された外線電話番号(登録電話番号)と一致するかを
確認する(ステップS3)。
【0014】制御部1は、着信した外線電話の発信者番
号と外線番号登録メモリ5に予め登録された外線電話番
号とが一致すると判断した場合、外線番号登録メモリ5
から、外線電話番号に対応したメールボックス番号を取
得し(ステップS4)、メッセージ蓄積部4から、取得
したメールボックス番号に対応したメッセージ件数を確
認する(ステップS5)。制御部1は、前記メールボッ
クス番号に対応付けて記憶したメッセージ件数が0件の
場合、時計部7で、着信を切断するまでの時間の計時動
作(切断タイマカウント)を開始しする(ステップS
6)。
【0015】時計部7で計時した時間が、切断時間メモ
リ6に予め登録されている所定時間(切断時間)に達す
ると(ステップS7)、制御部1は、ISDN回線網1
03に対して接続拒否を通知し、発呼者にビジーを聞か
せ、発呼者が所有しているメールボックスにメッセージ
が無いことを知らせる(ステップS8)。例えば、発信
者番号情報が、図3の外線番号登録メモリ5に登録され
ている電話番号“09023456789”と一致した
場合(ステップS3)、対応付けされたメールボックス
番号“2”を取得する(ステップS4)。
【0016】図2のメッセージ蓄積部4のメールボック
ス番号“2”に対応付けされたメッセージ件数を確認す
ると、メッセージ件数0件であるため、時計部7で切断
までの計時動作を開始する。切断時間メモリ6には、予
め切断までの時間(切断時間)、例えば“5秒”が登録
されている。時計部7が計時動作を開始して前記切断時
間(5秒)が経過すると、制御部1は、ISDN回線網
103に対し、接続拒否を通知する。
【0017】発呼者には、着信時から5秒間だけ呼出音
を聞かせ、着信から5秒以降はビジーを聞かせることに
なる。ここで、着信と同時にビジーにさせず、呼出音を
聞かせる目的は、回線が使用中であることを意味するビ
ジーと、メッセージが無いことを意味するビジーを区別
させるためである。また、制御部1は、ISDN回線網
103からの発信者番号情報が、外線番号登録メモリ5
に登録された電話番号と一致し、電話番号に対応したメ
ッセージ件数が1件以上ある場合(ステップS5)、I
SDN回線網103に対し通話接続を通知し(ステップ
S9)、図2のメールボックス番号に対応したメッセー
ジを送出し、発呼者に聴取させる(ステップS14)。
【0018】メールボックスの認証は、発信者番号情報
によって行ない、発呼者がメールボックス番号とパスワ
ードの入力を行なう必要はない。その後、発呼者は、メ
ッセージを他のメールボックスへ残したりする等のメッ
セージ操作が可能になる(ステップS15)。
【0019】例えば、発信者番号情報が、図3に登録さ
れている“07012345678”と一致した場合、
対応付けされたメールボックス番号“3”を取得する。
メールボックス番号“3”を取得した時点で、メールボ
ックスへの認証は、発信者番号情報によって行なわれた
ことになる。図2のメッセージ蓄積部4のメールボック
ス番号“3”に対応付けされたメッセージ件数を確認す
ると、メッセージ件数2件であるため、ISDN回線網
103に対し通話接続を通知し、メールボックス番号
“3”に蓄積しているメッセージ2及びメッセージ3を
ISDN回線網103に送出する。発呼者が所有するメ
ールボックスにメッセージがある場合のみ通話接続し、
メールボックス番号とパスワードの入力を行なわなくて
も、メッセージを聴取することができる。メッセージ聴
取後、他のメールボックスにメッセージを残したりする
ことができる。
【0020】また、制御部1は、ISDN回線網103
からの発信者番号情報が、外線番号登録メモリ5に登録
された電話番号と一致しない場合または発信者番号が非
通知の場合は着信に応答し(ステップS10)、応答ガ
イダンス送出部8から応答ガイダンスを送出し、発呼側
にメールボックス番号とパスワード入力を要求する(ス
テップS11)。発呼側がメールボックス番号とパスワ
ードを入力し(ステップS12)、入力されたメールボ
ックス番号とパスワードが、メッセージ蓄積部4のメー
ルボックス番号とパスワードと一致するか確認し認証を
行ない(ステップS13)、認証できた場合は、メール
ボックスに対応したメッセージを送出し、発呼者に聴取
させる(ステップS14)。その後、メッセージ操作を
おこなうことができる(ステップS15)。
【0021】例えば、発信者番号情報が非通知の場合、
