JP2003325326A - 電気製品 - Google Patents
電気製品Info
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Abstract
該コードリールや搭載する制御基板を小型化することな
く製品のコンパクト性を確保する。 【解決手段】 製品の本体2と、当該本体2内に配設
し、外郭16を有し当該外郭16内部に給電用の電源コ
ード13を巻取り保持させるコードリールセット9と、
本体2内に配設し、本体2内に設けた電気部品の制御を
行う制御基板17とを有し、コ−ドリールセット9と制
御基板17とを外郭16を利用して一体化する。
Description
取り保持するコードリールを有する電気製品に関するも
のである。
製品には、一般的に、それらに使用されるヒータや電動
送風機への給電のために商用電源との接続が可能な電源
コードを備えている。更に、それらの多くは、電源コー
ドを巻き取り保持するコードリールを電気製品内部に備
え、使用時には、該コードリールから適長の電源コード
を引き出して商用電源と接続することにより所望の動作
を行う一方、非使用時には、電源コードの全長を前記コ
ードリールに巻き取らせて所定の場所に収納できるよう
にしている。
品内部の適宜箇所に固設しており、他の内部部品(制御
基板等)とリード線やコネクタ等によって接続されるの
が通常である。また、電気掃除機では、コードリールを
支持したリール基台に制御基板を一体的に取り付けて、
コードリールと制御基板の配線の煩わしさを解消し、組
み立て作業性の向上を図ったものもある(例えば、特開
平8−24182号公報参照)。
リールを電気製品内部の適宜箇所に固設した場合は、コ
ードリールは他の制御基板等と独立して設けられるのが
一般的である。このため、電気製品全体をコンパクトに
するという要請に対しては、コードリールを小さくする
か、制御基板等を小さくするしかなく、設計上の自由度
が著しく制限されるという問題がある。また、前記の電
気掃除機のような構造では、配線作業の簡便化を図るこ
とは可能であるが、リール基台を介してコードリールと
制御基板を一体化しているため、これらを一体化する作
業を要するという問題がある。さらに、例えば炊飯ジャ
ー等では、電源コードから発生する雑音を吸収するべ
く、雑音防止用コンデンサを制御基板に設けるのが一般
的であるが、前述の如くコードリールと制御基板とが離
れた位置にある場合、雑音低減の効果が薄れてしまうと
いう問題も生じる。
電気製品において、該コードリールや搭載する制御基板
を小型化することなく製品のコンパクト性を確保するこ
とを第一の目的とする。また、当該コードリールと制御
基板の一体化を簡便に行うことを第二の目的とする。さ
らに、電源コードから発生する雑音を効果的に低減する
ことを第三の目的とする。
め、本発明の電気製品は、製品の本体と、当該本体内に
配設し、外郭を有し当該外郭内部に給電用の電源コード
を巻取り保持させるコードリールセットと、前記本体内
に配設し、本体内に設けた電気部品の制御を行う制御基
板とを有し、前記コ−ドリールセットと前記制御基板と
を前記外郭を利用して一体化した構成を採用した。
容されたコードリールセットと制御基板とを、別の専用
部材を介さずに一体化しているため、コードリールセッ
トと制御基板とを別々の箇所に配設した場合に比べ製品
のコンパクト化を実現することができるとともに、配線
作業も簡便にできる。
前記制御基板とを兼用する構成にしたり、前記制御基板
と前記外郭とを所定の隙間をあけて一体化する構成にす
ることができる。前者では外郭に直接電子部品を配置し
て製品のコンパクト化を実現でき、後者では制御基板の
両面に電気部品を実装でき、基板を有効に利用すること
ができる点で好ましい。
け、当該端子と前記制御基板とを直接電気接続すると、
リード線や基板ホルダー等の部材を使用することなく配
線作業ができる点で好ましい。
ンサを配する構造は、静電容量の小さいコンデンサを使
用してもコードリールから発生する雑音を効果的に防止
することができる点で好ましい。
に従って説明する。
用いた電気製品である炊飯器1を示す。この炊飯器1
は、本体2と内鍋3と蓋体4とからなり、本体2には内
鍋3を上方から取出し可能に収容する内鍋収容凹部5が
形成されている。内鍋収容凹部5の底には内鍋3を加熱
する誘導加熱装置等の加熱装置6が配設されている。内
鍋収容凹部5の内側面には、内鍋3の外周面に圧接して
内鍋3の温度を検出する温度センサ7が取り付けられて
いる。本体2の肩部正面には操作表示パネル8が配設さ
れ、使用者が炊飯器1を外部から操作することが出来る
ようになっているとともに、当該操作表示パネル8の裏
側にそれに対応する操作基板21を本体内に設けてい
る。
との間の空間には、コードリールセット9が配接されて
いる。このコードリールセット9は、図2(a)に示す
ように、正面視が略円形状であり、その外周部の3箇所
に突起部10が設けられているとともに、正面のほぼ中
央部に給電用のタブ端子11,11が設けられている。
また右下方部に商用電源へ接続するためのプラグ12が
突出し、当該プラグ12を右下方部へ引き出すとコード
リールセット9に収容されたコード13が引き出せるよ
うになっている。
ように、前方外郭部材14と後方外郭部材15とをネジ
により締結する等の方法で外郭16を構成しており、当
該外郭16内にコード13を図示しないバネとともに巻
き取って収納した状態で保持している。ここで前方外郭
部材14は、樹脂や、アルミナ等のセラミックが使用さ
れ、前記加熱装置6や温度センサ7、操作基板21と接
続してこれらの制御を行うための制御基板17を兼ねて
いる。そして制御基板17には、制御用の電子部品18
として、IC、コンデンサ、抵抗等が適宜配置されてい
