JP2003331351A - 飲料用自動販売機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 飲料商品を、その収納姿勢を安定に保持しな
がら商品収納部の下方に導くことができ、しかも飲料商
品の径に拘わることなくその収容効率を十分に高めるこ
とのできる商品収納部を備えた飲料用自動販売機を提供
する。 【解決手段】 直方体空間をなす商品収納部を形成する
仕切板１にその基端部を回動自在に軸支され、ばねによ
り上方に向けて付勢偏倚されてその先端部を商品収納部
の内側に突出させた商品案内板３,４を具備した複数の
商品案内ユニット２を、対向する仕切板に沿ってそれぞ
れ縦方向に並べて設けると共に、各商品案内ユニット２
を交互に対向させて配置する。そして飲料商品の重量に
よる上記商品案内板３の回動を利用して順にその下方の
商品案内ユニット２に送り込みながら、複数の飲料商品
Ｓを俵積み状に積み上げる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、所定形状の缶また
はボトルからなる容器に飲料を充填した飲料商品用の自
動販売機に係り、特に複数の飲料商品を横向きにして順
次積み重ねて収納する商品収納部を安価に実現すること
ができ、しかも商品収納部への商品収容効率を高めるこ
とのできる飲料用自動販売機に関する。

【０００２】

【関連する背景技術】所定形状の缶またはボトルからな
る容器に飲料を充填した飲料商品用の自動販売機は、通
常、複数の飲料商品を横向きにして順次積み重ねて収納
する複数列の商品収納部を備えている。そしてこれらの
各商品収納部の下側から、飲料商品を１個ずつ払い出す
ように構成される。

【０００３】ちなみに上記商品収納部は、例えば円弧状
の金属製商品ガイド板を前後２列に亘って縦方向に並
べ、これらの商品ガイド板を交互に対向させて配置する
ことで蛇行した商品通路を形成した構造を有する。この
ような構成の商品収納部は、その上部から装填される飲
料商品を上記蛇行した商品通路に沿って転がしながら順
次下方へと導くことで飲料商品の落下距離を短くし、該
飲料商品の変形や損傷を防ぐ機能を備え、サーペンタイ
ン方式の商品収納ユニットと称される。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】ところで上述した構成
の商品収納部を実現する場合、蛇行した商品通路内にお
いて商品詰まりが生じることがないように、つまり飲料
商品を確実に転がしながらその下部へと導く上で、上記
蛇行した商品通路の寸法精度を十分に高く設定すること
が必要である。この為、前述した円弧状の金属製商品ガ
イド板等の構成部品には高い加工精度が要求され、専
ら、金型を用いた製作に委ねられている。これ故、その
製造コストが高くなることが否めない。

【０００５】しかも上述した商品収納部にあっては、蛇
行した商品通路に沿って複数の飲料商品が積み上げられ
るので、飲料商品の収容効率が悪いと言う不具合もあ
る。特に飲料商品の径が細い場合、その収容効率が大幅
に低下する。更には商品通路と飲料商品との隙間が増え
るので、飲料商品の収納姿勢を安定に保持することが困
難になる等の問題がある。

【０００６】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、所定形状の缶またはボトルから
なる容器に飲料を充填した飲料商品を、その収納姿勢を
安定に保持しながら商品収納部の下方に導くことがで
き、しかも飲料商品の径に拘わることなくその収容効率
を十分に高めることのできる商品収納部を備えた飲料用
自動販売機を提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る飲料用自動販売機は、所定形状の缶ま
たはボトルからなる容器に飲料を充填した複数の飲料商
品を横向きにして順次積み重ねて収納し、その下部から
前記飲料商品を順に払い出す商品収納部を備えたもので
あって、特に前記商品収納部の奥行き幅を規定する面に
その基端部を回動自在に軸支され、ばねにより上方に向
けて付勢偏倚されてその先端部を前記商品収納部の内側
に突出させた商品案内板を具備した複数の商品案内ユニ
ットを備え、これらの商品案内ユニットを、互いに対向
して前記商品収納部の奥行き幅を規定する２つの面に沿
ってそれぞれ縦方向に並べて設けると共に、各商品案内
ユニットを交互に対向させて配置して前記缶またはボト
ルの径よりも幅広い奥行き幅の前記商品収納部を形成し
たことを特徴としている。

