JP2003322665A - 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法 - Google Patents

電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法

Info

Publication number
JP2003322665A
JP2003322665A JP2002129804A JP2002129804A JP2003322665A JP 2003322665 A JP2003322665 A JP 2003322665A JP 2002129804 A JP2002129804 A JP 2002129804A JP 2002129804 A JP2002129804 A JP 2002129804A JP 2003322665 A JP2003322665 A JP 2003322665A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electrode
inspected
circuit board
electrodes
electric resistance
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002129804A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Kimura
潔 木村
Kenichi Koyama
憲一 小山
Fujio Hara
富士雄 原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JSR Corp
Original Assignee
JSR Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by JSR Corp filed Critical JSR Corp
Priority to JP2002129804A priority Critical patent/JP2003322665A/ja
Priority to PCT/JP2003/005520 priority patent/WO2003093840A1/ja
Priority to CNB038094770A priority patent/CN100359328C/zh
Priority to AU2003234771A priority patent/AU2003234771A1/en
Priority to KR1020047014859A priority patent/KR100588028B1/ko
Priority to US10/507,891 priority patent/US7038471B2/en
Priority to TW092112005A priority patent/TWI281984B/zh
Publication of JP2003322665A publication Critical patent/JP2003322665A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R1/00Details of instruments or arrangements of the types included in groups G01R5/00 - G01R13/00 and G01R31/00
    • G01R1/02General constructional details
    • G01R1/06Measuring leads; Measuring probes
    • G01R1/067Measuring probes
    • G01R1/073Multiple probes
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2801Testing of printed circuits, backplanes, motherboards, hybrid circuits or carriers for multichip packages [MCP]
    • G01R31/281Specific types of tests or tests for a specific type of fault, e.g. thermal mapping, shorts testing
    • G01R31/2812Checking for open circuits or shorts, e.g. solder bridges; Testing conductivity, resistivity or impedance
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2801Testing of printed circuits, backplanes, motherboards, hybrid circuits or carriers for multichip packages [MCP]
    • G01R31/2805Bare printed circuit boards
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
    • G01R31/00Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
    • G01R31/28Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
    • G01R31/2801Testing of printed circuits, backplanes, motherboards, hybrid circuits or carriers for multichip packages [MCP]
    • G01R31/2806Apparatus therefor, e.g. test stations, drivers, analysers, conveyors
    • G01R31/2808Holding, conveying or contacting devices, e.g. test adapters, edge connectors, extender boards
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/0266Marks, test patterns or identification means
    • H05K1/0268Marks, test patterns or identification means for electrical inspection or testing
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K1/00Printed circuits
    • H05K1/02Details
    • H05K1/11Printed elements for providing electric connections to or between printed circuits
    • H05K1/115Via connections; Lands around holes or via connections
    • H05K1/116Lands, clearance holes or other lay-out details concerning the surrounding of a via

