JP2003329541A - アイポイントの位置決定方法及びアイポイント測定システム - Google Patents

アイポイントの位置決定方法及びアイポイント測定システム

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JP2003329541A JP2003045562A JP2003045562A JP2003329541A JP 2003329541 A JP2003329541 A JP 2003329541A JP 2003045562 A JP2003045562 A JP 2003045562A JP 2003045562 A JP2003045562 A JP 2003045562A JP 2003329541 A JP2003329541 A JP 2003329541A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便な方法で従来にくらべてより正確に眼鏡レ
ンズのアイポイントの位置を決定することができるアイ
ポイントの位置決定方法及びアイポイント測定システム
を提供すること。 【解決手段】被験者に測定用の眼鏡31を装用させる。
そのレンズ32にシールを貼付し、被験者に前方の暗室
11前方の透孔11bから前方に向かって照射されるL
ED光を注視させる。そして注視させた状態でレンズ3
2を含む被験者の顔面部を撮影し、次いで撮影した画像
に写されたシールを基準として画像に写された瞳孔中
心、すなわち遠用アイポイントを仮決定する。そしてこ
の仮決定された遠用アイポイントに基づいて実際の遠用
アイポイント位置を決定するようにする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は眼鏡レンズのアイ
ポイントの最適位置を決定するためのアイポイントの位
置決定方法及びアイポイント測定システムに関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】 眼鏡レンズのアイポイントの設定はレ
ンズの性能を十全に発揮させて正確な焦点を結ぶために
不可欠である。従来から熟練の眼鏡技術者によってこの
アイポイントを設定することもあった。しかし、眼鏡技
術者の技術の巧拙は一定しないためより客観的で正確な
方法が求められていた。また、特に累進レンズ(及びバ
イフォーカルレンズ)では遠用及び近用の2つのアイポ
イントを設定しなければならず、眼鏡技術者の技術にの
み頼るには限界がある。実際には両方のアイポイントと
も正確に設定するのはかなり面倒であって高度な技術が
必要となり、一方のアイポイントはある程度の精度で設
定しても他方のアイポイントについてはおざなりになっ
てしまうことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】 このため、従来にお
いては測定の客観性を向上させるためPDメータを使用
することが行われている(上記熟練の眼鏡技術者の測定
と併用することもある)。PDメータは双眼鏡のような
接眼レンズから被験者に目視させ、その視線を逆方向か
ら測定者がチェックしてPD(pupildistance:瞳孔間
距離)を計測するというものである。PDメータによっ
てアイポイントの設定はかなり正確さと客観性が得られ
るようになった。しかし、PDメータについては以下の
ような問題がある。 1)測定は水平視線で行われるため特に上記累進レンズ
やバイフォーカルレンズを使用する人にとっては遠用ア
イポイントの位置の決定はともかく近用アイポイントの
位置を決定する場合には実際に使用する際のアイポイン
トとはズレが生じてしまう。つまり、累進レンズ等では
下目使いで近くのものを目視するわけであるが、PDメ
ータを使用した場合ではPDメータに対して水平視線を
維持したままで下側を見るという測定姿勢となるわけで
あって下目使いにはならない。そのため、遠用アイポイ
ントに対する近用アイポイントのインセット量が理想的
なインセット量とは若干異なってしまう。 2)PDメータでは視差を利用して光点に対して仮想的
な遠用視や近用視をさせるようになっている。その際自
然な感じでの目視ではなくPDメータを覗き込むような
違和感のある測定姿勢となるため遠用視や近用視がしに
くく、うまく遠用視や近用視ができない場合には人によ
ってはまったく異なった位置にアイポイントが設定され
てしまう可能性があった。更に、老人では眼の機能が衰
え十分な輻輳ができず近用視において眼が寄りにくいと
いう問題があった。そのため老人では正確に近用アイポ
イントが設定されにくくなっていた。 3)PDメータによる測定は裸眼で行う。そのため近視
の人では注視すべき光点がはっきりと見えず、遠用視と
近用視の間で正確な輻輳ができず、結果としてアイポイ
ントの設定が不正確となってしまう。 4)PDメータでは被験者の眼がレンズの焦点位置に正
確に配置されていないと誤差が大きくなってしまう。し
かし、なれない機械であるためうまく使いこなせずこの
誤差が生じてしまうということが多々あった。また、こ
のような誤差が生ずることから眼鏡をかけて測定ができ
ないこととなっている。また、従来からテレセントリッ
ク光学系が存在し、アイポイントの正確な設定ができな
いことはなかったが装置が極めて大がかりなものとな
り、実際に測定を行う眼鏡店においてこのような装置を
