JP2003329484A - エンコーダのスケール - Google Patents

エンコーダのスケール

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JP2003329484A
JP2003329484A JP2002138388A JP2002138388A JP2003329484A JP 2003329484 A JP2003329484 A JP 2003329484A JP 2002138388 A JP2002138388 A JP 2002138388A JP 2002138388 A JP2002138388 A JP 2002138388A JP 2003329484 A JP2003329484 A JP 2003329484A
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JP
Japan
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scale
pattern
substrate
encoder
copper foil
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002138388A
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English (en)
Inventor
Tetsuto Takahashi
哲人 高橋
Toshihiro Komi
利洋 小見
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
Original Assignee
Mitutoyo Corp
Mitsutoyo Kiko Co Ltd
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Publication date
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 熱膨張により剪断方向にパターンが引張られ
ても剥離し難い構造とすると共に、引掻きに強いスケー
ルを作成する。 【解決手段】 スケール10の基板40に形成されたパ
ターン溝41に、銅箔42を埋め込む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンコーダのスケ
ールに係り、特に、電子ノギス、電子マイクロメータ、
インジケータ、リニヤスケール、リニヤケージ等に用い
られる電磁誘導型エンコーダに用いるのに好適な、膨張
等により、剪断方向にパターンが引張られても、剥離し
難いスケール、該スケールを備えたエンコーダ、及び、
該スケールの製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】出願人は、特開2000−180209
で、波長の異なるトラックがN組(N≧2)ある電磁誘
導型絶対位置トランスデューサを提案している。これ
は、図1に示す如く、測定軸に沿って互いに移動可能で
あるスケール10及び読取ヘッド20を有し、該読取ヘ
ッド20が少なくとも1つの磁束センサ(受信コイル2
2、24)を含む。前記スケール10は、コイルとして
作用する、測定軸に沿って延びる複数の閉ループ結合ル
ープ(以下、スケールループと称する)を有する。この
複数のスケールループは、複数の第1ループ部12と、
複数の第2ループ部14と、これらを接続する接続ルー
プ16とを含む。前記第1ループ部12は、測定軸に沿
って、第1の波長λ1の間隔で配置され、第2ループ部
14は、第1の波長とは異なる第2の波長λ2の間隔で
配置される。
【0003】図において、30は、第1の送信コイル2
6又は第2の送信コイル28のいずれかに時間変化駆動
信号を選択的に出力する駆動回路、32は、受信コイル
22、24からの信号を増幅する増幅回路、34は、該
増幅回路32の出力をA/D変換して、トラックの位相
差から絶対位置を演算して求める演算装置である。
【0004】又、図1に示したように第1ループ部12
を第2ループ部14の片側に配置するのではなく、図2
に示すように、第2ループ部14を中心として第1ルー
プ部12を、その両側に1つおきに配置したものもあ
る。
【0005】このようなスケール10や読取ヘッド20
のパターンを作成する方法として、従来は、まず図3
(A)に示す如く、ガラス基板40上に銅箔42を成膜
し、次いで図3(B)に示す如く、必要なパターンに対
応するレジスト44を塗布した後、図3(C)に示す如
く、エッチングで不要部分を除去する、サブトラクティ
ブ法、又は、図4(A)に示す如く、ガラス基板40上
のパターン以外の部分にレジスト44を塗布した後、図
4(B)に示す如く、銅箔42を成膜し、図4(C)に
示す如く、化学機械研磨(CMP)法等により、表面を
研磨して必要な部分のみに銅箔42を残し、図4(D)
に示す如く、レジスト44を除去するアディティブ法等
がある。
【0006】一方、電磁誘導型エンコーダにおいては、
コイルとして作用するエンコーダパターンに十分な電流
が流されるようにするために、銅箔42の厚さが、例え
ば10μm以上の厚膜である必要がある。又、電磁誘導
型エンコーダは、光学式エンコーダや静電容量式エンコ
ーダに比べて耐環境性が優れているが、エンコーダパタ
ーンは銅箔であり、腐食し易い。そこで、サブトラクテ
ィブ法、アディティブ法のいずれにおいても、更に耐食
性(耐環境性)を高めるべく、図5に示す如く、例えば
紫外線で硬化する塗料を塗布したり、SiO2スパッタ
リングやエポキシ樹脂コーティングを行って保護層46
を形成し、更にその上に、機械的な強度を確保するた
め、必要に応じて、薄いガラスエポキシ基板等でなる表
面保護板50を接着剤又は両面テープを用いた接着層4
8で貼り付けている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、サブト
ラクティブ法やアディティブ法で作成したパターン42
は、ガラス基板40上に厚膜線として存在し、この厚膜
の配線パターン42の上に保護層46が載るため、該保
護層46の熱膨張によりパターン42がスケール表面と
平行な剪断方向に引張られて、剥離する可能性がある。
又、表面保護板50を省略した場合には、パターン42
