JP2003323090A - 画像形成装置、その制御方法、及びカートリッジ - Google Patents

画像形成装置、その制御方法、及びカートリッジ

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JP2003323090A
JP2003323090A JP2002278117A JP2002278117A JP2003323090A JP 2003323090 A JP2003323090 A JP 2003323090A JP 2002278117 A JP2002278117 A JP 2002278117A JP 2002278117 A JP2002278117 A JP 2002278117A JP 2003323090 A JP2003323090 A JP 2003323090A
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文朗 野口
Atsushi Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】像担持体の寿命を正確に把握できる画像形成装
置を提供すること。 【解決手段】 画像形成動作が開始されると、制御部は
現像ローラを感光ドラムに当接させるよう制御信号を送
信する。現像ローラ当接時間検知部11はこの制御信号
を感知し、現像ローラの当接時間カウントを開始する
(S12)。静電潜像の現像が終了すると、制御部は現
像ローラを感光ドラムから離間させるよう制御信号を送
信する。現像ローラ当接時間検知部11はその制御信号
を感知し、現像ローラの当接時間カウントを停止する
(S13)。制御部はカウントされた当接時間を積算
し、その積算値Aと、予め設定された寿命閾値Bとの比
較を行う(S16)。積算値Aが寿命閾値Bに到達、若
しくは超過した場合、制御部は、使用者に対し感光ドラ
ムの寿命到達を報知する(S17)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はレーザプリンタ、複
写機、ファクシミリ等の電子写真記録方式を利用する画
像形成装置、その制御方法、及びカートリッジに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、像担持体と現像剤担持体とを
当接させた状態で、像担持体上の静電潜像を現像し、さ
らに記録材に転写する画像形成装置が知られている。
【0003】この種の画像形成装置の中には、画像形成
を行わない時間には、像担持体と現像剤担持体とを離間
させるものも存在する。
【0004】一方、像担持体の累積回転数や、累積駆動
時間をカウントし、予め寿命と定める値と比較すること
によって、像担持体の寿命を検知する画像形成装置も知
られている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来技
術を組み合わせた場合、つまり、像担持体と現像剤担持
体とを当接/離間させる画像形成装置において、従来の
方法で像担持体の寿命を検知しようとしても、正確にそ
の寿命を検知することができなかった。
【0006】なぜなら、同じ回数だけ、または同じ時間
だけ像担持体を駆動しても、1頁ごとの断続的な画像形
成を行った場合と、複数ページ連続的に画像形成を行っ
た場合とで、像担持体の消耗が異なる場合があったから
である。
【0007】図18を用いて、この問題について説明す
る。
【0008】図18は、画像形成時の、像担持体及び現
像剤担持体の当接状態と離間状態の移り変わりを示す図
である。横軸は、時間軸であり、縦軸には、像担持体と
現像剤担持体との接触状態が、「当接」と「離間」の2つの
状態に分けて示されている。
【0009】また、(a)は、画像形成動作を1頁づつ
断続的に行う場合であり、(b)は、画像形成動作を複
数頁連続して行う場合である。
【0010】一回の画像形成に際しては、帯電・潜像形
成等を伴う前回転aと、感光ドラムや装置の各部位の清
掃等を行うための後回転bを行う必要がある。
【0011】(a)に示す断続的画像形成動作において
は、1頁の画像形成について前回転aを後回転bが一回
ずつ行なわれる。一方、(b)に示す連続的画像形成動
作において、6頁分の画像形成で、前回転aと後回転b
が一回ずつしか行なわれない。これは、連続的画像形成
動作においては、1頁目の画像形成のための帯電、潜像
形成、現像、転写、クリーニングの動作を一回の内に全
てやってしまい、次の頁の画像形成に移るからである。
【0012】これにより、断続的画像形成動作(a)に
おいては、像担持体の回転数は9回、連続的画像形成動
作(b)においては、像担持体の回転数は8回となる。
また、像担持体の駆動時間はほぼ同じである。
【0013】しかしながら、画像形成に像担持体が使用
されている時間は、連続的画像形成動作が断続的画像形
成動作の倍となっている。
【0014】従って、像担持体の累積回転数や累積駆動
時間が同じでも、断続的画像形成動作を多く行った場合
と、連続的画像形成動作を多く行った場合とで、像担持
体の消耗具合が全く違うことになる。つまり、基準寿命
を求める際に想定されたよりも断続的画像形成動作が多
ければ、まだまだ使用可能な像担持体に対して交換時期
と判断してしまうし、基準寿命を求める際に想定された
よりも連続的画像形成動作が多ければ、過度に消耗した
像担持体に対しても交換時期ではないと判断してしまう
ことになる。
【0015】本発明は上述した背景を鑑みてなされたも
のであり、その目的とするところは、像担持体の寿命を
正確に把握し、使用者に対し感光ドラムの交換時期を的
確に報知できる画像形成装置、その制御方法、及びカー
トリッジを提供することにある。
【0016】また、より簡潔な構成で像担持体の寿命報
知を行えるようにし、生産性の高い画像形成装置を提供
することも本発明の目的の1つである。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る装置は、表面に静電潜像を担持する像
担持体と、前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって
顕像化する現像剤担持体と、前記現像剤担持体と前記像
担持体とを当接及び離間させる当接離間手段と、前記当
接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担持体と
が当接した時間を検知する当接時間検知手段と、前記当
接時間検知手段で検知された時間に基づいて前記像担持
体の寿命を判定する寿命判定手段と、を備えることを特
徴とする。
【0018】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
段が検知した当接時間を積算し、その積算値が、予め定
めた閾値に達した場合に、前記像担持体が寿命であると
判定することを特徴とする。
【0019】前記像担持体は、着脱可能なカートリッジ
に含まれ、該カートリッジは前記閾値を記憶する記憶手
段を有することを特徴とする。
【0020】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
段が検知した当接時間を積算し、その積算値が、予め定
めた予告閾値に達した場合に、前記像担持体の寿命が近
いと判定することを特徴とする。
【0021】前記像担持体は、着脱可能なカートリッジ
に含まれ、該カートリッジは前記予告閾値を記憶する記
憶手段を有することを特徴とする。
【0022】前記像担持体は、前記画像形成装置と着脱
可能なカートリッジに含まれ、該カートリッジは、前記
当接時間の積算値を記憶する記憶手段を含むことを特徴
とする。
【0023】さらに、前記像担持体の駆動時間を検知す
る駆動時間検知手段を備え、前記寿命判定手段は、前記
当接時間検知手段で検知された当接時間に加えて、前記
駆動時間にも基づいて前記像担持体の寿命を判定するこ
とを特徴とする。
【0024】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
段によって検知された当接時間の積算値が予め定めた第
1閾値に達した場合、または、前記駆動時間検知手段に
よって検知された駆動時間の積算値が予め定めた第2閾
値に達した場合に、像担持体が寿命であると判定するこ
とを特徴とする。
【0025】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
段によって検知された当接時間の積算値が予め定めた第
1予告閾値に達した場合、または、前記駆動時間検知手
段によって検知された駆動時間の積算値が予め定めた第
2予告閾値に達した場合に、像担持体に寿命が近いと判
定することを特徴とする。
【0026】前記像担持体は、前記画像形成装置と着脱
可能なカートリッジに含まれ、該カートリッジは、前記
当接時間の積算値及び前記駆動時間の積算値を記憶する
記憶手段を含むことを特徴とする。
【0027】前記寿命判定手段が、前記像担持体の寿命
がきたと判定した場合、または前記像担持体の寿命が近
いと判定した場合に、その旨を報知する報知手段をさら
に有することを特徴とする。
【0028】像担持体の寿命到達時に画像形成装置本体
を停止させる停止手段をさらに有することを特徴とした
請求項1乃至9のいずれかに記載の画像形成装置。
【0029】上記目的を達成するため、本発明に係る方
