JP2003326377A - 摩擦攪拌接合型材及びその製造方法 - Google Patents

摩擦攪拌接合型材及びその製造方法

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JP2003326377A
JP2003326377A JP2002134082A JP2002134082A JP2003326377A JP 2003326377 A JP2003326377 A JP 2003326377A JP 2002134082 A JP2002134082 A JP 2002134082A JP 2002134082 A JP2002134082 A JP 2002134082A JP 2003326377 A JP2003326377 A JP 2003326377A
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stir welding
shoulder
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JP2002134082A
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Yoshikuni Kato
慶訓 加藤
Katsumi Tottori
勝美 鳥取
Yasuhiro Kanekawa
泰宏 金川
Nobumi Hiromoto
悦己 広本
Yukio Manabe
幸男 真鍋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 平板が変形することなく精度よくしかも安価
に中空型材等の摩擦攪拌接合型材を製造する。 【解決手段】 被加工物に摩擦熱を付与する円形ショル
ダ面とショルダ面より被加工物接合線に沿って挿設され
るプローブを有する工具21を用いて被加工物同士の摩
擦撹拌接合を行う際、所定方向に延在される第1の平板
11と第2の平板12とを所定規定間隔をもって平行に
対面配置し、第3の部材13によってその規定間隔間を
支持する。第3の部材は工具のショルダ面からの押圧力
を平板を介して受圧する。そして、第3の部材が、プレ
ス成形部材又は押出し部材によって形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、摩擦攪拌接合型材
及びその製造方法に関し、特に、鉄道車両、船舶、及び
航空機等の大型構造物に用いられる摩擦攪拌接合型材及
びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、鉄道車両、船舶、及び航空機等
の大型構造物に用いられ、長手方向に延材する長尺な中
空型材等の二面構造体(パネル)は押し出し成形材を複
数平行に配設したものを突き合わせ接合して構成されて
おり、このような押し出し型材同士を接合する際には、
例えば、MIG溶接等を用いて突き合わせ接合部を溶融
溶接にて接合部を形成する。しかしながら、溶融溶接で
接合する方法では熱歪み等の問題が生じる。
【0003】一方、特表平7−505090号公報に
は、摩擦攪拌接合による部材同士の接合が記載されてお
り固相接合方法として、加工物より実質的に硬い材質か
らなる回転ツ−ルを加工物の溶接部に挿入し、回転ツ−
ルを回転させながら移動することにより、回転ツ−ルと
加工物との間に生じる摩擦熱による塑性流動によって加
工物を接合する接合方法がある。
【0004】かかる摩擦溶接法は、溶接部材を固相状態
で、回転ツ−ルを回転させながら移動しながら軟化させ
た固相部分を一体化しながら接合できるために、熱歪み
がなく溶接方向に対して実質的に無限に長い部材でもそ
の長手方向に連続的に固相接合できる利点がある。さら
に、回転ツ−ルと溶接部材との摩擦熱による金属の塑性
流動を利用した固相接合のため、接合部を溶融させるこ
となく接合できる。また、加熱温度が低いため、接合後
の変形が少ない。接合部は溶融されないため、欠陥が少
ないなどの多くの利点がある。
【0005】さらに、特許第3152420号公報に
は、鉄道車両、船舶、及び航空機等の大型構造物に用い
られる長尺な中空型材等の二面構造体(パネル)は押し
出し成形材を複数平行に配設したものを突き合わせ接合
して構成摩擦攪拌接合による二面構造体(パネル)同士
の接合が記載されている。
【0006】かかる技術は、第1の板の端部と第2の板
の端部との突合わせ部のそれぞれの前記板の一方側の面
に裏当てを当てた状態で、他方側の面のみから回転工具
を前記突合わせ部に挿入して、前記突合わせ部を摩擦接
合するとともに該突合わせ部の前記一方側の面を実質的
に平に摩擦接合し、前記摩擦接合によって得られた物の
前記一方側の面を構造体の外面に位置させて、構造体を
製作することによって達成できるものである。
【0007】さらに、回転ツ−ルを回転させながら移動
することにより接合する方法をハニカムパネルに適用し
た場合の問題点として、溶接中は回転ツ−ルの荷重によ
ってハニカムパネルが変形する。このため、ハニカムパ
ネルのような面板やコア−材が薄い場合は接合が困難で
ある。 特に回転ツ−ルとハニカムパネル表面との摩擦
によって接合部の表面に凹みができる。このため、実質
的に接合部の厚さが減少するため、接合部の強度が低下
し、信頼性の点で問題がある。特開平10−52772
号公報には、ハニカムパネルの材質より実質的に硬い材
質からなる引き抜き状の棒状型材を該ハニカムパネルの
接合部に挿入し、回転ツ−ルを回転させながら移動する
ことによって発生する回転ツ−ルとハニカム材との摩擦
熱を利用した接合方法であって、ハニカムパネルの接合
部には、補強材が設けられ、補強材も同時に接合するこ
とを特徴とする技術が提案されており、面板の接合部の
強化を引き抜き状の棒型との接合の際に、回転ツールの
押圧力を前記棒状型材で保持して強度維持しながら摩擦
攪拌接合によって接合部を接合することが記載されてい
る。そして、特開平10−52772号公報では、面板
とコア材とを接合してハニカムパネル構造体を構成す
る。つまり、特開平10−52772号公報では、ハニ
カムパネル構造体を製造する際、コア材によって回転ツ
−ル(工具)の荷重によって面板が変形するのを防止し
て、面板が薄い場合においても摩擦攪拌接合ができるよ
うにしている。さらに、特開平10−52772号公報
では、回転ツ−ルと面板表面との摩擦撹拌による塑性流
動によって接合部の表面に凹みができるのを防止して、
接合部の強度の低下を防いでいる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述の二面
構造体(パネル)は押出し型材の組み合わせの加工材で
パネル体を製造刷り物である以上、不可避的にパネルの
