JPH04315291A - 自動販売機の商品搬出装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、商品を積み上げて収納
する自動販売機の商品搬出装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】本発明に先行する従来技術として、特開
平１−２２２３９６号公報には、商品を直積み式に収納
した下面に送出口を開口した収納コラムと、この収納コ
ラムの下部に位置して最下位の商品を載置支持する回動
自在な送出部材と最下位から２番目の商品位置に対応し
て回動自在に設けた係止部材と、商品送出時に所定回動
する駆動軸に設けられ、送出部材による最下位の商品の
送出時に係止部材を前記２番目の商品へ押圧回動して係
止保持する制御カムとを備えた自動販売機において、前
記係止部材は上端に軸支部を設け下端に商品係止部を設
けて上端を支軸により回動自在かつ着脱自在に吊り下げ
て設けるとともに、上下端間寸法の長短異なる係止部材
と交換可能と成すことを特徴とする商品搬出装置が開示
されている。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】近年食料・飲料メ−カ
−より様々な商品が発売されているが、特に紙製のカッ
プや紙製の飲料商品等も缶や瓶入り飲料商品同様に、販
売に力を入れるメ−カ−が現れている。

【０００４】ここで、上記従来技術の自動販売機の商品
搬出装置は、通常２５０ｍｌ缶或るいは３５０ｍｌ缶の
ように、金属製の比較的丈夫なパッケージの商品を、横
に寝かせて上方に積み上げ収納して販売するものである
。この装置を用いて紙製の断面円形のカップ商品を立て
て積み上げ収納して販売する場合、商品販売動作時に係
止部材にて２番目の商品を保持するが、前記係止部材の
商品を係止するための係止部は略水平状態に形成されて
いるため、前記係止部は商品形状に合わないまま商品を
押圧し、その結果前記商品の形状が変形してしまうとい
う問題点があった。

【０００５】本発明は上述したような問題点に鑑み、紙
製のカップ商品等の販売を目的とした自動販売機の商品
搬出装置を提供するものである。

【０００６】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の手段として、商品を積み上げ収納可能で、下面に送出
口を開口した収納コラムと、この収納コラムの下部に位
置して最下層の商品を載置支持する回動自在な送出部材
と、最下層から２番目の商品に対応位置して係止軸にて
回動自在に設けられた係止部材と、商品の送出時に前記
係止部材を前記２番目の商品へ押圧回動して係止保持す
る制御カムとを備えた自動販売機において、前記係止部
材は上端に開口部を有した軸支部を設け、下端には商品
を係止するための係止部を設けて、上端を支軸により回
動自在且つ着脱自在に吊り下げて設けるとともに、異形
の商品を販売する際に、この商品に対応した形状の係止
部を有する係止部材と交換可能と成す自動販売機の商品
搬出装置を提供するものである。

【０００７】

【作用】商品を収納する収納コラム内の最下層の商品上
に載る商品、即ち２番目の商品に対応位置する係止部材
は、この支軸に嵌合して上下方向に回動可能であり、且
つ支軸に対して着脱自在であるため、販売する商品に対
応た形状の係止部を有した係止部材を選択的に変更する
ことにより、商品の形状に関わらず同一の自動販売機に
て異形の商品を販売することができる。

【０００８】

【実施例】本発明の一実施例について図面を参照して説
明する。

【０００９】図７及び図８に示す１は前面に商品充填用
の開口２を有し、下端に商品の送出口３が設けられてお
り、左右二列に商品を収納することができる断面コ字状
の商品収納コラムであり、自動販売機本体内に多数並設
されている。４は並設された商品収納コラム１間に回動
自在に垂設された駆動軸で、上端を電動モータ（図示し
ない）に連結している。この駆動軸４の下部には半円板
状の送出制御カム５と、この送出制御カム５の上位に係
止制御カム６が設けられ、送出制御カム５は両側に対応
位置する送出部材７を制御し、係止制御カム６は両側の
係止部材８に対応位置し、この係止部材８を制御するよ
うになっている。送出部材７は送出制御カム５に対応し
て商品収納コラム１の側壁１Ｂ側に軸支され、送出制御
カム５に下面を支持されると略水平状に商品収納コラム
１内へ延出し、商品収納コラム１内に１列に積み上げ収
納される商品の最下層商品を載置係止できるとともに、
送出制御カム５による支持が解除されると下方へ回動し
て最下層の商品を落下送出するようになっている。また
、係止部材８は上端に軸支部８Ａを設け、下部に商品を
押圧するための係止部８Ｂを設けており、背壁１Ａの前
面から突出して挿通した支軸９によって軸支部８Ａが回
動自在なように吊り下げ支持される。また、前記支軸９
にて回動自在に取り付けられた係止部材８は、商品の大
きさに合わせて上下方向に微調整が可能なように設けら
れており、この調整範囲は少なくとも前記係止制御カム
６が前記係止部材８を制御できる範囲である。

