JP2003327603A - 化粧料用組成物 - Google Patents

化粧料用組成物

Info

Publication number
JP2003327603A
JP2003327603A JP2002176394A JP2002176394A JP2003327603A JP 2003327603 A JP2003327603 A JP 2003327603A JP 2002176394 A JP2002176394 A JP 2002176394A JP 2002176394 A JP2002176394 A JP 2002176394A JP 2003327603 A JP2003327603 A JP 2003327603A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cation
cationic polymer
modified
gum
mannose
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002176394A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4260427B2 (ja
Inventor
Hiromitsu Takeda
博光 武田
Yoshihiko Mori
芳彦 森
Goro Hashimoto
吾郎 橋本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toho Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Toho Chemical Industry Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toho Chemical Industry Co Ltd filed Critical Toho Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2002176394A priority Critical patent/JP4260427B2/ja
Publication of JP2003327603A publication Critical patent/JP2003327603A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4260427B2 publication Critical patent/JP4260427B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 頭髪用化粧料や皮膚用化粧料において豊かな
泡立ちと、なめらかな泡感触を与え、かつ濯ぎ時に、滑
らかな指通りを与えるとともに、乾燥後にはゴワツキ
感、べたつき感を改善したカチオン性ポリマーを提供す
ること。 【解決手段】 豆科植物であるタラ(学名Caesal
pinia Spinosa)の種子の胚乳の部分より
得られる、マンノースを構成単位とする主鎖に、ガラク
トース単位が側鎖として構成された、マンノースとガラ
クトースの組成比が3対1であるガラクトマンナン多糖
を基材とし、特定量の第4級窒素含有基を導入したカチ
オン性ポリマーを用いる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は毛髪や皮膚に対する
吸着性が良く、化粧料に配合した場合、泡立ちに優れ、
且つなめらかな泡感触を与え、乾燥後にはゴワツキ感の
無い良好な仕上げ感をもたらすカチオン変性タラガムか
らなる、優れたコンディショニング特性を与えるカチオ
ン性ポリマーと、これを配合した頭髪化粧料、皮膚化粧
料などの化粧料組成物に関するものである。
【0002】
【従来の技術】頭髪用化粧料においては、洗浄性を与え
る為にアニオン性界面活性剤が汎用されるが、洗浄の
際、毛髪の油脂成分を必要以上に除去してしまい、その
為、裂毛や枝毛が生じ易くなる。さらに、洗髪、すすぎ
時の頭髪の絡まり合いによってもこれらは助長される。
また、皮膚化粧料にもアニオン界面活性剤が汎用される
が、皮膚に対してつっぱり感が生じるという問題もあ
る。このような不都合を解消する為、頭髪化粧料、皮膚
化粧料にはコンディショニング剤等が配合されている。
【0003】頭髪用化粧料の場合、コンディショニング
剤は毛髪に吸着する事が必須であり、コンディショニン
グ効果を与える物質としては、主としてイオン性に基づ
く吸着作用を用いるカチオン性ポリマーが用いられてい
る。カチオン性ポリマーとしては、セルロース誘導体や
グアーガム等のポリサッカライドに第4級窒素含有基を
導入して得られる水溶性高分子や、ジアルキルジアリル
アンモニウム塩重合体等が使用されている。例えば、特
公昭47−20635号公報にはシャンプーや頭髪化粧
料に、第4級窒素含有基を導入したセルロース誘導体で
ある、カチオン変性セルロース誘導体を使用する事が示
されている。また特公昭60−42761号公報には第
4級窒素含有基を導入したカチオン変性デンプンが、特
公平7−17491号公報には第4級窒素含有基を導入
したカチオン変性グアーガムが、シャンプー、リンス等
のヘアケア製品に使用する事が示されている。さらに
は、特開平1−128914号公報には、ジアルキルジ
アリルアンモニウム塩の共重合体と第4級窒素含有基を
導入したセルロース誘導体とを配合したシャンプー組成
物が、洗髪時につるつるした指通りの滑らかな泡感触を
与え、かつすすぎ時の毛髪にさらっとした滑らかな指通
りを与えると共に、仕上がり時に毛髪に良好な艶を与え
る事が示されている。さらには、これらのカチオン性ポ
リマーを配合する事でクリーミィーな泡質が得られた
り、皮膚に対してつっぱり感を解消し、しっとり感を付
与する効果からボディーソープ等の皮膚化粧料へも配合
されている。
【0004】また、ボディーソープなどの皮膚化粧料の
場合は、グリセリン等の保湿剤を配合する事でもつっぱ
り感を解消している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】カチオン変性セルロー
ス誘導体は、頭髪化粧料配合時には滑らかな泡質を持
ち、アニオン界面活性剤と複合塩を形成して毛髪に吸着
し、すすぎ時の優れたコンディショニング効果を示す反
面、乾燥後にゴワツキ感を示し、感触が悪くなるという
課題がある。また、カチオン変性グアーガムは、乾燥後
のゴワツキ感は少ないものの、吸着量が少なく、すすぎ
時のコンディショニング効果は弱いという課題がある。
また、これらのカチオン性ポリマーはクリーミィーな泡
質を得ることは出来るが、処方によっては十分な泡立ち
を得ることが出来ずに、洗髪時の感触を十分に満足する
事が出来ないという課題がある。また、皮膚化粧料にカ
チオン性ポリマー等のコンディショニング剤や、グリセ
リン等の保湿剤を配合した場合、処方中の配合量によっ
てはべたつき、ぬるつきを生じる場合もある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる実情において、本
発明は従来のカチオン性ポリマーのもつ、頭髪化粧料に
配合した時の乾燥時のゴワツキ感、すすぎ時のコンディ
ショニング効果の弱さを改善し、また、皮膚化粧料に配
合した時の皮膚に対するつっぱり感を解消し、べたつ
き、ぬるつき感を改善し、更には、これら頭髪化粧料及
び皮膚化粧料配合時に、豊かな泡立ちと、洗髪時の良好
な感触を得るべく、鋭意検討を行った結果、マンノース
