JP2003327267A - ガラス板用緩衝材及びその製造方法 - Google Patents

ガラス板用緩衝材及びその製造方法

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    • B29C66/00General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts
    • B29C66/70General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material
    • B29C66/71General aspects of processes or apparatus for joining preformed parts characterised by the composition, physical properties or the structure of the material of the parts to be joined; Joining with non-plastics material characterised by the composition of the plastics material of the parts to be joined

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造過程での損部の発生を抑制し、コストダ
ウンを可能にする。ガラス板の表面への密着性を緩和
し、液回り及び取り外し時の作業性を改善する 【構成】 複数枚のガラス板20を積層したときの衝撃
緩和のために、隣接するガラス板20,20の間に介在
させる額縁状の緩衝材10である。衝撃緩和材料からな
る4枚の短冊状部材11A,11Bを額縁状に組み合わ
て、緩衝材10を構成する。4つのコーナー部で略直角
に交わる短冊状部材11A,11Bの端部同士を他の部
分と同じ厚みになるように突き合わせる。突き合わせ部
を超音波溶着により接合する。短冊状部材11A,11
Bの一方の端部に凸部12をプレス可能により形成し、
他方の端部に凹部13をプレス加工により形成する。凸
部12を凹部13に嵌合させることにより、溶着強度を
高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数枚のガラス板
を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス板
の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材及びその製
造方法に関し、更に詳しくは、液晶ディスプレイに使用
されるガラス板の保管に主に用いられるガラス板用緩衝
材及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】液晶ディスプレイの素材として使用され
るガラス板を積層して保管する場合、隣接するガラス板
の間での衝撃緩和のために、この間に額縁状の緩衝材を
介在させることが行われている。ここにおける額縁状の
緩衝材は、発泡ポリエチレンなどの衝撃緩和材料からな
るシートであり、これをガラス板の片方の表面に装着し
た状態でガラス板を積層することにより、隣接するガラ
ス板の間に介在することになる。
【0003】図11は液晶ディスプレイ用ガラス板に使
用される従来の緩衝材の平面図、図12は図11中のA
−A線矢示図、図13はその緩衝材の製造方法の説明図
である。従来の緩衝材は、発泡ポリエチレンからなる定
尺の角形シートを、トムソン加工により打ち抜くことに
より製造される。即ち、定尺の角形シートの四辺外縁部
を除く部分をトムソン加工により打ち抜き、残った額縁
状の部分1が緩衝材となる。一方、打ち抜き部2は破材
として破棄される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このようなトムソン打
ち抜きによって製造される従来のガラス板用緩衝材に
は、以下のような問題があった。
【0005】第1に、打ち抜き部2が大きい。この打ち
抜き部2は再利用されずに破棄される損部であるため、
経済性が悪かった。即ち、定尺の角形シートからの製品
採取率の低下による製造コスト上昇が問題であった。
【0006】第2に、トムソン加工による打ち抜きで
は、製造された緩衝材1の各辺の断面形状が偏平な四角
形、より具体的にはトムソン加工に特有の4隅部に丸み
のない四角形となる。その結果、ガラス板の表面に装着
