JP2003321156A - 折丁処理システム及びその折丁処理方法 - Google Patents

折丁処理システム及びその折丁処理方法

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JP2003321156A JP2002128373A JP2002128373A JP2003321156A JP 2003321156 A JP2003321156 A JP 2003321156A JP 2002128373 A JP2002128373 A JP 2002128373A JP 2002128373 A JP2002128373 A JP 2002128373A JP 2003321156 A JP2003321156 A JP 2003321156A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷機械の運転に必要な情報を後段の装置に
反映させて、トラブルや故障の発生を抑制するようにし
た折丁処理システムおよび折丁処理方法を提供すること
を目的とするものである。 【解決手段】 印刷機本体1aと折り機1bとからなる
印刷機械1の制御装置20に、巻取り紙の巻取幅、印刷
した巻取り紙の折出し方、及び各種調整値等の各印刷情
報信号と印刷開始信号とを入力して運転を開始し、印刷
機械1からの各印刷情報信号と印刷開始信号とに基づい
て、自動的に印刷機械1から搬出される折丁を整列して
小束とし、一定量の小束を積み重ねて段積折丁束として
搬出するスタッカバンドラー3を備える折丁処理システ
ムである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印刷機械から搬出
される折丁を処理する折丁処理システムおよび折丁処理
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の印刷機械とその周辺装置
との配置を示している。印刷機械1は、印刷機本体1a
と折り機1bとで構成されている。折り機1bから搬出
される折丁(刷本)は、2列の搬送路2a,2bを介し
てスタッカバンドラー3に搬送される。スタッカバンド
ラー3は、折丁を整列して押圧し、折丁小束として一定
量を段積して段積折丁束とし、この段積折丁束を所定の
方向に揃えて排出した後、パレタイズロボット5によっ
て、段積折丁束を搬送してパレット7a,7bに所定数
量の段積折丁束を段積みする。なお、同図は折丁の2列
出しを示したが、搬送路2a,2bの一方を利用する1
列出しとすることも適宜なし得る。
【0003】通常、印刷機械1、スタッカバンドラー
(刷本処理装置)3、およびパレタイズロボット5は、
それぞれ制御装置10〜12を備えて個別に制御されて
いる。印刷機械1には、巻取り紙の巻取幅、印刷された
巻取り紙の折出し方、および各種調整値等の印刷情報が
制御装置10に入力されて設定され、さらにスタッカバ
ンドラー3には、刷本(折丁)サイズ、中綴じの有無等
の運転情報が制御装置11に入力されている。パレタイ
ズロボット5には、刷本(折丁)サイズ、中綴じの有
無、処理速度(低,中,高)、結束バンドの有無等の運
転情報が制御装置12に入力されて設定されている。
【0004】巻取り紙の巻取幅には、880mm,81
3mm,765mm等の種類がある。これらの巻取り紙
は印刷された後、折り機1bに送り込まれ、この巻取り
紙は、三角板等で折り畳まれて送り出されて断裁されて
二つ折りの刷本(4頁)とし、この刷本(4頁)を胴折
り(一回折り)して8頁の折丁とした後、スタッカバン
ドラー3へと送り出されている。若しくは、8頁の折丁
をチョッパー折り等で折り曲げて16頁の折丁とした
後、スタッカバンドラー3へと送り出されている。刷本
サイズは、胴折り、チョッパー折り等の二種の折り出し
があり、この折り出しに応じて、所定の刷本サイズとし
て搬出される。このように、上記3種の巻取り紙に対し
て、折丁には、主に6種類のサイズ(型)があり、さら