を構成単位とする主鎖に、ガラクトース単位が側鎖とし
て構成されたガラクトマンナン多糖の1種で、マンノー
スとガラクトースの組成比が3対1の非イオン性多糖類
である、タラガムを基材とし、特定量の第4級窒素含有
基を導入したカチオン性ポリマーがコンディショニング
剤として優れた効果を示すことを見出し、本発明を完成
するに至った。
【0007】本発明で用いられるタラガムは、マンノー
スを構成単位とする主鎖に、ガラクトース単位が側鎖と
して構成されたガラクトマンナン多糖の1種で、マンノ
ースとガラクトースの組成比が3対1の非イオン性多糖
類であり、南米アンデス山脈の標高2000m前後の高
地に自生する豆科植物である、タラ(学名Caesal
pinia Spinosa)の種子の胚乳の部分より
得られる天然水溶性ガムである。このタラガムは、商品
名「ホワイトガム60」、「ホワイトガム150」(岩
手ケミカル株式会社製)として容易に入手可能であり、
マンノースとガラクトースの組成比が2対1の非イオン
性多糖類のグアーガムや、4対1のローカストビーンガ
ムとは、水溶液のレオロジーが異なることは公知の事実
である。
【0008】タラガムに関しては、特開平9−1430
46号公報に化粧料用途でキサンタンガムと併用するこ
とでゲルを形成する水溶性高分子として示されている。
また、特開2000−191553号公報には、同様に
キサンタンガムと併用することで、食品用組成物及び医
薬品用組成物が示されている。さらに、タラガム誘導体
に関しては、特開平2000−302630号公報にカ
ルボキシメチルタラガムがスクラブ剤のバインダーの1
種類として示されているが、本発明の第4級窒素含有基
を導入したカチオン変性タラガムがコンディショニング
剤として優れた効果を発揮する事はどこにも示されてい
ない。
【0009】一方、本発明で用いられるタラガムと同じ
ガラクトマンナン多糖に属するグアーガムをカチオン化
した、カチオン変性グアーガムは、特開平4−3641
11号公報、特公平7−17491号公報、特開平11
−302136号公報に示されているが、グアーガムを
用いたカチオン変性グアーガムの場合、グアーガムの特
徴がカチオン化した後にも現れ、キサンタンガム等との
ゲル形成は認められない。しかし、本発明に用いられる
タラガムは、キサンタンガムと緩やかなゲルを形成する
点で、本質的のグアーガムと異なり、タラガムをカチオ
ン化した本発明のカチオン変性タラガムも、ゲル形成能
等、水溶液のレオロジーの面で明らかにカチオン変性グ
アーガムと異なる物である。また、同様にガラクトマン
ナン多糖に属するローカストビーンガムをカチオン化し
た、カチオン変性ローカストビーンガムは、特開200
0−103724号公報に示されているが、ローカスト
ビーンガムの場合、本発明に用いるタラガムと同様に、
キサンタンガム等とゲルを形成するが、ゲル形成能が強
く、また保水能力もタラガムより小さいため、カチオン
化した後もその物性が受け継がれ、タラガムを用いた本
発明品とは感触面で異なるものである。
【0010】本発明によるカチオン変性タラガムは、タ
ラガムにグリシジルトリアルキルアンモニウム塩また
は、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプロピルトリアルキ
ルアンモニウム塩等の第4級窒素含有基を有する化合物
を、第4級窒素含有基由来のカチオン電荷量が0.1〜
3.0meq/g含有するよう反応させることによって
製造することができる。この場合、反応は適当な溶媒、
好適には含水アルコール中において、アルカリの存在下
で実施される。このような第4級窒素含有基の導入は、
従来公知の方法に従って行うことができる。
【0011】本発明でタラガム中に導入する下記化学式
(1)で示された第4級窒素含有基において、R及び
の具体例としては、メチル、エチル及びプロピルが
挙げられ、Rの具体例としては炭素数1〜24のアル
キル基が挙げられる。また、陰イオンXの具体例とし
ては、塩素イオン、臭素イオン及び沃素イオンなどのハ
ロゲンイオンの他、メチル硫酸イオン、エチル硫酸イオ
ン、硫酸イオン、酢酸イオン等を挙げることができる。
【0012】化学式(1) (式中R、Rは各々炭素数1〜3個のアルキル基、
は炭素数1〜24のアルキル基であり、Xは陰イ
オンを示す)
【0013】本発明において使用されるカチオン変性タ
ラガムの、第四級窒素含有基由来のカチオン電荷量は
0.1〜3.0meq/gが好ましく、より好ましくは
0.5〜2.5であり、電荷量が0.1meq/g未満
では毛髪や皮膚に対する吸着量が不十分となり、実際シ
ャンプー、リンス、ボディーソープ等に配合しても効果
は認められない。また、電荷量が3.0meq/gを越
えると使用時にべたつき感が生じ、使用感を悪化させる
ばかりでなく、使用後の仕上がり感も期待するほど向上
せず好ましくない。
【0014】本発明のカチオン変性タラガムの頭髪化粧
料、皮膚化粧料に対する配合量は0.1〜5重量%が好
ましく、0.1重量%未満では効果が十分に発揮され
ず、5重量%を越えると使用時にべたつき感が生じ使用
感が悪くなる。
【0015】また、本発明の化粧料組成物には処方によ
っては、その水溶液の物性を変え、感触などの性能を改
善する目的で、キサンタンガム及び/又はカラギーナン
を配合することができる。キサンタンガム及びカラギー
ナンの配合は、各々単独で配合することも可能である
が、キサンタンガムとカラギーナンを混合して配合する
ことでも効果は得られる。本発明で使用されるキサンタ
ンガムとは、キサントモナス・キャンペストリス(Xa
nthomonas canpestris)が産生す
る天然多糖類であり、グルコース、マンノース及びグル
クロン酸(カリウム、ナトリウム、カルシウムの複合
塩)から構成され、主鎖はグルコース、側鎖は二個のマ
ンノースとグルクロン酸からなる構造をしている。この
キサンタンガムは商品名「SATIAXANECX9
0」(SKWバイオシステムズ株式会社製)として容易
に入手可能である。またカラギーナンとは、紅藻類海藻
から抽出、精製される天然高分子物質(学名:カラギー
ナン)で、ガラクトース、3.6アンヒドロガラクトー
スを主成分とする多糖類の1種である。このカラギーナ
ンは商品名「SATIAGEL CG30」「SATI
AGEL BWJ40」(SKWバイオシステムズ株式
会社製)として容易に入手可能である。本発明において
カチオン変性タラガムとキサンタンガム及び/又はカラ
ギーナンの配合比は1/100〜100/1で有り、好
ましくは1/10〜10/1であり、より好ましくは3
/10〜10/3である。カチオン変性タラガムの割合
が重量比で1/100より少なくても、また100/1
より多くても水溶液の物性に変化が見られず、その効果
が得られない。また、本発明で使用されるキサンタンガ
ム、カラギーナンは溶剤抽出、濾過等により精製した、
水溶液にした場合に透明な物も同様に使用可能である。
【0016】本発明のカチオン変性タラガムを公知の処
方により処方系内に所要量配合することで本発明の化粧
料が得られるが、化粧料中の他の成分は特に限定され
ず、化粧料に一般に用いられる成分を任意成分として配
合することが可能である。配合可能な他の成分を下記に
例示する。
【0017】アニオン界面活性剤としては、アルキル
(炭素数8〜24)硫酸塩、アルキル(炭素数8〜2
4)エーテル硫酸塩、アルキル(炭素数8〜24)ベン
ゼンスルホン酸塩、アルキル(炭素数8〜24)リン酸
塩、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8〜24)
