JP2001148750A - 公衆電話交換網のコレクトコール接続方式およびその方式に用いられる通信端末 - Google Patents

公衆電話交換網のコレクトコール接続方式およびその方式に用いられる通信端末

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JP2001148750A
JP2001148750A JP32164799A JP32164799A JP2001148750A JP 2001148750 A JP2001148750 A JP 2001148750A JP 32164799 A JP32164799 A JP 32164799A JP 32164799 A JP32164799 A JP 32164799A JP 2001148750 A JP2001148750 A JP 2001148750A
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Hideyuki Kojima
秀行 小嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 言語や音声の障害なしに自動接続が可能な公
衆電話交換網のコレクトコール接続方式と、着信側オペ
レータを必要とせずにコレクトコールの自動応答が可能
な通信端末を提供する。 【解決手段】 発信電話番号通知サービスを備えた公衆
電話交換網において、交換機は、発信側からのコレクト
コール通話要求ダイヤルを受け付けた時に発信電話番号
通知サービス手段の発信番号識別情報の中に、要求があ
った旨のコードを付加する。通信端末は、受信した発信
番号識別情報から発信電話番号とコレクトコール通話要
求の有無とを検出し、検出されたコレクトコール通話要
求情報を利用者に通知する。また、コレクトコール通話
要求に対して自動で着信して応答するか否かを設定する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、公衆電話交換網
(PSTN:Public Switched Telephone Network)に
おけるコレクトコールの自動接続方式に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に関する公知技術として、例え
ば、特開平5−130236号公報(「自動コレクトコ
ールサービス方式」)や特開平8−293933号公報
(「ISDNにおけるコレクトコール自動接続方法」)
に開示されたものがある。上記特開平5−130236
号公報に開示されたものは、発信者端末が発呼すると
き、コレクトコール要求をするためのアクセスコードと
発信者番号をダイヤルすると、着信者側の呼接続制御装
置はコレクトコール要求を判定し、発信者番号記憶装置
に発信者番号を記憶して発信者を保留するとともに、ア
ナウンスメント送出装置によって応答した着信者にその
旨をアナウンスメントさせ、着信者は要求を受ける旨を
ダイヤル数字で応答し、これにより、呼接続制御装置は
発信者端末と着信者端末の通話路を形成し、課金装置に
着信課金させるというもので、コレクトコールサービス
において、オペレータを介することなく発信者はコレク
トコール要求ができ、着信者もその要求に対しオペレー
タを介することなく応答可能にすることにより、コレク
トコールの数に制限を与えることなく短時間でコレクト
コールの処理を行うというものである。
【0003】上記特開平8−293933号公報に開示
されたものは、発信側端末によって相手先加入者番号及
びコレクトコールサービス要求をフィーチャキーにより
入力し、その相手先加入者番号及びコレクトコールサー
ビス要求をISDN交換機へ送信し、着信側端末は、I
SDN交換機から発信側情報とコレクトコール選択要求
情報を受信し、それらの情報を表示し、コレクトコール
の承諾又は拒否は着信側端末のフィーチャキーによって
選択され、その選択結果がISDN交換機を通して発信
側端末へ送信され、コレクトコールの承諾である場合に
は、発信側端末と着信側端末との間にチャネルが接続さ
れ、着信側加入者へ課金が行われ、コレクトコールの拒
否である場合には、コレクトコールの拒否メッセージが
ISDN交換機から発信側端末へ送信され、発信側端末
で表示されるというもので、言語の問題を軽減してコレ
クトコールを使い易く、かつ、正確に接続するというも
のである。
【0004】コレクトコール通話要求に対する承認/非
承認の処理に関して、上記特開平5−130236号公
報の「自動コレクトコールサービス方式」においては、
コレクトコール通話要求と発信者番号は交換機側のアナ
ウンスメント送出装置からの音声で着信側のオペレータ
ーに知らされ、そのオペレーターは、そのアナウンスメ
ントを聞いて承認/非承認に該当するダイヤル数字信号
を送出していた。
【0005】また、上記特開平8―293933号公報
の「ISDNにおけるコレクトコール自動接続方法」に
おいては、コレクトコール通話要求と発信者番号が着信
側端末に表示され、着信側のオペレーターはそれらの表
示を見た上で承認/非承認を決定し、該当するフィーチ
ャーキーを操作していた。上述のように、従来技術にお
いて、コレクトコール通話要求に対する承認/非承認の
処理は、着信機側のオペレーターが行っていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
開平5−130236号公報に開示された自動コレクト
コールサービス方式では、アクセスコードによるコレク
トコール発呼があった場合に、電子交換機に設けられた
アナウンスメント送出装置が着信者へコレクトコールを
承認するか否かを音声メッセージで伝え、着信者からの
ダイヤル応答に従って通話路の形成を行っており、音声
メッセージによってコレクトコールの承認を着信者へ問
い合わせているために、着信者が誤解する可能性が高
く、特に国際通話においては言語の問題が大きな壁とな
って気軽に利用することができなくなるという問題があ
った。また、音声メッセージのために発信者番号等をデ
ータで取り込めないため、表示したり、それらの情報を
判定して、自動で接続承認/接続拒否を実行することも
不可能であった。
【0007】また、上記特開平8−293933号公報
に開示されたISDNにおけるコレクトコール自動接続