に、中綴じの有無等によって、少なくとも12種類のサ
イズが存在する。これらの折丁のサイズに合わせて、各
装置の印刷情報、運転情報を個別に設定している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
印刷機械とその周辺装置(スタッカバンドラー3、パレ
タイズロボット5)は、運転情報をそれぞれ個別に入力
して設定しているため、人為的な設定ミスが発生し易い
欠点があり、また、印刷機械から搬出される折丁の排出
速度と後段の装置の処理速度とが最適な状態で処理が行
われなければ、スタッカバンドラー、パレタイズロボッ
トのトラブルや故障の要因となる欠点があり、改善の余
地があった。印刷機械1は、停止時、或いは運転開始時
に大量に損紙が発生するので、生産性を高めるには、ト
ラブルや故障が発生することなく、運転が行われること
が要求される。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みなさ
れたものであり、印刷機械の運転に必要な情報を後段の
装置に反映させて、トラブルや故障の発生を抑制するよ
うにした折丁処理システムおよび折丁処理方法を提供す
ることを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解決するために、請求項1の発明は、印刷機械に巻取り
紙の巻取幅、印刷した巻取り紙の折出し方、及び各種調
整値等の各印刷情報信号と印刷開始信号とを入力して運
転し、該各印刷情報信号に基づいて該印刷機械から搬送
される折丁のサイズ等を認識して型替機構部を自動的に
制御し、該印刷機械から搬出される折丁を整列して小束
とし、該小束を一定量積み重ねて段積折丁束として搬出
するスタッカバンドラーを備えることを特徴とする折丁
処理システムであり、請求項2の発明は、前記印刷情報
信号に基づいて、前記スタッカバンドラーから搬出され
る段積折丁束の折丁サイズ等を認識し、該段積折丁束を
パレタイズするパレタイズロボットとを備えることを特
徴とする請求項1に記載の折丁処理システムである。
【0008】請求項1の発明では、印刷機械に印刷情報
信号(巻取り紙の巻取幅、印刷した巻取り紙の折出し
方、及び各種調整値)を入力して、印刷された巻取り紙
の折り出し、断裁までの運転条件を設定して印刷機械を
運転しており、この印刷情報信号を後段の装置であるス
タッカバンドラーの制御装置に入力して、スタッカバン
ドラーの型替機構部を操作して、スタッカバンドラーの
運転条件を自動的に設定する折丁処理システムであり、
また、請求項2の発明では、印刷機械の制御装置からの
印刷情報信号に基づいて、スタッカバンドラーから搬出
される段積折丁束の折丁サイズ等を認識し、段積折丁束
をパレタイズするパレタイズロボットを備える折丁処理
システムである。このように、印刷機械から送出される
折丁は、所定数量に束ねられて段積折丁束とし、段積折
丁束をパレット上に所定数量段積して載置(パレタイ
ズ)することができ、印刷工程から段積み工程を自動化
して省力化することができるとともに、設定ミスによる
トラブルや故障を解消することができる作用を有する。
【0009】また、請求項3の発明は、前記パレタイズ
ロボットの稼動速度を設定するための信号が、前記スタ
ッカバンドラーの制御装置を介して出力されるか、若し
くは前記印刷機械の制御装置から出力されることを特徴
とする請求項2に記載の折丁処理システムである。
【0010】請求項3の発明では、パレタイズロボット
の稼動速度の設定が、スタッカバンドラーの制御装置か
ら出力される稼動速度(低,中,高)に基づいて、パレ
タイズロボットの稼動速度が設定されるか、又は印刷機
械の制御装置から稼動速度(低,中,高)が送出され
て、スタッカバンドラーから排出される段積折丁束をパ
レットに段積することによって、印刷機械から搬送され
る折丁の搬送速度とパレタイズロボットの稼動速度との
調和を図って、以て稼動効率を高めることができる作用
を有する。
【0011】また、請求項4の発明は、印刷機械に巻取
