JP2003331422A - 記録ストラテジ生成方法及び光情報記録媒体 - Google Patents
記録ストラテジ生成方法及び光情報記録媒体Info
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Abstract
数少ないパラメータで規定でき、複数の走査線速度に対
応できる最適なストラテジの生成を可能とする光情報記
録媒体を提供する。 【解決手段】 記録速度に依存しない最適な記録条件を
満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報として第
1のパルスの立上り時間を規定するTd1/T,最終オ
フパルスの立上り時間を規定するTd2/T,n=3の
最終オフパルスの立上り時間を規定するTd2’/T,
nが奇数の場合の最終パルス以外の全ての各パルスの照
射時間を規定するTmp/T,n=3の場合のパルスの
照射時間を規定するTmp’/T,nが奇数の場合の最
終パルスの照射時間を規定するδ/Tの情報を光情報記
録媒体のリードイン領域、例えば、Additional Informa
tion1のうち、M1,S1,F1以外の空き領域に割当
ててプリフォーマットしておくようにした。
Description
記録媒体、特にCD−RW,DVD−RAM,DVD−
RW,DVD+RW等の相変化型の光情報記録媒体及び
この光情報記録媒体を用いる記録ストラテジ生成方法に
関する。
が高まっている。特に、ディスク状の光記録媒体の場
合、回転速度を高くすることで記録・再生速度を上げる
ことが可能なため、高速化が進んでいる。光ディスクの
中でも記録時に照射する光の強度変調のみで記録が可能
である光記録媒体は、その記録機構の単純さから、媒体
と記録装置の低価格化が可能であると同時に、再生も強
度変調された光を用いているため、再生専用装置との高
い互換性が確保できることから普及が進み、近年の電子
情報の大容量化により、さらに高密度化・高速記録化の
需要が高くなっている。
換えが可能であることから、相変化材料を用いたものが
主流となってきている。相変化材料を用いた光ディスク
の場合、照射する光ビームの強度変調により、記録層材
料を急冷状態と徐冷状態を作ることによって記録を行
う。急冷状態になると、記録層材料は非晶質(アモルフ
ァス)となり、徐冷状態になると結晶となる。非晶質と
結晶では光学的な物性が異なるため、光情報を記録する
ことができる。
冷」と「徐冷」という複雑な機構を用いているため、高
速での記録には特開平9−219021号公報で開示さ
れているような、パルス分割され、3値に強度変調され
た記録光を媒体に照射することで行う。このような記録
方法としては、特開平9−138947号公報、特開平
9−219021号公報、Recordable Comact Disc Sys
tems Part III(通称Orange Book Part III)version 2.
0,同 volume 2 version 1.1,DVD+RW Basic For
mat Specifications version 1.1に記載されたものを例
示できる。
すようなマークを図24(b)に示すようにマークのあ
る部分をHigh、ない部分をLowであるデータとすると
き、時間的長さが基本クロック周期Tの整数倍になるマ
ーク長及びマーク間記録方法を用いる場合に適用され
る。即ち、記録されるマークは自然数nを用いると時間
的長さnTとなる。自然数nの範囲はその変調方式によ
り異なり、コンパクトディスクCD系では3〜11であ
り、DVD系では3〜11と14となっている。図24
はn=6の場合を例示している。
うに、時間的長さnTのマークを形成するためにm個の
マルチパルスを照射している。mはnに依存しており、
その関係はm=n−1又はm=n−2である。これはC
D,DVDではnの最小値が3であることに起因してい
る。また、パルスの照射周期、即ち、各パルスの立上り
周期は図24(c)に示す通り1Tとなる。m=n−2
の場合も同様であり、図24(d)に示す通り、パルス
の照射周期は1Tとなる。ただし、何れの場合において
も、第1のパルスの周期及び幅は独自に設定されてい
る。
パルスの数を1個追加するだけで対応できるのが特徴で
あり、マーク長記録方式に非常に適した記録方法とされ
ている。
ック周波数が高くなり、24倍速相当のCD−RWでは
約104MHz,5倍相当のDVD−RW,DVD+R
Wでは約131MHzとなるため,従来の記録方法(記
録ストラテジ)では、パルス照射時間の内、立上り及び
立下りに要する時間の占める割合が高くなり、実効的な
照射光エネルギー、即ち、積分値が低くなってしまう。
的な照射波形に対して、実際の発光波形は、立上り,立
下りに時間を要するために、図25(a)に点線で示す
ような矩形にはならず、実線で示すようになる。さら
に、基本クロックが高くなり基本クロック周期が、図2
5(b)に示すように、立上り,立下り時間の占める比
率が高くなり、十分高いピークパワーPwと十分低いボ
トムパワーPbが確保できなくなる。つまり、ピークパ
ワーPwはΔPwだけ低くなり、ボトムパワーPbはΔ
Pbだけ高くなってしまう。ピークパワーPwが低くな
ることで、アモルファス化するのに十分な温度に上昇す
る体積が減少してしまい、また、ボトムパワーPbが十
分に低くないと、急冷ができず再結晶化が促進され、結
果としてアモルファス領域の体積が減少してしまう。従
って、再生信号振幅の低下となり、再生信頼性を著しく
低下させることになる。
り、立下り時間の短い発光が可能な光源(レーザダイオ
ードとその駆動装置)が必要となるが、100MHzを
超える周波数に対応するためには、立上り、立下りに要
する時間が1ns以下とすることが必要であり、非常に
困難となる。
する技術として、特開平9−134525号公報、米国
特許第5732062号明細書に開示されている方法に
より記録パルスを減らすことで対応することが提案され
ている。この技術によれば、従来では基本クロック周期
Tのn倍の長さ、つまり、nTのマークを形成するため
に、(n−1)個のパルスを照射させることで行ってい
たところを、nが偶数、つまり、n=2mの場合はm個
のパルス照射でマークを形成し、nが奇数、つまり、n
=2m+1の場合もm個のパルス照射でマークを形成す
る。即ち、CD−RWで採用されているEFM変調方式
ではnは3から11までの自然数であることから、n=
3,4,5,6,7,8,9,10,11に対して照射
パルス数は2,3,4,5,6,7,8,9,10であ
った。これに対して特開平9−134525号公報、米
国特許第5732062号明細書では、n=3,4,
5,6,7,8,9,10,11に対して照射パルス数
は1,2,2,3,3,4,4,5,5となり、略半数
の照射パルス数となる。従って、図25(c)に示すよ
うに、1パルスの照射時間は(n−1)個の場合の0.
5T相当から、1T相当なる略2倍となるため、立上
り、立下り時間の影響を受けにくくなる。
(2m+1)Tとをm個の同数のパルス照射で形成する
ため、照射周期を一定とすることができなくなる。この
ため、n=2mの記録マークのみ、任意のパルスの照射
時間(P=Pwの時間)と冷却時間(P=Pbの時間)
とを短くすることで行っている。
的長さnTの記録マークを形成するために、m個のマル
チパルスを用いる記録方法が開示されており、その比率
n/m≧1.25としていると同時に上述の特開平9−
134525号公報の場合と同様に、n=2mとn=2
m+1との長さの異なる記録マークをm個の同数のパル
ス照射で記録する技術についても詳細に記述されてい
る。同数のパルス照射で長さを調整する方法について
は、第1のパルスの照射時間と冷却時間及び最終パルス
の照射時間と冷却時間を調整することで可能としてい
る。
して、全てのパルスの照射時間、冷却時間を定義するこ
とになる。コンパクトディスクで用いられているEFM
(Eight to fourteen modulation:8−16変調)の場
合は69個のパラメータが必要であり、DVDで用いら
れるEFM+(8−16変調の一種)を用いる場合は7
7個のパラメータが必要となる。定義するパラメータを
少なくするために、m≧3の第1パルスの照射時間をn
に依らず統一する手法、m≧3の場合の中間パルス(第
1パルス、最終パルスを除くパルス)の照射時間と冷却
時間とを統一する手法などが提案されているが、m=
1,2の場合、つまり、n≦5の場合は、各々について
独自にパラメータを設定する必要があるとしている。従
って、記録発光波形(記録ストラテジ)を定義するため
に非常に多くのパラメータが必要となっている。さら
に、記録速度(走査速度)が異なる場合は、その記録速
度毎に異なるパターンが必要とされており、統一可能な
パラメータとしてP=Pwの照射時間(記録速度によっ
て変化するクロック周期に対する相対時間ではなく、パ
ルス幅の実時間)を記録速度に依らず一定にすることで
解決できるとしている。
に代表される追記型又は書換え型光ディスクの場合は、
ディスクの記録条件に関わるパラメータをディスク自身
にプリフォーマットしておくのが一般的である。ディス
ク情報をプリフォーマットとして記録する方法の例とし
てCD−R/RWのATIP(Absolute Time in Pregr