法は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、前記像担
持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する現像剤担
持体と、前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び
離間させる当接離間手段と、を備える画像形成装置の制
御方法であって、前記当接離間手段によって前記現像剤
担持体と前記像担持体とが当接した時間を検知し、その
時間に基づいて前記像担持体の寿命を判定することを特
徴とする。
【0030】上記目的を達成するため、本発明に係るプ
ログラムは、表面に静電潜像を担持する像担持体と、前
記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する現
像剤担持体と、前記現像剤担持体と前記像担持体とを当
接及び離間させる当接離間手段と、を備える画像形成装
置の制御プログラムであって、プロセッサが該制御プロ
グラムを実行することにより、前記当接離間手段によっ
て前記現像剤担持体と前記像担持体とが当接した時間を
検知し、その時間に基づいて前記像担持体の寿命を判定
することを特徴とする。
【0031】上記目的を達成するため、本発明に係る記
憶媒体は、表面に静電潜像を担持する像担持体と、前記
像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する現像
剤担持体と、前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接
及び離間させる当接離間手段と、を備える画像形成装置
の制御プログラムを格納した記憶媒体であって、プロセ
ッサが該制御プログラムを実行することにより、前記当
接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担持体と
が当接した時間を検知し、その時間に基づいて前記像担
持体の寿命を判定する制御プログラムを格納したことを
特徴とする。
【0032】また、上記目的を達成するため、本発明に
係るカートリッジは、表面に静電潜像を担持する像担持
体を含むカートリッジであって、前記像担持体上の静電
潜像を現像剤によって顕像化する現像剤担持体と前記像
担持体とを当接及び離間させる当接離間手段と、前記当
接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担持体と
が当接した時間を検知する当接時間検知手段と、前記当
接時間検知手段で検知された時間に基づいて前記像担持
体の寿命を判定する寿命判定手段と、を備える画像形成
装置に着脱可能であり、前記当接時間の積算値、また
は、前記像担持体の寿命判断に用いる寿命閾値、の少な
くとも一方を記憶する記憶手段を備えることを特徴とす
る。
【0033】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して、この発
明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただ
し、この実施の形態に記載されている構成要素の相対配
置、表示画面等は、特に特定的な記載がない限りは、こ
の発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではな
い。
【0034】(第1実施形態)図1〜図4を用いて、本
発明に係る画像形成装置の第1実施形態としてのプリン
タについて説明する。本実施の形態のプリンタは、少な
くとも像担持体と、該像担持体を帯電する帯電手段と、
像担持体の帯電面に静電潜像を形成する情報書き込み手
段と、現像剤を担持した現像剤担持体を像担持体に当接
させて前記静電潜像を顕像化させる現像手段と、像担持
体に顕像化された現像剤像を被転写材に転写する転写手
段を有する接触現像方式を用いた画像形成装置である。
【0035】そして、像担持体としての感光ドラムに対
して現像剤担持体としての現像ローラを当接・離間する
機構を備え、且つ、像担持体に対し現像剤担持体が当接
した時間を検知する当接時間検知手段を有し、検知時間
積算値が予め定めた寿命閾値に到達若しくは超過した場
合に像担持体の寿命到達を報知することを特徴とする。
【0036】<装置構成>図1は、本発明にかかる画像
形成装置の第1実施形態としてのプリンタ100の概略
構成を示す図である。
【0037】図1において、1は像担持体として直径3
2mmの円筒状に形成された感光ドラム、2は接触帯電
部材としての帯電ローラ、また3は現像剤T'を内包
し、感光ドラム1上に形成された静電潜像を現像するた
めの現像器である。
【0038】感光ドラム1は、図1に示すようにアルミ
ニウム等からなる芯金1a上に、電荷発生層1bを形成
し、その上層に電荷輸送層1cを形成した、いわゆる有
機感光体である。
【0039】帯電ローラ2の芯金2aには、プリンタ本
体に備えられた電源4aから芯金2aに接触させた摺動
電極(不図示)を介し、AC電圧とDC電圧を重畳した
振動電圧が印加される。
【0040】また、現像器3は感光ドラム1に接触し、
図中矢印Rb方向に回転しながら現像を行う現像ローラ
3aと、図1中矢印Rc方向に回転することにより、現
像剤T'を現像ローラ3aに供給する現像剤供給手段と
しての供給ローラ3bと、現像ローラ3a上の現像剤
T'の塗布量及び帯電量を規制する現像剤規制手段とし
ての現像ブレード3cと、現像剤T'を供給ローラ3b
に供給すると共に現像剤T'の撹拌を行う撹拌部材3d
等を備えている。なお、現像器3を構成する枠体内の空
間は、現像剤T'を内包するための現像剤収容部3eと
して利用される。
【0041】なお、現像時には、加圧バネ3hに現像器
3全体を押されることにより、現像ローラ3aが感光ド
ラム1に対して当接されるが、それ以外のタイミングで
は、現像ローラ3aは、カム3fにより感光ドラム1か
ら離間している。
【0042】図2は、現像ローラ3aの当接/離間状態
を示すため、図1から感光ドラム1と現像器3を抽出し
た図である。
【0043】図2に示すように、現像時以外のタイミン
グでは、カム3fが矢印a方向に作動し、支点3gを中
心に現像器3が移動して、感光ドラム1と現像ローラ3
aの離間が行なわれる。
【0044】また、感光ドラム1は図1中矢印Ra方向
に回転しながら、帯電ローラ2によりその周面を接触帯
電処理されて所定の電荷を得る。
【0045】次いで、感光ドラム1の帯電処理面に対し
て、レーザースキャナ5により走査露光がなされ、目的
の画像情報の静電潜像が形成される。
【0046】一方、現像ローラ3a上に担持された現像
剤T'層が、感光ドラム1と対向する部位に到達する
と、電源4bから現像ローラ3aに印加されて直流現像
バイアスにより、感光ドラム1表面に形成された静電潜
像に対して現像剤T'が転移し、現像が行われる。
【0047】さらに、感光ドラム1上に形成された可視
像は、感光ドラム1の回転によりプリンタ本体に設けら
れた転写部6、定着部7の順で搬送され、記録紙P上に
定着画像が完成する。
【0048】一方、転写時に感光ドラム1上に残留した
現像剤T'は、再び帯電ローラを通過する前にクリーニ
ングブレード8によって掻き落とされ、廃現像剤容器9
内に蓄積される。
【0049】なお、図1において、10は、プリンタ1
00全体を制御するCPUなどで構成された制御部であ
る。11は、現像ローラ3aと感光ドラム1との当接時
間をカウントするセンサ等で構成された現像ローラ当接
時間検知部である。そして、12は、その当接時間を記
憶する記憶媒体としてのNV-RAM(Non VolatileRA
M)であり、2kバイトの記憶容量を持つ。
【0050】本実施形態では、感光ドラム1の帯電電圧
のON/OFFや現像ローラ3aの当接・離間等の各動
作タイミングは、印刷する画像サイズに拠らず全て同一
に行なわれるものとする。
【0051】このように、「当接時間検知部がカウント
した積算値、すなわち像担持体の寿命情報を不揮発性の
記憶媒体に格納することで、画像形成装置本体電源のO
N/OFFが行われた場合でも、正確な像担持体寿命検
知ができる。
【0052】<寿命検知処理>次に、図3及び図4を用
いて本実施の形態のプリンタにおける感光ドラム1の寿
命検知について説明する。
【0053】図3は、制御部10、現像ローラ当接時間
検知部11、記憶部12等の接続関係を示したブロック
図である。また、図4は、本プリンタ100における感
光ドラム1の寿命報知動作を示すフローチャートであ
る。制御部10が現像ローラ当接時間検知部11、記憶
部12及び読取り書込み部13を用いて図4に示す各処
理を行うことにより、感光ドラムの適正な寿命を検知
し、それをユーザに報知することができる。
【0054】図4のステップS11において、画像形成
動作が開始されたか否か判定し、開始されるとステップ
S12に進んで、制御部10は所定のタイミングで現像
ローラ3aを感光ドラム1に当接させるよう制御を行
う。この際、制御部10からカム3fを動作させるため
の信号が発せられる。現像ローラ当接時間検知部11は
この信号を感知し、現像ローラの当接時間カウントを開
始する(S12)。続いて、静電潜像の現像が終了する
と、制御部10は所定のタイミングで現像ローラ3aを
感光ドラム1から離間させるよう制御を行う。この際、
制御部10からカム3fを動作させるための信号が発せ
られるが、現像ローラ当接時間検知部11はその信号を
