JP2003324778A - 建物管理システム - Google Patents

建物管理システム

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JP2003324778A
JP2003324778A JP2002132869A JP2002132869A JP2003324778A JP 2003324778 A JP2003324778 A JP 2003324778A JP 2002132869 A JP2002132869 A JP 2002132869A JP 2002132869 A JP2002132869 A JP 2002132869A JP 2003324778 A JP2003324778 A JP 2003324778A
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matrix
monitoring device
cooperation
function
building
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Toshihiro Koide
俊弘 小出
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 システム構築を容易にし、効率的かつ柔軟な
運用を可能にする。 【解決手段】 建物管理システムは、通信網で互いに接
続された複数の監視装置1により少なくとも1棟の建物
の設備管理を行う。各監視装置1は、自装置を含む複数
の監視装置の位置と権限とを定義した連携マトリクスを
生成する連携マトリクス生成手段と、生成された連携マ
トリクスを記憶する記憶手段と、この記憶手段に格納さ
れた連携マトリクスで定義された自装置の権限に応じて
設備管理を行う制御手段とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信網で互いに接
続された複数の監視装置により少なくとも1棟の建物の
設備管理を行う建物管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、建物等の施設の空調、防犯、照明
等の各設備を監視管理する建物管理システムでは、図6
に示すように、各設備機器21にコントローラ22を接
続し、コントローラ22から各設備機器21へ指示を出
すようにしている。また、この建物管理システムは、各
コントローラ22で収集した情報を一括で管理する上位
コントローラ23と、上位コントローラ23からデータ
を収集して画面上に表示し、設備機器の設定変更等のオ
ペレーションを行う中央監視装置24とを有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の建
物管理システムは、階層化されたシステム構成をとって
いた。しかしながら、このような建物管理システムは、
信頼性の向上を図るために、例えば通信回線を二重化す
るなどの対応が必要となり、コストが高くなるという問
題点があった。また、設計や点検、保守等のエンジニア
リング作業においても、階層化されたシステム構成のた
めに手間がかかり、作業の効率化のためにはエンジニア
リングツールの開発等が必要となり、コストと手間がか
かるという問題点があった。また、従来の建物管理シス
テムは、システム構成に柔軟性がなく、構成の変更に手
間がかかるという問題点があった。
【0004】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、システム構築を容易に、かつ安価に行うこ
とができ、効率的かつ柔軟な運用を可能とする建物管理
システムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、通信網で互い
に接続された複数の監視装置により少なくとも1棟の建
物の設備管理を行う建物管理システムであって、各監視
装置は、自装置を含む前記複数の監視装置の位置と権限
とを定義した連携マトリクスを生成する連携マトリクス
生成手段と、生成された連携マトリクスを記憶する記憶
手段と、この記憶手段に格納された連携マトリクスで定
義された自装置の権限に応じて前記設備管理を行う制御
手段とを有するものである。また、本発明の建物管理シ
