JP2003332759A - ボックス取付用基台 - Google Patents

ボックス取付用基台

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JP2003332759A
JP2003332759A JP2002132519A JP2002132519A JP2003332759A JP 2003332759 A JP2003332759 A JP 2003332759A JP 2002132519 A JP2002132519 A JP 2002132519A JP 2002132519 A JP2002132519 A JP 2002132519A JP 2003332759 A JP2003332759 A JP 2003332759A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大幅な重量増加を招いたり材料コストの増加
を招くことなく、耐震強度を確保することができるボッ
クス取付用基台を提供する。 【解決手段】 前後ステー10,11と奥行ステー1
2,13とを所定高さを持つ四角枠状に連結し、その上
面にボックス取付部15を形成し、またその下面に基礎
への固定部16を形成する。これらのボックス取付部1
5と基礎への固定部16との間にわたって補強部材17
を配置し、荷重のかかる部分を補強する。なお、それら
の補強部材どうしを補強ステー21を介して連結した構
造とすれば、更に好ましい補強効果を得ることができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種の電気・電子
機器収納用ボックスを地面や床面などを含む基礎に固定
するために使用されるボックス取付用基台の改良に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】電気・電子機器収納用ボックスを基礎に
固定して自立させる場合には、従来から金属製のボック
ス取付用基台が用いられている。図4と図5は代表的な
従来のボックス取付用基台を示すもので、1,1は断面
L字状の奥行きステーであり、2はその上部に溶接され
た金属板からなる無底箱状体である。この無底箱状体2
の上面の4箇所にはボックス取付部3が形成されてい
る。ボックス取付部3は孔4の裏面にナット5を溶接し
たもので、ボックスの底部が固定できるようになってい
る。また、断面L字状の奥行きステー1,1の底面中央
部には貫通孔6が形成されており、アンカーボルトなど
の適宜の固定手段によって基礎に固定できるようになっ
ている。
【0003】ところがこのような従来のボックス取付用
基台では、ボックス取付部3や貫通孔6の周辺及びその
中間部分の奥行きステー1,1の垂直脚部1a,1aな
どの荷重が集中しやすい部分が,1枚の金属板により構
成されている。このため、耐震強度を確保するためには
奥行きステー1や無底箱状体2の板厚を十分に厚くして
おく必要があり、その結果、全体の重量が重くなった
り、材料コストが高くなるなどの問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記した従来
の問題点を解決し、大幅な重量増加を招いたり材料コス
トの増加を招くことなく、耐震強度を確保することがで
きるボックス取付用基台を提供するためになされたもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めになされた本発明のボックス取付用基台は、前後ステ
ーと奥行ステーとを所定高さを持つ四角枠状に連結し、
その上面にボックス取付部を形成し、またその下面に基
礎への固定部を形成したボックス取付用基台であって、
前記ボックス取付部と基礎への固定部との間にわたる補
強部材を設けたことを特徴とするものである。なお、補
強部材をコーナー部に配置し、それらの補強部材どうし
を補強ステーを介して連結した構造とすれば、更に好ま
しい補強効果を得ることができる。
【0006】本発明のボックス取付用基台は、ボックス
取付部と基礎への固定部との間に延びる補強部材を備え
たものであるから、荷重が集中しやすいボックス取付部
や基礎への固定部及びその中間部分の垂直脚部では金属
板の二重構造となる。このため全体の板厚を厚くしなく
ても十分な耐震強度を確保することができる。しかも同
一の補強部材でこれらの2部分を同時に補強できるため
に部品数の増加を抑制できる。さらに補強部材をボック
ス取付部と基礎への固定部との2ヵ所で固定しているた
めに、震動による応力に対しても補強部材をボックス取
付用基台の取付位置に確実に保持でき、補強した効果を
十分に発揮することができる。また、コーナー部に配置
された補強部材どうしを補強ステーを介して連結したの
で、より十分な補強効果を得ることができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下に本発明の好ましい実施形態
を示す。図1は請求項1の発明の実施形態を示すもの
で、10,11は金属板を断面コ字状に折り曲げ成形し
た前後ステー、12,13は同じく金属板を断面コ字状
に折り曲げ成形した奥行きステーである。これらのステ
ーは上面が底面よりも水平に長く延びており、コーナー
部を相互に溶接することによって、所定高さを持つ四角
枠状体を構成している。
【0008】左右の奥行きステー12,13の前後両端