するときの密着性が高くなり、ガラス板の表面に装着し
た状態でその表面をコーティングするときの液の回り具
合が良くないという問題があった。また、ガラス板表面
のコーティング膜が傷つきやすいため、ガラス板の表面
から取り外しはエアーの吹き付けによって行われるが、
前述した密着性の高さのため、取り外し時の作業性が悪
かった。
【0007】本発明はかかる事情に鑑みて創案されたも
のであり、製造過程での損部の発生を大幅に抑制できる
経済性に優れたガラス板用緩衝材及びその製造方法を提
供することを目的とする。本発明の別の目的は、ガラス
板の表面への密着性を緩和できるガラス板用緩衝材及び
その製造方法を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係るガラス板用緩衝材は、複数枚のガラス
板を積層したときの衝撃緩和のために、隣接するガラス
板の間に介在させる額縁状のガラス板用緩衝材であっ
て、衝撃緩和材料からなる4枚の短冊状部材が額縁状に
組み合わされると共に、4つのコーナー部で略直角に交
わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚み
になるように突き合わされて接合された構成を採用して
いる。
【0009】本発明に係るガラス板用緩衝材において
は、その緩衝材が4枚の短冊状部材からなる。短冊状部
材は、衝撃緩和材料からなるシート材を所定幅で切断す
ることにより、そのシート材から効率的に採取される。
このため、製造過程での損部の発生が大幅に抑制され
る。そして、4つのコーナー部で略直角に交わる2枚の
短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるよう
に突き合わされて接合されているので、定尺の角形シー
トをトムソン加工により打ち抜いて製造した従来の一体
形成の緩衝材と同等の機能が得られる。
【0010】4つのコーナー部で突き合わされる2枚の
短冊状部材の一方の端部に凹部が形成され、他方の端部
に形成された凸部が前記凹部に嵌合する構成を採用する
ならば、短冊状部材の仮組み作業が簡単となり、且つ突
き合わせ部での接合長が長くなることにより接合強度が
上がる。
【0011】ここで、凹部及び凸部をプレス加工により
形成するならば、そのプレス加工に伴い、短冊状部材の
一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みが付与され、
ガラス板の表面に装着するときの密着性が低下する。
【0012】突き合わせ部の接合方法としては、接合
性、作業性、効率等の点から超音波溶着が好ましい。
【0013】また、本発明に係るガラス板用緩衝材の製
造方法は、複数枚のガラス板を積層したときの衝撃緩和
のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁状の
ガラス板用緩衝材の製造方法であって、衝撃緩和材料か
らなるシート材から複数枚の短冊状部材を採取する工程
と、プレス加工により各短冊状部材の一方の端部に凹部
を形成し、他方の端部に凸部を形成する工程と、4枚の
短冊状部材を額縁状に組み合わせると共に、各コーナー
部で凹部に凸部を嵌合させることにより、2枚の短冊状
部材の端部同士を突き合わせる工程と、各突き合わせ部
を超音波溶着により接合する工程とを包含している。
【0014】本発明に係るガラス板用緩衝材の製造方法
においては、衝撃緩和材料からなるシート材から複数枚
の短冊状部材を採取することにより、製造過程での損部
の発生が大幅に抑制される。プレス加工により各短冊状
部材の一方の端部に凹部を形成し、他方の端部に凸部を
形成することにより、短冊状部材の一方の表面側に存在
する2つの隅部に丸みが付与され、ガラス板の表面に装
着するときの密着性が低下する。4枚の短冊状部材を額
縁状に組み合わせ、各コーナー部で凹部に凸部を嵌合さ
せることにより、各コーナー部で略直角に交わる2枚の
短冊状部材の端部同士が他の部分と同じ厚みになるよう
に突き合わされると共に、突き合わせ部での接触長が長
くなることにより接合強度が上がる。突き合わせ部の接
合方法として超音波溶着を使用することにより、接合
性、作業性、効率等が優れる。
【0015】前記超音波溶着を作業台上で振動ホーンに
より行うに当たり、前記振動ホーンの先端部を他の部分
より小径とすることにより、溶着強度が上がる。
【0016】前記超音波溶着を作業台上で振動ホーンに
より行うに当たり、前記作業台を金属製とすることによ
り、超音波振動エネルギーの作業台の側への逃げが抑制
され、突き合わせ部が全厚にわたって強固に溶着される
