JP2003330351A - 乾電池用ホログラムラベル - Google Patents

乾電池用ホログラムラベル

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JP2003330351A JP2002133656A JP2002133656A JP2003330351A JP 2003330351 A JP2003330351 A JP 2003330351A JP 2002133656 A JP2002133656 A JP 2002133656A JP 2002133656 A JP2002133656 A JP 2002133656A JP 2003330351 A JP2003330351 A JP 2003330351A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】より優れた意匠性、より高い偽造防止性を有す
るエンボスホログラム層を有し、乾電池に貼り付けて熱
収縮させた場合でも乾電池の形状に沿ったフィット性が
良好で、かつ、エンボスホログラムの輝度感が低下しな
い乾電池用ホログラムラベルを提供することにある。 【解決手段】熱収縮開始温度が50℃以上の熱収縮性基
材フィルム(1)の一方の面にエンボスホログラム形成
層(2)、金属、金属酸化物又は金属硫化物からなる光
反射層(3)、プライマー層(4)、印刷層(5)を順
次積層し、他方の面に粘着剤層(6)、離型シート
(7)を積層した積層体からなり、かつ、エンボスホロ
グラム形成層(2)が溶融押出法でホログラム形成用樹
脂を積層した直後に、該ホログラム形成用樹脂の表面に
インライン方式でエンボスされたものからなることを特
徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、乾電池用ラベルに
関し、さらに詳しくは、優れた意匠性、偽造防止性を有
する乾電池用ホログラムラベルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に乾電池用ラベルとしては、(外
面)印刷層/塩化ビニル樹脂又はポリエステル樹脂の熱
収縮性基材フィルム/アルミニウム蒸着薄膜層/粘着剤
層/離型紙(内面)の構成のものが使用されているが、
近年、前記乾電池用ラベルに対し更なる意匠性の向上、
さらに、海賊版の横行を防止するための偽造防止性の向
上が要望されている。前記の如き要望に対応するべく安
価で、品質の安定したホログラムを施した乾電池用ラベ
ルが望まれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の製造方
法で乾電池用ホログラムラベルを作成する場合、前もっ
てホログラムを形成させた汎用のポリエステルフィルム
基材のホログラム転写箔を使用して、対象物の表面に連
続的に転写する方法が実施されているが、この方法では
使用する転写箔が高価であったり、あるいは対象物の基
材に使用した熱収縮性フィルムへのホログラムの転写が
不完全である等の問題があった。
【0004】前記問題を解決する一方法として、印刷層
/熱収縮性基材フィルム/エンボスホログラム形成層/
光反射層/粘着剤層/離型シートの構成のエンボスホロ
グラムラベルが試作されているが、前記構成のエンボス
ホログラムラベルを使用し、離型シートを剥がして粘着
剤層面を乾電池に貼り付け熱収縮させた場合に、熱収縮
性基材フィルムと乾電池の間にエンボスホログラム形成
層、光反射層、粘着剤層などの各層がある為、熱収縮性
基材フィルムが収縮した時に乾電池の形状に沿ったフィ
ット性が不満足であり、さらに、光反射層がエンボスホ
ログラム形成層と粘着剤層の間にある為、表面の基材フ
ィルム側から見た時に形成させたエンボスホログラムの
輝度感が低下し、商品価値が悪くなる等の欠点を有して
いた。
【0005】本発明の課題は、より優れた意匠性、より
高い偽造防止性を有するエンボスホログラム層を有し、
乾電池に貼り付けて熱収縮させた場合でも乾電池の形状
に沿ったフィット性が良好で、かつ、エンボスホログラ
ムの輝度感が低下しない乾電池用ホログラムラベルを提
供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