ステムの1構成例において、前記連携マトリクス生成手
段は、各監視装置の権限をマネジメントフラグにより定
義し、前記マネジメントフラグは、1棟の建物を統括す
るビル統括監視装置に対して設定されるビル統括フラグ
と、複数の建物を統括する群管理監視装置に対して設定
される群管理フラグと、前記群管理監視装置のバックア
ップ用の監視装置に対して設定されるバックアップ群管
理フラグとからなるものである。また、本発明の建物管
理システムの1構成例において、各監視装置は、自装置
の記憶手段に格納された前記連携マトリクスに変更が生
じたとき、変更後の連携マトリクスを含む連携マトリク
スメッセージを他の監視装置に送信する連携マトリクス
送信手段を有し、前記連携マトリクス生成手段は、管理
者からの設定又は他の監視装置から送信された連携マト
リクスメッセージに応じて、自装置の記憶手段に格納す
る前記連携マトリクスを生成又は変更するものである。
また、本発明の建物管理システムの1構成例において、
各監視装置は、自装置を含む前記複数の監視装置の機能
を定義した機能マトリクスを生成して前記記憶手段に格
納する機能マトリクス生成手段を有し、前記制御手段
は、前記記憶手段に格納された機能マトリクスで定義さ
れた自装置の機能に応じて前記設備管理を行うものであ
る。また、本発明の建物管理システムの1構成例におい
て、各監視装置は、自装置の記憶手段に格納された前記
機能マトリクスに変更が生じたとき、変更後の機能マト
リクスを含む機能マトリクスメッセージを他の監視装置
に送信する機能マトリクス送信手段を有し、前記機能マ
トリクス生成手段は、管理者からの設定又は他の監視装
置から送信された機能マトリクスメッセージに応じて、
自装置の記憶手段に格納する前記機能マトリクスを生成
又は変更するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。図1は本発明の実施
の形態となる建物管理システムの構成を示すブロック図
である。本実施の形態の建物管理システムは、建物内の
設備機器とそのコントローラを監視する監視装置1と、
監視装置1に接続された携帯電話機やパーソナルコンピ
ュータ、PDA等の端末装置2と、監視装置1の監視下
にあるコントローラ3と、コントローラ3によって制御
・管理される、空調設備や熱源設備、受変電設備、照明
設備、衛生設備、防災設備、防犯設備、CCTV設備、
搬送設備等の設備機器4と、インターネット5と、イン
トラネット6と、受注・販売管理や在庫管理、生産管理
等を行う情報システム(Enterprise Resource Plannin
g:ERP )7と、修繕・保繕費や賃貸借費等を管理する
情報システム(Computer Aided Facility Management:
CAFM)8とを有している。
【0007】各監視装置1は、コントローラ3とのイン
タフェースとなるインターワーク・モジュール10と、
他の監視装置1やインターネット5、イントラネット6
及び情報システム7,8とのインタフェースとなるネッ
トワーク・モジュール11と、データベース12を記憶
する記憶手段となるメモリ13と、監視装置全体を制御
するプロセッサ14とから構成される。各監視装置1は
コンピュータで実現することができる。ネットワーク・
モジュール11は、通信相手と常時接続で高速通信を行
っている。
【0008】プロセッサ14は、記憶管理や入出力管理
など基本的な機能を提供する基本機能モジュール15
と、コントローラ3及び設備機器4の監視、監視下のコ
ントローラ3及び設備機器4の操作、監視下のコントロ
ーラ3及び設備機器4からのデータ収集と蓄積、収集し
たデータの変換、収集したデータの表示・印刷、建物の
ライフサイクルコストを蓄積するLCM(Life Cycle M
anagement )等の機能を提供するアプリケーションモジ
ュール16と、時計機能を提供するカレンダモジュール
17と、メモリアクセスを司るデータハンドリングモジ
ュール18とを有している。
【0009】プロセッサ14は、連携マトリクスを生成
する連携マトリクス生成手段、機能マトリクスを生成す
る機能マトリクス生成手段、および連携マトリクスで定
義された自装置の権限と機能マトリクスで定義された自
装置の機能に応じて設備管理を行う制御手段となる。ま
た、ネットワークモジュール11とプロセッサ14は、