【００１０】次に本発明の要部について図面を参照して
説明する。

【００１１】前記係止部材８は、２５０ｍｌ或るいは３
５０ｍｌ缶入り飲料商品等の円筒状で、且つ金属製であ
る商品の販売を行う場合、図２及び図５、図６に示すよ
うに販売商品に対して平行に当接するように形成されて
いる係止部８Ｂを有した係止部材８が用いられる。しか
し、例えば図７に示すような上面が下面より広く、且つ
断面形状が円形であるようなカップ入り食品或るいは飲
料を販売する場合、図１及び図３、図４に示すような係
止部８Ｂが円形の商品に対応して半円状に切り取られて
いる。これは、前記略水平状の係止部８Ｂであると、円
形の商品に対して点接触にて保持しようとするため、結
果的に円形商品を変形させてしまうからである。このた
め、半円状に切り取られた形状の係止部８Ｂにすること
により、商品に対して面接触にて保持しようとするため
、前記円形商品が変形することはない。

【００１２】また、前記係止部材８の上端は前記支軸９
と嵌合するように下端方向に折り換えして折曲されてお
り、更にこの折曲した端部を前記折曲方向とは逆方向に
折返した形となっている。これは、係止部材８を交換す
る際に、前記支軸９に対しての取り付けが容易に行える
ためである。また、端部の折曲してある部分と係止部材
８本体間には空間である開口部８Ｃが形成されており、
この開口部８Ｃにて支軸９に嵌め込むことができるよう
に形成されている。また、前記軸支部８Ａには弾力性が
付与されており、軸支部８Ａの弾力性より強い力を前記
係止部材８に加えなければ、前記支軸９からの着脱がで
きないように形成されている。

【００１３】また、図７及び図８に示すように、前記商
品は上方に積み上げていくに従って、前記商品収納コラ
ム１の背壁１Ａ方向に近付くように誘導部材１０が設け
られており、商品を保持するための商品押さえ１１に取
り付けられている誘導部１０Ａと、前記商品収納コラム
１の側壁１Ｂに取り付けられている誘導部１０Ｂとより
なるものである。前記誘導部１０Ａは取り付けている商
品押さえ１１を閉めた状態で、上方に行くに従って商品
をより商品収納コラム１の背壁１Ａ側に近付けるように
斜状に形成されている。更に、前記送出部材７上には前
述したような商品の積み上げ方向に対応するように段差
１２が形成されている。これは、商品収納時における商
品の前倒れを防止するために設けられている。

【００１４】以上の構成による動作を図９乃至図１２を
参照して説明する。

【００１５】販売商品は前述したようにヨ−グルト等の
加工食品が入っている紙製のカップ商品で、立て積み収
納して販売するものである。まず、前記係止部材８の軸
支部８Ａは支軸９に対して回動自在に吊り下げ支持され
ている。そして、各商品は送出部材７上に載置され、順
次上方向に積み上げ式に収納される。そして、商品の販
売指令が伝達されると、前記電動モ−タ（図示しない）
の駆動により前記駆動軸４が一販売動作にて１８０度回
転することになる。まず、図９及び図１０に示す状態は
、前記送出制御カム５が左右の送出部材７を共に支持し
ているとともに、前記係止制御カム６は左右どちらの係
止部材８も押圧しておらず、商品と係止部材８とは離れ
ているため、商品は前記送出部材７上に載置されている
だけの状態である。この状態から図１１及び図１２に示
すように、前記駆動軸４が９０度回転することにより、
図中左側の送出部材７の支持を解放することに伴って、
前記送出部材７は下方に回動して商品を落下搬出する。 更にこの動作とともに、前記駆動軸４に取り付けられ、
前記送出制御カム５より上位に位置する係止制御カム６
が左方向に回動し、前記左側に位置し、前記カップ商品
に嵌合する形状の係止部８Ｂを有する係止部材８を押圧
する。このため、前記最下層の商品の上に載っている２
番目の商品の係止保持を確実に行ことができる。この動
作にて商品の搬出が完了した後、さらに前記駆動軸４が
左方向に回転して送出制御カム５も同方向に回転する。 これにより、この送出制御カム５が前記送出部材７を押
圧して上方向に回動させ、水平状態に復帰させる。 これとともに、前記係止部材８の押圧を解除し、係止部
材８が係止保持していた商品を解放する。解放された商
品は落下して復帰して水平状態となった送出部材８上に
載置される状態、即ち図９の状態となる。以上の動作が
一販売動作であり、前記駆動軸４の回転により順次商品
が搬出される。