Abstract

(57)【要約】 【課題】 被検査回路基板が、大面積で、サイズの小さ
い多数の被検査電極を有するものであっても、所要の電
気的接続を確実に達成することができ、しかも、所期の
電気抵抗の測定を高い精度で確実に行うことができる電
気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定
装置および電気抵抗測定方法の提供。 【解決手段】 本発明の電気抵抗測定用コネクターは、
絶縁性基板と、この絶縁性基板の表面に設けられた、被
検査回路基板における複数の被検査電極のパターンに対
応するパターンに従って配置されたコア電極およびこの
コア電極と電気的に絶縁された状態で当該コア電極を包
囲するよう配置されたリング状電極よりなる複数の接続
電極対と、前記絶縁性基板の裏面に設けられ、前記接続
電極対におけるコア電極およびリング状電極のいずれか
一方に電気的に接続された複数の中継電極とを具えてな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気抵抗測定用コ
ネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子部品やこれを内蔵した電子機
器における信号伝送の高速化の要請に伴って、BGAや
CSPなどのLSIパッケージを構成する回路基板やこ
れらの半導体装置が搭載される回路基板として、電極間
における配線の電気抵抗が低いものが要求されている。
そのため、このような回路基板の電気的検査において
は、その電極間における配線の電気抵抗の測定を高い精
度で行うことが極めて重要である。従来、回路基板の電
気抵抗の測定においては、例えば、図11に示すよう
に、被検査回路基板90の互いに電気的に接続された2
つの被検査電極91,92の各々に対し、電流供給用プ
ローブPA,PDおよび電圧測定用プローブPB,PC
を押圧して接触させ、この状態で、電流供給用プローブ
PA,PDの間に電源装置93から電流を供給し、この
ときに電圧測定用プローブPB,PCによって検出され
る電圧信号を電気信号処理装置94において処理するこ
とにより、当該被検査電極91,92間の電気抵抗の大
きさを求める四端子法が採用されている。
【0003】しかしながら、上記の方法においては、電
流供給用プローブPA,PDおよび電圧測定用プローブ
PB,PCを被検査電極91,92に対して相当に大き
い押圧力で接触させることが必要であり、しかも当該プ
ローブは金属製であってその先端は尖頭状とされている
ため、プローブが押圧されることによって被検査電極9
1,92の表面が損傷してしまい、当該回路基板は使用
することが不可能なものとなってしまう。このような事
情から、電気抵抗の測定は、製品とされるすべての回路
基板について行うことができず、いわゆる抜き取り検査
とならざるを得ないため、結局、製品の歩留りを大きく
することはできない。
【0004】このような問題を解決するため、従来、被
検査電極に接触する接続用部材が導電性エラストマーに
より構成された電気抵抗測定装置が提案されている。例
えば、(i)特開平9−26446号公報には、エラス
トマーにより導電性粒子が結着された導電ゴムよりなる
弾性接続用部材を、電流供給用電極および電圧測定用電
極の個々に配置してなる電気抵抗測定装置が開示され、
(ii)特開2000−74965号公報には、同一の被
検査電極に電気的に接続される電流供給用電極および電
圧測定用電極の両方の表面に接するよう設けられた、異
方導電性エラストマーよりなる共通の弾性接続用部材を
有する電気抵抗測定装置が開示され、(iii )特開20
00−241485号公報には、表面に複数の検査電極
が形成された検査用回路基板と、この検査用回路基板の
表面に設けられた導電性エラストマーよりなる弾性接続
用部材とを有し、被検査電極が接続部材を介して複数の
検査電極に電気的に接続された状態で、それらの検査電
極のうち2つを選択し、その一方を電流供給用電極と
し、他方を電圧測定用電極として電気抵抗を測定する電
気抵抗測定装置が開示されている。このような電気抵抗
測定装置によれば、被検査回路基板の被検査電極に対
し、弾性接続用部材を介して、電流供給用電極および電
圧測定用電極が対接されることによって電気的接続が達
成されるため、当該被検査電極を損傷させることなく電
気抵抗の測定を行うことができる。
【0005】しかしながら、上記(i)および上記(i
i)の構成の電気抵抗測定装置によって、電極間におけ
る電気抵抗の測定を行う場合には、以下のような問題が
ある。近年、回路基板においては、高い集積度を得るた
めに電極のサイズおよびピッチもしくは電極間距離が小
さくなる傾向がある。而して、上記(i)および上記
(ii)の構成の電気抵抗測定装置においては、電気抵抗
を測定すべき被検査回路基板における被検査電極の各々
に、弾性接続用部材を介して電流供給用電極および電圧
測定用電極の両方を同時に電気的に接続させる必要があ
る。従って、小さいサイズの被検査電極が高密度で配置
された被検査回路基板についての電気抵抗の測定を行う
ための電気抵抗測定装置においては、小さなサイズの被
検査電極の各々に対応して、当該被検査電極が占有する
領域と同等若しくはそれ以下の面積の領域内に、互いに
離間した状態で電流供給用電極および電圧測定用電極を
形成すること、すなわち被検査電極よりも更に小さいサ
イズの電流供給用電極および電圧測定用電極を極めて小
さい距離で離間した状態で形成することが必要である。
また、回路基板の製造方法としては、生産性を向上させ
るために、一つの基板材料によって、複数の回路基板が
連結されてなる回路基板連結体を製造し、その状態で、
当該回路基板連結体における各回路基板についての電気
的検査を一括して行い、その後、回路基板連結体を切断
することにより、分離された複数の回路基板を製造する
方法が採用されている。
【0006】然るに、検査対象である回路基板連結体
は、その面積が相当に大きく、また、被検査電極の数も
極めて多いものであり、特に多層回路基板を製造する場
合には、その製造プロセスにおける工程数が多く、加熱
処理による熱履歴を受ける回数が多いため、被検査電極
が所期の配置位置から位置ずれした状態で形成されるこ
とが少なくない。このように、大面積で、多数の被検査
電極を有し、当該被検査電極が所期の配置位置から位置
ずれした状態で形成された被検査回路基板について、上
記(i)および上記(ii)の構成の電気抵抗測定装置に
よって電気抵抗の測定を行う場合には、被検査電極の各
々に、電流供給用電極および電圧測定用電極の両方を同
時に電気的に接続させることは極めて困難である。具体
的な一例を挙げて説明すると、図12に示すように、直
径Lが300μmの被検査電極Tに係る電気抵抗を測定
する場合には、当該被検査電極Tに電気的に接続される
電流供給用電極Aおよび電圧測定用電極Vの離間距離D
は150μm程度であるが、図13(イ)および(ロ)
に示すように、被検査回路基板の位置合わせにおいて、
電流供給用電極Aおよび電圧測定用電極Vに対する被検
査電極Tの位置が、図12に示す所期の位置から電流供
給用電極Aおよび電圧測定用電極Vが並ぶ方向に75μ
mずれたときには、電流供給用電極Aおよび電圧測定用
電極Vのいずれか一方と被検査電極Tとの電気的接続が
達成されず、所要の電気抵抗測定を行うことができな
い。このような問題を解決する手段として、電流供給用
電極Aおよび電圧測定用電極Vの離間距離Dを小さくす
る、例えば100μm以下にすることが考えられるが、
そのような電気抵抗測定装置を作製することは、実際上
極めて困難である。
【0007】一方、上記(iii )の電気抵抗測定装置に
よれば、被検査電極の各々に対応して、電流供給用電極
および電圧測定用電極を形成することが不要であるた
め、電気抵抗を測定すべき被検査回路基板が、大面積
で、多数の被検査電極を有し、かつ、小さいサイズの被
検査電極が高密度で配置されてなるものであっても、当
該被検査回路基板との位置ずれに対する許容度が大き
く、また、当該電気抵抗測定装置の作製が容易である。
しかしながら、このような電気抵抗測定装置は、いわば
擬似四端子法による測定装置であるため、測定誤差範囲
が大きいものであり、従って、電極間における電気抵抗
の低い回路基板について、その電気抵抗の測定を高い精
度で行うことは困難である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な事情に基づいてなされたものであって、その第1の目
的は、電気抵抗を測定すべき被検査回路基板が、大面積
で、サイズの小さい多数の被検査電極を有するものであ
っても、当該被検査回路基板に対する所要の電気的接続
を確実に達成することができ、しかも、所期の電気抵抗
の測定を高い精度で確実に行うことができる電気抵抗測
定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置およ
び電気抵抗測定方法を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の電気抵抗測定用
コネクターは、絶縁性基板と、この絶縁性基板の表面に
設けられた、電気抵抗を測定すべき被検査回路基板にお
ける複数の被検査電極のパターンに対応するパターンに
従って配置されたコア電極およびこのコア電極と電気的
に絶縁された状態で当該コア電極を包囲するよう配置さ
れたリング状電極よりなる複数の接続電極対と、前記絶
縁性基板の裏面に設けられ、前記接続電極対におけるコ
ア電極およびリング状電極のいずれか一方に電気的に接
続された複数の中継電極とを具えてなることを特徴とす
る。
【0010】本発明の回路基板の電気抵抗測定装置は、
電気抵抗を測定すべき被検査回路基板の一面側に配置さ
れる、上記の電気抵抗測定用コネクターを具えてなり、
被検査回路基板における一面側被検査電極の各々に、前
記電気抵抗測定用コネクターの接続電極対におけるコア
電極およびリング状電極が同時に電気的に接続されて測
定状態とされ、この測定状態において、指定された1つ
の一面側被検査電極に電気的に接続されたコア電極およ
びリング状電極のうち、その一方を電流供給用電極と
し、他方を電圧測定用電極として用いることにより、当
該指定された1つの一面側被検査電極に係る電気抵抗の
測定が実施されることを特徴とする。
【0011】本発明の回路基板の電気抵抗測定装置にお
いては、電気抵抗測定用コネクターの裏面に異方導電性
シートを介して配置された、表面に前記電気抵抗測定用
コネクターにおける中継電極のパターンに対応するパタ
ーンに従って配置された検査電極を有する一面側検査用
回路基板を具えてなり、測定状態において、前記検査電
極の各々に、前記異方導電性シートを介して対応する中
継電極に電気的に接続されることが好ましい。また、被
検査回路基板の他面側に配置される、他面側検査用回路
基板を具えてなり、前記他面側検査用回路基板は、その
表面にそれぞれ前記被検査回路基板の他面側被検査電極
の各々に対応して互いに離間して配置された、それぞれ
同一の他面側被検査電極に電気的に接続される電流供給
用検査電極および電圧測定用検査電極が形成されている
ことが好ましい。
【0012】本発明の回路基板の電気抵抗測定方法は、
電気抵抗を測定すべき被検査回路基板の一面に、上記の
電気抵抗測定用コネクターを配置し、当該被検査回路基
板の一面側被検査電極の各々に、前記電気抵抗測定用コ
ネクターの接続電極対におけるコア電極およびリング状
電極を同時に電気的に接続して測定状態とし、この測定
状態において、指定された1つの一面側被検査電極に電