エーテルリン酸塩、アルキル(炭素数8〜24)スルホ
コハク酸塩、ポリオキシアルキレンアルキル(炭素数8
〜24)エーテルスルホコハク酸塩、アシル(炭素数8
〜24)化アラニン塩、アシル(炭素数8〜24)化N
−メチル−β−アラニン塩、アシル(炭素数8〜24)
化グルタミン酸塩、アシル(炭素数8〜24)化イセチ
オン酸塩、アシル(炭素数8〜24)化サルコシン酸
塩、アシル(炭素数8〜24)化タウリン塩、アシル
(炭素数8〜24)化メチルタウリン塩、α−スルホ脂
肪酸エステル塩、エーテルカルボン酸塩、ポリオキシア
ルキレン脂肪酸モノエタノールアミド硫酸塩、長鎖(炭
素数8〜24)カルボン酸塩等が挙げられる。
【0018】ノニオン界面活性剤としては、アルカノー
ルアミド、グリセリン脂肪酸エステル、ポリオキシアル
キレンアルキルエーテル、ポリオキシアルキレングリコ
ールエーテル、ポリオキシアルキレンソルビタン脂肪酸
エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシアル
キレンソルビット脂肪酸エステル、ソルビット脂肪酸エ
ステル、ポリオキシアルキレングリセリン脂肪酸エステ
ル、ポリオキシアルキレン脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンアルキルフェニルエーテル、テトラポリオキ
シアルキレンエチレンジアミン縮合物類、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリオキシアルキレン脂肪酸アミド、ポリオ
キシアルキレングリコール脂肪酸エステル、ポリオキシ
アルキレンヒマシ油誘導体、ポリオキシアルキレン硬化
ヒマシ油誘導体、アルキルポリグリコシド、ポリグリセ
リン脂肪酸エステル等が挙げられる。
【0019】両性界面活性剤としては、アルキル(炭素
数8〜24)アミドプロピルベタイン、アルキル(炭素
数8〜24)カルボキシベタイン、アルキル(炭素数8
〜24)スルホベタイン、アルキル(炭素数8〜24)
ヒドロキシスルホベタイン、アルキル(炭素数8〜2
4)アミドプロピルヒドロキシスルホベタイン、アルキ
ル(炭素数8〜24)ヒドロキシホスホベタイン、アル
キル(炭素数8〜24)アミノカルボン酸塩、アルキル
(炭素数8〜24)イミダゾリニウムベタイン、アルキ
ル(炭素数8〜24)アミンオキシド、3級窒素及び4
級窒素を含むアルキル(炭素数8〜24)リン酸エステ
ル等が挙げられる。
【0020】高分子としてはアニオン性、カチオン性、
ノニオン性、両性の高分子を配合することができる。ア
ニオン性高分子の例としては、アクリル酸誘導体(ポリ
アクリル酸及びその塩、アクリル酸・アクリルアミド・
アクリル酸エチル共重合体及びその塩等)、メタクリル
酸誘導体(ポリメタクリル酸及びその塩、メタクリル酸
・アクリルアミド・ジアセトンアクリルアミド・アクリ
ル酸アルキルエステル・メタクリル酸アルキルエステル
共重合体及びその塩等)、クロトン酸誘導体(酢酸ビニ
ル・クロトン酸共重合体等)、マレイン酸誘導体(無水
マレイン酸・ジイソブチレン共重合体、イソブチレン・
マレイン酸共重合体等)、ポリグルタミン酸及びその
塩、ヒアルロン酸及びその塩、カルボキシメチルセルロ
ース、カルボキシビニルポリマー等が挙げられる。
【0021】カチオン性高分子の例としては、第4級窒
素変性ポリサッカライド(カチオン変性セルロース誘導
体、カチオン変性グアーガム、カチオン変性ローカスト
ビーンガム、カチオン変性タマリンドガム、カチオン変
性デンプン等)、塩化ジメチルジアリルアンモニウム誘
導体(塩化ジメチルジアリルアンモニウム・アクリルア
ミド共重合体、ポリ塩化ジメチルメチレンピペリジニウ
ム等)、ビニルピロリドン誘導体(ビニルピロリドン・
ジメチルアミノエチルメタクリル酸共重合体塩、ビニル
ピロリドン・メタクリルアミドプロピルトリメチルアン
モニウムクロライド共重合体、ビニルピロリドン・塩化
メチルビニルイミダゾリウム共重合体等)、メタクリル
酸誘導体(メタクリロイルエチルジメチルベタイン・塩
化メタクリロイルエチルトリメチルアンモニウム・メタ
クリル酸2−ヒドロキシエチル共重合体、メタクリロイ
ルエチルジメチルベタイン・塩化メタクリロイルエチル
トリメチルアンモニウム・メタクリル酸メトキシポリエ
チレングリコール共重合体等)等が挙げられる。
【0022】ノニオン性高分子の例としては、アクリル
酸誘導体(アクリル酸ヒドロキシエチル・アクリル酸メ
トキシエチル共重合体、ポリアクリル酸アミド等)、ビ
ニルピロリドン誘導体(ポリビニルピロリドン、ビニル
ピロリドン・酢酸ビニル共重合体等)、ポリオキシアル
キレングリコール誘導体(ポリエチレングリコール、ポ
リプロピレングリコール等)、セルロース誘導体(メチ
ルセルロース、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキ
シプロピルセルロース等)、ポリサッカライド及びその
誘導体(グアーガム、ローカストビーンガム、デキスト
ラン等)等が挙げられる。
【0023】両性高分子の例としては、両性化デンプ
ン、塩化ジメチルジアリルアンモニウム誘導体(アクリ
ルアミド・アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアンモニ
ウム共重合体、アクリル酸・塩化ジメチルジアリルアン
モニウム共重合体等)、メタクリル酸誘導体(ポリメタ
クリロイルエチルジメチルベタイン、N−メタクリロイ
ルオキシエチルN,N−ジメチルアンモニウム−α−メ
チルカルボキシベタイン・メタクリル酸アルキル共重合
体等)等が挙げられる。
【0024】油分としては、オリーブ油、ホホバ油、流
動パラフィン、脂肪酸アルキルエステル等が挙げられ
る。また、パール化剤としては、脂肪酸エチレングリコ
ール等、懸濁剤としてはポリスチレン乳化物等が挙げら
れる。
【0025】その他の成分としては、カチオン界面活性
剤、可溶化剤(エタノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール等)、保湿剤(グリセリン、トレハロ
ース、ソルビトール、マルチトール、ジプロピレングリ
コール、1,3−ブチレングリコール、ヒアルロン酸N
a等)、酸化防止剤、シリコーン及びシリコーン誘導
体、高級アルコール、高級脂肪酸、増粘剤、金属封鎖剤
(エデト酸塩等)、pH調整剤、紫外線吸収剤、殺菌
剤、防腐剤、色素、香料、起泡増進剤等が挙げられる。
【0026】さらに別の態様において、アミドアミン化
合物の有機酸及び/または無機酸と、高級脂肪酸及び/
または高級アルコールを添加することができる。
【0027】
【実施例】以下に本発明を実施例に基づいてさらに詳細
に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0028】実施例1 タラガム70gを、70容量%のイソプロパノール水溶
液560mlに分散させ、48重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液4.67gを添加した。次に80重量%グリシ
ジルトリメチルアンモニウムクロライド(以下GTAと
記す)水溶液17.4gを加え、加温し50℃で3時間
反応させる。反応終了後35%塩酸5.84g(仕込み
水酸化ナトリウム1倍モル)を70容量%のイソプロパ
ノール水溶液150mlで希釈し、中和に使用した。室
温で1時間中和後、メタノール300mlに反応液を注
ぎ、反応生成物を沈殿させ、濾別した。得られた沈殿物