方法においては、ISDN(サービス総合デジタル網)
に限られた固有の技術であり、PSTN通信端末におい
ては実現できないという問題があった。
【0008】さらに、着信側が無人(自動)でコレクト
コール通話要求に応答し、着信側の課金によって、FA
X情報や各種データ転送を送受信できるシステム、例え
ば、フリーダイヤルなどによる無人FAX情報サービス
などを考えた場合(当然、コレクトコールやフリーダイ
ヤル専任の中継オペレーターを介在させない場合であ
る)、従来技術においては、着信側オペレーターが必要
なため、それらを実現することができなかった。
【0009】本発明は、上述のような実情を考慮してな
されたもので、既に実施されている発信電話番号通知サ
ービスの接続シーケンスや発信番号識別(発ID)デー
タフォーマットを利用することにより、公衆電話交換網
(PSTN)の通信端末において、言語や音声の障害な
しに自動接続が可能なコレクトコールの接続方式を提供
すること、さらには、着信側オペレータを必要とせずに
コレクトコールの自動応答が可能な通信端末を提供する
ことを目的としてなされたものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、交換
機と、通信端末とから構成され、発信電話番号通知サー
ビス手段を備えた公衆電話交換網のコレクトコール接続
方式において、前記交換機が、発信側からのコレクトコ
ール通話要求ダイヤルを受け付けるコレクトコール通話
要求受付手段と、該コレクトコール通話要求があった時
に前記発信電話番号通知サービス手段の発信番号識別情
報の中に前記要求があった旨のコードを付加するコード
付加手段とを有し、前記通信端末が、受信した前記発信
番号識別情報から発信電話番号とコレクトコール通話要
求の有無とを検出するコレクトコール通話要求情報検出
手段と、該検出されたコレクトコール通話要求情報を記
憶するコレクトコール通話要求情報記憶手段と、該コレ
クトコール通話要求情報を表示して通知するコレクトコ
ール通話要求情報通知手段とを有することを特徴とし、
公衆電話交換網(PSTN)の通信端末において、言語
の問題を解決して正確に接続することができ、また、音
声の問題を解決して聴覚障害者も使いやすく、さらに、
コレクトコール要求および発信電話番号情報を自動判定
して、自動(無人)で接続承認/接続拒否を実行できる
ようにしたものである。
【0011】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記コレクトコール通話要求情報のエリアを前記発
信電話番号通知サービス手段のパラメータエリアに設け
たことを特徴とし、コレクトコールの自動接続が容易に
実現できるようにしたものである。
【0012】請求項3の発明は、交換機と、通信端末と
から構成され、発信電話番号通知サービス手段を備えた
公衆電話交換網のコレクトコール接続方式において、コ
レクトコール通話通知サービス手段を備え、前記交換機
が、発信側からのコレクトコール通話要求ダイヤルを受
け付けるコレクトコール通話要求受付手段と、該コレク
トコール通話要求があった時に前記コレクトコール通話
通知サービス手段のパラメータエリアに前記要求があっ
た旨のコードを付加するコード付加手段とを有し、前記
通信端末が、受信した発信電話番号通知サービス手段の
発信番号識別情報から発信電話番号を検出し前記コレク
トコール通話通知サービス手段から前記コレクトコール
通話要求の有無を検出するコレクトコール通話要求情報
検出手段と、該検出されたコレクトコール通話要求情報
を記憶するコレクトコール通話要求情報記憶手段と、該
コレクトコール通話要求情報を表示して通知するコレク
トコール通話要求情報通知手段とを有することを特徴と
し、コレクトコールの自動接続が容易に実現できるよう
にしたものである。
【0013】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記コレクトコール通話要求ダイ
ヤルを受け付けた際に、前記交換機が、発信電話番号を
着信側に強制的に表示して通知する発信電話番号強制通
知手段を有することを特徴とし、着信側でのコレクトコ
ールの接続承認/接続拒否の判断材料になる情報の欠如
をなくして正確な判断ができるようにしたものである。
【0014】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求に対して自動で着信して応答するか否
かを設定する着信方法設定手段と、該設定が“応答す
る”の場合は前記コレクトコール通話要求に対して自動
で着信して応答する自動着信応答手段と、前記設定が
“応答しない”の場合は呼出音を鳴らし手動着信を促す
手動着信応答手段とを備えたことを特徴とし、着信側が
無人(自動)でコレクトコール通話要求に応答し、着信
側の課金によってFAX情報や各種データ転送を送受信
できるようにしたものである。
【0015】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記コレクトコール通話要求に対して自動で着信し
て応答する際に承認で応答するか非承認で応答するかを
設定する応答方法設定手段と、該設定が“承認”の場合
は承認を表す信号を自動送出する承認信号送出手段と、
前記設定が“非承認”の場合は非承認を表す信号を自動
送出する非承認信号送出手段とを備えたことを特徴と
し、非承認として応答することも可能にすることによ
り、使い勝手を向上させたものである。
【0016】請求項7の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求を承認する電話番号を登録する承認電
話番号登録手段と、前記検出された発信電話番号と前記
登録された電話番号とを比較する検出発信電話番号比較
手段と、該比較により前記検出された発信電話番号と前
記登録された電話番号とが一致した場合に承認を表す信
号を自動送出する承認信号送出手段と、前記比較により
前記検出された発信電話番号と前記登録された電話番号
とが一致しない場合に非承認を表す信号を自動送出する
非承認信号送出手段とを備えたことを特徴とし、発信電
話番号によって承認/非承認を区別することにより、使
い勝手を向上させたものである。
【0017】請求項8の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求を承認する電話番号を登録する承認電