感知し、現像ローラの当接時間カウントを停止する(S
13)。
【0055】さらに、制御部10は読取り書込み部13
を介して記憶部12内に記憶された現像ローラ当接時間
の積算値情報を読み取り、制御部10に付随しているフ
ラッシュメモリに一時保管する(S14)。
【0056】次に、ステップS15において、制御部1
0はステップS14で読み取った積算値にステップS1
2〜S13の過程で得られたカウント値を加え、現像ロ
ーラ当接時間積算値Aを再び記憶部12内に上書きす
る。
【0057】その後、制御部10は記憶部12内の積算
値Aと、予め記憶部12内に格納された寿命閾値Bとの
比較を行う(S16)。
【0058】積算値Aが寿命閾値Bに到達、若しくは超
過した場合、制御部10はオペレーションパネル14や
パソコンディスプレイ(不図示)を介して、使用者に対
し感光ドラム1の寿命到達を報知する(S17)。
【0059】また、積算値Aが寿命閾値Bに到達してい
ない場合、装置はS11からの動作を繰り返す。
【0060】なお、感光ドラム1の寿命閾値は、あるサ
イズの1ページの出力画像を得る際、現像ローラ3aが
感光ドラム1へ当接する時間を見積り、感光ドラム1の
寿命とされるそのサイズのページ数を乗じることによっ
て算出される。
【0061】例えば、A4サイズ画像1ページの出力に
要する現像ローラ3aの当接時間が30秒であり、その
感光ドラムで問題無く印字可能なA4のページ数が10
000ページである場合、寿命閾値は300000秒に
設定すれば良い。
【0062】なお、制御部10が感光ドラム1の寿命に
到達したと判断した場合、使用者に対しその旨を報知す
ると同時に、プリンタ本体を停止するよう制御を行って
も良い。
【0063】上述のような制御を行えば、感光ドラム1
の寿命を超えて画像形成を行う時に発生する出力画像の
低下(印字濃度低下など)や装置本体の汚染・損傷等を
防止することができる。
【0064】更に、感光ドラム1の寿命閾値に対し、寿
命閾値を下回るように寿命予告閾値を定め、各々の積算
値が寿命予告閾値に到達若しくは超過した場合、像担持
体寿命到達の予告を出すよう制御を行っても良い。例え
ば、寿命予告閾値を寿命閾値の90%となるように設定
した場合、感光ドラム1の寿命残が10%に達した時点
で、使用者に対して感光ドラム1の寿命が間近であるこ
とを報知することが可能となり、前もって感光ドラム1
の交換に備えることができる。
【0065】また、画像出力する累積ページ枚数によっ
て感光ドラムの寿命を検知する方法に比べても、ページ
サイズや、ジャムなどを考慮する必要がないため、非常
に簡便にかつ正確にドラム寿命を検知することができ
る。
【0066】本実施形態の画像形成装置にて、それぞれ
の印刷モードで且つ、それぞれの寿命検知方法を用いて
感光ドラム寿命閾値まで耐久試験を行い、感光ドラムの
劣化による画像不良が発生するか検討した。なお、寿命
閾値は間欠印刷1枚で検知されるそれぞれの時間を測定
し、その時間にそれぞれ寿命とされるページ数5000
を乗じて決定した(表1)。
【0067】
【表1】
【0068】この場合、感光ドラム駆動時間を用いた寿
命検知方法では、連続印刷の場合印字可能枚数が多くな
るが、現像ローラ当接時間を用いた寿命検知方法では連
続印刷、間接印刷で印字可能枚数は変わらない。検討結
果を表2に示す。
【0069】
【表2】
【0070】この検討で、現像ローラ当接時間を用いて
寿命検知を行った場合、画像不良は発生しなかったが、
感光ドラム駆動時間を用いて寿命検知を行った場合は連
続印刷時に感光ドラム劣化による画像不良が発生した。
この検討で、感光ドラム駆動時間で寿命検知を行った場
合に画像不良が発生した理由は、感光ドラム駆動時間は
連続印刷、間欠印刷で異なり、連続印刷時は感光ドラム
寿命以上に耐久が進んだためである。
【0071】以上のように、本実施形態によれば、感光
ドラムの寿命を正確に判断することができ、使用者に対
し感光ドラムの交換時期を正確に報知することが可能に
なる。
【0072】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態として、カラーレーザプリンタについて説明する。
【0073】本実施形態に係るプリンタは、像担持体
と、該像担持体を帯電する帯電手段と、像担持体の帯電
面に複数の色に対応して静電潜像を順次形成していく情
報書き込み手段と、現像剤を担持した現像剤担持体を像
担持体に当接させて前記静電潜像を顕像化させる複数の
色の現像手段と、像担持体に顕像化された現像剤像を中
間転写部材に順次多重転写する1次転写手段と、中間転
写部材に多重転写された現像剤像を被転写部材に一括転
写する2次転写手段を有する多色画像形成装置である。
【0074】本発明を適用可能なプリンタの機構は、図
1に示したものに限定されるわけではなく、イエロー・
マゼンタ・シアン・ブラックに対応した4つの現像剤担
持体を並列に並べることによって構成されるカラーレー
ザプリンタにも適用可能であり、そのような多色プリン
タについても、第1実施形態で述べたような感光ドラム
寿命検知を行うと有効である。
【0075】図5は、本実施形態に係るカラーレーザプ
リンタの概略構成を示す図である。
【0076】図5に示すように、本実施形態に係るプリ
ンタ200は、感光ドラム20と、感光ドラム20を一
様に帯電する帯電器21と、画像情報を与える露光器2
2と、イエロー、マゼンダ、シアン、ブラックの各色の
トナーを収容した現像器23y、23m、23c、23
kと、中間転写体25とを含む。4つの現像器23y、
23m、23c、23kは、回転自在に支持され回転式
現像装置24を構成している。また、現像ローラ27
y、27m、27c、27kへ現像バイアス電圧を印加
する現像バイアス電圧電源33を具備する。感光ドラム
20は、図中矢印H方向に回転され、帯電器21によっ
て一様に帯電され、その後、露光器22によって上に静
電潜像が形成される。この潜像は、現像器23y、23
m、23c、23k内のカラー現像剤、イエロー
(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B
k)の各色に対応した潜像である。
【0077】詳しく述べると、まず1色目のイエロー現
像剤に対応する静電潜像を感光ドラム20上に形成し、
現像器23yに収容されたイエロー現像剤によって可視
化した後、中間転写体25に転写する。続いて感光ドラ
ム20の残留現像剤を、クリーニング装置31で清掃し
た後、2色目のマゼンタ現像剤に対応する静電潜像を感
光ドラム20上に形成し、現像器23mに収容されたマ
ゼンタ現像剤によって可視化した後、既に1色目のイエ
ロー可視画像が転写された中間転写体25上に重ねて転
写する。
【0078】前述動作をシアン、ブラックについても同
様に行い、中間転写体25上に4層に重ねられた現像剤
は、転写材Pに一括転写される。引続いて、転写材Pは
定着装置32によって融解固着され、プリンタ外へ排出
される。
【0079】図6に回転式現像装置24の拡大図を示
す。この回転式現像装置24は、回転軸26を中心に回
転し、4個の現像器23y、23m、23c、23kを
1つずつ順次、現像位置に移動する。回転式現像装置2
4は回転軸26を中心とする同一円周上に、各現像器2
3y、23m、23c、23kの現像用開口面を有して
いる。
【0080】現像器23y、23m、23c、23k
は、現像剤を感光ドラムに付着させるための現像剤担持
体である現像ローラ27y、27m、27c、27kを
それぞれ有している。また、現像ローラ27y、27
m、27c、27kの周囲には、図6中矢印G方向に回
転して現像ローラ27y、27m、27c、27k上に
非磁性一成分現像剤を塗布する塗布ローラ28y、28
m、28c、28kが設けられている。さらに、現像ロ
ーラ27y、27m、27c、27k上の現像剤に所望
の帯電量を与え、現像剤量を規制する現像ブレード29
y、29m、29c、29kが配設される。
【0081】また、この回転式現像装置24は、現像時
にのみ現像器23y、23m、23c、23kを加圧装
置30で加圧することにより、現像ローラ27y、27
m、27c、27kを、感光ドラム20に当接させる。
回転式現像装置24が回転している間や非現像時には、
加圧装置30の加圧動作を解除することにより現像ロー
ラ27y、27m、27c、27kと感光ドラム20と
を離間する。
【0082】図5に戻り、本プリンタも第1実施形態と
同様に、制御部36と、感光ドラム20へ現像ローラ2
7y、27m、27c、27kが当接された時間を検知
する現像ローラ当接時間検知部37と、NVRAM38
とを備えている。この現像ローラ当接時間検知部37
は、制御部36が加圧装置30に対して出力する信号を
検知して、現像ローラと感光ドラムとの当接・離間を判
定している。
【0083】感光ドラム寿命到達報知に至るまでの制御
方法・手順は、第1実施形態で説明に用いた図3乃至4
の記載内容と同様である。
【0084】なお、現像ローラが感光ドラムに当接する
ときの圧力を検知する機構を設けておき、その信号から
現像ローラ当接時間を検知する等、様々な当接時間検知
方法が考えられる。
【0085】(第3実施形態)図7に本発明の第3実施
形態としてのプリンタの模式図を示す。
【0086】本実施の形態のプリンタは、第1実施形態
のプリンタにおいて画像形成を行う画像形成プロセスの
構成要素の内、像担持体である感光ドラム1と、該感光
