JP2003327605A - ビーズ状重合体の製造方法 - Google Patents
ビーズ状重合体の製造方法Info
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Abstract
を効率よく製造するビーズ状重合体の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 重合槽と、該重合槽内で回転可能に配置
された攪拌手段とを含む重合装置を用いて、少なくとも
ビニル系単量体を含む分散相と分散媒とからなる反応系
を懸濁重合するビーズ状重合体の製造方法。この際に使
用する重合装置における攪拌軸の偏心率を5〜20%と
する。
Description
製造方法に関する。更に詳しくは、少なくともビニル系
単量体を含む分散相(例えば単量体混合物)を懸濁重合
するビーズ状重合体の製造方法において、攪拌機の偏心
率が特定範囲内の重合装置を用いることにより、懸濁重
合の攪拌により形成される傾向がある攪拌軸周りの下降
渦巻き流を抑制して、ビーズ状重合体を効率よく製造で
きる重合体の製造方法に関する。
しないか、または殆ど溶解しない分散媒(主として水)
中に単量体を分散させ、通常は分散媒に不溶または難溶
性で、且つ単量体に易溶性の重合開始剤を用いて、分散
媒中に懸濁された単量体小滴内で重合反応を進行させる
重合様式であり、工業的に広く使用されている。この懸
濁重合において、重合は単量体小滴内で進行するため、
重合熱が分散媒によって除かれるため、温度の調節が容
易で、通常は生成重合体の分子量は大きく、且つ濾過等
の簡単な操作によってビーズないし微粒子状の重合体が
容易に得られるという特徴がある。
重合に供するビーズ状重合体の製造方法において、該重
合のための装置内において攪拌羽根で重合すべき懸濁液
を混合攪拌すると、通常は攪拌軸の周りに下降渦巻き流
が形成され、懸濁液中に気泡が噛み込まれる現象が起き
ていた。このような現象が起きると、攪拌効率が低下し
て、質量平均粒子径の小さなビーズ状重合体が得られに
くくなることや、気泡を抱き込んだビーズ状重合体が生
成して、粗大化ビーズ状重合体または異形のビーズ状重
合体が多く生成する問題がある。
が備わった重合装置を用いることで、通常攪拌軸の周り
に起きる下降渦巻き流を低減させる提案がなされている
(特開2001−198444号)。この提案によれ
ば、攪拌軸の周りに起きる下降渦巻き流を低減させるこ
とが一応は可能になるが、この邪魔板にカレット(cull
et)状重合体が付着して、正規のビーズ状重合体の収率
が低くなる欠点があった。
した従来技術における問題点を解決することができるビ
ーズ状重合体の製造方法を提供することにある。
制して、ビーズ状重合体を効率よく製造するビーズ状重
合体の製造方法を提供することにある。
又は異形のビーズ状重合体、ないしはカレット状重合体
の生成を抑制して、正規のビーズ状重合体を効率よく製
造するビーズ状重合体の製造方法を提供することにあ
る。
標を達成するために鋭意検討を進めた結果、ビニル系単
量体を含む分散相を懸濁重合するに際して、攪拌機の偏
心率が特定範囲内の重合装置を用いることことが、上記
目的の達成のために極めて効果的なことを見出した。
知見に基づくものであり、より詳しくは、重合槽と、該
重合槽内で回転可能に配置された攪拌手段とを含む重合
装置を用いて、少なくともビニル系単量体を含む分散相
と分散媒とからなる反応系を懸濁重合するビーズ状重合
体の製造方法であって、前記重合装置における下記式
(I)で表わされる攪拌軸の偏心率が5〜20%である
ことを特徴とするものである。
上記した特定の攪拌軸の偏心率を採用することによっ
て、通常は攪拌軸の周りに形成される下降渦巻き流を効
果的に抑制することが可能となると推定される。
の低下、気泡を抱き込んだ粗大化ビーズ状重合体または
異形のビーズ状重合体、カレット状重合体の生成が抑制
され、正規のビーズ状重合体を効率よく製造することが
可能となると推定される。
つつ本発明を更に具体的に説明する。以下の記載におい
て量比を表す「部」および「%」は、特に断らない限り
質量基準とする。
槽と、該重合槽内で回転可能に配置された攪拌手段とを