り紙の巻取幅、印刷した巻取り紙の折出し方、及び各種
調整値等の各印刷情報信号と印刷開始信号とを入力して
運転するとともに、該各印刷情報信号と該印刷開始信号
とを、該印刷機械後段のスタッカバンドラーの制御装置
に入力して、該印刷機械から搬送される折丁のサイズ等
を認識して、該スタッカバンドラーの型替機構部を自動
的に制御し、該印刷機械から搬出される折丁を整列して
小束とし、該小束を一定量積み重ねて段積折丁束として
搬出することを特徴とする折丁処理方法である。また、
請求項5の発明は、前記印刷情報信号に基づく、パレタ
イズ信号をパレタイズロボットの制御装置に入力して折
丁サイズ等を認識して、前記スタッカバンドラーから搬
出された段積折丁束を、該パレタイズロボットによりパ
レタイズすることを特徴とする請求項4に記載の折丁処
理方法である。
【0012】請求項4の発明では、印刷機械に入力され
る巻取り紙の巻取幅、印刷した巻取り紙の折出し方、及
び各種調整値等の各印刷情報信号と印刷開始信号とを制
御装置に入力して運転を開始するとともに、印刷機械の
後段のスタッカバンドラーの制御装置に、印刷機械の制
御装置から該各印刷情報信号と該印刷開始信号とを送出
して、スタッカバンドラーの制御装置に入力し、これら
の信号に基づいて、折丁サイズを認識し、折丁束を整列
して小束とし、一定量の小束を積み重ねて段積折丁束と
して搬出する。また、請求項5の発明では、スタッカバ
ンドラーの制御装置から印刷情報信号をパレタイズロボ
ットの制御装置に入力して、折丁サイズを認識して、ス
タッカバンドラーから搬出される段積折丁束を、パレタ
イズロボットで自動的にパレタイズする。なお、印刷機
械の印刷情報信号と印刷開始信号とを印刷機械の制御装
置から直接スタッカバンドラーとパレタイズロボットと
の制御装置にそれぞれ入力して制御してもよい。このよ
うに印刷機械の各印刷情報信号に基づいて、各後段の運
転条件を設定することにより、操作ミスが発生すること
なく、折丁を処理することが可能であり、印刷機械とそ
の周辺機器とを含む折丁処理方法の稼動率を向上させる
作用を有する。
【0013】また、上記折丁処理方法において、パレタ
イズロボットの稼動速度(低,中,高)を設定するため
の制御信号が、スタッカバンドラーの制御装置からパレ
タイズロボットに稼動速度の設定信号が出力されるか、
若しくは印刷機械から稼動速度の設定信号が出力され
て、パレタイズロボットの稼動速度を自動的に設定し
て、段積折丁束をパレタイズする折丁処理方法であり、
印刷機械から搬送される折丁の搬送速度とパレタイズロ
ボットの稼動速度との調和が図られ、以て稼動効率を高
めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面を参照して説明する。なお、図1は、本発明の
折丁処理システムの一実施形態を示す図であり、図2
は、本実施形態の折丁処理システムのスタッカバンドラ
ーの概略図であり、図3は、本実施形態の折丁処理シス
テムのパレタイズロボットの要部概略図である。図4
は、他の実施形態を示す図である。
【0015】(実施形態1)本実施形態の折丁処理シス
テムは、図1に示すように、印刷機械1と、その後段に
スタッカバンドラー3と、さらにその後段にパレタイズ
ロボット5とが備えられ、それぞれの装置がローラコン
ベア等の搬送路2a,2b、4a,4bで接続されてい
る。印刷機械1は、印刷機本体1aと折り機1bとで構
成されている。巻取り紙は、印刷機械本体1aにセット
され、印刷及び乾燥工程等を経て、折り機1bへと送り
込まれる。印刷された巻取り紙は、折り機1bによっ
て、三角板で折り曲げて所定の寸法に断裁される。折り
機1bの排出部には、2列の搬送路2a,2bが設けら
れ、排出部からの折丁は、搬送路2a,2bの両方又は
一方からスタッカバンドラー3へと搬送される。スタッ
カバンドラー3では、折丁を整列して押圧して小束と
し、この小束を一定量段積して段積折丁束とした後、段
積折丁束を所定の方向に揃えて搬送路4a,4bを介し
