JP3075035U - 組み合わせ置き棚 - Google Patents

組み合わせ置き棚

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JP3075035U
JP3075035U JP2000005178U JP2000005178U JP3075035U JP 3075035 U JP3075035 U JP 3075035U JP 2000005178 U JP2000005178 U JP 2000005178U JP 2000005178 U JP2000005178 U JP 2000005178U JP 3075035 U JP3075035 U JP 3075035U
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康男 岩本
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タイヨー産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 浴室で使用される用品類の置き棚を金属材料
により低コストで提供するとともに、設置場所に応じた
形態を具備可能にする。 【構成】 金属線材を加工した底面枠14と囲み枠15
及び両枠を結合した結合材16とから成る棚部材12を
有し、同部材の一端の3辺に取り付け金具17を設け、
同部材の他端に取り付け金具17を少なくとも1個設
け、同部材の一端と他端の取り付け金具17、17に夫
々ポール13、13を取り付けることにより複数個棚部
材12、12を2本のポール13、13で上下に組み立
てた置き棚部材11を形成し、設置場所に応じた形態を
具備するために、置き棚部材を2基直線状、またはL字
状に並べ取り付け金具部分で結合する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案は浴室にて使用するせっけんやシャンプー類或いは各種小物等の用品類 を整理しておくために浴室に設置可能な組み合わせ置き棚に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
浴室用品は合成樹脂成形によって作られることが多いけれども、水切れが悪く また大きさが制限されるという問題がある。水あかなどの付着により樹脂表面が 変色したり変質したりすることもあり、必ずしも樹脂製品が浴室用品に最適であ るとは言えない。これに対してステンレス材などを用いた金属製品は水切れが良 く、錆びもせず、また大きさも自由であるという利点を有する反面、樹脂製品に 比較すると製造上の工程数が多くコスト高となる。またこの種の物品は洗い場の 広さや形状に応じて選択され、コーナーが良いとか、或いは壁際でなければなら ない、という情況の制限を受け易いが、金属製品はそうした使用状況に応じにく いという問題もあった。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は前記の点に着目してなされたものであってその課題は浴室で使用され る用品類の置き棚を金属材料を使用して低コストで提供可能とするとともに、構 成部品の組み合わせを変えることによって、設置場所に応じた異なる形態を具備 する組み合わせ置き棚を提供する点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
前記の課題を解決するため本考案の組み合わせ置き棚は、金属線材を加工した 底面枠とその上に配置した囲み枠及びそれらを一体に結合した結合材とからなる 略長方形状の棚部材を有し、棚部材の一端の3辺に夫々取り付け金具を設ける一 方、同棚部材の他端に少なくとも1個の取り付け金具を設け、棚部材の一端の取 り付け金具のどれかと他端の取り付け金具に夫々ポールを取り付けることによ り、複数個の棚部材を2本のポールで上下に組み立てた置き棚部材を形成し、設 置場所に応じた形態を具備するために、上記の置き棚部材を2基直線状に並べる か或いはL字状に並べ、かつまた、両置き棚を端部の取り付け金具で結合すると いう構成を有する。
【0005】
【考案の実施の形態】
本考案の組み合わせ置き棚は、浴室において使用するせっけんやシャンプー類 或いは各種小物等の用品類を整理しておくために浴室内に設置可能とされている ものである。この用品類の中には入浴時に使用するもののほか、浴槽などの清掃 のために使用する物品を含んでいても良い。
【0006】 組み合わせ置き棚は、金属線材を加工した底面枠とその上方に配置した囲み枠 及びそれらを一体に結合した結合体とから成る、略長方形の平面形状を持つ棚部 材を有する。棚部材は最小の単位であり、これを複数個組み合わせることにより 置き棚部材の一端の3辺に夫々取り付け金具を設ける一方、同じく棚部材の他端 の適当な箇所に少なくとも1個、取り付け金具を設ける。
【0007】 上記した、一端の取り付け金具のどれかと、他端の取り付け金具を、夫々、ポ ールに取り付け、それによって複数個の棚部材を2本のポールで上下に組み立て た置き棚部材を形成する。つまり棚部材の両端に2本のポールを立てて両者を結 合することによって、一つの立体的な置き棚の構成要素が形作られ、置き棚の構 成要素であるのでこれを置き棚部材と呼んでいる。
【0008】 設置場所に応じた形態を具備するために、上記置き棚部材は2基直線状に並べ るか、或いはL字状に並べ、かつまたその状態にある両置き棚を端部の取り付け 金具部分で結合することによって一体化する。直線状に並べたものは壁際に置く のに適し、L字状に並べたものはコーナーに置くのに適しており、共に本考案の 組み合わせ置き棚となる。この置き棚は浴室に設置するための手段を有してい る。当該手段の例としてポール下部に高さ調整のための脚片を設けるとともに、 ポールの上部に壁面への吸着盤を設け、さらに置き棚部材の正面下部に支え脚を 設けることができる。なお、L字型の組み合わせ置き棚の場合には、脚片も吸着 盤も支え脚付もなくてもL字状の組み合わせ形態そのものがこの置き棚の設置を 可能にする手段として機能する。
【0009】
【実施例】