含む重合装置を用いて、少なくともビニル系単量体を分
散相に含む反応系を懸濁重合に供する。
装置において、上記式(I)で表わされる攪拌軸の偏心
率が5〜20%であることが特徴である。
(反応容器、重合釜、等と称される場合もある)と、該
重合槽内で回転可能に配置された攪拌手段とを少なくと
も含む。この重合槽の材質、形状、大きさ、構造等は特
に制限されない。腐食の点からは、ステンレス製の重合
槽であることが好ましい。該重合槽は、後述するよう
に、いわゆる「邪魔板」が配置された重合槽であっても
よい。
て、他の公知の重合装置用の手段、装置等が配置されて
いてもよい。より具体的には、内容液の加熱、冷却等の
手段、例えば加熱、冷却用の媒体が導入可能なジャケッ
ト、内容液を反応容器外に抜き出し加熱、冷却等を行な
う外部循環熱交換器等が、本発明における重合装置に設
けられていてもよい。
有し、且つ上記した重合槽内で回転可能に配置されてい
る限り、該攪拌手段の材質、形状、大きさ、構造等は特
に制限されない。攪拌手段は、撹拌軸に固定された(ま
たは撹拌軸と一体化された)撹拌翼を有することが好ま
しい。この撹拌翼の材質、形状、大きさ、構造等は特に
制限されないが、例えば、パドル翼、錨型翼、スクリュ
ー翼等を用いることができる。本発明に用いるべき重合
装置は、必要に応じて、このような撹拌翼を複数有して
いてもよい。重合槽内径に対する撹拌翼の直径の比は、
30〜60%の範囲内であることが好ましい。
えば単量体混合物)を懸濁重合するビーズ状重合体の製
造方法において、重合装置の攪拌軸の偏心率の範囲とし
ては、5〜20%である。この偏心率は、10%以上で
あることが好ましく、18%以下であることが好まし
い。
ると、攪拌軸の周りに形成される下降渦巻き流の抑制効
果が増大する傾向がある。他方、該偏心率が20%以下
であると、攪拌羽根の大きさを大きくできるため、質量
平均粒子径の小さなビーズ状重合体が容易に得られる傾
向がある。
態様の重合装置の一例を示す模式断面図である。図1を
参照して、この態様の重合装置10は、重合槽11と、
該重合槽11の内部に回転可能に配置された攪拌手段1
2とを含む。該攪拌手段12には、複数の攪拌翼13が
固定されている。この図1の重合装置10において、偏
心率(%)は、(a/b)×100で表される。
置内に、特開2001−198444号に記載されたよ
うな「邪魔板」を配置してもよい。このような「邪魔
板」を配置することにより、通常攪拌軸の周りに起きる
下降渦巻き流の低減が、より容易となる。
いて、少なくともビニル系単量体を含む分散相と分散媒
とからなる反応系を懸濁重合に供する。
ニル系単量体は、特に限定されないが、不飽和脂肪酸エ
ステル、芳香族ビニル化合物、シアン化ビニル化合物、
不飽和二塩基酸またはその誘導体、不飽和脂肪酸または
その誘導体等を使用することができる。必要に応じて、
これらのビニル系単量体を二種以上組合せ(ないしは混
合し)て使用してもよい。
アクリル酸エステル類が挙げられる。ここで、(メタ)
アクリル酸エステルとは、メタクリル酸エステルまたは
アクリル酸エステルを示す。(メタ)アクリル酸エステ
ル類としては、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)ア
クリル酸エチル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メ
タ)アクリル酸イソ−ブチル、(メタ)アクリル酸t−
ブチル、(メタ)アクリル酸2―エチルヘキシル等の
(メタ)アクリル酸アルキルエステル、(メタ)アクリ
ル酸シクロヘキシル、(メタ)アクリル酸メチルシクロ
ヘキシル、(メタ)アクリル酸ボルニル、(メタ)アク
リル酸イソボルニル、(メタ)アクリル酸アダマンチル
等の(メタ)アクリル酸シクロアルキルエステル、(メ
タ)アクリル酸フェニル、(メタ)アクリル酸ベンジル
等の(メタ)アクリル酸芳香族エステル、(メタ)アク
リル酸フルオロフェニル、(メタ)アクリル酸クロロフ
ェニル、(メタ)アクリル酸フルオロベンジル、(メ
タ)アクリル酸クロロベンジル等の(メタ)アクリル酸
置換芳香族エステル、(メタ)アクリル酸フルオロメチ
ル、(メタ)アクリル酸フルオロエチル等の(メタ)ア