発明は、熱収縮開始温度が50℃以上の熱収縮性基材フ
ィルムの一方の面にエンボスホログラム形成層、光反射
層、プライマー層、印刷層を順次積層し、他方の面に粘
着剤層、離型シートを積層した積層体からなることを特
徴とする乾電池用ホログラムラベルである。
【0007】次に、請求項2に係る発明は、上記請求項
1に係る発明において、前記エンボスホログラム形成層
が、溶融押出法でホログラム形成用樹脂を積層した直後
に、該ホログラム形成用樹脂の表面にインライン方式で
エンボスされたものからなることを特徴とする乾電池用
ホログラムラベルである。
【0008】次に、請求項3に係る発明は、上記請求項
1または請求項2に係る発明において、前記光反射層が
金属、金属酸化物または金属硫化物の蒸着薄膜からなる
ことを特徴とする乾電池用ホログラムラベルである。
【0009】
【作用】本発明によれば、基材フィルムとして熱収縮開
始温度が50℃以上のフィルムを使用し、その基材フィ
ルムの一方の面にホログラム形成用樹脂を積層した直後
に、該ホログラム形成用樹脂の表面にインライン方式で
エンボスホログラムを形成させ、その上に金属、金属酸
化物または金属硫化物の蒸着薄膜からなる光反射層、プ
ライマー層、印刷層を順次積層し、他方の面に粘着剤
層、離型シートを積層しているので、優れた意匠性と、
高度な偽造防止性を有すると共に、安価に製造でき、か
つ、乾電池にラベルを貼りつけ、熱収縮させた時に乾電
池の形状に沿って良好に密着するフィット性が良く、さ
らに、光反射層がエンボスホログラム形成層の外側に積
層されているので、その上にプライマー層があっても極
めて薄いので影響を受けることがなく、エンボスホログ
ラムの輝度感がより高くなり、意匠効果が増す。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の乾電池用ホログラムラベ
ルを、実施の形態に沿って以下に詳細に説明する。
【0011】図1は本発明の乾電池用ホログラムラベル
の一実施例の側断面図であり、厚み方向の順に印刷層
(5)、プライマー層(4)、光反射層(3)、エンボ
スホログラム形成層(2)、基材フィルム(1)、粘着
剤層(6)、離型シート(7)が順次積層されている。
【0012】前記基材フィルム(1)は、乾電池の形状
にラベルをフィットさせる為に熱収縮性を有するフィル
ムである必要があり、長尺のフィルムが好ましい。その
フィルムの熱収縮開始温度が50℃以上である必要があ
る。本発明の熱収縮開始温度とは、フィルムに外部から
熱が加えられた時のフィルム温度を指しており、フィル
ム自体がこの温度になると延伸された分子が収縮し始め
ることにより、フィルム全体が収縮する。乾電池用とし
ては一軸方向への熱収縮フィルムが好ましく、かつ、エ
ンボスホログラムを形成させる為の樹脂の積層加工、光
反射層形成のための蒸着加工、印刷層形成のための印刷
工程などの各種加工時に熱収縮するのを防止する為に、
そのフィルムに外部から熱が加えられてもすぐに収縮す
るのではなく、フィルム自体の温度が50℃以上の温度
になつた時に始めて収縮し始めるフィルムである必要が
ある。例えば塩化ビニルフィルム、延伸ポリエステルフ
ィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ポリエチレ
ンフィルム、延伸ナイロンフィルム、延伸ポリスチレン
フィルムなどの一軸延伸の熱収縮フィルムが使用でき、
その厚みは10〜200μmのものが利用できる。
【0013】ホログラフィーとは、物体からはね返った
レーザー光と、もう一方の規則正しいレーザー光との作
用によって生じる干渉縞を記録し、その記録からもとの
立体画像を再現する方法であり、この干渉縞を通常ホロ
グラムと呼んでおり、さらに、別の言い方をすれば被写
体の完全な記録という意味がある。ホログラムは記録方
法及びその再生方法で種々分類されるが、ホログラム転
写箔などに利用される方式としてレインボーホログラム
と呼ばれる方式があり、白色光をホログラムの裏面から
照射して、透過させて観察するが、光反射層を裏面に設
けて反射光で見ることも出来る。また、ホログラムの複
製方法にも種々の方法があるが、安価で、大量に複製す
る方法として、熱プレスするエンボス法があり、ホログ