をメタノール水溶液にて洗浄した後、反応生成物を減圧
下で乾燥した。このようにして得られたカチオン変性タ
ラガム中のカチオン電荷量は0.70meq/gであっ
た。この結果を表1に示した(表1中、試料番号1)
【0029】同様に添加するGTAの量を変えることで
カチオン電荷量の異なるカチオン変性タラガムを合成し
た。この結果を表1中に示した(表1中、試料番号2、
3)。
【0030】実施例2 タラガム70gを、50容量%のイソプロパノール水溶
液560mlに分散させ、48重量%の水酸化ナトリウ
ム水溶液32.82gを添加した。次に3−ハロゲノ−
2−ヒドロキシプロピルトリラウリルアンモニウムクロ
ライド115.2gを加え、加温し50℃で3時間反応
させる。反応終了後35%塩酸5.84g(触媒として
使用した仕込み水酸化ナトリウム1倍モル)を70容量
%のイソプロパノール水溶液200mlで希釈し、中和
に使用した。室温で1時間中和後、メタノール500m
lに反応液を注ぎ、反応生成物を沈殿させ、濾別した。
得られた沈殿物をメタノール水溶液にて洗浄した後、反
応生成物を減圧下で乾燥した。このようにして得られた
カチオン変性タラガム中のカチオン電荷量は0.84m
eq/gであった。この結果を表1中に示した(表1
中、試料番号4)。
【0031】比較例1 実施例1の方法に準じ、添加するGTAの量を変えるこ
とでカチオン電荷量の異なるカチオン変性タラガムを合
成した。この結果を表1中に示した(表1中、試料番号
5、6)。
【0032】
【表1】
【0033】実施例3 実施例1及び2で得たカチオン変性タラガムを用いて表
2中の(A)に示したシャンプーを調整した。表2中の
(A)の(14)を60℃に加熱し(1)を攪拌しなが
ら加え溶解させ、溶解を確認した後、50〜60℃で
(5)〜(10)を撹拌しながら加えて均一とし、更に
30〜40℃で(11)〜(13)を同様に撹拌しなが
ら加え、均一に混合した。こうして表2の(A)に示し
た組成のシャンプーを各々調整し、表1中の試料番号1
〜4を順に本発明品の処方1〜4とした。
【0034】実施例4 実施例1で得た試料番号1を用いて表2中の(B)に示
したシャンプーを調整した。表2中の(B)の(14)
を60℃に加熱し(1)を攪拌しながら加え溶解させ、
溶解を確認した後、(3)を攪拌しながら加え溶解させ
る。溶解を確認した後、50〜60℃で(5)〜(1
0)を撹拌しながら加えて均一とし、更に30〜40℃
で(11)〜(13)を同様に撹拌しながら加え、均一
に混合した。こうして表2の(B)に示した組成のシャ
ンプーを調整し、本発明品の処方5とした。
【0035】実施例5 実施例1で得た試料番号1を用いて表2中の(C)に示
したシャンプーを調整した。表2中の(C)の(14)
を60℃に加熱し(1)を攪拌しながら加え溶解させ、
溶解を確認した後、(3)及び(4)を攪拌しながら加
え溶解させる。溶解を確認した後、50〜60℃で
(5)〜(10)を撹拌しながら加えて均一とし、更に
30〜40℃で(11)〜(13)を同様に撹拌しなが
ら加え、均一に混合した。こうして表2の(C)に示し
た組成のシャンプーを調整し、本発明品の処方6とし
た。
【0036】
【表2】
【0037】比較例2 本発明で用いるカチオン変性タラガムと、その効果を比
較するため、比較例1で得たカチオン変性タラガム、表
1中の試料番号5及び6を用いて表2の(E)に示した
組成のシャンプーを調整した。表2中の(E)の(1
4)を60℃に加熱し(2)を攪拌しながら加え溶解さ
せ、溶解を確認した後、50〜60℃で(5)〜(1
0)を撹拌しながら加えて均一とし、更に30〜40℃
で(11)〜(13)を同様に撹拌しながら加え、均一
に混合した。こうして表2の(E)に示した組成のシャ
ンプーを各々調整し、試料番号順に比較品1及び2とし
た。
【0038】比較例3 本発明のカチオン変性タラガムと比較するために、マン
ノースとガラクトースの組成比が4対1であるローカス
トビーンガムをカチオン化した、カチオン変性ローカス
トビーンガムを合成した。合成方法は、特開2000−
103724号公報の実施例に準じた。得られたカチオ
ン変性ローカストビーンガムの窒素含有率は1.7%で
あった。
【0039】比較例4 比較例2のシャンプー処方と同様に、エチレンオキシド
平均付加モル数1.8、窒素含有率1.8重量%のカチ
オン変性ヒドロキシエチルセルロース(カチナールHC
−100;東邦化学工業(株)社製)、グアーガムをカ
チオン化したカチオン変性グアーガム(ジャガーC−1
3S;ローディア社製)、比較例3で得たカチオン変性
ローカストビーンガムについて処方を組み、記述順に比
較品3〜5とした。
【0040】実施例6 実施例3〜5で得た本発明品の処方1〜6各々のシャン
プーについて、泡立ちと泡の安定性を評価した。評価方
法として処方1〜6各々を、40℃の蒸留水で10倍に
希釈した物を150g計り取り、ジューサーミキサーで
30秒間撹拌した。直後の泡の量を測定し、泡立ちとし
た。得られた泡の一部をメスシリンダーに400ml計
り取り、40℃の恒温槽で直後から5分後までの泡の体
積を測定し、泡の安定性とした。その結果を表3に示し
た。
【0041】比較例5 比較例2及び4で得られた比較品1〜5各々のシャンプ
ーについて実施例6と同様に、泡立ちと泡の安定性の評
価を行った。その結果を表3中に示した。
【0042】表3の結果より、マンノースとガラクトー
スの組成比が3対1であるタラガムをカチオン化した、
本発明のカチオン変性タラガムは、泡立ち及び泡の安定
性に優れていることがわかった。また、カチオン変性タ
ラガムとキサンタンガム及び/またはカラギーナンを混
合することで、さらに泡立ち及び泡の安定性が増すこと
がわかった。
【0043】
【表3】
【0044】実施例7 実施例3〜5で得た本発明品の処方1〜6各々のシャン
プーについて、10名のテスターにより性能評価を実施
した。性能評価を行う方法として、標準品として表2の
標準品(D)に示したカチオン変性タラガムを配合しな
いシャンプーを調整し、本発明品の処方1〜6と、次に
示した項目の比較をした。洗髪時における泡立ち、指通
り、濡れた髪の手触り及び、すすぎ後のきしみ感、また
使用後(乾いた髪)の柔らかさ、しっとり感、サラサラ
感及び、櫛通りの良さを表2の標準品(D)にて調整し
た標準品と比較し、下記表4及び表5の方法にて数値化
し、その積算値を求めた。この評価結果を表6に示し
た。なお、標準品は表2中の(D)の(14)を60℃
に加熱した後、50〜60℃で(5)〜(10)を撹拌
しながら加えて均一とし、更に30〜40℃で(11)
〜(13)を同様に撹拌しながら加え、均一に混合し
た。こうして表2の(D)に示した組成のシャンプーを
調整し、本評価の標準品とした。
【0045】比較例6 比較例2及び4で得た比較品1〜5各々のシャンプーに
ついて、実施例7と同様に評価を行った。この結果を表
6中に示した。
【0046】
【表4】
【0047】
【表5】
【0048】表6の結果よりカチオン変性タラガム中の
カチオン電荷量により、シャンプーの性能が改善される
事が分かった。
【0049】また、その性能はカチオン変性ヒドロキシ
エチルセルロースより使用時の泡立ちと使用後(乾いた
髪)の櫛通りに優れていることがわかった。さらに、ガ
ラクトマンナン多糖であり、マンノースとガラクトース
の組成比が2対1であるグアーガムをカチオン化した、
カチオン変性グアーガムと比較すると、泡立ちと洗髪時
の指通りに優れ、またすすぎ時のきしみ感も少なく、滑
らかな感触を与ることがわかった。さらに、マンノース
