JP2022180706A - バッテリケース - Google Patents

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祐亮 吉田
Yusuke Yoshida
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Ryobi Ltd
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    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
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Abstract

【課題】ケース本体同士の接合強度を向上させる。【解決手段】車体に取り付けられるバッテリケースであって、互いに接合された、鋳造製の第1ケース本体41及び第2ケース本体42を備え、第1ケース本体41と第2ケース本体42の間の接合部44に凹凸係合部71,72が設けられており、接合部44は、重ね隅肉溶接部を有し、第1ケース本体41と第2ケース本体42は、互いに同一形状であり、車体に直接あるいは他の部材を介して取り付けるための車体取付部13,14を有し、車体取付部13,14に凹凸係合部71,72が設けられており、凹凸係合部71,72の凹凸方向と直交する方向に沿って、凹凸係合部71,72において第1ケース本体41及び第2ケース本体42がボルトにより締結されている。【選択図】図3

Description

本発明は、車体に取り付けられるバッテリケースに関する。
本出願人は、既に下記特許文献1のようなバッテリケースを提案している。このバッテリケースにおいては、複数の鋳造製のケース本体同士が接合されている。
特開2020-191163号公報
本発明は、ケース本体同士の接合強度を向上させることを課題とする。
本発明に係るバッテリケースは、車体に取り付けられるバッテリケースであって、互いに接合された鋳造製の第1ケース本体及び第2ケース本体を備え、第1ケース本体と第2ケース本体の間の接合部に凹凸係合部が設けられている。
この構成によれば、第1ケース本体及び第2ケース本体が鋳造製であるため、大きな強度を有する大型のバッテリケースが容易に得られる。そして、接合部に凹凸係合部が設けられているので、接合強度を向上させることができる。
特に、接合部は、重ね隅肉溶接部を有することが好ましい。この構成によれば、接合強度を更に向上させることができる。
また、第1ケース本体と第2ケース本体は、互いに同一形状であることが好ましい。この構成によれば、一つの金型によって第1ケース本体と第2ケース本体を製造することができる。
また、車体に直接あるいは他の部材を介して取り付けるための車体取付部を有し、車体取付部に凹凸係合部が設けられていることが好ましい。この構成によれば、バッテリケースを車体に強固に取り付けることができる。
また、凹凸係合部の凹凸方向と直交する方向に沿って、凹凸係合部において第1ケース本体及び第2ケース本体がボルトにより締結されていることが好ましい。この構成によれば、第1ケース本体と第2ケース本体が凹凸係合部においてその凹凸係合部の凹凸方向と直交する方向に沿ってボルトにより締結されているので、接合強度をより一層高めることができる。
以上のように、接合部に凹凸係合部が設けられているので、ケース本体同士の接合強度を向上させることができる。
本発明の一実施形態におけるバッテリケースを平面側から見た斜視図。 同バッテリケースを底面側から見た斜視図。 同バッテリケースの接合部の拡大斜視図。 図1のA-A断面図。 図4のC部拡大図。 図1のB-B断面図。 同バッテリケースに用いられる第1フレーム部材を示す斜視図。 同バッテリケースに用いられる第2フレーム部材を示す斜視図。 同バッテリケースの接合部の断面図。 同バッテリケースの接合前の状態を示す図9に対応した断面図。
以下、本発明の一実施形態にかかるバッテリケースについて図1~図10を参酌しつつ説明する。図1~図6に、本実施形態にかかるバッテリケースを示している。バッテリケースは、図示しない車体に取り付けられる車載用のものである。バッテリケースの車体への取り付け態様は、任意であるが、一例として、図1に、車体の前後方向(車体前後方向)を矢印Xで示し、車体の幅方向(車体幅方向)を矢印Yで示している。
<全体構成>
