JP2003326831A - インクジェット記録用紙 - Google Patents
インクジェット記録用紙Info
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- JP2003326831A JP2003326831A JP2002135347A JP2002135347A JP2003326831A JP 2003326831 A JP2003326831 A JP 2003326831A JP 2002135347 A JP2002135347 A JP 2002135347A JP 2002135347 A JP2002135347 A JP 2002135347A JP 2003326831 A JP2003326831 A JP 2003326831A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- paper
- ink jet
- jet recording
- calcium carbonate
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- Ink Jet Recording Methods And Recording Media Thereof (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 高速インクジェット適性が良好で、良好なイ
ンク乾燥性があり、さらに良好な発色性と耐水性を有す
るとともに良好な封入封緘適性をもつインクジェット記
録用紙を提供すること。 【解決手段】 主原料である木材パルプに、内添サイズ
剤としてアルキルケテンダイマーサイズ剤、及び填料と
して炭酸カルシウムを使用して抄紙され、さらに、たと
えばサイズプレスにて水溶性バインダー及びカチオン性
高分子定着剤を主成分とする塗工液を塗工した普通紙タ
イプのインクジェット記録用紙であり、JISP−81
40に規定されたコッブ法による10秒サイズ度が25
〜50g/m2であり、1μlのインク(サイテックス
社製)の吸収時間が300〜600秒である。また、紙
のJISL−1095に規定される静摩擦抵抗値は50
0〜600gとされる。炭酸カルシウムの含有率は対パ
ルプ比で5〜20%の範囲とする。木材パルプ中の古紙
配合を30〜100%としてもよい。
ンク乾燥性があり、さらに良好な発色性と耐水性を有す
るとともに良好な封入封緘適性をもつインクジェット記
録用紙を提供すること。 【解決手段】 主原料である木材パルプに、内添サイズ
剤としてアルキルケテンダイマーサイズ剤、及び填料と
して炭酸カルシウムを使用して抄紙され、さらに、たと
えばサイズプレスにて水溶性バインダー及びカチオン性
高分子定着剤を主成分とする塗工液を塗工した普通紙タ
イプのインクジェット記録用紙であり、JISP−81
40に規定されたコッブ法による10秒サイズ度が25
〜50g/m2であり、1μlのインク(サイテックス
社製)の吸収時間が300〜600秒である。また、紙
のJISL−1095に規定される静摩擦抵抗値は50
0〜600gとされる。炭酸カルシウムの含有率は対パ
ルプ比で5〜20%の範囲とする。木材パルプ中の古紙
配合を30〜100%としてもよい。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、高速インクジェ
ット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット記録用
紙に関するものであり、記録した画像の鮮明さ、インク
発色濃度に優れ、かつ耐水性を有するインクジェット記
録用紙に関するものである。
ット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット記録用
紙に関するものであり、記録した画像の鮮明さ、インク
発色濃度に優れ、かつ耐水性を有するインクジェット記
録用紙に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高速インクジェット印刷は、水溶性イン
クを噴出させ、紙に付着させることにより、請求伝票等
の情報を高速で印刷、記録する方式であって、従来の捺
染技術と比較して固定情報だけでなく、可変情報につい
ても高速で同時印刷が可能である。しかし用紙の性能と
してインクの吸収が早く、且つシャープな印字性、さら
に印刷画像の耐水性を要求される。