oove) Extra Informationsに記録される情報や,DV
D+RW/RのADIP(Address in Pregroove)のPy
sical Informationがある。これらの情報にはディスク
の種類や準拠する標準のバージョンなどの基本的な条件
と同時に、記録可能な走査速度、最適な記録パワー及び
最適な記録パワーをテスト記録にて算出するために必要
なパラメータや最適な記録ストラテジを規定するパラメ
ータなどが記録されている。最適な記録ストラテジを規
定するパラメータとしては、CD−RWの標準規格書に
よるとε(=Pe/Pw),Strategy Optimization
(dTtop,dTera)があり、DVD+RWの標
準規格書によると、Ttop,dTtop,Tmp,d
Tera,ε1,ε2がある。
これらの情報を読取り、記録ストラテジを決定する。そ
のため、パラメータとしては詳細に決定されていること
が、記録装置は正確な記録ストラテジを設定することが
できるため好ましいが、情報量が多くなる欠点がある。
特に、CD−R/RWシステムの場合はプリフォーマッ
トできる情報量(容量)に制限があり、CD−RWの場
合で21ビット×6=126ビット分の情報しか入れる
ことができない。それ以上の情報を付加する場合は、デ
ィスク最内周部又は最外周部の未使用領域に新しく定義
した領域、例えば、CD−R Multi‐speedで採用され
るXAA(Extra Additional Information Area)など
を使用するか、プリピット等で情報を記録する必要があ
る。
されたディスク情報を前述の通り記録動作時に装置に読
込み、最適な記録ストラテジを設定するが、ディスク毎
に多量のパラメータが設定されていると処理する内容が
煩雑になるため、ストラテジ発生回路が複雑になってし
まう。
ラテジの規定は少ないパラメータで正確なものが望まれ
ている。
な記録ストラテジを規定する多数のパラメータを用いる
記録方法ではなく、数少ないパラメータの規定のみで、
複数の走査線速度に対応できる最適なストラテジを生成
することが可能な記録ストラテジ生成方法及びその方法
に用いられる光情報記録媒体を提供することである。
時間的長さnT(nは自然数、Tは基本クロック周期)
の記録マーク及びマーク間で情報がPWM変調方式によ
り記録される光情報記録媒体において、マーク間を記録
するときは照射パワーPeの光を照射することで行い、
記録マークを記録するときは照射パワーPw,Pbなる
2レベル(ただし、Pw>Pe>Pb)からなるm個の
マルチパルスを照射することで行い、そのパルス照射の
1マーク毎の平均周期がn/mであり、nが偶数のとき
はn=n 1=2mの関係が成り立ち、nが奇数のときは
n=n2=2m+1の関係が成り立ち、論理的なマーク
の開始時間から時間Td1後に前記照射パワーPwの最
初のパルスが立上り、論理的なマークの終了時間から時
間Td2だけ早くm個目の照射パワーPbのパルスを終
わらせ、n≧4の全てのマークに対して基本クロック周
期Tで規格化された記録ストラテジに関するパラメータ
Td1/T,Td2/Tを走査速度に依らず一定とする
記録条件のとき、記録ストラテジに関する前記パラメー
タTd1/T,Td2/Tの情報がエンコードされてプ
リフォーマットされている。
条件を満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報と
してTd1/T,Td2/Tの情報がプリフォーマット
されているので、情報記録装置が最適な記録条件を満た
す記録ストラテジを容易に設定することが可能となる。
さらに、nが偶数の場合と奇数の場合とで複雑に異なる
パターンの記録ストラテジを少ないパラメータで規定し
ているため、プリフォーマット領域を効率的に使用する
ことが可能となる。
情報記録媒体において、n=3のときの時間Td1をT
d1’,n=3のときのTd2をTd2’とし、
Td1’/T,Td2’/Tが走査速度に依らず一定と
する記録条件のとき、記録ストラテジに関する前記パラ
メータTd1’/T,Td2’/Tの情報がエンコード
されてプリフォーマットされている。
条件を満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報と
して、さらに、n=3のときのTd1’/T,Td2’
/Tの情報がプリフォーマットされているので、情報記
録装置が最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易
に設定することが可能となる。さらに、nが偶数の場合
と奇数の場合とで複雑に異なるパターンの記録ストラテ
ジを少ないパラメータで規定しているため、プリフォー
マット領域を効率的に使用することが可能となる。
情報記録媒体において、Td1’/T=Td1/Tであ
る。
共通化により、プリフォーマットしておくパラメータを
極力少なくすることができる。
の何れか一記載の光情報記録媒体において、n≧4の場
合に、nが偶数の記録マークを形成するときの照射パワ
ーPwの全てのパルスの照射時間とnが奇数の記録マー
クを形成するときの照射パワーPwのi番目(ただし、
i=1,…,m−1なる自然数)のパルスの照射時間と
を一定の照射時間Tmpとする記録条件のとき、基本ク
ロック周期Tで規格化された記録ストラテジに関するパ
ラメータTmp/Tの情報がエンコードされてプリフォ
ーマットされている。
条件を満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報と
して、n≧4の場合の大半のパルスに共通としたTmp
/Tの情報がプリフォーマットされているので、情報記
録装置が最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易
に設定することが可能となる。さらに、nが偶数の場合
と奇数の場合とで複雑に異なるパターンの記録ストラテ
ジを少ないパラメータで規定しているため、プリフォー
マット領域を効率的に使用することが可能となる。
情報記録媒体において、n=3のときの記録パワーPw
の照射時間をTmp’とする記録条件のとき、基本クロ
ック周期Tで規格化された記録ストラテジに関するパラ
メータTmp’/Tの情報がエンコードされてプリフォ
ーマットされている。
条件を満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報と
して、さらに、n=3のときの特有のTmp’/Tの情
報がプリフォーマットされているので、情報記録装置が
最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易に設定す
ることが可能となる。さらに、nが偶数の場合と奇数の
場合とで複雑に異なるパターンの記録ストラテジを少な
いパラメータで規定しているため、プリフォーマット領
域を効率的に使用することが可能となる。
載の光情報記録媒体において、nが奇数の記録マークを
形成するときの照射パワーPwのm番目の最終パルスの
照射時間T1Pをnに依存しないT1P=Tmp+δT
とする記録条件のとき、記録ストラテジに関するパラメ
ータδの情報がエンコードされてプリフォーマットされ
ている。
条件を満たす記録ストラテジに関するパラメータ情報と
して、さらに、nが奇数の場合に特有な最終パルス用の
δの情報がプリフォーマットされているので、情報記録
装置が最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易に
設定することが可能となる。さらに、nが偶数の場合と
奇数の場合とで複雑に異なるパターンの記録ストラテジ
を少ないパラメータで規定しているため、プリフォーマ
ット領域を効率的に使用することが可能となる。
の何れか一記載の光情報記録媒体において、記録時の最
低走査速度をv0,その時の基本クロック周期をT0と
し、α(ただし、αはα≧1なる実数)を用いて記録時
の走査速度がv=α×v0,基本クロック周期がT=T
0/αで表されるとき、照射時間Tmpがαの関数T
mp(α)/T(α)=a×α+b(ただし、a,bは
定数)で表される記録条件のとき、定数a,b及びαの
範囲の情報がエンコードされてプリフォーマットされて
いる。
る情報がプリフォーマットされているので、任意の走査
速度で最適な記録条件を情報記録装置が設定することが
できる。
情報記録媒体において、プリフォーマットされる前記パ
ラメータTd1/T,Td2/Tの値(実数)が、 0≦Td1/T≦1 −1≦Td2/T≦1 である。
関して、プリフォーマットされるパラメータの範囲が最
適化されていると同時に、正確に記録ストラテジのパタ
ーンを規定してあるため、任意の記録速度で最適な記録
条件を情報記録装置が設定することができる。
載の光情報記録媒体において、プリフォーマットされる
前記パラメータTd1’/T,Td2’/Tの値(実
数)が、 0≦Td1’/T≦1 −1≦Td2’/T≦1 である。
媒体に関して、プリフォーマットされるパラメータの範
囲が最適化されていると同時に、正確に記録ストラテジ
のパターンを規定してあるため、任意の記録速度で最適
な記録条件を情報記録装置が設定することができる。
光情報記録媒体において、プリフォーマットされる前記
パラメータTmp/Tの値(実数)が、0.5T〜1.