がガラス基板40の表面に飛び出すため、引掻き等によ
り保護層46ごと切られて断線する可能性もあった。
【0008】本発明は、前記従来の問題点を解消するべ
くなされたもので、熱膨張等によりパターンが引張られ
ても剥離し難く、更に、引掻き等にも強くすることを課
題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定パターン
の導体が、測定方向に多数並設されたエンコーダのスケ
ールにおいて、スケールの基板に形成されたパターン溝
に、導体を埋め込むことにより、前記課題を解決したも
のである。
【0010】又、前記基板をガラス製として、高い形状
精度を得ると共に、熱膨張が小さくなるようにしたもの
である。
【0011】本発明は、又、前記のスケールを備えたこ
とを特徴とするエンコーダを提供するものである。
【0012】本発明は、又、前記のスケールを製造する
に際して、基板にパターン溝を形成し、該パターン溝内
に導体層を成膜するようにしたものである。
【0013】又、前記導体層が成膜された基板上に、更
に、保護層を形成するようにしたものである。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施形態を詳細に説明する。
【0015】本発明の第1実施形態は、ガラス基板40
に感光性ガラスを使用したもので、図6(A)に示す如
く、感光性ガラス基板40の表面にマスク52を介して
露光し、次いで、ガラス基板40のパターンに対応する
部分に等方性のエッチングを施して、図6(B)に示す
如く、溝41を形成し、次いで図6(C)に示す如く、
銅箔42を成膜し、更に、例えばCMP法により不要な
部分を削って、図6(D)に示す如く、銅箔42をガラ
ス基板40の溝41に埋め込み、更に図6(E)に示す
如く、その上に保護層46を形成したものである。
【0016】本実施形態においては、感光性ガラス基板
を用いているので、レジストが不要であり、少ない製造
工程でスケールを製造することができる。
【0017】次に、異方性を有するガラスエッチングを
用いた本発明の第2実施形態を詳細に説明する。
【0018】本実施形態は、まず図7(A)に示す如
く、ガラス基板40の表面にレジスト44を塗布し、マ
スク52を介して露光する。次いで図7(B)に示す如
く、ガラスをドライエッチングし、図7(C)に示す如
く、銅箔42を成膜する。更に図7(D)に示す如く、
例えばCMP法で研磨して不要な部分の銅箔42を除去
した後、図7(E)に示す如く、保護層46を形成する
ことによって製造される。
【0019】前記実施形態においては、いずれも、ガラ
ス基板を用いているので、高い形状精度が得られるだけ
でなく、熱膨張も小さい。なお、基板の材質はガラスに
限定されず、例えばセラミックやガラスエポキシ基板を
用いることもできる。
【0020】特にプラスチック系材料を用いた場合に
は、安価で製造が容易であり、測定寸法に合わせた長さ
カットも容易である。
【0021】又、基板40に溝41を形成する方法もエ
ッチングに限定されず、型に流し込んだり、あるいは型
押しによって形成することができる。
【0022】又、基板40に埋め込む導体42の種類も
銅箔に限定されず、銀、アルミニウム、金等を用いるこ
とも可能である。
【0023】又、パターン溝に導体を埋め込む基板もス
ケール側に限定されず、読取りヘッド側のパターンにも
同様に適用できる。
【0024】前記実施形態においては、いずれも、表面
を機械的に保護するための表面保護基板が省略されてい
たが、従来と同様に表面保護基板50を接着して、機械
的な強度を更に高めることも可能である。
【0025】本発明は、銅箔の厚みが要求される電磁誘
導型エンコーダに特に有効なものであるが、本発明の適
用対象はこれに限定されず、静電容量式のエンコーダに
も同様に適用できる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、熱膨張による剪断応力
の影響を軽減して、導体が剥離し難くなる。又、引掻き
に強くなるため、簡易的な保護層でもよくなり、機械的
に保護するための表面保護基板等を省略することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電磁誘導型エンコーダの全体構成を示す平面図
【図2】同じくスケールの変形例を示す平面図
【図3】サブトラクティブ法による従来のパターン作成
方法を示す断面図
【図4】アディティブ法による従来のパターン作成方法
を示す断面図
【図5】従来のパターン上に形成される保護層を示す断
面図
【図6】感光性ガラスを使用した本発明の第1実施形態
を示す断面図
【図7】ドライエッチングを利用した本発明の第2実施
形態を示す断面図
【符号の説明】
10…スケール 40…ガラス基板 42…銅箔 44…レジスト 46…保護層 52…マスク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定パターンの導体が、測定方向に多数並
    設されたエンコーダのスケールにおいて、 スケールの基板に形成されたパターン溝に、導体が埋め
    込まれていることを特徴とするエンコーダのスケール。
  2. 【請求項2】前記基板がガラス製であることを特徴とす
    る請求項1に記載のエンコーダのスケール。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載のスケールを備えた
    ことを特徴とするエンコーダ。
  4. 【請求項4】請求項1又は2に記載のスケールを製造す
    るに際して、 基板にパターン溝を形成し、 該パターン溝内に導体層を成膜することを特徴とするス
    ケールの製造方法。
  5. 【請求項5】前記導体層が成膜された基板上に、更に、
    保護層を形成することを特徴とする請求項4に記載のス
    ケールの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012225881A (ja) * 2011-04-22 2012-11-15 Tocalo Co Ltd 位置検出器用センサーロッド

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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