ドラム1表面を帯電する帯電手段の一部である帯電ロー
ラ2と、クリーニングブレード8及び廃現像剤容器部9
とが一体化し、プリンタ本体と着脱可能なプロセスカー
トリッジ17として構成したものである。その他の構成
及び動作については、上記第1実施形態と同様であるた
めここでは説明を省略する。感光ドラム寿命報知に至る
までの制御方法・手順は、第1実施形態で説明に用いた
図3乃至4の記載内容と同様である。
【0087】本実施形態によれば、プロセスカートリッ
ジを交換するという簡単な操作のみで、像担持体や帯電
部材等の消耗部材の交換が容易に行えるようになるた
め、様々なメンテナンス作業に関わる使用者の労力を軽
減でき、かつ長期にわたり安定した出力画像を得られる
ようになる。
【0088】なお、本実施形態では、プロセスカートリ
ッジ17は、像担持体周辺の機構のみを含むものとした
が、本発明はこれに限定されるものではなく、現像装置
側も含んだプロセスカートリッジであってもよい。
【0089】(第4実施形態)図8に本発明の第4実施
形態としてのプリンタの模式図を示す。
【0090】本実施の形態のプリンタでは、第3実施形
態のプリンタと比べ、プロセスカートリッジ17に記憶
部18を設けた点で異なる。プリンタ本体に対してプロ
セスカートリッジ17の着脱がある度に、プロセスカー
トリッジ17の現像ローラ当接時間に関する情報を、記
憶部18より読み出し・書き込みを行う。
【0091】図19に記憶部18の詳細図を示す。記憶
部18には、現像ローラ当接時間に関する情報、また、
プロセスカートリッジを識別するための識別番号などの
識別情報、その他、感光ドラムの寿命(または寿命閾
値)に関する情報、感光ドラムの駆動時間に関する情報
などを記憶する領域が設けられている。それぞれの領域
に書き込まれる情報は、プロセスカートリッジの使用初
期から書き込まれている情報や、画像形成をするごとに
画像形成装置の制御部において更新されて書き込まれる
情報である。
【0092】本プリンタにおける感光ドラム寿命報知
は、図9のフローチャートに示される手順に沿って行わ
れる。
【0093】プロセスカートリッジ17をプリンタの所
定の位置に収容する(S21)と、プロセスカートリッ
ジ17に具備された記憶部18から感光ドラム寿命に関
する情報(現像ローラ当接時間等)をプリンタ本体に読
み出す(S22)。またこの際に、コネクタ19を介し
プロセスカートリッジ17に搭載された記憶部18とプ
リンタ本体の制御部10とが接続される。
【0094】図8では、コネクタを解して記憶部18と
接続される構成を記載しているが、記憶部18との通信
はコネクタ方式に限らず、コネクタを用いずに電気的接
点(例えば2つの接点で接触して通信する方式など)で
接続する構成でもよいし、無線でデータを通信して記憶
部18に対して読み書きする構成であってもよい。
【0095】そして、この後、図4で説明したステップ
S11〜S17の処理を行う。
【0096】本実施形態によれば、被検知部材であるプ
ロセスカートリッジ自体に当接時間積算値を記憶でき、
像担持体寿命になる前にプロセスカートリッジの着脱が
行われたとしても、プロセスカートリッジの記憶部に記
憶された情報を参照し、検知を行うことで、常に正確な
像担持体寿命検知が行える。またプロセスカートリッジ
の記憶部に識別番号を付けておくことができ、像担持体
寿命に到達する前にプロセスカートリッジ交換した場合
に、新しいプロセスカートリッジを使用し始めたことを
プリンタ本体に知らせることができる。
【0097】(第5実施形態)図10に、本発明の第5
実施形態としてのプリンタの模式図を示す。
【0098】本実施の形態のプリンタは、第2実施形態
のプリンタに比して、画像形成を行う画像形成プロセス
の構成要素の内、像担持体である感光ドラム20と、該
感光ドラム20表面を帯電する帯電手段の一部である帯
電ローラ21と、中間転写体25と、クリーニングブレ
ード31とが一体化し、プリンタ本体と着脱可能なプロ
セスカートリッジ33として構成した点で異なる。さら
に記憶部34を、感光ドラム等を含む、プリンタ本体と
着脱可能なプロセスカートリッジ33に具備し、その記
憶部34には感光ドラム寿命閾値が格納されていること
を特徴とする。感光ドラム寿命報知に至るまでの制御方
法・手順は、第2実施形態で説明した内容と同様であ
る。
【0099】本実施形態によれば、プロセスカートリッ
ジに組み込まれる像担持体の特性に応じ、同様にプロセ
スカートリッジに組み込まれる記憶部内の寿命閾値を変
化させることで、プリンタ本体の諸設定を変更すること
なく、正確な寿命報知制御が行えるようなる。例えば像
担持体の耐久性が向上し、より高寿命なプロセスカート
リッジが提供できるようになった場合でも、当該プリン
タの使用者は複雑な操作無しに、前述の利便を享受する
ことができる。
【0100】(第6実施形態)図11に示すのは、本発
明の第6実施形態としてのプリンタの模式図である。
【0101】本実施の形態のプリンタでは、第2実施形
態に係るプリンタに比して、現像ローラ当接時間検知部
37に加え、感光ドラムの駆動時間を検知する駆動時間
検知部39も併せて具備する点で異なる。そして、各々
の検知部に対応する寿命閾値を定め、かつ、いずれか一
方の積算値が前述の寿命閾値に到達若しくは超過した際
に、感光ドラムの寿命到達を報知することを特徴とす
る。
【0102】なお、本実施の形態のプリンタに用いられ
る中間転写体25は、A4サイズ紙を縦送りに搬送した
際に、一次転写後の画像を重複して担持できるよう、3
20mmの周長を有する。従って、中間転写体25が1
周する毎に一次転写を繰り返した場合に印刷できるサイ
ズは、前述の周長以下のものである(実際には、回転式
現像器が回転し、それぞれ形成色に対応した現像器を感
光ドラムに対向させる時間を要するため、前述周長中に
非画像領域を設ける必要が有り、同様に印刷可能なサイ
ズは更に短くなる)。
【0103】中間転写体25を用い、その周長を超える
サイズの多色画像形成を行うため、本実施の形態のプリ
ンタでは、図12のグラフに示す印刷モードを備える。
【0104】図12の(a)に示すのは、接触現像方式
のプリンタで1ページ毎に画像形成を行った際、中間転
写体25の周長未満のサイズの画像形成を行った場合
に、それぞれ感光ドラム20に対して現像ローラ27
y,27m,27c,27kが接触しているタイミングを
説明するグラフである。また、図12(b)に示すの
は、中間転写体25の周長を超えるサイズの画像形成を
行った場合のグラフである。
【0105】図12のグラフでは横軸に時間軸が表さ
れ、感光ドラム20が駆動されている間が実線で示され
る。また、グラフの縦軸方向には現像ローラ27y,2
7m,27c,27kの状態が、「当接」と「離間」の2つの
状態に分けて示されている。すなわち、図12は、感光
ドラム20が駆動される間に、現像ローラ27y,27
m,27c,27kが感光ドラム20に当接される時間の
占める割合を示している。
【0106】中間転写体25が2回転する間に、中間転
写体25上に1色分の画像を形成し、これを延べ4回
(中間転写体25は8回転)繰り返すことで、中間転写
体25周長を超える多色画像を形成される。この場合、
図12に示すように、現像ローラ27y,27m,27
c,27kが感光ドラム20に当接している時間に対
し、感光ドラムの駆動時間が大幅に長くなる。この間、
感光ドラム20は、中間転写体25に対してトナー画像
を転写しているので、現像ローラと離間していながらも
感光ドラム20の消耗がおきる。そこで、当接時間のカ
ウント値のみならず、感光ドラムの駆動時間をも考慮し
て寿命を判定する。
【0107】ここで、図13、図14を用いて、本実施
の形態のプリンタにおいて、感光ドラム寿命報知に至る
までの制御方法・手順について説明する。図13は、制
御部を取り巻く構成を示すブロック図、図14は、制御
処理の流れを示すフローチャートである。
【0108】画像形成動作が開始される(S30)と、
駆動時間検知部39は、感光ドラムの駆動モータを動作
させるために制御部から発せられる信号を感光ドラム駆
動時間検知部39が検知することによって、感光ドラム
の駆動時間をカウント開始する(S31)。
【0109】また、同時に、制御部36は所定のタイミ
ングで各色の現像ローラを感光ドラムに当接させるよう
制御を行い、この際、現像ローラ当接時間検知部37は
制御部36からの信号を感知し、各色の現像ローラ当接
時間をカウントする(S32〜39)。全ての現像ロー
ラによる現像及び転写が終了すると、駆動時間検知部3
9は、感光ドラム20の駆動時間のカウントを終了する
(S40)。
【0110】次に、制御部36は読み取り・書き込み部
40を介して記憶部38内に記憶された現像ローラ当接
時間と感光ドラム駆動時間の積算値情報を読み取る(S
41)。
【0111】そして、制御部36はステップS41で読
み取ったそれぞれの積算値にS32〜S39、及びS3
1〜S40の過程で得られたそれぞれのカウント値を加
え、現像ローラ当接時間積算値Aと感光ドラム駆動時間
Cを再び記憶部38内に上書きする(S42)。
【0112】その後、制御部36は記憶部38内の現像
ローラ当接時間積算値Aと、予め記憶部38内に格納さ
れ積算値Aに対応した寿命閾値Bとの比較を行う(S4
3)。
【0113】この際、積算値Aが寿命閾値Bに到達、若
しくは超過した場合、制御部36はオペレーションパネ
ル41やパソコンディスプレイ(不図示)を介して、使