形状が制約されてしまうばかりでなく、長尺なパネルを
製造するには、型材を押し出しで製造するために、大型
のプレス機械が必要となり、ダイスの製作コスト及び期
間も多大となる。このため、長尺な押し出し型材同士
を、摩擦接合の前に製造する際にその押し出しの製造コ
スト及び期間が無用に大になり、特定の形状のダイスを
必要とする型材を必要とするために製造コストが大幅に
アップしてしまう。
【0009】特開平10−52772号公報で用いられ
るコア材も押し出し加工材であり、長尺なコア材を押し
出し加工成形する際には、不可避的に設備空間が長くな
ってしまう。さらに、同公報では、コア材によって、摩
擦攪拌接合の際に生じる面板の変形及び接合部の強度低
下を防止しているものの、摩擦攪拌接合の際には、工具
のショルダ部で面板が強く押圧され、コア材の形状によ
っては、十分なる補強効果を得ることができず、面板に
過度の押圧力がかかり、コア材側が変形してしまうこと
がある。
【0010】さらに、特開平10−52772号公報の
ように、単にコア材を配置したのみでは、摩擦攪拌接合
の際に発生する摩擦熱によって面板が変形すると、これ
によって、接合部が変形して面板間のギャップ(隙間)
がずれてしまい、この結果、精度よく摩擦攪拌接合を行
うことができないという課題がある。
【0011】本発明の目的は、安価で接合精度のよい摩
擦攪拌接合型材及びその製造方法を提供することにあ
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、被加工物に摩
擦熱を付与する円形ショルダ面と該ショルダ面より被加
工物接合線に沿って挿設されるプローブを有する工具を
用いて被加工物同士の摩擦撹拌接合を行う摩擦撹拌接合
型材において、所定方向に延在される第1の平板と第2
の平板とを所定規定間隔をもって平行に対面配置し、そ
の規定間隔間を支持し、前記ショルダ面からの押圧力を
前記平板を介して受圧する第3の部材を有し、前記第3
の部材がプレス成形部材又は押出し部材によって形成さ
れていることを特徴とする摩擦撹拌接合型材が得られ
る。例えば、前記第3の部材は、前記第1及び第2の平
板の裏面に当接する二面がショルダ面の径より大である
略コの字状、角管状、若しくは広幅のH形チャネル材で
ある。
【0013】かかる発明によれば、面板として機能する
第1の平板と第2の平板はいずれも平板であり、押出し
で製造しなくても切断で形成できるために、大型プレス
機械や特定の形状のダイスが不要で製造できる。又第3
の部材も略コの字状、角管状、若しくは広幅のH形チャ
ネル材であるために、プレス成形で製造でき、また汎用
の型材で対応可能である。又前記第3の部材は、前記第
1及び第2の平板の裏面に当接する二面がショルダ面の
径より大であるために、面変形が生じなくショルダ面の
押圧力を充分受圧できる。
【0014】このようにすれば、安価にしかも容易に摩
擦攪拌接合型材を製造することができ、精度よく摩擦攪
拌接合を行うことができることになる。そして、チャネ
ル材の配置間隔を適宜変更すれば、中空型材の形状(空
間部分の容積の変更)を容易に行うことができる。
【0015】さらに、本発明によれば、被加工物に摩擦
熱を付与する円形ショルダ面と該ショルダ面より被加工
物接合線に沿って挿設されるプローブを有する工具を用
いて被加工物同士の摩擦撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型
材において、前記被加工物同士の接合位置に垂直押圧対
向壁を有し、該対向壁上下両側に水平に延在する二面の
水平支持面を有し、該支持面の対向壁反対側の延在他端
が開口している型材であって前記ショルダ面からの押圧
力を前記突き合わせた一対の垂直押圧対向壁で受圧する
とともに、該一対の垂直押圧対向壁間幅がショルダの直
径より大なる幅になるように設定したことを特徴とす
る。
【0016】かかる前記型材は、突き合わせされる押圧
対向壁が一対としてショルダの受圧壁を形成できるため
に、より幅広なショルダの受圧面が形成できる。例え
ば、断面コの字状のプレス成形型材又は押出し型材であ
る場合にこれを突き合わせることによって2倍の幅にで
き、これによってショルダの押圧力を充分受圧出来るだ
けの幅域をもつことができる。
【0017】これによって、接合部表面をショルダが強
く押圧しても面変形がなく、内部まで充分撹拌しながら
入熱して摩擦攪拌接合を行うことができるばかりでな
く、容易にしかも安価に中空型材を製造することができ
る。
【0018】又本発明は、被加工物に摩擦熱を付与する
円形ショルダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に沿
って挿設されるプローブを有する工具を用いて被加工物
同士の摩擦撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材において、
前記被加工物が1つ垂直押圧対向壁と該対向壁の上下の
一側に水平に延在する水平支持面を有し、該支持面の対
向壁反対側の延在他端が開口している略L字形の型材同
士を上下逆にしてこの一被加工物の水平自由端が他の被
加工物の垂直押圧対向壁の上部に係合するように組み合
わせ、前記係合位置より摩擦接合を行う際に、前記ショ
ルダ面からの押圧力を前記一の垂直押圧対向壁で受圧す
るとともに、該一の垂直押圧対向壁間幅がショルダの直
径より大なる幅になるように設定したことを特徴とす
る。
【0019】本発明はロの字状の中空箱形部材をプレス
成型品で効果的に製造するための工夫であってプレス成
形で形成したL字形型材を上下逆にして嵌合させれば箱
形となる。そしてL字形の型材の水平面の自由端が他の
被加工物の垂直押圧対向壁の上部に係合するように組み
合わせてその係合位置より摩擦接合を行う際に、前記シ
ョルダ面からの押圧力を前記一の垂直押圧対向壁で受圧
するとともに、該一の垂直押圧対向壁間幅がショルダの
直径より大なる幅になるように設定することにより、前
記押圧力に耐えうる垂直対向壁が形成できる。
【0020】例えば、前記垂直押圧対向壁の自由端係合
位置に切り欠きが設けられている略L字状部材であれ
ば、切り欠きによって自由端との嵌合位置が平面状にな
り、摩擦熱によって接合部のギャップ(間隙)が変形す
ることがなく、良好な摩擦攪拌接合を行うことができ
る。
【0021】本発明では、少なくとも上下一側に位置す
る係合部の前記自由端と切り欠きに嵌合凹凸部を設け、
幅方向に固定嵌合可能に構成されているのがよい。
【0022】これにより自由端と前記自由端と切り欠き
に嵌合凹凸により幅方向に移動しないために、摩擦撹拌
接合中に長さ方向に熱変形が生じることがない。
【0023】また、本発明では、前記係合位置上面が、