ラムの干渉情報を表面の凹凸として記録する方法があ
る。この方式で作ったホログラムをエンボスホログラム
と呼ぶ。本発明のホログラムもこのエンボスホログラム
である。
【0014】前記エンボスホログラム形成層(2)に使
用する樹脂は、ポリエステル樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリプロピレン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリアミド樹
脂、エチレン・メタクリル酸共重合体樹脂、エチレン・
アクリル酸共重合体樹脂、アイオノマー樹脂、ポリメチ
ルペンテン樹脂などの溶融押出加工ができ、かつ、ホロ
グラム用スタンパーで熱プレスした時に凹凸状にエンボ
スされるものであれば良い。その厚みは加工性、経済性
を考慮すると5〜200μmの範囲のものが利用でき
る。
【0015】さらに、前記エンボスホログラム形成層
(2)のホログラム形成用樹脂の積層方法は、グラビア
コート法やロールコート法などの一般的なコート方法や
溶融押出機を使用して高分子樹脂を溶融押出して積層さ
せる方法などが採用できる。
【0016】前記エンボスホログラムを形成させる方法
は、基材フィルム(1)の上にコーティング機でホログ
ラム形成用樹脂をコートした後に、その表面に別機でホ
ログラム形成用スタンパーを用いて熱プレスして形成さ
せる方法や、溶融押出機を用いて基材フィルム(1)上
にホログラム形成用樹脂を積層した直後に、溶融押出機
のTダイ直下に配置した冷却ロール又はニップロールに
事前に装着したホログラム形成用スタンパーを用いてプ
レスする方法などがあり、本発明は後者の方法で形成さ
せている。
【0017】なお、前記エンボスホログラム形成層
(2)の表面に接着性向上の為にコロナ処理、プラズマ
処理などの前処理を施しても良い。
【0018】前記光反射層(3)は、エンボスホログラ
ムを明瞭化させると共に保護する為に積層され、金属蒸
着薄膜や透明な蒸着薄膜から形成される。前記金属蒸着
薄膜は表面反射率の高い材料を使用するのが好ましく、
アルミニウム、金、銀、銅、錫及びこれらの合金材料が
使用され、透明な蒸着薄膜の材料としては、エンボスホ
ログラム形成層(2)に使用した樹脂の屈折率との差が
大きいものが好ましく、例えば、酸化チタン、酸化珪
素、酸化錫、酸化亜鉛、酸化インジウム、酸化アルミニ
ウム、酸化マゲネシウム、硫化亜鉛、硫化カドミウムな
どの屈折率が高いものが良い。
【0019】前記光反射層(3)の積層方法は、真空蒸
着法、スパッタリング法、イオンプレーティング法など
で積層する。その厚みは5〜500nmの範囲が好まし
い。
【0020】前記プライマー層(4)は、光反射層
(3)の保護及び光反射層(3)と印刷層(5)の密着
性向上、さらに印刷適性向上の為に積層する。使用する
材料としては印刷層(5)に使用するインキの種類によ
り、通常使用されているもので良いが、基材フイルム
(1)に使用した熱収縮性フィルム及びエンボスホログ
ラム形成層(2)に使用したホログラム形成用樹脂の耐
熱性を考慮して、乾燥時間が低温で短いものが好まし
く、水分散タイプあるいは水溶液タイプよりも溶剤タイ
プのコート剤が好ましい。乾燥時間が高温で長時間の材
料を使用すると、エンボスホログラムの輝度感が低下
し、さらに、基材フイルムが収縮する危険があり良くな
い。例えば、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂、ポ
リエステル系樹脂、ポリウレタン系樹脂、セルロース系
樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂/ポリウレ
タン系樹脂、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体樹脂/ポ
リエステル系樹脂、セルロース系樹脂/ポリウレタン系
樹脂/アクリル系樹脂、ポリアミド系樹脂等のいずれか
の樹脂を主成分とした溶剤希釈タイプのコート剤を使用
して形成する。塗布量は光反射層(3)への密着性及び
印刷適性などの点から、0.01〜3g/m2(乾燥状
態)が好ましい。
【0021】前記印刷層(5)に使用するインキは、特
に限定されないが、アクリル系樹脂、ポリウレタン系樹