とガラクトースの組成比が4対1のローカストビーンガ
ムをカチオン化した、カチオン変性ローカストビーンガ
ムと比較すると、泡立ちと洗髪時の指通り及び、使用後
(乾いた髪)のしっとり感、櫛通りに優れていることが
わかった。
【0050】
【表6】
【0051】実施例8 実施例1、2で得られた試料番号1及び4のカチオン変
性タラガムを用いて表7の(A)に示した組成のリンス
を調整した。表7中の(A)の(3)〜(8)を80℃
に加熱し撹拌して均一にした溶液に、予め(10)に
(1)を撹拌しながら加え溶解した溶液を80℃に加熱
し、撹拌しながら加えた後、冷却しながら(9)を加え
て均一に混合した。こうして表7の(A)に示した組成
のリンスを各々調整し、表1中の試料番号1及び4を順
に本発明品の処方7及び8とした。
【0052】
【表7】
【0053】比較例7 本発明で用いるカチオン変性タラガムと、その効果を比
較するためエチレンオキシド平均付加モル数1.8、窒
素含有率1.8重量%のカチオン変性ヒドロキシエチル
セルロース、グアーガムをカチオン化したカチオン変性
グアーガムについて表7の比較品(C)に示した組成の
リンスを調整した。表7中の(C)の(3)〜(8)を
80℃に加熱し撹拌して均一にした溶液に、予め(1
0)に(2)を撹拌しながら加え溶解した溶液を80℃
に加熱し、撹拌しながら加えた後、冷却しながら(9)
を加えて均一に混合した。こうして表7の(C)に示し
た組成のリンスを調整し、記載順に比較品6及び7とし
た。
【0054】実施例9 実施例8で得た本発明品の処方7及び8のリンスについ
て、10名のテスターにより次に示した項目の性能評価
を実施した。乾いた髪の柔軟性、櫛通り、きしみ感、し
っとり感及びサラサラ感を表7の標準品(B)にて調整
した標準品と比較し、下記表8の方法にて数値化し、そ
の積算値を求めた。この評価結果を表9に示した。尚、
標準品は表7の標準品(B)に示したカチオン変性タラ
ガムを配合しないリンスを調整した。表7中の標準品
(B)の(3)〜(8)を80℃に加熱し撹拌して均一
にした溶液に、80℃に加熱した(10)を撹拌しなが
ら加えた後、冷却しながら(9)を加えて均一に混合し
た。こうして表7の標準品(B)に示した組成のリンス
を調整し、本評価の標準品とした。
【0055】比較例8 比較例7で得た比較品6及び7各々のリンスについて、
実施例9と同様の評価を行った。この結果を表9中に示
した。
【0056】
【表8】
【0057】
【表9】
【0058】表9の結果より、カチオン変性タラガムに
より、リンスの性能が改善された事がわかった。
【0059】また、本発明のカチオン変性タラガムは、
カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースと比較する
と、サラサラした滑らかな感触を与えることがわかっ
た。さらに、カチオン変性グアーガムと比較すると、し
っとりした感触を与えることがわかった。
【0060】実施例10 実施例1、2で得られた試料番号1及び4のカチオン変
性タラガムを用いて表10の(A)に示した組成のボデ
ィソープを調整した。表10中の(A)の(12)を6
0℃に加熱し(1)を攪拌しながら加え溶解させ、溶解
を確認した後、50〜60℃で(4)〜(8)を撹拌し
ながら加えて均一とし、更に30〜40℃で(9)〜
(11)を同様に撹拌しながら加え、均一に混合した。
こうして表10の(A)に示した組成のボディソープを
各々調整し、表1中の試料番号1及び4を各々本発明品
の処方9及び10とした。
【0061】実施例11 実施例1で得た試料番号1を用いて表10中の(B)に
示した組成のボディソープを調整した。表10中の
(B)の(12)を60℃に加熱し(1)を攪拌しなが
ら加え溶解させ、溶解を確認した後、(3)を撹拌しな
がら加え溶解させる。溶解を確認した後、50〜60℃
で(4)〜(8)を撹拌しながら加えて均一とし、更に
30〜40℃で(9)〜(11)を同様に撹拌しながら
加え、均一に混合した。こうして表10の(B)に示し
た組成のシャンプーを、本発明品の処方11とした。
【0062】比較例9 本発明で用いるカチオン変性タラガムと、その効果を比
較するため、エチレンオキシド平均付加モル数1.8、
窒素含有率1.8重量%のカチオン変性ヒドロキシエチ
ルセルロース、グアーガムをカチオン化した、カチオン
変性グアーガムについて表10の(D)に示した組成の
ボディソープを調整した。表10中の(D)の(12)
を60℃に加熱し(2)を攪拌しながらゆっくり加え溶
解させ、溶解を確認した後、50〜60℃で(4)〜
(8)を撹拌しながら加えて均一とし、更に30〜40
℃で(9)〜(11)を同様に撹拌しながら加え、均一
に混合した。こうして表10の(D)に示した組成のボ
ディソープを各々調整し、比較品8及び9とした。
【0063】
【表10】
【0064】実施例12 実施例10及び11で得た本発明品の処方9〜11各々
のボディソープについて、10名のテスターにより性能
評価を実施した。性能評価を行う方法として、標準品と
して表10の標準品(C)に示したカチオン変性タラガ
ムを配合しないボディソープを調整し、本発明品の処方
9〜11と、次に示した項目の比較をした。使用時の泡
の量及び質、すすぎ易さ、すすぎ後のつっぱり感及びぬ
めり感、乾いた後のつっぱり感、ベタつき感、しっとり
感を表10の標準品(C)にて調整した標準品と比較
し、下記表11及び表12の方法にて数値化し、その積
算値を求めた。この評価結果を表13に示した。なお、
標準品は表10の標準品(C)の標準品(C)の(1
2)を60℃に加熱した後、50〜60℃で(4)〜
(8)を撹拌しながら加えて均一とし、更に30〜40
℃で(9)〜(11)を同様に撹拌しながら加え、均一
に混合した。こうして表10の(C)に示した組成のボ
ディソープを調整し、本評価の標準品とした。
【0065】
【表11】
【0066】
【表12】
【0067】比較例10 比較例9で得た比較品8及び9各々のボディソープにつ
いて実施例12と同様評価を行った。この結果を表13
中に示した。
【0068】
【表13】
【0069】表13の結果より、カチオン変性タラガム
によりボディソープの性能が改善される事がわかった。
【0070】また、本発明のカチオン変性タラガムは、
カチオン変性ヒドロキシエチルセルロースと比較する
と、泡立ちに優れ、ぬめり感が少なくすすぎ易いことが
わかった。また、カチオン変性グアーガムと比較した場
合、泡立ちに優れていることがわかった。
【0071】
【発明の効果】本発明のカチオン変性タラガムは、シャ
ンプー・リンスなど頭髪化粧料やボディーソープなど皮
膚化粧料に配合した場合、豊かな泡立ちと、なめらかな
泡感触を与え、且つ濯ぎ時に、なめらかな指通りを与え
るとともに、乾燥後にはゴワツキ感やべとつき感の無い
しっとりした感触を与る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C083 AC072 AC172 AC182 AC302 AC312 AC342 AC352 AC392 AC482 AC532 AC642 AC712 AC782 AC902 AD351 AD352 BB34 CC01 CC23 CC38 CC39 DD23 EE06 EE07 FF01 4C090 AA02 AA08 BA97 BB13 BB14 BB27 BB53 BB62 BB72 BB84 BB92 BC12 BD05 BD06 BD12 BD34 BD36 CA36 DA02 DA03 DA04 DA07 DA26