着信に応答し、ボイスメール番号とパスワード入力を要
求するガイダンスを流す。発呼者がメールボックス番号
“1”とパスワード“123456”を入力した場合、
図2のメッセージ蓄積部4からメールボックス番号とパ
スワードが一致するか確認する。一致した場合は、メー
ルボックス“1”に対応付けされて蓄積したメッセージ
1を流し、発呼者が聴き取りしたいメールボックスのメ
ッセージを聴き取ることができる。メッセージ聴取後、
他のメールボックスにメッセージを残したりすることが
できる。
【0022】次に、図5を参照して、外線番号登録方法
を説明する。図5は、図1に示した実施の形態におい
て、外線番号登録メモリ5に外線番号を登録するための
外線番号登録処理のフローチャートである。内線電話機
102の外線番号登録ボタン11を押下すると内線電話
機102は外線番号登録モードになり(ステップS2
0)、この登録モードの状態で内線電話機102のダイ
ヤルボタン10を押下することにより、登録する外線電
話番号を入力する(ステップS21)。
【0023】外線電話番号入力中に所定ボタン(本実施
の形態ではダイヤルボタン10の“#”ボタン)を操作
するとメールボックス番号の入力モードになる(ステッ
プS22)。内線電話機102のダイヤルボタン10を
押下し、メールボックス番号を入力する(ステップS2
3)。尚、メールボックス番号に0を入力した場合は、
外線番号登録メモリ5に登録した外線電話番号とメール
ボックスをクリアする。
【0024】次に、内線電話機102の外線番号登録ボ
タン11を押下すると(ステップS24)、制御部1
は、ダイヤルボタン10で入力された外線電話番号が、
外線番号登録メモリ5に登録してある外線電話番号と一
致するか確認し(ステップS25)、一致した場合、ス
テップS23で入力したメールボックス番号が所定の番
号(本実施の形態では0)であるか確認し(ステップS
26)、0でない場合は、外線番号登録メモリ5のメー
ルボックス番号を上書きし、メールボックス番号の更新
を行なう(ステップS27)。
【0025】また、制御部1は、ステップS23で入力
したメールボックス番号が0の場合、一致した外線番号
登録メモリ5に登録してある外線電話番号とメールボッ
クス番号を未登録に変更し、外線番号登録メモリ5のク
リアを行なう(ステップS28)。ステップS25で、
外線番号登録メモリ5に登録してある外線電話番号と一
致しなかった場合は、ステップS23で入力したメール
ボックス番号が前記所定番号”0”であるか確認し(ス
テップS29)、0でない場合は、外線番号登録メモリ
5の外線電話番号が未登録である外線電話番号部に、ス
テップS21で入力した外線電話番号とステップS23
で入力したメールボックス番号を登録する(ステップS
30)。また、ステップS29で、メールボックス番号
が所定番号(本実施の形態では0)の場合、不正入力と
判断して、処理を終了する。
【0026】次に、図1を参照して、ボイスメールメッ
セージを録音する方法を説明する。内線電話機102が
録音ボタン12を押下すると、以後の通話は録音状態に
なる。通話は、ハンドセット9を上げた状態を意味し、
外線通話、内線通話、及び通話の相手が無い場合では、
内線電話機102のハンドセット9からの音声を録音す
る。録音中にダイヤルボタン10からメールボックス番
号を入力すると、通話内容はメッセージ蓄積部4の該当
するメールボックス番号のメッセージデータ部にメッセ
ージとして蓄積される。通話の終了や録音ボタン12の
押下により録音は終了し、メッセージ蓄積部4の該当す
るメールボックス番号のメッセージ件数をカウントアッ
プする。
【0027】以上述べたように、本第1の実施の形態に
係るボイスメールシステムは、ボイスメールシステム外
部の電話番号とメールボックスを対応付けることで、ボ
タン電話システムのボイスメール聴取用回線に着信があ
った時、発信者番号情報からメールボックスのメッセー
ジ件数を確認し、メッセージが無い場合、回線をビジー
にさせることで、通話させないように構成している。
【0028】また、ボタン電話システム内のボイスメー
ルメッセージを聴取するためのISDN外線103に、
局から着信があった時、発信者番号に関連付けされたボ
イスメールメッセージの有無を判断し、メッセージが無
い場合は、局に対し接続拒否を通知し通話接続させな
い。したがって、ボタン電話システム外部からボイスメ
ールメッセージを聴取しようとしたとき、メールボック