クを噴出させ、紙に付着させることにより、請求伝票等
の情報を高速で印刷、記録する方式であって、従来の捺
染技術と比較して固定情報だけでなく、可変情報につい
ても高速で同時印刷が可能である。しかし用紙の性能と
してインクの吸収が早く、且つシャープな印字性、さら
に印刷画像の耐水性を要求される。
【0003】インクジェット印刷に用いる記録用紙とし
ては、基紙表面にシリカ系顔料及びバインダーを主成分
とする塗工層を有する用紙が提案されているが、塗工タ
イプのインクジェット用紙は高価であり、高速で多量の
情報を印刷する場合には低価格で汎用性のある普通紙タ
イプのインクジェット記録用紙が望まれている。
ては、基紙表面にシリカ系顔料及びバインダーを主成分
とする塗工層を有する用紙が提案されているが、塗工タ
イプのインクジェット用紙は高価であり、高速で多量の
情報を印刷する場合には低価格で汎用性のある普通紙タ
イプのインクジェット記録用紙が望まれている。
【0004】しかし、一般コピー用紙を使用するとイン
クの乾燥性が悪く、印刷後のインクの転写、印刷機ロー
ルへのインクの付着等が発生する。また用紙の繊維に沿
ってインクが流れるフェザリングといった現象が生じ、
画像の鮮明さが損なわれる。インクの吸収性を良くする
ため、サイズ度の低い普通紙を用いた場合、インクの滲
みが発生し、解像度の低下が発生する。
クの乾燥性が悪く、印刷後のインクの転写、印刷機ロー
ルへのインクの付着等が発生する。また用紙の繊維に沿
ってインクが流れるフェザリングといった現象が生じ、
画像の鮮明さが損なわれる。インクの吸収性を良くする
ため、サイズ度の低い普通紙を用いた場合、インクの滲
みが発生し、解像度の低下が発生する。
【0005】また、これらの印刷後の印刷物を封入する
工程において、内添サイズ剤としてロジンサイズを使用
した用紙の場合、紙表面の静摩擦抵抗値が上昇し、印刷
物搬送時のジャム、重送が発生する。同様にアルキルケ
テンダイマーサイズ剤を用いた場合には紙表面の静摩擦
抵抗値が低下し、用紙の紙滑り不良が発生する。このよ
うに適切な静摩擦抵抗値を有していない場合、作業効率
が著しく低下する。
工程において、内添サイズ剤としてロジンサイズを使用
した用紙の場合、紙表面の静摩擦抵抗値が上昇し、印刷
物搬送時のジャム、重送が発生する。同様にアルキルケ
テンダイマーサイズ剤を用いた場合には紙表面の静摩擦
抵抗値が低下し、用紙の紙滑り不良が発生する。このよ
うに適切な静摩擦抵抗値を有していない場合、作業効率
が著しく低下する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、高速イン
クジェット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット
記録用紙に関するものであり、従来の問題点を解決する
ため、適切な製法で抄紙した、記録した画像の鮮明さ、
インク発色濃度、インク乾燥性に優れ、かつインク耐水
性を有し、適切な静摩擦抵抗値を有するインクジェット
記録用紙を提供するものである。
クジェット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット
記録用紙に関するものであり、従来の問題点を解決する
ため、適切な製法で抄紙した、記録した画像の鮮明さ、
インク発色濃度、インク乾燥性に優れ、かつインク耐水
性を有し、適切な静摩擦抵抗値を有するインクジェット
記録用紙を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本願発明は、高速インク
ジェット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット記
録用紙に関するものであり、木材パルプを主原料とす
る。これに内添サイズ剤としてアルキルケテンダイマー
サイズ剤、及び填料として炭酸カルシウムを用いて抄紙
される。そのあと、たとえばサイズプレスにて、水溶性
バインダー及びカチオン性高分子定着剤を主成分とする
塗工液を塗工される。
ジェット印刷に用いる普通紙タイプのインクジェット記
録用紙に関するものであり、木材パルプを主原料とす
る。これに内添サイズ剤としてアルキルケテンダイマー
サイズ剤、及び填料として炭酸カルシウムを用いて抄紙
される。そのあと、たとえばサイズプレスにて、水溶性
バインダー及びカチオン性高分子定着剤を主成分とする
塗工液を塗工される。
【0008】そして、本願発明のインクジェット記録用