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非イオン性多糖類の中で、マンノースを
    構成単位とする主鎖に、ガラクトース単位が側鎖として
    構成された、マンノースとガラクトースの組成比が3対
    1である、ガラクトマンナン多糖に含まれる水酸基の一
    部が、下記化学式(1)で表される第4級窒素含有基で
    置換されたカチオン変性ガラクトマンナン多糖からなる
    カチオン性ポリマー。 化学式(1) (式中R、Rは各々炭素数1〜3個のアルキル基、
    は炭素数1〜24のアルキル基であり、Xは陰イ
    オンを示す)
  2. 【請求項2】 マンノースとガラクトースの組成比が3
    対1のガラクトマンナン多糖が、豆科植物であるタラ
    (学名Caesalpinia Spinosa)の種
    子の胚乳の部分より得られる天然水溶性ガムである請求
    項1のカチオン性ポリマー。
  3. 【請求項3】 ガラクトマンナン中の水酸基と置換され
    る第4級窒素含有基由来のカチオン電荷量が0.1〜
    3.0meq/gである請求項1及び2記載のカチオン
    性ポリマー。
  4. 【請求項4】 ガラクトマンナン中の水酸基を第4級窒
    素含有基と置換するに当たりグリシジルトリアルキルア
    ンモニウム塩または、3−ハロゲノ−2−ヒドロキシプ
    ロピルトリアルキルアンモニウム塩をガラクトマンナン
    と反応させることで製造することができる請求項1〜3
    記載のカチオン性ポリマー。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4記載のカチオン性ポリマー
    を配合する事を特徴とする化粧料組成物。
  6. 【請求項6】 カチオン性ポリマーの含有量が0.05
    から5重量%である請求項5記載の化粧料組成物。
  7. 【請求項7】 請求項1〜4記載のカチオン性ポリマー
    とカラギーナン及び/またはキサンタンガムとを配合し
    てなることを特徴とする化粧料組成物。
  8. 【請求項8】 請求項1〜4記載のカチオン性ポリマー
    とカラギーナン及び/またはキサンタンガムとの重量比
    が1/100〜100/1である請求項7記載の化粧料
    組成物。
JP2002176394A 2002-05-15 2002-05-15 化粧料用組成物 Expired - Fee Related JP4260427B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002176394A JP4260427B2 (ja) 2002-05-15 2002-05-15 化粧料用組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002176394A JP4260427B2 (ja) 2002-05-15 2002-05-15 化粧料用組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003327603A true JP2003327603A (ja) 2003-11-19
JP4260427B2 JP4260427B2 (ja) 2009-04-30