用者に対し感光ドラムの寿命到達を報知する(S4
5)。
【0114】また、積算値Aが寿命閾値Bに到達してい
ない場合、制御部36は記憶部38内の感光ドラム駆動
時間積算値Cと、予め記憶部38内に格納され積算値C
に対応した寿命閾値Dとの比較を行う(S44)。
【0115】積算値Cが寿命閾値Bに到達、若しくは超
過した場合、制御部36はオペレーションパネルやパソ
コンディスプレイを介して、使用者に対し感光ドラムの
寿命到達を報知する(S45)。
【0116】また、ステップS44で積算値Cが寿命閾
値Dに到達していない場合、装置はS31からの動作を
繰り返す。
【0117】なお、前述した感光ドラムのそれぞれの寿
命閾値は、所定サイズの1ページの出力画像を得る際、
現像ローラが感光ドラムへ当接する時間と、感光ドラム
が駆動している時間とを見積り、感光ドラムの寿命とさ
れるそのサイズのページ数を乗じることによって算出さ
れる。
【0118】例えば、1ページの画像出力に要する現像
ローラの当接時間が30秒、感光ドラム1の駆動時間が
40秒、感光ドラムを用いて問題無く印字可能なA4の
ページ数を10000ページとすると、寿命と判断され
るのは、現像ローラ当接時間が300000秒を超えた
場合か、或いは、感光ドラム駆動時間が400000秒
を超えた場合である。従って、これらの時間を寿命閾値
として設定すればよい。
【0119】表3に、前述手順で設定した寿命閾値と、
寿命閾値を用いた際、A4サイズ(画像長297mm)
及びリ−ガルサイズ(画像長355mm)の各印刷サイ
ズで印刷可能な出力画像枚数を示した。
【0120】なお、本実施の形態のプリンタでは、表3
中に示す各印刷モード中、欄内に下線を引いた印刷枚数
に達した時点で、使用者に対し感光ドラム20の寿命到
達の報知を行う。
【0121】即ち、A4サイズの画像形成では、間欠印
刷・連続印刷共に10000枚で、またリ−ガルサイズ
の画像形成では、間欠印刷で6400枚、連続印刷で7
500枚を出力した時点で、使用者に対し感光ドラム2
0の寿命到達が報知されることになる(表3)。
【0122】
【表3】
【0123】また、表4に、表3中に示す各々の印刷枚
数まで実際に耐久を行った際の、画像不良の発生状況を
示した。
【0124】
【表4】
【0125】表4の欄内に示した○印は良好な出力画像
が得られたことを、また×印は印刷画像の濃度低下やス
クラッチ跡等の画像不良が発生したことを示す。
【0126】表4に示す通り、リーガルサイズの画像形
成では、現像ローラ当接時間の積算のみで報知を行った
場合、間欠印刷で画像異常が発生している。
【0127】これは、リーガルサイズの画像形成動作
中、感光ドラムに現像ローラが当接している時間に比較
し、感光ドラムが駆動される時間が極端に長くなり、前
述した状況でプリンタの判断と、実際の感光ドラムの劣
化具合にズレが生じたためである。
【0128】本実施の形態のプリンタで行なわれる制御
では、感光ドラムの駆動時間をも考慮して寿命を検知す
るので、いずれの印刷モードで印刷を行った場合におい
ても、的確なタイミングで感光ドラムの寿命到達を使用
者に報知できるため、表4欄内下線で示す通り、画像不
良の発生を抑止できる。
【0129】なお、制御部36が感光ドラム20の寿命
に到達したと判断した場合、使用者に対しその旨を報知
すると同時に、プリンタ本体を停止するよう制御を行っ
ても良い。
【0130】上述の通りの制御を行えば、寿命を越えた
感光ドラム20を用いて画像形成を行った際に発生す
る、出力画像の画質低下や装置本体の汚染・損傷等を防
止することができる。
【0131】また、他に記録材Pの種類に応じ定着性を
増すため、通常のプロセススピードから低速に落とすよ
う制御を行った際なども、同様に現像剤担持体の当接時
間に対し、像担持体の駆動時間のみが大幅に長くなる場
合が考えられるが、本実施の形態における制御を行うこ
とで、画像不良の発生を抑止できる。
【0132】上述したように、本実施の形態のプリンタ
では、装置の稼動状況により、現像剤担持体当接時間、
像担持体駆動時間何れか一方のみの積算値が多くなるよ
うな場合でも、像担持体の寿命を正確に検知でき、使用
者に対して正確な像担持体寿命報知が行えるようにな
り、画像不良の発生を抑止できる。
【0133】(第7実施形態)次に、本発明の第7実施
形態について説明する。本実施形態では、上記第1実施
形態において図4で説明した処理に加え、更に、印刷モ
ードの違いによる寿命の減り具合を考慮した処理を行
う。その他の構成及び動作は、上記第1実施形態と同様
であるため、ここではその説明を省略する。
【0134】図15は、本実施形態における感光ドラム
1の寿命報知処理を示すフローチャートである。図4で
説明した処理と同じものについては、同じ符号を付して
その説明を省略する。
【0135】まず、ステップS11で画像形成動作が開
始されると、ステップS161に進み、制御部10は、
印刷モード、即ち画像形成動作が間欠で行なわれるの
か、また連続して行なわれるのかの検知を行なう。ここ
での印刷モードの検知には、例えば本発明に係る画像形
成装置が複写機に用いられる場合は、オペレーションパ
ネル(OP)から入力された印刷枚数を、また本発明に
係る画像形成装置がプリンタとして用いられる場合は、
画像形成装置が接続されたコンピュータ(不図示)から
発せられる印刷命令の内容から得られる情報をそれぞれ
用いれば良い。
【0136】続いて、ステップS162に進み、制御部
10は、予め記憶部12内に格納された表5に示す寿命
係数テーブルの参照を行い、現像ローラ当接時間検知手
段11の検知結果に乗じる寿命係数の決定を行う。
【0137】
【表5】
【0138】その後、図4で示したステップS12及び
S13と同様に、現像ローラの当接・離間を検知して、
現像ローラの当接時間をカウントし、ステップS163
に進む。
【0139】ステップS163では、制御部10は読取
り・書込み手段RWを介して記憶部12内に記憶された
カウント情報の有無を検知する。記憶部12内にカウン
ト情報が存在しない場合は、ステップS164に進み、
一方、記憶部12内に既にカウント情報が存在する場合
は、ステップS165に進む。
【0140】ステップS164では、制御部10は、S
12〜S13の過程で得られたカウント値に対し、S1
62で得られた寿命係数を乗じ、導き出した値を、積算
値Aとして記憶部12内に格納する。
【0141】一方、ステップS164では、制御部10
はS14〜S15の過程で得られたカウント値に対し、
S162で得られた寿命係数を乗じ、導き出した値を更
に記憶部12内のカウント情報値に加算して、積算値A
として再び記憶部12内に上書きする。
【0142】そして、ステップS16では、図4と同様
に、制御部10が、上記のようにステップS164また
はステップS165で得られた積算値Aと、所定の寿命
閾値Bと比較する。比較の結果、積算値Aが寿命閾値B
以上であれば、ステップS17に進み、画像形成装置の
使用者に対し感光ドラムの寿命到達を報知し、所定を終
了する。
【0143】なお、表5に示す寿命係数テーブルを作成
するためには、例えば、間欠、連続でそれぞれ1000
0ページの印刷を実施し、感光ドラム1の電荷輸送層1
cの削れ量比較を行なえばよい。
【0144】その結果、間欠して印刷を行なった際に約
5.0μmであった電荷輸送層1cの削れ量が、連続し
て印刷を行なった場合では約3.4μmとなったとす
る。即ち、連続して印刷を行なった場合、間欠印刷を行
なった場合(寿命閾値の算出に用いた基準)に比較し、
電荷輸送層1cの削れ量が0.68倍減少することが把
握できたとする。
【0145】この場合、表5のように、間欠印刷時には
1を、連続印刷時には0.68を、寿命係数として用い
れば、連続して印刷を行なう際でも、適切な時点(感光
ドラム1の劣化具合が間欠で印刷を行なった場合と同様
となる時点)に、使用者に対し感光ドラム1の寿命到達
を報知することが可能となる。
【0146】なお、第1実施形態と同様に寿命閾値Bを
定めた場合、連続して印刷を行なうと、14705ペー
ジを印刷したタイミングで感光ドラム1の寿命に到達す
ることとなる。また、連続・間欠の両印刷モードが混在
した状況で使用された場合でも、電荷輸送層1cの削れ
量は常に適正な範囲に収まる。
【0147】以上述べた様に、本画像形成装置では連続
・間欠何れの印刷モードを問わず、感光ドラム1の寿命
を正確に把握することが可能となり、使用者に対し感光
ドラム1の交換時期を的確に報知することができた。
【0148】また、感光ドラム1の寿命検知に複雑な機
構を要さないため、装置本体の製造コストを低廉に抑
え、使用者に対して前述の利便を安価に提供することが
可能となった。
【0149】なお、本実施形態では、印刷モードの違い
による寿命の減り具合を考慮した処理を行ったが、印刷
サイズごとに異なる寿命係数を用意すれば、同様に印刷
サイズの違いによる寿命の減り具合を考慮した処理を行
うこともできる。
【0150】(第8実施形態)次に本発明の第8実施形
態について説明する。本実施形態では、第7実施形態に
加えて、更に、印刷する用紙サイズをも考慮して感光ド
ラムの寿命を検知する。
【0151】本実施形態に係る画像形成装置も、上記第
1実施形態と同様の構成であるが、印刷する画像サイズ
(用紙サイズ)に応じて効率良く動作を行えるようにす
るため、感光ドラム1の帯電電圧のON・OFFや現像
ローラ3aの当接・離間等の各動作タイミングを、a)