スにメッセージが無い場合、通話料金がかからないとい
う効果を奏する。
【0029】また、切断時間メモリを持つことにより、
着信時、呼出音を予め登録してある切断時間の間のみ、
発呼者側に聞かせ、その後ビジーを聞かせることで、回
線が使用中なのか、メッセージがないのかを、判断する
ことができるように構成している。したがって、ボタン
電話装置外部からボイスメールメッセージを聴取しよう
としたとき、メールボックスにメッセージが無いことが
判断できる。
【0030】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図6は、本発明の第2の実施の形態に係るボ
イスメールシステムのブロック図で、ボタン電話システ
ムの例を示している。尚、図6において、図1と同一部
分には同一符号を付している。図6において、ボタン電
話システムは、ボタン電話主装置601、内線電話機1
02を有している。ボタン電話主装置101は、複数の
内線電話機を収容すると共に、前記各内線電話機を外線
(本実施の形態ではISDN回線網103)に接続する
機能を有しているが、図6では1台の内線電話機102
のみを示している。
【0031】ボタン電話主装置101は、ISDN回線
網103に接続された回線インターフェース部2、内線
電話機102に接続された内線電話インターフェイス部
3、メッセージを蓄積するメッセージ蓄積部4、外線電
話番号を蓄積する外線番号登録メモリ5、時計部7で計
時した同一電話番号からの着信間隔を記憶する着信カウ
ントメモリ13、着信間隔によって応答するか否かを判
断するための時間を記憶する切断時間メモリ6、時間を
計時する時計部7、着信応答時に応答ガイダンスを送出
する応答ガイダンス送出部8、各種制御を行なう制御部
1を有している。ここで、着信カウントメモリ13及び
時計部7は計時手段を構成している。内線電話機102
は、音声を入力するハンドセット9とダイヤル及び各種
情報を入力するためのダイヤルボタン10と、外線番号
を登録する外線番号登録ボタン11と、メッセージを登
録する録音ボタン12を有する。
【0032】図7は着信カウントメモリ13の記憶内容
を示すテーブルである。着信カウントメモリ13は、メ
ールボックス番号毎に、着信後の計時時間(着信後タイ
マ)を記憶する。着信カウントメモリ13に記憶された
前記計時時間(着信後タイマ)は、制御部1によって、
同一相手の着信があるたびにクリアされると共に計時動
作を開始するように制御されることで、同一相手からの
着信間隔を記憶する。尚、着信カウントメモリ13は着
信後の計時時間を記憶する着信後時間記憶手段として機
能する。また、「着信後タイマ」は、適宜、「着信後の
計時時間」又は「着信後の時間を計時するタイマ」の意
で使用している。
【0033】図9は、本第2の実施の形態において、ボ
タン電話主装置101が外線電話機から着信を受けた時
の処理を示すフローチャートである。図9において、I
SDN回線網103からボイスメール聴取専用の回線に
着信が入ると(ステップS51)、制御部1は、ISD
N網103から通知された発信者番号を取得し(ステッ
プS52)、外線番号登録メモリ5に予め登録された外
線電話番号と一致するか否かを確認する(ステップS5
3)。
【0034】制御部1は、前記発信元の発信者番号と外
線番号登録メモリ5に予め登録された外線電話番号とが
一致すると判断した場合、外線番号登録メモリ5から、
前記外線電話番号に対応するメールボックス番号を取得
し(ステップS54)、メッセージ蓄積部4から、取得
したメールボックス番号に対応するメッセージ件数を確
認する(ステップS55)。
【0035】制御部1は、メッセージ件数が0件の場
合、着信カウントメモリ13から、該当するメールボッ
クス番号に対応した着信後タイマを取得し、切断時間メ
モリ6に予め登録されている時間と比較を行なう(ステ
ップS56)。着信後タイマが切断時間メモリ6の登録
時間より長い場合は、着信後タイマのカウントをクリア
し、時計部7からの時間情報を基にカウントを開始し、
ISDN回線網103に対し、着信拒否を通知し、発呼
者にビジーを聞かせ、発呼者が所有しているメールボッ
クスにメッセージが無いことを知らせる(ステップS5
7)。
【0036】例えば、発信者番号情報が、図3の外線番
号登録メモリ5に登録されている外線電話番号“090
23456789”と一致した場合、対応付けされたメ