【００１６】また、本発明の自動販売機１は、紙製カッ
プの商品専用ではなく、２５０ｍｌ或るいは３５０ｍｌ
の缶入り飲料か箱形の紙パック飲料等の販売を行え、こ
の場合、前記係止部材８の係止部８Ｂの形状では接触面
積が少ないため、商品の係止保持が十分に行えない。こ
のため、販売商品に対応した係止部８Ｂの形状を有する
係止部材８に変更する必要が生じる。以下は前記係止部
材８を変更する動作の説明を図３乃至図６にて説明する
。まず、図３に示す係止部材８の軸支部８Ａは前述した
ように開口部８Ｃを有する関係上、この開口部８Ｃを利
用して前記支軸９より係止部材８を外すことができる。 これは、係止部材８を図３の矢印の如く上方に回転させ
るのであるが、この回転量は前記係止制御カム６の押圧
による回転量より多く回転させて図４の状態にする。こ
の状態にて前記係止部材８全体を係止部８Ｂから軸支部
８Ａの方向に弾力性よりも強い力で押すことにより、係
止部材８を外すことができる。その後、図５のように使
用したい係止部材８の開口部８Ｃを前記支軸９に合わせ
て、軸支部８Ａから係止部８Ｂ方向に弾力性よりも強い
力で引くことにより、前記支軸９に前記軸支部８Ａが嵌
合する。そして、図５に示す矢印の方向に前記係止部材
８を回転させることにより、図２に示す待機状態となる
。

【００１７】また、本発明を具備する商品収納コラム１
は２つの商品収納空間を有するため、左右に収納される
販売商品が違う場合が発生する。この場合、販売商品に
合わせて係止部材８を選択して装着するとともに、前記
電動モ−タ（図示しない）の販売商品に対応した制御を
行うことで対処することができる。

【００１８】以上により、多種類の商品を販売すること
が可能となるとともに、販売商品に対する迅速な対応が
可能となる。

【００１９】

【発明の効果】本発明は上述したような構成であるため
、支軸より容易に係止部材を着脱して交換することがで
きるため、異形の商品を販売することができるとともに
、係止部材による商品の変形等を防止する効果を奏する
ものである。

【図面の簡単な説明】

【図１】カップ商品の販売に用いられる係止部材を装着
した本発明要部の斜視図である。

【図２】円筒状商品の販売に用いられる係止部材を装着
した本発明要部の斜視図である。

【図３】カップ商品の販売に用いられる係止部材の待機
状態時の斜視図である。

【図４】カップ商品の販売に用いられる係止部材の取り
外し時の斜視図である。

【図５】円筒状商品の販売に用いられる係止部材の取付
け時の斜視図である。

【図６】円筒状商品の販売に用いられる係止部材の待機
状態時の斜視図である。

【図７】カップ商品の収納時の商品収納コラムの斜視図
である。

【図８】商品収納コラムの要部のカップ商品収納時の縦
断面図である。

【図９】商品収納コラムの要部のカップ商品収納時の正
面図である。

【図１０】待機状態時の商品収納コラムの上面図である
。

【図１１】販売動作時の商品収納コラムの正面図である
。

【図１２】販売動作時の商品収納コラムの上面図である
。

【符号の説明】

１　　収納コラム ２　　開口 ３　　送出口 ５　　送出制御カム ６　　係止制御カム ７　　送出部材 ８　　係止部材 ８Ａ　　軸支部 ８Ｂ　　係止部 ８Ｃ　　開口部

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】　　商品を積み上げ収納可能で、下面に送
   出口を開口した収納コラムと、この収納コラムの下部に
   位置して最下層の商品を載置支持する回動自在な送出部
   材と、最下層から２番目の商品に対応位置して係止軸に
   て回動自在に設けられた係止部材と、商品の送出時に前
   記係止部材を前記２番目の商品へ押圧回動して係止保持
   する係止制御カムとを備えた自動販売機において、前記
   係止部材は上端に開口部を有した軸支部を設け、下端に
   は商品を係止するための係止部を設けて、上端を支軸に
   より回動自在且つ着脱自在に吊り下げて設けるとともに
   、異形の商品を販売する際に、この商品に対応した形状
   の係止部を有する係止部材と交換可能と成すことを特徴
   とする自動販売機の商品搬出装置。る自動販売機の商品
   搬出装置。