以下図示の実施例を参照して本発明をより詳細に説明する。図1は置き棚部材 11を2基横に直線状に並べて、組み合わせ置き棚10−1を形成した実施例1 の例示であり、図2は置き棚部材11を2基L字状に並べて、組み合わせ置き棚 10−2を形成した実施例2の例示である。各々の置き棚部材11は複数個の略 長方形状の棚部材12…と2本のポール13、13とから成る。
【0010】 棚部材12は所要の床面積を有する底面枠14と、その上方に配置した囲み枠 15及びそれら両枠14、15を一体に結合した結合材16とから成る(図3参 照)。底面枠14と囲み枠15及び結合材16とはステンレス鋼線を曲げ加工し たものであり、各枠構成材の交点にて溶接等の手段により結合し、独立した篭状 の棚部材12を形成している。
【0011】 この略長方形状の棚部材12の一端の側では3辺に夫々取り付け金具17を設 け、また棚部材12の他端の側では端辺だけに取り付け金具17を設けている。 取り付け金具17は、端部18にて底面枠14と囲み枠15に溶接等の手段によ り結合しており、中間部分に他部材との結合のための手段であるねじを通す小孔 19が設けられている(図4参照)。底面枠14は粗い格子目を有するので、こ れを通過してしまう小物品を支えるためにシート部材21を敷くことができる。 シート部材は水切り穴22を有するもののほかこれを有しないもの21′も用い られる。
【0012】 上記の棚部材12の両端等、相対的に離れた位置にある取り付け金具17を使 用して左右のポール13、13を取り付け、複数個の棚部材12…を2本のポー ル13、13で上下に組み立てた置き棚部材11が形成される。実施例1及び2 の場合、棚部材11の一端では長辺部の取り付け金具17にポール13を取り付 け、他端は1個の取り付け金具17にポール13を取り付けている。
【0013】 ポール13を棚部材12に取り付ける手段としてボルト23とナット24が示 されており、ボルト23を通す小孔25がポール13の適当な箇所に設けられて いる。実施例1、2の場合、棚部材12を4個上下に配置した4段式となってい る。
【0014】 さらに本考案の組み合わせ置き棚10−1、10−2は浴室に設置可能な手段 を具備する。同手段として、実施例のものは、ポール13の下端に設けた高さ調 整可能な脚片26とポール13の上部に設けた吸着盤27とを有しており、さら に置き棚を棚部材11の正面(長辺側)の下部に支え脚28を設けている。実施 例2の場合にはL字型のため十分な安定性が得られるので吸着盤27はなくても 良く、また自立させるには脚片28も支え脚26も必要はないが、図示の設置手 段によってより良い設置状態を得ることができる。脚片28も取り付け金具17 とボルト23とナット24を用いて取り付けられる。
【0015】 この置き棚部材11の組み合わせの詳細は図5、図6に示されている。図5、 図6における説明の便宜上、取り付け金具の内、長辺部正面のものを17a、短 辺部のものを17b、長辺部背面のものを17cで表示すると、2基直線状に並 べた実施例1では短辺の取り付け金具17b同士をボルト23とナット24で結 合する(図5)。これに対してL字状に並べる場合には、一方の置き棚部材11 の長辺部正面の取り付け金具17aと他方の置き棚部材11′の短辺部17bの 取り付け金具とを同様に結合する(図6)。
【0016】 このように本考案のものは棚部材の使用個数を変え、ポール上の取り付け位置 を調整することによって様々な構造の置き棚部材11を形成することができ、さ らに置き棚部材11の並べ方を変更することによって、組み合わせ置き棚10− 1、10−2…に各種の形態を与えることができる。よって限られた部品種類の 中で製品展開の自由度が高められる。
【0017】
【考案の効果】
本考案は以上の如く構成され、かつ作用するものであるから、棚部材とポール という極く限られた部品構成に基づいて、様々な種類の製品展開が可能となり、 直線状か或いはL字状に形成することができるので、洗い場の広さや形状に応じ られるとともに金属材料を使用した組み合わせ置き棚であるにも拘ず相対的に低 いコストで提供することができ、浴室という使用環境を考慮しても水切れが良 く、変質せず、衛生的であり、また外力により曲がっても修理が容易であるなど 実用上顕著な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る組み合わせ置き棚の実施例1を示
す斜視図。
【図2】同じて実施例2を示す斜視図。
【図3】棚部材と関係部材の分解斜視図。
【図4】各例の置き棚の脚部の説明図。
【図5】実施例1の要部を説明する斜視図。
【図6】実施例2の要部を説明する斜視図。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 浴室にて使用するせっけんやシャンプー
    類或いは各種小物等の用品類を整理しておくために、浴
    室に設置可能な置き棚であって、金属線材を加工した底
    面枠とその上に配置した囲み枠及びそれらを一体に結合
    した結合材とからなる略長方形状の棚部材を有し、棚部
    材の一端の3辺に夫々取り付け金具を設ける一方、同棚
    部材の他端に少なくとも1個の取り付け金具を設け、棚
    部材の一端の取り付け金具のどれかと他端の取り付け金
    具に夫々ポールを取り付けることにより、複数個の棚部
    材を2本のポールで上下に組み立てた置き棚部材を形成
    し、設置場所に応じた形態を具備するために、上記の置
    き棚部材を2基直線状に並べるか或いはL字状に並べ、
    かつまた、両置き棚を端部の取り付け金具部分で結合す
    ることによって一体化した組み合わせ置棚。
  2. 【請求項2】 浴室に設置可能にする手段として、ポー
    ル下部に高さ調整のための脚片を設けるとともに、ポー
    ルの上部に壁面への吸着盤を設け、さらに置き棚部材の
    正面下部に支え脚を設けた構成を有する請求項1記載の
    組み合わせ置き棚。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015084784A (ja) * 2013-10-28 2015-05-07 株式会社ノーリツ 浴室収納部材

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