ールボックス番号“2”を取得する。図2のメッセージ
蓄積部4のメールボックス番号“2”に対応付けされた
メッセージ件数を確認すると、メッセージ件数0件であ
るため、図7から着信カウントメモリ13のメールボッ
クス番号“2”に対応付けされた着信後タイマ“100
0”秒を取得する。切断時間メモリ6には、予め応答可
能までの時間、例えば“60秒”が登録されている。着
信後タイマが切断時間メモリ6に登録してある時間より
長いため、着信後タイマ“1000“をクリアし、時計
部7の時間情報を基に、着信後タイマを0からカウント
を開始し、ISDN回線網103に対し、着信拒否を通
知する。発呼者には、着信と同時にビジーが聞こえる。
【0037】また、制御部1は、ステップS56におい
て、着信後タイマが切断時間メモリ6の登録時間より短
い場合は、メールボックスのメッセージ操作を行なうこ
とができ(ステップS64)、メールボックス操作終了
後、着信後タイマのカウントをクリアし、時計部7から
の時間情報を基にカウントを開始する(ステップS6
5)。
【0038】図8はステップS57の処理後30秒後の
着信カウントメモリ13である。ステップS57の処理
後30秒後に、再度“09023456789”から着
信があると、外線番号登録メモリ5から対応付けされた
メールボックス番号“2”を取得する。メッセージ蓄積
部4のメールボックス番号“2”に対応付けされたメッ
セージ件数を確認すると、メッセージ件数0件であるた
め、着信カウントメモリ13のメールボックス番号
“2”に対応付けされた着信後タイマ“30”を取得す
る。着信カウントメモリ13に記憶された着信後タイマ
が切断時間メモリ6に登録してある時間の60秒より短
いため、メールボックス番号“2”で、メッセージを他
のメールボックスへ残したりするメッセージ操作が可能
になる。制御部1は、メッセージ操作終了後、着信後タ
イマ“30”をクリアし、時計部7の時間情報を基に、
着信後タイマを0からカウントを開始する。
【0039】また、ステップS55で、電話番号に対応
したメッセージ件数が1件以上ある場合、ISDN回線
網103に対し通話接続を通知し(ステップS58)、
図2のメールボックス番号に対応したメッセージを送出
し、発呼者に聴取させる(ステップS63)。その後、
メッセージ操作を行なうことができ(ステップS6
4)、メッセージ操作終了後、着信後タイマのカウント
をクリアし、時計部7からの時間情報を基にカウントを
開始する(ステップS65)。
【0040】また、ステップS53で、外線番号登録メ
モリ5に登録された電話番号と一致する電話番号が無い
場合または発信者番号が非通知の場合は着信に応答し
(ステップS59)、応答ガイダンス送出部8から応答
ガイダンスを送出し、発呼側にメールボックス番号とパ
スワード入力を要求する(ステップS60)。発呼側が
メールボックス番号とパスワードを入力し(ステップS
61)、入力されたメールボックス番号とパスワード
が、メッセージ蓄積部4のメールボックス番号とパスワ
ードと一致するか確認し認証を行ない(ステップS6
2)、認証できた場合は、メールボックスに対応したメ
ッセージを送出し、発呼者に聴取させる(ステップS6
3)。その後、メッセージ操作を行なうことができ(ス
テップS64)、メッセージ操作終了後、着信後タイマ
のカウントをクリアし、時計部7からの時間情報を基に
カウントを開始する(ステップS65)。
【0041】本第2の実施の形態では、ボイスメール聴
取専用の回線に着信が入った場合、発信者番号に対応付
けされたメールボックスにメッセージがない場合、着信
と同時に相手にビジーを聞かせることで、メッセージが
ないことを通知し、さらに、同一相手から短時間の間
に、着信があった場合、2回目の着信では応答し、メッ
セージ操作を行うことが可能になる。
【0042】以上述べたように、本発明の実施の形態に
係るボイスメールシステムは、特に、ボイスメール専用
回線に着信があった時、電話番号と前記電話番号に対す
るメッセージ有無の情報とを対応付けて記憶する記憶手
段(メッセージ蓄積部4、外線番号登録メモリ5)と、
電話回線103を介して着信時に受信した発信者番号が
前記記憶手段に記憶した電話番号に一致するとき、前記
電話番号に対応付けられたメッセージの有無を判断する
メッセージ有無判断手段(制御部1)と、前記電話番号
に対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ有