前記自由端と切り欠き上面との組み合わせにおいて、シ
ョルダ直径より大なる幅域を有する突設平面であるのが
よい。
【0024】これにより、摩擦撹拌接合によって生じた
隙間部が前記突設平面によって充填されてほぼ面一にな
り、後加工が容易である。
【0025】更に本発明は、被加工物に摩擦熱を付与す
る円形ショルダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に
沿って挿設されるプローブを有する工具を用いて被加工
物同士の摩擦撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材の製造方
法において、前記ショルダによって摩擦熱を付与されな
がら押圧される被加工物の裏面にショルダの押圧力を受
圧する流体内包体が配設されていることを特徴とする。
【0026】かかる発明によればショルダの押圧力を受
圧する補強材がないH形材でも更にはロの字状の中空型
材であっても裏側に補強材がない組み合わせでも流体内
包体が補強材の役目をして、ショルダによって接合部を
強く押圧しても型材裏面の流体内包体によって受圧し且
つ型材が薄肉であっても変形がなく、精度よく摩擦攪拌
接合を行うことができ、さらに、容易にしかも安価に中
空パネルを製造することができることになる。
【0027】この場合前記流体内包体を形成する外被体
が可撓性を有し、且つ非膨張の材質で形成されているの
がよい。非膨張体であるので、ショルダによって接合部
を強く押圧しても裏面の非膨張流体内包体によって受圧
力を確実に保持し且つ中空型材が薄肉であっても変形が
なく、一層精度よく摩擦攪拌接合を行うことができる。
【0028】また、前記流体内包体が接合位置に沿って
延在する可撓性の流体チューブ体であるようにするのが
よい。これにより、接合位置長さ方向に亘って1本の前
記流体内包体を延在するだけで補強材と同様な効果が得
られ、然も流体チューブの流体を抜くことにより繰り返
し再利用が図れる。
【0029】さらに、前記流体内包体の被加工材裏面当
接幅が、ショルダ面直径より大になるように、可撓性と
直径を設定することが望ましい。これにより確実なショ
ルダの押圧が可能となる。
【0030】
【発明の実施の形態】以下本発明について図面を参照し
て説明する。なお、図示の例に記載された構成部品の寸
法、材質、形状、その相対的配置等は特に限定的な記載
がない限り、この発明の範囲をそれに限定する趣旨では
なく、単なる説明例にすぎない。
【0031】図1を参照して、ここでは、長さ方向(図
1において、紙面の表側から裏側に向かう方向(長手方
向))に延びる上長尺平板(第1の平板)11に対し
て、同様に長さ方向に延びる下長尺平板(第2の平板)
12が長さ方向に延びるリブ部材(チャネル部材:第3
の部材)13を用いて摩擦攪拌接合され、摩擦攪拌接合
型材(中空型材)とされる。上長尺平板11及び下長尺
平板12は、長手方向に延びる板材であり、例えば、約
25メートル程度の平板である。リブ部材13は長さ方
向に直交する方向に予め規定された間隔をおいて配置さ
れており(図1においては、二つのリブ部材13が示さ
れている)、リブ部材13によって、上長尺平板11及
び下長尺平板12が所定の規定間隔に規定される。そし
て、後述するようにして、リブ部材13と上長尺平板1
1及び下長尺平板12とが摩擦攪拌接合される。上長尺
平板11及び下長尺平板12は、例えば、アルミニウム
合金製であり、リブ部材13は、例えば、アルミニウム
合金製のプレス成形部材や型材である。
【0032】図1に示すように、各リブ部材13は断面
略コ字形状をしており、各リブ部材13は、フランジ部
13a及び13bとフランジ部13a及び13bを連結
するチャネル部13cとを有しており、フランジ部13
a及び13bは長さ方向に延びるとともに長さ方向と直
交する方向に突出している。そして、チャネル部13c
は長さ方向に延びている。
【0033】ここで、図2も参照して、上長尺平板11
及び下長尺平板12をリブ部材13で接合して中空型材
とする際には、下長尺平板12は架台(図示せず)に載
せられ、移動しないように固定され、この状態で予め規
定された間隔でリブ部材13が下長尺平板12上に配置
される。この際、フランジ部13bは下長尺平板12の
一面(裏面)に当接することになる。その後、リブ部材
13上に上長尺平板11が配置される(この際、フラン
ジ部13aは上長尺平板11の裏面に当接する)。そし
て、リブ部材13及び上長尺平板11は支持体(図示せ
ず)によって固定支持される。
【0034】図1に示すように、工具21はショルダ部
21aとこのショルダ部21aに備えられたピン(プロ
ーブ)21bとを備えており、このショルダ部21aは
円形ショルダ面を有している。そして、円形ショルダ面
によって被加工物に摩擦熱が付与される。一方、プロー
ブ21bは被加工物の接合線(接合部)に沿って挿入さ
れることになる。いま、ショルダ部21a、つまり、円
形ショルダ面の径(直径)をBとし、プローブ21bの
長さをPとする。また、リブ部材13の一面(図2にお
いて右側面)からフランジ部13a及び13bの先端
(外面)までの距離(つまり、リブ部材13の当接面の
幅)をA、上長尺平板11及び下長尺平板12の厚さを
C、フランジ部13a及び13bの厚さをDとすると、
図2に示すように、A≧Bに規定される。また、C<P
<(C+D)に規定される。
【0035】摩擦攪拌接合を行う際には、工具21を回
転させつつ、プローブ21bを接合部、つまり、フラン
ジ部13aの所定方向(長手方向)中心線上に対応する
位置で上長尺平板11に挿入して、接合部(図1に破線
で示す)に沿って(図1において実線矢印で示す方向
に)工具21を移動させる。そして、摩擦攪拌接合の際
には、ショルダ部21a(円形ショルダ面)が上長尺平
板11に強く押しつけられることになるが、前述のよう
に、A≧Bに規定されているから、この押し付け力はリ
ブ部材13によって全て受けられることになる。さら
に、C<P<(C+D)に規定されているから、プロー
ブ21bは少なくとも上長尺平板11とフランジ部13
aとの界面に達することになる。なお、摩擦攪拌接合に
当たっては、例えば、工具21の回転数は800〜20
00rpm、送り速度(工具21の移動速度)は100
〜1000mm/分とされる。
【0036】このようにして、上長尺平板11とリブ部
材13とを摩擦攪拌接合した後、反転して、同様にし
て、下長尺平板12とリブ部材13とを摩擦攪拌接合す
る。
【0037】上述のようにして、工具21を用いて摩擦
攪拌接合を行うと、上長尺平板11及び上長尺平板12
はそれぞれリブ部材13と接合部において摩擦攪拌接合
されることになり、接合部には接合ビード(図示せず)
が形成される。そして、接合ビードの深さは接合部に挿