話番号登録手段と、前記検出された発信電話番号と前記
登録された電話番号とを比較する検出発信電話番号比較
手段と、該比較により前記検出された発信電話番号と前
記登録された電話番号とが一致した場合に承認を表す信
号を自動送出する承認信号送出手段と、前記比較により
前記検出された発信電話番号と前記登録された電話番号
とが一致しない場合に呼出音を鳴らして手動着信を促す
手動着信応答手段とを備えたことを特徴とし、発信電話
番号が登録電話番号と一致しなかった場合は、手動受信
を選択することにより、使い勝手を向上させたものであ
る。
【0018】請求項9の発明は、請求項5乃至8のいず
れかの発明において、前記コレクトコール通話要求に対
して自動で着信する時には無鳴動で応答する無鳴動応答
手段を備えたことを特徴とし、無鳴動で受けることによ
り、着信側オペレーターに不快感を与えないようにした
ものである。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される公衆
電話交換網(PSTN)の一例を説明するためブロック
図で、図中、1,4は通信端末、2,3は電子交換機で
ある。発信側のPSTN通信端末1からの発呼(ダイヤ
ル信号送出)は、PSTN回線を経由して通信事業主の
所有する電子交換機2に着信する。ここで、電子交換機
2は、ダイヤル信号を解析して、着信側のPSTN通信
端末4の管轄である電子交換機3に接続し、着信側の電
話番号等(発信電話番号やコレクトコール通話要求等の
発ID情報を含む)を送出する。電子交換機3は、着信
側の電話番号に基づいて、着信側のPSTN通信端末4
とPSTN回線とを経由して通話路を形成する。電子交
換機2と電子交換機3との間は、高速デジタル回線また
はPSTN回線で構成されている。
【0020】図2は、本発明による公衆電話交換網のコ
レクトコール接続方式の電子交換機の一実施例を説明す
るためのブロック図で、図中、11は通話路接続装置、
12はシステムバス、13は呼接続制御装置、14は発
信電話番号特定装置、15はコレクトコール通話要求検
出装置、16は発信電話番号通知サービス情報付加装
置、17は課金装置である。
【0021】通話路接続装置11は、発信側と着信側を
接続して通話路を形成する。呼接続制御装置13は、通
話路接続装置11に対して接続パスの指示を出したり、
コレクトコール時に発信側を保留にしたりする等、呼接
続に関する制御を行う。発信電話番号特定装置14は、
加入者収容端子位置から発信者番号を特定する。コレク
トコール通話要求検出装置15は、着信側の電話番号に
先立ってダイヤルされるコレクトコール通話要求ダイヤ
ルを検出する。発信電話番号通知サービス情報付加装置
16は、着信側の電話番号に発信電話番号通知サービス
情報(発信電話番号、コレクトコール通話要求等の発信
番号識別(発ID)情報を含む)を付加する。課金装置
17は、通常通話の場合は発信側に課金し、コレクトコ
ール通話の場合は着信側に課金する。
【0022】図3は、本発明による公衆電話交換網のコ
レクトコール接続方式の通信端末の一実施例を説明する
ためのブロック図で、図中、21はCPU、22はRO
M、23はRAM、24はスキャナ、25はプロッタ、
26は操作表示部、27は符号化復号化部、28はシス
テムバス、29は通信制御部、30はモデム、31は網
制御部、32はPSTN回線、33は発ID情報解析
部、34は発ID情報記憶部、35はTEL(外付け電
話)、36はコレクトコール通話要求承認電話番号記憶
部である。
【0023】操作表示部26は、発信電話番号、およ
び、コレクトコール通話要求の表示も行う。通信制御部
29は、自動応答、無鳴動着信の制御なども行う。モデ
ム30は、発ID受信モデム(V23)を含む。発ID
情報解析部33は、受信した発ID情報のデータを解析
して、発信電話番号とコレクトコール通話要求有無の情
報等を検出するブロックで、発ID情報記憶部34は、
発ID情報解析部33で検出した情報を一時的に記憶す
るブロックである。TEL(外付け電話)35は、手動
通信時に鳴動する。
【0024】(請求項1)図4は、本発明による公衆電
話交換網のコレクトコール接続方式の一実施例を説明す
るための接続シーケンス図で、発ID情報の中にコレク
トコール通話要求をアサインし、PSTN通信端末にお
いてコレクトコール自動接続を実施したときの接続シー
ケンスを示すもので、説明の便宜上、発信側の電子交換
機2と着信側の電子交換機3とがひとまとめにして図示
してある。
【0025】(1)発信側のPSTN通信端末1がコレ
クトコール通話要求をする場合は、着信側の電話番号に
先立ってコレクトコール通話要求ダイヤルを付加する。
例えば、コレクトコール通話要求ダイヤルを“18
8”、着信側電話番号を“0123−45−6789”
とすると、“188−0123−45−6789”をダ
イヤルする。発信側は直流ループを形成し(例えば、受
話器を持ち上げる)、発信側の電子交換機2に対して上
記ダイヤル信号を送出する。
【0026】(2)交換機2は、通話路接続装置11の
一端である加入者収容端子から上記ダイヤル信号が着信
すると、呼接続制御装置13にて、このダイヤル信号を
解析して、着信側の電話番号を検出する。コレクトコー
ル通話要求の有無は、コレクトコール通話要求検出装置
15にて検出される。ここで、コレクトコール通話要求
がある場合は、発信側の回線を一時保留する。この時、
図示はしていないが、音声応答装置によって発信側の回
線の一時保留を発信側に知らせる。その通知方法とし
て、保留メロディーを送出しても良い。
【0027】(3)発信電話番号特定装置14は、通話
路接続装置11の一端である加入者収容端子位置から発
信電話番号を特定し、コレクトコール通話要求の検出結
果と合わせて、発信電話番号通知サービス情報付加装置
16にて、着信側の電話番号に発信電話番号通知サービ
ス情報(発信電話番号、コレクトコール通話要求等の発
ID情報を含む)を付加する。
【0028】(4)呼接続制御装置13は、解析した着
信電話番号先を収納する電子交換機3への接続を通話路
接続装置11に対して指示し、接続後、着信側の電話番
号等(発信電話番号、コレクトコール通話要求等の発I
D情報を含む)を送出する。 (5)着信側の電子交換機3においては、上記着信側の