バッテリケースは、上面が開口した有底のトレー状であって、図2に二点鎖線で示す底面部1と、底面部1の周縁部から上方に立ち上がる周壁部2と、バッテリケースの収容空間を複数に仕切る仕切り部とを有している。バッテリケースの平面視の形状は任意であるが、本実施形態では平面視矩形状であって、詳細には、車体前後方向に長い長方形状である。尚、四つの隅部は面取りされている。
周壁部2は、前壁部3と後壁部4と左壁部5と右壁部6を有している。前壁部3と後壁部4は車体幅方向に沿い、互いに車体前後方向に対向している。左壁部5と右壁部6は車体前後方向に沿い、互いに車体幅方向に対向している。前壁部3と後壁部4は互いに同一形状であって、左壁部5と右壁部6は互いに同一形状である。
周壁部2には、補強壁7が側方に向けて突設されている。補強壁7は、好ましくは全周に亘って設けられている。補強壁7は、薄い板状であって、その板厚方向は上下方向である。補強壁7は、周壁部2の全周のうち大部分において水平方向に延びている。補強壁7の数は任意であるが、本実施形態では上下に一定間隔をあけて合計五つ設けられている。
五つの補強壁7のうち最上位に位置する補強壁7と最下位に位置する補強壁7は、周壁部2の上端部と下端部から段差なくケース外側に向けて鍔状に延びている。最上位の補強壁7の上面は、全周に亘って連続したケース上面を構成している。最下位の補強壁7の下面は、全周に亘って連続したケース下面を構成している。
また、補強壁7同士を上下に連結する連結壁8が水平方向に間隔をあけて複数箇所に設けられている。連結壁8は、上下5つの補強壁7を上下方向に一直線状に連結していることが好ましい。上下に隣り合う二つの補強壁7と、水平方向に隣り合う二つの連結壁8とにより、周壁部2の外面には、側方に開口した多数の部屋が形成されている。即ち、周壁部2の外面には、ケース外側に開口する多数の部屋を有する補強部が設けられている。
前壁部3と後壁部4の各中央部には、車体前後方向に貫通する配線用挿通孔9が設けられている。配線用挿通孔9を図示しないコードが挿通される。コードは、図示しないバッテリと図示しない外部装置との間を電気的につなぐ。配線用挿通孔9は、前壁部3と後壁部4の上側半分領域(上部)に設けられていることが好ましい。配線用挿通孔9の縁部には外側に向けて筒状壁10が突設されている。筒状壁10は、補強壁7及び連結壁8と連結され、筒状壁10も補強壁7及び連結壁8と共に周壁部2を補強する補強部を構成している。
<車体取付部>
バッテリケースは、バッテリケースを車体に直接あるいは他の部材を介して取り付けるための車体取付部を有している。バッテリケースは、周壁部2において車体に取り付けられる。即ち、車体取付部は、周壁部2に設けられ、詳細には、補強部に設けられている。車体取付部は、左壁部5と右壁部6に設けられている。車体取付部は、車体前後方向に間隔をあけて複数箇所に設けられている。車体取付部の構造は種々であってよいが、本実施形態では、ボルト100(図9参照)により締結される締結構造である。締結方向は、上下方向である。
車体取付部は、左壁部5と右壁部6にそれぞれ六つずつ互いに対象に配置されている。左壁部5と右壁部6の各六つずつの車体取付部を、前壁部3から後壁部4にかけて順に、第1から第6車体取付部11,12,13,14,15,16と称する。第1から第3車体取付部11,12,13は、第4から第6車体取付部14,15,16と前後対称に配置されている。第1から第3車体取付部11,12,13は、一定間隔毎に配置されている。第4から第6車体取付部14,15,16も同様に一定間隔毎に配置されている。第3車体取付部13と第4車体取付部14は、互いに間隔をあけずに隣り合って配置されている。第3車体取付部13と第4車体取付部14は、車体前後方向の中央部に位置している。
第1から第6車体取付部11,12,13,14,15,16は、締結用挿通孔20を有している。締結用挿通孔20は、五つの補強壁7を上下に貫通している。締結用挿通孔20には、図9に二点鎖線で示すようにボルト100が上下に挿通される。例えば、ボルト100は、上側から挿入されてその下端部にはナット101が螺着される。
第1から第6車体取付部11,12,13,14,15,16は、最上位の補強壁7の上面と最下位の補強壁7の下面に、それぞれ支持面21を有している。支持面21は、最上位の補強壁7の上面と最下位の補強壁7の下面から上側と下側に一段突出している。支持面21は、島状であって、その形状は任意であって円形等であってもよいが、本実施形態では矩形である。
締結用挿通孔20の車体前後方向の両側にはそれぞれ連結壁8が設けられている。五つの補強壁7と締結用挿通孔20の両側の連結壁8とによって、第1から第6車体取付部11,12,13,14,15,16には、それぞれ上下に四つ並んだ締結補強用のボックス部22が形成されており、ボルト100は、四つのボックス部22を上下に貫通する。