【０００８】そして前記各商品案内板においては、その
上方から導かれた飲料商品を受け止めると共に、受け止
めた飲料商品の自重により前記ばねに抗して下方に向け
て回動することで該飲料商品を自然に落下させながら前
記商品収納部の下方へと順に導き、最終的には前記商品
収納部の奥行き幅を規定する面に倣うことで前記商品収
納部に複数の飲料商品を、その径に拘わることなく俵積
み状に重ねて収容するようにしたことを特徴としてい
る。

【０００９】ちなみに前記各商品案内ユニットは、相対
向する商品案内ユニットが設けられる側の前記商品収納
部の奥行き幅を規定する面に対して、前記ばねにより回
動付勢されて前記商品収納部の内側に突出する前記商品
案内板の先端部が、前記缶またはボトルの径よりも幅狭
の間隔をなすように設けられる（請求項２）。そして飲
料商品の自重により前記ばねに抗して下方に回動し、上
記間隔が拡げられたときに上記飲料商品を転がしてその
下方に落下させるように設けられる。

【００１０】本発明の好ましい態様は、前記商品案内板
は、前記商品収納部の奥行き幅を規定する面にその基端
部を回動自在に軸支された第１の商品案内板と、この第
１の商品案内板の先端部にその一端部が回動自在に軸支
され、他端部を前記商品収納部の奥行き幅を規定する面
に沿って上下動自在に設けた第２の商品案内板とを備え
たものとして実現される（請求項３）。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態に係る飲料用自動販売機について説明する。この
飲料用自動販売機は、所定形状の鉄缶またはアルミ缶、
或いはＰＥＴ（ポリエチレン・テフタレート）ボトルか
らなる容器に飲料を充填した複数の飲料商品を横向きに
して順次積み重ねて収納し、その下部から前記飲料商品
を順に払い出す商品収納部を備えたものからなる。通
常、この種の飲料用自動販売機は前後左右に並べて設け
られた複数の商品収納部を備えており、これらの各商品
収納部に複数種の飲料商品をその種別毎に分類して収納
している。そして商品の選択操作に応じて、指定された
飲料商品を収納している商品収納部の下部から当該飲料
商品を１個ずつ払い出すように構成される。

【００１２】さて本発明に係る飲料用自動販売機は、特
に複数の飲料商品を積み重ねて収納する商品収納部の構
成に特徴を有している。この商品収納部は、例えば図１
にその概略構成を示すように、基本的には前後方向に所
定の間隔を隔てて平行に設けられた複数の前後仕切板１
により販売機本体（図示せず）の内部を前後に区画して
形成される。これらの仕切板１により区画された各商品
収納部は、縦長の直方体空間を形成しており、その奥行
き幅Ｄは飲料商品Ｓの最大径φよりも大きく設定され
る。尚、各商品収納部の横幅Ｗは、図示しない幅方向仕
切板により飲料商品Ｓの長さ（高さ）ｈに応じて設定さ
れる。

【００１３】このようにして商品収納部を形成した仕切
板１の壁面には、該仕切板１がなす商品収納部の奥行き
幅Ｄを規定する面に沿って複数の後述する商品案内ユニ
ット２が互いに対向する向きにそれぞれ縦方向に並べて
設けられる。特にこれらの商品案内ユニット２は、その
配列位置を１／２ピッチずらすことで、交互に対向させ
て配置されている。

【００１４】各商品案内ユニット２は、前記仕切板１に
その基端部を回動自在に支持された平板状の第１の商品
案内板３と、この第１の商品案内板３の先端部にその一
端部を回動自在に支持され、他端部を前記仕切板１に沿
って上下動自在に支持された平板状の第２の商品案内板
４と、前記第１の商品案内板３の基端部に装架されて該
第１の商品案内板３を上方に向けて回動付勢する、即
ち、第１の商品案内板３の先端部を持ち上げるコイルば
ね（図示せず）とをそれぞれ備える。