無判断手段が判断したとき、前記着信に対する接続処理
を拒否する接続処理手段(制御部1)とを備えて成るこ
とを特徴としている。
【0043】ここで、前記接続処理手段は、前記電話番
号に対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ
有無判断手段が判断したとき、前記着信から所定時間経
過後に、前記電話回線に接続拒否を通知することを特徴
としている。また、所定の切断時間を予め記憶する切断
時間記憶手段(切断時間メモリ6)を備え、前記接続処
理手段は、前記電話番号に対応付けられたメッセージが
無いと前記メッセージ有無判断手段が判断したとき、前
記着信から前記切断時間経過後に、前記電話回線に接続
拒否を通知することを特徴としている。
【0044】また、前記接続拒否の通知は、回線ビジー
の通知であることを特徴としている。また、前記接続処
理手段は、前記電話番号に対応付けられたメッセージが
無いと前記メッセージ有無判断手段が判断したとき、着
信拒否を前記電話回線に通知すると共に、前記着信拒否
の通知後、切断時間メモリ6に予め記憶した所定時間内
に再度同一発信者番号から着信があった場合は応答する
ことを特徴としている。
【0045】即ち、電話番号と前記電話番号に対するメ
ッセージ有無の情報とを対応付けて記憶する記憶手段
と、電話回線を介して着信時に受信した発信者番号が前
記記憶手段に記憶した電話番号に一致するとき、前記電
話番号に対応付けられたメッセージの有無を判断するメ
ッセージ有無判断手段と、前記電話番号に対応付けられ
たメッセージが無いと前記メッセージ有無判断手段が判
断したとき、前記着信に対する接続処理を拒否し、更
に、前記着信拒否後、切断時間メモリ6に記憶した所定
時間内に再度同一発信者番号から着信があった場合は応
答する接続処理手段とを備えて成ることを特徴としてい
る。
【0046】また、電話番号と前記電話番号に対するメ
ッセージ有無の情報とを対応付けて記憶する記憶手段
と、電話回線を介して着信時に受信した発信者番号が前
記記憶手段に記憶した電話番号に一致するとき、前記電
話番号に対応付けられたメッセージの有無を判断するメ
ッセージ有無判断手段と、前記電話番号に対応付けられ
たメッセージが無いと前記メッセージ有無判断手段が判
断したとき、前記着信に対する接続処理を拒否し、更
に、前記着信拒否後、切断時間メモリ6に記憶した所定
時間内に再度同一発信者番号から着信があった場合は応
答する接続処理手段とを備え、前記接続処理手段は、同
一の発信者番号から着信があるたびにクリアされると共
に着信からの経過時間を計時する計時手段(時計部7、
着信カウントメモリ13)を有し、前記計時手段による
計時時間が前記所定時間になる前に再度同一発信者番号
から着信があった場合は応答することを特徴としてい
る。
【0047】また、前記接続処理手段は、前記電話番号
に対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ有
無判断手段が判断したとき、切断時間メモリ6に予め記
憶した所定時間経過後に再度同一発信者番号から着信が
あったと判断した場合には、前記計時手段の計時値(着
信カウントメモリ13に記憶した着信後の経過時間)の
記憶値をクリアすると共に着信を拒否することを特徴と
している。したがって、外線電話では、回線を接続する
ことなくメッセージが無いことを知ることができる。よ
って、メッセージが無い場合は、通話料金の課金が生じ
ないで、メッセージが無いことを知ることが可能にな
る。
【0048】
【発明の効果】本発明によれば、メッセージが無い場合
は、通話料金の課金が生じないで、メッセージが無いこ
とを知ることが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るボイスメー
ルシステムのブロック図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態で使用する記憶装
置の記憶内容を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態で使用する記憶装
置の記憶内容を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態における処理を示
すフローチャートである。
【図5】 本発明の第1の実施の形態における処理を示
すフローチャートである。
【図6】 本発明の第2の実施の形態に係るボイスメー