<仕切り部>
仕切り部の形状、配置は任意であって、収容されるバッテリの個数や配置に対応して種々に設けられてよいが、本実施形態では、車体前後方向に延びる縦仕切り部30と、車体幅方向に延びる横仕切り部が設けられている。縦仕切り部30は、車体幅方向の中央部に設けられる。横仕切り部は、車体前後方向に等間隔で配置されている。
車体前後方向の中央部には、左壁部5と右壁部6とを連結するメイン横仕切り部31が設けられている。メイン横仕切り部31は、バッテリケースを二つに区画している。縦仕切り部30は、前壁部3とメイン横仕切り部31との間、及び、メイン横仕切り部31と後壁部4との間にそれぞれ設けられている。縦仕切り部30は、前壁部3及び後壁部4とメイン横仕切り部31とを連結する。縦仕切り部30と左壁部5との間、及び、縦仕切り部30と右壁部6との間には、サブ横仕切り部32が設けられている。サブ横仕切り部32は、左壁部5及び右壁部6と縦仕切り部30とを連結する。サブ横仕切り部32は、前壁部3とメイン横仕切り部31の間に等間隔で左右二つずつの合計四つ配置されると共に、後壁部4とメイン横仕切り部31にも同様に等間隔で左右二つずつ合計四つ配置されている。
縦仕切り部30は、配線用挿通孔9よりも下側に位置している。縦仕切り部30の内部は、図6のように空洞になっている。縦仕切り部30の上面部には、コードを固定するためのクランプ孔33が形成されている。配線用挿通孔9を通って内部に入れられコードは、縦仕切り部30の上面部に沿って配線される。コードには図示しないクランプが間隔をおいて装着され、そのクランプの係止部をクランプ孔33に差し込むことにより、コードを縦仕切り部30の上面部に固定できる。尚、コードが複数本ある場合には、クランプによってそれらを結束させる。
図4のように、サブ横仕切り部32は、断面視Z状に形成されている。サブ横仕切り部32の下端部には、帯状の下鍔部34が車体前後方向に向けて突設されている。サブ横仕切り部32の上端部には、帯状の上鍔部35が車体前後方向であって且つ下鍔部34とは反対側に向けて突設されている。尚、上鍔部35は下鍔部34よりも突出量(幅)が小さい。サブ横仕切り部32の上端部即ち上鍔部35には、上方に向けて蓋支持部36が突設されている。この蓋支持部36に後述するオプションとしてのトップカバーを取り付けることができる。また、図2のように、サブ横仕切り部32の下面には、X状リブ37が多数設けられている。
第1及び第2車体取付部11,12と、第5及び第6車体取付部15,16は、サブ横仕切り部32に対応してそのケース外側に位置している。また、第3及び第4車体取付部13,14は、メイン横仕切り部31に対応してそのケース外側に位置している。
<バッテリ収容部38>
バッテリケースは、複数のバッテリを収容するためのものである。バッテリケースの上面の開口部からバッテリがバッテリケースに入れられる。収容されるバッテリの数は任意であるが、本実施形態では、合計12個である。バッテリは、上下に重ねられることなく、平面的に配置される。
バッテリケースは、複数のバッテリを一つずつ個別に収容するための複数のバッテリ収容部38を備えている。複数のバッテリ収容部38は、仕切り部によって区画されている。本実施形態においては、縦仕切り部30とメイン横仕切り部31及びサブ横仕切り部32によって、合計12個のバッテリ収容部38が設けられている。バッテリ収容部38は、車体前後方向と車体幅方向の二方向に並んで配置されている。但し、例えば、バッテリ収容部38が車体前後方向のみに一直線に並んで設けられたり、車体幅方向に一直線に並んで設けられたりしてもよい。
本実施形態では、バッテリ収容部38は、車体前後方向に6列(6個)並び、車体幅方向に2列(2個)並んで、合計6×2=12個の配列態様となっている。尚、バッテリは所定方向に長い直方体形状であって、その長手方向が車体幅方向となるようにしてバッテリ収容部38に収容される。但し、バッテリの向きは任意に変更できる。
各バッテリ収容部38には、バッテリを取り付けるためのバッテリ取付部39が設けられている。バッテリ取付部39は、バッテリ収容部38の四隅に配置されている。
<バッテリケースの部材構成>