気的に接続されたコア電極およびリング状電極のうち、
その一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測定用電極
として用いることにより、当該指定された1つの一面側
被検査電極に係る電気抵抗の測定を実施することを特徴
とする。
【0013】
【作用】上記の構成の電気抵抗測定用コネクターによれ
ば、被検査回路基板における被検査電極のパターンに対
応するパターンに従って配置されたコア電極およびこれ
を包囲するよう配置されたリング状電極を有するため、
被検査回路基板における被検査電極上に、コア電極の少
なくとも一部が位置されるよう位置合わせをすれば、当
該被検査電極上にはリング状電極の少なくとも一部が位
置されるようになり、これにより、被検査電極に対する
コア電極およびリング状電極の両方の電気的接続が確実
に達成される。しかも、コア電極およびリング状電極は
互いに電気的に絶縁されているので、当該被検査電極に
電気的に接続されたコア電極およびリング状電極のう
ち、一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測定用電極
として用いることにより、当該被検査回路基板について
の電気抵抗を高い精度で測定することができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て詳細に説明する。 〈電気抵抗測定用コネクター〉図1は、本発明に係る電
気抵抗測定用コネクターの一例における一部の構成を示
す説明用断面図であり、この電気抵抗測定用コネクター
10は、回路基板における電極間の電気抵抗を測定する
ために用いられるものである。図1に示す電気抵抗測定
用コネクターは、絶縁性基板11を有し、この絶縁性基
板11には、その表面から裏面に向かうに従って大径と
なる複数の円錐台状の導電体12が、電気抵抗を測定す
べき回路基板における被検査電極のパターンに対応する
パターンに従って、当該絶縁性基板の厚み方向に貫通し
てその両面から突出するよう形成されており、この導電
体12における表面側の一端部によってコア電極13が
形成され、当該導電体12における裏面側の他端部によ
って中継電極14が形成されている。図2にも示すよう
に、絶縁性基板11の表面(図1において下面)には、
各コア電極13を包囲する複数のリング状電極15が当
該コア電極13と電気的に絶縁された状態で絶縁性基板
11の表面から突出するよう配置されており、各コア電
極13とこれを包囲するリング状電極15とによって、
被検査回路基板における一の被検査電極に電気的に接続
される接続電極対16が形成されている。図示の例で
は、コア電極13およびリング状電極15は、絶縁性基
板11の表面からの突出高さが実質的に同一である。図
3にも示すように、絶縁性基板11の裏面(図1におい
て上面)には、隣接する導電体12による中継電極14
の間の位置に、当該導電体12による中継電極14とは
別個の複数の中継電極17が形成されており、各中継電
極17には、絶縁性基板11の表面に形成された配線部
18および当該絶縁性基板11をその厚み方向に貫通し
て伸びる短絡部19によって、リング状電極15に電気
的に接続されている。
【0015】絶縁性基板11を構成する材料としては、
ポリイミド樹脂、ガラス繊維補強型ポリイミド樹脂、ガ
ラス繊維補強型エポキシ樹脂、ガラス繊維補強型ビスマ
レイミドトリアジン樹脂などを用いることができる。ま
た、絶縁性基板11は、単層構成のものであっても多層
構成のものであってもよい。絶縁性基板11の厚みは、
例えば50〜1000μmであることが好ましく、より
好ましくは100〜500μmである。
【0016】コア電極13すなわち導電体12を構成す
る材料としては、ニッケル、鉄、コバルト、銅、金、
銀、アルミニウムなどの金属若しくはこれらの合金、ま
たはこれらの金属の積層体、或いはこれらの金属の粉末
が含有されてなる導電性ペーストの硬化物などを用いる
ことができるが、高い導電性が得られる点で、金属を用
いることが好ましい。コア電極13の径は、当該コア電
極13に電気的に接続される被検査電極の径に応じて設
定され、被検査電極に対する電気的接続を確実に達成す
ることができる点で、被検査電極の径の30〜80%で
あることが好ましく、より好ましくは40〜60%であ
る。コア電極13の絶縁性基板11からの突出高さは、
20〜100μmであることが好ましく、より好ましく
は30〜70μmである。
【0017】リング状電極15を構成する材料として
は、銅、ニッケル、金またはこれらの金属の積層体など
を用いることができる。リング状電極15の内径は、当
該リング状電極15に電気的に接続される被検査電極の
径に応じて設定され、被検査電極に対する電気的接続を
確実に達成することができる点で、異方導電性シートの
電気的な横方向のにじみも考慮して、被検査電極の径の
50〜110%であることが好ましく、より好ましくは
70〜100%である。また、コア電極13とリング状
電極15との絶縁性を確保する観点から、リング状電極
15の内径は、コア電極13の径の1.1〜2倍である
ことが好ましく、より好ましくは1.2〜1.7倍であ
る。リング状電極15の絶縁性基板11からの突出高さ
は、20〜100μmであることが好ましく、より好ま
しくは30〜70μmである。
【0018】導電体12は、例えば絶縁性基板11に、
適宜の手段例えばドリル加工やレーザー加工などによっ
て貫通孔を形成し、この貫通孔にメッキ処理などによっ
て金属を充填することによって、或いは導電性ペースト
を充填して硬化処理することによって、形成することが
できる。また、リング状電極15、中継電極17、配線
部18および短絡部19は、プリント配線板を製造する
ために一般に用いられる方法によって、形成することが
できる。
【0019】上記の電気抵抗測定用コネクター10にお
いては、図4に示すように、電気抵抗を測定すべき被検
査回路基板1の一面に、例えば異方導電性シート5を介
して当該電気抵抗測定用コネクター10における各コア
電極13が当該被検査回路基板1の各一面側被検査電極
2上に位置するよう配置され、適宜の手段によって押圧
されることにより、被検査回路基板10の一面側被検査
電極2には、異方導電性シート5を介して、電気抵抗測
定用コネクター10における接続電極対16が電気的に
接続される。このとき、リング状電極15は、コア電極
13を包囲するよう形成されているため、図5に示すよ
うに、コア電極13の中心位置が一面側被検査電極2の
中心位置から位置ずれした場合であっても、一面側被検
査電極2にコア電極13が電気的に接続されていれば、
リング状電極15も必ず一面側被検査電極2に電気的に
接続される。このような状態において、被検査回路基板
10における複数の一面側被検査電極2のうち1つの一
面側被検査電極2を指定し、この指定された一面側被検
査電極2に電気的に接続されているコア電極13および
リング状電極15のうち、一方を電流供給用電極とし、
他方を電圧測定用電極として用いることにより、指定さ
れた一面側被検査電極2に係る電気抵抗の測定が行われ
る。
【0020】ここで、電気抵抗を測定すべき被検査回路
基板1としては、図6(イ)に示すように、一面に形成
された一面側被検査電極2のみを有し、当該一面側被検
査電極2間に形成された回路4aのみを有するもの、図
6(ロ)に示すように、一面に形成された一面側被検査
電極2および他面に形成された他面側被検査電極3を有
し、一面側被検査電極2と他面側被検査電極3との間に
形成された回路4bのみを有するもの、図6(ハ)に示
すように、一面に形成された一面側被検査電極2および
他面に形成された他面側被検査電極3を有し、一面側被
検査電極2間に形成された回路4aおよび一面側被検査
電極2と他面側被検査電極3との間に形成された回路4
bの両方を有するもののいずれであってもよい。
【0021】上記の構成の電気抵抗測定用コネクター1
0によれば、被検査回路基板1における一面側被検査電
極2のパターンに対応するパターンに従って配置された
コア電極13の周囲には、当該コア電極13を包囲する
ようリング状電極15が形成されているため、被検査回
路基板2における一面側被検査電極2上に、コア電極1
3の少なくとも一部が位置されるよう位置合わせをすれ
ば、当該一面側被検査電極2上にはリング状電極15の
少なくとも一部が位置されるようになり、従って、被検
査回路基板1が大面積でサイズの小さい多数の一面側被
検査電極2を有するものであっても、一面側被検査電極
2に対するコア電極13およびリング状電極15の両方
の電気的接続を確実に達成することができる。しかも、
コア電極13およびング状電極15は互いに電気的に絶
縁されているので、当該一面側被検査電極2に電気的に
接続されたコア電極13およびリング状電極15のう
ち、一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測定用電極
として用いることにより、当該被検査回路基板1につい
ての電気抵抗を高い精度で測定することができる。
【0022】本発明の電気抵抗測定用コネクターにおい
ては、上記の実施の形態に限定されず種々の変更を加え
ることが可能である。例えば、図7に示すように、導電
体12は、絶縁性基板11に対してその厚み方向に移動
可能に支持された構成、具体的には、絶縁性基板11
に、厚み方向に貫通して伸び、表面から裏面に向かって
大径となるテーパー状の貫通孔が形成され、この貫通孔
に適合する円錐台状の導電体12が、当該貫通孔の内壁
面に対して離接するよう、厚み方向に移動可能に支持さ
れた構成であってもよい。このような構成によれば、被
検査電極の突出高さに応じてコア電極13すなわち導電
体12が厚み方向に移動するので、当該電気抵抗測定用
コネクター10の表面に配置される異方導電性シートの
凹凸吸収性を有効に利用することができ、これにより、
例えば被検査電極が突起状のものであって、その突出高
さのバラツキが大きい被検査回路基板に対しても、高い
接続信頼性が得られ、その結果、所要の電気抵抗の測定
を高い精度で確実に行うことができる。
【0023】〈回路基板の電気抵抗測定装置〉図8は、
本発明に係る回路基板の電気抵抗測定装置の一例におけ
る構成を示す説明図であり、図9は、図8に示す回路基
板の電気抵抗測定装置の要部を拡大して示す説明図であ
る。この回路基板の電気抵抗測定装置は、電気抵抗を測
定すべき被検査回路基板1の一面(図8において上面)
側に配置される上部側アダプター40と、被検査回路基
板1の他面(図8において下面)側に配置される下部側
アダプター50とが、上下に互いに対向するよう配置さ
れて構成されている。
【0024】上部側アダプター40においては、被検査
回路基板1の一面側(図8において上側)に配置され
る、例えば図1に示す構成の電気抵抗測定用コネクター
10が設けられ、この電気抵抗測定用コネクター10の
裏面(図8において上面)には、第1の上部側異方導電
性シート20を介して一面側検査用回路基板41が配置
されている。この一面側検査用回路基板41の表面(図
8において下面)には、電気抵抗測定用コネクター10
における中継電極14,17のパターンに対応するパタ
ーンに従って、複数の検査電極42が配置され、当該一
面側検査用回路基板41の裏面(図8において上面)に
は、後述する電極板48の標準配列電極49の配列パタ
ーンに対応するパターンに従って端子電極43が配置さ
れおり、この端子電極43の各々は対応する検査電極4
2に、電気的に接続されている。