脂、ポリアミド系樹脂、セルロース系樹脂又は塩化ビニ
ル・酢酸ビニル共重合体樹脂等を主バインダーに使用し
たインキを使用する。積層方法はグラビア印刷法、シル
クスクリーン印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷
法等の公知の印刷法で積層する。
【0022】前記粘着剤層(6)は、乾電池にホログラ
ムラベルを貼り付ける為に積層する。使用する塗工液
は、例えばアクリル系樹脂あるいは天然ゴム系樹脂から
なる水性タイプまたは溶剤系タイプのものが使用でき、
塗工方法はグラビアコート法、ロールコート法、リバー
スロールコート法、ナイフコート法などの一般的な方法
で塗工する。その塗工量として0.1〜50g/m
2(乾燥状態)が好ましい。
【0023】前記離型シート(7)は、乾電池にホログ
ラムラベルを貼り付ける迄の間、粘着剤層(6)を保護
する為に積層されるものであり、使用時には引き剥がさ
れる。使用するシートは一般的なものが利用でき、特に
限定しない。例えば、上質紙、コート紙、アルミニウム
箔/紙、樹脂含浸紙、合成紙などの紙ベース基材やポリ
エステル樹脂、ポリプロピレン樹脂、塩化ビニル樹脂、
発泡ポリエステル樹脂、発泡ポリプロピレン樹脂などの
フィルムベース基材の一方の面に剥離剤としてシリコー
ン系樹脂を塗工したもの等が利用できる。紙ベースの場
合、紙の坪量は30〜300g/m2 のもの、フィルム
ベースの場合は厚みが10〜300μmの範囲のフィル
ムが使用される。
【0024】
【実施例】本発明の乾電池用ホログラムラベルを、以下
に具体的な実施例に沿って説明する。本発明はこれらの
実施例に限定されるものではない。
【0025】<実施例1>基材フィルム(1)として、
厚さ60μmで、熱収縮開始温度が68℃の縦一軸延伸
熱収縮性ポリエステルフィルムを使用し、溶融押出ラミ
ネート機で、前記フィルムの一方の面に塩素化ポリプロ
ピレン樹脂を主成分としたアンカーコート剤を1.0g
/m2 (乾燥状態)塗布し、そのアンカーコート剤の上
にホログラム形成用樹脂として厚み20μmのポリプロ
ピレン樹脂(日本ポリケム(株)、商品名:FL25R
C、密度0.89g/cm3 )を樹脂温度300℃で押
出し、加工スピード80m/minで積層した直後に、
そのポリプロピレン樹脂の表面を、事前に冷却ロールに
装着しておいたホログラム用スタンパーで連続してエン
ボスして、エンボスホログラム形成層(2)を積層し
た。
【0026】次に、前記エンボスホログラム形成層
(2)を積層した縦一軸延伸熱収縮性ポリエステルフィ
ルムを真空蒸着装置に装着し、前記エンボスホログラム
形成層(2)表面に厚み50nmのアルミニウム薄膜を
蒸着した光反射層(3)を積層した。
【0027】次に、前記作成した基材フイルム(1)/
エンボスホログラム形成層(2)/光反射層(3)構成
の積層フィルムをグラビア印刷機に装着し、積層フィル
ムの光反射層(3)の表面に塩化ビニル・酢酸ビニル共
重合体樹脂/ポリエステル系樹脂からなるプライマー剤
を1.0g/m2 (乾燥状態)塗布して、プライマー層
(4)とし、その上に塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体
樹脂からなるインキで印刷層(5)を積層した。
【0028】次に、前記作成した基材フィルム(1)/
エンボスホログラム形成層(2)/光反射層(3)/プ
ライマー層(4)/印刷層(5)の構成の積層フィルム
をドライラミネート機に装着し、基材フィルム(1)の
エンボスホログラム形成層(2)と反対側の表面に粘着
剤層(6)として、アクリル系の粘着剤を10g/m 2
(乾燥状態)塗工し、その上に剥離剤としてシリコーン
系樹脂をコートした坪量40g/m2 の紙ベースの離
型シート(7)のシリコーン系樹脂コート面を貼り合わ
せ、本発明の乾電池用ホログラムラベルを作成した。
【0029】<実施例2>実施例1において、基材フィ
ルム(1)として厚さ60μmで、熱収縮開始温度が6
5℃の縦一軸延伸熱収縮性塩化ビニルフィルムを使用し
た以外は、同様にして本発明の乾電池用ホログラムラベ
ルを作成した。
【0030】<実施例3>実施例1において、エンボス
ホログラム形成層(2)のホログラム形成用樹脂として