て搬出し、パレタイズロボット5によって、搬送路4
a,4bに待機する段積折丁束をパレット7a,7bの
何れかに搬送して所定数量の段積折丁束を段積みする。
これらの折丁処理が自動的に行われる。なお、図1では
搬送路2a,2bが上下二段に構成されているが、並列
としてもよい。
【0016】印刷機械1は、制御装置20に入力された
印刷情報信号と印刷開始信号とに基づいて運転されてい
る。印刷情報信号とは、巻取り紙の巻取幅、印刷された
巻取り紙の折り出し方、及び印刷機回転速度を含む各種
調整値等の信号である。スタッカバンドラー3は制御装
置21により制御され、パレタイズロボット5は制御装
置22によって制御されている。さらに、制御装置21
には、制御装置20から印刷情報信号と印刷開始信号と
が入力され、制御装置22には、制御装置21から刷本
(折丁)サイズ、中綴じ有無等の信号が入力される。制
御装置20〜22は、中央処理装置(CPU)が設けら
れ、図示していなが、入力装置や記憶装置が設けられて
いる。
【0017】さらに、本実施形態について詳細に説明す
る。スタッカバンドラー3の制御装置21は、印刷機械
1の制御装置20から巻取り紙の巻取幅、印刷された巻
取り紙の折り出し方、及び印刷機回転速度を含む各種調
整値等の信号が入力されている。印刷機械1から搬出さ
れる折丁は、巻取り紙の巻取幅、印刷された巻取り紙の
折り出し方等によって、折丁サイズ(型)を定めること
ができるので、制御装置21では、これらの信号に基づ
いて、折丁サイズ等を認識することができ、スタッカバ
ンドラー3の各部の運転条件を設定することができる。
パレタイズロボット5は、スタッカバンドラー3の制御
装置21から出力される運転情報が制御装置22に入力
され、パレタイズロボット5のハンド装置6の段積折丁
束を把持する機構を、この運転情報に基づく折丁サイズ
等に応じて操作し、段積折丁束をパレット7a又は7b
に段積み(パレタイズ)することができる。
【0018】折丁サイズは、巻取り紙の巻取幅と折り出
し方等により特定することができる。すなわち、巻取り
紙の巻取幅は、先にも説明したように、880mm,8
13mm,765mm等の種類があり、例えば、表1に
示したように、巻取幅が880mmの場合、折り機1b
の三角板で折り出すと、幅が440mmとなり、2つ折
りの巻取り紙を546mmの長さに断裁した後、胴折り
(一回折り)して、8頁からなる440×273mmの
サイズの折丁とする。この折丁は、一列の搬送路2aへ
と搬出される。また、この8頁からなる折丁を、さらに
チョッパー部材で2つ折りにして、16頁からなる22
0×273mmのサイズの折丁を搬送路2aへと搬出す
る場合がある。
【0019】また、880mmの巻取幅を2つに裁ち、
折り出しをして、2列の搬送路2a,2bに搬出する場
合は、880mmの巻取幅を2つに裁ち、440mmの
幅として、裁断されたそれぞれの巻取り紙を三角板で折
り曲げて胴折りし、それぞれ4頁からなる440×27
3mmのサイズの折丁を各搬送路2a,2bに送出す
る。これらの4頁の折丁を、さらにチョッパー部材で2
つ折りにして、それぞれ220×273mmのサイズの
8頁の折丁を、それぞれ搬送路2a,2bへと搬出する
場合とがある。
【0020】巻取り紙の幅が813mm,765mmの
場合は、表2,3に示した。巻取り紙の幅が880mm
の場合と同様に、三角板で折り出した後、胴折りやチョ
ッパー折りによって、折り出して、所定のサイズ,ペー
ジ数の折丁が搬送路2a,2bの一方又は両方を介して
スタッカバンドラー3へと搬出される。これらの折り出
し方によって、ページ数とサイズが相違する折丁の種類
は12種類となり、さらに中綴じの有無を加えるとサイ
ズの種類は増大する。これらの印刷情報信号が、印刷機
械1の制御装置20に入力され、この印刷情報信号から
折丁サイズを認識することができ、スタッカバンドラー
3の搬路のガイド板の幅の制御等を行うことができる。
【0021】
【表1】
【0022】
【表2】
【0023】
【表3】