【0025】一面側検査用回路基板41の裏面上には、
第2の上部側異方導電性シート47を介して電極板48
が設けられている。この電極板48は、その表面(図8
において下面)に、例えばピッチが2.54mm、1.
8mmまたは1.27mmの標準格子点上に配置された
標準配列電極49を有し、この標準配列電極49の各々
は、第2の上部側異方導電性シート47を介して一面側
検査用回路基板41の端子電極43に電気的に接続され
ると共に、電極板48の内部配線(図示せず)を介して
テスター59に電気的に接続されている。また、電気抵
抗測定用コネクター10の表面には、第3の上部側異方
導電性シート25が配置されている。
【0026】この例における第1の上部側異方導電性シ
ート20は、電気抵抗測定用コネクター10の中継電極
14,17のパターンに対応するパターンに従って配置
された厚み方向に伸びる複数の導電路形成部21と、こ
れらの導電路形成部21の間に介在されてこれらを相互
に絶縁する絶縁部22とよりなる、いわゆる偏在型異方
導電性シートである。導電路形成部21は、第1の上部
側異方導電性シート20の基材を構成する弾性高分子物
質中に磁性を示す導電性粒子Pが厚み方向に並ぶよう配
向した状態で密に含有されて構成されており、この導電
性粒子Pの連鎖によって導電路が形成される。これに対
して、絶縁部22は、導電性粒子Pが全く或いは殆ど含
有されていないものである。
【0027】導電路形成部21を構成する導電性粒子P
としては、例えばニッケル、鉄、コバルトなどの磁性を
示す金属粒子もしくはこれらの合金の粒子またはこれら
の金属を含有する粒子、またはこれらの粒子を芯粒子と
し、当該芯粒子の表面に金、銀、パラジウム、ロジウム
などの導電性の良好な金属のメッキを施したもの、ある
いは非磁性金属粒子もしくはガラスビーズなどの無機質
粒子またはポリマー粒子を芯粒子とし、当該芯粒子の表
面に、ニッケル、コバルトなどの導電性磁性体のメッキ
を施したものなどが挙げられる。これらの中では、ニッ
ケル粒子を芯粒子とし、その表面に金や銀などの導電性
の良好な金属のメッキを施したものを用いることが好ま
しい。また、導電性粒子Pの粒径は、得られる導電路形
成部21の加圧変形を容易にし、当該導電路形成部21
における導電性粒子P間に十分な電気的な接触が得られ
るよう、3〜200μmであることが好ましく、特に1
0〜100μmであることが好ましい。
【0028】また、導電性粒子Pの含水率は、5%以下
であることが好ましく、より好ましくは3%以下、さら
に好ましくは2%以下、特に好ましくは1%以下であ
る。このような条件を満足することにより、第1の上部
側異方導電性シート20を形成する際に、当該第1の異
方導電性シート20に気泡が生ずることが防止または抑
制される。
【0029】導電路形成部21における導電性粒子Pの
割合は、体積分率で5〜60%であることが好ましく、
より好ましくは7〜50%、特に好ましくは10〜40
%である。この割合が5%未満である場合には、十分に
電気抵抗値の小さい導電路を形成することが困難となる
ことがある。一方、この割合が60%を超える場合に
は、得られる導電路形成部21は脆弱なものとなり、導
電路形成部としての必要な弾性が得られないことがあ
る。
【0030】第1の上部側異方導電性シート20の基材
を構成する絶縁性の弾性高分子物質としては、架橋構造
を有するものが好ましい。架橋構造を有する高分子物質
を得るために用いることのできる高分子物質用材料とし
ては、種々のものを用いることができ、その具体例とし
ては、ポリブタジエンゴム、天然ゴム、ポリイソプレン
ゴム、スチレン−ブタジエン共重合体ゴム、アクリロニ
トリル−ブタジエン共重合体ゴムなどの共役ジエン系ゴ
ムおよびこれらの水素添加物、スチレン−ブタジエンブ
ロック共重合体ゴムなどのブロック共重合体ゴムおよび
これらの水素添加物、シリコーンゴム、フッ素ゴム、シ
リコーン変性フッ素ゴム、エチレン−プロピレン共重合
体ゴム、ウレタンゴム、ポリエステル系ゴム、クロロプ
レンゴム、エピクロルヒドリンゴムなどが挙げられる。
以上において、成形加工性および電気絶縁特性が高いこ
とから、シリコーンゴム、シリコーン変性フッ素ゴムを
用いることが好ましい。
【0031】また、第2の上部側異方導電性シート47
およひ第3の上部側異方導電性シート25は、弾性高分
子物質中に、導電性粒子Pが厚み方向に並ぶよう配向し
て連鎖を形成した状態で、かつ、当該導電性粒子Pによ
る連鎖が面方向に分散した状態で含有されてなる、いわ
ゆる分散型の異方導電性シートである。これらの第2の
上部側異方導電性シート47および第3の上部側異方導
電性シート25を構成する弾性高分子物質および導電性
粒子Pは、第1の上部側異方導電性シート20を構成す
る弾性高分子物質および導電性粒子Pと同様のものを用
いることができる。
【0032】下部側アダプター50においては、他面側
検査用回路基板51が設けられ、この他面側検査用回路
基板51の表面(図8において上面)には、被検査回路
基板1の他面側被検査電極3の配置パターンに対応する
パターンに従って、1つの他面側被検査電極3に対し
て、互いに離間して配置された電流供給用検査電極52
および電圧測定用検査電極53よりなる検査電極対が、
他面側被検査電極3が占有する領域と同等の面積の領域
内に位置するよう配置されている。他面側検査用回路基
板51の裏面には、後述する電極板60の標準配列電極
61の配列パターンに対応するパターンに従って電流供
給用端子電極52aおよび電圧測定用端子電極53aが
配置されており、これらの電流供給用端子電極52aお
よび電圧測定用端子電極53aの各々は、対応する電流
供給用検査電極52および電圧測定用検査電極53に電
気的に接続されている。
【0033】他面側検査用回路基板51の表面上には、
検査電極対を構成する電流供給用検査電極52および電
圧測定用検査電極53の両方の表面(図8において上
面)に接する共通の弾性接続用部材56が設けられてい
る。この弾性接続用部材56は、他面側検査用回路基板
51の表面に設けられたシート状の保持部材57によっ
て、その表面(図8において上面)が当該保持部材57
の表面から突出した状態で保持されている。この図の例
においては、被検査回路基板1における他面側被検査電
極3毎に、これに対応する複数の弾性接続用部材56が
互いに独立した状態で設けられている。
【0034】他面側検査用回路基板51の裏面(図8に
おいて下面)には、下部側異方導電性シート62を介し
て電極板60が設けられている。電極板60および下部
側異方導電性シート62は、上部側アダプター40にお
ける電極板48および第2の上部側異方導電性シート4
7に対応するものであり、電極板60は、その表面(図
8において上面)に、例えばピッチが2.54mm、
1.8mmまたは1.27mmの標準格子点上に配置さ
れた標準配列電極61を有し、この標準配列電極61の
各々は、下部側異方導電性シート62を介して他面側検
査用回路基板51の電流供給用端子電極52aまたは電
圧測定用端子電極53aに電気的に接続されると共に、
電極板60の内部配線(図示せず)を介してテスター5
9に電気的に接続されている。
【0035】弾性接続用部材56は、例えば、その厚み
方向に高い導電性を示す異方導電性エラストマーにより
構成することが好ましい。このような異方導電性エラス
トマーは、例えば絶縁性の弾性高分子物質中に導電性粒
子が厚み方向(図において上下方向)に並ぶよう配向し
た状態で充填されてなり、これにより、厚み方向に高い
導電性を示すものであり、特に、厚み方向に加圧されて
圧縮されたときに厚み方向に伸びる導電路が形成され
る、加圧異方導電性エラストマーが好ましい。このよう
な弾性接続用部材56は、適宜の方法例えば特開200
0−74965号公報に記載された方法によって形成す
ることができる。
【0036】弾性接続用部材56は、その厚み方向にお
ける導電性が、厚み方向と直角な面方向における導電性
より高いことが好ましく、具体的には、面方向の電気抵
抗値に対する厚み方向の電気抵抗値の比が1以下、特に
0.5以下であるような電気的特性を有するものである
ことが好ましい。この比が1を超える場合には、弾性接
続用部材56を介して電流供給用検査電極52と電圧測
定用検査電極53との間に流れる電流が大きくなるた
め、高い精度で電気抵抗を測定することが困難となるこ
とがある。このような観点から、弾性接続用部材56を
絶縁性の弾性高分子物質中に導電性粒子が含有されたも
のとする場合には、導電性粒子の充填率が5〜50体積
%であることが好ましい。
【0037】他面側検査用回路基板51における電流供
給用検査電極52と電圧測定用検査電極53との間の離
間距離は10μm以上であることが好ましい。この離間
距離が10μm未満である場合には、弾性接続用部材5
6を介して電流供給用検査電極52と電圧測定用検査電
極53との間に流れる電流が大きくなるため、高い精度
で電気抵抗を測定することが困難となることがある。一
方、この離間距離の上限は、各検査電極のサイズと、関
連する他面側被検査電極3の寸法およびピッチによって
定まり、通常は500μm以下である。この離間距離が
過大である場合には、他面側被検査電極3の1つに対し
て両検査電極を適切に配置することが困難となることが
ある。
【0038】以上のような回路基板の電気抵抗測定装置
においては、次のようにして被検査回路基板1における
任意の一面側被検査電極2とこれに対応する他面側被検
査電極3との間の電気抵抗が測定される。被検査回路基
板1を、上部側アダプター40および下部側アダプター
50の間における所要の位置に配置し、この状態で、上
部側アダプター40を下降させると共に、下部側アダプ
ター50を上昇させることにより、被検査回路基板1の
一面に第3の上部側異方導電性シート25が圧接される
と共に、被検査回路基板1の他面に下部側アダプター5
0の弾性接続用部材56が圧接された状態となる。この
状態が測定状態である。
【0039】図9を参照して具体的に説明すると、この
測定状態においては、被検査回路基板1の一面側被検査
電極2の各々には、第3の上部側異方導電性シート25
に形成される導電路を介して、電気抵抗測定用コネクタ
ー10におけるコア電極13およびリング状電極16が
同時に電気的に接続されており、また、コア電極13お
よびリング状電極電極15は、互いに電気的に独立した
状態である。一方、被検査回路基板1の他面側被検査電
極3には、弾性接続用部材56を介して、電流供給用検
査電極52および電圧測定用検査電極53よりなる検査
電極対が電気的に接続されている。
【0040】そして、被検査回路基板1における複数の
一面側被検査電極2のうち1つの一面側被検査電極2を
指定し、この指定された一面側被検査電極2に電気的に
接続されているコア電極13およびリング状電極15の
うち、一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測定用電
極として用いることにより、電流供給用電極とされたコ
ア電極13またはリング状電極15と、指定された一面
側被検査電極2に対応する他面側被検査電極3に電気的
に接続された検査電極対における電流供給用検査電極5
2との間に電流を供給すると共に、電圧測定用電極とさ
れたコア電極13またはリング状電極15と、指定され
た一面側被検査電極2に対応する他面側被検査電極3に
電気的に接続された検査電極対における電圧測定用検査
電極53との間の電圧を測定し、これにより、当該指定
された一面側被検査電極2とこれに対応する他面側被検
査電極3との間の電気抵抗の測定を行うことができる。