設置することは事実上不可能であった。本発明は、この
ような従来の技術に存在する問題点に着目してなされた
ものである。その目的は、簡便な方法で従来にくらべて
より正確に眼鏡レンズのアイポイントの位置を決定する
ことができるアイポイントの位置決定方法及びアイポイ
ント測定システムを提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】 上記課題を解決するた
めに請求項1の発明では、被験者に測定用眼鏡を装用さ
せ同眼鏡の所定位置に指標をマーキングし、被験者に所
定方向を注視させた状態でレンズ又はフレームを含む顔
面部を撮影し、次いで撮影した画像に写された前記指標
を基準として画像に写された測点位置を仮決定し、この
仮決定された測点位置に基づいて実際のアイポイント位
置を決定するようにしたことをその要旨とする。また請
求項2の発明では請求項1の発明の構成に加え、前記指
標は前記眼鏡の所定位置に対して複数マーキングするよ
うにしたことをその要旨とする。また請求項3の発明で
は請求項2の発明の構成に加え、前記複数の指標から選
択された少なくとも2つの指標は前記被験者の眼を挟ん
だ両側に配置されるようにしたことをその要旨とする。
【0005】また請求項4の発明では、被験者が注視す
る注視対象と、同注視対象を注視する被験者に装用させ
るために所定位置に指標がマーキングされた測定用眼鏡
と、同測定用眼鏡のレンズ又はフレームを含む顔面部を
撮影する撮影手段と、撮影した画像に写された前記指標
を基準として画像に写された測点位置を仮決定する仮決
定手段とを備え、同仮決定手段によって仮決定された測
点位置に基づいて実際のアイポイント位置を決定するよ
うにしたことをその要旨とする。また請求項5の発明で
は、被験者が注視する注視対象と、同注視対象を注視す
る被験者に装用させる測定用眼鏡と、同測定用眼鏡のレ
ンズ又はフレームを含む顔面部を撮影する撮影手段と、
撮影した画像に写された前記指標を基準として画像に写
された測点位置を仮決定する仮決定手段とを備え、同仮
決定手段は同撮影手段によって正対位置からずれた位置
から撮影した複数方向からの顔面部に対する複数の画像
データを得ることによって同複数の画像データに基づい
て瞳孔中心の前記測定用眼鏡に対する相対的な三次元位
置を解析する第1の解析手段を備えており、同第1の解
析手段により解析された瞳孔中心に基づいてアイポイン
ト位置を仮決定するようにしたことをその要旨とする。
また請求項6の発明では請求項5の発明の構成に加え、
前記測定用眼鏡の所定位置に指標をマーキングしたこと
をその要旨とする。また請求項7の発明では請求項6の
発明の構成に加え、前記アイポイント位置を瞳孔中心と
眼球の回旋中心とを結ぶ直線と前記測定用眼鏡のレンズ
との交差位置としたことをその要旨とする。また請求項
8の発明では請求項4〜7のいずれかの発明の構成に加
え、前記仮決定手段は前記撮影手段により撮影した画像
のデータに基づいて瞳孔中心を解析する第2の解析手段
を備え、同解析手段により解析された瞳孔中心をアイポ
イントとして指標に基づいて位置を仮決定するようにし
たことをその要旨とする。
【0006】上記のような構成では被験者は指標がマー
キングされた眼鏡を装用し、注視対象を注視した状態で
レンズ又はフレームを含む顔面部を撮影し、その画像に
写された指標を基準として被験者の画像に写された測点
位置を仮決定し、この測点位置に基づいて実際のアイポ
イント位置を決定する。測点位置はそれ自体アイポイン
ト位置であってもそうでなくともよい。それ自体アイポ
イント位置である場合には仮決定がそのまま本決定とさ
れる。測点位置の決定手段としては測点位置がアイポイ
ントとなる瞳孔中心であるならば撮影した画像のデータ
に基づいて解析することも可能である。ここに指標は一
箇所でも複数箇所でもよい。複数の指標の場合には眼を
挟持するように配置することが好ましい。眼を挟んだ両
側とは左右以外の位置、例えば上下位置や斜め位置も含
む概念である。また、指標の形状やマーキング手段は適
宜選択できる。また、注視は遠用視の場合と近用視の場
合を含む。注視対象は例えば遠用視では実際の景色を注
視することだけでなく仮想的な景色や景色意外の光点等
を注視することも含む。撮影画像が顔面に対して完全に
正対していない場合や基準となる撮影距離条件とは異な
る条件で撮影している場合にはこれらを補正することが
好ましい。また、指標に目盛りを付すようにしてもよ
い。
【0007】更に被験者は測定用眼鏡を装用し、注視対
象を注視した状態でレンズ又はフレームを含む顔面部を
撮影し、その正対位置からずれて斜め方向から傾いて撮
影された複数の画像に基づいて測点位置として三次元的
な瞳孔位置を解析し、この解析された瞳孔位置に基づい
て実際のアイポイント位置を決定する。ここにアイポイ
ントの位置を設定する場合には複数のアイポイント、例
えば累進レンズのような遠用アイポイントと近用アイポ
イントを設定するような複数のケースも考えられる。こ
のケースでは被験者に遠用視及び近用視可能な複数の注
視対象を注視させ、それぞれの注視対象を注視した状態
でレンズを含む顔面部を撮影する。その際に顔面部の撮
影画像が正対画像ではなく斜め方向から撮影される場合
がある。固定された単一の撮影手段によって遠用視及び
近用視した被験者の顔面部を撮影する場合では必然的に
このような撮影画像となってしまう。このような斜めか