ので、溶着強度が上がる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。図1は本発明の実施形態に係るガラ
ス板用緩衝材の斜視図、図2は同ガラス板用緩衝材の使
用形態を説明するための斜視図、図3〜図9は同ガラス
板用緩衝材の製造方法の説明図である。
【0018】図1及び図2に示すように、本実施形態に
係るガラス板用緩衝材10は、液晶ディスプレイの素材
として使用されるガラス板20を積層して保管する場合
の緩衝材として使用される。より具体的には、ガラス板
20の片方の表面にこのガラス板用緩衝材10を装着
し、装着面を同じ方向に向けてガラス板20を積層する
ことにより、隣接するガラス板20,20の間にガラス
板用緩衝材10を介在させる。
【0019】各ガラス板用緩衝材10は、発泡ポリプロ
ピレン、無発泡のポリプロピレン又は発泡ポリエチレン
等からなる額縁状のシートであり、より具体的には、発
泡ポリプロピレン等からなるシート材からなる4枚の細
長い短冊状部材11A,11A,11B,11Bを額縁
状に組み合わせることにより構成されている。平行な2
枚の短冊状部材11A,11Aの両端部には、先端側へ
突出する一組の凸部12,12が形成されている。他の
平行な2枚の短冊状部材11B,11Bの両端部には、
凸部12,12が嵌合するように側方へ開放する一組の
凹部13,13が形成されている。
【0020】ガラス板用緩衝材10の各コーナー部で
は、短冊状部材11A,11Bが直角に交わっており、
凸部12を対応する凹部13に嵌合させることにより、
短冊状部材11Aの先端面が短冊状部材11Bの先端部
側面に突き合わされている。そして、短冊状部材11
A,11Bの突き合わせ部が高周波溶着されることによ
り、4枚の短冊状部材11A,11A,11B,11B
が接合されて、額縁状の緩衝材20を形成している。形
成された緩衝材20は、短冊状部材11A,11Bの重
なりがなく、全体で均一な厚みに仕上がっている。
【0021】ガラス板用緩衝材10の大きさはガラス板
20より若干小さく,厚みは1.5〜2.0mmが適当
である。また、短冊状部材11A,11Bの幅は、5.
0〜7.0mmが適当である。なお、液晶ディスプレイ
に使用されるガラス板20に切断される前の元ガラスと
称される1250×800mmのガラス板のに使用され
るガラス板用緩衝材10であれば、厚みは2.0mm、
幅は35〜50mmが適当である。
【0022】次に、本実施形態に係るガラス板用緩衝材
10の製造方法について、図3〜図9を参照して説明す
る。
【0023】まず、図3に示すように、発泡ポリエチレ
ン等からなる定尺のシート30を所定幅に切断して、複
数枚の細長い短冊状部材31,31・・を作成する。こ
の切断には、例えばトムソン打ち抜きを用いる。短冊状
部材31,31・・の幅は、ガラス板用緩衝材10を構
成する短冊状部材11A,11Bの幅に一致させる。
【0024】短冊状部材31,31・・が得られると、
短冊状部材31を短冊状部材11A,11Bと同じ長さ
に切断する。その後、図4に示すように、短冊状部材1
1Aに対応する短冊状部材31Aに対しては、両端部に
凸部12,12となる一組の凸部32,32を形成し、
短冊状部材11Bに対応する短冊状部材31Bに対して
は、両端部に凹部13,13となる一組の凹部33,3
3を形成する。凸部及び凹部の形成は、短冊状部材31
A,31Bにプレス加工を施すことにより行う。
【0025】かくして、定尺のシート30から短冊状部
材11A,11Bが大きな損部を生じることなく効率的
に採取される。また、凸部及び凹部を形成するためのプ
レス加工に伴い、短冊状部材11A,11Bの一方の表
面側に存在する2つの隅部に丸みが付与される(図5参
照)。丸みが付与された側の表面をガラス板に装着する
ことにより、ガラス板に対する密着性が緩和される。
【0026】短冊状部材11A,11Bが採取される
と、図6及び図7に示すように、作業台40上で短冊状
部材11A,11Bを突き合わせ、凸部12を凹部13
に嵌合させる。作業台40は鉄又はステンレス鋼からな
り、その表面には、短冊状部材11A,11Bが嵌合す
る位置決め用のL字溝41が形成されている。作業台4
0上で短冊状部材11A,11Bが突き合わされると、
その突き合わせ部を溶着用の振動ホーン50で押さえて
高周波溶着する。振動ホーン50は先端部51が他の部
分(基部52)より小径とされた円柱体であり、アルミ
ニウムにより構成されている。
【0027】振動ホーン50による高周波溶着により、
短冊状部材11A,11BがL字状に接合される。接合