【0041】以上のような構成の回路基板の電気抵抗測
定装置によれば、図1に示す構成の電気抵抗測定用コネ
クター10が設けられているため、当該電気抵抗測定用
コネクター10におけるコア電極13の少なくとも一部
が、被検査回路基板1における一面側被検査電極2上に
位置されるよう位置合わせをすれば、当該一面側被検査
電極2上にはリング状電極15の少なくとも一部が位置
されるようになり、従って、被検査回路基板1が大面積
でサイズの小さい多数の一面側被検査電極2を有するも
のであっても、一面側被検査電極2に対するコア電極1
3およびリング状電極15の両方の電気的接続を確実に
達成することができる。しかも、コア電極13およびン
グ状電極15は互いに電気的に絶縁されているので、当
該一面側被検査電極2に電気的に接続されたコア電極1
3およびリング状電極15のうち、一方を電流供給用電
極とし、他方を電圧測定用電極として用いることによ
り、当該被検査回路基板1についての電気抵抗を高い精
度で測定することができる。
【0042】本発明は、上記の実施の形態に限定され
ず、以下のような種々の変更を加えることが可能であ
る。例えば、第3の上部側異方導電性シート25は必須
のものではなく、電気抵抗測定用コネクター10におけ
るコア電極13およびリング状電極15が一面側被検査
電極2に直接接触する構成であってもよい。また、下部
側アダプター50の他面側検査用回路基板51は、1つ
の他面側被検査電極3に対して、検査電極対を構成する
電流供給用検査電極52および電圧測定用検査電極53
が電気的に接続された状態を達成することのできるもの
であれば、種々のものを用いることができる。また、弾
性接続用部材56としては、電流供給用検査電極52お
よび電圧測定用検査電極53に対応する個所において互
いに独立して厚み方向に伸びる導電路形成部を有すると
共に、それらの導電路形成部の各々を互いに電気的に絶
縁する絶縁部を有する異方導電性エラストマーを利用す
ることも可能である。また、個々の先端に導電性エラス
トマーが設けられた検査電極や、更に、許容される場合
にはプローブピンを検査電極として用いることも可能で
ある。
【0043】また、電気抵抗を測定すべき被検査回路基
板が、突起状の一面側被検査電極を有するものである場
合には、電気抵抗測定用コネクターとして、図7に示す
構成のものを用いることが好ましい。このような電気抵
抗測定用コネクター10を有する電気抵抗測定装置によ
れば、図10に示すように、第3の上部側異方導電性シ
ート25が突起状の一面側被検査電極2に圧接すると、
当該一面側被検査電極2の突出高さに応じて電気抵抗測
定用コネクター10の導電体12が厚み方向に移動する
ので、第2の上部側異方導電性シート20および第3の
上部側異方導電性シート25の各々における凹凸吸収性
を有効に利用することができる。従って、一面から突出
する突起状の一面側被検査電極2を有し、これらの一面
側被検査電極2の突出高さのバラツキが大きい被検査回
路基板1に対しても、高い接続信頼性が得られ、その結
果、所要の電気抵抗の測定を高い精度で確実に行うこと
ができる。
【0044】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例について説明
するが、本発明はこれらに限定されるものではない。ま
た、以下の実施例において、被検査回路基板として、下
記の仕様の片面プリント回路基板を使用した。縦横の寸
法が4cm×15cmで、一面に直径300μmの被検
査電極の64個が0.5mmのピッチで配置されてなる
電極群が合計で6つ形成されてなり(被検査電極の合計
の数が384個)、各電極群における64個の被検査電
極のうち2個ずつが内部配線を介して互いに電気的に接
続されて回路が形成された(各電極群における回路数が
32個,全体の回路数が192個)片面プリント回路基
板。
【0045】〈実施例1〉縦横の寸法が5cm×18c
mで厚みが100μmのガラス繊維補強型エポキシ樹脂
よりなる絶縁性基板の両面に、厚みが12μmの銅箔が
一体的に形成されてなる基板材料を用意し、この基板材
料に対して、NCドリル穴開け装置により、目的とする
電気抵抗測定用コネクターにおける短絡部に対応して直
径120μmの複数の短絡部用貫通孔を形成した。これ
らの短絡部用貫通孔の形成位置は、目的とする電気抵抗
測定用コネクターにおけるコア電極の中心位置から25
0μm離間した位置とした。次いで、短絡部用貫通孔が
形成された基板材料に対して、25℃、45分間の条件
で銅メッキ処理を行うことにより、各短絡部用貫通孔内
に短絡部を形成した。その後、フォトリソグラフィーお
よびエッチング処理を施すことにより、絶縁性基板の表
面に、直径リング状電極形成用の直径150μmの円形
電極層および当該円形電極層と短絡部とを連結する配線
部を形成した。次いで、この基板材料に対して、NCド
リル穴開け装置により、絶縁性基板および円形電極層を
貫通する内径が100μmの貫通孔を形成することによ
り、外形が150μmで内径が100μmのリンク状電
極を形成し、その後、各貫通孔内に液状シリコーンゴム
を充填して硬化させることにより、当該貫通孔の各々の
内部に円柱状の充填体を形成した。次いで、充填体の各
々に対して裏面側からレーザー加工を施すことにより、
円錐台状の導電体形成用貫通孔を形成した。この導電体
形成用貫通孔は、表面側の開口径が80μm、裏面側の
開口径が100μmであった。その後、各充填体におけ
る導電体形成用貫通孔内に銅メッキ処理を施すことによ
り、当該導電体形成用貫通孔内に、表面側端部が直径7
0μmのコア電極とされ、裏面側の他端部が直径100
μmの中継電極とされた銅よりなる円錐台状の導電体を
形成した。次いで、絶縁性基板の裏面に形成された銅箔
に対して、フォトリソグラフィーおよびエッチング処理
を施すことにより、短絡部および配線部を介してリング
状電極に電気的に接続された直径100μmの中継電極
を形成し、以て、電気抵抗測定用コネクターを作製し
た。なお、上記の工程中、表面加工時を除き、絶縁性基
板の両面に対してレジスト層を形成して保護を行った。
このようにして作製された電気抵抗測定用コネクターを
用い、図8に示す上部側アダプターのみよりなる電気抵
抗測定装置を作製した。
【0046】<比較例1>特開2000−74965号
公報に開示されている構成に従い、被検査電極に対応し
て電流供給用電極および電圧測定用電極が表面に形成さ
れた検査用回路基板と、この検査用回路基板の表面に設
けられた導電性エラストマーよりなる接続部材および保
持部材と有する電気抵抗測定装置を作製した。上記の検
査用回路基板における電流供給用電極および電圧測定用
電極の縦横の寸法は、それぞれ50μm×100μm
で、電流供給用電極および電圧測定用電極の離間距離は
150μmで、接続部材の厚みは0.4mmで、接続部
材を構成する弾性高分子物質としてシリコーンゴムを用
いると共に、導電性粒子として、金メッキされた平均粒
径40μmのニッケル粒子を用いた。
【0047】〔評価〕前述の仕様の被検査回路基板を合
計で100枚用意し、これらの被検査回路基板における
各回路の電気抵抗の測定を、実施例1および比較例1に
係る電気抵抗測定装置によって行い、回路の電気抵抗の
測定値が1Ω以上である場合を、接続不良と判断し、そ
の数を測定した。その結果、実施例1に係る電気抵抗測
定装置においては、19200個の回路(192回路×
100)中、1Ω以上の電気抵抗値を示したものは0個
であり、比較例1に係る電気抵抗装置においては、19
200の回路中、510個であった。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
電気抵抗を測定すべき被検査回路基板が、大面積で、サ
イズの小さい多数の被検査電極を有するものであって
も、当該被検査回路基板に対する所要の電気的接続を確
実に達成することができ、しかも、所期の電気抵抗の測
定を高い精度で確実に行うことができる電気抵抗測定用
コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および電
気抵抗測定方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電気抵抗測定用コネクターの一例
における要部の構成を示す説明用断面図である。
【図2】図1に示す電気抵抗測定用コネクターの表面に
おける電極配置を示す説明図でである。
【図3】図1に示す電気抵抗測定用コネクターの裏面に
おける電極配置を示す説明図でである
【図4】被検査回路基板の一面上に図1に示す電気抵抗
測定用コネクターが配置された状態を示す説明用断面図
である。
【図5】被検査電極と接続電極対との間に位置ずれが生
じた状態を示す説明図である。
【図6】被検査回路基板の構成を示す説明用断面図であ
る。
【図7】本発明に係る電気抵抗測定用コネクターの他の
例における要部の構成を示す説明用断面図である。
【図8】本発明に係る回路基板の電気抵抗測定装置の一
例における構成の概略を、被検査回路基板と共に示す説
明用断面図である。
【図9】図8に示す回路基板の電気抵抗測定装置の要部
を拡大して示す説明用断面図である。
【図10】本発明に係る回路基板の電気抵抗測定装置の
他の例における要部の構成を、被検査回路基板と共に示
す説明用断面図である。
【図11】電流供給用プローブおよび電圧測定用プロー
ブにより、回路基板における電極間の電気抵抗を測定す
る装置の模式図である。
【図12】従来の回路基板の電気抵抗測定装置におい
て、被検査電極上に電流供給用電極および電圧測定用電
極が適正に配置された状態を示す説明図である。
【図13】従来の回路基板の電気抵抗測定装置におい
て、被検査電極上に電流供給用電極および電圧測定用電
極が位置ずれした状態で配置された状態を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 被検査回路基板 2 一面側被検査電極 3 他面側被検査電極 5 異方導電性シート 10 電気抵抗測定用コネクター 11 絶縁性基板 12 導電体 13 コア電極 14 中継電極 15 リング状電極 16 接続電極対 17 中継電極 18 配線部 19 短絡部 20 第1の上部側異方導電性シート 21 導電路形成部 22 絶縁部 25 第3の上部側異方導電性シート 40 上部側アダプター 41 一面側検査用回路基板 42 検査電極 43 端子電極 47 第2の上部側異方導電性シート 48 電極板 49 標準配列電極 50 下部側アダプター 51 他面側検査用回路基板 52 電流供給用検査電極 52a 電流供給用端子電極 53 電圧測定用検査電極 53a 電圧測定用端子電極 56 弾性接続用部材 57 保持部材 59 テスター 60 電極板 61 標準配列電極 62 下部側異方導電性シート 90 被検査回路基板 91,92 被検査電極 93 電源装置 94 電気信号処理装置 PA,PD 電流供給用プローブ PB,PC 電圧測定用プローブ A 電流供給用電極 V 電圧測定用電極 T 被検査電極 P 導電性粒子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 原 富士雄 埼玉県日高市猿田289番地1 株式会社ジ ェイ・エス・アールマイクロテック内 Fターム(参考) 2G011 AA04 AA21 AB06 AB08 AC14 AF04 2G028 AA01 AA04 BB11 BC01 CG02 HN11 2G132 AA00 AD03 AF02 AF10 AL03 AL11