らの撮影画像においては正対画像と異なり瞳孔中心とア
イポイントが画像上一致しなくなっている。そのため撮
影した画像に写された前記指標を基準として画像に写さ
れた測点位置を仮決定する仮決定手段において正対位置
からずれた位置から撮影した複数方向からの顔面部に対
する複数の画像データを得、同複数の画像データに基づ
いて瞳孔中心の前記測定用眼鏡に対する相対的な三次元
位置を解析するわけである。つまり、実際に瞳孔中心が
レンズと正対したどの位置にあるのかを解析し、その得
られたデータに基づいてアイポイント位置を仮決定する
ものである。そのためには複数の方向からの撮影画像、
例えば図10に示すようにステレオ撮影を行うことが好
ましい。更に、例えば一般に遠用視においては被験者に
水平方向を注視させるので、瞳孔中心の三次元的な位置
が解析できれば瞳孔中心を通る水平直線とレンズとの交
点をもってアイポイント位置を決定することが可能とな
る。ステレオ画像の三次元的な位置解析方法にはいくつ
かの方法があるが、その原理の一例を図18に基づいて
説明する。図18はxyzの直交する3軸で現される三
次元的な位置を決定する場合におけるx−z座標系につ
いての位置決定方法を説明する図である。図18におい
てステレオ画像を得るための2つのレンズ位置をそれぞ
れL1,L2とする。これらを通してスクリーン上に投
影されたA点の投影点をそれぞれA1,A2とする。ス
クリーンはx軸と平行でかつz軸に直交する。また、L
1,L2間の距離をhとし、レンズ位置からスクリーン
までの距離をdとし、A1,A2のz軸までの距離をそ
れぞれp,qとすると、A点は次の式の交点として表さ
れる。
【0008】
【数1】
【0009】この図18の場合ではA点のx−z座標に
おける位置が定まることとなる。同様にz−y座標方向
も式を作成し、三次元的なA点位置を求めるようにす
る。
【0010】
【発明の効果】上記各請求項の発明では、被験者にとっ
て通常の装用状態に近い測定条件で簡便に測定できるに
もかかわらず極めて正確なアイポイントの位置を決定す
ることが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】 以下、本発明の具体的な実施の
形態を図面に基づいて説明する。 (実施の形態1)本実施の形態1におけるシステムでは
図1及び図2に示すような装置を使用する。図1及び図
2において右方を前方とし、左方を後方とする。暗室1
1内には撮影手段としての第1のデジタルカメラ12が
設置されている。第1のデジタルカメラ12はそのレン
ズが暗室11前方に配設されたマジックミラー14に面
するように配置され、同マジックミラー14を通して前
方撮影可能とされている。暗室11の前面壁11aの表
面(被験者に向いた側)は黒色に着色されている。第1
のデジタルカメラ12の後方位置にはミラー15が配置
されている。ミラー15はその反射面が垂直位置に対し
て前方下方に向かって45度となるように傾斜させてセ
ットされている。ミラー15の下方位置にはLED装置
16が配設されている。LED装置16とミラー15と
の間であってLED装置16寄り位置には凸レンズ17
が配設されている。LED装置16から発光されたLE
D光はミラー15で前方方向に90度屈曲させられ暗室
11前方の透孔11bから外部に導かれるようになって
いる。LED装置16からのLED光は凸レンズ17に
よって仮想的に遠距離位置から発光されるような効果と
なる。暗室11及び暗室11内部に配設された各構成に
よって遠用アイポイント撮影装置19が構成されてい
る。暗室11の前方の机20の上には近用アイポイント
撮影装置21が載置されている。近用アイポイント撮影
装置21は薄板状のアクリル板22と、同アクリル板2
2の裏面に固着された撮影手段としての第2のデジタル
カメラ23及びアクリル板22裏面に貼付された新聞2
4とにより構成されている。アクリル板22には小透孔
22aが形成され、第2のデジタルカメラ23のレンズ
は同小透孔22aに面して配置される。新聞24には図
示しない小透孔が形成され第2のデジタルカメラ23の
レンズが小透孔22aを通して表面側に露出されてい
る。
【0012】第1及び第2のデジタルカメラ12,23
はコンピュータ25に接続されている。図5に示すよう
に、コンピュータ25はCPU(中央処理装置)26及
びその周辺装置によって構成される。CPU26は各種
プログラムや入力データに基づいて撮影画像からアイポ
イントの位置を決定する。記憶装置27にはCPU26
の動作を制御するためのプログラム、複数のプログラム
に共通して適用できる機能を管理するOA処理プログラ
ム(例えば、日本語入力機能や印刷機能等)等の基本プ
ログラムが格納されている。更に、撮影したデータを取
り込むプログラム、取り込んだ画像データに基づいて解
析しアイポイント位置を決定する解析プログラム、撮影
したデータを補正する補正プログラム等が格納されてい
る。CPU26には入力装置としてのキーボード28、
入力装置としてのマウス29、表示手段としてのモニタ
30が接続されている。CPU26及び記憶装置27は
第1の仮決定手段、解析手段、補正手段を構成する。
【0013】次にこのように構成した実施の形態1のシ
ステムの使用方法について説明する。 (1)アイポイントの測定 まず、被験者はアイポイント測定用の眼鏡31を装用す