【0024】すなわち、印刷機械1は運転開始の際に、
制御装置20に巻取り紙幅(880mm,813mm,
765mm)、胴折り後、チョッパー折りの有無及び折
丁を1列又は2列の搬送路へと搬出するか否かを入力す
ることで、制御装置20は折丁サイズを特定して認識す
ることができる。例えば、制御装置20の記憶装置に表
1〜3を記憶したテーブルが設けられ、巻取り紙幅を設
定すると、表1〜3の何れかが選択され、さらに1列・
2列の選択をし、チョッパー折りの有無を特定すること
により、刷本(折丁)サイズを認識することができる。
さらに、綴じの方法による折丁サイズの差異を識別する
ために、中綴じ折りの有無を設定する。「中綴じ折り有
り」を選択した場合は、折丁の片側縁を張り出した部分
を有する折丁サイズを認識し、平綴じとの区別をするこ
とができる。なお、折丁サイズの認識は、制御装置20
又は21で行う。
【0025】なお、制御装置20で折丁サイズ等の認識
を行った場合、その認識された折丁サイズに応じてスタ
ッカバンドラー3のガイド板の幅の制御を型替機構部8
を通して行えばよい。また、印刷情報信号が制御装置2
0から制御装置21に入力される場合、折丁サイズの認
識は制御装置21で行い、その折丁サイズに基づいて、
スタッカバンドラー3のガイド板の幅の制御を行う。後
者の場合、印刷情報信号は、印刷機1の制御装置20の
制御に基づいて動作するリレーの各接点から信号を導出
して、制御装置21に入力し、折丁サイズ等の認識を行
う。無論、各信号をコード化して制御装置21に入力し
てもよい。
【0026】スタッカバンドラー3は、図2(a),
(b)に示したように、整列コンベア3a、押圧部3
b、制動部3c、集積部3d、ターンバスケット3e、
大束集積部3f、結束部3gから構成され、整列コンベ
ア3a、押圧部3b、制動部3cには、折丁を集積部3
dへと搬送する折丁搬送路3′が設けられ、印刷機械1
の搬送路2a,2bの一方又は両方から搬送される折丁
を整列して段積折丁束とし、パレタイズロボット5へと
搬出する。なお、図2(a)には、大束集積部8fの図
示を省略した。
【0027】スタッカバンドラー3へと搬出された折丁
は、折丁搬送路3′で搬送される過程で水平方向の振動
が与えられて整列して小束として、集積部3dへと送り
込まれる。折丁に振動を与える機構としては、折丁搬送
路3′の両側に隣接する整列コンベア3aのガイド板8
aと、押圧部3bの前段のガイド板8bと、押圧部3b
の前段のガイド板8cと、制動部3cの前段のガイド板
8cとが設けられている。さらに、集積部3dには、折
丁に振動を与えて所定量の折丁を揃えるためのガイド板
8dが設けられている。ターンバスケット3eには、テ
ーブルの回転時に折丁束が崩れるのを防止するために、
折丁束を四方から保持するガイド板8eが設けられてい
る。大束集積部3fには、折丁束の幅方向(左右方向)
を保持するガイド板8fと大束天地方向を保持するガイ
ド板8gとが備えられている。これら各部のガイド板8
a〜8gは公知の駆動機構による型替機構部8であり、
制御装置21からの信号により型替機構部8の駆動機構
を作動させて、折丁サイズ等に合わせて自動的にガイド
板8a〜8gの幅等の調節が行われる。
【0028】印刷機械1からスタッカバンドラー3に搬
出される折丁は、先ず、整列コンベア3aのガイド板8
aにより振動が与えられて整列し、概ね整列した折丁に
ガイド板8bで振動を与えながら押圧部3bに送り込み
まれて、押圧部3bから折丁にガイド板8cで振動を与
えならが制動部3cを経て集積部3dに送り込まれ、集
積部3dでは、ガイド板8dで折丁に振動を与えて所定
量の折丁を束ねてターンバスケット3eへと搬出する。
ターンバスケット3eでは、折丁小束をガイド板8eで
抑えて所定方向に揃え、この折丁小束を大束集積部3f
に所定数量送り込んでガイド板8gで保持しながら段積
みして段積折丁束を形成し、この段積折丁束を結束部3
fへと搬出し、必要に応じて段積折丁束をベルトで結束
して搬出する。結束部3fから搬出される段積折丁束
