JP2003321190A - ハイキャブ仕様の建設機械 - Google Patents

ハイキャブ仕様の建設機械

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JP2003321190A
JP2003321190A JP2002129232A JP2002129232A JP2003321190A JP 2003321190 A JP2003321190 A JP 2003321190A JP 2002129232 A JP2002129232 A JP 2002129232A JP 2002129232 A JP2002129232 A JP 2002129232A JP 2003321190 A JP2003321190 A JP 2003321190A
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JP
Japan
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cab
pin
construction machine
lug
mount
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Application number
JP2002129232A
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English (en)
Inventor
Yukio Hayase
幸雄 早瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Heavy Industries Construction Crane Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造にて強い強度を有し且つ据え付け
性を向上させたハイキャブ仕様の建設機械を提供する。 【解決手段】 ラチス構造の中間架台25は、その上部
に上部ラグ29を設けるとともに下部に下部ラグ30を
設けてある。上部旋回体12の上面に設けたピン結合部
32と中間架台25の下部ラグ30をピン結合し、キャ
ブ21の下面に設けたピン結合部33と中間架台の上部
ラグ30をピン結合することにより、キャブ21を高位
置にすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はハイキャブ仕様の建
設機械に関するものであり、特に、簡単な構造にて強い
強度を有し且つ据え付け性を向上させたハイキャブ仕様
の建設機械に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】近年、
港湾荷役作業では船倉を見易いという理由でキャブを高
位置に持ち上げたクレーン等、ハイキャブ仕様の建設機
械が普及している。此種ハイキャブ仕様の建設機械は、
下部走行体に上部旋回体を旋回自在に載置し、該上部旋
回体上に、着脱自在な中間架台を介してキャブを設置す
ることにより、キャブを高位置に設定可能にしてある。
【0003】従来の中間架台は、アングル材を使用して
その外側に鋼板を貼り付ける構造であり、ボルト止めに
て上部旋回体及びキャブを結合している。このため、機
械据え付け時は中間架台やキャブをボルト締めによって
固定するので、作業が煩雑である。キャブの高さを変更
する場合は、固定しているボルトを一旦取り外し、中間
架台の大きさ或いは段数を変更した後に、再度ボルト締
めにて固定しなければならず、作業が極めて面倒であっ
た。
【0004】また、アングル材に鋼板を貼り付けた構造
であるため、曲げに対する抗力が弱く、旋回時若しくは
吊り上げ下げ時にキャブが前後に揺れて中間架台に力が
かかるので、キャブを高くするためには補強が必要であ
る。特に、キャブを斜め上方へ高く持ち上げようとする
場合は、更に曲げが強く作用するので相当な補強が要求
され、実質的には製作が殆ど不可能に近かった。
【0005】そこで、簡単な構造にて強い強度を有し且
つ据え付け性を向上させたハイキャブ仕様の建設機械を
提供するために解決すべき技術的課題が生じてくるので
あり、本発明はこの課題を解決することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、下部走行体に上部旋
回体を旋回自在に載置し、該上部旋回体上に着脱自在な
中間架台を介してキャブを設置することにより、キャブ
を高位置に設定可能にした建設機械に於いて、前記中間
架台はラチス構造であり、その上部及び下部に夫々ピン
結合部を設け、前記上部旋回体の上面に設けたピン結合
部と中間架台の下部ピン結合部をピン結合するととも
に、前記キャブの下面に設けたピン結合部と中間架台の
上部ピン結合部をピン結合してキャブを高位置にするハ
イキャブ仕様の建設機械、及び、上記一つの中間架台の
上部ピン結合部と他の中間架台の下部ピン結合部をピン
結合により複数段結合してキャブの高さを垂直上方向へ
延長可能にしたハイキャブ仕様の建設機械、及び、上記
一つの中間架台の上部ピン結合部と他の中間架台の下部
ピン結合部をピン結合により複数段結合してキャブの高
さを斜め上方向へ延長可能にしたハイキャブ仕様の建設