る。図6に示すように眼鏡31はダミーレンズ32の上
下左右の4箇所に指標としての小丸形状のシール33が
貼付されている。本実施の形態のダミーレンズ32は度
数のないレンズを使用するが度数が入っていても構わな
い。左右の各ダミーレンズ32毎のシール33の相対的
な位置関係、更に左右の各ダミーレンズ32間のシール
33の相対的な位置関係はデータとして上記記憶装置2
7に記憶されている。本実施の形態では累進レンズにつ
いてのアイポイントを求めるものとする。 1)遠用アイポイントの測定方法 図1に示すように、被験者Tは暗室11の前面壁11a
に正対するように着座する。そして、前面壁11aに形
成された透孔11bを目視する。透孔11bからは仮想
的に遠くに見えるLED光を見ることとなり、被験者T
は遠用視をすることとなり被験者Tの瞳孔は遠用アイポ
イント位置に配置されることとなる。この状態で第1の
デジタルカメラ12によって被験者Tの顔面を撮影し、
コンピュータ25に取り込む(具体的には上記記憶装置
27に記憶させる)。撮影画像は例えば図3のように得
られる。 2)近用アイポイントの測定方法 図2に示すように、被験者Tは着座して机20上の近用
アイポイント撮影装置21を手に取り、日頃被験者Tが
読むような位置・角度とさせた上で新聞24を読ませ
る。この状態で第2のデジタルカメラ23によって被験
者Tの顔面を撮影し、コンピュータ25に取り込む(具
体的には上記記憶装置27に記憶させる)。撮影画像は
例えば図4のように得られる。被験者Tの瞳孔(近用ア
イポイント位置)は遠用アイポイント位置よりも内側に
寄る。
【0014】(2)撮影画像の解析 第1又は第2のデジタルカメラ12,23によってコン
ピュータ25の記憶装置27に取り込まれた撮影画像は
CPU26によって処理されシール33を基準として測
点としてのアイポイント位置を決定する。これらアイポ
イント仮決定処理の概略について図7に示すフローチャ
ートに基づいて説明する。ステップS1においてCPU
26は測定者のキーボード28やマウス29の操作に従
って第1又は第2のデジタルカメラ12,23から送ら
れた画像データを記憶装置27に格納させる。次いで、
ステップS2で画像データに基づいてアイポイント位置
を測定する。本実施の形態では上記解析プログラムによ
ってアイポイント、すなわち瞳孔中心が自動的に解析さ
れるようになっている。これは入力された画像データの
画素に対して白目と黒目のコントラストの違いに基づい
て一種の二値化を行い、その分布状況から黒目位置を解
析し、更に黒目の中心となる瞳孔中心を解析するという
ものである。同じくシール33の位置もコントラストの
違いに基づいて解析されるため各シール33から瞳孔中
心(アイポイント)までの距離が得られることとなる。
次いで、このように得られたアイポイントについてステ
ップS3及びステップS4において各種補正を行う。ま
ず、ステップS3で被験者Tの顔面の上下左右方向への
傾動を補正する。これは前もってデータとして得られて
いる各シール33の相対的な位置と画像データとの位置
のずれに基づいて補正を行うものである。次いでステッ
プS4で第1又は第2のデジタルカメラ12,23につ
いての距離補正を行う。両デジタルカメラ12,23と
もレンズまでの基準となる距離条件を設定しているた
め、被験者の位置によって基準となる距離条件よりも近
かったり遠かったりして同じ形状で大きさの若干異なる
相似形状に撮影されてしまう場合がある。これを補正す
るものである。尚、上記各ステップにおいて画像データ
の処理に伴ってその処理結果がモニタ30に表示され
る。このようにして得られた各シール33に対するアイ
ポイントの相対的な位置が決定される。このデータに基
づいて被験者Tのアイポイントに対応するレンズを選択
し所望のフレームに装着することで正確な遠用及び近用
アイポイントが測定された眼鏡が得られる。
【0015】このように構成することによって、本実施
の形態1では次のような効果を奏する。 (1)被験者Tにごく普通の姿勢での遠用視又は近用視
をさせることでその被験者Tのそれぞれ遠用アイポイン
トと近用アイポイントとを正確に決定することができ
る。すなわち、被験者Tに面倒な負担をかけることがな
い。また、測定者側もそれほど大がかりな装置を必要と
することがなく正確な測定が可能となった。 (2)近用アイポイントの測定においてPDメータのよ
うに接眼レンズを覗き込むといった不自然さがなく、実
際の近用視に近い状態で測定できるため正確な測定が可
能となっている。 (3)遠用アイポイントの測定においてアイポイント測
定用の眼鏡31はダミーレンズ32を変更することが可
能であるため、LED光が見にくい被験者T用に遠用度
数の入ったダミーレンズ32を用意することが可能とな
る。また、逆に近用アイポイントの測定において新聞2
4が読みにくい被験者T用に近用度数の入ったダミーレ
ンズ32を用意することが可能となる。 (4)遠用アイポイント撮影装置19は前面壁11aが
黒く塗装されるとともに凸レンズ17によってLED光
が仮想的に遠距離から発光するように設計されているた
め、それほど大きくない設置場所にも配置することが可
能となる。 (5)近用アイポイント撮影装置21は被験者Tが持っ
て自身の見やすいような角度や位置で近用視ができるた
め普段の装用状態を再現でき、より正確な近用アイポイ
ントを測定することができる。 (6)ダミーレンズ32にマーキングされたシール33