電話番号等(発信電話番号、コレクトコール通話要求等
の発ID情報を含む)を受信し、着信側の電話番号に基
づいて着信側PSTN通信端末4とPSTN回線を経由
して通話路を形成する。
【0029】(6)まず、交換機はL1,L2の極性反
転を行い、ID受信端末起動信号を送出する。着信端末
は直流ループを形成して一次応答信号を送出する。交換
機はこれを受けて、発ID信号を送出する。 (7)着信側のPSTN通信端末4においては、PST
N回線32から網制御部31を通してモデム30にて上
記発ID信号を受信する。受信した発ID信号は、通信
制御部29を経由して、発ID情報解析部33へ送ら
れ、ここで解析される。コレクトコールかどうかの判断
もここで行われる。そして解析した結果は発ID情報記
憶部34に一時的に記憶される。
【0030】(8)解析の結果得られた発信電話番号お
よびコレクトコール通話要求は、操作表示部26に表示
される。RAM23内に用意してある電話帳テーブルを
利用することにより、発信電話番号を、登録してある発
信人氏名や発信会社名に変換して表示すれば、オペレー
タはより発信人を特定しやすくなる。 (9)次に、着信側は直流ループを断して受信完了信号
を交換機に送出する。交換機ではこれをうけて正式に着
信側に呼出信号を送出する。
【0031】(10)着信側のオペレータは、操作表示
部26より発信人を特定し、コレクトコール通話要求で
あることを確認したら、コレクトコール通話要求を承認
するか拒否するか決定し、2次応答信号(直流ループ形
成)を送出する(例えば、受話器を持ち上げる)。交換
機からL1,L2の極性復帰が行われ回線が閉結された
ら、コレクトコールの「承認」/「拒否」の信号(ダイ
ヤル送出、トーン信号送出等)を交換機に送出する。ま
た、一定時間内に回線が開放(例えば、受話器を置く)
されたら、「拒否」と判断し、一定時間以上回線が保持
されたら「承認」という判断にしても良い。さらに、着
信側は無人で、発信電話番号等の発ID情報により、自
動でコレクトコールの「承認」/「拒否」を決定して、
上記手順をリレー等を用いて自動で行うようにしても良
い。
【0032】(11)上記手段においてコレクトコール
通話要求が承認されれば、交換機3は交換機2に承認の
信号を送出し、保留になっていた発信側の回線と着信側
の回線とが接続される。そして、この時の通話料金は着
信側交換機3の課金装置17によって計数され、着信側
に課金されることになる。一方、コレクトコール通話要
求が拒否されれば、交換機3は交換機2に「拒否」の信
号を送出して、保留になっていた発信側の回線には「拒
否」が通知される(音声応答装置(図示せず)にて、
「拒否」の旨をアナウンスしても良い)。この場合はど
ちらにも課金されることはない。 (12)「承認」の場合も「拒否」の場合も、回線が開
放されて終了となる。
【0033】(請求項2)図5および図6は、本発明に
よる公衆電話交換網のコレクトコール接続方式の他の実
施例を説明するための図である。図5に示した実施例
は、上記(3)において、発信電話番号通知サービス情
報付加装置16にて、着信側の電話番号に発信電話番号
通知サービス情報(発信電話番号、コレクトコール通話
要求等の発ID情報を含む)を付加する際の発ID情報
のデータフォーマットを示したものである。メッセージ
部分は各種のサービス種別に分類されており、その各々
の中に数種類のパラメータを持つことができる構成にな
っている。
【0034】請求項2の発明は、図6に示したように、
「サービス種別:発信電話番号通知サービス」の中の1
パラメータとして、コレクトコール通話要求を追加し、
発信電話番号と並んでアサインしたものである。情報の
内容は、図6に示したように、発信側からコレクトコー
ル通話要求があることを通知している(例えば、1:コ
レクトコール通話要求有り,0:コレクトコール通話要
求無し)。
【0035】(請求項3)図7は、本発明による公衆電
話交換網のコレクトコール接続方式の他の実施例を説明
するための図である。請求項3の発明は、図7に示した
ように、「サービス種別:発信電話番号通知サービス」
とは独立して、新規に「サービス種別:コレクトコール
通知サービス」を設け、その中の1パラメータとして、
コレクトコール通話要求を追加してアサインしたもので
ある。情報の内容は、請求項2の説明と同じである。
【0036】(請求項4)上記(2)において、発信側
の交換機にてコレクトコール通話要求有りが検出された
場合は、CPU21にて、発信電話番号を強制的に通知
するようにし、着信側のPSTN通信端末4に発ID情
報を送信する。発信側が回線まるごと非通知契約の場合
などにおいて、発信電話番号が通知されずにコレクトコ
ール通話要求のみが通知されることを防止するのに有意
である。
【0037】(請求項5)図8は、本発明による通信端
末の一実施例を説明するためのフローチャートである。
請求項5の発明は、図8に示したように、自動着信応答
の設定を操作表示部26によって行い、自動着信応答設
定モードに入ったら(S1)、コレクトコール通話要求
に対して自動で着信して応答するか否かを設定する(S
2)ようにしたものである。設定の内容は、RAM23
に保存される。
【0038】(請求項6)図9は、本発明による通信端
末の他の実施例を説明するためのフローチャートであ
る。請求項6の発明は、図9に示したように、承認/非
承認の設定を操作表示部26よって行い、承認/非承認
設定モードに入ったら(S3)、コレクトコール通話要
求に対して自動で着信応答する際に、承認で応答する
か、非承認で応答するかを設定する(S4)ようにした
ものである。設定の内容は、RAM23に保存される。
【0039】(請求項7,8)図10は、本発明による
通信端末の他の実施例を説明するためのフローチャート
である。請求項7,8の発明は、図10に示したよう
に、承認電話番号の登録を操作表示部26によって行
い、登録モードに入ったら(S5)、コレクトコール通
話要求を承認する電話番号を登録する(S6)ようにし
たものである。登録の内容は、コレクトコール通話要求
承認電話番号記憶部36に保存される。
【0040】(請求項5の発明の動作)図11は、図8
に示した自動着信応答設定モード時のコレクトコール通
話要求に対する動作の一実施例を説明するためのフロー
チャートである。 (1):交換機からPSTN回線32を介して、ID受