クリル酸ハロゲン化アルキルエステル、(メタ)アクリ
ル酸ヒドロキシアルキルエステル、(メタ)アクリル酸
グリシジル、(メタ)アクリル酸エチレングリコールエ
ステル、(メタ)アクリル酸ポリエチレングリコールエ
ステル等が挙げられる。
α―メチルスチレン、α―エチルスチレン等のα―置換
スチレン、フルオロスチレン、メチルスチレン等の核置
換スチレン等が挙げられる。シアン化ビニル化合物とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等が挙げ
られる。
は、N―メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−プロピルマレイミド、N−シクロヘキシルマレイミ
ド、N−フェニルマレイミド、N−クロロフェニルマレ
イミド等のN−置換マレイミド、マレイン酸、無水マレ
イン酸、フマル酸等が挙げられる。
(メタ)アクリルアミド、N,N−ジメチル(メタ)ア
クリルアミド、N,N−ジエチル(メタ)アクリルアミ
ド等の(メタ)アクリルアミド類、(メタ)アクリル酸
カルシウム、(メタ)アクリル酸バリウム、(メタ)ア
クリル酸鉛、(メタ)アクリル酸すず、(メタ)アクリ
ル酸亜鉛等の(メタ)アクリル酸の金属塩、(メタ)ア
クリル酸等が挙げられる。
おいて好ましいビニル系単量体は、下記一般式(A)
基)で表わされる(メタ)アクリル酸エステルであり、
特に好ましいのは、メタクリル酸メチルである。
分散相(例えば単量体混合物)の主成分がメタクリル酸
メチルであることが好ましい。本発明において、「主成
分がメタクリル酸メチルである」とは、単量体混合物1
00質量%中に、メタクリル酸メチルが50質量%以上
含まれることを意味する。
えば単量体混合物)を懸濁重合するビーズ状重合体の製
造方法の一態様について説明する。
よび必要に応じて連鎖移動剤を攪拌、溶解させる。
安定剤を存在させた分散媒(例えば、水媒体)に懸濁し
た後、攪拌軸の偏心率が5〜20%の重合装置を用い
て、所定の重合温度で一定時間保持して重合を完結させ
る。得られた懸濁重合物を濾過し、水洗、乾燥すること
により本発明のビーズ状重合体を得ることができる。
としては、例えば、2,2’−アゾビスイソブチロニト
リル、2,2’−アゾビス−2,4−ジメチルバレロニ
トリル等のアゾ系開始剤、ベンゾイルパーオキサイド、
t−ブチルパーオキシ2−エチルヘキサノエート、1,
1−ジ−t−ブチルパーオキシ−2−メチルシクロヘキ
サン等の過酸化物系開始剤等を挙げることができる。こ
れらの重合開始剤の使用量は、上記単量体混合物100
質量部に対して0.001〜3質量部の範囲が好まし
い。
としては、例えばt−ブチルメルカプタン、n−ブチル
メルカプタン、n−オクチルメルカプタン、t−ドデシ
ルメルカプタン等を挙げることができる。これらの連鎖
移動剤の使用量は、上記単量体混合物100質量部に対
して0〜3質量部の範囲が好ましい。
ては、特に限定されないが、リン酸カルシウム、炭酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、澱粉末シリカ等の水難
溶性無機化合物;ポリビニルアルコール、ポリエチレン
オキサイド、セルロース誘導体等のノニオン系高分子化
合物;ポリアクリル酸およびその塩、ポリメタクリル酸
およびその塩、メタクリル酸エステルとメタクリル酸お
よびその塩との共重合体等のアニオン系高分子化合物を
挙げることができる。
は、ポリメタクリル酸およびその塩、メタクリル酸エス
テルとメタクリル酸およびその塩との共重合体等のアニ
オン系高分子化合物である。
ば、水)100質量部に対して、0.01〜5質量部の
範囲が好ましい。また、必要に応じて、これらの分散剤
と共に、塩化ナトリウム、塩化カリウム、硫酸ナトリウ
ム、硫酸カリウム、硫酸マンガン等の分散助剤を併用す
ることもできる。
に制限されず、公知のものを使用することが可能であ
る。このような分散媒としては、水(例えば、脱イオン
水)を主成分とするものが好適に使用可能である。
ば、水)の量としては、特に限定されないが、上記単量
体混合物100質量部に対して100〜1000質量部
の範囲が好ましく、より好ましくは150〜400質量