は上下左右に配置されており被験者Tの顔面が上下左右
に傾動した際に映像としては傾動した方向に従ってシー
ル33の間隔が狭くなるためどの方向に傾動しているか
が分かりやすくなっている。 (7)アイポイントは測定者自らが決めなくとも撮影し
た画像データに基づいて自動的に瞳孔中心が解析され
て、アイポイントとされるためより測定の正確性が増
す。 (8)特に近用アイポイントを撮影する場合ではなるべ
く瞳孔が目標としている地点に近い位置で撮影すること
が、正確な近用アイポイントの測定に好ましい。しか
し、一方で本実施の形態のようになるべく実際の目視状
態に近づけるように被験者に近用アイポイント撮影装置
21を持たせて測定する場合には理想的な撮影ポイント
からずれて、つまり遠すぎたり近すぎたりあるいはアク
リル板22を傾けすぎたり逆に水平にしすぎたりして一
定しないこととなってしまう。上記のように本実施の形
態では近用画像を補正する補正手段によって理想的な撮
影ポイントで撮影した画像に補正することができるた
め、正確な近用アイポイントの測定が可能となってい
る。
【0016】(実施の形態2)本実施の形態2における
システムでは図9に示すようなアイポイント撮影装置4
0を使用する。図9において左方を前方とし、右方を後
方とする。装置ケース41内には撮影手段としてのデジ
タルカメラ42が設置されている。デジタルカメラ42
はそのレンズ43が上方を向くように装置ケース41内
部の底板上に配設されている。装置ケース41前方には
マジックミラー44が嵌装されている。装置ケース41
は本実施の形態2では三脚45によって支持されてい
る。レンズ43の上部にはマジックミラー44方向から
入射する光を屈折してレンズ43に導くための光学系が
形成されている。図10及び図11に示すように、具体
的には光学系はレンズ43の上面に配置されたV字状の
第1のミラー46と第1のミラー46の左右に配置され
た第2のミラー47とによって構成されている。図10
に示すように第2のミラー47はマジックミラー44方
向からの光を90度屈折させて第1のミラー46方向に
反射するように45度の角度に設定されている。第1の
ミラー46に至った光(画像)は図11に示すように下
向きに屈折されてデジタルカメラ42のレンズ43に至
る。本撮影装置40ではこのような光学系によって1台
のデジタルカメラ42によって図12(a)のような正
像と倒立像の2つの同時撮影画像が得られる。この撮影
画像は図12(b)のように左右の第2のミラー47の
間隔に起因した視差が生じた若干異なる画像として得ら
れる。すなわち、視差差が奥行き方向の距離のパラメー
タとなるステレオ画像データが得られる。
【0017】デジタルカメラ42はコンピュータ50
(本実施の形態2ではノートパソコン型)に接続されて
いる。図13に示すように、コンピュータ50はCPU
(中央処理装置)51及びその周辺装置によって構成さ
れる。CPU51は各種プログラムや入力データに基づ
いて撮影画像からアイポイントの位置を決定する。記憶
装置52にはCPU51の動作を制御するためのプログ
ラム、複数のプログラムに共通して適用できる機能を管
理するOA処理プログラム(例えば、日本語入力機能や
印刷機能等)等の基本プログラムが格納されている。更
に、撮影したデータを取り込むプログラム、撮影したデ
ータに基づいて被験者Tの瞳孔と眼鏡57(フレーム5
8,59)との相対的な三次元的位置関係を解析する解
析プログラム、解析プログラムによって解析された瞳孔
位置をアイポイントとして眼鏡57(フレーム58,5
9)に適用するアイポイント決定プログラム、撮影した
データを補正する補正プログラム等が格納されている。
CPU51には入力装置としてのキーボード53、入力
装置としてのマウス54、表示手段としてのモニタ55
が接続されている。CPU51及び記憶装置52は仮決
定手段、第2の解析手段、補正手段を構成する。
【0018】次にこのように構成した実施の形態2のシ
ステムの使用方法について説明する。 (1)アイポイントの測定 まず、被験者はアイポイント測定用の眼鏡57を装用す
る。図14に示すように眼鏡57は左側フレーム58の
上部位置と右側フレーム59の外側位置に沿ってそれぞ
れ指標としての目盛りシール60が貼付されている。フ
レーム58,59にはそれぞれダミーレンズ61が装着
されている。これらフレーム58,59の形状データは
前もって正対した撮影画像として上記記憶装置52に記
憶されている。本実施の形態では累進レンズについての
アイポイントを求めるものとする。 1)遠用アイポイントの測定方法 図9に示すように、被験者Tは着座して遠用視をする。
被験者Tの瞳孔は遠用アイポイント位置に配置されるこ
ととなる。尚、この時図15に示すように被験者Tの眼
球の回旋中心Oと瞳孔中心を結ぶ直線は水平直線とな
る。この状態でまずデジタルカメラ42によって被験者
Tの顔面を撮影し、コンピュータ50に取り込む(具体
的には上記記憶装置52に記憶させる)。但し、実施の
形態1とは異なり正対した撮影画像ではなく斜め下方か
らの撮影画像となる。ここに撮影画像は例えば図12
(a)のような正像と倒立像の2つの同時撮影画像とし
て得られる。 2)近用アイポイントの測定方法 図9に示すように、被験者Tは着座して近用視をする。
被験者Tの瞳孔は輻輳されて近用アイポイント位置に配