紙は、JISP−8140に規定されたコッブ法による
10秒サイズ度が25〜50g/m2であるようにサイ
ズ度が調整される。
紙は、JISP−8140に規定されたコッブ法による
10秒サイズ度が25〜50g/m2であるようにサイ
ズ度が調整される。
【0009】その理由は、コッブサイズが25g/m2
未満の場合は、印刷機ロールへのインク付着が多くなっ
て、掃除の頻度が多くなるとともに、他方、コッブサイ
ズが50g/m2を超えた場合は、印字性のシャープさ
(フェザリング発生)が劣るからである。
未満の場合は、印刷機ロールへのインク付着が多くなっ
て、掃除の頻度が多くなるとともに、他方、コッブサイ
ズが50g/m2を超えた場合は、印字性のシャープさ
(フェザリング発生)が劣るからである。
【0010】次に、本願発明のインクジェット記録用紙
は、1μ1のインク(サイテックス社製)の吸収時間が
300〜600秒であるようにインク吸収時間が調整さ
れる。
は、1μ1のインク(サイテックス社製)の吸収時間が
300〜600秒であるようにインク吸収時間が調整さ
れる。
【0011】その理由は、インク吸収速度が300秒未
満の場合は、印字性のシャープさ(フェザリング発生)
が劣るという問題があり、他方、インク吸収速度が60
0秒を超える場合は、印刷機ロールへのインク付着が多
くなり、掃除の頻度が多くなるという問題を生じるから
である。
満の場合は、印字性のシャープさ(フェザリング発生)
が劣るという問題があり、他方、インク吸収速度が60
0秒を超える場合は、印刷機ロールへのインク付着が多
くなり、掃除の頻度が多くなるという問題を生じるから
である。
【0012】本願発明のインクジェット記録用紙は、こ
のほか、さらに、紙のJISL−1095に規定される
静摩擦抵抗値が500〜600gであるように、静摩擦
抵抗値が調整される。
のほか、さらに、紙のJISL−1095に規定される
静摩擦抵抗値が500〜600gであるように、静摩擦
抵抗値が調整される。
【0013】その理由は、静摩擦抵抗値が500g未満
の場合または600gを超える場合は、紙の自動搬送工
程(コンベア)で紙シートの送り不良が発生することに
よる。
の場合または600gを超える場合は、紙の自動搬送工
程(コンベア)で紙シートの送り不良が発生することに
よる。
【0014】なお、上記のように静摩擦抵抗値を調整す
るには、炭酸カルシウムの含有率を対パルプ比で5〜2
0%とするのが好ましい。その理由は、炭酸カルシウム
含有率が5%未満の場合は、インク吸収性が悪化し、印
刷機ロールのインク付着が多くなり、掃除の頻度が多く
なるとともに、紙の不透明度が低下し、裏写りする、と
いうことであり、他方、炭酸カルシウム含有率が20%
を超えた場合は、摩擦抵抗が高くなり、コンベアでの搬
送不良が発生するという理由による。より好ましくは、
炭酸カルシウムの含有率を対パルプ比で8〜15%とす
るのが好ましい。
るには、炭酸カルシウムの含有率を対パルプ比で5〜2
0%とするのが好ましい。その理由は、炭酸カルシウム
含有率が5%未満の場合は、インク吸収性が悪化し、印
刷機ロールのインク付着が多くなり、掃除の頻度が多く
なるとともに、紙の不透明度が低下し、裏写りする、と
いうことであり、他方、炭酸カルシウム含有率が20%
を超えた場合は、摩擦抵抗が高くなり、コンベアでの搬
送不良が発生するという理由による。より好ましくは、
炭酸カルシウムの含有率を対パルプ比で8〜15%とす
るのが好ましい。
【0015】主原料としては、各種木材パルプが使用さ
れるが、古紙を30〜100%の配合率で使用すること
も可能である。より好ましくは、古紙を50%以上配合
することが、資源の有効活用、インクの裏抜け抑制に好
ましい。
れるが、古紙を30〜100%の配合率で使用すること
も可能である。より好ましくは、古紙を50%以上配合
することが、資源の有効活用、インクの裏抜け抑制に好
ましい。
【0016】
【実施例】以下、本願発明の好適な実施例を説明すると
ともに、本願発明の技術的優位性を示すための比較対象
として、いくつかの比較例を表1に例示する。
ともに、本願発明の技術的優位性を示すための比較対象
として、いくつかの比較例を表1に例示する。
【0017】
【表1】
【0018】※1 サイズが効いていないため、インク
が沈んでしまい、発色性が悪くなった。 ※2 表面サイズ剤が多いため、インク吸収時間が遅
く、乾燥性が悪くなった。 ※3 炭酸カルシウムの配合量が少ないため、インク吸