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 絶縁性基板と、 この絶縁性基板の表面に設けられた、電気抵抗を測定す
    べき被検査回路基板における複数の被検査電極のパター
    ンに対応するパターンに従って配置されたコア電極およ
    びこのコア電極と電気的に絶縁された状態で当該コア電
    極を包囲するよう配置されたリング状電極よりなる複数
    の接続電極対と、 前記絶縁性基板の裏面に設けられ、前記接続電極対にお
    けるコア電極およびリング状電極のいずれか一方に電気
    的に接続された複数の中継電極とを具えてなることを特
    徴とする電気抵抗測定用コネクター。
  2. 【請求項2】 電気抵抗を測定すべき被検査回路基板の
    一面側に配置される、請求項1に記載の電気抵抗測定用
    コネクターを具えてなり、 被検査回路基板における一面側被検査電極の各々に、前
    記電気抵抗測定用コネクターの接続電極対におけるコア
    電極およびリング状電極が同時に電気的に接続されて測
    定状態とされ、 この測定状態において、指定された1つの一面側被検査
    電極に電気的に接続されたコア電極およびリング状電極
    のうち、その一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測
    定用電極として用いることにより、当該指定された1つ
    の一面側被検査電極に係る電気抵抗の測定が実施される
    ことを特徴とする回路基板の電気抵抗測定装置。
  3. 【請求項3】 電気抵抗測定用コネクターの裏面に異方
    導電性シートを介して配置された、表面に前記電気抵抗
    測定用コネクターにおける中継電極のパターンに対応す
    るパターンに従って配置された検査電極を有する一面側
    検査用回路基板を具えてなり、 測定状態において、前記検査電極の各々に、前記異方導
    電性シートを介して対応する中継電極に電気的に接続さ
    れることを特徴とする請求項2に記載の回路基板の電気
    抵抗測定装置。
  4. 【請求項4】 被検査回路基板の他面側に配置される、
    他面側検査用回路基板を具えてなり、 前記他面側検査用回路基板は、その表面にそれぞれ前記
    被検査回路基板の他面側被検査電極の各々に対応して互
    いに離間して配置された、それぞれ同一の他面側被検査
    電極に電気的に接続される電流供給用検査電極および電
    圧測定用検査電極が形成されていることを特徴とする請
    求項2または請求項3に記載の回路基板の電気抵抗測定
    装置。
  5. 【請求項5】 電気抵抗を測定すべき被検査回路基板の
    一面に、請求項1に記載の電気抵抗測定用コネクターを
    配置し、 当該被検査回路基板の一面側被検査電極の各々に、前記
    電気抵抗測定用コネクターの接続電極対におけるコア電
    極およびリング状電極を同時に電気的に接続して測定状
    態とし、 この測定状態において、指定された1つの一面側被検査
    電極に電気的に接続されたコア電極およびリング状電極
    のうち、その一方を電流供給用電極とし、他方を電圧測
    定用電極として用いることにより、当該指定された1つ
    の一面側被検査電極に係る電気抵抗の測定を実施するこ
    とを特徴とする回路基板の電気抵抗測定方法。
JP2002129804A 2002-05-01 2002-05-01 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法 Pending JP2003322665A (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129804A JP2003322665A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
PCT/JP2003/005520 WO2003093840A1 (fr) 2002-05-01 2003-04-30 Connecteur pour mesurer la resistance electrique, appareil et procede pour mesurer la resistance electrique d'une carte a circuit
CNB038094770A CN100359328C (zh) 2002-05-01 2003-04-30 测量电阻用的连接件、电路板的电阻测量设备和测量方法
AU2003234771A AU2003234771A1 (en) 2002-05-01 2003-04-30 Connector for measuring electric resistance, apparatus and method for measuring electric resistance of circuit board
KR1020047014859A KR100588028B1 (ko) 2002-05-01 2003-04-30 전기 저항 측정용 커넥터 및 회로 기판의 전기 저항 측정장치 및 측정 방법
US10/507,891 US7038471B2 (en) 2002-05-01 2003-04-30 Connector for measuring electric resistance, apparatus and method for measuring electric resistance of circuit board
TW092112005A TWI281984B (en) 2002-05-01 2003-05-01 Connector for measuring resistance, apparatus and method for measuring resistance of circuit board