5Tである。
関して、プリフォーマットされるパラメータの範囲が最
適化されていると同時に、正確に記録ストラテジのパタ
ーンを規定してあるため、任意の記録速度で最適な記録
条件を情報記録装置が設定することができる。
光情報記録媒体において、プリフォーマットされる前記
パラメータTmp’/Tの値(実数)が、0.5T〜
2.0Tである。
関して、プリフォーマットされるパラメータの範囲が最
適化されていると同時に、正確に記録ストラテジのパタ
ーンを規定してあるため、任意の記録速度で最適な記録
条件を情報記録装置が設定することができる。
光情報記録媒体において、プリフォーマットされる前記
パラメータδの値(実数)が0〜Tである。
関して、プリフォーマットされるパラメータの範囲が最
適化されていると同時に、正確に記録ストラテジのパタ
ーンを規定してあるため、任意の記録速度で最適な記録
条件を情報記録装置が設定することができる。
光情報記録媒体において、プリフォーマットされる前記
定数a,b(実数)が、 0.1≦a≦0.4 0.1≦b≦0.4 である。
関して、プリフォーマットされるパラメータの範囲が最
適化されていると同時に、正確に記録ストラテジのパタ
ーンを規定してあるため、任意の記録速度で最適な記録
条件を情報記録装置が設定することができる。
13の何れか一記載の光情報記録媒体において、プリフ
ォーマットされた情報は、グルーブのウォブリングにエ
ンコードされて記録されている。
トする上で、実際に採用されているウォブルエンコード
法を活用でき、請求項1ないし13記載の発明を容易に
実現できる。
の光情報記録媒体において、プリフォーマットされた情
報は、ウォブリングの周波数変調によって記録されてい
る。
系の光情報記録媒体の場合に好適に適用できる。
の光情報記録媒体において、プリフォーマットされた情
報は、ウォブリングの位相変調によって記録されてい
る。
W系の光情報記録媒体の場合に好適に適用できる。
し16の何れか一記載の光情報記録媒体において、プリ
フォーマットされた情報は、リードイン部分に記録され
ている。
有の情報を取得するためにアクセスするリードイン領域
をプリフォーマット領域として活用することにより、そ
のパラメータ情報の読出しが確実となる。
し16の何れか一記載の光情報記録媒体において、プリ
フォーマットされた情報は、情報記録領域よりも内周又
はテスト記録領域よりも内周側の部分に記録されてい
る。
不足する場合に情報記録領域に支障を来たすことなく対
処できる。
し16の何れか一記載の光情報記録媒体において、プリ
フォーマットされた情報は、情報記録領域よりも外周で
あって、リードアウト部よりも外周側又は外周部のテス
ト記録領域よりも外周側の部分に記録されている。
不足する場合に情報記録領域に支障を来たすことなく対
処できる。
成方法は、請求項1又は8記載の光情報記録媒体に対す
る記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされてプリフ
ォーマットされた記録ストラテジに関するパラメータT
d1/T,Td2/Tの情報を読出すステップと、読出
されたパラメータTd1/T,Td2/Tの情報につい
て変換テーブルを用いてデコードすることにより実数情
報に変換するステップと、変換されたパラメータTd1
/T,Td2/Tの実数情報に基づき請求項1記載の記
録条件を満たす時間Td1,Td2が規定されたマルチ
パルスの記録ストラテジを生成するステップと、を備え
る。
媒体からプリフォーマットされた記録ストラテジに関す
るパラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデコ
ードすることにより実数情報に変換するステップを経
て、所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成する
ことにより、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒
体毎に最適な記録ストラテジの生成が可能となる。
の記録ストラテジ生成方法において、請求項2,3又は
9記載の光情報記録媒体に対する記録動作に先立ち当該
媒体にエンコードされてプリフォーマットされた記録ス
トラテジに関するパラメータTd1’/T,Td2’/
Tの情報を読出すステップと、読出されたパラメータT
d1’/T,Td2’/Tの情報について変換テーブル
を用いてデコードすることにより実数情報に変換するス
テップと、変換されたパラメータTd1’/T,
Td2’/Tの実数情報に基づき請求項2又は3記載の
記録条件を満たす時間Td1’,Td2’が規定された
n=3のパルスの記録ストラテジを生成するステップ
と、を備える。
記録媒体からプリフォーマットされた記録ストラテジに
関するパラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いて
デコードすることにより実数情報に変換するステップを
経て、所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成す
ることにより、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも
媒体毎に最適な記録ストラテジの生成が可能となる。
21記載の記録ストラテジ生成方法において、請求項4
又は10記載の光情報記録媒体に対する記録動作に先立
ち当該媒体にエンコードされてプリフォーマットされた
記録ストラテジに関するパラメータTmp/Tの情報を
読出すステップと、読出されたパラメータTmp/Tの
情報について変換テーブルを用いてデコードすることに
より実数情報に変換するステップと、変換されたパラメ
ータTmp/Tの実数情報に基づき請求項4記載の記録
条件を満たす照射時間Tmpが規定されたマルチパルス
の記録ストラテジを生成するステップと、を備える。
録媒体からプリフォーマットされた記録ストラテジに関
するパラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデ
コードすることにより実数情報に変換するステップを経
て、所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成する
ことにより、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒
体毎に最適な記録ストラテジの生成が可能となる。
し22の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法におい
て、請求項5又は11記載の光情報記録媒体に対する記
録動作に先立ち当該媒体にエンコードされてプリフォー
マットされた記録ストラテジに関するパラメータ
Tmp’/Tの情報を読出すステップと、読出されたパ
ラメータTmp’/Tの情報について変換テーブルを用
いてデコードすることにより実数情報に変換するステッ
プと、変換されたパラメータTmp’/Tの実数情報に
基づき請求項5記載の記録条件を満たす照射時間
Tmp’が規定されたn=3のパルスの記録ストラテジ
を生成するステップと、を備える。
録媒体からプリフォーマットされた記録ストラテジに関
するパラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデ
コードすることにより実数情報に変換するステップを経
て、所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成する
ことにより、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒
体毎に最適な記録ストラテジの生成が可能となる。
し23の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法におい
て、請求項6又は12記載の光情報記録媒体に対する記
録動作に先立ち当該媒体にエンコードされてプリフォー
マットされた記録ストラテジに関するパラメータδの情
報を読出すステップと、読出されたパラメータδの情報
について変換テーブルを用いてデコードすることにより
実数情報に変換するステップと、変換されたパラメータ
δの実数情報に基づき請求項6記載の記録条件を満たす
δが規定されたマルチパルスの記録ストラテジを生成す
るステップと、を備える。
録媒体からプリフォーマットされた記録ストラテジに関
するパラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデ
コードすることにより実数情報に変換するステップを経
て、所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成する
ことにより、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒
体毎に最適な記録ストラテジの生成が可能となる。
し24の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法におい
て、請求項7又は13記載の光情報記録媒体に対する記
録動作に先立ち当該媒体にエンコードされてプリフォー
マットされた定数a,b及びαの範囲の情報を読出すス
テップと、読出された定数a,b及びαの範囲の情報に
ついて変換テーブルを用いてデコードすることにより実
数情報に変換するステップと、変換された定数a,b及
びαの範囲の実数情報に基づき請求項7記載の記録条件
を満たす定数a,b及びαが規定されたマルチパルスの
記録ストラテジを生成するステップと、を備える。
録媒体からプリフォーマットされた記録条件の走査速度
依存性に関する情報を再生し、変換テーブルを用いてデ
コードすることにより実数情報に変換するステップを経
て、任意の捜査速度で所望の記録条件を満たす記録スト
ラテジを生成することにより、媒体毎に走査速度依存性
に関する情報が異なる場合でも媒体毎に最適な記録スト
ラテジの生成が可能となる。
し図22に基づいて説明する。
て記録、消去或いは書換えが可能な光情報記録媒体、特
に相変化型の光情報記録媒体に対する情報記録方法及び
情報記録装置(情報再生装置を含む)に適用される。
光ビームを照射及び走査し、媒体に記録マークを形成す
ることで行う。記録マークは光の照射により光学的な特
性が異なる領域であり、媒体の記録層中に形成される。
情報記録装置及び情報再生装置はこの記録マーク部の光
学特性の差を利用して情報を再生する。記録マークの状
態は記録層材料の種類によって異なり、磁性体の記録層
材料の場合は、磁気配向の異なる領域であり、相変化材
料の場合は相の異なる領域となる。現在最も一般的であ
る書換え型光情報記録媒体である相変化材料を用いた光
情報記録媒体においては、記録層材料として、結晶相と
アモルファス相(非晶質層)を有する材料を用いている。
このような相変化記録層材料としてはSbTe系合金,
GeSbTe系合金,AgInSbTe系合金,GaG
eSbTe系合金などがある。相変化記録層材料は結晶
相とアモルファス相で光学特性が大きく異なるため、結
晶相中にアモルファス相のマークを形成することによっ
て情報を記録することが可能である。また、結晶相とア
モルファス相とが可逆的な相転移をする場合は、書換え
可能な光情報記録媒体となる。
マークを形成するためには記録層又は記録層近傍に集光
した光を照射及び走査することで行う。この時、前述し
た通り、強度変調をした光ビームを照射することで行
う。図1及び図2に本実施の形態の前提となる強度変調
方式の発光波形(記録ストラテジ)を示す。図2(a)
は記録すべき情報DATAを示す。本実施の形態の情報記録
方法では、PWM(Pulse Width Modulation)を光情報
記録媒体に応用した記録マーク長、マーク間長変調方式
で情報を記録するものとする。この記録方式では記録マ
ークの長さとマーク間の長さとを基本クロック周期Tを
単位として制御することにより情報を記録することがで
きる。光情報記録媒体の記録方法の一つであるマーク位
置変調方式よりも記録密度を高くすることが可能なた