連携マトリクスに変更が生じたときに他の監視装置1に
メッセージを送信する連携マトリクス送信手段、および
機能マトリクスに変更が生じたときに他の監視装置1に
メッセージを送信する機能マトリクス送信手段となる。
【0010】本実施の形態の建物管理システムは、階層
のないフラットなシステム構成を採用し、協調管理や群
管理、冗長化対応などシステム形態にとらわれずに、共
通のアーキテクチャでシステム構築を可能とすることを
特徴とする。これにより、本実施の形態では、システム
構築が容易となり、効率的でかつ柔軟な運用が可能とな
る。
【0011】各監視装置1には、この監視装置1が設置
された部屋を表すR(ルーム)コードと、同一室内に複
数の監視装置1が設置されている場合に各監視装置を識
別するためのNコードと、監視装置1が設置された建物
を表すB(ビル)コードと、この建物が建設された地域
を表すA(エリア)コードとをA−B−R−Nというよ
うに並べたポジションコードが付与される。本実施の形
態では、A,B,Nの各コードを2桁の数字、Rコード
を3桁の数字としている。なお、同一室内に監視装置1
が1台しかない場合はNコードは省略される。
【0012】各監視装置1のプロセッサ14は、端末装
置2から入力された設定と他の監視装置1から送信され
たメッセージに基づいて、自装置を含む各監視装置1の
位置と権限とを定義した連携マトリクスを生成すると共
に、各監視装置1とその監視下にあるコントローラ3及
び設備機器4の状態と、各監視装置1の機能とを定義し
た機能マトリクスを生成し、生成した連携マトリクスと
機能マトリクスを自装置1のデータベース12に格納す
る。
【0013】図2、図3は連携マトリクスと機能マトリ
クスの1例を示す図である。連携マトリクスは、監視装
置1の権限を示すマネジメントフラグを監視装置1毎
(ポジションコード毎)に設定したものであり、機能マ
トリクスは、監視装置1とその監視下にあるコントロー
ラ3及び設備機器4の状態を示す状態情報と、監視装置
1の機能を示す機能設定情報とを監視装置1毎(ポジシ
ョンコード毎)に設定したものである。
【0014】連携マトリクスのマネジメントフラグとし
ては、例えばビル統括フラグ、群管理フラグ、バックア
ップ群管理フラグの3種類がある。以下、ビル統括フラ
グが設定された監視装置1をビル統括監視装置1、群管
理フラグが設定された監視装置1を群管理監視装置1、
バックアップ群管理フラグが設定された監視装置1をバ
ックアップ群管理監視装置1と呼ぶ。
【0015】ビル統括監視装置1は、このビル統括監視
装置1と同じBコードを有する同一建物内の各監視装置
1からのデータを収集して一括管理する機能や、収集し
たデータを表示・印刷する機能、同一建物内の各監視装
置1に対して制御指令を与える機能を有し、またこれら
の監視装置1の連携マトリクス又は機能マトリクスを変
更・追加する権限を有する。
【0016】群管理監視装置1は、群管理のセンタとし
て機能し、この群管理監視装置1と同じAコードを有す
る同一地域内の各監視装置1からのデータを収集して一
括管理する機能や、収集したデータを表示・印刷する機
能、同一地域内の各監視装置1に対して制御指令を与え
る機能を有し、またこれらの監視装置1の連携マトリク
ス又は機能マトリクスを変更・追加する権限を有する。
バックアップ群管理監視装置1は、群管理のサブセンタ
として機能し、このバックアップ群管理監視装置1と同
じ地域内の群管理監視装置1のバックアップ用の機能を
有する。
【0017】機能マトリクスの状態情報が示す状態とし
ては、例えば正常、機能障害有り、機能停止の3種類が
ある。機能マトリクスの機能設定情報が示す監視装置1
の機能としては、コントローラ3及び設備機器4の監
視、監視下のコントローラ3及び設備機器4の操作、監
視下のコントローラ3及び設備機器4に対する制御指
令、監視下のコントローラ3及び設備機器4からのデー
タ収集と蓄積、収集したデータの変換、収集したデータ
の表示・印刷、建物のライフサイクルコストを蓄積する
LCM等がある。各監視装置1のプロセッサ14は、自
装置のデータベース12に設定された自装置の機能設定
情報を基に、自装置が実行すべき機能又は自装置が提供
可能な機能を判断する。
【0018】次に、各監視装置1のプロセッサ14は、
自装置1のデータベース12に格納されている連携マト