【００１５】尚、図中５は、仕切板１に設けられて前記
第２の商品案内板４の他端部を所定幅に亘って上下動自
在に支持したガイド溝である。またここでは、第１の商
品案内板３の基端部にコイルばねを装架したが、第１の
商品案内板３と第２の商品案内板４との連結部にコイル
ばね（図示せず）を装架し、このコイルばねにより上記
第１および第２の商品案内板３,４を「く」の字状に屈
曲させる付勢力を与えることで、第１の商品案内板３の
先端部を持ち上げるようにしても良い。また第１の商品
案内板３の基端部と先端部とにそれぞれ上述したコイル
ばねを組み込むことも勿論可能である。

【００１６】ちなみにコイルばねの付勢力は、前記第１
の案内板３の基端側にて飲料商品Ｓの重量を受け止める
ことができ、該飲料商品Ｓが第１の案内板３上を転がっ
てその先端部に移動したとき、該飲料商品Ｓの重量に負
けて撓みを生じるように設定される。そして第１および
第２の商品案内板３,４は、コイルばねの付勢力に抗し
て押し付けられたとき、略直線状に展開して仕切板１の
壁面に倣うものとなっている。

【００１７】このような第１および第２の商品案内板
３,４、およびコイルばねを備えた商品案内ユニット２
は、前記コイルばねの付勢力を受けて前記第１および第
２の商品案内板３,４の連結部、即ち、第１の商品案内
板３の先端部が持ち上げられ、前記商品収納部の内側に
突出させて位置付けられる。この突出位置は、前記ガイ
ド溝５により上下動自在に支持された第２の商品案内板
４の持ち上げ高さにより規定される。そして第１および
第２の商品案内板３,４は、その連結部を図示するよう
に「く」の字状に屈曲させて前記商品収納部の内側に突
出する。この状態における前記第１の商品案内板３の先
端部は、対向する仕切板１との間に、前記飲料商品Ｓの
最大径よりも狭い間隙を形成するようになっている。

【００１８】かくしてこのような商品案内ユニット２
を、仕切板１の壁面に沿って縦方向に並べた構造の商品
収納部によれば、図２(ａ)〜(ｆ)に飲料商品Ｓを装填し
たときの動きを分解して示すように、その上部から飲料
商品Ｓを入れると、該飲料商品Ｓは一番上の商品案内ユ
ニット２ａの第１の商品案内板３ａにて受け止められる
［図２(ａ)］。そして飲料商品Ｓが第１の商品案内板３
ａ上を転がってその先端部まで移動し、仕切板１に当接
してその動きが止められると、この飲料商品Ｓの重量に
よってコイルばねの付勢力に抗して第１の商品案内板３
ａが下側に向けて回動し（下降し）、その先端部と仕切
板１との間隔が拡がる［図２(ｂ)］。すると飲料商品Ｓ
は、その隙間から仕切板１に沿って落下し、次段の商品
案内ユニット２ｂの第１の商品案内板３ｂにて受け止め
られる［図２(ｃ)］。

【００１９】このようにして次段の商品案内ユニット２
ｂの第１の商品案内板３ｂ上に飲料商品Ｓが受け止めら
れると、この飲料商品Ｓはその上側の商品案内ユニット
２ａの第２の商品案内板４ａに当接し、その重量によっ
て第２の商品案内板４ａを押しながら第１の商品案内板
３ｂ上を転がる。そして飲料商品Ｓは第２の商品案内板
４ａを仕切板１の壁面まで押し込みながら第１の商品案
内板３ｂの先端部まで移動する［図２(ｄ)］。すると第
１の商品案内板３ｂの先端部に移動した飲料商品Ｓの重
量により、今度はこの第１の商品案内板３ｂがコイルば
ねに抗して下向きに回動し（下降し）、その先端部と仕
切板１との間隔が拡がる。すると飲料商品Ｓは、その隙
間から仕切板１に沿って落下し、更にその次段（３段
目）の商品案内ユニット２ｃの第１の商品案内板３ｃに
て受け止められる［図２(ｅ)］。