め、高密度化できることが特徴であり、CD,DD(Do
uble Density)CDで採用されるEFM,DVDで採用
されるEFM+などの光ディスクに採用されている変調
方式である。記録マーク長、マーク間長変調方式は記録
マーク長とマーク間長(以下、スペース長)とを正確に
制御することが重要である。これらの変調方式では記録
マーク長、スペース長ともに基本クロック周期Tに対し
てnT(nは自然数)の時間的長さとする。
縦軸が記録する情報であり、Highレベルになっていると
ころが記録マークに相当する。図1及び図2(a)はE
FM又はEFM+の場合を例として示しているため、n
は3〜11と14である。このうち、n=3,4,5,
10,11の場合の記録ストラテジを抽出して図2
(b)〜(f)に示す。このとき、横軸は図2(a)と
同様に時間的長さに相当し、縦軸は照射する光の強度
(照射パワー)Pである。照射する光の強度はPw,P
e,Pbの3値をとり、その関係はPw>Pe>Pbで
ある。Pwを記録パワー、Peを消去パワー、Pbをバ
イアスパワーと呼ぶ。P=Peで光ビームが照射された
場合、相変化記録層は結晶状態となる。即ち、マークを
消去(マーク間を記録)することになる。一方、P=P
wとP=Pbとの強度変調で照射された場合、相変化記
録層はアモルファス状態となる。即ち、記録マークを形
成することになる。Pw,Pe,Pbは媒体の記録相材
料の熱的特性、光学的特性から決定されるが、消去パワ
ーPeは0.2Pw〜0.6Pwの範囲にあることが好
ましく、バイアスパワーPbは0〜0.1Pwの範囲に
あることが好ましい。
長さnTの記録マークを記録するためにm個のP=Pw
のオンパルスとP=Pbのオフパルスとを用いる。nと
mの関係は以下の通りである。nが偶数n1の場合は、
n1=2mの関係が成立し、nが奇数n2の場合は、n
2=2m+1の関係が成立しなくてはならない。即ち、
時間的長さnTが2T増加する毎にパワーPwのオンパ
ルス、パワーPbのオフパルスを各々1個増加させたマ
ルチパルスにより記録マークを形成するものである。こ
こに、時間的長さnTのマークを形成するときのP=P
wをとるi番目(i=1,…,m)のパルスの幅(照射
時間)をTon(n,i)と表す。従来のCD−RW,
DVD−RW,DVD+RWで採用されているm=n−
1の記録ストラテジと比較するとパルスの周期が略2倍
となるため、Ton/Tを長くすることが可能となる。
そのため、パワーPの立上り・立下り時間の影響を相対
的に低くすることができ、基本クロック周期Tが短い高
速記録にも対応することができる。
0.5T〜1.5Tの範囲が好ましい。0.5Tより短
くなると、照射時間が短すぎるため十分なエネルギーを
記録層に与えることができなくなり、結果として記録マ
ークの幅(走査方向と垂直方向のマーク長)が小さくな
り、記録信号の振幅が低くなって、変調度が低下して再
生信頼性の低い媒体となってしまう。照射時間Tonが
1.5Tより長くなると、パワーP=Pbとなる時間が
相対的に短くなるため、急冷状態を維持するのが困難に
なってくる。そのため、記録層にエネルギーを十分に加
えることができるが、再結晶化により記録マークが小さ
くなってしまう。さらに、媒体にかかる絶対的なエネル
ギー量が大きくなるため、多数回の記録・書換え(オー
バーライト)を行うと、記録層とその周辺に熱的損傷が
発生するため、信頼性が低下してしまう。
パルスの照射時間、即ち、Ton(n,m)が記録され
るマーク長に最も大きな影響を与える。特に、n=n2
(奇数)の場合にはそれがさらに顕著になる。図3にT
on(n,m)とマーク長のずれ量であるマークデビエ
ーションとの関係を示す。マークデビエーションD
(n)は、再生されたマーク長をL(n)とすると、D
(n)=L(n)−nTで表される。つまり、D(n)
=0となると論理的なマーク長と実際の記録マーク長と
に差が無くなるため、良好な記録マークといえる。nが
奇数(n=2m+1)の場合はTon(n,m)のD依
存性が、nが偶数(n=2m)の場合に比べて大きくな
っていることが分かる。これは、n1・Tとn2・Tの
異なるマーク長を同数m個のパルスで記録することに起
因する。n2・Tマークはn1・Tマークよりも1T分
長くなっているため、その補正を最終パルスの照射時間
とパルスの周期とで補正する必要があるためである。
記録マークの長さへの影響は少ないことが分かってい
る。図4に最終パルス以外のパルス(m番目以外のパル
ス)幅のデビエーション依存性を示す。nが奇数(n=
2m+1)、偶数(n=2m)に依らず、依存性は小さ
く、かつ、奇数と偶数との明確な差異はない。そのた
め、m番目の最終パルスの照射時間以外の照射時間T
onはnが偶数であるか奇数であるかに依らず記録スト
ラテジを統一することが可能である。
即ち、m≧2,n≧4の場合には、n,iに依らず全て
のパルスを統一することが可能である。即ち、 Ton(n,i)=定数Tmp (n≧4,1≦i≦m
−1) とすることができる。このとき、定数Tmpは0.5T
〜1.5Tであることが好ましい。
録マークへの影響が小さい。nが偶数、つまり、n=n
1の場合のm番目のパルスTon(n1,m)もn1に
依らず、 Ton(n1,m)=Tmp とすることができる。これらの事項は、nが偶数の場合
に属するn=14の場合も同様である。
最終パルス幅は、m≧2、即ち、n 2≧5の場合にはn
2によらず統一することが可能である。即ち、 Ton(n2,m)=T1p (n2≧5,m≧2) である。これは、D(n2)の最終パルス幅依存性がn
2に依らずほぼ一定なためである。しかし、n1と同じ
長さのパルス幅を設定すると、図2に示すように奇数の
マークは偶数のマークよりも常に短くなる傾向にある。
そのため、n1・Tマークのデビエーションとn2・T
マークのデビエーションをD0に揃えるためには、n2
・Tマークの最終パルスTon(n2,m)をT
on(n1,m)=TmpよりもδTだけ長くする必要
がある。即ち、 Ton(n2,m)=Ton(n1,m)+δT 従って、 T1p=Tmp+δT となる。δは光情報記録媒体の記録層の熱特性によって
最適な値が選ばれるが、0〜1.0の範囲が好ましく、
さらに好ましくは0〜0.5の範囲である。δが1.0
を超えると、奇数マークの長さが長くなりすぎる。ま
た、0.5を超えると、最終パルスのパワーPwの変動
による効果が大きくなりすぎるため、マーク長の記録パ
ワーPw依存性がnが偶数の場合と大きく異なってしま
い、記録パワーマージンが著しく狭くなる傾向にある。
外の全ての各パルスの照射時間To nを全て同じ(=T
mp)にすることができる。
記録ではマーク長と同様にスペース長も重要となってく
る。これは、2値化された情報上では、マークもスペー
スも等価に扱われ、その境界のみが特異点とされるため
である。従って、スペース長の制御が必要になっていく
が、マーク長が決定してしまえばスペース長は必然的に
決まってしまう。しかし、そのばらつきは前後マークに
大きく依存してしまう。つまり、nが奇数の記録マーク
の後のスペース長とnが偶数の記録マークの後のスペー
ス長とが異なってしまうことがある。
の立上り開始時間Td1とm番目のオフパルスの後のP
=Peとなる立上り開始時間のデータ終了時間からのず
れ時間Td2を制御することで可能となる。特に、ずれ
時間Td2のスペースジッタに与える影響は大きくなっ
ているため、ずれ時間Td2を各マーク長さ毎に最適な
値を設定することが必要である。これは、ずれ時間T
d2が記録マークに続くスペースの開始時間を決めてい
るパラメータであることに起因する。
Td2は統一することが可能である。その範囲は−T〜
Tの範囲が好ましく、さらに好ましくは−0.5T〜
0.75Tの範囲である。
に影響するが、Td1とTd2とは相対的なものであり
一方に対して他方は従属的となるので、Td2と同時に
最適化を行った場合は全てのnに対して統一することが
可能となる。時間Td1の範囲としては0T〜1Tの範
囲にあることが好ましい。
めに、多くのパラメータの統一を論じてきたが、最小マ
ークである3Tマークに関しては、その立上りのずれ時
間T d1以外のパラメータは独自に設定する必要があ
る。これは、3Tマークのみm=1であり、そのパルス
が、最終パルスであると同時に最初のパルス(第1のパ
ルス)であるため、m≧2のストラテジパターンとは明
らかに異なる。このため、そのパルス照射時間T
on(3,1)は独自に設定する必要があり、 Ton(3,1)=Tmp’ である。Tmp’は記録層材料の熱的特性や光学的特
性、さらに記録時の走査線速度及びクロック周期によっ
て最適化され、その範囲は0.5T〜2.0Tの範囲で
あることが好ましい。同様に、ずれ時間Td2もn=3
のものは独自に設定することが必要であり、その範囲は
−T〜Tの範囲が好ましく、さらに好ましくは−0.5
T〜0.75Tの範囲である。
の均一性に影響する。パルス照射周期が不均一の場合は
マーク形状が歪みやすく、その結果として再生された信
号も歪んでしまい、ジッタを悪化させる傾向にある。こ
の傾向はパルス照射時間Tm pが小さい場合、即ち、P
=Pwとなるパルス幅が小さく、P=Pbとなる時間が
相対的に長くなる場合に顕著となる。
く、さらに好ましくはその周期が略nT/mとなること
である。ただし、ここでの周期は平均的な周期を意味
し、個別の周期ではない。つまり、例えば、nT=11
Tのマークを記録するときに、5個のパルスの平均周期
をnT/m=11T/5=2.2Tとすることであり、
全ての周期を2.2にする必要はない。例えば、第1の
パルスと第2のパルスとの周期を2.4Tとし、第2か
ら第4のパルスまでの周期を2.0Tとし、第4から第
5のパルスの周期を2.4Tとした場合も平均周期は
2.2Tとなる。しかし、均一性を向上するためには周
期をnT/mとすることが最もよい。また、パルスの照
射周期を個別に設定することは記録ストラテジを規定す
るパラメータが増加することを意味するため、周期は統
一するほうが好ましい。この場合、nが偶数の場合の周
期は常に2Tとなるが、nが5以上の奇数の場合の周期
はnの増加とともに2Tに漸近することになる。つま
り、図5に示すように、nが5以上の奇数の場合の周期
は、nT/m=2.5T,nT/m=3.3T,nT/
m=2.25T,nT/m=2.2Tの如く、nの増加
とともに2Tに漸近するよう減少する。
ワーPbの最終オフパルスの照射時間Toff(n,
m)に着目した場合、前述のように、この最終オフパル
スのパワーPeへの立上りを早める時間Td2が統一さ
れていることから、図6に示すように、nが偶数の場合
にはnの値に依らず照射時間Toff(n,m)を一定
とし、nが奇数の場合にはnの値の増加に伴い照射時間
Toff(n,m)が偶数の場合の照射時間T
off(n,m)に漸近するよう減少する記録ストラテ
ジとなる。
に用いる最適な記録ストラテジは以下の6種パラメータ Tmp Tmp’ δ Td1 Td2 Td2’ で記述することができる。これは、従来のEFMの場合
の69個、EFM+の場合の77個のパラメータを規定
する方法に比べると明らかに少ない規定方法である。さ
らには、時間Td1は時間Td2に対して従属的なもの
であり、固定値と見倣すこともできるので、実質的には
5種のパラメータで記述することも可能である。
録ストラテジを図7に示す。
用して、記録速度(走査速度)を変更した場合は、照射
時間Tmp,Tmp’を記録時の走査線速度vに対して
変動させることで対応することが可能である。他のパラ
メータは基本クロック周期T(v)に対して一定とする
ことができる。つまり、基本クロック周期T(v)で規
格化したδ/T(v),Td1/T(v),Td2/T
(v),Td2’/T(v)は記録速度(走査速度)に
依らず一定である。
さ当りの情報量が一定である線密度一定の場合、T
(v)=L0/vである。ここで、L0は基本クロック
周期Tに対応する光情報記録媒体上の長さに相当し、一
般に、チャンネルビット長と呼ばれる。DVDの場合、
L0=0.133μmであり、CDの場合、L0=0.