る。また制御基板17とコード13との間にマイカシー
ト等の絶縁シートを挿入して絶縁を確保している。さら
に前述のタブ端子11,11は制御基板17を貫通して
突出しており、制御基板17に設けた配線パターンと半
田付け等により電気的に接続している。
では、前方外郭部材14が制御基板17を兼用している
ため、新たに制御基板17を設けるスペースを確保する
必要がなく、製品全体をコンパクトにすることができ
る。また、タブ端子11,11と制御基板17とを直接
電気的に接続することができるため、配線作業の簡便化
も図ることができる。
セット9の概略断面図である。この第2実施形態が第1
実施形態と異なる点は、前方外郭部材14と制御基板1
7とを別体とし、これらを前方外郭部材14の中央部に
設けたネジ止め部19によってネジ止めして一体化して
いる点にある。前方外郭部材14と制御基板17との間
には所定の隙間L(図4参照)を設けている。その他の
構造や、電気製品への設置については第1の実施形態と
同様であるので説明を省略する。
では、前記第1実施形態におけるメリットに加え、前方
外郭部材14と制御基板17とを所定の隙間Lを設けて
一体化しているため、制御基板17の裏面にも電子部品
18を搭載することができ、制御基板17への電子部品
18の実装効率を向上することができる。
8として、雑音防止用コンデンサ20を設けることもで
きる。このように雑音防止用コンデンサ20をコードリ
ールセット9の近傍に設けると、従来より容量の小さい
雑音防止用コンデンサ20でもコード13から発生する
雑音を効果的に低減することができるというメリットが
ある。
実施形態に限定されるものではなく、例えば電気製品へ
の設置構造として、炊飯器1の底体に水平に設けること
も可能である。
のコードリールセットを有する電気製品では、コードリ
ールと、当該電気部品の駆動、停止等を制御する回路部
品を有する制御基板を有し、前記コードリールと前記制
御基板とを、前記コードリールの一部を利用して一体化
したので、製品のコンパクト化を実現することができる
とともに、配線作業も簡便にできるという効果がある。
えた炊飯器の概略図である。
である。
である。
分破断側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 製品の本体と、当該本体内に配設し、外
郭を有し当該外郭内部に給電用の電源コードを巻取り保
持させるコードリールセットと、前記本体内に配設し、
本体内に設けた電気部品の制御を行う制御基板とを有
し、前記コ−ドリールセットと前記制御基板とを前記外
郭を利用して一体化したことを特徴とする電気製品。 - 【請求項2】 前記外郭と前記制御基板とを兼用したこ
とを特徴とする請求項1に記載の電気製品。 - 【請求項3】 前記制御基板を、前記外郭と所定の隙間
を空けて一体化したことを特徴とする請求項1に記載の
電気製品。 - 【請求項4】 前記外郭に電源供給用の端子を設け、当
該端子と前記制御基板とを直接電気接続したことを特徴
とする請求項1から3のいずれかに記載の電気製品。 - 【請求項5】 前記制御基板に雑音防止用コンデンサを
配したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記
載の電気製品。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142747A JP3962629B2 (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 電気製品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002142747A JP3962629B2 (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 電気製品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003325326A true JP2003325326A (ja) | 2003-11-18 |
JP3962629B2 JP3962629B2 (ja) | 2007-08-22 |
Family
ID=29702941
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002142747A Expired - Lifetime JP3962629B2 (ja) | 2002-05-17 | 2002-05-17 | 電気製品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3962629B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018158047A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 炊飯器 |
-
2002
- 2002-05-17 JP JP2002142747A patent/JP3962629B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018158047A (ja) * | 2017-03-23 | 2018-10-11 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 炊飯器 |
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JP3962629B2 (ja) | 2007-08-22 |
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