入したプローブ21bの長さによって決定される。
【0038】なお、上述の例では、リブ部材として断面
コ字形状のリブ部材を用いたが、図3(a)に示すよう
に、断面H字形状のH形材を用いるようにしてもよい。
この際には、第1及び第2のフランジ部の直交方向長さ
(幅:長さ方向に直交する方向の長さ)AがA≧Bとさ
れる。さらに、図3(b)に示すように、リブ部材13
として、断面ロ字形状の長手方向に延材する中空角管部
材を用いるようにしてもよい。この際、中空角管部材の
幅をA、角管部材の肉厚をD、上長尺板11及び下長尺
板の厚さをCとすると、A≧B(Bはショルダ部21a
の直径)、C<P<(C+D)に規定される(Pはプロ
ーブ21bの長さ)。このような角管部材をリブ部材1
3として用いても、角管部材の図中上下方向に延びる壁
面がチャネル部として機能するから、工具21(つま
り、ショルダ部21a)による押し付け力を支持するこ
とができる。
【0039】このように、図1〜図3に示す例では、中
空型材等の摩擦攪拌接合型材を得る際、少なくともリブ
部材13はプレス成形や型材によって成形されているか
ら、上長尺平板11及び下長尺平板12とリブ部材13
とが長尺部材であることを考慮すると、中空型材等の摩
擦攪拌接合型材を容易にしかも安価に製造することがで
きることになる。
【0040】さらに、リブ部材13のフランジ部13a
及び13bの幅≧ショルダ部21aの直径としたから、
摩擦攪拌接合の際、ショルダ部21aによる押圧力がリ
ブ部材で全て受けることができる結果、上長尺平板11
及び下長尺平板12を強く押圧することができ、精度よ
く摩擦攪拌接合を行うことができることになる。また、
リブ部材13の配置間隔を適宜変更すれば、中空型材の
形状(空間部分の容積の変更)を容易に行うことができ
ることになる。また、プレス成形によって、少なくとリ
ブ部材13を成形する場合、リブ部材13の製造設備を
短くすることができる。
【0041】次に、図4(a)を参照して、長さ方向
(図4(a)において、紙面の表側から裏側に向かう方
向)に延びる部材31に対して、同様に長さ方向に延び
る部材32を接合して、中空型材とする場合について説
明する。部材31及び32は、長さ方向に延びる長尺板
材であり、例えば、約25メートル程度の部材である。
部材31及び32は、例えば、アルミニウム合金製のプ
レス成形部材や押出し型材である。
【0042】部材31及び32は少なくとも断面略コ字
形状を有しており、部材31は長さ方向に延びる一対の
板部(水平支持面)31a及び31bと板部31a及び
31bをその一端部で連結する板部(垂直押圧対向壁)
31cとを有しており、板部31cは長さ方向に延びる
とともに長さ方向と直交している。同様にして、部材3
2は長さ方向に延びる一対の板部(水平支持面)32a
及び32bと板部32a及び32bをその一端部で連結
する板部(垂直押圧対向壁)32cとを有しており、板
部32cは長さ方向に延びるとともに長さ方向と直交し
ている。
【0043】図示のように、板部31c及び32c同士
を当接した状態で(突き合わせた状態で)、架台(図示
せず)に載せられ、移動しないように固定される。い
ま、板部31cと板部32cとの肉厚の合計をAとする
と、つまり、一対の垂直押圧対向壁の厚さ(合計厚さ)
をAとすると、A≧B(Bはショルダ部21aの直径)
に規定される。
【0044】摩擦攪拌接合を行う際には、工具21を回
転させつつ、プローブ21bを接合部、つまり、板部3
1cと板部32cとの当接面に挿入して、接合部に沿っ
て(図4(a)において紙面の表側から裏側に向かう方
向に)工具21を移動させる。この際、プローブ21b
の回転中心は、板部31c及び32cの間にある。そし
て、摩擦攪拌接合の際には、ショルダ部21aが板部3
1c及び32cに押しつけられることになる。なお、摩
擦攪拌接合に当たっては、例えば、工具21の回転数は
800〜2000rpm、送り速度(工具21の移動速
度)は100〜1000mm/分とされる。
【0045】前述のようにして、工具21を用いて摩擦
攪拌接合を行うと、部材31及び32は接合部において
摩擦攪拌接合されることになり、接合部には接合ビード
(図示せず)が形成される。この接合ビードは板部31
c及び32cの当接面の延長線上にその幅の中心が位置
する。接合ビードの深さは接合部に挿入したプローブ2
1bの長さによって決定される。
【0046】なお、上述のようして、板部31c及び3
2cの一端面側を摩擦攪拌接合した後、反転して同様に
して、他端面側が摩擦攪拌接合される。さらに、部材3
1及び32の他端側(板部31c及び32cと反対側の
端部)は、後述する流体チューブを用いて摩擦攪拌接合
される。
【0047】このように、図4(a)に示す例では、部
材31及び32を接合する際、板部31c及び32cの
合計厚さ≧ショルダ部21aの直径としたから、摩擦攪
拌接合の際、ショルダ部21aによる押圧力を全て板部
31c及び32cで受けることができる結果、部材31
及び32を強く押圧することができ、精度よく摩擦攪拌
接合を行うことができることになる。
【0048】さらに、部材31及び32をプレス成形に
よって成形すれば、部材31及び32が長尺部材である
ことを考慮すると、中空型材等の摩擦攪拌接合型材を容
易にしかも安価に製造することができることになる。な
お、図4(b)に示すように、部材31及び32がコア
材31d及び32dを有する押出し型材(つまり、所謂
ダブルスキン材)である際においても、板部31c及び
32cで部材31及び32を当接して、前述のようにし
て、摩擦攪拌接合を行うようにすればよい。
【0049】次に、図5を参照して、長さ方向(図5に
おいて、紙面の表側から裏側に向かう方向)に延びるH
形状の部材41に対して、同様に長さ方向に延びる部材
42を接合して、中空型材とする場合について説明す
る。部材41及び42は、長さ方向に延びる長尺材であ
り、例えば、約25メートル程度の部材である。部材4
1及び42は、例えば、アルミニウム合金製のプレス成
形部材又は押出し型材である。
【0050】部材41及び42は少なくとも断面略H形
状を有しており、部材41は長さ方向に延びる一対の板
部(水平支持面)41a及び41bと板部41a及び4
1bをその一端部で連結する板部(垂直壁)41cとを
有しており、板部41cは長さ方向に延びるとともに長
さ方向と直交している。同様にして、部材42は長さ方
向に延びる一対の板部(水平支持面)42a及び42b
と板部42a及び42bをその一端部で連結する板部
(垂直壁)42cとを有しており、板部42cは長さ方
向に延びるとともに長さ方向と直交している。なお、板
部41c及び42cにはさらに水平支持面が連続するか
もしれない。