278μm又は0.324μmである。つまり、走査速
度が2倍になった場合は基本クロック周期Tは1/2倍
になる。
mp(v)/T(v)及びTmp’(v)/T(v)は
小さくなるほうが好ましい。つまり、走査速度v=
vL,v=vHの場合(ただし、vL<vH)を考えた
とき、基本クロック周期T(v)に対する相対時間とし
ては、 Tmp(vH)/T(vH)>Tmp(vL)/T(v
L), Tmp’(vH)/T(vH)>Tmp’(vL)/T
(vL) となり、さらに実時間では、 Tmp(vH)<Tmp(vL), Tmp’(vH)<Tmp’(vL) となることが好ましい。
て説明する。ここでは、説明を簡単にするため、例え
ば、vL=1.0、vH=2.0、Tmp(vL)=
0.3、Tmp(vH)=0.5とすると、図8(a)
の実時間側に示すように、Tmp(vH)<Tmp(v
L)となるが、図8(b)に示すように、各々の基本ク
ロック周期T(vL),T(vH)で規格化されたデュ
ーティはTmp(vL)/T(vL)=0.15,T
mp(vH)/T(vH)=0.5で、Tmp(vH)
/T(vH)>Tmp(vL)/T(vL)となる。つ
まり、基本クロック周期T(v)で規格化されたデュー
ティTmp(v)/T(v)及びTmp’(v)/T
(v)は、走査速度の大小に応じて逆転させた方がよい
ことを意味する。
度vの関数であるα=v/v0に比例する関数で表され
ることが好ましく、 Tmp(α)/T(α)=a×α+b となることがさらに好ましい。ただし、v0は光情報記
録媒体の記録可能な最低走査速度であり、αは1以上の
実数である。αの範囲は光情報記録媒体の記録可能な走
査速度を表しており、例えば、直径120mmのディス
ク型記録媒体のCAV(Constant Angular Velocity:
角速度一定記録)方式を用いることを考慮すると、1〜
2.4が好ましく、さらに好ましくは1〜4である。即
ち、本実施の形態で特に想定しているL0=278n
m、走査速度v=9.6m/s〜38.4m/s=8x
〜32x(v0=9.6m/s=8x,α=1〜4)で
あるCD−RWの場合は、図9中に示すように、 0.14≦a≦0.29 0.2≦b≦0.4 であることが好ましい。ちなみに、図9には、1x〜4
xのCD−RW(v0=1.2m/s,α=1〜4)、
4x〜10xのHS CD−RW(v0=4.8m/
s,α=1〜2.5)のデューティTmp/T特性も併
せて示している。また、DVD+RWではv0=3.4
9m/s,α=1〜2.4となっている。
せて設定できるが、以下に示す 0.1≦a≦0.4 0.1≦b≦0.4 のような範囲が好ましい。このような範囲に設定するこ
とで、αが1〜4までの場合に想定される記録ストラテ
ジに対応することが可能となる。
αによって変動するが、上述した関数を元に、 Tmp’(α)=(Tmp(α)/Tmp(1))×Tmp’(1) で算出される値を用いることができる。
パルス照射時間Tmpを相対的に短くすることによっ
て、αが変動した場合でも、パワーPwの大きく変わら
ない記録方法を実現することが可能である。従って、C
AV記録又はZ−CLV(ZoneCLV:半径範囲毎にC
LV記録を行い、擬似的なCAV記録を行う方式であ
り、半径範囲の0の極限をとるとCAVに相当する)に
好適に適用することができる。
以上のように、複雑である記録ストラテジによる記録方
法も限られたパラメータで規定することが可能である。
これらのパラメータの情報を各光情報記録媒体にプリフ
ォーマットしておくことにより、情報記録装置はこれら
のパラメータ情報を対称となる光情報記録媒体から読み
出すことにより、精度の高い記録条件を設定することが
可能となる。
のパラメータをプリフォーマットしておくことを特徴の
一つとする。
とができるが、プリピット法、ウォブルエンコード法、
フォーマット法がある。プリピット法は光情報記録媒体
上の任意の領域にROMピットを用いて記録条件に関す
る情報をプリフォーマットする手法である。基板成形時
にROMピットが形成されるため量産性に優れ、かつ、
ROMピットを用いているので、再生信頼性及び情報量
の点で有利である。しかし、ROMピットを形成する技
術(即ち、ハイブリッド技術)は課題が多く、RW系の
プリピットによるプリフォーマット技術は困難とされて
いる。
て通常の記録と同様の手法を用いて情報を記録しておく
ものである。しかし、この手法は、光情報記録媒体を製
造後、各媒体にフォーマットを施す必要があり、量産性
の点から困難である。さらに、プリフォーマット情報を
書換えることが可能であるため、媒体固有の情報を記録
する手法としては適切ではない。
VD+RWで実際に採用されている手法である。この手
法は光情報記録媒体のアドレス情報をグルーブ(媒体上
の案内溝)のウォブリングにエンコードする技術を利用
している。エンコードの方法としては、CD−RWのA
TIPのように周波数変調を用いても、DVD+RWの
ように位相変調を用いても良い。ウォブルエンコード法
は、光情報記録媒体の基板成形時にアドレス情報と一緒
に基板に作成されるため、生産性に優れると同時に、プ
リピット法のような特殊なROMピットを形成する必要
がないため、基板成形も容易に行えるという利点があ
る。
するパラメータのプリフォーマット例について、CD−
RWの例で説明する。図10及び図11にCD−RW規
格の光情報記録媒体1の各の領域のフォーマット例を示
す。円盤状の光情報記録媒体1において、グルーブが形
成されたグルーブ形成領域には、半径方向内周側から外
周側に向けて、内周部未使用領域2、テスト記録領域
3、リードイン領域4、情報記録領域5、リードアウト
領域6、外周部未使用領域7が順に割当てられている。
1の場合、プリフォーマットされるメディア情報はATIP
Extra Informationである。ATIP Extra Informationは
アドレス情報を示すATIPを利用した手法である。A
TIPはCD−RWディスクにプリフォーマットされた
アドレス情報である。CD系のディスクは音楽情報媒体
がベースとなった経緯からアドレスは時間情報として表
されるため、M:S:Fで表される。ここで、Mは分で
あり、規格上00〜99の範囲をとることが可能であ
り、Sは秒に相当し、00〜59の範囲をとり、Fはフ
レームであり、00〜74の範囲をとる。1分=60秒
であり、1秒=75フレームに相当する。M,S,Fに
は各々8bitの情報が与えられるため、1ATIPフレ
ームの情報量は24bitとなる。M,S,F各々につい
て、0〜255の値を与えることが可能であるが、実際
には前述の範囲しか利用していない。そのため、使用し
ていないbitを利用すればアドレス以外の情報を付加す
ることが可能となる。この方法を利用したのがATIP Ext
ra Informationである。
は図12に示す通り42bitの情報からなる。最初の4b
itは同期部と呼ばれ、フレームの開始を示す部分であ
る。情報記録装置がATIPを再生するときにこの同期
部をフレームの開始として認識するために同期パターン
という特殊なパターンで構成される。同期部に続く5〜
28bit目までの24bitがアドレス情報部である。24
bitはさらに8bitずつの3つの部分に分割されており、
M1〜M8の部分がアドレス情報のM(即ち、分)を表
し、S1〜S8の部分がアドレス情報のS(即ち、秒)
を表し、F1〜F8の部分がアドレス情報のF(即ち、
フレーム)を表す。アドレス情報部に続く29〜42bi
t目までの14bitが「CIRC Remainder」
と呼ばれる部分である。CIRC(Cross Interleved R
eed-Solomon Code)を用いた誤り訂正の符号に相当す
る。
うち、M1,S1,F1の組合せにより、アドレス情報
部の内容を以下の7種に分類している。
xtra Informationとしている。これらのATIP Extra Inf
ormationにはディスク固有の情報が与えられており、そ
の例としては、ディスクの種類に関する情報、記録条件
(記録パワーや最適記録パワーを設定するためのパラメ
ータ、ストラテジを規定するパラメータ)などがある。
1のリードイン領域4に入れられており、通常アドレス
が9フレーム続いた後にATIP Extra Informationが1フ
レーム付加される。即ち、6種類のATIP Extra Informa
tionを再生するためには、リードイン領域4を少なくと
も60フレーム再生する必要があることになる。
ける記録ストラテジを規定するパラメータとして、基本
クロック周期Tで規格化されたTd1/T,Td2/
T,T d2’/T,Tmp/T,Tmp’/T,δ/T
なる6種類を採用し、光情報記録媒体1にプリフォーマ
ットすることを考える。情報はATIP Extra Information
のうちのAdditional Information 1に入れるものとす
る。
S1,F1は各々0,0,1に固定されるため、アドレ
ス情報部は図13に示す通りになる。そこで、各bitを
以下のパラメータの表現に割当てることにする。
いる。即ち、各パラメータ毎に8水準の情報を与えるこ
とができる。各bitとパラメータの値(実数)の関係は
変換テーブルを用いることで行う。各bitと各パラメー
タとの変換テーブル11a〜11fの例を図15〜図2
0に示す。
メータの値で最も良い特性で記録可能であるとする。
〜11fに基づいて各bitの値を求めると、 (M2,M3,M4)=(0,1,1) (M5,M6,M7)=(1,0,0) (M8,S2,S3)=(1,0,1) (S4,S5,S6)=(1,0,0) (S7,S8,F2)=(1,0,1) (F3,F4,F5)=(0,1,0) となる。従って、Additional Information 1にプリフォ
ーマットされる各パラメータのbit情報は図14に示す
ようになる(ここで、Xは定義されていないため任意で
ある)。
各パラメータのうち最適な値が異なる場合には同様に変
換テーブル11a〜11fを用いて変換したbit情報をA
dditional Information 1にプリフォーマットしておけ