ルシステムのブロック図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態で使用する記憶装
置の記憶内容を示す図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態で使用する記憶装
置の記憶内容を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態における処理を示
すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・メッセージ有無判断手段、接続処理手段を構成
する制御部 2・・・回線インタフェース部 3・・・内線電話インタフェース部 4・・・記憶手段を構成するメッセージ蓄積部 5・・・記憶手段を構成する外線番号登録メモリ 6・・・記憶手段を構成する切断時間記憶手段としての
切断時間メモリ 7・・・計時手段を構成する時計部 8・・・応答ガイダンス送出部 9・・・ハンドセット 10・・・ダイヤルボタン 11・・・外線番号登録ボタン 12・・・録音ボタン 13・・・計時手段を構成する着信カウントメモリ 101、601・・・ボタン電話主装置 102・・・内線電話機

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電話番号と前記電話番号に対するメッセ
    ージ有無の情報とを対応付けて記憶する記憶手段と、電
    話回線を介して着信時に受信した発信者番号が前記記憶
    手段に記憶した電話番号に一致するとき、前記電話番号
    に対応付けられたメッセージの有無を判断するメッセー
    ジ有無判断手段と、前記電話番号に対応付けられたメッ
    セージが無いと前記メッセージ有無判断手段が判断した
    とき、前記着信に対する接続処理を拒否する接続処理手
    段とを備えて成ることを特徴とするボイスメールシステ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記接続処理手段は、前記電話番号に対
    応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ有無判
    断手段が判断したとき、前記着信から所定時間経過後
    に、前記電話回線に接続拒否を通知することを特徴とす
    る請求項1記載のボイスメールシステム。
  3. 【請求項3】 所定の切断時間を予め記憶する切断時間
    記憶手段を備え、前記接続処理手段は、前記電話番号に
    対応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ有無
    判断手段が判断したとき、前記着信から前記切断時間経
    過後に、前記電話回線に接続拒否を通知することを特徴
    とする請求項1記載のボイスメールシステム。
  4. 【請求項4】 前記接続拒否の通知は、回線ビジーの通
    知であることを特徴とする請求項2又は3記載のボイス
    メールシステム。
  5. 【請求項5】 前記接続処理手段は、前記電話番号に対
    応付けられたメッセージが無いと前記メッセージ有無判
    断手段が判断したとき、前記着信に対する接続処理を拒
    否し、更に、前記着信拒否後所定時間内に再度同一発信
    者番号から着信があった場合は応答することを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれか一に記載のボイスメールシ
    ステム。
  6. 【請求項6】 前記接続処理手段は、同一の発信者番号
    から着信があるたびにクリアされると共に着信からの経
    過時間を計時する計時手段を備え、前記計時手段による
    計時時間が前記所定時間になる前に再度同一発信者番号
    から着信があった場合は応答することを特徴とする請求
    項5記載のボイスメールシステム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012039208A (ja) * 2010-08-04 2012-02-23 Nec Infrontia Corp 電子機器死活監視システム、電子機器死活監視方法および電子機器死活監視プログラム

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