リクスに基づいて、各監視装置1の相互位置関係と権限
とを視覚化した連携マトリクス画面を作成し、作成した
連携マトリクス画面を自装置に接続された端末装置2に
送って表示させる。これにより、端末装置2に図4に示
すような連携マトリクス画面が表示される。
【0019】図4の例では、縦軸にBコードをとり、横
軸にRコードをとったB−R平面上の対応する位置に、
監視装置1を表すBuPEマークMが表示される。例え
ば、図2の連携マトリクスによれば、ポジションコード
01−01−001の監視装置1が存在するので、Bコ
ードが01、Rコードが001の位置にBuPEマーク
Mが表示される。
【0020】また、Bコードが02、Rコードが001
の位置には、ポジションコード01−02−001−0
1と01−02−001−02の2台の監視装置1が存
在するので、2つのBuPEマークMが重ねて表示され
る。
【0021】連携マトリクスにおいて、監視装置1にビ
ル統括フラグが設定されている場合には、この監視装置
1のBuPEマークMにビル統括フラグマークMmを付
加して表示する。例えば、図2の連携マトリクスによれ
ば、ポジションコード01−01−002の監視装置1
にビル統括フラグが設定されているので、Bコードが0
1、Rコードが002のBuPEマークMにビル統括フ
ラグマークMmを付加して表示する。
【0022】また、図3の連携マトリクスによれば、ポ
ジションコード02−05−002と02−05−00
3の2台の監視装置1にビル統括フラグが設定されてい
るので、Bコードが05、Rコードが002のBuPE
マークMとBコードが05、Rコードが003のBuP
EマークMにビル統括フラグマークMmを付加して表示
する。これは、ポジションコード02−05−002と
02−05−003の2台の監視装置1が、同一建物内
において2重化構成を採っていることを示している。
【0023】また、連携マトリクスにおいて、監視装置
1に群管理フラグが設定されている場合には、この監視
装置1のBuPEマークMに群管理フラグマークMgを
付加して表示する。例えば、図2の連携マトリクスによ
れば、ポジションコード01−02−006の監視装置
1に群管理フラグが設定されているので、Bコードが0
2、Rコードが006のBuPEマークMに群管理フラ
グマークMgを付加して表示する。
【0024】また、連携マトリクスにおいて、監視装置
1にバックアップ群管理フラグが設定されている場合に
は、この監視装置1のBuPEマークMにバックアップ
群管理フラグマークMbを付加して表示する。例えば、
図2の連携マトリクスによれば、ポジションコード01
−03−002の監視装置1にバックアップ群管理フラ
グが設定されているので、Bコードが03、Rコードが
002のBuPEマークMにバックアップ群管理フラグ
マークMbを付加して表示する。以上のように、管理者
は、端末装置2に表示された連携マトリクス画面を見
て、各監視装置1の相互位置関係と権限とを確認するこ
とができる。
【0025】次に、連携マトリクス又は機能マトリクス
を変更・追加する場合の動作を図5を用いて説明する。
管理者は、端末装置2を操作して、連携マトリクス画面
上の所望のBuPEマークMを選択する。端末装置2と
接続された監視装置1のプロセッサ14は、連携マトリ
クス画面上でBuPEマークMが選択されると(図5ス
テップ101においてYES)、このBuPEマークM
に対応する監視装置1の連携マトリクス及び機能マトリ
クスをデータベース12から取得し、取得した連携マト
リクス及び機能マトリクスを端末装置2に送って表示さ
せる(ステップ102)。
【0026】こうして、管理者は、監視装置1の連携マ
トリクス及び機能マトリクスを閲覧することが可能であ
る。このとき、複数のBuPEマークMが選択されれ
ば、選択されたBuPEマークMに対応する複数の監視
装置1の連携マトリクス及び機能マトリクスが表示され
る。複数の監視装置1の連携マトリクス及び機能マトリ
クスを閲覧することで、同一建物内や同一地域内で監視
装置1の権限や機能が重複していないか確認することが
でき、権限や機能の最適化を図ることができる。
【0027】次に、監視装置1は、自装置の連携マトリ
クス及び機能マトリクスを変更・追加する権限を有す
る。管理者は、端末装置2を操作して、この端末装置2