は、パレタイズロボット5によってパレタイズされる。
【0029】パレタイズロボット5は、図3に示すよう
にハンド装置6を備え、段積折丁束Aの幅と折丁小束の
段積数が認識され、ハンド装置6に爪6bに段積折丁束
Aを載置して、ガイド板6aと段積折丁束Aを抑え板6
c,6dで抑えて把持し、パレット7a又が7bに搬送
して所定個数の段積折丁束Aを段積(パレタイズ)す
る。パレタイズロボット5の稼動速度は、印刷機回転速
度、折り出し方、1列・2列の選択等によって、下記の
表1のように設定することができる。
【0030】
【表4】
【0031】
【表5】
【0032】なお、稼動速度は、表4に示す通りであ
り、表5の処理能力とは1分間にパレタイジングロボッ
トが待機位置から折丁をつかみ、パレットに置く、再び
待機位置に戻ってくる動作回数をいう。
【0033】このように、本実施形態では、制御装置2
0に入力された巻取り紙幅、チョッパー折りの有無、中
綴じ折りの有無等の印刷情報信号に基づいて、制御装置
21は、折丁サイズを認識して、ガイド板8a〜8eの
幅を設定し、スタッカバンドラー3から排出される段積
折丁束が一定の方向に揃えるためにターンバスケット3
eの回転を制御する。スタッカバンドラー3の制御装置
21は、パレタイズロボット5の制御装置22に巻取り
紙幅、チョパー折りの有無、中綴じ折りの有無等の情報
を送出する。また、パレタイズロボット5の稼動速度
は、印刷機械1の制御装置20に巻取り紙幅、チョッパ
ー折りの有無、中綴じ折りの有無、印刷機回転速度、1
列・2列選択等の各調整値を設定することによって、表
4に示すように、印刷機回転速度を設定することがで
き、パレタイズロボット5の稼動速度を自動的に設定す
ることができる。なお、パレタイズロボット5の稼動速
度の設定は、制御装置20〜22の何れで行ってもよ
い。
【0034】(実施形態2)図4は、本発明の他の実施
形態を示す図であり、印刷機械1、スタッカバンドラー
3、パレタイズロボット5からなる折丁処理システムで
あり、これらの各装置は、上記実施形態と同一である。
本実施形態では、制御装置20〜22によりそれぞれ制
御されているが、制御装置20には、巻取り紙幅、チョ
ッパー折りの有無、中綴じ折りの有無、印刷機回転速
度、1列・2列選択等の各調整値が入力されて印刷機械
1を運転するとともに、制御装置20には、これらの印
刷情報信号に基づいて、スタッカバンドラー3、パレタ
イズロボット5を運転するための運転情報信号がコード
化した信号とし制御装置21,22に自動的に入力さ
れ、印刷機械1の運転状況に応じて、スタッカバンドラ
ー3、パレタイズロボット5を最適な運転条件で運転す
ることができる。
【0035】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、印刷機
械を運転する際に、印刷機械からの印刷情報信号と印刷
開始信号とを、印刷機械後段のスタッカバンドラーの制
御装置に入力して、折丁サイズ等を認識して運転するこ
とにより、スタッカバンドラーの型替等を個別に設定す
ることなく、自動的に設定して、印刷機械から搬出され
る折丁を段積折丁束としてパレット上に段積(パレタイ
ズ)することができる利点がある。また、印刷機械から
の印刷情報信号を、スタッカバンドラーとパレタイズロ
ボットとの制御装置にそれぞれ入力して、折丁サイズ等
を認識して各段の装置を運転することにより、各装置の
型替等を個別に設定することなく、自動的に印刷機械か
ら搬出される折丁をパレタイズするまでの工程を処理す
ることができる利点がある。このように印刷機械の後段
の装置を制御することにより、折丁処理に要する手間が
省力化できるとともに、トラブルや故障等の発生を抑制
して、損紙の発生を抑制して、折丁を処理することがで
きる利点がある。
【0036】また、本発明の折丁処理システム及び折丁
処理方法によれば、印刷機械の回転速度を設定した際
に、この印刷情報が後段のパレタイズロボットの制御装
置に伝送されることによって、印刷機械から搬送される