【００２０】このとき、最上段の商品案内ユニット２ａ
は、飲料商品Ｓが既に３段目の商品案内ユニット２ｃま
で移動しているので、該飲料商品Ｓの重量による押圧力
を受けることがない。この結果、コイルばねの付勢力を
受けて図２(ｅ)に示すように商品収納部の内側に突出し
た状態に復帰する。そして３段目の商品案内ユニット２
ｃまで落下した飲料商品Ｓは、上述した図２(ｃ)〜(ｅ)
に示す商品案内ユニット２の動作を伴いながら、次々と
その下側の商品案内ユニット２に送り込まれていくこと
になる。

【００２１】そして上述した商品収納部に次々と飲料商
品Ｓを充填すると、これらの飲料商品Ｓは該商品収納部
の下側から順に積み上げられることになり、各飲料商品
Ｓによって各商品案内ユニット２の第１および第２の商
品案内板３,４がそれぞれ仕切板１の壁面に押し付けら
れる。この結果、複数の飲料商品Ｓは、図２(ｆ)に示す
ように商品収納部の内部に俵積み状に積み上げられるこ
とになる。

【００２２】かくして上述した構成の商品収納部によれ
ば、その内部空間が略直方体形状を有し、蛇行した商品
通路を形成するものでないので、複数の飲料商品Ｓをそ
の径に拘わることなく俵積み状に積み上げることができ
る。従って商品収容効率を十分に高めることができる。
また商品収納部の上端から装填される飲料商品Ｓは、複
数の商品案内ユニット２の出っ張りによって蛇行させな
がら落とし込まれるので、その落下距離を短くすること
ができ、従って落下による損傷を受けることがない。し
かも飲料商品Ｓは、複数の商品案内ユニット２の間に挟
まれながら転がり落ちることになるので、その転がり速
度を遅くすることができる。またその径に拘わることな
く収納姿勢を安定に保つことができる。これ故、飲料商
品Ｓが立ち上がって商品詰まりが生じる等の不具合を効
果的に防ぎながら、飲料商品Ｓを周品収納部の下部まで
導くことが可能となる。

【００２３】更には上述した構成によれば、円弧状に湾
曲した商品ガイドを用いて蛇行した通路を形成するもの
ではないので、蛇行通路自体の寸法精度を格段に高める
必要がない。しかも第１および第２の商品案内板３,４
を直線状の部品とすることができ、飲料商品Ｓの収納姿
勢を規制する為の補助部品も格別必要としないので、全
体的にその構成の簡素化を図ることができる。また一般
的な加工精度で前述した第１および第２の商品案内板
３,４を製作しても、寸法精度上の不具合を招くことが
なく、その製造コストを抑えることが可能となる。特に
円弧状に湾曲した商品ガイドを製作する為のプレス用の
金型が不要となるので、その製作コストを大幅に低減す
ることが可能となる。

【００２４】ところで上述した実施形態においては、各
商品案内ユニット２を２枚の商品案内板３,４を連結し
て構成したが、簡易型のものであれば、図３に示すよう
に１枚の商品案内板７にて構成することも可能である。
但し、この場合にも上記商品案内板７をコイルばね（図
示せず）等を用いて回動付勢して、例えば水平状態に位
置付け、飲料商品Ｓの重量により上記コイルばねに抗し
て回動して仕切板１に倣う垂直状態に変位するようにす
る。

【００２５】このような構造の商品収納部によれば、図
４(ａ)〜(ｆ)にその動作の形態を分解して示すように、
商品案内板７の回動を伴いながら飲料商品Ｓを次々とそ
の下側の商品案内ユニット２（商品案内板７）上に導く
ことができる。即ち、商品案内板７に飲料商品が乗せら
れると［図４(ａ)］、その重量により商品案内板７が傾
き、これに伴って飲料商品Ｓが商品案内板７の先端部に
転がる［図４(ｂ)］。そして商品案内板７と仕切板１の
隙間が飲料商品Ｓの径まで拡がると、該飲料商品Ｓはそ
の下側（次段）の商品案内ユニット２（商品案内板７）
にて受け止められる［図４(ｃ)］。