と接続された監視装置1の連携マトリクス及び機能マト
リクスを表示させ(ステップ101,102)、表示さ
れた連携マトリクス又は機能マトリクスを端末装置2の
画面上で書き換える。
【0028】監視装置1のプロセッサ14は、端末装置
2で連携マトリクス又は機能マトリクスの設定変更が生
じると(ステップ103においてYES)、自装置のデ
ータベース12に格納している自装置の連携マトリクス
又は機能マトリクスを端末装置2の指示に従って書き換
える(ステップ104)。
【0029】そして、プロセッサ14は、送信元ポジシ
ョンコード(自装置のコード)と変更対象の監視装置1
のポジションコード(自装置のコード)と変更後の連携
マトリクス又は機能マトリクスとを含むメッセージを、
ネットワークモジュール11を通じて他の全ての監視装
置1に送信する(ステップ105)。
【0030】他の監視装置1のプロセッサ14は、連携
マトリクスメッセージ又は機能マトリクスメッセージを
受信すると、このメッセージ中の変更対象ポジションコ
ードに対応する連携マトリクス又は機能マトリクスを変
更する権限が送信元ポジションコードの監視装置1にあ
るかどうか判定する。プロセッサ14は、送信元ポジシ
ョンコードと変更対象ポジションコードが同一の場合、
送信元ポジションコードの監視装置1に変更の権限があ
ると判断する。そして、プロセッサ14は、自装置のデ
ータベース12に格納されているマトリクスのうち、受
信したメッセージ中の変更対象ポジションコードに対応
する連携マトリクス又は機能マトリクスを、受信したメ
ッセージに含まれる変更後の連携マトリクス又は機能マ
トリクスに更新する(ステップ106)。
【0031】こうして、1台の監視装置1の連携マトリ
クス又は機能マトリクスの変更に応じて、システム内の
各監視装置1の連携マトリクス又は機能マトリクスをダ
イナミックに変更処理することができ、他の監視装置1
からも連携マトリクス又は機能マトリクスの設定変更を
確認することができる。
【0032】なお、ここでは、端末装置2から設定変更
があった場合について説明しているが、監視装置1又は
その監視下にあるコントローラ3若しくは設備機器4に
状態変化が生じた場合にも、同様にして変更が行われ
る。すなわち、監視装置1のプロセッサ14は、自装
置、監視下のコントローラ3又は設備機器4に状態変
化、例えば機能障害が発生すると(ステップ103にお
いてYES)、データベース12に格納している自装置
の機能マトリクスの状態情報を機能障害有りの状態に書
き換え(ステップ104)、前述と同様に変更後の機能
マトリクスを含む機能マトリクスメッセージを他の監視
装置1に送信する(ステップ105)。他の監視装置1
のプロセッサ14は、前述と同様に機能マトリクスを更
新する(ステップ106)。
【0033】また、監視装置1を新たに設置した場合も
同様にして連携マトリクス及び機能マトリクスを追加す
ることができる。本実施の形態では、新規に監視装置1
が接続された場合、そのネットワーク(系、グループ)
にデフォルトで受け入れることを原則とする。デフォル
トとは、コントローラ3及び設備機器4の監視・操作が
可能で、アラームをビル統括監視装置1に転送可能な状
態を意味する。管理者は、新たに設置した監視装置1に
接続された端末装置2を操作して、この監視装置1の連
携マトリクス及び機能マトリクスを設定する。監視装置
1のプロセッサ14は、端末装置2から連携マトリクス
及び機能マトリクスが設定されると(ステップ103に
おいてYES)、自装置のポジションコードと端末装置
2で設定された連携マトリクスと機能マトリクスとを対
応付けて、自装置のデータベース12に登録する(ステ
ップ104)。こうして、新たに設置された監視装置1
で、連携マトリクス及び機能マトリクスが生成されたこ
とになる。
【0034】そして、新たに設置された監視装置1のプ
ロセッサ14は、送信元ポジションコード(自装置のコ
ード)と追加された監視装置1のポジションコード(自
装置のコード)と自装置の連携マトリクス及び機能マト
リクスとを含むメッセージを、他の全ての監視装置1に
送信する(ステップ105)。
【0035】他の監視装置1のプロセッサ14は、メッ
セージを受信すると、送信元ポジションコードの監視装
置1に追加の権限があるかどうか判定する。プロセッサ