機械を提供するものである。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1及び図2は建設機械の一例と
してクローラクレーン10を示し、クローラ式の下部走
行体11に上部旋回体12を旋回自在に載置し、該上部
旋回体12の前方へブーム13を突出させるとともに、
該上部旋回体12の後部にガントリ14を起立倒回自在
に設け、ブライドル15とベイル16間にブーム起伏ロ
ープ17を掛け回して前記ブーム13を俯仰自在にして
ある。また、ブーム13の先端にシーブ18を装着し、
このシーブ18にフックロープ19を掛け回してフック
20を昇降自在にしてある。
【0008】一方、上部旋回体12にはキャブ21が設
けられており、該キャブ21は着脱自在な中間架台25
を介して設置されている。図3に示すように、前記中間
架台25はラチス構造であり、鉛直方向に設けられた4
本の主材26,26,26,26と、隣接する主材2
6,26を連結するために水平方向に設けられた適宜本
数の補助材27,27…と、隣接する主材26,26間
で且つ上下の補助材27,27間に斜めに配設された斜
材28,28…と、前記主材26の上部に設けられてい
るピン結合部である上部ラグ29と、前記主材26の下
部に設けられているピン結合部である下部ラグ30とか
ら構成されている。尚、上部ラグ29及び下部ラグ30
には夫々ピン挿入用のピン孔31が開穿されている。
【0009】而して、図4及び図5に示すように、前記
上部旋回体12の上面には、前記中間架台25の下部ラ
グ30が挿入されるべく、下部ラグ30の厚みよりやや
広い間隙を有した2枚一対のピン結合部32が固設され
ている。また、前記キャブ21の下面には、前記中間架
台25の上部ラグ29が挿入されるべく、上部ラグ29
の厚みよりやや広い間隙を有した2枚一対のピン結合部
33が固設されている。図示したように、上部旋回体1
2の上面に設けたピン結合部32に前記中間架台25の
下部ラグ30を挿入し、双方のピン孔31,31を一致
させてピン34を挿入することにより双方をピン結合す
る。これと同様に、キャブ21の下面に設けたピン結合
部33に前記中間架台25の上部ラグ29を挿入し、双
方のピン孔31,31を一致させてピン34を挿入する
ことにより双方をピン結合する。
【0010】斯くして、前記中間架台25の高さに相当
する分だけ、キャブ21が垂直上方向へ高位置となり、
オペレータの視認性を向上させることができる。前記中
間架台25を据え付けるに際しては、従来のようにボル
ト締めではなくピン結合であるため、作業が容易となり
据え付け性を向上できる。そして、前記中間架台25は
ラチス構造であるため、軽量且つ曲げに対する抗力が強
く、しかも、風の受圧面積が小さいので風に対する抵抗
力が高い。尚、図中符号22はダクトであり、前記中間
架台25の内側に該ダクト22を配置して、ホースや電
気配線等を該ダクト22の中に通すことにより、これら
ホース等を保護することができる。
【0011】図6は前記上部ラグ29と下部ラグ30と
を連結するための中間金具35を示し、該中間金具35
は上部ラグ29が挿入されるべく上部ラグ29の厚みよ
りやや広いスリット36と、下部ラグ30が挿入される
べく下部ラグ30の厚みよりやや広いスリット37とを
有し、夫々のスリット36,37の両側片には、上部ラ
グ29と下部ラグ30のピン孔31に対応してピン孔3
1,31が開穿されている。そして、該中間金具35の
一方のスリット36に一方の中間架台25の上部ラグ2
9を挿入し、双方のピン孔31,31を一致させてピン
34を挿入する。これと同様に、該中間金具35の他方
のスリット36に他方の中間架台25の下部ラグ30を
挿入し、双方のピン孔31,31を一致させてピン34
を挿入する。
【0012】尚、図示は省略するが、前記中間架台25
の上部ラグ29と下部ラグ30の何れか一方を、前記中
間金具35のようにスリット付きのラグにして、上部ラ
グと下部ラグを相互にオス・メス形状とすれば、中間金
具35が不要となって部品点数を減少することも可能で
ある。
【0013】斯くして、図7に示すように、前記一つの
中間架台25の上部ラグ29と他の中間架台25の下部
ラグ30とが、前記中間金具35を介してピン結合さ
れ、複数の中間架台25,25を垂直上方へ延長するこ
とができる。複数の中間架台25,25を連結するに際
してもピン結合にて連結するため、作業が容易且つ迅速
に行える。また、キャブ21の高さも簡単に変更するこ
とができる。
【0014】図8は他の実施の形態を示し、キャブ21
の高さを斜め上方へ延長するために、平行四辺形の中間
架台40を使用している。図9に示すように、該中間架
台40は前述した中間架台25と同様にラチス構造であ
り、斜め方向に設けられた4本の主材41,41,4
1,41と、隣接する主材41,41を連結するために
水平方向に設けられた適宜本数の補助材42,42…
と、隣接する主材41,41間で且つ上下の補助材4
2,42間に斜めに配設された斜材43,43…と、前
記主材41の上部に設けられているピン結合部である上
部ラグ44と、前記主材41の下部に設けられているピ
ン結合部である下部ラグ45とから構成されている。
尚、上部ラグ44及び下部ラグ45には夫々ピン挿入用