ばよい。
では、他の手法と比較すると絶対的な情報量が少なくな
る傾向にある。通常、ウォブル周波数は記録情報の周波
数に対して、相互干渉が起こらない周波数帯域をとる。
周波数で30分の1以下、さらに好ましくは100分の
1以下である。さらに、変調方式に周波数変調を用いる
とさらに情報密度が低下し、CD−RWのATIP EXTRA I
NFORMAITIONのように、アドレス情報の冗長性を利用し
た場合はさらに情報密度が低下してしまう。
な領域を設けても良い。CD−RWの場合は、リードイ
ン領域4にATIP EXTRA INFORMATIONがエンコードされて
いるが、この領域のみで不足する場合は、ディスク内周
部又は外周部の未使用領域2又は7にエンコードしても
良い。未使用領域2,7の例としては、PCA(Power
Calibration Area=テスト記録領域)よりも内周部やリ
ードアウト領域6の外周部を挙げることができる。
した例の如く、実数を2進数に変換した値をエンコード
してもよく、変換テーブルを用いて変換した情報をエン
コードしても良い。ただし、何れの方法を用いても情報
記録装置上では、エンコードした情報をデコードし、正
しく記録ストラテジを設定することができる手段が必要
である。
る光情報記録媒体1に対応した情報記録装置は、当該光
情報記録媒体1への記録動作時(媒体をマウントした場
合も含む)に、上記のATIP ExtraInformationを再生す
る。上述した光情報記録媒体1に対応した記録装置で
は、Additonal Infromation 1を再生できることが必要
であり、さらにそのbitを実数に変換するための変換テ
ーブルを有することが必要である。情報記録装置はAddi
tonal Infromation 1を再生し各bitの値を光情報記録媒
体1から得る。そのbit情報に対して変換テーブル11
a〜11fを用いてパラメータの実数を取得することが
できる。情報記録装置はこれらのパラメータの実数値を
基に最適な記録ストラテジを設定することができる。最
適な記録ストラテジが異なる光情報記録媒体1、つま
り、各パラメータ値が異なる光情報記録媒体1では、Ad
ditonal Infromation 1に最適なパラメータがプリフォ
ーマットされているため、情報記録装置は光情報記録媒
体毎に最適な記録ストラテジを設定することが可能とな
る。
手順を図21に示す概略フローチャートを参照して説明
する。この処理は、例えば情報記録装置において後述す
るシステムコントローラにより実行される。
対象となる光情報記録媒体1からプリフォーマット情報
を再生する(ステップS1)。即ち、記録ストラテジに関
するパラメータTd1/T,Td2/T,Td2’/
T,Tmp/T,Tmp’/T,δ/Tが記録されてい
るアドレスにアクセスし、そのプリフォーマット情報を
再生する。再生されたプリフォーマット情報(パラメー
タTd1/T,Td2/T,Td2’/T,Tmp/
T,Tmp’/T,δ/Tのbit情報)をデコードする
(S2)。即ち、変換テーブル11a〜11fを用いて
各パラメータ情報をbit情報から実数情報に変換する。
そして、変換されたパラメータTd1,Td 2,
Td2’,Tmp,Tmp’,δの実数情報を用いて最
適なマルチパルスパターンとなるように記録ストラテジ
を生成して設定する(S3)。この後、必要に応じて、
最適記録パワーの設定処理を行う(S4)。即ち、設定
された記録ストラテジの妥当性検証と最適な記録パワー
を設定するために行う試書きであり、試書きの例とし
て、CD−R/RW,DVD+RW/Rで採用されてい
るOPC(Optimum Power Control)を用いても良い。
そして、記録動作に際しては、このような動作で決定さ
れた記録パワーを用いて所定の記録ストラテジを基に記
録を行う(S5)。
ラテジによる情報記録方法を実現するための情報記録装
置の構成例ついて、図22を参照して説明する。
対して、この光情報記録媒体1を回転駆動させるスピン
ドルモータ21を含む回転制御機構22が設けられてい
るとともに、光情報記録媒体1に対してレーザ光を集光
照射させる対物レンズや半導体レーザLD23等のレー
ザ光源を備えた光ヘッド24がディスク半径方向にシー
ク移動自在に設けられている。光ヘッド24の対物レン
ズ駆動装置や出力系に対してはアクチュエータ制御機構
25が接続されている。このアクチュエータ制御機構2
5にはプログラマブルBPF26を含むウォブル検出部
27が接続されている。ウォブル検出部27には検出さ
れたウォブル信号からアドレスを復調するアドレス復調
回路28が接続されている。このアドレス復調回路28
にはPLLシンセサイザ回路29を含む記録クロック生
成部30が接続されている。PLLシンセサイザ回路2
9には速度制御手段としてのドライブコントローラ31
が接続されている。
のドライブコントローラ31には、回転制御機構22、
アクチュエータ制御機構25、ウォブル検出部27及び
アドレス復調回路28も接続されている。
等を備えた、いわゆるマイコン構成のものであり、前述
した変換テーブル11a〜11f等を含むROM33を
備えている。また、このシステムコントローラ17に
は、EFMエンコーダ34、マーク長カウンタ35、パ
ルス数制御部36が接続されている。これらのEFMエ
ンコーダ34、マーク長カウンタ35、パルス数制御部
36及びシステムコントローラ17には、発光波形制御
手段となる記録パルス列制御部37が接続されている。
この記録パルス列制御部37は、記録ストラテジにより
規定されるマルチパルス(オンパルス、オフパルス)を
生成するマルチパルス生成部38と、エッジセレクタ3
9と、パルスエッジ生成部40とが含まれている。
は、記録パワーPw,消去パワーPe、バイアスパワー
Pbの各々の駆動電流源41をスイッチングすることで
光ヘッド24中の半導体レーザLD23を駆動させる光
源駆動手段としてのLDドライバ部42が接続されてい
る。
1に記録するためには、目的の記録速度に対応する記録
線速度となるようにスピンドルモータ21の回転数をド
ライブコントローラ31による制御の下、回転制御機構
22により制御した後に、光ヘッド24から得られるプ
ッシュプル信号からプログラマブルBPF26によって
分離検出されたウォブル信号からアドレス復調するとと
もに、PLLシンセサイザ回路29によって記録チャネ
ルクロックを生成する。次に、半導体レーザLD23に
よる記録パルス列を発生させるため、記録パルス列制御
部37には記録チャネルクロックと記録情報であるEF
Mデータが入力され、記録パルス列制御部37中のマル
チパルス生成部38により図7に示したような記録スト
ラテジに従うマルチパルスを生成し、LDドライバ部4
2で前述のPw,Pe,Pbなる各々の照射パワーとな
るように設定された駆動電流源41をスイッチングする
ことで、記録パルス列に従うLD発光波形を得ることが
できる。
列制御部37中に、記録チャネルクロック周期の1/2
0の分解能を有する多段のパルスエッジ生成部40を配
置しており、エッジセレクタ(マルチプレクサ)39に
入力された後、パラメータT d1に基づきシステムコン
トローラ32によって選択されたエッジパルスによって
第1のパルスの立上り制御信号等を生成する。パルスエ
ッジ生成部40用の多段遅延回路は、高分解能のゲート
遅延素子やリングオシレータとPLL回路によって構成
することができる。
り制御信号を基準に、パラメータT mp,Tmp’,δ
や周期nT/m等に基づき基準クロック周期Tに同期し
たマルチパルス列が生成される。同様に、最終オフパル
スの照射時間Toff(n,m)に関しても、パラメー
タTd2或いはTd2’に基づきシステムコントローラ
32によって選択されたエッジパルスによって最終オフ
パルスの立上り制御信号等を生成する。
ルス列制御部37では、EFMエンコーダ34から得ら
れるEFM信号のマーク長を計数するためのマーク長カ
ウンタ35が配置されており、そのマークカウント値が
2T増加する毎に1組のパルス(パワーPwによるオン
パルスとパワーPbによるオフパルス)とが生成される
ようにパルス数制御部36を介してマルチパルスを生成
するようにしている。この動作は、第1のパルスの後エ
ッジをエッジセレクタ39で選択した後、次の記録チャ
ネルクロック周期から生成されるエッジパルスで後続の
マルチパルスの前エッジを選択し、その次の記録チャネ
ルクロック周期から生成されるパルスエッジでそのマル
チパルスの後エッジを選択することで可能となる。
記録チャネルクロックを2分周した記録分周クロックを
生成し、これを多段遅延回路を用いてエッジパルスを生
成し、エッジセレクタで前後のエッジを選択することで
記録チャネルクロックが2T増加する毎に1組のパルス
(パワーPwによるオンパルスとパワーPbによるオフ
パルス)を生成することもできる。この構成の場合、マ
ルチパルス生成部の実質的な動作周波数は1/2とな
り、さらに高速記録動作が可能となる。
光情報記録媒体への適用例として説明したが、追記のみ
可能なCD−R、DVD−R等のいわゆる色素系の光情
報記録媒体の場合にも適用可能である。この場合、照射
するパワーに関して、Pe≒Pbと見做し、図23に示
すように照射パワーPwによるパルスPon(n,i)
とパルスPon(n,i+1)との間を照射パワーPb
で照射する2値パターンとなる。
明する。
下部誘電体層、記録層、上部誘電体層、反射層を順次ス
パッタリング法を用いて成膜した。下部誘電体層材料及
び上部誘電体層材料としてZnSにSiO2を20mo
l%混合した誘電体を用い、記録層としてAgInSb
Te合金に微量のGeを添加した材料を用いた。反射層
材料にはAgを用いた。下部誘電体層の膜厚を70n
m、記録層膜厚を15nm、上部誘電体層を20nm、
反射層を140nmとした。さらに、その上に樹脂製の
保護層をスピンコーティング法で成膜し、紫外線を照射
することで硬化した。保護層材料は市販のCD用保護層
材料である紫外線効果樹脂を用いた。保護層の膜厚は約
10μmであった。
ファス状態である。そのため、ディスク全面を結晶化す
るために、CD−RW用初期化装置を用いて初期化し