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002129804A JP2003322665A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003322665A true JP2003322665A (ja) 2003-11-14

Family

ID=29397310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002129804A Pending JP2003322665A (ja) 2002-05-01 2002-05-01 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法

Country Status (7)

Country Link
US (1) US7038471B2 (ja)
JP (1) JP2003322665A (ja)
KR (1) KR100588028B1 (ja)
CN (1) CN100359328C (ja)
AU (1) AU2003234771A1 (ja)
TW (1) TWI281984B (ja)
WO (1) WO2003093840A1 (ja)

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006261099A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Jsr Corp 複合導電性シートおよびその製造方法、異方導電性コネクター、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
WO2007007869A1 (ja) 2005-07-14 2007-01-18 Jsr Corporation 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP2007064936A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Jsr Corp 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
JP2007064937A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Jsr Corp 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
WO2007029766A1 (ja) * 2005-09-08 2007-03-15 Jsr Corporation ウエハ検査用プローブカード並びにウエハ検査装置およびウエハ検査方法
WO2008015967A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Jsr Corporation Feuille composite conductrice, son procédé de fabrication et son application
US7489147B2 (en) * 2004-07-15 2009-02-10 Jsr Corporation Inspection equipment of circuit board and inspection method of circuit board
JP2016139646A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 三菱電機株式会社 半導体評価装置、検査用半導体装置、およびチャックステージの検査方法
JP2018129550A (ja) * 2018-05-14 2018-08-16 三菱電機株式会社 検査用半導体装置