のピン孔31が開穿されている。
【0015】而して、前述の中間架台25と同様に、上
部旋回体12の上面に設けたピン結合部32に前記中間
架台40の下部ラグ45を挿入し、双方のピン孔31,
31を一致させてピン34を挿入することにより双方を
ピン結合する。これと同様に、キャブ21の下面に設け
たピン結合部33に前記中間架台40の上部ラグ44を
挿入し、双方のピン孔31,31を一致させてピン34
を挿入することにより双方をピン結合する。
【0016】斯くして、図8に示したように、前記中間
架台40の高さに相当する分だけ、キャブ21が斜め上
方向へ高位置となり、オペレータの視認性を向上させる
ことができる。特に、港湾荷役作業では船倉の中を覗き
込むため、キャブ21を前方に突出させたいという要望
が高いため、本発明の中間架台40によりキャブ21を
斜め上方向へ延長できれば便利である。しかも、該中間
架台40はラチス構造であるため、軽量且つ曲げに対す
る抗力が高いので、キャブ21を斜め上方へ延長した場
合でも補強を必要としない。また、ピン結合であるた
め、作業が容易となり据え付け性を向上できる等、前述
の中間架台25と同様の作用効果を有する。
【0017】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0018】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、請求項1記載の発明は、上部旋回体とキャブとの
間に介装される中間架台がラチス構造であるため、軽量
且つ曲げに対する抗力が強く、しかも、風の受圧面積が
小さいので風に対する抵抗力が高く安全性を向上でき
る。また、該中間架台の上部及び下部に夫々ピン結合部
を設けて、上部旋回体及びキャブにピン結合するので、
作業が容易となり据え付け性を向上できる。斯くして、
簡単な構造且つ容易な作業にてキャブを高位置にするこ
とができ、オペレータの視認性を向上できる。
【0019】請求項2記載の発明は、上記一つの中間架
台の上部ピン結合部と他の中間架台の下部ピン結合部を
ピン結合により複数段結合してキャブの高さを垂直上方
向へ延長可能にしたので、請求項1記載の発明と同様の
効果を奏する。請求項3記載の発明は、上記一つの中間
架台の上部ピン結合部と他の中間架台の下部ピン結合部
をピン結合により複数段結合してキャブの高さを斜め上
方向へ延長可能にしたので、請求項1記載の発明の効果
に加えて、キャブを前方に突出させることにより港湾荷
役作業で船倉の中の視認性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】キャブを垂直上方向へ高位置にした状態のクロ
ーラクレーンの側面図。
【図2】キャブを垂直上方向へ高位置にした状態のクロ
ーラクレーンの正面図。
【図3】中間架台の斜視図。
【図4】キャブを垂直上方向へ高位置にした状態の中間
架台の側面図。
【図5】キャブを垂直上方向へ高位置にした状態の中間
架台の正面図。
【図6】(a)上部ラグと下部ラグとを連結するための
中間金具の正面図。 (b)上部ラグと下部ラグとを連結するための中間金具
の側面図。 (c)上部ラグと下部ラグと連結した状態の中間金具の
正面図。 (d)上部ラグと下部ラグと連結した状態の中間金具の
側面図。
【図7】複数段連結した状態の中間架台の側面図。
【図8】キャブを斜め上方向へ高位置にした状態のクロ
ーラクレーンの部分側面図。
【図9】中間架台の斜視図。
【符号の説明】
10 クローラクレーン 11 下部走行体 12 上部旋回体 21 キャブ 25 中間架台 29 上部ラグ 30 下部ラグ 31 ピン孔 32 ピン結合部 33 ピン結合部 34 ピン 40 中間架台

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下部走行体に上部旋回体を旋回自在に載
    置し、該上部旋回体上に着脱自在な中間架台を介してキ
    ャブを設置することにより、キャブを高位置に設定可能
    にした建設機械に於いて、前記中間架台はラチス構造で
    あり、その上部及び下部に夫々ピン結合部を設け、前記
    上部旋回体の上面に設けたピン結合部と中間架台の下部
    ピン結合部をピン結合するとともに、前記キャブの下面
    に設けたピン結合部と中間架台の上部ピン結合部をピン
    結合してキャブを高位置にすることを特徴とするハイキ
    ャブ仕様の建設機械。
  2. 【請求項2】 上記一つの中間架台の上部ピン結合部と
    他の中間架台の下部ピン結合部をピン結合により複数段
    結合してキャブの高さを垂直上方向へ延長可能にした請
    求項1記載のハイキャブ仕様の建設機械。
  3. 【請求項3】 上記一つの中間架台の上部ピン結合部と
    他の中間架台の下部ピン結合部をピン結合により複数段
    結合してキャブの高さを斜め上方向へ延長可能にした請
    求項1記載のハイキャブ仕様の建設機械。
JP2002129232A 2002-04-30 2002-04-30 ハイキャブ仕様の建設機械 Pending JP2003321190A (ja)

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