収時間が遅く、乾燥性が悪くなった。 ※4 ロジンサイズ+サイズ炭酸カルシウムの配合量大
のため、搬送性が悪くなった。 ※5 ロジンサイズ+タルクを使用し搬送性は改善した
が、インクの裏抜けが解消されなかった。 なお、表1中の用語の内容又は意味は次の通りである。
が沈んでしまい、発色性が悪くなった。 ※2 表面サイズ剤が多いため、インク吸収時間が遅
く、乾燥性が悪くなった。 ※3 炭酸カルシウムの配合量が少ないため、インク吸
収時間が遅く、乾燥性が悪くなった。 ※4 ロジンサイズ+サイズ炭酸カルシウムの配合量大
のため、搬送性が悪くなった。 ※5 ロジンサイズ+タルクを使用し搬送性は改善した
が、インクの裏抜けが解消されなかった。 なお、表1中の用語の内容又は意味は次の通りである。
【0019】再生パルプ
上白、カード、特白、中白、白マニア、模造、色上、切
付、中更反古、新聞、雑誌、茶模造、段ボール、台紙、
地券等の古紙をパルプ化した古紙再生パルプであり、各
実施例および比較例においては、上白古紙および雑誌古
紙を使用した。
付、中更反古、新聞、雑誌、茶模造、段ボール、台紙、
地券等の古紙をパルプ化した古紙再生パルプであり、各
実施例および比較例においては、上白古紙および雑誌古
紙を使用した。
【0020】バージンパルプ
針葉樹および広葉樹を材料とした木材パルプであり、各
実施例および比較例においては、広葉樹晒クラフトパル
プ(LBKP)を使用した。
実施例および比較例においては、広葉樹晒クラフトパル
プ(LBKP)を使用した。
【0021】中性AKD
内添サイズ剤として使用されるアルキルケテンダイマー
サイズ剤である。
サイズ剤である。
【0022】中性ロジン
内添サイズ剤として使用されるロジンサイズ剤である。
【0023】表面サイズ剤
表面サイズ剤としては、たとえばパラフィンワックスエ
マルジョン、アルキルケテンダイマー、アルケニルコハ
ク酸無水物、ロジン、シリコン樹脂エマルジョン、スチ
レン−アクリル酸系共重合体、スチレン−マレイン酸系
共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸系共重合体、スチレ
ン−アクリル酸−アクリル酸エステル系共重合体、スチ
レン−マレイン酸−マレイン酸エステル系共重合体、オ
レフィン−マレイン酸系共重合体などが挙げられ、本実
施例および比較例ではスチレン−アクリル酸系共重合体
を使用した。
マルジョン、アルキルケテンダイマー、アルケニルコハ
ク酸無水物、ロジン、シリコン樹脂エマルジョン、スチ
レン−アクリル酸系共重合体、スチレン−マレイン酸系
共重合体、酢酸ビニル−マレイン酸系共重合体、スチレ
ン−アクリル酸−アクリル酸エステル系共重合体、スチ
レン−マレイン酸−マレイン酸エステル系共重合体、オ
レフィン−マレイン酸系共重合体などが挙げられ、本実
施例および比較例ではスチレン−アクリル酸系共重合体
を使用した。
【0024】インク定着剤
インク定着剤としては、水溶性タイプのカチオン性樹脂
インク定着剤が使用される。水溶性タイプのカチオン性
樹脂インク定着剤としては、たとえばジシアンジアミド
・ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン系インク定
着剤、ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物に代表されるポリアミン系インク定着剤、エピクロル
ヒドリン・ジメチルアミン付加重合物、ジメチルジアリ
ルアンモニウムクロライド・SO2共重合物、ジアリル
アミン塩・SO2共重合物、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジア
ルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物
等のポリカチオン系インク定着剤等が挙げられ、本実施
例および比較例では、変性ポリアミン系インク定着剤を
使用した。
インク定着剤が使用される。水溶性タイプのカチオン性
樹脂インク定着剤としては、たとえばジシアンジアミド
・ホルマリン重縮合物に代表されるジシアン系インク定
着剤、ジシアンジアミド・ジエチレントリアミン重縮合
物に代表されるポリアミン系インク定着剤、エピクロル
ヒドリン・ジメチルアミン付加重合物、ジメチルジアリ
ルアンモニウムクロライド・SO2共重合物、ジアリル
アミン塩・SO2共重合物、ジメチルジアリルアンモニ