バッテリケースは、上下に開口した枠状のフレーム40と、フレーム40の下面に取り付けられた平板状のアンダーカバー43を備えている。尚、アンダーカバー43は、図2に二点鎖線で示している。アンダーカバー43は、バッテリケースの底面部1を構成する。アンダーカバー43は、フレーム40の下面開口部を閉じる。アンダーカバー43は、好ましくは金属板である。アンダーカバー43は、フレーム40に例えば溶接されるが、ネジ止め等の取り付け態様であってもよい。アンダーカバー43は一枚であってもよいし、複数枚、例えば二枚であってもよい。フレーム40は、バッテリケースの周壁部2と仕切り部を構成する。フレーム40は、鋳造製、具体的にはダイカスト製である。尚、バッテリケースは、バッテリケースの上面開口部を閉じる図示しないトップカバーを備えていてもよい。トップカバーは、好ましくは板状である。トップカバーは、一枚であってよいし、複数枚であってもよい。
<フレーム40>
フレーム40は、互いに接合された複数のフレーム部材から構成されている。本実施形態では、第1ケース本体としての第1フレーム部材41と、第2ケース本体としての第2フレーム部材42とを備えている。第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は互いに接合されて一体化されている。尚、バッテリケースは、第1フレーム部材41と第2フレーム部材42の他に、更に他のフレーム部材を備えていてもよく、フレーム部材の個数は任意である。尚、上述のアンダーカバー43は、第1フレーム部材41と第2フレーム部材42にそれぞれ一枚ずつ装着されていてもよい。トップカバーについても、同様に、フレーム部材毎に設けられてもよい。
バッテリケースは、第1フレーム部材41が車体の前側となるように車体に取り付け可能であり、且つ、第2フレーム部材42が車体の前側となるように車体に取り付け可能であり、前後の向きを問わずに車体に取り付けられる。第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は、具体的には車体前後方向に並んで配置されている。第1フレーム部材41と第2フレーム部材42が互いに接合された接合部44は、車体幅方向に沿っている。接合部44は、バッテリケースの車体前後方向の中央部に位置している。接合部44は、メイン横仕切り部31と、左壁部5及び右壁部6の各車体前後方向の中央部に設けられている。
<第1フレーム部材41と第2フレーム部材42>
第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は、何れも鋳造製で、具体的にはダイカスト製である。図7と図8にそれぞれ接合前の状態の第1フレーム部材41と第2フレーム部材42を示している。本実施形態における第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は、互いに同一形状のものである。従って、一つの金型によって第1フレーム部材41と第2フレーム部材42を鋳造できる。第1フレーム部材41を車体前後方向に反転させると第2フレーム部材42となる。従って、第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は、バッテリケースの半分の大きさである。但し、第1フレーム部材41と第2フレーム部材42が互いに異なる形状のものであってもよいし、例えば対向する方向に互いに対称形状であってもよい。
第1フレーム部材41及び第2フレーム部材42の肉厚はその大部分において略一定であって、基本肉厚を有している。第1フレーム部材41及び第2フレーム部材42は、平面視矩形状であって、上下に開口した枠状である。第1フレーム部材41は、前壁部3と、左壁部5及び右壁部6の車体前後方向の片側半分を構成する第1左壁部50及び第1右壁部51と、メイン横仕切り部31の車体前後方向の片側半分を構成する第1接合壁部52と、一つの縦仕切り部30と、四つのサブ横仕切り部32とを有している。第2フレーム部材42は、後壁部4と、左壁部5及び右壁部6の車体前後方向の片側半分を構成する第2左壁部60及び第2右壁部61と、メイン横仕切り部31の車体前後方向の片側半分を構成する第2接合壁部62と、一つの縦仕切り部30と、四つのサブ横仕切り部32とを有している。
第1フレーム部材41と第2フレーム部材42は、第1接合壁部52と第2接合壁部62が車体前後方向に対向するようにして接合される。第1フレーム部材41と第2フレーム部材42との間の接合部44は、第1接合壁部52と第2接合壁部62との間に形成されると共に、第1左壁部50の端部と第2左壁部60の端部との間、及び、第1右壁部51の端部と第2右壁部61の端部との間に形成される。