信端末起動信号が送信されてきたら、網制御部31を経
由して通信制御部29にてこの信号の検出を行い(S1
1)、この信号を検出したならば(S11のYES)、
一時応答信号を送出する(網制御部31にて一度回線を
閉結して直流ループを作る)(S12)。 (2):次に、発ID(発信電話番号,コレクトコール
通話要求等を含む情報)が交換機から送られてくるの
で、網制御部31を経由してモデム30にてこの発ID
を受信する(発ID受信には、一般的にはV23モデム
が用いられ、このモデムは通常のファクシミリモデム等
でも兼用できる)(S13)。
【0041】(3):発IDを受信したら(S13のY
ES)、発ID情報解析部33においてデータを解析し
(S14)、発信電話番号とコレクトコール通話要求有
り/無し情報を検出する(必要に応じて、発ID情報記
憶部34に記憶する)(S15)。 (4):ここで、コレクトコール通話要求が無しならば
(S15のNO)、通常の通信となる(通常の通信のフ
ローについてはこの後に記述する)。 (5):一方、コレクトコール通話要求が有りならば
(S15のYES)、CPU21はRAM23に登録し
てある自動着信応答設定モードをリードする(S1
6)。 (6):自動着信応答設定モードの設定が“応答しな
い”であれば(S16のNO)、手動着信(オペレータ
ーによる着信)となる(コレクトコール手動着信のフロ
ーについてはこの後に記述する)。
【0042】(7):自動着信応答設定モードの設定が
“応答する”であれば(S16のYES)、網制御部3
1を無鳴動着信に切り替え(請求項9)(S17)、受
信完了信号を送出(網制御部31にて直流ループを断す
る)して(S18)呼出信号受信に備える(S19)。 (8):通信制御部29にて呼出信号を受信したら(S
19のYES)着信し(直流ループ)(S20)、交換
機に対して通信制御部29から承認信号(DTMF信号
等)を自動送出する(S21)。 (9):交換機がこの承認信号を検出したら(S2
2)、発信側との間にコレクトコール通信が成立する
(コレクトコール通信なので、通信料金は着信側に課金
される)(S23)。
【0043】図12は、図11に示した実施例に続く動
作を説明するためのフローチャートで、図12(A)は
通常の通信の動作を示すフローチャートで、図12
(B)はコレクトコール手動着信の動作を示すフローチ
ャートである。 (A)通常の通信: (4−1):図11のステップS15において、コレク
トコール通話要求が無しならば(S15のNO)、受信
完了信号を送出(網制御部31にて直流ループを断す
る)し(S24)、呼出信号を受信したならば(S25
のYES)、通常の通信を開始する(S26)。
【0044】(B)コレクトコール手動着信: (6−1):図11のステップS16において、コレク
トコール通話要求に対して自動着信応答設定モードの設
定が“応答しない” (手動着信)であれば(S16の
NO)、まず、受信完了信号を送出(網制御部31にて
直流ループを断する)して(S27)呼出信号受信(S
28)に備える。 (6−2):通信制御部29にて呼出信号を受信する
(S28のYES)と呼出音が鳴るので、着信側のオペ
レーターはハンドセットを上げるなりして手動で着信す
る(S29)。
【0045】(6−3):操作表示部26には、発ID
から取得した発信電話番号が表示されているので、着信
側のオペレーターは、それを参考にしてコレクトコール
通話要求を承認するか否かを決定する(S30)。 (6−4):コレクトコール通話要求を承認するのであ
れば(S30のYES)、操作表示部26より承認信号
(DTMF信号等)を送出するキーを押す(S31)。
交換機がこの承認信号を検出したら(S32のYE
S)、発信側との間にコレクトコール通信が成立する
(S33)。 (6−5):コレクトコール通話要求を非承認するので
あれば(S30のNO)、操作表示部26より非承認信
号(DTMF信号等)を送出するキーを押す(S3
4)。交換機がこの非承認信号を検出したら(S35の
YES)、通信は成立せず、通信断となる(S36)。
【0046】(請求項6の動作)図13は、図9に示し
た承認/非承認設定モード時のコレクトコール通話要求
に対する動作の一実施例を説明するためのフローチャー
トである。図14は、図13に示した実施例に続く動作
を説明するためのフローチャートである。 (1)〜(7):この動作、すなわち、ステップS41
からS49に関しては、図11に示した実施例のステッ
プS11からS19の動作と同じ動作(図12に示した
通常の通信,コレクトコール手動着信のフローに関して
も同じ)であるので、ここでの説明は省略する。 (8):通信制御部29にて呼出信号を受信したら(S
49のYES)、着信する(直流ループ)(S50)。 (9):CPU21はRAM23に登録してある承認/
非承認設定モードをリードする(S51)。
【0047】(10):承認/非承認設定モードの設定
が承認であれば(S51のYES)、交換機に対して通
信制御部29から承認信号(DTMF信号等)を自動送
出する(S52)。交換機がこの承認信号を検出したら
(S53のYES)、発信側との間にコレクトコール通
信が成立する(コレクトコール通信なので、通信料金は
着信側に課金される)(S54)。 (11):承認/非承認設定モードの設定が非承認であ
れば(S51のNO)、交換機に対して通信制御部29
から非承認信号(DTMF信号等)を自動送出する(S
55)。交換機がこの非承認信号を検出したら(S56
のYES)、通信は成立せず、通信断となる(S5
7)。
【0048】(請求項7の発明の動作)図15は、図1
0に示した承認電話番号登録モード時のコレクトコール
通話要求に対する動作の一実施例を説明するためのフロ
ーチャートである。図16は、図15に示した実施例に
続く動作を説明するためのフローチャートである。 (1)〜(4):この動作、すなわち、ステップS61
からS65に関しては、図11に示した実施例のステッ
プS11からS15の動作と同じ動作(図12に示した
通常の通信のフローに関しても同じ)であるので、ここ
での説明は省略する。 (5):ステップS65において、コレクトコール通話
要求が有りならば(S65のYES)、網制御部31を
無鳴動着信に切り替え(請求項9)(S66)、受信完
了信号を送出(網制御部31にて直流ループを断する)