ウムクロライド重合物、アリルアミン塩の重合物、ジア
ルキルアミノエチル(メタ)アクリレート4級塩重合物
等のポリカチオン系インク定着剤等が挙げられ、本実施
例および比較例では、変性ポリアミン系インク定着剤を
使用した。
【0025】内添填料
炭酸カルシウム単独で使用、又は、炭酸カルシウムとタ
ルクを併用した。
ルクを併用した。
【0026】10秒コブサイズ
JISP−8140に規定されたコッブ法による10秒
サイズ度である。
サイズ度である。
【0027】静摩擦抵抗値
紙のJISL−1095に規定される静摩擦抵抗値であ
る。
る。
【0028】インク吸収時間
J.TAPPI No.33に規定された「吸水速度試
験方法(滴下法)」に準拠し、サイテックス社製のイン
ク(型番:1069)を1μ1滴下して吸水時間を測定
した。
験方法(滴下法)」に準拠し、サイテックス社製のイン
ク(型番:1069)を1μ1滴下して吸水時間を測定
した。
【0029】印字鮮明度
キャノン(株)製のインクジェットプリンタ(型番:B
Jシリーズ)を使用し、印字モードを普通紙:文書にし
て、サイテックス社製のインク(型番:1069)でア
ルファベットおよび数字を印字した時のにじみ(繊維に
沿ってインクが流れる現象)の有無を目視により観察
し、評価した。 〇:にじみ無し ×:にじみ有り
Jシリーズ)を使用し、印字モードを普通紙:文書にし
て、サイテックス社製のインク(型番:1069)でア
ルファベットおよび数字を印字した時のにじみ(繊維に
沿ってインクが流れる現象)の有無を目視により観察
し、評価した。 〇:にじみ無し ×:にじみ有り
【0030】インク裏抜け
キャノン(株)製のインクジェットプリンタを使用し、
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、裏面へ
のインク抜けの有無を目視により観察し、評価した。 ◎:裏抜け無し 〇:裏抜け殆ど無し △:裏抜け若干有り
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、裏面へ
のインク抜けの有無を目視により観察し、評価した。 ◎:裏抜け無し 〇:裏抜け殆ど無し △:裏抜け若干有り
【0031】インク発色
キャノン(株)製のインクジェットプリンタを使用し、
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、ベタ印
字部の濃度をインク濃度計(Macbeth社製)によ
り計測して評価した。 ◎:インク濃度 1.20以上 〇:インク濃度 1.00〜1.19 ×:インク濃度 1.00未満
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、ベタ印
字部の濃度をインク濃度計(Macbeth社製)によ
り計測して評価した。 ◎:インク濃度 1.20以上 〇:インク濃度 1.00〜1.19 ×:インク濃度 1.00未満
【0032】インク乾燥性
キャノン(株)製のインクジェットプリンタを使用し、
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、5秒後
にベタ部を指でこすり、指へのインク付着度合いを目視
にて判断した。 ◎:指の汚れなし 〇:殆ど汚れない ×:指が汚れる
印字モードを文書:パターンにして、サイテックス社製
のインク(型番:1069)でベタ印字した後、5秒後
にベタ部を指でこすり、指へのインク付着度合いを目視
にて判断した。 ◎:指の汚れなし 〇:殆ど汚れない ×:指が汚れる
【0033】紙の搬送性
キャノン(株)製のインクジェットプリンタを使用し、
印字モードを文書:パターンにして、500枚を連続印
字を行い、紙のゆがみ、詰まりの有無を判断した。 ○:紙のゆがみ、詰まりなし ×:1枚以上紙のゆがみ、詰まりが生じた
印字モードを文書:パターンにして、500枚を連続印
字を行い、紙のゆがみ、詰まりの有無を判断した。 ○:紙のゆがみ、詰まりなし ×:1枚以上紙のゆがみ、詰まりが生じた
【0034】
【発明の効果】次に本願発明の効果について説明する
と、本願発明の構成よりなるインクジェット記録用紙
は、高速インクジェット適性が良好であり、かつ良好な
インク乾燥性をもつとともに、良好な発色性と耐水性を
有するものである。また、本願発明のインクジェット記
録用紙を使用した場合は、バーコード読み取り率90%
以上(ほぼ100%)であり、それに加えて封入封緘適