第1接合壁部52と第2接合壁部62が接合されることにより、メイン横仕切り部31が形成される。第1接合壁部52及び第2接合壁部62の外面は、垂直面であって、互いに面接触する。第1接合壁部52の上面には、前壁部3とは反対側に向けて突出した、即ち、第2フレーム部材42側に向けて突出した第1接合片53が鍔状に突設されている。第1接合片53は、第1接合壁部52の車体幅方向の全長のうち左側あるいは右側の半分の長さに設けられている。第1接合片53は、本実施形態では、左側の半分領域に設けられており、即ち、第1左壁部50側に設けられている。同様に、第2接合壁部62の上面には、右側の半分領域に第2接合片63が設けられている。第2接合片63は、第1フレーム部材41側に突出している。
第1フレーム部材41と第2フレーム部材42が互いに接合されると、第1接合片53は、第2接合壁部62の上面の上に重なり、第2接合片63は、第1接合壁部52の上面の上に重なる。第1接合壁部52と第2接合壁部62は、上面及び下面において車体幅方向の全長に亘って溶接される。第1接合壁部52と第2接合壁部62の上面においては、第1接合片53と第2接合片63の突端部において重ね隅肉溶接がなされて、突端部に沿って重ね隅肉溶接部45が形成される。つまり、第1接合片53の突端部と第2接合壁部62の上面とが重ね隅肉溶接され、第2接合片63の突端部と第1接合壁部52の上面とが重ね隅肉溶接される。尚、第1接合壁部52と第2接合壁部62の下面に第1接合片53と第2接合片63を設けてもよく、上面と下面の両方に設けてもよい。第1接合片53と第2接合片63は、支持面21と連続していてもよく、第1接合片53と第2接合片63の上面が支持面21と面一であってもよい。
<凹凸係合部>
第1接合壁部52及び第2接合壁部62の車体幅方向の両端部には、それぞれ第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72が設けられている。図7及び図10のように、第1左壁部50の端部には、車体前後方向に凹んだ第1凹状係合部80と、車体前後方向に突出した、即ち、第2フレーム部材42側に突出した第1凸状係合部81が設けられている。第1凹状係合部80は、ボックス部22一つ分に相当し、上下に並んだ四つのボックス部22のうちの一つが欠落した構造、即ち、欠落ボックス部となっている。本実施形態では、上から二番目のボックス部22の位置に第1凹状係合部80が設けられている。第1凸状係合部81は、第1凹状係合部80のすぐ下側に位置しており、上から三番目のボックス部22の車体前後方向の隣りに位置している。第1凸状係合部81は、ボックス部22一つ分が第2フレーム部材42側に追加された構造、即ち、増築ボックス部となっている。このように、第1凹状係合部80と第1凸状係合部81は、互いに上下に並んで配置されている。第1凹状係合部80と第1凸状係合部81が第1凹凸係合部71である。
一方、図8及び図10のように、第2左壁部60の端部には、第1凹凸係合部71とは逆の構成であって第1凹凸係合部71と車体前後方向に凹凸係合する第2凹凸係合部72が設けられている。第2左壁部60の端部には、車体前後方向の第1フレーム部材41側に突出した第2凸状係合部90と、車体前後方向に凹んだ第2凹状係合部91が設けられている。第2凸状係合部90は、増築ボックス部であり、第2凹状係合部91は、欠落ボックス部である。本実施形態では、上から二番目のボックス部22の隣りに第2凸状係合部90が設けられ、第2凹状係合部91は、第2凸状係合部90のすぐ下側に位置していて、上から三番目のボックス部22の位置に設けられている。このように、第2凸状係合部90と第2凹状係合部91は、互いに上下に並んで配置されている。第2凸状係合部90と第2凹状係合部91が第2凹凸係合部72である。
図9及び図10並びに図3のように、第1凹状係合部80に第2凸状係合部90が凹凸係合し、第2凹状係合部91に第1凸状係合部81が凹凸係合する。第1凸状係合部81は、第4車体取付部14における上から三番目のボックス部22となり、第2凸状係合部90は、第3車体取付部13における上から二番目のボックス部22となる。
同様に、第1右壁部51の端部には、第2凹凸係合部72が設けられ、第2右壁部61の端部には、第1凹凸係合部71が設けられている。
そして、図9のように、ボルト100が締結用挿通孔20に挿通されてナット101が螺着されることにより、第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72は強固に上下方向に締結される。ボルト100は、第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72を、凹凸方向と直交する方向である上下方向に挿通する。尚、図9においては、車体あるいは他の部材への取付構造の一例を示している。第1取付板部102と第2取付板部103がバッテリケースの上下に配置される。第1取付板部102と第2取付板部103の間にバッテリケースが挟み込まれるようにして車体に取り付けられる。第1取付板部102と第2取付板部103は、バッテリケースの支持面21に当接する。ボルト100とナット101により、バッテリケースは第1取付板部102と第2取付板部103に締結される。このようにバッテリケースが車体に取り付けられることにより、第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72が上下に締結されることになる。