部には、垂直脚部14aを備えた断面L字状の脚部14
が一体に形成されており、その基部の上面にはボックス
固定用の孔を備えたボックス取付部15が形成されてい
る。また、脚部14の水平に延びた底面にはアンカーボ
ルト用の孔を備えた基礎への固定部16が形成されてい
る。
【0009】そしてこれらの脚部14に密着するよう
に、補強部材17が固定されている。補強部材17は上
下の水平部18,19と垂直部20とを備えたものであ
り、図示のようにボックス取付部15と基礎への固定部
16との間にわたって延びている。上側の水平部18に
はボックス取付部15の孔と一致する孔が形成されてお
り、下側の水平部19には基礎への固定部16の孔と一
致する孔が形成されている。
【0010】この補強部材17によって、ボックス取付
部15と基礎への固定部16の部分及び垂直脚部14a
は二重構造となって補強される。このため、奥行きステ
ー12,13及びこれと一体成形された脚部14の板厚
を厚くしなくても、十分な耐震強度を持たせることがで
きる。また、補強部材17をボックス取付部15と基礎
への固定部16との2ヵ所で固定しているため、震動に
よる応力に対しても補強部材をボックスの取り付け位置
に確実に保持することができ、補強した効果を十分に発
揮することができる。
【0011】図2と図3は請求項2の発明の実施形態を
示す図であり、4つのコーナー部に配置された補強部材
17,17どうしを補強ステー21を介して連結した構
造となっている。すなわちこの実施形態では、前後ステ
ー10,11の下部内側に配置されたほぼ平板状の補強
ステー21の両端部を折曲して補強部材17,17を構
成している。このように補強部材17,17どうしを補
強ステー21を介して連結すれば、左右方向の震動に対
して十分な補強効果を得ることができる。なお、補強ス
テー21の端部は上向きに折り曲げられてリブ22を形
成しており、曲げに対する剛性を高めている。
【0012】さらにこの実施形態では、前後2つの補強
ステー20、20の中央部を別の補強ステー23によっ
て連結している。この別の補強ステー23は中央が低く
両側に外向き水平部24を備えた断面形状を持ち、前後
2つの補強ステー21、21との交差部にもアンカーボ
ルト用の孔を備えた基礎への固定部25が形成されてい
る。このような構造とすれば、前後ステー10,11と
奥行きステー12,13とからなる四角枠状体の変形を
防止することができ、より優れた補強効果を達成するこ
とが可能となる。
【0013】
【発明の効果】以上に説明したように、請求項1の発明
のボックス取付用基台は、ボックス取付部と基礎への固
定部との間にわたる補強部材を設けたことによって、荷
重が集中しやすいボックス取付部や基礎への固定部及び
垂直脚部を二重構造とし、全体の板厚を厚くしなくても
十分な耐震強度を確保することができる。また同一の補
強部材でこれらの2部分を同時に補強できるために部品
数の増加を抑制できるうえ、全体の板厚を薄くしても荷
重が集中しやすく強度を必要とする部分の剛性を確保す
ることができる。さらに請求項2の発明によれば、コー
ナー部に配置された補強部材どうしを補強ステーを介し
て連結したので、より十分な補強効果を得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態を示す図であり
(A)は全体の斜視図、(B)は部分拡大図である。
【図2】請求項2の発明の実施形態を示す図であり、
(A)は全体の平面図、(B)はA-A断面図である。
【図3】請求項2の発明の実施形態を示す図であり、
(A)は全体の斜視図、(B)は部分拡大図である。
【図4】従来技術を示す斜視図である。
【図5】従来技術を示す図であり、(A)は全体の平面
図、(B)はA-A断面図である。
【符号の説明】
1 従来のボックス取付用基台の奥行きステー 2 無底箱状体 3 ボックス取付部 4 孔 5 ナット 6 貫通孔 10 前後ステー 11 前後ステー 12 奥行きステー 13 奥行きステー 14 脚部 15 ボックス取付部 16 基礎への固定部 17 補強部材 18 水平部 19 水平部 20 垂直部 21 補強ステー 22 リブ 23 別の補強ステー 24 外向き水平部 25 基礎への固定部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後ステーと奥行ステーとを所定高さを
    持つ四角枠状に連結し、その上面にボックス取付部を形
    成し、またその下面に基礎への固定部を形成したボック
    ス取付用基台であって、前記ボックス取付部と基礎への
    固定部との間にわたる補強部材を設けたことを特徴とす
    るボックス取付用基台。
  2. 【請求項2】 補強部材がコーナー部に配置され、それ
    らの補強部材どうしを補強ステーを介して連結したこと
    を特徴とする請求項1に記載のボックス取付用基台。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015153508A (ja) * 2014-02-12 2015-08-24 積水化学工業株式会社 建物用設備の化粧用カバー取付構造及び取付方法
JP2018006439A (ja) * 2016-06-29 2018-01-11 日東工業株式会社 基台構造

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