性も良好であるという効果がある。
と、本願発明の構成よりなるインクジェット記録用紙
は、高速インクジェット適性が良好であり、かつ良好な
インク乾燥性をもつとともに、良好な発色性と耐水性を
有するものである。また、本願発明のインクジェット記
録用紙を使用した場合は、バーコード読み取り率90%
以上(ほぼ100%)であり、それに加えて封入封緘適
性も良好であるという効果がある。
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フロントページの続き
Fターム(参考) 2C056 EA13 FC06
2H086 BA01 BA15 BA21 BA31 BA32
BA35 BA37 BA41 BA42
4L055 AA03 AC06 AC09 AG11 AG12
AG26 AG40 AG50 AG63 AG71
AG77 AG89 AH01 AH12 AH13
AH50 AJ02 BD10 BE08 EA04
EA10 EA13 EA24 EA27 FA11
FA15 FA19 GA09
Claims (3)
- 【請求項1】 木材パルプを主原料とし、これに内添サ
イズ剤としてアルキルケテンダイマーサイズ剤、及び填
料として炭酸カルシウムを用いて抄紙するとともに、そ
の表面に水溶性バインダー及びカチオン性高分子定着剤
を主成分とする塗工液を設けた、JISP−8140に
規定されたコッブ法による10秒サイズ度が25〜50
g/m2であり、1μ1のインク(サイテックス社製)
の吸収時間が300〜600秒であるインクジェット記
録用紙であり、かつ、紙のJISL−1095に規定さ
れる静摩擦抵抗値が500〜600gであることを特徴
とする、高速インクジェット印刷用の普通紙タイプのイ
ンクジェット記録用紙。 - 【請求項2】 炭酸カルシウムの含有率が対パルプ比で
5〜20%の範囲にあることを特徴とする請求項1記載
のインクジェット記録用紙。 - 【請求項3】 木材パルプ中における古紙の配合率が3
0〜100%であることを特徴とする請求項1又は2記
載のインクジェット記録用紙。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135347A JP2003326831A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | インクジェット記録用紙 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002135347A JP2003326831A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | インクジェット記録用紙 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003326831A true JP2003326831A (ja) | 2003-11-19 |
Family
ID=29697696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002135347A Pending JP2003326831A (ja) | 2002-05-10 | 2002-05-10 | インクジェット記録用紙 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003326831A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006067273A1 (en) * | 2004-12-23 | 2006-06-29 | M-Real Oyj | Printing paper and a method for the production thereof |
-
2002
- 2002-05-10 JP JP2002135347A patent/JP2003326831A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2006067273A1 (en) * | 2004-12-23 | 2006-06-29 | M-Real Oyj | Printing paper and a method for the production thereof |
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