以上のように、第1フレーム部材41と第2フレーム部材42との間の接合部44に第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72が設けられているので、接合部44の接合強度を向上させることができる。特に、ボックス部22の単位で凹凸係合するので、偏肉を抑制しつつ高い接合強度が得られる。また、ボルト100が第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72を上下方向に挿通するので、高い接合強度が確保される。
特に、第3車体取付部13と第4車体取付部14に第1凹凸係合部71と第2凹凸係合部72が設けられているので、バッテリケースを車体に強固に取り付けることができる。接合部44において第3車体取付部13と第4車体取付部14が隣接しているので、特にその部分において強固に車体に取り付けることができる。
また、メイン横仕切り部31の上面における接合部44に重ね隅肉溶接部45が設けられているので、高い溶接強度が得られる。特に、第1接合片53と第2接合片63がそれぞれ第2フレーム部材42側と第1フレーム部材41側に向けて突設されているので、メイン横仕切り部31の上面において容易に重ね隅肉溶接を行うことができ、高い接合強度を容易に確保できる。
尚、本実施形態では、車体への取付用のボルト100によって第1フレーム部材41と第2フレーム部材42が締結されていたが、車体取付用のボルト100とは別のボルトによって第1フレーム部材41と第2フレーム部材42が締結されてもよい。
また、第1フレーム部材41及び第2フレーム部材42とアンダーカバー43が別部材であったが、第1フレーム部材41及び第2フレーム部材42とアンダーカバー43が鋳造により一体的に成形されてもよい。即ち、第1ケース本体、第2ケース本体の少なくとも一方は有底の形状であってもよい。
1 底面部
2 周壁部
3 前壁部
4 後壁部
5 左壁部
6 右壁部
7 補強壁
8 連結壁
9 配線用挿通孔
10 筒状壁
11 第1車体取付部
12 第2車体取付部
13 第3車体取付部
14 第4車体取付部
15 第5車体取付部
16 第6車体取付部
20 締結用挿通孔
21 支持面
22 ボックス部
30 縦仕切り部
31 メイン横仕切り部
32 サブ横仕切り部
33 クランプ孔
34 下鍔部
35 上鍔部
36 蓋支持部
37 X状リブ
38 バッテリ収容部
39 バッテリ取付部
40 フレーム
41 第1フレーム部材(第1ケース本体)
42 第2フレーム部材(第2ケース本体)
43 アンダーカバー
44 接合部
45 重ね隅肉溶接部
50 第1左壁部
51 第1右壁部
52 第1接合壁部
53 第1接合片
60 第2左壁部
61 第2右壁部
62 第2接合壁部
63 第2接合片
71 第1凹凸係合部
72 第2凹凸係合部
80 第1凹状係合部
81 第1凸状係合部
90 第2凸状係合部
91 第2凹状係合部
100 ボルト
101 ナット
102 第1取付板部
103 第2取付板部

Claims (5)

  1. 車体に取り付けられるバッテリケースであって、
    互いに接合された鋳造製の第1ケース本体及び第2ケース本体を備え、
    第1ケース本体と第2ケース本体の間の接合部に凹凸係合部が設けられている、バッテリケース。
  2. 接合部は、重ね隅肉溶接部を有する、請求項1記載のバッテリケース。
  3. 第1ケース本体と第2ケース本体は、互いに同一形状である、請求項1又は2記載のバッテリケース。
  4. 車体に直接あるいは他の部材を介して取り付けるための車体取付部を有し、車体取付部に凹凸係合部が設けられている、請求項1乃至3の何れかに記載のバッテリケース。
  5. 凹凸係合部の凹凸方向と直交する方向に沿って、凹凸係合部において第1ケース本体及び第2ケース本体がボルトにより締結されている、請求項1乃至4の何れかに記載のバッテリケース。
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