部の範囲である。
れないが、重合温度は50〜150℃の範囲が好まし
く、より好ましくは、50〜130℃の範囲である。
て、公知の添加剤、例えば各種酸化防止剤、離型剤等を
添加することができる。
ーズ状重合物は、目的に応じて、押出成形等の方法によ
りペレット形状にすることが可能である。
ーズ状重合物を押出成形等の方法によりペレット形状に
する際には、目的に応じて、公知の添加剤、例えば染
料、顔料等の着色剤、各種酸化防止剤、可塑剤、紫外線
吸収剤などの光安定剤等を添加することができる。
トを更に、種々の形状に加工することができる。例え
ば、該ペレットを、情報伝送体、情報記録媒体、撮像系
レンズ、ピックアップレンズ、fθレンズ等の光学用透
明部材、テールランプ、バックパネル等の自動車部品、
ランプカバーやルーバー等の照明器具、チューナー等の
インジケーター、メーターカバー等のオーディオ部品、
OA機器部品などに成形することもできる。
するが、本発明はこれらによって限定されるものではな
い。
た単量体の略号は、以下の化合物を示す。
性の評価項目、評価方法は、次の通りである。 (1)ビーズ状重合体の質量平均粒子径
ザー回折/散乱式粒度分布測定装置[(株)堀場製作所
製、LA−910]を用いて測定した。
mパス分)
mのナイロンメッシュにて濾過し、その濾過された重合
廃液を蒸発乾固した。その後、得られた残存物の質量を
測定し、仕込み単量体質量との比率より算出した。
たビーズ状重合体を乾燥し、目開き1400μmの篩に
て篩別した。その目開き1400μmの篩上に捕捉され
た分のビーズ状重合体の質量を測定し、仕込み単量体質
量との比率より算出した。
たビーズ状重合体を乾燥し、目開き1400μmの篩に
て篩別した。その通過分のビーズ状重合体の質量を測定
し、仕込み単量体質量との比率より算出した。
価した。
邪魔板の表面に付着したカレット状重合体を全て回収、
乾燥した。その後、カレット状重合体質量を測定し、仕
込み単量体質量との比率より算出した。
ロホルム100mlに溶解し、25℃の測定環境下で、
オストワルド型細管式粘度計を用いて測定した。 [製造例1] (分散剤の製造)
トルの重合装置に、メタクリル酸2−スルホエチルナト
リウム58質量部、メタクリル酸カリウム水溶液(メタ
クリル酸カリウム分30質量%)31質量部、メタクリ
ル酸メチル11質量部からなる混合物と、脱イオン水9
00質量部を加えて攪拌溶解させた。その後、窒素雰囲
気下で混合物を攪拌しながら60℃まで昇温し、6時間
攪拌保持させてアニオン系高分子化合物水溶液を得た。
に到達した後、重合開始剤として過硫酸アンモニウム
0.1質量部を添加、さらに別に計量したメタクリル酸
メチル11質量部を75分間かけて連続的に滴下した。
この製造方法により得られたアニオン系高分子化合物水
溶液を(A1)とする。
し、内径130mm、フランジまでの高さ220mm、
容量2リットルの重合槽であって、偏心率11%の攪拌
機を備えた図3に示すような重合装置に、MMA90質
量%、MA10質量%の単量体混合物100質量部(7
50g)を入れ、重合開始剤として2,2’−アゾビス
イソブチロニトリル0.1質量部、連鎖移動剤としてn
−オクチルメルカプタン0.2質量部、離型剤としてス
テアリルアルコール0.3質量部を加え攪拌溶解させ
た。
(1125g)を入れ、分散剤として[製造例1]で得
たアニオン系高分子化合物水溶液(A−1)0.4質量
部、分散助剤として硫酸ナトリウム0.35質量部を加
え攪拌溶解した。
脱イオン水混合物を、上記したような単量体混合物を収
容した、攪拌機を備えた重合装置に投入し、窒素置換し
ながら500rpmで15分間攪拌した。その後、75
℃に加温して重合を開始させ、重合発熱によって系内の
温度が極大値を示す重合ピーク発現後、95℃、30分
間の熱処理を行い、重合を完結させて、ビーズ状重合体
を得た。
質量平均粒子径、重合廃液中の乳化粒子量、粗大ビーズ
状重合体量、ビーズ状重合体量、ビーズ状重合体の形
状、カレット状重合体量、ビーズ状重合体の固有粘度を
評価した。得られた重合体の評価結果を、後述する表1
に示す。
に変更した以外は、実施例1と同様に懸濁重合を行い、
ビーズ状重合体を得た。