して(S67)呼出信号受信に備える(S68)。 (6):通信制御部29にて呼出信号を受信したら(S
68のYES)、着信する(直流ループ)(S69)。
【0049】(7):ここで、CPU21は、発ID情
報記憶部35から発信電話番号を呼び出し、コレクトコ
ール通話要求承認電話番号記憶部36の内容と比較する
(S70)。 (8):比較の結果、発信電話番号が承認電話番号と一
致すれば(S70のYES)、交換機に対して通信制御
部29から承認信号(DTMF信号等)を自動送出する
(S71)。交換機がこの承認信号を検出したら(S7
2のYES)、発信側との間にコレクトコール通信が成
立する(コレクトコール通信なので、通信料金は着信側
に課金される)(S73)。 (9):ステップS70の比較の結果、発信電話番号が
承認電話番号と一致しなければ(S70のNO)、交換
機に対して通信制御部29から非承認信号(DTMF信
号等)を自動送出する(S74)。交換機がこの非承認
信号を検出したら(S75のYES)、通信は成立せ
ず、通信断となる(S76)。
【0050】(請求項8の発明の動作)図17は、図1
0に示した承認電話番号登録モード時のコレクトコール
通話要求に対する動作の他の実施例を説明するためのフ
ローチャートである。 (1)〜(4):この動作、すなわち、ステップS81
からS85に関しては、図11に示した実施例のステッ
プS11からS15の動作と同じ動作(図12に示した
通常の通信,コレクトコール手動着信のフローに関して
も同じ)であるので、ここでの説明は省略する。 (5):ステップS85において、コレクトコール通話
要求が有りならば(S85のYES)、CPU31は、
発ID情報記憶部34から発信電話番号を呼び出し、コ
レクトコール通話要求承認電話番号記憶部36の内容と
比較する(S86)。 (6):比較の結果、発信電話番号が承認電話番号と一
致しなければ(S86のNO)、手動着信(オペレータ
ーによる着信)となる。
【0051】(7):ステップS86の比較の結果、発
信電話番号が承認電話番号と一致すれば(S86のYE
S)、網制御部31を無鳴動着信に切り替え(請求項
9)(S87)、受信完了信号を送出(網制御部31に
て直流ループを断する)して(S88)呼出信号受信に
備える(S89)。 (8):通信制御部29にて呼出信号を受信したら(S
89のYES)着信し(直流ループ)(S90)、交換
機に対して通信制御部29から承認信号(DTMF信号
等)を自動送出する(S91)。 (9):交換機がこの承認信号を検出したら(S92の
YES)、発信側との間にコレクトコール通信が成立す
る(コレクトコール通信なので、通信料金は着信側に課
金される)(S93)。
【0052】(請求項9の発明の動作)請求項9の発明
は、図11,図13と図14,図15,図16と図17
に示した実施例において、受信完了信号を送出する前
に、“網制御部31を無鳴動着信に切り替える” (図
11のS17,図13のS47,図16のS66,図1
7のS87)ようにしたものである。無鳴動着信に切り
替えるとは、TEL35をPSTN回線32からリレー
等で切り離すことで、これにより、呼出信号が来ても呼
出音が鳴らなくなり、自動着信までの一瞬の間である
が、呼出音を鳴らさないことにより、着信側オペレータ
ーに不快感を与えないで済む。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明は、交換機と、通信端末
とから構成され、発信電話番号通知サービスを備えた公
衆電話交換網のコレクトコール接続方式において、前記
交換機が、発信側からのコレクトコール通話要求ダイヤ
ルを受け付けるコレクトコール通話要求受付手段と、該
コレクトコール通話要求があった時に発信電話番号通知
サービスにおける発信番号識別情報の中に前記要求があ
った旨のコードを付加するコード付加手段とを有し、前
記通信端末が、受信した前記発信番号識別情報から発信
電話番号とコレクトコール通話要求の有無とを検出する
コレクトコール通話要求情報検出手段と、該検出された
コレクトコール通話要求情報を記憶するコレクトコール
通話要求情報記憶手段と、該コレクトコール通話要求情
報を通知するコレクトコール通話要求情報通知手段とを
有するので、公衆電話交換網(PSTN)の通信端末に
おいて、言語の問題を解決して正確に接続することがで
き、また、音声の問題も解決して聴覚障害者にも使いや
すいものとなる。さらに、音声の問題を解決し、コレク
トコール要求および発信電話番号情報を自動判定して、
自動(無人)で接続承認/接続拒否を実行できる通信端
末を提供することができる。
【0054】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記コレクトコール通話要求情報のエリアを前記発
信電話番号通知サービス内のパラメータエリアに設けた
ので、請求項1の効果をさらに容易に実現することがで
きる。
【0055】請求項3の発明は、交換機と、通信端末と
から構成され、発信電話番号通知サービスを備えた公衆
電話交換網のコレクトコール接続方式において、コレク
トコール通話通知サービスを備え、前記交換機が、発信
側からのコレクトコール通話要求ダイヤルを受け付ける
コレクトコール通話要求受付手段と、該コレクトコール
通話要求があった時に前記コレクトコール通話通知サー
ビスの中のパラメータエリアに前記要求があった旨のコ
ードを付加するコード付加手段とを有し、前記通信端末
が、受信した発信番号識別情報から発信電話番号を検出
し前記コレクトコール通話通知サービスから前記コレク
トコール通話要求の有無を検出するコレクトコール通話
要求情報検出手段と、該検出されたコレクトコール通話
要求情報を記憶するコレクトコール通話要求情報記憶手
段と、該コレクトコール通話要求情報を通知するコレク
トコール通話要求情報通知手段とを有するので、請求項
1の効果をさらに容易に実現することができる。
【0056】請求項4の発明は、請求項1乃至3のいず
れかの発明において、前記コレクトコール通話要求ダイ
ヤルを受け付けた際に、前記交換機が、発信電話番号を
着信側に強制的に通知する発信電話番号通知手段を有す
るので、着信側でのコレクトコール接続承認/接続拒否
の判断材料になる情報の欠如がなくなり、正確な判断が
できる。