た。初期化は高出力レーザを全面に照射及び走査するこ
とで行った。初期化レーザは波長830nmであり、ビ
ーム径は走査方向に1μm、その垂直方向に80μmで
あった。照射強度は800mW(消費電力)で走査速度
は2.5m/sとした。完成したディスクは未記録状態
でCD−RWディスクの各規格を満足するものであっ
た。
の記録実験を行った。情報記録・再生装置としてパルス
テック工業製DDU1000を用い、記録ストラテジ発
生装置としてソニーテクトロニクス製AWG610を使
用した。作成したストラテジパターンは図7に示すもの
であり、各パラメータは以下の通りとした。
4倍速相当の記録を行った。記録条件は以下の通りであ
る。
い書換えのことであり、CD−RW規格では1000回
以上可能としている) 記録後にCDの標準速(v=1.2m/s)で3Tマー
クジッタ,3Tスペースジッタを測定したところ、表1
に示すような結果が得られた。
00回まで、CD−RW標準規格であるジッタ<35n
s以下なる条件を満足していることを確認できたもので
ある。
CDの8倍速相当の記録を行った。記録ストラテジは実
施例1のストラテジ中のTmp/TとTmp’/Tのみ
を変更した。
例1と同一の値を用いた。
スペースジッタを測定したところ、表2に示すような結
果が得られた。
Tmp,Tmp’を4/9倍にすることだけで、8倍速
相当でも記録可能であることを確認できたものである。
また、DOW回数1000回でも、ジッタ<35nsで
あり、良好な特性を示していることを確認できたもので
ある。
記録媒体1には以下のパラメータ情報をプリフォーマッ
トしておくことで、情報記録装置は最適な記録ストラテ
ジを設定することができる。
に依存しない最適な記録条件を満たす記録ストラテジに
関するパラメータ情報としてTd1/T,Td2/Tの
情報がプリフォーマットされているので、情報記録装置
が最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易に設定
することができ、さらに、nが偶数の場合と奇数の場合
とで複雑に異なるパターンの記録ストラテジを少ないパ
ラメータで規定しているため、プリフォーマット領域を
効率的に使用することができる。
載の光情報記録媒体に加えて、記録速度に依存しない最
適な記録条件を満たす記録ストラテジに関するパラメー
タ情報として、さらに、n=3のときのTd1’/T,
Td2’/Tの情報がプリフォーマットされているの
で、情報記録装置が最適な記録条件を満たす記録ストラ
テジを容易に設定することができ、さらに、nが偶数の
場合と奇数の場合とで複雑に異なるパターンの記録スト
ラテジを少ないパラメータで規定しているため、プリフ
ォーマット領域を効率的に使用することができる。
載の光情報記録媒体において、n=3の場合とn≧4の
場合との共通化により、プリフォーマットしておくパラ
メータを極力少なくすることができる。
いし3の何れか一記載の光情報記録媒体に加えて、記録
速度に依存しない最適な記録条件を満たす記録ストラテ
ジに関するパラメータ情報として、n≧4の場合の大半
のパルスに共通としたTmp/Tの情報がプリフォーマ
ットされているので、情報記録装置が最適な記録条件を
満たす記録ストラテジを容易に設定することができ、さ
らに、nが偶数の場合と奇数の場合とで複雑に異なるパ
ターンの記録ストラテジを少ないパラメータで規定して
いるため、プリフォーマット領域を効率的に使用するこ
とができる。
載の光情報記録媒体に加えて、記録速度に依存しない最
適な記録条件を満たす記録ストラテジに関するパラメー
タ情報として、さらに、n=3のときの特有のTmp’
/Tの情報がプリフォーマットされているので、情報記
録装置が最適な記録条件を満たす記録ストラテジを容易
に設定することができ、さらに、nが偶数の場合と奇数
の場合とで複雑に異なるパターンの記録ストラテジを少
ないパラメータで規定しているため、プリフォーマット
領域を効率的に使用することができる。
は5記載の光情報記録媒体に加えて、記録速度に依存し
ない最適な記録条件を満たす記録ストラテジに関するパ
ラメータ情報として、さらに、nが奇数の場合に特有な
最終パルス用のδの情報がプリフォーマットされている
ので、情報記録装置が最適な記録条件を満たす記録スト
ラテジを容易に設定することができ、さらに、nが偶数
の場合と奇数の場合とで複雑に異なるパターンの記録ス
トラテジを少ないパラメータで規定しているため、プリ
フォーマット領域を効率的に使用することができる。
いし6の何れか一記載の光情報記録媒体に加えて、記録
条件の走査速度依存性に関する情報がプリフォーマット
されているので、任意の走査速度で最適な記録条件を情
報記録装置が設定することができる。
各々請求項1ないし7記載の光情報記録媒体に関して、
プリフォーマットされるパラメータの範囲が最適化され
ていると同時に、正確に記録ストラテジのパターンを規
定してあるため、任意の記録速度で最適な記録条件を情
報記録装置が設定することができる。
タ情報をプリフォーマットする上で、実際に採用されて
いるウォブルエンコード法を活用でき、請求項1ないし
13記載の発明を容易に実現することができる。
4記載の光情報記録媒体において、いわゆる書換え可能
なCD−RW系の光情報記録媒体の場合に好適に適用す
ることができる。
4記載の光情報記録媒体において、いわゆる書換え可能
なDVD−RW系の光情報記録媒体の場合に好適に適用
することができる。
4ないし16の何れか一記載の光情報記録媒体におい
て、通常、情報記録装置がディスク固有の情報を取得す
るためにアクセスするリードイン領域をプリフォーマッ
ト領域として活用することにより、そのパラメータ情報
の読出しを確実にすることができる。
求項14ないし16の何れか一記載の光情報記録媒体に
おいて、リードイン領域のみでは情報量が不足する場合
に情報記録領域に支障を来たすことなく対処することが
できる。
成方法によれば、請求項1又は8記載の光情報記録媒体
からプリフォーマットされた記録ストラテジに関するパ
ラメータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデコード
することにより実数情報に変換するステップを経て、所
望の記録条件を満たす記録ストラテジを生成することに
より、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒体毎に
最適な記録ストラテジを生成することができる。
0記載の記録ストラテジ生成方法において、請求項2,
3又は9記載の光情報記録媒体からプリフォーマットさ
れた記録ストラテジに関するパラメータ情報を再生し、
変換テーブルを用いてデコードすることにより実数情報
に変換するステップを経て、所望の記録条件を満たす記
録ストラテジを生成することにより、媒体毎にパラメー
タ値が異なる場合でも媒体毎に最適な記録ストラテジを
生成することができる。
0又は21記載の記録ストラテジ生成方法において、請
求項4又は10記載の光情報記録媒体からプリフォーマ
ットされた記録ストラテジに関するパラメータ情報を再
生し、変換テーブルを用いてデコードすることにより実
数情報に変換するステップを経て、所望の記録条件を満
たす記録ストラテジを生成することにより、媒体毎にパ
ラメータ値が異なる場合でも媒体毎に最適な記録ストラ
テジを生成することができる。
0ないし22の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法
において、請求項5又は11記載の光情報記録媒体から
プリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラメ
ータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデコードする
ことにより実数情報に変換するステップを経て、所望の
記録条件を満たす記録ストラテジを生成することによ
り、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒体毎に最
適な記録ストラテジを生成することができる。
0ないし23の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法
において、請求項6又は12記載の光情報記録媒体から
プリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラメ
ータ情報を再生し、変換テーブルを用いてデコードする
ことにより実数情報に変換するステップを経て、所望の
記録条件を満たす記録ストラテジを生成することによ
り、媒体毎にパラメータ値が異なる場合でも媒体毎に最
適な記録ストラテジを生成することができる。
0ないし24の何れか一記載の記録ストラテジ生成方法
において、請求項7又は13記載の光情報記録媒体から
プリフォーマットされた記録条件の走査速度依存性に関
する情報を再生し、変換テーブルを用いてデコードする
ことにより実数情報に変換するステップを経て、任意の
捜査速度で所望の記録条件を満たす記録ストラテジを生
成することにより、媒体毎に走査速度依存性に関する情
報が異なる場合でも媒体毎に最適な記録ストラテジを生
成することができる。
を示す波形図である。
てその考察用の記録ストラテジの概略を示す波形図であ
る。
(n)との関係を示す特性図である。
ークデビエーションD(n)との関係を示す特性図であ
る。
概略的に示す特性図である。
減少する様子を概略的に示す特性図である。
形態の記録ストラテジの概略を示す波形図である。
変化する様子を略図で示す説明図である。
変化させる関数を示す特性図である。
ある。
示す説明図である。
ット割当て領域を示す説明図である。
明図である。
明図である。
明図である。
説明図である。
明図である。
説明図である。
である。
ローチャートである。
である。
である。
である。
示す説明図である。
Claims (25)
- 【請求項1】 時間的長さnT(nは自然数、Tは基本
クロック周期)の記録マーク及びマーク間で情報がPW