【0051】図示のように、板部41aの一端部と板部
42aの一端部を当接するとともに板部41bの一端部
と板部42bの一端部を当接した状態で、架台(図示せ
ず)に載せられ、移動しないように固定される。その
後、中空空間内に流体内包体が配設される。この流体内
包体はその外被体が可撓性を有し、且つ非膨張の材質で
形成されている。例えば、流体内包体は接合位置に沿っ
て延在する可撓性はあるが非膨張性材質からなる流体チ
ューブ体である。流体チューブ体は例えばゴムホースの
表面に布材を巻き付けて形成される消防用ホースを用い
てもよい。
【0052】そして本実施例においては、図示のよう
に、中空空間内に接合線に沿って長さ方向に延びる可撓
性の流体チューブ43を延在配置する。そして、この流
体チューブ43に水や空気、窒素等の流体を充填して封
止する。流体としては、例えば、水又は空気等が用いら
れ、その圧力はショルダの押圧力に基づいて決定され
る。流体を予め定められた圧力で流体チューブ43に流
して充填すると、流体チューブ43は断面円形に拡が
り、板部41aと板部42aとの突き合わせ部を支える
支持面が形成されることになる。流体の充填圧力は、工
具21による押圧力に基づいて定められる。つまり、流
体チューブ43が工具21の押圧力に抗して弾性変形
(凹まない程度)の充填圧力で流体チューブ43に流体
が充填されることになる。
【0053】流体チューブ43が板部41a及び42a
と当接する面は突き合わせ部を中心として接合線方向に
延びており、さらに、突き合わせ部を中心として接合線
方向に直交する方向に偏平化されている。いま、上記の
偏平部における当接幅をAとすると、A≧B(Bはショ
ルダ部21aの直径)に規定される。なお、板部41a
及び42aの厚さをDとすると、D>P(Pはプローブ
21bの長さ)とされる。
【0054】摩擦攪拌接合を行う際には、工具21を回
転させつつ、プローブ21bを接合部、つまり、板部4
1aと板部42aとの当接面に挿入して、接合部に沿っ
て(図5において紙面の表側から裏側に向かう方向に)
工具21を移動させる。この際、プローブ21bの回転
中心は、板部41a及び42aの間にある。そして、摩
擦攪拌接合の際には、ショルダ部21aが板部41a及
び42aに押しつけられることになるが、この押圧力は
流体チューブ43で支えられることになる。なお、摩擦
攪拌接合に当たっては、例えば、工具21の回転数は8
00〜2000rpm、送り速度(工具21の移動速
度)は100〜1000mm/分とされる。
【0055】前述のようにして、工具21を用いて摩擦
攪拌接合を行うと、部材41及び42は接合部において
摩擦攪拌接合されることになり、接合部には接合ビード
(図示せず)が形成される。この接合ビードは板部41
a及び42aの当接面の延長線上にその幅の中心が位置
する。接合ビードの深さは接合部に挿入したプローブ2
1bの長さによって決定される。
【0056】なお、上述のようして、板部41a及び4
2aの一端面側を摩擦攪拌接合した後、反転して同様に
して、板部41b及び42bが摩擦攪拌接合される。
【0057】このように、図5に示す例では、部材41
及び42を接合する際、流体チューブ43を中空空間に
挿入して、この流体チューブ43で接合部を支持するよ
うにして、流体チューブ43の偏平部分で接合部を支え
る幅≧ショルダ部21aとなるように中空型材の中空部
内接空間より大としたから、摩擦攪拌接合の際、ショル
ダ部21aによる押圧力を全て流体チューブ43で受け
ることができる結果、部材41及び42を強く押圧する
ことができ、精度よく摩擦攪拌接合を行うことができる
ことになる。
【0058】さらに、部材41及び42を押出し型材に
すれば、部材41及び42が長尺部材であることを考慮
すると、中空型材等の摩擦攪拌接合型材を容易にしかも
安価に製造することができることになる。なお、図4に
示す例において、部材31及び32の他端側(板部31
c及び32cと反対側の端部)を接合する際には、流体
チューブ43を用いて接合部を支えて摩擦攪拌接合が行
うことも可能である。
【0059】図6を参照して、長さ方向(図6におい
て、紙面の表側から裏側に向かう方向)に延びる部材
(長尺型材)51に対して、同様に長さ方向に延びる部
材(長尺型材)52を接合して、中空型材とする場合に
ついて説明する。部材51及び52は、長さ方向に延び
る長尺板材であり、例えば、約25メートル程度の板材
である。部材51及び52は、例えば、アルミニウム合
金製の押出し型材である。
【0060】部材51及び52は少なくとも断面略L字
形状を有しており、部材51は長さ方向に延びる板部
(水平支持面)51aと長さ方向に延び板部51aの一
端に連続して長さ方向と直交する板部(垂直押圧対向
壁)51bとを有している。そして、板部51aの反対
側の延在他端が開口している。同様に、部材52は長さ
方向に延びる板部(水平支持面)52aと長さ方向に延
び板部52aの一端に連続して長さ方向と直交する板部
(垂直押圧対向壁)52bとを有しており、板部52a
の反対側の延在他端が開口している。板部51a及び5
2aの先端部にはそれぞれ長さ方向に延在する鍵型の嵌
合片部51c及び52cが形成されており、板部51b
及び52bの先端部(一端部)には長さ方向に延在する
嵌合溝51d及び52dが形成されている。嵌合片部5
1cは嵌合溝52dに嵌合され、嵌合片部52cは嵌合
溝51dに嵌合されて、断面ロ字形の中空型材形状とさ
れる。この際、板部51a及び52bの突き合わせ部は
平面状となり、同様に、板部51b及び52aの突き合
わせ部は平面状となる。つまり、被加工物が1つ垂直押
圧対向壁とこの垂直押す圧対向壁の上下の一側に水平に
延在する水平支持面を有し、水平支持面の対向壁反対側
の延在他端が開口している略L字形の長尺型材同士が上
下逆にして水平自由端が他の被加工物の垂直押圧対向壁
の上部に係合するように組み合わされることになる。
【0061】上述のようにして、部材51及び52が嵌
合された状態で、架台(図示せず)に載せられ、移動し
ないように固定される。いま、板部51b及び52bの
厚さ(幅)をAとすると、A≧B(Bはショルダ部21
aの直径)に規定される。
【0062】摩擦攪拌接合を行う際には、工具21を回
転させつつ、プローブ21bを接合部、つまり、嵌合片
部51cと嵌合溝52dとの当接面に挿入して、接合部
に沿って(図6において紙面の表側から裏側に向かう方
向に)工具21を移動させる。この際、プローブ21b
の回転中心は、嵌合片部51cと嵌合溝52dとの間に
ある。そして、摩擦攪拌接合の際には、ショルダ部21
aが板部51a及び52bに押しつけられることになる
が、前述のように、A≧Bであるから、この押圧力は板
部52bによって支えられることになる。なお、摩擦攪