【0057】請求項5の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求に対して自動で着信して応答するか否
かを設定する着信方法設定手段と、該設定が“応答す
る”の場合は前記コレクトコール通話要求に対して自動
で着信して応答する自動着信応答手段と、前記設定が
“応答しない”の場合は呼出音を鳴らし手動着信を促す
手動着信応答手段とを備えているので、着信側が無人
(自動)でコレクトコール通話要求に応答し、着信側の
課金によってFAX情報や各種データ転送を送受信する
ことができる。
【0058】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、前記コレクトコール通話要求に対して自動で着信し
て応答する際に承認で応答するか非承認で応答するかを
設定する応答方法設定手段と、該設定が“承認”の場合
は承認を表す信号を自動送出する承認信号送出手段と、
前記設定が“非承認”の場合は非承認を表す信号を自動
送出する非承認信号送出手段とを備えているので、非承
認として応答することも可能で、使い勝手を向上させる
ことができる。
【0059】請求項7の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求を承認する電話番号を登録する承認電
話番号登録手段と、前記検出された発信電話番号と前記
登録された電話番号とを比較する検出発信電話番号比較
手段と、該比較により前記検出された発信電話番号と前
記登録された電話番号とが一致した場合に承認を表す信
号を自動送出する承認信号送出手段と、前記比較により
前記検出された発信電話番号と前記登録された電話番号
とが一致しない場合に非承認を表す信号を自動送出する
非承認信号送出手段とを備えているので、発信電話番号
によって承認/非承認の区別が可能で、使い勝手を向上
させることができる。
【0060】請求項8の発明は、請求項1乃至4のいず
れかの発明に用いられる通信端末において、前記コレク
トコール通話要求を承認する電話番号を登録する承認電
話番号登録手段と、前記検出された発信電話番号と前記
登録された電話番号とを比較する検出発信電話番号比較
手段と、該比較により前記検出された発信電話番号と前
記登録された電話番号とが一致した場合に承認を表す信
号を自動送出する承認信号送出手段と、前記比較により
前記検出された発信電話番号と前記登録された電話番号
とが一致しない場合に呼出音を鳴らして手動着信を促す
手動着信応答手段とを備えているので、発信電話番号が
登録電話番号と一致しなかった場合は、手動着信を選択
でき、いっそう使い勝手を向上させることができる。
【0061】請求項9の発明は、請求項5乃至8のいず
れかの発明において、前記コレクトコール通話要求に対
して自動で着信する時には無鳴動で応答する無鳴動応答
手段を備えているので、着信側オペレーターに不快感を
与えないようにすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用される公衆電話交換網(PST
N)の一例を説明するためのブロック図である。
【図2】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の電子交換機の一実施例を説明するためのブ
ロック図である。
【図3】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の通信端末の一実施例を説明するためのブロ
ック図である。
【図4】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の一実施例を説明するための接続シーケンス
図である。
【図5】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の他の実施例を説明するための図である。
【図6】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の他の実施例を説明するための図である。
【図7】 本発明による公衆電話交換網のコレクトコー
ル接続方式の他の実施例を説明するための図である。
【図8】 本発明による通信端末の一実施例を説明する
ためのフローチャートである。
【図9】 本発明による通信端末の他の実施例を説明す
るためのフローチャートである。
【図10】 本発明による通信端末の他の実施例を説明
するためのフローチャートである。
【図11】 図8に示した自動着信応答設定モード時の
コレクトコール通話要求に対する動作の一実施例を説明
するためのフローチャートである。
【図12】 図11に示した実施例に続く動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図13】 図9に示した承認/非承認設定モード時の
コレクトコール通話要求に対する動作の一実施例を説明
するためのフローチャートである。
【図14】 図13に示した実施例に続く動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図15】 図10に示した承認電話番号登録モード時
のコレクトコール通話要求に対する動作の一実施例を説
明するためのフローチャートである。
【図16】 図15に示した実施例に続く動作を説明す
るためのフローチャートである。
【図17】 図10に示した承認電話番号登録モード時
のコレクトコール通話要求に対する動作の他の実施例を
説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
1…発信側のPSTN通信端末、2,3…電子交換機、
4…着信側のPSTN通信端末、11…通話路接続装
置、12…システムバス、13…呼接続制御装置、14
…発信電話番号特定装置、15…コレクトコール通話要
求検出装置、16…発信電話番号通知サービス情報付加
装置、17…課金装置、21…CPU、22…ROM、
23…RAM、24…スキャナ、25…プロッタ、26
…操作表示部、27…符号化復号化部、28…システム
バス、29…通信制御部、30…モデム、31…網制御
部、32…PSTN回線、33…発ID情報解析部、3
4…発ID情報記憶部、35…TEL(外付け電話)、
36…コレクトコール通話要求承認電話番号記憶部。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交換機と、通信端末とから構成され、発