置されることとなる。この状態でデジタルカメラ42に
よって被験者Tの顔面を撮影し、コンピュータ50に取
り込む(具体的には上記記憶装置52に記憶させる)。
但し、実施の形態1とは異なり正対した撮影画像ではな
く斜め上方からの撮影画像となる。撮影画像は遠用視と
同じく正像と倒立像の2つの同時撮影画像として得られ
るが、被験者Tの瞳孔(近用アイポイント位置)は輻輳
されるため遠用アイポイント位置よりも若干内側に寄る
こととなる。
【0019】(2)撮影画像の解析 デジタルカメラ42によってコンピュータ50の記憶装
置52に取り込まれた撮影画像はCPU51によって処
理され目盛りシール60を基準として測点としてのアイ
ポイント位置を決定する。これらアイポイント仮決定処
理の概略について図17に示すフローチャートに基づい
て説明する。ステップS1においてCPU26は測定者
のキーボード53やマウス54の操作に従ってデジタル
カメラ42から送られた画像データを記憶装置52に格
納させる。次いで、ステップS2で撮影した画像に基づ
いて被験者Tの瞳孔及びフレーム58,59の三次元的
位置を解析する。この解析作業は実施の形態2では1台
の固定されたデジタルカメラ42によって被験者Tの遠
用視及び近用視状態をそれぞれ撮影するため、正対画像
と比べてかなり斜めから撮影されたものとなっているこ
とから行う必須作業である。本来実施の形態1のように
正対(または正対に近い)撮影画像では、被験者Tの眼
の回旋中心Oと黒目中心(瞳孔中心)とを結ぶ注視線は
基本的にレンズと交差する位置がそのままアイポイント
となるため瞳孔中心とアイポイントは一致する。しか
し、実施の形態2の撮影画像では瞳孔の位置は実際のレ
ンズ上のアイポイントと大きなずれが生じている。その
ため、実際に瞳孔中心がレンズと正対したどの位置にあ
るのかをレンズと瞳孔中心との三次元的な位置関係を解
析して決定する必要がある。そのため図12(b)のス
テレオ画像に基づいて眼とレンズの三次元的な位置関係
を解析し、もって正対した状態における画像の注視線と
レンズとの正確な交点を求めることが必要となる。この
ステップS2の段階で遠用視及び近用視における被験者
Tのフレーム58,59に対する相対的な瞳孔中心位置
を特定することができる。本実施の形態では作業者がキ
ーボード53やマウス54等の入力装置によって入力し
たフレーム58,59や瞳孔中心位置を解析対象とす
る。
【0020】図15に示すように、遠用視においては瞳
孔中心は水平直線上にセットされるため、瞳孔中心の三
次元的な位置が解析されれば、その水平直線上のダミー
レンズ61表面との交点が遠用アイポイントとされる。
また、眼球の回旋中心Oもこの水平直線上にあることと
なる。一般に眼球の回旋中心Oと黒目との距離は成人な
らばほぼ同長であるため(13mm程度)遠用アイポイ
ントを解析した段階で眼球の回旋中心Oの位置を推定的
に解析することができる。そして、図16に示すよう
に、近用視における瞳孔中心と解析された回旋中心Oを
結ぶ直線の延長線とダミーレンズ61表面との交点を近
用アイポイントとする。
【0021】次いで、ステップS3でこのように得られ
たアイポイントの位置データを前もって正対したフレー
ム58,59の形状データとして上記記憶装置27に記
憶されているフレーム形状に適用する。本実施の形態2
では上記アイポイント決定プログラムによってアイポイ
ントの位置がフレーム58,59内のどの位置に相当す
るかが自動的に解析されるようになっている。次いで、
ステップS4でレンズの特性に応じた補正を行う。例え
ば上記近用アイポイントを決定する際にレンズの特性
(屈折率、カーブ)を考慮した補正を行う。尚、上記各
ステップにおいて画像データの処理に伴ってその処理結
果がモニタ30に表示される。このようにして得られた
各シール60に対するアイポイントの相対的な位置が決
定される。このデータに基づいて被験者Tのアイポイン
トに対応するレンズを選択し所望のフレームに装着する
ことで正確な遠用及び近用アイポイントが測定された眼
鏡が得られる。
【0022】このように構成することによって、本実施
の形態2では次のような効果を奏する。 (1)被験者Tにごく普通の姿勢での遠用視又は近用視
をさせることでその被験者Tのそれぞれ遠用アイポイン
トと近用アイポイントとを正確に決定することができ
る。すなわち、被験者Tに面倒な負担をかけることがな
い。また、測定者側もそれほど大がかりな装置を必要と
することがなく正確な測定が可能となった。 (2)近用アイポイントの測定においてPDメータのよ
うに接眼レンズを覗き込むといった不自然さがなく、実
際の近用視に近い状態で測定できるため正確な測定が可
能となっている。 (3)実施の形態2のアイポイント撮影装置40は1つ
のデジタルカメラ42のみを備えたシステムであって、
実施の形態1と比較して極めてコンパクト化、低コスト
化に貢献できることとなっている。 (4)図9に示すように、アイポイント撮影装置40に
よる遠用視又は近用視状態の撮影画像は正対状態から大
きくずれており、傾いた撮影画像が得られることとな
る。しかし、デジタルカメラ42は図10のように左右
に離間した位置から撮影した視差差のあるステレオ画像
を撮影するため、このステレオ画像から瞳孔の三次元位
置を解析できるため、正対状態の撮影をしなくともこの
瞳孔位置に基づいてアイポイントを決定することが可能