M変調方式により記録される光情報記録媒体において、 マーク間を記録するときは照射パワーPeの光を照射す
ることで行い、記録マークを記録するときは照射パワー
Pw,Pbなる2レベル(ただし、Pw>Pe>Pb)
からなるm個のマルチパルスを照射することで行い、そ
のパルス照射の1マーク毎の平均周期がn/mであり、
nが偶数のときはn=n1=2mの関係が成り立ち、n
が奇数のときはn=n2=2m+1の関係が成り立ち、
論理的なマークの開始時間から時間Td1後に前記照射
パワーPwの最初のパルスが立上り、論理的なマークの
終了時間から時間Td2だけ早くm個目の照射パワーP
bのパルスを終わらせ、n≧4の全てのマークに対して
基本クロック周期Tで規格化された記録ストラテジに関
するパラメータTd1/T,Td2/Tを走査速度に依
らず一定とする記録条件のとき、 記録ストラテジに関する前記パラメータTd1/T,T
d2/Tの情報がエンコードされてプリフォーマットさ
れていることを特徴とする光情報記録媒体。 - 【請求項2】 n=3のときの時間Td1をTd1’,
n=3のときのTd 2をTd2’とし、Td1’/T,
Td2’/Tが走査速度に依らず一定とする記録条件の
とき、 記録ストラテジに関する前記パラメータTd1’/T,
Td2’/Tの情報がエンコードされてプリフォーマッ
トされていることを特徴とする請求項1記載の光情報記
録媒体。 - 【請求項3】 Td1’/T=Td1/Tであることを
特徴とする請求項2記載の光情報記録媒体。 - 【請求項4】 n≧4の場合に、nが偶数の記録マーク
を形成するときの照射パワーPwの全てのパルスの照射
時間とnが奇数の記録マークを形成するときの照射パワ
ーPwのi番目(ただし、i=1,…,m−1なる自然
数)のパルスの照射時間とを一定の照射時間Tmpとす
る記録条件のとき、 基本クロック周期Tで規格化された記録ストラテジに関
するパラメータTmp/Tの情報がエンコードされてプ
リフォーマットされていることを特徴とする請求項1な
いし3の何れか一記載の光情報記録媒体。 - 【請求項5】 n=3のときの記録パワーPwの照射時
間をTmp’とする記録条件のとき、 基本クロック周期Tで規格化された記録ストラテジに関
するパラメータTmp’/Tの情報がエンコードされて
プリフォーマットされていることを特徴とする請求項4
記載の光情報記録媒体。 - 【請求項6】 nが奇数の記録マークを形成するときの
照射パワーPwのm番目の最終パルスの照射時間T1P
をnに依存しないT1P=Tmp+δTとする記録条件
のとき、 記録ストラテジに関するパラメータδの情報がエンコー
ドされてプリフォーマットされていることを特徴とする
請求項4又は5記載の光情報記録媒体。 - 【請求項7】 記録時の最低走査速度をv0,その時の
基本クロック周期をT0とし、α(ただし、αはα≧1
なる実数)を用いて記録時の走査速度がv=α×v0,
基本クロック周期がT=T0/αで表されるとき、照射
時間Tmpがαの関数Tmp(α)/T(α)=a×α
+b(ただし、a,bは定数)で表される記録条件のと
き、 定数a,b及びαの範囲の情報がエンコードされてプリ
フォーマットされていることを特徴とする請求項4ない
し6の何れか一記載の光情報記録媒体。 - 【請求項8】 プリフォーマットされる前記パラメータ
Td1/T,Td2/Tの値(実数)が、 0≦Td1/T≦1 −1≦Td2/T≦1 であることを特徴とする請求項1記載の光情報記録媒
体。 - 【請求項9】 プリフォーマットされる前記パラメータ
Td1’/T,Td 2’/Tの値(実数)が、 0≦Td1’/T≦1 −1≦Td2’/T≦1 であることを特徴とする請求項2又は3記載の光情報記
録媒体。 - 【請求項10】 プリフォーマットされる前記パラメー
タTmp/Tの値(実数)が、0.5T〜1.5Tであ
ることを特徴とする請求項4記載の光情報記録媒体。 - 【請求項11】 プリフォーマットされる前記パラメー
タTmp’/Tの値(実数)が、0.5T〜2.0Tで
あることを特徴とする請求項5記載の光情報記録媒体。 - 【請求項12】 プリフォーマットされる前記パラメー
タδの値(実数)が0〜Tであることを特徴とする請求
項6記載の光情報記録媒体。 - 【請求項13】 プリフォーマットされる前記定数a,
b(実数)が 0.1≦a≦0.4 0.1≦b≦0.4 であることを特徴とする請求項7記載の光情報記録媒
体。 - 【請求項14】 プリフォーマットされた情報は、グル
ーブのウォブリングにエンコードされて記録されている
ことを特徴とする請求項1ないし13の何れか一記載の
光情報記録媒体。 - 【請求項15】 プリフォーマットされた情報は、ウォ
ブリングの周波数変調によって記録されていることを特
徴とする請求項14記載の光情報記録媒体。 - 【請求項16】 プリフォーマットされた情報は、ウォ
ブリングの位相変調によって記録されていることを特徴
とする請求項14記載の光情報記録媒体。 - 【請求項17】 プリフォーマットされた情報は、リー
ドイン部分に記録されていることを特徴とする請求項1
4ないし16の何れか一記載の光情報記録媒体。 - 【請求項18】 プリフォーマットされた情報は、情報
記録領域よりも内周又はテスト記録領域よりも内周側の
部分に記録されていることを特徴とする請求項14ない
し16の何れか一記載の光情報記録媒体。 - 【請求項19】 プリフォーマットされた情報は、情報
記録領域よりも外周であって、リードアウト部よりも外
周側又は外周部のテスト記録領域よりも外周側の部分に
記録されていることを特徴とする請求項14ないし16
の何れか一記載の光情報記録媒体。 - 【請求項20】 請求項1又は8記載の光情報記録媒体
に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされて
プリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラメ
ータTd1/T,Td2/Tの情報を読出すステップ
と、 読出されたパラメータTd1/T,Td2/Tの情報に
ついて変換テーブルを用いてデコードすることにより実
数情報に変換するステップと、 変換されたパラメータTd1/T,Td2/Tの実数情
報に基づき請求項1記載の記録条件を満たす時間
Td1,Td2が規定されたマルチパルスの記録ストラ
テジを生成するステップと、を備える記録ストラテジ生
成方法。 - 【請求項21】 請求項2,3又は9記載の光情報記録
媒体に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードさ
れてプリフォーマットされた記録ストラテジに関するパ
ラメータTd1’/T,Td2’/Tの情報を読出すス
テップと、 読出されたパラメータTd1’/T,Td2’/Tの情
報について変換テーブルを用いてデコードすることによ
り実数情報に変換するステップと、 変換されたパラメータTd1’/T,Td2’/Tの実
数情報に基づき請求項2又は3記載の記録条件を満たす
時間Td1’,Td2’が規定されたn=3のパルスの
記録ストラテジを生成するステップと、を備える請求項
20記載の記録ストラテジ生成方法。 - 【請求項22】 請求項4又は10記載の光情報記録媒
体に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされ
てプリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラ
メータTmp/Tの情報を読出すステップと、 読出されたパラメータTmp/Tの情報について変換テ
ーブルを用いてデコードすることにより実数情報に変換
するステップと、 変換されたパラメータTmp/Tの実数情報に基づき請
求項4記載の記録条件を満たす照射時間Tmpが規定さ
れたマルチパルスの記録ストラテジを生成するステップ
と、を備える請求項20又は21記載の記録ストラテジ
生成方法。 - 【請求項23】 請求項5又は11記載の光情報記録媒
体に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされ
てプリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラ
メータTmp’/Tの情報を読出すステップと、 読出されたパラメータTmp’/Tの情報について変換
テーブルを用いてデコードすることにより実数情報に変
換するステップと、 変換されたパラメータTmp’/Tの実数情報に基づき
請求項5記載の記録条件を満たす照射時間Tmp’が規
定されたn=3のパルスの記録ストラテジを生成するス
テップと、を備える請求項20ないし22の何れか一記
載の記録ストラテジ生成方法。 - 【請求項24】 請求項6又は12記載の光情報記録媒
体に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされ
てプリフォーマットされた記録ストラテジに関するパラ
メータδの情報を読出すステップと、 読出されたパラメータδの情報について変換テーブルを
用いてデコードすることにより実数情報に変換するステ
ップと、 変換されたパラメータδの実数情報に基づき請求項6記
載の記録条件を満たすδが規定されたマルチパルスの記
録ストラテジを生成するステップと、 を備える請求項20ないし23の何れか一記載の記録ス
トラテジ生成方法。 - 【請求項25】 請求項7又は13記載の光情報記録媒
体に対する記録動作に先立ち当該媒体にエンコードされ
てプリフォーマットされた定数a,b及びαの範囲の情
報を読出すステップと、 読出された定数a,b及びαの範囲の情報について変換
テーブルを用いてデコードすることにより実数情報に変
換するステップと、 変換された定数a,b及びαの範囲の実数情報に基づき
請求項7記載の記録条件を満たす定数a,b及びαが規
定されたマルチパルスの記録ストラテジを生成するステ
ップと、を備える請求項20ないし24の何れか一記載
の記録ストラテジ生成方法。
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