拌接合に当たっては、例えば、工具21の回転数は80
0〜2000rpm、送り速度(工具21の移動速度)
は100〜1000mm/分とされる。
【0063】前述のようにして、工具21を用いて摩擦
攪拌接合を行うと、部材51及び52は接合部において
摩擦攪拌接合されることになり、接合部には接合ビード
(図示せず)が形成される。この接合ビードは嵌合片部
51cと嵌合溝52dとの当接面の延長線上にその幅の
中心が位置する。接合ビードの深さは接合部に挿入した
プローブ21bの長さによって決定される。
【0064】なお、上述のようして、板部51a及び5
2bを摩擦攪拌接合した後、反転して同様にして、板部
51b及び52aが摩擦攪拌接合される。
【0065】このように、図6に示す例では、部材51
及び52を接合する際、板部51b及び52b(つま
り、垂直押圧対向壁)の厚さ≧ショルダ部21aの直径
としたから、摩擦攪拌接合の際、ショルダ部21aによ
る押圧力を全て板部51b又は52bで受けることがで
きる結果、接合部を強く押圧することができ、精度よく
摩擦攪拌接合を行うことができることになる。なお、板
部51a及び52aの厚さをDとすると、P(Pはプロ
ーブ21bの長さ)≧Dとすることが望ましい。
【0066】さらに、部材51及び52をプレス成形又
は押出し型材とすれば、部材51及び52が長尺部材で
あることを考慮すると、中空型材等の摩擦攪拌接合型材
を容易にしかも安価に製造することができることにな
る。
【0067】また、前述のように、部材51及び52は
嵌合されているから、摩擦熱によって部材51及び52
が変形しようとしても、変形することができず、その結
果、接合部のギャップ(間隙)が変形することがなく、
良好な摩擦攪拌接合を行うことができる。
【0068】図7に示すように、接合部に凸部(突設平
面)61を設けるようにしてもよく、このように凸部6
1を設ければ、摩擦攪拌接合の際、接合部の表面に凹み
ができることがない。つまり、接合部の強度が低下する
ことがない。なお、凸部61の幅をCとすると、C≦B
に規定される。このようにすれば、摩擦攪拌接合の際、
凸部61がショルダ部21aからはみ出ることがない。
【0069】さらに、図8に示すように、板部52bの
一端部に長さ方向に延びる係止部(係止溝)63を形成
して、板部51aの一端部を係止部63に係止するよう
にしてもよい。つまり、垂直押圧対向壁の自由端係合位
置に切り欠きを設けるようにしてもよい。この場合にお
いても、嵌合片部52cは嵌合溝51dに嵌合されてい
るから、摩擦熱によって部材51及び52が変形しよう
としても、変形することができず、その結果、接合部の
ギャップ(間隙)が変形することがなく、良好な摩擦攪
拌接合を行うことができる。
【0070】さらに、図9に示すように、板部51b及
び52bの一端部(嵌合溝が形成される端部)にテーパ
ー面62を形成するようにしてもよく、このようにすれ
ば、摩擦攪拌接合の際の接合部における強度を増すこと
ができる。
【0071】加えて、図10に示すように、板部52b
の一端部に長さ方向に延びる係止部(係止溝)63を形
成して、板部51aの一端部を係止部63に係止するよ
うにしてもよい。この場合においても、嵌合片部52c
は嵌合溝51dに嵌合されているから、摩擦熱によって
部材51及び52が変形しようとしても、変形すること
ができず、その結果、接合部のギャップ(間隙)が変形
することがなく、良好な摩擦攪拌接合を行うことができ
る。
【0072】また、図11に示すように、板部51b及
び52bにそれぞれ長さ方向に延び断面L字形の嵌合体
64及び65を形成して、嵌合溝とし、一方、板部51
a及び52aの一面(互いに対向する面)に突起部66
及び67を形成して、嵌合体64及び65に突起部67
及び66を嵌合するようにしてもよい。なお、図12に
示すように、接合部に凸部61を設けるようにしてもよ
い。
【0073】さらに、図13に示すように、板部52b
の一端部に長さ方向に延びる係止部(係止溝)63を形
成して、板部51aの一端部を係止部63に係止するよ
うにしてもよい。この場合においても、突起部67は嵌
合体64に嵌合しているから、摩擦熱によって部材51
及び52が変形しようとしても、変形することができ
ず、その結果、接合部のギャップ(間隙)が変形するこ
とがなく、良好な摩擦攪拌接合を行うことができる。な
お、図14に示すように、接合部に凸部61を設けるよ
うにしてもよい。また、図15に示すように、テーパー
面62を形成するようにしてもよく、図16に示すよう
に、テーパー面62を形成するとともに凸部61を形成
するようにしてもよい。この際、板部51aの上面から
テーパー面62の下端までの距離をEとすると、E>P
に規定することが望ましい。
【0074】また、図17に示すように、複数の部材7
1を嵌合溝71a及び嵌合片部71bを用いて嵌合させ
れば、同時に複数の接合部を摩擦攪拌接合することがで
きることになる。この際、図18に示すように係止部6
3を用いて、部材71の一端部を係止するようにしても
よい。
【0075】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、被加工
物に摩擦熱を付与する円形ショルダ面とショルダ面より
被加工物接合線に沿って挿設されるプローブを有する工
具を用いて被加工物同士の摩擦撹拌接合を行う際、所定
方向に延在される第1の平板と第2の平板とを所定規定
間隔をもって平行に対面配置し、その規定間隔間を支持
し、ショルダ面からの押圧力を平板を介して受圧する第
3の部材を備え、第3の部材が、プレス成形部材又は押
出し部材によって形成されているものを、摩擦攪拌接合
して、中空型材としているから、中空型材を押出して製
造することと比べて、押出し工程がなくなり、即ち、押
出し工程に必要なプレス、ダイス等が不要となり、コス
ト及び製造期間が低減するという効果がある。さらに、
第3の部材が、第1及び第2の平板の裏面に当接する二
面がショルダ面の径より大である略コの字状、角管状、
若しくはH型チャネル材であるから、ショルダよりの押
圧に対し充分耐えうる厚肉であるとともに、確実に支持
されて精度よく摩擦攪拌接合を行うことができるという
効果がある。そして、チャネル材の配置間隔を適宜変更
すれば、中空型材の形状(空間部分の容積の変更)を容
易に行うことができるという効果がある。
【0076】又本発明では、被加工物に摩擦熱を付与す
る円形ショルダ面とショルダ面より被加工物接合線に沿
って挿設されるプローブを有する工具を用いて被加工物
同士の摩擦撹拌接合を行う際、被加工物同士の接合位置
に垂直押圧対向壁を有し、この対向壁上下両側に水平に
延在する二面の水平支持面を有し、この支持面の対向壁