Family

ID=29707033

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002176394A Expired - Fee Related JP4260427B2 (ja) 2002-05-15 2002-05-15 化粧料用組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4260427B2 (ja)

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099258A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
WO2005073255A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006062979A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Shiseido Co Ltd 化粧料組成物
JP2006097010A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性大豆多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006117923A (ja) * 2004-09-27 2006-05-11 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性サイリウムシードガム及び該物質を含む化粧料組成物
WO2006052693A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-18 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative
WO2006052580A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-18 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative and an anionic surfactant system
JP2006131862A (ja) * 2004-10-05 2006-05-25 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006152280A (ja) * 2004-11-01 2006-06-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性グルコマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006169410A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性精製グアーガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007009092A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性ジェランガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007039477A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性カラヤガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007063479A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性アラビアガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007063446A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性キサンタンガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007099785A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性ペクチン及び該物質を含む化粧料組成物
EP1859780A1 (en) * 2006-05-22 2007-11-28 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
JP2007308450A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
EP1862160A1 (en) * 2006-05-22 2007-12-05 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
JP2008001684A (ja) * 2006-05-22 2008-01-10 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
WO2009011677A1 (en) * 2007-07-17 2009-01-22 The Procter & Gamble Company Hair conditioning composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative
JP2009067694A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Lion Corp 皮膚洗浄剤組成物
JP2013127019A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Dsp Gokyo Food & Chemical Co Ltd カチオン化キサンタンガム及びそれを含有する乳化組成物
CN103804505A (zh) * 2014-01-24 2014-05-21 重庆大学 一种制备抗菌性、降解性阳离子决明子胶聚合物的方法
CN105524186A (zh) * 2016-02-21 2016-04-27 张桂娟 一种龙牙楤木芽多糖的制备方法
WO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4907805B2 (ja) * 2001-08-23 2012-04-04 東邦化学工業株式会社 コンディショニング効果を与えるカチオン性ポリマー