部は段差がなく、他の部分と同じ厚みになる。また、図
9に示すように、短冊状部材11A,11Bの幅をaと
して、凸部12の幅をa/3、凸部12の高さをa/3
とすると、短冊状部材11A,11Bの接合長は5a/
3となり、凸部12及び凹部13を設けずに短冊状部材
11A,11Bを単純に突き合わせた場合と比べて、接
合長は5/3倍となる。凸部12と凹部13の間のクリ
アランス確保のために、凸部12の幅は凹部13の幅よ
り1mm程度狭くするのが好ましい。
【0028】作業台40は通常はベークライトからな
る。ベークライト製作業台の場合、振動エネルギーが下
方に逃げるため、突き合わせ部の上半分しか十分に溶着
されない。しかるに、作業台40を鉄又はステンレス鋼
等の金属によって構成することにより、振動エネルギー
の下方への逃げが抑制されるため、突き合わせ部が全厚
にわたって十分に溶着され、溶着強度が上がる。
【0029】振動ホーン50においては、先端部51が
基部52より小径とされている。具体的には、図9に示
すように、先端部51の直径dは、凸部12の幅とほぼ
同じであり、基部52の直径Dの1/4になっている。
また、先端部51(小径部)の長さLは、基部52(大
径部)の直径Dと同じに設定されている。これにより、
振動ホーン50の先端部51における振動周波数は、基
部52に付加される周波数の4倍となる。
【0030】つまり、振動ホーン50の基部52に付加
される周波数をbHzとし、基部52の直径Dに対する
先端部51の直径dの比率を1/cとし、先端部51の
長さLを基部52の直径Dとほぼ同じに設定することに
より、振動ホーン50の先端部51における振動周波数
はb×cHzとなる。これにより、簡単に高周波化が図
られ、これによっても溶着強度の増大が可能になる。
【0031】図10(a)(b)は本発明の他の実施形
態に係るガラス板用緩衝材の主要部の平面図である。図
10(a)では、短冊状部材11A,11Bの端部に設
けられる凸部12及び凹部13が先端に向かって幅広と
なる逆台形状に形成されており、図10(b)では、短
冊状部材11Aの端部が凸部12を兼ねている。いずれ
の凸部12及び凹部13も短冊状部材11A,11Bの
仮組み時の作業性向上、及び接合長の延長による接合強
度の増大に寄与する。
【0032】上述の実施形態では、一方の短冊状部材1
1Aの両端部に凸部12,12を設け、他方の短冊状部
材11Bの両端部に凹部13,13を設けたが、短冊状
部材11A,11Bの一端部に凸部12を設け、他端部
に凹部13を設けることも可能である。
【0033】
【発明の効果】以上に説明したとおり、本発明に係るガ
ラス板用緩衝材は、衝撃緩和材料からなる4枚の短冊状
部材が額縁状に組み合わされると共に、4つのコーナー
部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端部同士が他の
部分と同じ厚みになるように突き合わされて接合された
構成を採用することにより、製造過程での損部の発生を
大幅に抑制でき、大幅なコストダウンが可能になる。
【0034】また、4つのコーナー部で突き合わされる
2枚の短冊状部材の一方の端部に凹部が形成され、他方
の端部に形成された凸部が前記凹部に嵌合する構成を採
用し、凹部及び凸部をプレス加工することにより、短冊
状部材の一方の表面側に存在する2つの隅部に丸みを付
与でき、ガラス板の表面に装着するときの密着性を低下
させることができる。その結果、ガラス板の表面に装着
した状態でその表面をコーティングするときの液の回り
具合が良好となり、ガラス板の表面からの取り外し時の
作業性も良好となる。
【0035】また、本発明に係るガラス板用緩衝材の製
造方法は、衝撃緩和材料からなるシート材から複数枚の
短冊状部材を採取する工程と、プレス加工により各短冊
状部材の一方の端部に凹部を形成し、他方の端部に凸部
を形成する工程と、4枚の短冊状部材を額縁状に組み合
わせると共に、各コーナー部で凹部に凸部を嵌合させる
ことにより、2枚の短冊状部材の端部同士を突き合わせ
る工程と、各突き合わせ部を超音波溶着により接合する
工程とを含むことにより、製造過程での損部の発生を大
幅に抑制でき、合わせてガラス板の表面への密着性を緩
和できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るガラス板用緩衝材の斜
視図である。
【図2】同ガラス板用緩衝材の使用形態を説明するため
の斜視図である。
【図3】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、シ
ートから短冊状部材を作成する工程を示す平面図であ
る。
【図4】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短
冊状部材に凸部及び凹部を形成する工程を示す平面図で
ある。
【図5】図4中のB−B線矢示図である。
【図6】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短
冊状部材の接合工程を示す斜視図である。
【図7】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短
冊状部材の接合工程を示す斜視図である。
【図8】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、接
合部の拡大平面図である。
【図9】同ガラス板用緩衝材の製造方法の説明図で、短
冊状部材の接合工程を示す縦断面図である。
【図10】(a)(b)は本発明の他の実施形態に係る
ガラス板用緩衝材の接合部の平面図である。
【図11】液晶ディスプレイ用ガラス板に使用される従
来の緩衝材の平面図である。
【図12】図11中のA−A線矢示図である。
【図13】従来の緩衝材の製造方法の説明図である。
【符号の説明】
10 ガラス板用緩衝材 11A,11B 短冊状部材 12 凸部 13 凹部 20 ガラス板 30 シート 40 作業台 50 振動ホーン
フロントページの続き Fターム(参考) 3E066 AA73 BA02 CA01 DA01 HA05 KA05 MA01 NA30 NA43 3E096 AA06 BA20 BA24 BB05 CA19 CC01 DA03 DB07 EA02Y EA03Y FA10 FA29 GA11 4F211 AA04 AA11 AD17 AD24 AG20 TA01 TC09 TD07 TD15 TH02 TH06 TH17 TH18 TN22

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のガラス板を積層したときの衝撃
    緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁
    状のガラス板用緩衝材であって、衝撃緩和材料からなる
    4枚の短冊状部材が額縁状に組み合わされると共に、4
    つのコーナー部で略直角に交わる2枚の短冊状部材の端
    部同士が他の部分と同じ厚みになるように突き合わされ
    て接合されていることを特徴とするガラス板用緩衝材。
  2. 【請求項2】 4つのコーナー部で突き合わされる2枚
    の短冊状部材の一方の端部に凹部が形成され、他方の端
    部に形成された凸部が前記凹部に嵌合することを特徴と
    する請求項1に記載のガラス板用緩衝材。
  3. 【請求項3】 前記凹部及び凸部がプレス加工により形
    成されたものである請求項2に記載のガラス板用緩衝
    材。
  4. 【請求項4】 4つのコーナー部で突き合わされる2枚
    の短冊状部材の端部同士が超音波溶着により接合されて
    いることを特徴とする請求項1に記載のガラス板用緩衝
    材。
  5. 【請求項5】 複数枚のガラス板を積層したときの衝撃
    緩和のために、隣接するガラス板の間に介在させる額縁
    状のガラス板用緩衝材の製造方法であって、衝撃緩和材
    料からなるシート材から複数枚の短冊状部材を採取する
    工程と、プレス加工により各短冊状部材の一方の端部に
    凹部を形成し、他方の端部に凸部を形成する工程と、4
    枚の短冊状部材を額縁状に組み合わせると共に、各コー
    ナー部で凹部に凸部を嵌合させることにより、2枚の短
    冊状部材の端部同士を突き合わせる工程と、各突き合わ
    せ部を超音波溶着により接合する工程とを包含すること
    を特徴とするガラス板用緩衝材の製造方法。
  6. 【請求項6】 前記超音波溶着を作業台上で振動ホーン
    により行うに当たり、前記振動ホーンの先端部を他の部
    分より小径としたことを特徴とする請求項5に記載のガ
    ラス板用緩衝材の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記超音波溶着を作業台上で振動ホーン
    により行うに当たり、前記作業台を金属製としたことを
    特徴とする請求項5に記載のガラス板用緩衝材の製造方
    法。
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