厚み30μmの低密度ポリエチレン樹脂(三井化学
(株)、商品名:ミラソン10P、密度0.917g/
cm3 )を樹脂温度330℃で押出し、加工スピード8
0m/minで積層した以外は、同様にして本発明の乾
電池用ホログラムラベルを作成した。
【0031】<比較例1>実施例1において、基材フィ
ルム(1)として厚さ60μmの汎用ポリエステルフィ
ルムを使用した以外は、同様にして比較用の乾電池用ホ
ログラムラベルを作成した。
【0032】<評価>実施例1〜3及び比較例1で作成
した乾電池用ホログラムラベルを用いて、離型シートを
剥離して乾電池に貼り付けた後に、70℃の温度で10
分間熱収縮させた時のラベルの乾電池の形状へのフィッ
ト性及びエンボスホログラムの輝度感を外観検査した。
その結果を表1に示す。
【0033】
【表1】
【0034】表1の結果から、実施例1〜3はラベルが
乾電池に綺麗に密着して、形状に沿ってフィットしてお
り、形成させたエンボスホログラムの輝度感も高く、非
常に鮮明に認識することができた。比較例1は熱収縮が
不十分で、ラベルが乾電池に良好に密着せず不良であっ
た。
【0035】
【発明の効果】本発明の乾電池用ホログラムラベルは、
基材フィルムとして、熱収縮開始温度が50℃以上の熱
収縮性フィルムを使用し、その基材フィルムの一方の面
にホログラム形成用樹脂を積層した直後に、該ホログラ
ム形成用樹脂の表面をインライン方式でホログラム用ス
タンパーを用いて連続プレスしてエンボスホログラム形
成層を設け、該エンボスホログラム形成層の上にプライ
マー層を介して印刷層を積層し、さらに、基材フイルム
の他方の面に粘着剤層、離型シートを積層しているの
で、非常に効率的に生産できると共に、かつ、エンボス
ホログラムの輝度感も良好である。本発明の乾電池用ホ
ログラムラベルを乾電池に貼り付け、熱収縮させた場合
に乾電池の形状に沿って良好に密着するので、エンボス
ホログラムの輝度感も良く、製品の見栄えも良好であ
る。従って、乾電池用ラベルとして、より優れた意匠性
を有し、簡単に偽造することができない為に、海賊版の
氾濫防止等の偽造防止策用として有効なラベルとして実
用上大いに利用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾電池用ホログラムラベルの一実施例
の側断面図である。
【符号の説明】
1…基材フィルム 2…エンボスホログラム形成層 3…光反射層 4…プライマー層 5…印刷層 6…粘着剤層 7…離型シート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】熱収縮開始温度が50℃以上の熱収縮性基
    材フィルムの一方の面にエンボスホログラム形成層、光
    反射層、プライマー層、印刷層を順次積層し、他方の面
    に粘着剤層、離型シートを積層した積層体からなること
    を特徴とする乾電池用ホログラムラベル。
  2. 【請求項2】前記エンボスホログラム形成層が、溶融押
    出法でホログラム形成用樹脂を積層した直後に、該ホロ
    グラム形成用樹脂の表面にインライン方式でエンボスさ
    れたものからなることを特徴とする請求項1記載の乾電
    池用ホログラムラベル。
  3. 【請求項3】前記光反射層が金属、金属酸化物又は金属
    硫化物の蒸着薄膜からなることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2記載の乾電池用ホログラムラベル。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010054865A (ja) * 2008-08-28 2010-03-11 Dainippon Printing Co Ltd シュリンクラベル及びその製造方法
KR101196866B1 (ko) 2012-04-20 2012-11-01 조지운 친환경 라벨지 및 그 제조방법
CN113284409A (zh) * 2021-06-11 2021-08-20 山东泰宝信息科技集团有限公司 桶装水封口标签及其制备方法

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