【００２６】そして今度は下側（次段）の商品案内ユニ
ット２（商品案内板７）が飲料商品Ｓの重量を受けて傾
くので、これに伴って飲料商品Ｓが転がって商品案内板
７の先端部に移動する［図４(ｂ)］。以降、この動作が
順に繰り返されて飲料商品Ｓが商品収納部の下部へと送
り込まれる。この結果、複数の飲料商品Ｓは、商品収納
部の底部から順に積み上げられることになる［図４
(ｆ)］。従って先の実施形態と同様な効果が奏せられ
る。

【００２７】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば商品収納部に組み込む商品案内
ユニット２の数は、商品収納部の長さ（高さ）に応じて
定めれば良い。また仕切板１と第１の商品案内板２の先
端部との間に形成する隙間については、飲料商品Ｓの最
小径よりも狭く設定しておけば十分である。その他、本
発明はその要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施す
ることができる。

【００２８】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、商
品収納部を直線的な部品だけで構成することができるの
で、その全体的な構成の簡素化を図る共に、その製造コ
ストを低減することができる。しかも複数の飲料商品を
俵積み状に積み重ねて収納することができるので、飲料
商品の径に拘わることなくその収納効率を十分に高める
ことができる等の実用上多大なる効果が奏せられる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施形態に係る飲料用自動販売機に
おける商品収納部の概略的な構成を示す図。

【図２】図１に示す商品収納部に飲料商品を装填したと
きの商品案内ユニットの動きを分解して示す図。

【図３】本発明の別の実施形態に係る飲料用自動販売機
における商品収納部の概略的な構成を示す図。

【図４】図３に示す商品収納部に飲料商品を装填したと
きの商品案内ユニットの動きを分解して示す図。

【符号の説明】

１ 仕切板 ２ 商品案内ユニット ３ 第１の商品案内板 ４ 第２の商品案内板 ５ ガイド溝 ７ 商品案内板 Ｓ 飲料商品

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 所定形状の缶またはボトルからなる容器
   に飲料を充填した複数の飲料商品を横向きにして順次積
   み重ねて収納し、その下部から前記飲料商品を順に払い
   出す商品収納部を備えた飲料用自動販売機であって、 縦方向に並べて２列に設けられると共に、交互に対向さ
   せて配置されて前記缶またはボトルの径よりも幅広い奥
   行き幅の前記商品収納部を形成する複数の商品案内ユニ
   ットを備え、 前記各商品案内ユニットは、前記商品収納部の奥行き幅
   を規定する面にその基端部を回動自在に軸支され、ばね
   により上方に向けて付勢偏倚されてその先端部を前記商
   品収納部の内側に突出させた商品案内板をそれぞれ具備
   し、 これらの各商品案内板は、その上方から導かれた前記飲
   料商品を受け止めると共に、受け止めた飲料商品の自重
   により前記ばねに抗して下方に向けて回動して該飲料商
   品を落下させることを特徴とする飲料用自動販売機。
2. 【請求項２】 前記各商品案内ユニットは、相対向する
   商品案内ユニットが設けられる側の前記商品収納部の奥
   行き幅を規定する面に対して、前記ばねにより回動付勢
   されて前記商品収納部の内側に突出する前記商品案内板
   の先端部が、前記缶またはボトルの径よりも幅狭の間隔
   をなすように設けられるものである請求項１に記載の飲
   料用自動販売機。
3. 【請求項３】 前記商品案内板は、前記商品収納部の奥
   行き幅を規定する面にその基端部を回動自在に軸支され
   た第１の商品案内板と、 この第１の商品案内板の先端部にその一端部が回動自在
   に軸支され、他端部を前記商品収納部の奥行き幅を規定
   する面に沿って上下動自在に設けた第２の商品案内板と
   からなる請求項１または２に記載の飲料用自動販売機。