Cited By (35)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004099258A1 (ja) * 2003-05-09 2004-11-18 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
WO2005073255A1 (ja) * 2004-01-30 2005-08-11 Toho Chemical Industry Co., Ltd. カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JPWO2005073255A1 (ja) * 2004-01-30 2008-01-10 東邦化学工業株式会社 カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006062979A (ja) * 2004-08-24 2006-03-09 Shiseido Co Ltd 化粧料組成物
JP2006097010A (ja) * 2004-08-31 2006-04-13 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性大豆多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006117923A (ja) * 2004-09-27 2006-05-11 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性サイリウムシードガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006131862A (ja) * 2004-10-05 2006-05-25 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性精製ガラクトマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006152280A (ja) * 2004-11-01 2006-06-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性グルコマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
AU2005305097B2 (en) * 2004-11-05 2010-07-08 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative and an anionic surfactant system
JP2008518039A (ja) * 2004-11-05 2008-05-29 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 非グアーガラクトマンナンポリマー誘導体を含有するパーソナルケア組成物
US9198847B2 (en) 2004-11-05 2015-12-01 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative and an anionic surfactant system
AU2005304933B2 (en) * 2004-11-05 2010-07-08 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative
WO2006052580A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-18 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative and an anionic surfactant system
WO2006052693A1 (en) * 2004-11-05 2006-05-18 The Procter & Gamble Company Personal care composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative
JP2008518037A (ja) * 2004-11-05 2008-05-29 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 非グアーガラクトマンナンポリマー誘導体及びアニオン性界面活性剤系を含有するパーソナルケア組成物
JP2006169410A (ja) * 2004-12-16 2006-06-29 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性精製グアーガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007009092A (ja) * 2005-06-30 2007-01-18 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性ジェランガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007039477A (ja) * 2005-07-29 2007-02-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性カラヤガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007063446A (ja) * 2005-08-31 2007-03-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性キサンタンガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007063479A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性アラビアガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007099785A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Toho Chem Ind Co Ltd カチオン変性ペクチン及び該物質を含む化粧料組成物
EP1859780A1 (en) * 2006-05-22 2007-11-28 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
JP2007308450A (ja) * 2006-05-22 2007-11-29 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
TWI412379B (zh) * 2006-05-22 2013-10-21 Kao Corp 水性毛髮洗淨劑
JP2008001684A (ja) * 2006-05-22 2008-01-10 Kao Corp 水性毛髪洗浄剤
EP1862160A1 (en) * 2006-05-22 2007-12-05 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
US7947258B2 (en) 2006-05-22 2011-05-24 Kao Corporation Aqueous hair cleansing agent
CN101077332B (zh) * 2006-05-22 2012-05-23 花王株式会社 水性毛发洗净剂
WO2009011677A1 (en) * 2007-07-17 2009-01-22 The Procter & Gamble Company Hair conditioning composition containing a non-guar galactomannan polymer derivative
JP2009067694A (ja) * 2007-09-11 2009-04-02 Lion Corp 皮膚洗浄剤組成物
JP2013127019A (ja) * 2011-12-16 2013-06-27 Dsp Gokyo Food & Chemical Co Ltd カチオン化キサンタンガム及びそれを含有する乳化組成物
CN103804505A (zh) * 2014-01-24 2014-05-21 重庆大学 一种制备抗菌性、降解性阳离子决明子胶聚合物的方法
CN105524186A (zh) * 2016-02-21 2016-04-27 张桂娟 一种龙牙楤木芽多糖的制备方法
WO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2019-11-28 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物
JPWO2019225238A1 (ja) * 2018-05-21 2020-09-24 株式会社マンダム 皮膚洗浄剤組成物

Also Published As

Publication number Publication date
JP4260427B2 (ja) 2009-04-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4260427B2 (ja) 化粧料用組成物
EP2039751B1 (en) Cleansing composition
JP3961555B2 (ja) 皮膚又は毛髪用洗浄剤組成物
CN100406474C (zh) 阳离子改性半乳甘露聚糖和含有该物质的化妆材料组合物
JP5000879B2 (ja) カチオン変性グルコマンナン多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP5064667B2 (ja) カチオン変性アラビアガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP4907805B2 (ja) コンディショニング効果を与えるカチオン性ポリマー
JP4783060B2 (ja) カチオン変性トラガントガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP5041894B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP4970762B2 (ja) カチオン変性サイリウムシードガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP5064664B2 (ja) カチオン変性カラヤガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP2007063446A (ja) カチオン変性キサンタンガム及び該物質を含む化粧料組成物
JPH02273612A (ja) シャンプー組成物
JP2008208051A (ja) 化粧料組成物
JP2006097010A (ja) カチオン変性大豆多糖及び該物質を含む化粧料組成物
JP2006169410A (ja) カチオン変性精製グアーガム及び該物質を含む化粧料組成物
JP5050534B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP2006151871A (ja) 化粧料組成物
JPH0341015A (ja) 毛髪化粧料
ES2629767T5 (es) Composición de limpieza cutánea
JP6689680B2 (ja) 洗浄剤組成物
JP5052164B2 (ja) 毛髪洗浄剤
JP2010168336A (ja) 毛髪洗浄料組成物
JP4901166B2 (ja) 低粘度カチオン変性セルロースを含む化粧料組成物
JPH06102617B2 (ja) シャンプー組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050311

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080930

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081128

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090106

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090107

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090203

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090204

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120220

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4260427

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130220

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140220

Year of fee payment: 5

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees