JP2003325428A - 食器洗い機および食器かご - Google Patents

食器洗い機および食器かご

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JP2003325428A JP2002134258A JP2002134258A JP2003325428A JP 2003325428 A JP2003325428 A JP 2003325428A JP 2002134258 A JP2002134258 A JP 2002134258A JP 2002134258 A JP2002134258 A JP 2002134258A JP 2003325428 A JP2003325428 A JP 2003325428A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】食器を満遍なく洗浄できる食器洗い機および食
器かごを提供する。 【解決手段】ノズルアーム7から上方に向けて噴射され
る洗浄水を、茶碗保持部47に1列に並べて保持される
茶碗と、汁椀保持部48に1列に並べて保持される汁椀
との列間の隙間Sを介して、下かご42の上方まで到達
させる。後かご45の前列および前かご44に、コップ
および湯飲みを、それらの開口部(飲み口)が隙間S側
を向くように保持する。後かご45の後列に保持したコ
ップは、洗浄タンク3の後側の内面に取り付けられた固
定ノズル16から噴射する洗浄水により洗浄する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、洗浄タンク内に収
容された食器に向けて洗浄水を噴射することにより食器
を洗浄することができる食器洗い機に関し、特に、食器
を保持するための食器かごに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば流し台上のシンクの側
方などに設置され、洗浄タンク内に収容された食器に向
けて洗浄水を噴射することにより食器を洗浄することが
できる家庭用の食器洗い機が知られている。通常、食器
洗い機には、洗浄タンク内に収容され、洗浄すべき食器
を保持するための食器かごが備えられている。洗浄タン
クの下部には、例えば上方に向けて洗浄水を噴射するた
めのノズルが配置されていて、食器かごに保持された食
器は、ノズルから噴射された洗浄水により洗浄されるよ
うになっている。
【0003】この種の食器洗い機の中には、より多くの
食器を収容可能とするために、例えば上かごと下かごと
を有する2段構成の食器かごを備えたものがある。例え
ば、下かごには、主に茶碗、汁椀、皿などの食器を保持
することができるようになっており、上かごには、主に
コップ、湯飲みなどの食器を保持することができるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】食器洗い機自体の寸法
を大きくすることなく、より多くの食器を洗浄すること
ができるようにするために、食器を効率よく収容できる
食器洗い機が望まれる。しかしながら、食器を効率よく
収容できたとしても、食器の配置によっては、下方から
噴射される洗浄水が下かごに保持された食器に遮られ
て、上かごに保持された食器を十分に洗浄できない場合
がある。
【0005】本発明は、かかる背景のもとでなされたも
ので、食器を満遍なく洗浄できる食器洗い機および食器
かごを提供することを目的とする。また、本発明の他の
目的は、洗浄すべき食器を効率よく収容できる食器洗い
機および食器かごを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、洗浄タンク
(3)内に収容された食器に向けて洗浄水を噴射するこ
とにより食器を洗浄することができる食器洗い機(1)
であって、主に茶碗、汁椀などの食器を、所定の隙間を
空けて保持することができる下かご(42)と、上記下
かごの上方に配置され、主にコップ、湯飲みなどの食器
を保持することができる上かご(43)と、上記洗浄タ
ンクの下部に配置され、上記下かごの下方から上方に向
けて洗浄水を噴射する下ノズル(8)とを含み、上記上
かごは、コップや湯飲みなどの食器を、それらの開口部
(飲み口)が上記隙間(S)側を向くように保持できる
ことを特徴とする食器洗い機である。
【0007】なお、括弧内の英数字は、後述の実施形態
における対応構成要素等を表す。以下、この項において
同じ。この構成によれば、下ノズルから上方に向けて噴
射される洗浄水を、下かごに保持される食器の隙間を介
して下かごの上方まで到達させ、上かごに噴射すること
ができる。したがって、下ノズルから噴射される洗浄水
により、下かごに保持された食器だけでなく、上かごに
保持された食器まで満遍なく洗浄することができる。
【0008】特に、上かごは、コップや湯飲みなどを、
それらの開口部が上記隙間側を向くように保持できるの
で、上記隙間を介して上かごに噴射される洗浄水によ
り、上かごに保持されたコップや湯飲みなどを良好に洗
浄することができる。請求項2記載の発明は、上記上か
ご(43)に保持されるコップや湯飲みのうち、それら
の開口部が上記隙間(S)側を向くように保持される食
器以外の食器に向けて洗浄水を噴射するための補助ノズ
ル(16)をさらに含むことを特徴とする請求項1記載
の食器洗い機である。
【0009】この構成によれば、上かごに保持される食
器のうち、下ノズルから上記隙間を介して噴射される洗
浄水により洗浄される食器以外の食器を、補助ノズルか
ら噴射される洗浄水により洗浄することができるので、
より満遍なく食器を洗浄できる。請求項3記載の発明
は、上記上かご(42)は、その後端部が上記下かごの
後端部に連結された後かご(45)と、この後かごの前
端部に回動可能に取り付けられた前かご(44)とを有
していて、上記前かごは、上記後かご側に回動させて折
り畳むことができるようになっていることを特徴とする
請求項1または2記載の食器洗い機である。
【0010】この構成によれば、前かごを後かご側に回
動させて折り畳むことにより、下かごの手前側上方が解
放され、下かごの前側にフライパンや鍋などの調理器具
を立てて保持することができる程度のスペース(Z)を
形成することができる。したがって、洗浄すべき食器を
効率よく収容できる。請求項4記載の発明は、洗浄タン
ク(3)内に収容された食器に向けて洗浄水を噴射する
ことにより食器を洗浄することができる食器洗い機
(1)であって、食器を保持するための長手のかごであ
って、その短手方向に沿って上記洗浄タンク内から手前
側に引出可能な下かご(42)と、上記下かごの上方に
配置され、その後端部が上記下かごの後端部に連結され
た上かご(43)とを含み、上記上かごは、その後端部
が上記下かごの後端部に連結された後かご(45)と、
この後かごの前端部に回動可能に取り付けられ、後かご
側に回動させて折り畳むことができる前かご(44)と
を有することを特徴とする食器洗い機である。
【0011】この構成によれば、前かごを後かご側に回
動させて折り畳むことにより、下かごの手前側上方が解
放され、下かごの前側にフライパンや鍋などの調理器具
を立てて保持することができる程度のスペース(Z)を
形成することができる。したがって、洗浄すべき食器を
効率よく収容できる。特に、上記スペース(Z)は、下
かごの長手方向に沿った幅広のスペースとなるので、大
きなフライパンや鍋などでも十分に収容することができ
る。
【0012】請求項5記載の発明は、上記前かご(4
4)は、上記後かご(45)側に折り畳まれた状態で、
その裏面(62、63)上にコップや湯飲みなどの食器
を保持することができるようになっていることを特徴と
する請求項3または4記載の食器洗い機である。この構
成によれば、前かごが折り畳まれた状態でも、その前か
ごの裏面上にコップや湯飲みなどの食器を保持すること
ができるので、洗浄すべき食器をより効率よく収容でき
る。
【0013】この場合、請求項6記載の発明のように、
上記前かごの裏面(62、63)上に保持される食器が
滑り落ちないように規制するための規制部(61、72
2)をさらに含むような構成であることが好ましい。請
求項7記載の発明は、上記上かご(43)の前端縁は、
上記下かご(42)の前端縁よりも後方に位置している
ことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の食器
洗い機である。
【0014】この構成によれば、下かごの前端部にまな
板を立てて保持することができる程度のスペース(まな
板保持部49)を形成することができるので、洗浄すべ
き食器をより効率よく収容できる。また、請求項8記載
の発明のように、上記上かご(43)と下かご(42)
との間には、上記下かごの前側に茶碗や汁椀に比べて相
対的に大きなどんぶりなどの食器を収容できる程度のス
ペースが形成されていれば、洗浄すべき食器をさらに効
率よく収容できる。
【0015】請求項9記載の発明は、横幅に比べて奥行
きの寸法が短い食器洗い機(1)の収容室(3)内に配
置される食器かご(4)であって、平面形状が横長の略
長方形状の(平面視で見た上記収容室の形状にほぼ沿っ
た平面視の輪郭を有する)下かご(42)と、上記下か
ごの左右いずれかのほぼ半分ないし3分の1の領域に形
成され、主に大皿をセット可能な大皿セット部(46)
と、上記下かごの大皿セット部以外の残りの領域に形成
され、主に茶碗、汁椀などのわん物をセット可能なわん
物セット部(47、48)と、上記わん物セット部の上
方に配置された上かご(43)とを備え、上記上かごに
は、コップや湯飲みなどを、それらの開口部がわん物セ
ット部にセットされたわん物とわん物との間に臨むよう
にセットするためのコップ・湯飲みセット部(前かご4
4と、後かご45の手前側)が設けられていることを特
徴とする食器かごである。
【0016】例えば、上記食器洗い機は、その収容室の
下部に、上方に向けて洗浄水を噴射するためのノズルを
備えている。本発明の構成によれば、ノズルから上方に
向けて噴射される洗浄水を、下かごのわん物セット部に
セットされたわん物とわん物との間を介して下かごの上
方まで到達させ、上かごに噴射することができる。した
がって、ノズルから噴射される洗浄水により、下かごに
セットされた食器だけでなく、上かごにセットされたコ
ップや湯のみまで満遍なく洗浄することができる。
【0017】特に、上かごには、コップや湯飲みなど
を、それらの開口部がわん物セット部にセットされたわ
ん物とわん物との間に臨むようにセットできるので、わ
ん物とわん物との間を介して上かごに噴射される洗浄水
により、コップ・湯のみセット部にセットされたコップ
や湯飲みを良好に洗浄することができる。請求項10記
載の発明は、上記コップ・湯のみセット部は、開口部が
下方を向くように俯きにセットされたコップや湯飲みの
裏面に水が溜まらないように所定の傾斜をつけてコップ
や湯飲みをセットできることを特徴とする請求項9記載
の食器かごである。
【0018】この構成によれば、コップや湯飲みの裏面
(湯飲みの場合は、高台)に水が溜まった状態で洗浄が
終了するのを防止できる。請求項11記載の発明は、上
記上かご(43)は、その前端が下かご(42)の前端
よりも一定量だけ後方に位置しており、下かごの前方に
左右方向に沿ってセットされるまな板と干渉しないよう
になっていることを特徴とする請求項9または10記載
の食器かごである。
【0019】この構成によれば、下かごの前方に形成さ
れたスペースにまな板を立ててセットすることができる
ので、洗浄すべき食器をより効率よく収容できる。請求
項12記載の発明のように、上記上かご(43)は、そ
の前方側の位置が後方側に比べて高くされており、上記
わん物セット部(47、48)の前方寄りにセットされ
たどんぶりと、上かごの前方側とが干渉しないようにな
っていれば、洗浄すべき食器をさらに効率よく収容でき
る。
【0020】請求項13記載の発明は、上記上かご(4
3)は、後方側の後かご(45)と、前方側の前かご
(44)とを有し、後かごに対して前かごを上方回りに
ほぼ180°回動させて(後かご上に前かごの裏面が上
方を向くように)折り畳むことができるようになってい
ることを特徴とする請求項9〜12のいずれかに記載の
食器かごである。この場合、請求項14記載の発明のよ
うに、折り畳まれた前かご(44)の裏面には、コップ
をセットするための(滑り止めを有する)コップセット
部が設けられていれば、前かごが折り畳まれた状態で
も、コップセット部にコップをセットすることができる
ので、洗浄すべき食器をより効率よく収容できる。
【0021】また、請求項15記載の発明のように、上
記前かご(44)が折り畳まれると、下かご(42)の
前方側に、調理器具(フライパンなど)をセット可能な
左右に広がる調理器具セット空間(Z)が形成されるよ
うになっていれば、食器だけでなく、フライパンや鍋な
どの調理器具も効率よく収容できる。特に、上記調理器
具セット空間は、下かごの長手方向に沿った幅広の空間
となるので、大きなフライパンや鍋などでも十分に収容
することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下には、図面を参照して、本発
明の実施形態について具体的に説明する。なお、以下の
実施形態においては、まな板、フライパンおよび鍋など
の調理器具を、便宜上、食器として説明する場合があ
る。図1は、本発明の一実施形態に係る食器洗い機1の
外観構成を示す正面図である。また、図2は、この食器
洗い機1の側面図である。
【0023】図1および図2を参照して、この食器洗い
機1は、その外形が略矩形のキャビネット2により区画
されている。このキャビネット2は、例えばその幅が約
500mm、奥行きが約280mm、高さが約490m
mに形成されている。キャビネット2の内部には、洗浄
すべき食器を収容するための洗浄タンク3が配置されて
いる(図2参照)。この洗浄タンク3の前面には、当該
洗浄タンク3内に食器を出し入れするための食器投入口
30が形成されている。食器投入口30は、鉛直方向に
対してやや上方を向いており、食器洗い機1の手前側上
方から食器投入口30を介して洗浄タンク3内に食器を
出し入れしやすくなっている。
【0024】食器投入口30は、キャビネット2に対し
て回動可能に取り付けられた2枚の扉(上扉51および
下扉52)により覆うことができるようになっている。
各扉51、52の上下方向の長さは、例えば、上扉51
が約120mm、下扉52が約225mmに形成されて
いる。すなわち、上扉51の上下方向の長さと、下扉5
2の上下方向の長さとの比は、約3.5:6.5となっ
ている。これにより、上扉51は、下扉52に対して補
助的な寸法となっていて、食器投入口30の大部分を覆
う相対的に大きい下扉52に対して、食器投入口30の
うち上記下扉52で覆いきれない部分を補助的に覆うこ
とができるようになっている。
【0025】上扉51は、その上端部を左右方向に延び
る回動軸53を中心に手前上方に回動可能となってい
る。一方、下扉52は、その下端部を左右方向に延びる
回動軸54を中心に手前下方に回動可能となっている。
本実施形態では、例えば下扉52の開閉に連動して、上
扉51も開閉するようになっている。上扉51および下
扉52を閉じた状態では、食器投入口30の手前側が覆
われて、洗浄タンク3が水密に閉じられるようになって
いる。
【0026】下扉52の上端部には、その左右方向の中
央部に、当該下扉52を開く際にユーザが把持するため
の把持部55が配置されている。本実施形態では、下扉
52が閉じた状態から開かないようにロックするための
ロック機構(図示せず)が備えられていて、把持部55
の下方(下扉52の略中央)には、下扉52のロックを
解除するためのロック解除ボタン56が配置されてい
る。この構成により、下扉52を開ける際には、ユーザ
は、ロック解除ボタン56を押して下扉52のロックを
解除した後、把持部55を掴んで手前側に引くことによ
り、下扉52を下方に回動させ、これに連動して上扉5
1を上方に回動させることができる。なお、把持部55
およびロック解除ボタン56の構成は、上記構成に限ら
ず、例えばロック解除ボタンが把持部の近傍や把持部自
体に組み込まれていて、把持部を握りつつロック解除ボ
タンを押すことにより、少ない動作で容易に下扉を開け
ることができるような構成になっていてもよい。
【0027】キャビネット2の前面下部には、当該食器
洗い機1の電源のオン/オフを切り替えるための電源ボ
タン21と、当該食器洗い機1の運転を開始させたり、
洗浄コースなどの設定を行うための操作パネル22とが
配置されている。洗浄タンク3内に食器を収容した状態
で、操作パネル22を操作して当該食器洗い機1の運転
を開始することにより、洗浄タンク3内で洗浄水が噴射
され、食器が洗浄されるようになっている。この食器洗
い機1は、例えば乾燥機能も有していて、洗浄後の食器
は、温風により乾燥されるようになっている。
【0028】図3は、食器洗い機1の内部構成を示す側
面断面図である。また、図4は、食器洗い機1の正面図
であって、一部を切り欠いて示している。図3および図
4を参照して、洗浄タンク3内には、洗浄すべき食器P
(例えば皿など)を保持するための食器かご4が配置さ
れている。食器かご4の底部には複数のころ41が取り
付けられていて、この食器かご4は、上下扉51、52
を開けた状態で食器投入口30を介して手前側に開いた
下扉52上に引き出すことができるようになっている。
【0029】洗浄タンク3の下部には、例えば食器かご
4の下方から食器Pに向けて洗浄水を噴射するための2
つのノズルアーム7が、左右に並べて配置されている。
これら2つのノズルアーム7は、共通のノズルベース1
2により、それぞれ中心線Cを中心にほぼ水平な面内で
回転自在に保持されていて、このノズルベース12の内
部を通って送られてきた洗浄水が、各ノズルアーム7に
備えられた複数のノズル8から上方に噴射されるように
なっている。ただし、ノズルアームは、2つに限らず、
例えば1つであってもよいし、3つ以上設けられていて
もよい。また、洗浄タンク3の下部だけでなく上方にも
ノズルを設けて、上方および下方の双方から洗浄水を噴
射できるような構成であってもよい。
【0030】洗浄タンク3の底面32の手前側には、洗
浄水を溜めておくための水溜め部33が、一段低く形成
されている。洗浄タンク3内には、例えば機外の給水設
備から水道水を導入することができるようになってい
て、洗浄タンク3内に導入された水道水は、水溜め部3
3を含む洗浄タンク3の下部に溜まるようになってい
る。食器の洗浄に使用する洗浄水は、例えば洗浄タンク
3内に洗剤を投入することにより、その洗剤が洗浄タン
ク3内の水道水と混ざり合って生成される。ただし、洗
剤の投入により洗浄水を生成する構成に限らず、例えば
洗浄タンク3内の水道水に所定の処理を行い、洗剤を混
入することなく水に洗浄性能を持たせることができるよ
うな構成であってもよい。
【0031】水溜め部33は、吸込管9を介して洗浄ポ
ンプ10に接続されている。そして、洗浄ポンプ10の
吐出口は、吐出管11を介してノズルベース12に接続
されている。洗浄ポンプ10はモータ13により駆動さ
れるようになっていて、このモータ13が所定方向に回
転することにより、洗浄水が水溜め部33から洗浄ポン
プ10に吸い込まれ、ノズルベース12に向けて送り出
される。ノズルベース12に送られてきた洗浄水は、各
ノズルアーム7を介して複数のノズル8から噴射される
際に、ノズルアーム7に対して反力を与える。この反力
により、各ノズルアーム7は、ノズル8から洗浄水を噴
射しつつ、中心線Cを中心に回転することとなる。
【0032】ノズルアーム7から噴射された洗浄水は再
び洗浄タンク3の下部に溜まり、洗浄ポンプ10により
吸い込まれる。このようにして、洗浄タンク3に溜めら
れた洗浄水は、食器洗い機1内で循環されて、食器Pの
洗浄に使用されるようになっている。食器Pに付着して
いる残滓は、複数のノズル8から噴射された洗浄水によ
り食器Pから分離される。水溜め部33の上方には、残
滓フィルタ6が着脱可能に配置されていて、食器Pから
分離した残滓は、この残滓フィルタ6により受け止めら
れ、水溜め部33への流入が阻止されるようになってい
る。
【0033】水溜め部33には、洗浄水を機外に排水す
るための排水管15が接続されていて、この排水管15
の途中には、モータ13により駆動される排水ポンプ1
4が設けられている。排水時には、モータ13が上記所
定方向とは反対方向に回転することにより、洗浄タンク
3内の洗浄水が水溜め部33から排水管15を通って排
水ポンプ14に吸い込まれ、機外に排出されるようにな
っている。図5は、食器かご4を右側方から見た側面図
である。
【0034】図5を参照して、この食器かご4は、例え
ば複数本の線材を用いて形成されていて、主に茶碗、汁
椀、皿などの食器を保持することができる下かご42
と、下かご42の上方に配置され、主にコップ、湯飲み
などの食器を保持することができる上かご43とを含
む。下かご42は、前枠421、後枠422および側枠
423を有する略矩形形状に形成されている。この下か
ご42は、その幅および奥行きが、洗浄タンク3内の空
間の幅および奥行きとほぼ同じ寸法に形成されていて、
図5における紙面前後方向(左右方向)に長手の形状と
なっている。複数(例えば4つ)のころ41は、下かご
42の底部の4隅に回転自在に取り付けられていて、こ
の食器かご4は、下かご42の短手方向(前後方向)に
沿って洗浄タンク3内から手前側に引出可能となってい
る。
【0035】上かご43には、前後に並べて配置され、
互いに回動可能に取り付けられた前かご44および後か
ご45が備えられている。下かご42の後枠422は上
方に向かって突出して延びており、この後枠422の途
中に、後かご45が回動可能に取り付けられている。図
6は、下かご42の平面図である。図5および図6を参
照して、下かご42は、食器の種類に応じた複数の保持
部により区分けされている。具体的には、下かご42の
右側の部分は、比較的大きな皿を保持することができる
大皿保持部46となっていて、下かご42の左側は、そ
の手前側が茶碗を保持することのできる茶碗保持部4
7、奥側が汁椀を保持することのできる汁椀保持部48
となっている。すなわち、茶碗保持部47と汁椀保持部
48とは、大皿保持部46の左側に前後に並べて配置さ
れている。
【0036】大皿保持部46には、互いに上方に向かっ
て逆ハ字状に拡がるように延びる1対のピン461が、
左右方向に複数対(例えば6対)並べて配置されてい
る。これらの隣接する1対のピン461の間に皿を挟む
ことにより、皿(主に大皿)を立てて保持することがで
きるようになっている。大皿保持部46に皿を立てて保
持した状態で、当該大皿保持部46の前後の隅などに隙
間が生じた場合には、その隙間に小皿を立てて保持する
こともできる。
【0037】茶碗保持部47には、茶碗の内面および外
面に沿うように湾曲して形成されたピン471が、左右
方向に複数(例えば7つ)並べて配置されている。これ
らの隣接するピン471の間に茶碗を挟むことにより、
図6において二点鎖線で示すように、例えば茶碗を6つ
まで横向きに立てて保持することができるようになって
いる。汁椀保持部48には、汁椀の内側に入り込むよう
に折り曲げられて形成されたピン481が、左右方向に
複数(例えば6つ)並べて配置されている。これらのピ
ン481がそれぞれ汁椀の内側に入り込むように汁椀を
横向きに立てて保持することにより、図6において二点
鎖線で示すように、例えば6つまで汁椀を保持すること
ができるようになっている。この汁椀保持部48には、
主に汁椀が保持されるが、例えばどんぶりなどの他の食
器を保持することも可能である。
【0038】下かご42の前端部には、下かご42の左
右側枠423間を長手に延びるまな板保持部49が配置
されていて、このまな板保持部49には、まな板をその
短手方向が上下方向に延びるように立てて保持すること
ができるようになっている。このまな板保持部49に
は、まな板を保持しない場合は、小皿などを立てて保持
することも可能である。また、図示していないが、例え
ば大皿保持部46の左端部(下かご42の中央やや右寄
りの位置)などには、箸やスプーンなどを収容するため
のスタンドを着脱可能に取り付けることができるように
なっていてもよい。
【0039】以上のような構成により、下かご42には
洗浄すべき食器(茶碗、汁椀、皿など)を効率よく収容
できるようになっている。食器かご4を洗浄タンク3内
に収容した状態では、例えば大皿保持部46の下方に右
側のノズルアーム7が位置し、茶碗保持部47および汁
椀保持部48の下方に左側のノズルアーム7が位置する
ようになっている。各ノズルアーム7に備えられたノズ
ル8は、ノズルアーム7の回転に伴って、それぞれ図6
において一点鎖線で示すような軌跡を描く。これによ
り、大皿保持部46に保持された食器は、主に右側のノ
ズルアーム7のノズル8から噴射される洗浄水により洗
浄され、茶碗保持部47および汁椀保持部48に保持さ
れた食器は、主に左側のノズルアーム7のノズル8から
噴射される洗浄水により洗浄されるようになっている。
【0040】本実施形態では、茶碗保持部47に1列に
並べて保持される茶碗と、汁椀保持部48に1列に並べ
て保持される汁椀とが、それぞれの縁が前後方向に沿っ
て並ばないように、左右にずらして保持されるようにな
っている。これにより、茶碗および汁椀を効率よく収容
できると共に、それぞれ1列に並べて保持される茶碗お
よび汁椀の列間に比較的大きな隙間Sを形成することが
でき、この隙間Sを介して、左側のノズルアーム7から
噴射される洗浄水を下かご42の上方まで到達させるこ
とができるようになっている。
【0041】図7は、上かご43の平面図である。ま
た、図8は、食器を保持した状態の食器かご4を右側方
から見た側面図である。上かご43は、その幅が下かご
42の茶碗保持部47および汁椀保持部47の幅とほぼ
同じになるように形成されていて、下かご42の後枠4
22の左側に取り付けられることにより、茶碗保持部4
7および汁椀保持部47の上方に位置するようになって
いる。
【0042】図5、図7および図8を参照して、前かご
44は、その両端部が後かご45に対して回動可能に取
り付けられた枠体61と、この枠体61に対して左右方
向に沿って架け渡された3本の架設バー62、63、6
4とを備えている。枠体61には、その前端部が上方に
向けて略垂直に折り曲げられることにより、折曲部61
1が形成されている。また、最も手前側の架設バー62
には、その両端部が上方に折り曲げられることにより折
曲部621が形成されると共に、例えばその架設バー6
2の延びる方向に沿ってほぼ等間隔に4つのピン622
が上方に突出して設けられている。各ピン622は、例
えば略逆U字状に形成されている。
【0043】一方、後かご45は、前かご44の枠体6
1の両端部を回動可能に支持する左右の側枠71と、こ
の左右側枠71に対して左右方向に沿って架け渡された
4本の架設バー72、73、74、75とを備えてい
る。4本の架設バー72〜75には、それぞれの両端部
が上方に折り曲げられることにより折曲部721、73
1、741、751が形成されている。また、最も手前
側の架設バー72には、例えばその架設バー72の延び
る方向に沿ってほぼ等間隔に4つのピン722が上方に
突出して設けられている。各ピン722は、例えば略逆
U字状に形成されている。
【0044】前かご44には、その手前側の2本の架設
バー62、63上に、主に湯飲みなどの食器を、その開
口部(飲み口)が下方を向くようにして保持することが
できる。前かご44には、例えば通常サイズの湯飲みを
左右方向に最大4つまで並べて保持することができ、保
持される湯飲みは、それぞれの開口部にピン622が挿
通されるように配置される。前かご44の最も後側の架
設バー64は、図5および図8に示すように、後かご4
5の左右側枠71に当接して、前かご44が下方にそれ
以上回動しないように規制する役割を果たしている。こ
の架設バー64の働きにより、前かご44は、最も下方
まで回動させた状態(図5および図8に示す状態)で、
その手前側の方が低くなるように水平方向に対して傾斜
した状態となる。この状態で前かご44上に湯飲みを載
せた場合、湯飲みには手前側に滑ろうとする力が加わる
ことになるが、枠体61の折曲部611により、手前側
に滑ろうとする湯飲みを受け止めることができるように
なっている。
【0045】架設バー62の折曲部621は、前かご4
4の左右両端部に保持される湯飲みが前かご44から左
右方向に滑り落ちないように規制する役割を果たしてい
る。また、湯飲みの開口部に挿通されるピン622は、
前かご44に湯飲みが保持された状態で、例えば引き出
されている食器かご4が洗浄タンク3側(後方側)に押
し込まれたときなどに、慣性力により湯飲みが手前側に
転げ落ちるのを防止する役割を果たしている。
【0046】後かご45は、図5および図8に示すよう
に、下かご42に設けられた支持バー424により下方
から支持されて、下方にそれ以上回動しないようになっ
ている。後かご45の左右側枠71は、4本の架設バー
72〜75のうち真ん中の2本の架設バー73、74が
それぞれ連結された位置の間で折れ曲げられて形成され
ている。これにより、後かご45を最も下方まで回動さ
せた状態(図5および図8に示す状態)では、後かご4
5の手前側の部分は、その後側の方が低くなるように水
平方向に対して傾斜した状態となり、後かご45の後側
の部分はほぼ水平となる。
【0047】後かご45には、その4本の架設バー72
〜75上に、主にコップなどの食器を、その開口部(飲
み口)が下方を向くようにして保持することができる。
後かご45には、例えば手前側の2本の架設バー72、
73上、および後側の2本の架設バー74、75上に、
それぞれ通常サイズのコップを左右方向に最大4つまで
並べて保持することができるようになっている。後かご
45上に前後に2列に並べて保持されるコップのうち、
後列のコップは、後かご45の後側を上方に向かって延
びる下かご42の後枠422により規制されて、後方に
転げ落ちないようになっている。一方、前列のコップ
は、コップの開口部に挿通されるピン722により規制
されて、後側に滑らないように保持される。
【0048】また、4本の架設バー72〜75に設けら
れた折曲部721〜751は、後かご45の左右両端部
に保持されるコップが後かご45から左右方向に滑り落
ちないように規制する役割を果たしている。本実施形態
では、2つのノズルアーム7の他に、洗浄タンク3の後
側の内面に取り付けられた固定ノズル16によっても洗
浄水を噴射することができるようになっている。この固
定ノズル16は、後かご45の後端部に対向して左右方
向に延びており、後かご45の後列に保持されたコップ
に対して、斜め下方から洗浄水を噴射することができる
ようになっている。上述のように、後かご45の後側の
部分はほぼ水平になっているので、後かご45の後列に
保持されたコップは、それらの開口部がほぼ鉛直下向き
になり、固定ノズル16からコップの開口部に向けて良
好に洗浄水を噴射することができる。
【0049】後かご45の後列に保持されたコップは、
固定ノズル16から噴射される洗浄水により十分に洗浄
することができるが、後かご45の前列に保持されたコ
ップや前かご44に保持された湯飲みに向けて固定ノズ
ル16から洗浄水を噴射しても、コップおよび湯飲みの
開口部に洗浄水が入りにくく、十分に洗浄できない。そ
こで、本実施形態では、図6において説明したように、
茶碗保持部47に並べて保持された茶碗の列と、汁椀保
持部48に並べて保持された汁椀の列との間の隙間Sを
介して、左側のノズルアーム7から噴射される洗浄水を
下かご42の上方まで到達させることにより、その洗浄
水で後かご45の前列に保持されたコップ、および前か
ご44に保持された湯飲みを洗浄できるようになってい
る。したがって、ノズルアーム7から噴射される洗浄水
により、下かご42に保持された食器だけでなく、上か
ご43に保持されたコップや湯飲みなどの食器も満遍な
く洗浄することができる。
【0050】本実施形態では、上述のように、後かご4
5の手前側の部分が、その後側の方が低くなるように傾
斜しており、前かご44が、その手前側の方が低くなる
ように傾斜しているので、後かご45の前列に保持され
たコップ、および前かご44に保持された湯飲みは、そ
れらの開口部が隙間S側を向くように、すなわち、ノズ
ルアーム7から隙間Sを介して上方に噴射される洗浄水
の噴射方向に開口部が対向するように保持される。この
構成によれば、隙間Sを介して上かご42に噴射された
洗浄水により、上かご42に保持されたコップや湯飲み
などを良好に洗浄することができる。
【0051】なお、本実施形態では、前かご44の水平
方向に対する傾斜角度が比較的大きいため、前かご44
に湯飲みを保持した方が、湯飲みの底部に通常設けられ
ている高台(環状段部)に水が溜まりにくく好適であ
る。一方、後かご45の後側の部分はほぼ水平になって
いるので、後かご45の後列に湯飲みを保持するとその
高台に水が溜まりやすい。したがって、後かご45の後
列にはコップを保持するのが好ましい。ただし、前かご
44にコップを保持することも可能であるし、後かご4
5に湯飲みを保持することも可能である。
【0052】また、本実施形態では、上かご43を上記
のような構成とすることにより、図8に示すように、茶
碗保持部47の上方に汁椀保持部48の上方よりも比較
的大きなスペースが形成されるようになっている。これ
により、茶碗保持部47には、どんぶりなどの比較的大
きな食器を保持することが可能となるので、より効率よ
く食器を収容することができる。さらに、本実施形態で
は、前かご44の前端縁が下かご42の前端縁(前枠4
21)よりも後方に位置しているので、まな板を立てて
収容するためのまな板保持部49を十分に確保すること
ができ、より効率よく食器を収容することができる。
【0053】図9は、前かご44を折り畳んだ状態の食
器かご4を右側方から見た側面図である。また、図10
は、前かご44を折り畳んだ状態の要部断面図である。
図9および図10を参照して、本実施形態では、前かご
44を後側に回動させることにより、後かご45の上方
に重ねて折り畳むことができるようになっている。前か
ご44は、折り畳まれることにより、その裏面上(架設
バー62、63上)にコップや湯飲みなどの食器を保持
することができるようになっている。
【0054】具体的には、前かご44が折り畳まれる
と、後かご45の最も手前側の架設バー72に設けられ
たピン722が、前かご44の枠体61の内側を通っ
て、前かご44の架設バー62、63よりも上方まで突
出する。この状態で、前かご44の架設バー62、63
上に例えば湯飲みを載せると、後かご45のピン722
が湯飲みの開口部に挿通され、湯飲みが後側に滑り落ち
るのを規制することができるようになっている。
【0055】このようにして、前かご44の裏面上に
は、例えば通常サイズの湯飲みを左右方向に最大4つま
で並べて保持することができるようになっている。ま
た、前かご44が折り畳まれた状態では、その枠体61
が架設バー62、63よりも上方に張り出して、架設バ
ー62、63上の左右両端部に保持される湯飲みが左右
方向に滑り落ちないように規制する役割を果たすように
なっている。ただし、この前かご44の裏面上には、湯
飲みに限らずコップを保持することも可能である。
【0056】本実施形態では、前かご44を折り畳むこ
とにより、下かご42の茶碗保持部47の上方が解放さ
れ、下かご42の前側にフライパンや鍋などの調理器具
を左右方向に沿って立てて保持することができる程度の
スペースZが形成されるようになっている。特に、上記
スペースZは、食器かご4の長手方向に沿った幅広のス
ペースとなるので、大きなフライパンや鍋などでも十分
に収容することができる。
【0057】図11は、後かご45を折り畳んだ状態の
食器かご4を右側方から見た側面図である。図11を参
照して、本実施形態では、前かご44を後かご45の上
方に重ねて折り畳んだ後、後かご45を前かご44と共
に上方に回動させることにより、上かご43を下かご4
2の後枠422に沿って折り畳むことができるようにな
っている。このように、前かご44および後かご45の
両方を折り畳むことにより、下かご42の茶碗保持部4
7および汁椀保持部48の上方が解放され、下かご42
にさらに大きな調理器具などを収容することができる。
【0058】本発明は、以上の実施形態の内容に限定さ
れるものではなく、請求項記載の範囲内において種々の
変更が可能である。例えば、食器かご4に保持される食
器の配置は、上述した配置に限られるものではない。下
かご42は、茶碗や汁椀などの食器を前後に2列に並べ
て保持する構成に限らず、例えば3列以上に並べて保持
できるような構成であってもよい。また、上かご43
は、コップや湯飲みなどの食器を前後に3列に並べて保
持する構成に限らず、例えば2列以下に並べて保持でき
るような構成であってもよいし、4列以上に並べて保持
できるような構成であってもよい。
【0059】また、上かごは、コップや湯飲みなどの食
器を、それらの開口部が下かご42の茶碗保持部47に
1列に並べて保持された茶碗と、汁椀保持部48に1列
に並べて保持された汁椀との列間の隙間Sを向くように
保持する構成に限らず、例えば、大皿保持部46と、茶
碗保持部47および汁椀保持部48との間の隙間を向く
ように保持するような構成であってもよい。前かご44
を後かご45の上方に重ねて折り畳んだ状態で、前かご
44の裏面上にコップや湯飲みなどの食器を保持する場
合、それらの食器が滑り落ちるのを規制する手段は、上
記実施形態のように前かご44の枠体61や後かご45
のピン722に限らず、例えば前かご44の裏面に別個
に設けられた規制部などであってもよい。
【0060】上記実施形態では、上扉51が下扉52に
対して補助的な寸法に形成された構成について説明した
が、本発明は、例えば上扉および下扉の上下方向の長さ
がほぼ同じ長さに形成された食器洗い機にも適用可能で
あるし、食器投入口を1枚の扉で覆うような構成の食器
洗い機にも適用可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る食器洗い機の外観構
成を示す正面図である。
【図2】この食器洗い機の側面図である。
【図3】食器洗い機の内部構成を示す側面断面図であ
る。
【図4】食器洗い機の正面図であって、一部を切り欠い
て示している。
【図5】食器かごを右側方から見た側面図である。
【図6】下かごの平面図である。
【図7】上かごの平面図である。
【図8】食器を保持した状態の食器かごを右側方から見
た側面図である。
【図9】前かごを折り畳んだ状態の食器かごを右側方か
ら見た側面図である。
【図10】前かごを折り畳んだ状態の要部断面図であ
る。
【図11】後かごを折り畳んだ状態の食器かごを右側方
から見た側面図である。
【符号の説明】
1 食器洗い機 3 洗浄タンク 4 食器かご 7 ノズルアーム 8 ノズル 16 固定ノズル 42 下かご 43 上かご 44 前かご 45 後かご 46 大皿保持部 47 茶碗保持部 48 汁椀保持部 61 枠体 62、63 架設バー 722 ピン S 隙間 Z スペース

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】洗浄タンク内に収容された食器に向けて洗
    浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる
    食器洗い機であって、 主に茶碗、汁椀などの食器を、所定の隙間を空けて保持
    することができる下かごと、 上記下かごの上方に配置され、主にコップ、湯飲みなど
    の食器を保持することができる上かごと、 上記洗浄タンクの下部に配置され、上記下かごの下方か
    ら上方に向けて洗浄水を噴射する下ノズルとを含み、 上記上かごは、コップや湯飲みなどの食器を、それらの
    開口部が上記隙間側を向くように保持できることを特徴
    とする食器洗い機。
  2. 【請求項2】上記上かごに保持されるコップや湯飲みの
    うち、それらの開口部が上記隙間側を向くように保持さ
    れる食器以外の食器に向けて洗浄水を噴射するための補
    助ノズルをさらに含むことを特徴とする請求項1記載の
    食器洗い機。
  3. 【請求項3】上記上かごは、その後端部が上記下かごの
    後端部に連結された後かごと、この後かごの前端部に回
    動可能に取り付けられた前かごとを有していて、 上記前かごは、上記後かご側に回動させて折り畳むこと
    ができるようになっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載の食器洗い機。
  4. 【請求項4】洗浄タンク内に収容された食器に向けて洗
    浄水を噴射することにより食器を洗浄することができる
    食器洗い機であって、 食器を保持するための長手のかごであって、その短手方
    向に沿って上記洗浄タンク内から手前側に引出可能な下
    かごと、 上記下かごの上方に配置され、その後端部が上記下かご
    の後端部に連結された上かごとを含み、 上記上かごは、その後端部が上記下かごの後端部に連結
    された後かごと、この後かごの前端部に回動可能に取り
    付けられ、後かご側に回動させて折り畳むことができる
    前かごとを有することを特徴とする食器洗い機。
  5. 【請求項5】上記前かごは、上記後かご側に折り畳まれ
    た状態で、その裏面上にコップや湯飲みなどの食器を保
    持することができるようになっていることを特徴とする
    請求項3または4記載の食器洗い機。
  6. 【請求項6】上記前かごの裏面上に保持される食器が滑
    り落ちないように規制するための規制部をさらに含むこ
    とを特徴とする請求項5記載の食器洗い機。
  7. 【請求項7】上記上かごの前端縁は、上記下かごの前端
    縁よりも後方に位置していることを特徴とする請求項1
    〜6のいずれかに記載の食器洗い機。
  8. 【請求項8】上記上かごと下かごとの間には、上記下か
    ごの前側に茶碗や汁椀に比べて相対的に大きなどんぶり
    などの食器を収容できる程度のスペースが形成されてい
    ることを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の食
    器洗い機。
  9. 【請求項9】横幅に比べて奥行きの寸法が短い食器洗い
    機の収容室内に配置される食器かごであって、 平面形状が横長の略長方形状の下かごと、 上記下かごの左右いずれかのほぼ半分ないし3分の1の
    領域に形成され、主に大皿をセット可能な大皿セット部
    と、 上記下かごの大皿セット部以外の残りの領域に形成さ
    れ、主に茶碗、汁椀などのわん物をセット可能なわん物
    セット部と、 上記わん物セット部の上方に配置された上かごとを備
    え、 上記上かごには、コップや湯飲みなどを、それらの開口
    部がわん物セット部にセットされたわん物とわん物との
    間に臨むようにセットするためのコップ・湯飲みセット
    部が設けられていることを特徴とする食器かご。
  10. 【請求項10】上記コップ・湯のみセット部は、開口部
    が下方を向くように俯きにセットされたコップや湯飲み
    の裏面に水が溜まらないように所定の傾斜をつけてコッ
    プや湯飲みをセットできることを特徴とする請求項9記
    載の食器かご。
  11. 【請求項11】上記上かごは、その前端が下かごの前端
    よりも一定量だけ後方に位置しており、下かごの前方に
    左右方向に沿ってセットされるまな板と干渉しないよう
    になっていることを特徴とする請求項9または10記載
    の食器かご。
  12. 【請求項12】上記上かごは、その前方側の位置が後方
    側に比べて高くされており、上記わん物セット部の前方
    寄りにセットされたどんぶりと、上かごの前方側とが干
    渉しないようになっていることを特徴とする請求項9〜
    11のいずれかに記載の食器かご。
  13. 【請求項13】上記上かごは、後方側の後かごと、前方
    側の前かごとを有し、後かごに対して前かごを上方回り
    にほぼ180°回動させて折り畳むことができるように
    なっていることを特徴とする請求項9〜12のいずれか
    に記載の食器かご。
  14. 【請求項14】折り畳まれた前かごの裏面には、コップ
    をセットするためのコップセット部が設けられているこ
    とを特徴とする請求項13記載の食器かご。
  15. 【請求項15】上記前かごが折り畳まれると、下かごの
    前方側に、調理器具をセット可能な左右に広がる調理器
    具セット空間が形成されることを特徴とする請求項13
    または14記載の食器かご。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2016030165A (ja) * 2014-07-30 2016-03-07 リンナイ株式会社 食器洗浄乾燥機
JP2021090552A (ja) * 2019-12-09 2021-06-17 リンナイ株式会社 食器洗浄機

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