搬送方向の寸法がA4サイズ以下の印刷の場合と、b)
搬送方向の寸法がA4サイズより長い印刷の場合に分け
て変化させている。
【0152】これにより、印刷サイズに応じて感光ドラ
ムの寿命低下速度が異なることになるため、寿命係数を
調整することで、そのぶれを補正する。
【0153】図16は、本実施形態における感光ドラム
1の寿命報知処理を示すフローチャートである。図4、
図15で説明した処理と同じものについては、同じ符号
を付してその説明を省略する。
【0154】ステップS161で、印刷モード、即ち画
像形成動作が間欠で行なわれるのか、また連続して行な
われるのかの検知を行なった後、本実施形態ではステッ
プS171に進む。
【0155】ステップS171では、制御部10は目的
とする画像の印刷サイズについて検知を行う。ここで、
印刷サイズの検知には、例えば本発明に係る画像形成装
置が複写機に用いられる場合は、原稿台(不図示)に置
かれた原稿のサイズ検知手段(不図示)から、また本発
明に係る画像形成装置がプリンタとして用いられる場合
は、画像形成装置が接続されたコンピュータ(不図示)
から発せられる印刷命令の内容から得られる情報をそれ
ぞれ用いれば良い。
【0156】続いて、ステップS162に進み、制御部
10は、予め記憶部12内に格納された表6に示す寿命
係数テーブルを参照し、現像ローラ当接時間検知手段1
1の検知結果に乗じる寿命係数の決定を行う。
【0157】
【表6】
【0158】この表6に示す寿命係数テーブルを作成す
るためには、例えば、搬送方向の寸法がA4サイズ以下
の用紙と、A4サイズより長い用紙を用い、それぞれ1
0000ページの間欠印刷を実施して、感光ドラム1の
電荷輸送層1cの削れ量比較を行なえばよい。
【0159】その結果、間欠印刷で約5.0μmであっ
た電荷輸送層1cの削れ量が、連続印刷では約6.0μ
mとなったとする。即ち、搬送方向の寸法がA4サイズ
より長い用紙を用いて印刷を行なった場合、寿命閾値の
算出に用いたA4サイズ以下の用紙を用いて印刷を行な
った場合に比較し、電荷輸送層1cが1.2倍多く削れ
ることが把握できたとする。
【0160】この場合、表6のように、搬送方向の寸法
がA4サイズより長い用紙を用いて印刷を行なう場合
に、表5の寿命係数に対して1.2を乗じた値を用いれ
ばよい。そうすれば、搬送方向の寸法がA4サイズより
長い用紙を用いて印刷を行なう際でも、適切な時点(感
光ドラム1の劣化具合がA4サイズ以下の用紙を用いた
際と同様となる時点)に、使用者に対し感光ドラム1の
寿命到達を報知することが可能となる。
【0161】なお、第1実施形態と同様に寿命閾値Bを
定めた場合、感光ドラム1の寿命到達時の印刷ページ数
は、各印刷モード、各印刷サイズに応じて、表7に示す
通りとなる。
【0162】
【表7】
【0163】これにより、印刷モード、印刷サイズが混
在した状況で使用された場合でも、電荷輸送層1cの削
れ量は常に適正な範囲に収まる。
【0164】したがって、上述の通りの制御を行えば、
様々な印刷サイズの画像出力を行った際でも、寿命を越
えた感光ドラム1を用いて画像形成を行った際に発生す
る、出力画像の画質低下や装置本体の汚染・損傷等を防
止することができる。
【0165】つまり、本画像形成装置では印刷モード及
び印刷サイズを問わず、感光ドラム1の寿命を正確に把
握することが可能となり、使用者に対し感光ドラム1の
交換時期を的確に報知することができた。
【0166】なお、同様にすれば、出力画像の品位向上
や、装置本体の動作の効率化を目的に印刷モードを更に
細分化した場合でも、それぞれの印刷モードに応じて寿
命係数を設定することにより、上述の効果を得ることが
できる。
【0167】また、感光ドラム1の寿命検知に複雑な機
構を要さないため、装置本体の製造コストを低廉に抑
え、使用者に対して前述の利便を安価に提供することが
可能となる。
【0168】(第9実施形態)次に本発明の第9実施形
態について説明する。本実施形態のプリンタは、第2実
施形態として図5を用いて説明したカラーレーザプリン
タと同様の構成であるが、様々な記録材Pで良好な定着
性を得るため、画像形成速度、即ちプロセススピードを
2段階に可変させる機能を更に備える。その他の構成は
図5に示した通りであるため、ここでは同じ構成要素に
ついては同じ符号を付してその説明を省略する。なお、
本実施形態に係る制御部36は、表8に示すように記録
材Pの種類により、プロセススピードの決定を行なうも
のとする。
【0169】
【表8】
【0170】次に、図17のフローチャートを用いて、
本実施形態における感光ドラム1の寿命報知処理につい
て説明する。ここでの処理は、図14のフローチャート
で示した処理とほぼ同様であるため、同じ処理について
は同じ符号を付してその説明を省略する。
【0171】ステップS30で画像形成動作が開始され
ると、ステップS181において、制御部36は、記録
材Pの種類に応じ、90mm/sec若しくは45mm
/sec何れのプロセススピードで画像形成が行なわれ
るかの検知を行なう。
【0172】この際、例えば、本発明に係る画像形成装
置が複写機に用いられる場合は、オペレーションパネル
(OP)(不図示)からの入力により記録材Pの種別を
指定するように、また本発明に係る画像形成装置がプリ
ンタとして用いられる場合は、画像形成装置が接続され
たコンピュータ(不図示)にインストールされるドライ
バソフトより記録材Pの種別を指定するようにし、入力
情報を利用することでプロセススピードの検知を容易に
行なうことができる。
【0173】続いて、ステップS182において、制御
部36は、予め記憶部38内に格納された表9に示すよ
うな寿命係数テーブルを参照し、現像ローラ当接時間検
知手段37の検知結果に乗じる寿命係数の決定を行う。
【0174】
【表9】
【0175】一方、多色画像形成動作に伴い、制御部3
6は所定のタイミングで回転式現像装置26の支持体2
4を回転させ、一色目であるイエローの現像に応じた現
像ローラ27yを、感光ドラム20に当接させるよう制
御を行なう。この際、制御部36から加圧装置30を動
作させるための信号が発せられるが、現像ローラ当接時
間検知手段37はその信号を感知し、現像ローラ27y
の当接時間カウントを開始する(S32)。
【0176】イエローの現像が終了すると、制御部36
は所定のタイミングで現像ローラ27yを感光ドラム2
0から離間させるよう制御を行なう。この際、制御部3
6から加圧装置30を動作させるための信号が発せられ
るが、現像ローラ当接時間検知手段28はその信号を感
知し、現像ローラ27yの当接時間カウントを停止する
(S33)。
【0177】以上の動作を、マゼンタ、シアン、ブラッ
クについても順番に行なった後(S34〜S39)、制
御部36は、読取り・書込み手段RWを介して記憶部3
8内に記憶されたカウント情報の有無を検知する(S1
83)。カウント情報が存在しない場合は、ステップS
184に進んで、ステップS32〜S39の過程で得ら
れたカウント値の総和に対し、ステップS182で得ら
れた係数を乗じて得られた積算値Aを、記憶部38内に
格納する。
【0178】一方、記憶部38内に既にカウント情報が
存在する場合、ステップS183からステップS185
に進んで、制御部36はステップS32〜S39の過程
で得られたカウント値に対し、ステップS182で得ら
れた係数を乗じた値を、記憶部38内のカウント情報値
に加算し、この積算値Aを再び記憶部38内に上書きす
る。
【0179】そして、ステップS43では、制御部36
は、ステップS184またはS185で得られた、記憶
部38内の積算値Aと、予め記憶部38内に格納された
寿命閾値Bとの比較を行なう。
【0180】ここで、積算値Aが寿命閾値Bに以上であ
る場合、ステップS45に進み、制御部36はオペレー
ションパネル(OP)やパソコンディスプレイ(不図
示)を介して、使用者に対し感光ドラム1の寿命到達を
報知する。
【0181】また、積算値Aが寿命閾値Bに到達してい
ない場合、装置はステップS30からの動作を繰り返
す。
【0182】なお、ここでの感光ドラム20の寿命閾値
Bは、例えば、プロセススピード90mm/secでフ
ルカラー画像1ページの出力画像を間欠印刷で得る際
に、現像ローラ27y、27m、27c、27kが感光
ドラム1へ当接する時間を見積り、感光ドラム20の寿
命とされるページ数を乗じることによって算出できる。
【0183】例えば、1ページの画像出力に要する現像
ローラ27y、27m、27c、27kの当接時間が4
0秒、感光ドラム1を用い、問題無く印刷可能なページ
数を多色画像5000ページとした場合、寿命閾値は2
00000秒に設定すれば良い。
【0184】また、表9に示した寿命係数テーブルを作
成するためには、例えば、間欠、連続でそれぞれ500
0ページの印刷を実施し、感光ドラム1の電荷輸送層1
cの削れ量比較を行なえばよい。
【0185】その結果、プロセススピード90mm/s
ecで印刷を行なった際に約10.0μmであった電荷
輸送層1cの削れ量が、プロセススピード45mm/s
ecで印刷を行なった場合では約16.5μmとなった
とする。すなわち、プロセススピード45mm/sec
で印刷を行なった場合、プロセススピード90mm/s
ecで印刷を行なった場合(寿命閾値の算出に用いた基
準)に比較し、電荷輸送層1cの削れ量が1.65倍増
加することが把握できたとする。
【0186】この場合、表9のように、プロセススピー