質量平均粒子径、重合廃液中の乳化粒子量、粗大ビーズ
状重合体量、ビーズ状重合体量、ビーズ状重合体の形
状、カレット状重合体量、ビーズ状重合体の固有粘度を
評価した。得られた重合体の評価結果を、後述する表1
に示す。
ように攪拌軸の偏心率を0%に変更した重合装置を用い
た以外は、実施例1と同様に懸濁重合を行い、ビーズ状
重合体を得た。
質量平均粒子径、重合廃液中の乳化粒子量、粗大ビーズ
状重合体量、ビーズ状重合体量、ビーズ状重合体の形
状、カレット状重合体量、ビーズ状重合体の固有粘度を
評価した。得られた重合体の評価結果を、後述する表1
に示す。
む分散相(例えば単量体混合物)を懸濁重合してビーズ
状重合体を製造するに際して、通常は攪拌軸の周りに形
成される傾向がある下降渦巻き流を抑制することができ
る。
流を抑制に基づき、攪拌効率の低下、気泡を抱き込んだ
粗大化ビーズ状重合体または異形のビーズ状重合体、カ
レット状重合体の生成を抑制し、正規のビーズ状重合体
を効率よく製造することが可能となる。
示す模式断面図である。
を示す模式平面図(1)および模式側面図(2)であ
る。
式断面図である。
式断面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 重合槽と、該重合槽内で回転可能に配置
された攪拌手段とを含む重合装置を用いて、少なくとも
ビニル系単量体を含む分散相と分散媒とからなる反応系
を懸濁重合するビーズ状重合体の製造方法であって、前
記重合装置における下記式(I)で表わされる攪拌軸の
偏心率が5〜20%であることを特徴とするビーズ状重
合体の製造方法。 【数1】 - 【請求項2】 重合槽が、実質的に円筒状の形状を有す
る請求項1に記載のビーズ状重合体の製造方法。 - 【請求項3】 分散媒中で、アニオン系高分子化合物を
分散剤として用いる請求項1または2に記載の重合体の
製造方法。 - 【請求項4】 ビニル系単量体が少なくとも下記一般式
(A) 【化1】 (R1はHまたはCH3、R2はC1〜C8のアルキル
基)で表わされる(メタ)アクリル酸エステルを含有す
ることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のビ
ーズ状重合体の製造方法。 - 【請求項5】 分散相の主成分がメタクリル酸メチルで
ある請求項4に記載のビーズ状重合体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002141666A JP2003327605A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | ビーズ状重合体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2002141666A JP2003327605A (ja) | 2002-05-16 | 2002-05-16 | ビーズ状重合体の製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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ID=29702180
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017514960A (ja) * | 2014-05-02 | 2017-06-08 | リライアンス インダストリーズ リミテッドReliance Industries Ltd. | ポリマーのハロゲン化装置 |
-
2002
- 2002-05-16 JP JP2002141666A patent/JP2003327605A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2017514960A (ja) * | 2014-05-02 | 2017-06-08 | リライアンス インダストリーズ リミテッドReliance Industries Ltd. | ポリマーのハロゲン化装置 |
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