反対側の延在他端が開口している長尺型材であってショ
ルダ面からの押圧力を突き合わせた一対の垂直押圧対向
壁で受圧するとともに、一対の垂直押圧対向壁間幅がシ
ョルダの直径より大なる幅になるように設定するように
したので、接合部を強く押圧することができ、精度よく
摩擦攪拌接合を行うことができるという効果があるばか
りでなく、容易にしかも安価に中空型材等の摩擦攪拌接
合型材を製造することができるという効果がある。
【0077】特に、前記型材は、突き合わせされる押圧
対向壁が一対としてショルダの受圧壁を形成できるため
に、より幅広なショルダの受圧面が形成できる。例え
ば、断面コの字状のプレス成形型材である場合にこれを
突き合わせることによって2倍の幅に出来、これによっ
てショルダの押圧力を充分受圧出来るだけの幅域をもつ
ことができる。これによって、接合部表面をショルダが
強く押圧しても面変形がなく、内部まで充分撹拌しなが
ら入熱して摩擦攪拌接合を行うことができるばかりでな
く、容易にしかも安価に中空型材を製造することができ
る。
【0078】本発明によれば、被加工物に摩擦熱を付与
する円形ショルダ面とショルダ面より被加工物接合線に
沿って挿設されるプローブを有する工具を用いて被加工
物同士の摩擦撹拌接合を行う際、被加工物が1つ垂直押
圧対向壁とこの対向壁の上下の一側に水平に延在する水
平支持面を有し、この支持面の対向壁反対側の延在他端
が開口している略L字形の長尺型材同士を上下逆にして
この一被加工物の水平自由端が他の被加工物の垂直押圧
対向壁の上部に係合するように組み合わせ、係合位置よ
り摩擦接合を行う際に、ショルダ面からの押圧力を一の
垂直押圧対向壁で受圧するとともに、この一の垂直押圧
対向壁間幅がショルダの直径より大なる幅になるように
設定したので、摩擦熱によって接合部のギャップ(間
隙)が変形することがなく、良好な摩擦攪拌接合を行う
ことができるという効果がある。
【0079】特に、本発明はロの字状の中空箱形部材を
プレス成型品で効果的に製造するための工夫であってプ
レス成形で形成したL字形型材を上下逆にして嵌合させ
れば箱形となる。そしてL字形の型材の水平面の自由端
が他の被加工物の垂直押圧対向壁の上部に係合するよう
に組み合わせてその係合位置より摩擦接合を行う際に、
前記ショルダ面からの押圧力を前記一の垂直押圧対向壁
で受圧するとともに、該一の垂直押圧対向壁間幅がショ
ルダの直径より大なる幅になるように設定することによ
り、前記押圧力に耐えうる垂直対向壁が形成できる。
【0080】例えば、前記垂直押圧対向壁の自由端係合
位置に切り欠きが設けられている略L字状部材であれ
ば、切り欠きによって自由端との嵌合位置が平面状にな
り、摩擦熱によって接合部のギャップ(間隙)が変形す
ることがなく、良好な摩擦攪拌接合を行うことができ
る。
【0081】本発明によれば、被加工物に摩擦熱を付与
する円形ショルダ面とショルダ面より被加工物接合線に
沿って挿設されるプローブを有する工具を用いて被加工
物同士の摩擦撹拌接合を行う際、前記ショルダによって
摩擦熱を付与されながら押圧される被加工物の裏面にシ
ョルダの押圧力を受圧する流体内包体を配設するように
して、この流体内包体の被加工材裏面当接幅が、ショル
ダ面直径より大になるように可撓性と直径を設定したの
で、流体内包体でショルダによる押圧力が支持される結
果、接合部を強く押圧することができ、精度よく摩擦攪
拌接合を行うことができるという効果がある。そして、
容易にしかも安価に中空型材等の摩擦攪拌接合型材を製
造することができるという効果がある。
【0082】本発明では、少なくとも上下一側に位置す
る係合部の前記自由端と切り欠きに嵌合凹凸部を設け、
幅方向に固定嵌合可能に構成されているのがよい。
【0083】特に、かかる発明によれば、ショルダの押
圧力を受圧する補強材がないH形材でも更にはロの字状
の中空型材であっても裏側に補強材がない組み合わせで
も流体内包体が補強材の役目をして、ショルダによって
接合部を強く押圧しても型材裏面の流体内包体によって
受圧し且つ型材が薄肉であっても変形がなく、精度よく
摩擦攪拌接合を行うことができ、さらに、容易にしかも
安価に中空パネルを製造することができることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第1の例を工具とともに示す斜視図である。
【図2】 図1に示す中空型材の断面図である。
【図3】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第2の例を示す断面図であり、(a)はリブ部材と
してH形材を用いた際の中空型材を示す断面図、(b)
はリブ部材として角管部材を用いた際の中空型材を示す
断面図である。
【図4】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第3の例を示す断面図であり、(a)は少なくとも
断面略コ字形を有する部材を摩擦攪拌接合した状態を示
す断面図、(b)はコア材を有するダブルスキン部材を
摩擦攪拌接合した状態を示す断面図である。
【図5】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第4の例を示す断面図である。
【図6】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第5の例を示す断面図である。
【図7】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第6の例を示す断面図である。
【図8】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第7の例を示す断面図である。
【図9】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空型
材の第8の例を示す断面図である。
【図10】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第9の例を示す断面図である。
【図11】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第10の例を示す断面図である。
【図12】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第11の例を示す断面図である。
【図13】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第12の例を示す断面図である。
【図14】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第13の例を示す断面図である。