ド45mm/secで印刷を行なう場合に、プロセスス
ピード90mm/secで印刷を行なう場合の1.65
倍の寿命係数を用いればよい。
【0187】そのようにすれば、記録材Pの種類に応じ
プロセススピード45mm/secで印刷を行なう際で
も、適切な時点(感光ドラム20の劣化具合がプロセス
スピード45mm/secで印刷を行なった場合と同様
となる時点)に、使用者に対し感光ドラム20の寿命到
達を報知することが可能となる。
【0188】なお、前述した通り寿命係数及び寿命閾値
Bを定めた場合、プロセススピード45mm/secで
印刷を行なうと、多色画像3125ページを間欠印刷し
たタイミングで感光ドラム20の寿命に到達することと
なる。
【0189】更に、本実施形態に示す多色画像形成装置
では、ブラック単色印刷時の画像形成速度を向上するた
めに、複数備える現像器23y、23m、23c、23
kの内、ブラックの現像器23kのみを用いて画像形成
を行なう単色画像形成モードを備える。
【0190】上記単色画像形成モードでは、画像形成動
作における各色の像形成に要する時間が多色画像形成時
に比較し1/4となる。但し、画像形成動作の内前述し
た各色の画像形成(潜像形成・現像・一次転写)以外に
要する時間、即ち前処理動作や、中間転写体25上に積
層された現像剤像の一括転写、及びその後の後処理動作
の内容等は多色画像形成時と変更は無い。上記単色画像
形成モードで画像形成を行った際に印字可能な枚数から
得た、現像ローラ当接時間検知手段37に対する寿命係
数は、以下の表10の通りとなった。
【0191】
【表10】
【0192】上記の通り、単色画像形成モードでは多色
画像形成モードに比較して、間欠印字時で1.7倍程
度、連続印字時で2.5倍程度感光ドラム20の寿命が
長くなる様、寿命到達の報知が行われることとなる。
【0193】以上述べた様に、本実施形態では印刷内容
に応じて複数の動作モードを切換えて画像形成を行う事
が可能であるが、それぞれの動作モードの種別を検知
し、現像ローラ当接時間検知手段37の検知結果に適正
な寿命係数を乗じる事で、感光ドラム20の寿命を正確
に把握することが可能となり、使用者に対し感光ドラム
20の交換時期を的確に報知することができる。
【0194】また、感光ドラム20の寿命検知に複雑な
機構を要さないため、装置本体の製造コストを低廉に抑
え、使用者に対して前述の利便を安価に提供することが
可能となる。
【0195】(他の実施形態)上記実施形態では、感光
ドラムの消耗度合いを示すカウント値が所定の閾値を超
えた場合に像担持体の寿命を報知するプリンタについて
説明したが、さらに、感光ドラムの寿命閾値以下の寿命
予告閾値を定め、消耗値が寿命予告閾値に到達若しくは
超過した場合、像担持体寿命到達の予告を出すよう制御
を行っても良い。
【0196】例えば、寿命予告閾値を寿命閾値の90%
となるように設定した場合、感光ドラムの寿命残が10
%に達した時点で、使用者に対して感光ドラムの寿命が
間近であることを報知することが可能となり、使用者は
感光ドラムの交換に備えることができる。
【0197】また、上記第1乃至第6実施形態では記憶
媒体として、NV-RAMを用いたが、本発明はこれに
限定されるものではなく、磁性記憶媒体や光記憶媒体
等、あらゆるタイプの記憶媒体を適用可能である。
【0198】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プリンタが如何なる状態にあっても、像担持体の寿命を
正確に把握し、使用者に対し感光ドラムの交換時期を的
確に報知できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのプリンタの概略
構成図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係る現像ローラ当接・
離間機構を示す概略図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る感光ドラム寿命到
達報知の制御を示すブロック図である。
【図4】本発明の第1実施形態に係る感光ドラム寿命到
達報知までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態としての多色プリンタの
概略構成図である。
【図6】本発明の第2実施形態に係る多色プリンタに設
けられた回転式現像装置の拡大図である。
【図7】本発明の第3実施形態としてのプリンタ及びプ
ロセスカートリッジの概略構成図である。
【図8】本発明の第4実施形態としてのプリンタ及びプ
ロセスカートリッジを示す概略構成図である。
【図9】本発明の第4実施形態に係る感光ドラム寿命到
達報知までの処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第5実施形態としてのプリンタ及び
プロセスカートリッジを示す概略構成図である。
【図11】本発明の第6実施形態としてのプリンタを示
す概略構成図である。
【図12】本発明の第6実施形態としてのプリンタにお
ける感光ドラム駆動・現像ローラの当接・離間タイミン
グを示す図である。
【図13】本発明の第6実施形態に係る感光ドラム寿命
到達報知の制御を示すブロック図である。
【図14】本発明の第6実施形態に係る感光ドラム寿命
到達報知までの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図15】本発明の第7実施形態に係る感光ドラム寿命
到達報知までの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図16】本発明の第8実施形態に係る感光ドラム寿命
到達報知までの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図17】本発明の第9実施形態に係る感光ドラム寿命
到達報知までの処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【図18】従来のプリンタにおける現像剤担持体当接・
離間タイミングを示す図である。
【図19】記憶部18の詳細図である。
【符号の説明】
1‥‥感光ドラム 2‥‥帯電ローラ 3‥‥現像器 3a‥‥現像ローラ 3b‥‥供給ローラ 3c‥‥現像ブレード 3d‥‥攪拌部材 3e‥‥現像剤収容部 3f‥‥カム 3g‥‥支点 3h‥‥加圧バネ 4a‥‥電源 4b‥‥電源 5‥‥レーザースキャナ 6‥‥転写部 7‥‥定着部 8‥‥クリーニングブレード 9‥‥廃現像剤容器 10‥‥制御部 11‥‥現像ローラ当接時間検知部 12‥‥記憶部 17‥‥プロセスカートリッジ 18‥‥記憶部 19‥‥コネクタ部 20‥‥像担持体 21‥‥帯電器 22‥‥露光器 23‥‥回転現像装置 23y、23m、23c、23k‥‥現像器(イエロ
ー、マゼンタ、シアン、ブラック) 24‥‥回転式現像装置 25‥‥中間転写体 26‥‥現像装置回転軸 27y、27m、27c、27k‥‥現像ローラ(イエ
ロー、マゼンタ、シアン、ブラック) 29‥‥現像バイアス電圧電源 31‥‥クリーニングブレード 33‥‥定着装置 33‥‥プロセスカートリッジ 34‥‥記憶部 35‥‥コネクタ部 36‥‥制御部 37‥‥現像ローラ当接時間検知部 38‥‥記憶部 39‥‥感光ドラム駆動時間検知部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H027 DA39 DE07 DE09 EC09 EC10 ED02 ED08 EE02 EE07 EE08 FA28 HB02 HB05 HB07 HB14 HB15 HB17 HB18 2H077 AA02 AB04 AC04 AD02 AD06 AD13 AD17 AD23 AD35 BA08 BA09 DA24 DA78 DB14 DB21 GA04 GA13 2H171 FA02 FA09 FA13 GA11 GA20 GA40 JA23 JA27 JA29 JA31 JA49 JA50 JA51 LA05 LA06 LA13 LA18 QA02 QA05 QA08 QA13 QA15 QA16 QA18 QA19 QA23 QB03 QB10 QB15 QB17 QB32 QB38 QB41 QB49 QC03 QC22 SA02 TA08 TA15 TB01 UA02

Claims (24)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面に静電潜像を担持する像担持体と、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と、 前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させ
    る当接離間手段と、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知する当接時間検知手段と、 前記当接時間検知手段で検知された時間に基づいて前記
    像担持体の寿命を判定する寿命判定手段と、 を備えることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
    段が検知した当接時間を積算し、その積算値が、予め定
    めた閾値に達した場合に、前記像担持体が寿命であると
    判定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装