14は、送信元ポジションコードと変更対象ポジション
コードが同一の場合、送信元ポジションコードの監視装
置1に追加の権限があると判断する。そして、プロセッ
サ14は、受信したメッセージに含まれる追加されたポ
ジションコードと追加された連携マトリクスと追加され
た機能マトリクスとを対応付けて、自装置のデータベー
ス12に追加登録する(ステップ106)。
【0036】次に、ビル統括監視装置1は、同じBコー
ドを有する同一建物内の各監視装置1の連携マトリクス
及び機能マトリクスを変更・追加する権限を有する。管
理者は、ビル統括監視装置1に接続された端末装置2を
操作して、建物内の所望の監視装置1の連携マトリクス
及び機能マトリクスを表示させ(ステップ101,10
2)、表示された連携マトリクス又は機能マトリクスを
端末装置2の画面上で書き換える。
【0037】ビル統括監視装置1のプロセッサ14は、
端末装置2で連携マトリクス又は機能マトリクスの設定
変更が生じると(ステップ103においてYES)、自
装置のデータベース12に格納しているマトリクスのう
ち、端末装置2で選択された監視装置1の連携マトリク
ス又は機能マトリクスを端末装置2の指示に従って書き
換える(ステップ104)。
【0038】そして、ビル統括監視装置1のプロセッサ
14は、送信元ポジションコード(自装置のコード)と
変更対象の監視装置1のポジションコードと変更後の連
携マトリクス又は機能マトリクスとを含むメッセージ
を、他の全ての監視装置1に送信する(ステップ10
5)。
【0039】他の監視装置1のプロセッサ14は、連携
マトリクスメッセージ又は機能マトリクスメッセージを
受信すると、送信元ポジションコードの監視装置1に変
更の権限があるかどうか判定する。プロセッサ14は、
送信元ポジションコードと変更対象ポジションコードの
2台の監視装置1が同一建物内にあって、かつ自装置の
データベース12上において送信元ポジションコードの
監視装置1にビル統括フラグが設定されている場合、送
信元ポジションコードの監視装置1に変更の権限がある
と判断する。そして、プロセッサ14は、自装置のデー
タベース12に格納されているマトリクスのうち、受信
したメッセージ中の変更対象ポジションコードに対応す
る連携マトリクス又は機能マトリクスを、受信したメッ
セージに含まれる変更後の連携マトリクス又は機能マト
リクスに更新する(ステップ106)。
【0040】次に、群管理監視装置1は、同じAコード
を有する同一地域内の各監視装置1の連携マトリクス又
は機能マトリクスを変更・追加する権限を有する。管理
者は、群管理監視装置1に接続された端末装置2を操作
して、同一地域内の所望の監視装置1の連携マトリクス
及び機能マトリクスを表示させ(ステップ101,10
2)、表示された連携マトリクス又は機能マトリクスを
端末装置2の画面上で書き換える。
【0041】ステップ103〜105の処理はビル統括
監視装置1から変更を行う場合と同様である。他の監視
装置1のプロセッサ14は、連携マトリクスメッセージ
又は機能マトリクスメッセージを受信すると、送信元ポ
ジションコードの監視装置1に変更の権限があるかどう
か判定する。プロセッサ14は、送信元ポジションコー
ドと変更対象ポジションコードの2台の監視装置1が同
一地域内にあって、かつ自装置のデータベース12上に
おいて送信元ポジションコードの監視装置1に群管理フ
ラグが設定されている場合、送信元ポジションコードの
監視装置1に変更の権限があると判断する。そして、プ
ロセッサ14は、自装置のデータベース12に格納され
ているマトリクスのうち、受信したメッセージ中の変更
対象ポジションコードに対応する連携マトリクス又は機
能マトリクスを、受信したメッセージに含まれる変更後
の連携マトリクス又は機能マトリクスに更新する(ステ
ップ106)。
【0042】次に、同一地域内に監視装置1を新たに設
置した場合も同様にして連携マトリクス及び機能マトリ
クスを追加することができる。管理者は、群管理監視装
置1に接続された端末装置2を操作して、新たに設置し
た監視装置1の連携マトリクス及び機能マトリクスを設
定する。ステップ103〜105の処理はビル統括監視
装置1から追加を行う場合と同様である。
【0043】他の監視装置1のプロセッサ14は、メッ
セージを受信すると、送信元ポジションコードの監視装