【図15】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第14の例を示す断面図である。
【図16】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第15の例を示す断面図である。
【図17】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第16の例を示す断面図である。
【図18】 本発明による摩擦攪拌接合型材である中空
型材の第17の例を示す断面図である。
【符号の説明】
11 上長尺平板(第1の平板) 12 下長尺平板(第2の平板) 13 リブ部材(チャネル部材) 21 工具 31,32,41,42,51,52,71 部材 43 流体チューブ 61 凸部 62 テーパー面 63 係止部 64,65 嵌合体 66,67 突起部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 金川 泰宏 広島県三原市糸崎町5007番地 三菱重工業 株式会社三原機械・交通システム工場内 (72)発明者 広本 悦己 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 (72)発明者 真鍋 幸男 広島市西区観音新町四丁目6番22号 三菱 重工業株式会社広島研究所内 Fターム(参考) 4E067 BG00 DA13 DA17

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被加工物に摩擦熱を付与する円形ショル
    ダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に沿って挿設さ
    れるプローブを有する工具を用いて被加工物同士の摩擦
    撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材において、 所定方向に延在される第1の平板と第2の平板とを所定
    規定間隔をもって平行に対面配置し、その規定間隔間を
    支持し、前記ショルダ面からの押圧力を前記平板を介し
    て受圧する第3の部材を有し、前記第3の部材が、プレ
    ス成形部材又は押出し部材によって形成されていること
    を特徴とする摩擦撹拌接合型材。
  2. 【請求項2】 前記第3の部材が、前記第1及び第2の
    平板の裏面に当接する二面がショルダ面の径より大であ
    る略コの字状、角管状、若しくは広幅のH型チャネル材
    であることを特徴とする請求項1記載の摩擦撹拌接合型
    材。
  3. 【請求項3】 被加工物に摩擦熱を付与する円形ショル
    ダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に沿って挿設さ
    れるプローブを有する工具を用いて被加工物同士の摩擦
    撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材において、 前記被加工物同士の接合位置に垂直押圧対向壁を有し、
    該対向壁上下両側に水平に延在する二面の水平支持面を
    有し、該支持面の対向壁反対側の延在他端が開口してい
    る型材であって前記ショルダ面からの押圧力を前記突き
    合わせた一対の垂直押圧対向壁で受圧するとともに、該
    一対の垂直押圧対向壁間幅がショルダの直径より大なる
    幅になるように設定したことを特徴とする摩擦撹拌接合
    型材。
  4. 【請求項4】 前記型材が断面コの字状のプレス成形型
    材又は押出し型材であることを特徴とする請求項3記載
    の摩擦撹拌接合型材。
  5. 【請求項5】 被加工物に摩擦熱を付与する円形ショル
    ダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に沿って挿設さ
    れるプローブを有する工具を用いて被加工物同士の摩擦
    撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材において、 前記被加工物が1つ垂直押圧対向壁と該対向壁の上下の
    一側に水平に延在する水平支持面を有し、該支持面の対
    向壁反対側の延在他端が開口している略L字形の型材同
    士を上下逆にしてこの一被加工物の水平自由端が他の被
    加工物の垂直押圧対向壁の上部に係合するように組み合
    わせ、前記係合位置より摩擦接合を行う際に、前記ショ
    ルダ面からの押圧力を前記一の垂直押圧対向壁で受圧す
    るとともに、該一の垂直押圧対向壁間幅がショルダの直
    径より大なる幅になるように設定したことを特徴とする
    摩擦撹拌接合型材。
  6. 【請求項6】 前記垂直押圧対向壁の自由端係合位置に
    切り欠きが設けられている略L字状部材である請求項5
    記載の摩擦撹拌接合型材。
  7. 【請求項7】 少なくとも上下一側に位置する係合部の
    前記自由端と切り欠きに嵌合凹凸部を設け、幅方向に固
    定嵌合可能に構成した請求項6記載の摩擦撹拌接合型
    材。
  8. 【請求項8】 前記係合位置上面が、前記自由端と切り
    欠き上面との組み合わせにおいて、ショルダ直径より大
    なる幅域を有する突設平面であることを特徴とする請求
    項6記載の摩擦撹拌接合型材。
  9. 【請求項9】 被加工物に摩擦熱を付与する円形ショル
    ダ面と該ショルダ面より被加工物接合線に沿って挿設さ
    れるプローブを有する工具を用いて被加工物同士の摩擦
    撹拌接合を行う摩擦撹拌接合型材の製造方法において、
    前記前記ショルダによって摩擦熱を付与されながら押圧
    される被加工物の裏面にショルダの押圧力を受圧する流
    体内包体が配設されていることを特徴とする摩擦撹拌接
    合型材の製造方法。
  10. 【請求項10】 前記流体内包体を形成する外被体が可
    撓性を有し、且つ非膨張の材質で形成されていることを
    特徴とする請求項9記載の摩擦撹拌接合型材の製造方
    法。
  11. 【請求項11】 前記流体内包体が接合位置に沿って延
    在する可撓性の流体チューブ体であることを特徴とする
    請求項10記載の摩擦撹拌接合型材の製造方法。
  12. 【請求項12】 前記流体内包体の被加工材裏面当接幅
    が、ショルダ面直径より大になるように、可撓性と直径
    を設定したことを特徴とする請求項10記載の摩擦撹拌
    接合型材の製造方法。
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