    置。
  3. 【請求項3】前記像担持体は、着脱可能なカートリッジ
    に含まれ、該カートリッジは前記閾値を記憶する記憶手
    段を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
    段が検知した当接時間を積算し、その積算値が、予め定
    めた予告閾値に達した場合に、前記像担持体の寿命が近
    いと判定することを特徴とする請求項1、2または3に
    記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】前記像担持体は、着脱可能なカートリッジ
    に含まれ、該カートリッジは前記予告閾値を記憶する記
    憶手段を有することを特徴とする請求項4に記載の画像
    形成装置。
  6. 【請求項6】前記像担持体は、前記画像形成装置と着脱
    可能なカートリッジに含まれ、該カートリッジは、前記
    当接時間の積算値を記憶する記憶手段を含むことを特徴
    とする請求項1乃至5のいずれかに記載の画像形成装
    置。
  7. 【請求項7】さらに、前記像担持体の駆動時間を検知す
    る駆動時間検知手段を備え、 前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手段で検知され
    た当接時間に加えて、前記駆動時間にも基づいて前記像
    担持体の寿命を判定することを特徴とする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
    段によって検知された当接時間の積算値が予め定めた第
    1閾値に達した場合、又は、前記駆動時間検知手段によ
    って検知された駆動時間の積算値が予め定めた第2閾値
    に達した場合に、像担持体が寿命であると判定すること
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】前記寿命判定手段は、前記当接時間検知手
    段によって検知された当接時間の積算値が予め定めた第
    1予告閾値に達した場合、又は、前記駆動時間検知手段
    によって検知された駆動時間の積算値が予め定めた第2
    予告閾値に達した場合に、像担持体に寿命が近いと判定
    することを特徴とする請求項7又は8に記載の画像形成
    装置。
  10. 【請求項10】前記像担持体は、前記画像形成装置と着
    脱可能なカートリッジに含まれ、該カートリッジは、前
    記当接時間の積算値及び前記駆動時間の積算値を記憶す
    る記憶手段を含むことを特徴とする請求項7、8又は9
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】前記寿命判定手段が前記像担持体の寿命
    がきたと判定した場合又は前記像担持体の寿命が近いと
    判定した場合に、その判定内容を報知する報知手段を更
    に有することを特徴とする請求項1乃至10のいずれか
    に記載の画像形成装置。
  12. 【請求項12】像担持体の寿命到達時に画像形成装置本
    体を停止させる停止手段をさらに有することを特徴とし
    た請求項1乃至11のいずれかに記載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】表面に静電潜像を担持する像担持体と、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と、 前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させ
    る当接離間手段と、 を備える画像形成装置の制御方法であって、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知し、その時間に基づいて前
    記像担持体の寿命を判定することを特徴とする画像形成
    装置の制御方法。
  14. 【請求項14】表面に静電潜像を担持する像担持体と、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と、 前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させ
    る当接離間手段と、 を備える画像形成装置の制御プログラムであって、 プロセッサが該制御プログラムを実行することにより、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知し、その時間に基づいて前
    記像担持体の寿命を判定することを特徴とする制御プロ
    グラム。
  15. 【請求項15】表面に静電潜像を担持する像担持体と、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と、 前記現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させ
    る当接離間手段と、 を備える画像形成装置の制御プログラムを格納した記憶
    媒体であって、 プロセッサが該制御プログラムを実行することにより、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知し、その時間に基づいて前
    記像担持体の寿命を判定する制御プログラムを格納した
    ことを特徴とする記憶媒体。
  16. 【請求項16】表面に静電潜像を担持する像担持体を含
    むカートリッジであって、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させる当
    接離間手段と、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知する当接時間検知手段と、 前記当接時間検知手段で検知された時間に基づいて前記
    像担持体の寿命を判定する寿命判定手段と、 を備える画像形成装置に着脱可能であり、 前記当接時間の積算値、または、前記像担持体の寿命判
    断に用いる寿命閾値、の少なくとも一方を記憶する領域
    を有する記憶手段を備えることを特徴とするカートリッ
    ジ。
  17. 【請求項17】前記寿命判定手段は、 前記当接時間検知手段で検知された時間に対し画像形成
    条件に応じた寿命係数を乗算し、それにより得た値を積
    算して得られた積算値が、所定の寿命閾値と比べて大き
    い場合に前記像担持体の寿命と判定することを特徴とす
    る請求項1に記載の画像形成装置。
  18. 【請求項18】前記画像形成条件は、1つの記録材に対
    する間欠での画像形成か、複数の記録材に対する連続的
    な画像形成かを決定する画像形成モードを含むことを特
    徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. 【請求項19】前記画像形成条件は、画像形成の対象と
    なる記録材のサイズを含むことを特徴とする請求項17
    に記載の画像形成装置。
  20. 【請求項20】前記画像形成条件は、画像形成の対象と
    なる記録材の種類を含むことを特徴とする請求項17に
    記載の画像形成装置。
  21. 【請求項21】前記画像形成条件は、画像形成速度を含
    むことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  22. 【請求項22】前記当接離間手段によって前記現像剤担
    持体と前記像担持体とが当接した時間を検知し、その時
    間にに対し画像形成条件に応じた寿命係数を乗算し、そ
    れにより得た値を積算して得られた積算値が、所定の寿
    命閾値と比べて大きい場合に前記像担持体の寿命と判定
    することを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置
    の制御方法。
  23. 【請求項23】前記当接離間手段によって前記現像剤担
    持体と前記像担持体とが当接した時間を検知し、その時
    間に対し画像形成条件に応じた寿命係数を乗算し、それ
    により得た値を積算して得られた積算値が、所定の寿命
    閾値と比べて大きい場合に前記像担持体の寿命と判定す
    ることを特徴とする請求項13に記載の画像形成装置の
    制御方法。
  24. 【請求項24】表面に静電潜像を担持する像担持体を含
    むカートリッジであって、 前記像担持体上の静電潜像を現像剤によって顕像化する
    現像剤担持体と前記像担持体とを当接及び離間させる当
    接離間手段と、 前記当接離間手段によって前記現像剤担持体と前記像担
    持体とが当接した時間を検知する当接時間検知手段と、 前記当接時間検知手段で検知された時間に基づいて前記
    像担持体の寿命を判定する寿命判定手段と、 を備える画像形成装置に着脱可能であり、 前記当接時間対し画像形成条件に応じた寿命係数を乗算
    した値の積算値、または、前記像担持体の寿命判断に用
    いる寿命閾値、の少なくとも一方を記憶する領域を有す
    る記憶手段を備えることを特徴とするカートリッジ。
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