置1に追加の権限があるかどうか判定する。プロセッサ
14は、送信元ポジションコードの監視装置1に追加の
権限があると判断した場合、受信したメッセージに含ま
れる追加されたポジションコードと追加された連携マト
リクスと追加された機能マトリクスとを対応付けて、自
装置のデータベース12に追加登録する(ステップ10
6)。
【0044】バックアップ群管理監視装置1の機能マト
リクスには、群管理監視装置1と同様の機能設定情報が
あらかじめ設定されており、群管理監視装置1のバック
アップ用の機能を有し、群管理監視装置1に障害が発生
したときに、群管理監視装置1の機能と権限を引き継ぐ
ことができる。群管理監視装置1の機能と権限を引き継
ぐには、バックアップ群管理監視装置1の連携マトリク
スに群管理フラグを設定すればよい。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、各監視装置に、自装置
を含む複数の監視装置の位置と権限とを定義した連携マ
トリクスを生成する連携マトリクス生成手段と、生成さ
れた連携マトリクスを記憶する記憶手段とを設けること
により、各監視装置は、システム内での自装置の位置付
けを明確に認識することができ、自装置の権限に応じて
設備管理を行うことができる。その結果、協調管理や群
管理、冗長化対応などシステム形態にとらわれずに、共
通のアーキテクチャで階層のないフラットなシステムを
容易に、かつ安価に構築することができる。また、シス
テム構成を階層化しないので、階層間を接続するゲート
ウェイ機器等が不要となり、システムの設置コストを低
減することができる。また、連携マトリクスを変更する
ことで、監視装置の権限を容易に変更することができる
ので、柔軟な運用が可能となる。さらに、連携マトリク
スを確認することで、同一建物内や同一地域内で監視装
置の権限が重複していないか確認することができ、権限
の最適化を図って効率的な運用が可能となる。
【0046】また、各監視装置の権限をマネジメントフ
ラグにより定義することにより、限定されたバックアッ
プシステムではなく、柔軟なバックアップ形態がとれ、
バックアップ群管理フラグを設定することで、監視装置
に群管理監視装置のバックアップをさせることができる
ので、信頼性の高い、柔軟なシステム構築が可能とな
る。
【0047】また、各監視装置に、自装置の記憶手段に
格納された連携マトリクスに変更が生じたとき、変更後
の連携マトリクスを含む連携マトリクスメッセージを他
の監視装置に送信する連携マトリクス送信手段を設け、
連携マトリクス生成手段が、管理者からの設定又は他の
監視装置から送信された連携マトリクスメッセージに応
じて、自装置の記憶手段に格納する連携マトリクスを生
成又は変更するようにしたことにより、1台の監視装置
の連携マトリクスの生成又は変更に応じて、システム内
の各監視装置の連携マトリクスをダイナミックに変更処
理することができ、他の監視装置からも連携マトリクス
の設定変更を確認することができる。
【0048】また、各監視装置に、自装置を含む複数の
監視装置の機能を定義した機能マトリクスを生成して記
憶手段に格納する機能マトリクス生成手段を設けること
により、各監視装置は、自装置の機能を明確に認識する
ことができ、自装置の機能に応じて設備管理を行うこと
ができる。また、機能マトリクスを変更することで、監
視装置の機能を容易に変更することができるので、柔軟
な運用が可能となる。さらに、機能マトリクスを確認す
ることで、同一建物内や同一地域内で監視装置の機能が
重複していないか確認することができ、機能の最適化を
図って効率的な運用が可能となる。
【0049】また、各監視装置に、自装置の記憶手段に
格納された機能マトリクスに変更が生じたとき、変更後
の機能マトリクスを含む機能マトリクスメッセージを他
の監視装置に送信する機能マトリクス送信手段を設け、
機能マトリクス生成手段が、管理者からの設定又は他の
監視装置から送信された機能マトリクスメッセージに応
じて、自装置の記憶手段に格納する機能マトリクスを生
成又は変更するようにしたことにより、1台の監視装置
の機能マトリクスの生成又は変更に応じて、システム内
の各監視装置の機能マトリクスをダイナミックに変更処
理することができ、他の監視装置からも機能マトリクス