Families Citing this family (18)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003322665A (ja) 2002-05-01 2003-11-14 Jsr Corp 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
KR20050115297A (ko) * 2003-03-26 2005-12-07 제이에스알 가부시끼가이샤 전기 저항 측정용 커넥터, 전기 저항 측정용 커넥터 장치및 그 제조 방법 및 회로 기판의 전기 저항 측정 장치 및측정 방법
EP1936387A4 (en) * 2005-10-11 2011-10-05 Jsr Corp ANISOTROPIC CONDUCTOR CONNECTOR AND CIRCUIT DEVICE INSPECTION EQUIPMENT
DE102006059429A1 (de) * 2006-12-15 2008-06-26 Atg Luther & Maelzer Gmbh Modul für eine Prüfvorrichtung zum Testen von Leiterplatten
EP2128630A4 (en) * 2007-03-14 2014-05-14 Nhk Spring Co Ltd PROBE CARD
US8440916B2 (en) * 2007-06-28 2013-05-14 Intel Corporation Method of forming a substrate core structure using microvia laser drilling and conductive layer pre-patterning and substrate core structure formed according to the method
CN101478106B (zh) * 2008-01-03 2011-05-11 京元电子股份有限公司 接脚器
JP4775459B2 (ja) * 2009-02-27 2011-09-21 株式会社デンソー 電子機器及び情報処理システム
DE102011056371B4 (de) * 2011-12-13 2014-01-09 abele rößler technologies GmbH Vorrichtung zur Überprüfung von Leiterstrukturen
JP6064478B2 (ja) * 2012-09-19 2017-01-25 富士通株式会社 プリント配線板、クラック予知装置およびクラック予知方法
KR101353481B1 (ko) * 2013-02-28 2014-01-20 주식회사 아이에스시 고밀도 도전부를 가지는 테스트용 소켓
CN105050318B (zh) * 2015-07-06 2017-11-28 江苏本川智能电路科技股份有限公司 具有埋阻测试区的pcb板结构及其测试方法
KR102361639B1 (ko) * 2017-07-10 2022-02-10 삼성전자주식회사 유니버설 테스트 소켓, 반도체 테스트 장비, 및 반도체 장치의 테스트 방법
TWI706142B (zh) * 2017-08-07 2020-10-01 聯華電子股份有限公司 電性測試結構
CN109307834A (zh) * 2018-11-15 2019-02-05 天津津航计算技术研究所 一种柔性连接的bga测试插座
CN112462144B (zh) * 2019-01-10 2022-09-30 湖南龙建达电子科技有限公司 基于测量电阻的数量测量装置和测量方法
JP7206140B2 (ja) * 2019-03-22 2023-01-17 株式会社ヨコオ 検査装置
TWI716106B (zh) 2019-09-16 2021-01-11 力成科技股份有限公司 封裝基板之電阻量測方法及其封裝基板

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3033118B2 (ja) 1990-03-30 2000-04-17 ジェイエスアール株式会社 電気抵抗率の測定方法と4端子プローブ
JPH0829475A (ja) 1994-07-12 1996-02-02 Fuji Photo Film Co Ltd 実装基板検査装置のコンタクトプローブ
JP2000241485A (ja) * 1999-02-24 2000-09-08 Jsr Corp 回路基板の電気抵抗測定装置および方法
JP4461614B2 (ja) 1999-12-14 2010-05-12 Jsr株式会社 回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP4385498B2 (ja) * 2000-06-09 2009-12-16 Jsr株式会社 シート状コネクターおよびその製造方法並びに電気的検査装置
DE60107519T2 (de) * 2000-09-25 2005-12-15 Jsr Corp. Anisotropisches leitfähiges Verbindungsblatt, Herstellungsverfahren dafür und Produkt davon
JP2003322665A (ja) 2002-05-01 2003-11-14 Jsr Corp 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7489147B2 (en) * 2004-07-15 2009-02-10 Jsr Corporation Inspection equipment of circuit board and inspection method of circuit board
JP2006261099A (ja) * 2005-02-16 2006-09-28 Jsr Corp 複合導電性シートおよびその製造方法、異方導電性コネクター、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP4725318B2 (ja) * 2005-02-16 2011-07-13 Jsr株式会社 複合導電性シートおよびその製造方法、異方導電性コネクター、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
WO2007007869A1 (ja) 2005-07-14 2007-01-18 Jsr Corporation 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP2007064936A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Jsr Corp 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
JP2007064937A (ja) * 2005-09-02 2007-03-15 Jsr Corp 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
JP4631620B2 (ja) * 2005-09-02 2011-02-16 Jsr株式会社 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
JP4631621B2 (ja) * 2005-09-02 2011-02-16 Jsr株式会社 回路基板の検査装置および回路基板の検査方法
WO2007029766A1 (ja) * 2005-09-08 2007-03-15 Jsr Corporation ウエハ検査用プローブカード並びにウエハ検査装置およびウエハ検査方法
WO2008015967A1 (fr) * 2006-07-31 2008-02-07 Jsr Corporation Feuille composite conductrice, son procédé de fabrication et son application
JP2016139646A (ja) * 2015-01-26 2016-08-04 三菱電機株式会社 半導体評価装置、検査用半導体装置、およびチャックステージの検査方法
JP2018129550A (ja) * 2018-05-14 2018-08-16 三菱電機株式会社 検査用半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
AU2003234771A1 (en) 2003-11-17
US20050146336A1 (en) 2005-07-07
CN100359328C (zh) 2008-01-02
WO2003093840A1 (fr) 2003-11-13
KR20040105783A (ko) 2004-12-16
CN1650176A (zh) 2005-08-03
TW200307135A (en) 2003-12-01
KR100588028B1 (ko) 2006-06-09
TWI281984B (en) 2007-06-01
US7038471B2 (en) 2006-05-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2003322665A (ja) 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP4734706B2 (ja) 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP3753145B2 (ja) 異方導電性シートおよびその製造方法、アダプター装置およびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置
EP1607751A1 (en) Connector for measurement of electric resistance, connector device for measurement of electric resistance and production process thereof, and measuring apparatus and measuring method of electric resistance for circuit board
WO2007007869A1 (ja) 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP4380373B2 (ja) 電気抵抗測定用コネクター、電気抵抗測定用コネクター装置およびその製造方法並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP2007071753A (ja) 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
JP2006040632A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP4725318B2 (ja) 複合導電性シートおよびその製造方法、異方導電性コネクター、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP2007087709A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP2008089377A (ja) シート状プローブおよびその製造方法ならびにその応用
JP2009129609A (ja) 複合導電性シート、異方導電性コネクター、アダプター装置および回路装置の電気的検査装置
JP2010066003A (ja) 電気抵抗測定用電極シートおよびその製造方法、電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置
JP2007040952A (ja) アダプター装置およびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置
JP3966357B2 (ja) 電気抵抗測定用コネクター並びに回路基板の電気抵抗測定装置および測定方法
WO2006043629A1 (ja) アダプター装置およびその製造方法並びに回路装置の電気的検査装置
JP2008122240A (ja) 電気抵抗測定用コネクター装置および回路基板の電気抵抗測定装置
JP2007225534A (ja) 複合導電性シート、異方導電性コネクターおよびアダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP2003084040A (ja) 半導体検査装置の製造方法および半導体検査装置
JP2008070271A (ja) シート状プローブおよびその製造方法ならびにその応用
JP2007220534A (ja) 複合導電性シートおよびその製造方法、異方導電性コネクター、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP2007265705A (ja) 異方導電性コネクターおよびその応用
JP2008027818A (ja) 複合導電性シート、異方導電性コネクターおよびアダプター装置
JP2007064673A (ja) 異方導電性コネクターおよびその製造方法、アダプター装置並びに回路装置の電気的検査装置
JP2007257948A (ja) 複合導電性シートの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070911

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20071107

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20071204