折丁の排出速度に対して、パレタイズロボットの稼動速
度を最適な条件に自動的に設定して折丁処理を円滑に実
施することができ、トラブルや故障等の発生を抑制し、
稼動効率を高めることができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の折丁処理システムの一実施形態を示す
概略図である。
【図2】本実施形態の折丁処理システムのスタッカバン
ドラーの概略図である。
【図3】本実施形態の折丁処理システムのパレタイズロ
ボットの要部概略図である。
【図4】本発明の折丁処理システムの他の実施形態を示
す概略図である。
【図5】従来の印刷機械から搬出される折丁の処理装置
を示す概略図である。
【符号の説明】
1 印刷機械 1a 印刷機械本体 1b 折り機 2a,2b 搬送路 3 スタッカバンドラー 3′折丁搬送路 3a 整列コンベア 3b 押圧部 3c 制動部 3d 集積部 3e ターンバスケット 3f 結束部 4a,4b 搬送路 5 パレタイズロボット 6 ハンド装置 6a ガイド板 6b 爪 6c,6d 抑え板 7a,7b パレット 8 型替機構部 8a〜8g ガイド板 20〜22 制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 関口 博 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 (72)発明者 三橋 剛 東京都文京区小石川4丁目14番12号 共同 印刷株式会社内 Fターム(参考) 3F107 AA05 AB01 AC05 BA02 CD05 DA03

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷機械に巻取り紙の巻取幅、印刷した
    巻取り紙の折出し方、及び各種調整値等の各印刷情報信
    号と印刷開始信号とを入力して運転し、該各印刷情報信
    号に基づいて該印刷機械から搬送される折丁のサイズ等
    を認識して型替機構部を自動的に制御し、該印刷機械か
    ら搬出される折丁を整列して小束とし、該小束を一定量
    積み重ねて段積折丁束として搬出するスタッカバンドラ
    ーを備えることを特徴とする折丁処理システム。
  2. 【請求項2】 前記印刷情報信号に基づいて、前記スタ
    ッカバンドラーから搬出される段積折丁束の折丁サイズ
    等を認識し、該段積折丁束をパレタイズするパレタイズ
    ロボットとを備えることを特徴とする請求項1に記載の
    折丁処理システム。
  3. 【請求項3】 前記パレタイズロボットの稼動速度を設
    定するための信号が、前記スタッカバンドラーの制御装
    置を介して出力されるか、若しくは前記印刷機械の制御
    装置から出力されることを特徴とする請求項2に記載の
    折丁処理システム。
  4. 【請求項4】 印刷機械に巻取り紙の巻取幅、印刷した
    巻取り紙の折出し方、及び各種調整値等の各印刷情報信
    号と印刷開始信号とを入力して運転するとともに、該各
    印刷情報信号と該印刷開始信号とを、該印刷機械後段の
    スタッカバンドラーの制御装置に入力して、該印刷機械
    から搬送される折丁のサイズ等を認識して、該スタッカ
    バンドラーの型替機構部を自動的に制御し、該印刷機械
    から搬出される折丁を整列して小束とし、該小束を一定
    量積み重ねて段積折丁束として搬出することを特徴とす
    る折丁処理方法。
  5. 【請求項5】 前記印刷情報信号に基づく、パレタイズ
    信号をパレタイズロボットの制御装置に入力して折丁サ
    イズ等を認識して、前記スタッカバンドラーから搬出さ
    れた段積折丁束を、該パレタイズロボットによりパレタ
    イズすることを特徴とする請求項4に記載の折丁処理方
    法。
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