の設定変更を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態となる建物管理システム
の構成を示すブロック図である。
【図2】 本発明の実施の形態における連携マトリクス
と機能マトリクスの1例を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態における連携マトリクス
と機能マトリクスの1例を示す図である。
【図4】 本発明の実施の形態における連携マトリクス
画面の1例を示す図である。
【図5】 機能マトリクスを変更・追加する場合の動作
を示すフローチャート図である。
【図6】 従来の建物管理システムの構成を示すブロッ
ク図である。
【符号の説明】
1…監視装置、2…端末装置、3…コントローラ、4…
設備機器、5…インターネット、6…イントラネット、
7、8…情報システム、10…インターワーク・モジュ
ール、11…ネットワーク・モジュール、12…データ
ベース、13…メモリ、14…プロセッサ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網で互いに接続された複数の監視装
    置により少なくとも1棟の建物の設備管理を行う建物管
    理システムであって、 各監視装置は、自装置を含む前記複数の監視装置の位置
    と権限とを定義した連携マトリクスを生成する連携マト
    リクス生成手段と、 生成された連携マトリクスを記憶する記憶手段と、 この記憶手段に格納された連携マトリクスで定義された
    自装置の権限に応じて前記設備管理を行う制御手段とを
    有することを特徴とする建物管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建物管理システムにおい
    て、 前記連携マトリクス生成手段は、各監視装置の権限をマ
    ネジメントフラグにより定義し、 前記マネジメントフラグは、1棟の建物を統括するビル
    統括監視装置に対して設定されるビル統括フラグと、複
    数の建物を統括する群管理監視装置に対して設定される
    群管理フラグと、前記群管理監視装置のバックアップ用
    の監視装置に対して設定されるバックアップ群管理フラ
    グとからなることを特徴とする建物管理システム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の建物管理システムにおい
    て、 各監視装置は、自装置の記憶手段に格納された前記連携
    マトリクスに変更が生じたとき、変更後の連携マトリク
    スを含む連携マトリクスメッセージを他の監視装置に送
    信する連携マトリクス送信手段を有し、 前記連携マトリクス生成手段は、管理者からの設定又は
    他の監視装置から送信された連携マトリクスメッセージ
    に応じて、自装置の記憶手段に格納する前記連携マトリ
    クスを生成又は変更することを特徴とする建物管理シス
    テム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の建物管理システムにおい
    て、 各監視装置は、自装置を含む前記複数の監視装置の機能
    を定義した機能マトリクスを生成して前記記憶手段に格
    納する機能マトリクス生成手段を有し、 前記制御手段は、前記記憶手段に格納された機能マトリ
    クスで定義された自装置の機能に応じて前記設備管理を
    行うことを特徴とする建物管理システム。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の建物管理システムにおい
    て、 各監視装置は、自装置の記憶手段に格納された前記機能
    マトリクスに変更が生じたとき、変更後の機能マトリク
    スを含む機能マトリクスメッセージを他の監視装置に送
    信する機能マトリクス送信手段を有し、 前記機能マトリクス生成手段は、管理者からの設定又は
    他の監視装置から送信された機能マトリクスメッセージ
    に応じて、自装置の記憶手段に格納する前記機能マトリ
    クスを生成又は変更することを特徴とする建物管理シス
    テム。
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