    信電話番号通知サービス手段を備えた公衆電話交換網の
    コレクトコール接続方式において、前記交換機が、発信
    側からのコレクトコール通話要求ダイヤルを受け付ける
    コレクトコール通話要求受付手段と、該コレクトコール
    通話要求があった時に前記発信電話番号通知サービス手
    段の発信番号識別情報の中に前記要求があった旨のコー
    ドを付加するコード付加手段とを有し、前記通信端末
    が、受信した前記発信番号識別情報から発信電話番号と
    コレクトコール通話要求の有無とを検出するコレクトコ
    ール通話要求情報検出手段と、該検出されたコレクトコ
    ール通話要求情報を記憶するコレクトコール通話要求情
    報記憶手段と、該コレクトコール通話要求情報を表示し
    て通知するコレクトコール通話要求情報通知手段とを有
    することを特徴とする公衆電話交換網のコレクトコール
    接続方式。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の公衆電話交換網のコレ
    クトコール接続方式において、前記コレクトコール通話
    要求情報のエリアを前記発信電話番号通知サービス手段
    のパラメータエリアに設けたことを特徴とする公衆電話
    交換網のコレクトコール接続方式。
  3. 【請求項3】 交換機と、通信端末とから構成され、発
    信電話番号通知サービス手段を備えた公衆電話交換網の
    コレクトコール接続方式において、コレクトコール通話
    通知サービス手段を備え、前記交換機が、発信側からの
    コレクトコール通話要求ダイヤルを受け付けるコレクト
    コール通話要求受付手段と、該コレクトコール通話要求
    があった時に前記コレクトコール通話通知サービス手段
    のパラメータエリアに前記要求があった旨のコードを付
    加するコード付加手段とを有し、前記通信端末が、受信
    した発信電話番号通知サービス手段の発信番号識別情報
    から発信電話番号を検出し前記コレクトコール通話通知
    サービス手段から前記コレクトコール通話要求の有無を
    検出するコレクトコール通話要求情報検出手段と、該検
    出されたコレクトコール通話要求情報を記憶するコレク
    トコール通話要求情報記憶手段と、該コレクトコール通
    話要求情報を表示して通知するコレクトコール通話要求
    情報通知手段とを有することを特徴とする公衆電話交換
    網のコレクトコール接続方式。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至3のいずれかに記載の公衆
    電話交換網のコレクトコール接続方式において、前記コ
    レクトコール通話要求ダイヤルを受け付けた際に、前記
    交換機が、発信電話番号を着信側に強制的に表示して通
    知する発信電話番号強制通知手段を有することを特徴と
    する公衆電話交換網のコレクトコール接続方式。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至4のいずれかに記載の公衆
    電話交換網のコレクトコール接続方式に用いられる通信
    端末において、前記コレクトコール通話要求に対して自
    動で着信して応答するか否かを設定する着信方法設定手
    段と、該設定が“応答する”の場合は前記コレクトコー
    ル通話要求に対して自動で着信して応答する自動着信応
    答手段と、前記設定が“応答しない”の場合は呼出音を
    鳴らし手動着信を促す手動着信応答手段とを備えたこと
    を特徴とする通信端末。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の通信端末において、前
    記コレクトコール通話要求に対して自動で着信して応答
    する際に承認で応答するか非承認で応答するかを設定す
    る応答方法設定手段と、該設定が“承認”の場合は承認
    を表す信号を自動送出する承認信号送出手段と、前記設
    定が“非承認”の場合は非承認を表す信号を自動送出す
    る非承認信号送出手段とを備えたことを特徴とする通信
    端末装置。
  7. 【請求項7】 請求項1乃至4のいずれかに記載の公衆
    電話交換網のコレクトコール接続方式に用いられる通信
    端末において、前記コレクトコール通話要求を承認する
    電話番号を登録する承認電話番号登録手段と、前記検出
    された発信電話番号と前記登録された電話番号とを比較
    する検出発信電話番号比較手段と、該比較により前記検
    出された発信電話番号と前記登録された電話番号とが一
    致した場合に承認を表す信号を自動送出する承認信号送
    出手段と、前記比較により前記検出された発信電話番号
    と前記登録された電話番号とが一致しない場合に非承認
    を表す信号を自動送出する非承認信号送出手段とを備え
    たことを特徴とする通信端末。
  8. 【請求項8】 請求項1乃至4のいずれかに記載の公衆
    電話交換網のコレクトコール接続方式に用いられる通信
    端末において、前記コレクトコール通話要求を承認する
    電話番号を登録する承認電話番号登録手段と、前記検出
    された発信電話番号と前記登録された電話番号とを比較
    する検出発信電話番号比較手段と、該比較により前記検
    出された発信電話番号と前記登録された電話番号とが一
    致した場合に承認を表す信号を自動送出する承認信号送
    出手段と、前記比較により前記検出された発信電話番号
    と前記登録された電話番号とが一致しない場合に呼出音
    を鳴らして手動着信を促す手動着信応答手段とを備えた
    ことを特徴とする通信端末。
  9. 【請求項9】 請求項5乃至8のいずれかに記載の通信
    端末において、前記コレクトコール通話要求に対して自
    動で着信する時には無鳴動で応答する無鳴動応答手段を
    備えたことを特徴とする通信端末。
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