となっている。 (5)位置・形状の明らかな目盛りシール60に基づい
て撮影画像の傾き具合が判断できるのでアイポイントの
決定作業が容易である。
【0023】尚、この発明は、次のように変更して具体
化することも可能である。 ・上記実施の形態1では第1のデジタルカメラ12のレ
ンズの中心線はLED光の光軸とはずれて配置されるの
で両者の角度が異なる。このためにアイポイント位置測
定において誤差が発生する。上記実施の形態では計算に
よってこの誤差を補正するようになっていた。しかし、
図8に示すように第1のデジタルカメラ12の前面にハ
ーフミラー65を配置し、LED光の光軸とレンズの中
心線を一致させるようにしてもよい。このように構成す
れば暗室11前方の透孔11bが不要となるとともに補
正量を少なくすることができる。 ・上記実施の形態1では撮影画像のコントラストに基づ
いてアイポイントとしての瞳孔中心を解析するようにし
ていたが、瞳孔に反射するLED光が識別できるのであ
ればこの瞳孔に反射するLED光をもってアイポイント
位置をするようにしてもよい。 ・直接アイポイントを測定する以外にアイポイント以外
を測点として間接的にアイポイント測定するようにして
もよい。 ・上記実施の形態1では4つのシール33をダミーレン
ズ32に貼付していたが、シール33は1〜3でも構わ
ない。また5つ以上のシール33を貼付するようにして
もよい。 ・上記実施の形態1では第2のデジタルカメラ23はア
クリル板22に固定するようにしていたが、要は第2の
デジタルカメラ23を固定できればよいためその他の保
持手段(例えばフレームのようなもの)であってもよ
い。また、新聞24以外の文書であってもよく、これは
アクリル板22の表面に貼付するようにしてもよい。 ・上記実施の形態1では被験者の「撮られている」とい
う意識を極力なくすために第1のデジタルカメラ12の
前方にマジックミラー14を配置していたが、マジック
ミラー14ではなく透孔を形成してレンズが目視される
ように構成しても構わない。 ・上記実施の形態2では装置ケース41の前面全体をマ
ジックミラー44としたが、実施の形態1と同様透孔を
設けてその透孔を塞ぐように一部だけマジックミラー化
してもよい。またマジックミラー化せず装置ケース41
内部が目視できるように構成しても構わない。 ・指標としてシール33以外の手段でもよくその形状も
自由である。 ・遠用アイポイント撮影装置19及び近用アイポイント
撮影装置21の形状は一例であってかつ概念的に図示し
たものであるため、上記にそれら形状が限定されるもの
ではない。 ・上記実施の形態1では遠用及び近用アイポイントを有
する累進レンズについて説明したが、バイフォーカルレ
ンズやSVレンズに応用することはもちろん自由であ
る。 ・上記実施の形態2の眼鏡57ではダミーレンズ61を
装着していたが、ダミーレンズ61なしのフレーム5
8,59だけで使用するようにしてもよい。その他本発
明の趣旨を逸脱しない態様で実施することは自由であ
る。
【0024】上記実施の形態から把握できる本発明のそ
の他の技術的思想について下記に付記として説明する。 (1)前記遠用アイポイントを測定する際に被験者に注
視させる注視対象と前記近用アイポイントを測定する際
に被験者に注視させる注視対象とは異なる視線方向とな
ることを特徴とする請求項4に記載のアイポイント測定
システム。 (2)前記近用アイポイントを測定する際に被験者に注
視させる注視対象を自ら支持して所望の角度で近用視で
きることを特徴とする請求項4若しくは付記1に記載の
アイポイント測定システム。 (3) 遠用アイポイントと近用アイポイントの両方を
決定することができる請求項4若しくは付記1又は2の
いずれかに記載のアイポイント測定システム。 (4)前記被験者が注視する注視対象は複数あることを
特徴とする請求項5に記載のアイポイント測定システ
ム。 (5)被験者が水平に遠用注視することによって得られ
る瞳孔中心を通過する水平直線に基づいて同水平直線上
に存在する眼球の回旋中心を推定し、被験者が近用注視
することによって得られる瞳孔中心と同回旋中心とを結
ぶ直線と前記測定用眼鏡のレンズとの交差位置を近用ア
イポイント位置とするようにしたことを特徴とする請求
項7に記載のアイポイント測定システム。 (6)複数方向からの同時撮影によって得られる画像
は、異なる位置からの画像を光学系によって単一の撮影
レンズに導くことで単一の撮影画像として得られるもの
であることを特徴とする請求項6、7若しくは付記5の
いずれかに記載のアイポイント測定システム。 (7)前記仮決定手段は前記撮影手段により撮影した画
像が顔面に正対していない場合に正対状態に補正する補
正手段を備えていることを特徴とする請求項4〜8若し
くは付記1〜6のいずれかに記載のアイポイント測定シ
ステム。 (8)前記仮決定手段は前記撮影手段により撮影した画
像が同撮影手段と前記レンズとの基準となる撮影距離条
件とは異なる条件で撮影している場合にその距離条件を
補正する補正手段を備えていることを特徴とする請求項
4〜8若しくは付記1〜7のいずれかに記載のアイポイ
ント測定システム。
【0025】
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1において遠用アイポイ
ントを測定する際の概念を説明する説明図。
【図2】 本発明の実施の形態1において近用アイポイ
ントを測定する際の概念を説明する説明図。
【図3】 第1のデジタルカメラで撮影した遠用視状態
にある画像の正面図。
【図4】 第2のデジタルカメラで撮影した近用視状態
にある画像の正面図。
【図5】 電気的構成のブロック図。
【図6】 眼鏡の斜視図。
【図7】 アイポイント仮決定処理のフローチャート。
【図8】 他の実施の形態において遠用アイポイントを
測定する際の概念を説明する説明図。
【図9】 本発明の実施の形態2において遠用及び近用
アイポイントを測定する際の概念を説明する説明図。
【図10】 本発明の実施の形態2においてステレオ画
像を得る理論を説明する説明図。
【図11】 本発明の実施の形態2において入光が屈折
してレンズに至る軌跡を説明する説明図。
【図12】 (a)は実際の撮影画像、(b)は(a)
の画像を分かりやすく併併設したステレオ画像。
【図13】 電気的構成のブロック図。
【図14】 眼鏡の斜視図。
【図15】 遠用アイポイントの視状態における眼鏡の
斜視図。
【図16】 近用アイポイントの視状態における眼鏡の
斜視図。
【図17】 アイポイント仮決定処理のフローチャー
ト。
【図18】 2方向からの撮影画像に基づいて三次元位
置を解析する方法の概念を説明するためのx−z座標
図。
【符号の説明】
12…撮影手段としての第1のデジタルカメラ、16…
LED装置、23…撮影手段としての第2のデジタルカ
メラ、24…新聞、26…仮決定手段としてのCPU、
32…ダミーレンズ、33…指標としてのシール、42
…撮影手段としてのデジタルカメラ、60…指標として
の目盛りシール、O…回旋中心。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 加畑健志 東京都世田谷区三軒茶屋2−15−14−502 有限会社 アドリブ 内 (72)発明者 三浦 仁志 愛知県岡崎市恵田町下田5番地26 東海光 学 株式会社内 Fターム(参考) 2G086 FF04 FF06 HH02

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被験者に測定用眼鏡を装用させ同眼鏡の所
    定位置に指標をマーキングし、被験者に所定方向を注視
    させた状態でレンズ又はフレームを含む顔面部を撮影
    し、次いで撮影した画像に写された前記指標を基準とし
    て画像に写された測点位置を仮決定し、この仮決定され
    た測点位置に基づいて実際のアイポイント位置を決定す
    るようにしたことを特徴とするアイポイントの位置決定
    方法。
  2. 【請求項2】前記指標は前記眼鏡の所定位置に対して複
    数マーキングされることを特徴とする請求項1に記載の
    アイポイントの位置決定方法。
  3. 【請求項3】前記複数の指標から選択された少なくとも
    2つの指標は前記被験者の眼を挟んだ両側に配置されて
    いることを特徴とする請求項2に記載のアイポイントの
    位置決定方法。
  4. 【請求項4】被験者が注視する注視対象と、同注視対象
    を注視する被験者に装用させるために所定位置に指標が
    マーキングされた測定用眼鏡と、同測定用眼鏡のレンズ
    又はフレームを含む顔面部を撮影する撮影手段と、撮影
    した画像に写された前記指標を基準として画像に写され
    た測点位置を仮決定する仮決定手段とを備え、同仮決定
    手段によって仮決定された測点位置に基づいて実際のア
    イポイント位置を決定するようにしたことを特徴とする
    アイポイント測定システム
  5. 【請求項5】被験者が注視する注視対象と、同注視対象
    を注視する被験者に装用させる測定用眼鏡と、同測定用
    眼鏡のレンズ又はフレームを含む顔面部を撮影する撮影
    手段と、撮影した画像に写された前記指標を基準として
    画像に写された測点位置を仮決定する仮決定手段とを備
    え、 同仮決定手段は同撮影手段によって正対位置からずれた
    位置から撮影した複数方向からの顔面部に対する複数の
    画像データを得ることによって同複数の画像データに基
    づいて瞳孔中心の前記測定用眼鏡に対する相対的な三次
    元位置を解析する第1の解析手段を備えており、同第1
    の解析手段により解析された瞳孔中心に基づいてアイポ
    イント位置を仮決定するようにしたことを特徴とするア
    イポイント測定システム。
  6. 【請求項6】前記測定用眼鏡の所定位置に指標をマーキ
    ングしたことを特徴とする請求項5に記載のアイポイン
    ト測定システム。
  7. 【請求項7】前記アイポイント位置を瞳孔中心と眼球の
    回旋中心とを結ぶ直線と前記測定用眼鏡のレンズとの交
    差位置としたことを特徴とする請求項6に記載のアイポ
    イント測定システム。
  8. 【請求項8】前記仮決定手段は前記撮影手段により撮影
    した画像のデータに基づいて瞳孔中心を解析する第2の
    解析手段を備え、同解析手段により解析された瞳孔中心
    をアイポイントとして指標に基づいて位置を仮決定する
    ようにしたことを特徴とする請求項4〜7のいずれかに
    記載のアイポイント測定システム。
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