JP2003321133A - 給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙装置及び画像形成装置

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JP2003321133A
JP2003321133A JP2002131878A JP2002131878A JP2003321133A JP 2003321133 A JP2003321133 A JP 2003321133A JP 2002131878 A JP2002131878 A JP 2002131878A JP 2002131878 A JP2002131878 A JP 2002131878A JP 2003321133 A JP2003321133 A JP 2003321133A
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feed cassette
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JP2002131878A
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Shuichi Kasai
修一 河西
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Ricoh Co Ltd
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Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 給紙カセットを給紙装置本体から取外す時
に、給紙カセットを装置本体から取外すための予備的な
操作(取外し着手操作)が行われたことを事前に検知し
て給紙コロの逆転をいち早く実行させて用紙の引き戻し
をいち早く完了させることにより、引き戻された用紙が
装置本体内に落下する不具合をなくした。 【解決手段】 着手検知センサ41が給紙カセット11
の取外し着手操作を検知したときに、給紙コロ12を逆
転させて分離部にニップされた用紙を給紙カセット側に
引き戻す制御を行い、給紙コロの逆転による用紙の引き
戻しが完了した場合のみ、給紙カセットの取外しを許容
することにより取外し操作を遅延させる取外し遅延機構
42を備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は画像形成装置等に装
備されて画像形成部に用紙を給送する給紙装置の改良に
関し、特に給紙装置本体から給紙カセットを取外した際
に装置本体内に用紙が取り残される不具合を、給紙コロ
を逆転させることにより解消した給紙装置において従来
発生していた不具合を解決することができる給紙装置及
びそれを用いた画像形成装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ装置、
印刷装置等の画像形成装置は、給紙装置から一枚ずつ給
送されてきた用紙上に、画像形成部にて画像形成を行う
構成を備えている。給紙装置は、給紙装置本体に対して
着脱される給紙カセットを備え、給紙カセット内の用紙
束の最上部から一枚ずつ用紙を取り出して画像形成部に
給送する給紙機構を備えている。この給紙機構は、給紙
カセット内の用紙束の最上部に接して回転することによ
り一枚ずつ送り出す給紙コロと、給紙コロに接触して重
送用紙を分離する分離パッド、その他の重送防止手段を
備えている。また、給紙装置本体に対する給紙カセット
の取付け方式としては、給紙機構による用紙の給送方向
と給紙カセットの着脱方向が平行となる第1のタイプ
と、用紙の給送方向と給紙カセットの着脱方向を直交さ
せる第2のタイプ(フロントローディングタイプ)と、
がある。
【0003】図3(a)及び(b)は、上記第1のタイ
プの給紙装置を備えた画像形成装置の概略構成図であ
り、この画像形成装置1は、下部に給紙装置2を、その
上部に画像形成部(印字記録部)3を備え、給紙装置2
から給紙された用紙Pは搬送経路4を経て画像形成部3
に給送される。画像形成部3は、この例では、電子写真
式の画像形成部であり、感光体3a、帯電部3b、露光
部3c(書込み光学系)、現像部3d、転写部3e、定
着部3f等を備えている。給紙装置2は、装置本体2A
の側面に設けた装着穴(装着部)から内部に装着される
給紙カセット11と、装置本体側に設けた給紙コロ1
2、分離加圧スプリング13a、給紙カセットの着脱検
知センサ14及び給紙コロを駆動するモータ(駆動部)
等からなる給紙機構と、を備えている。給紙カセット1
1は、外側ケース21と、ケース21内に軸22aを中
心として上下動可能に軸支された底板22と、底板22
を上方へ付勢する弾性部材23等を有する。搬送経路4
には、搬送コロ対25、レジストローラ対26等が配置
されている。用紙Pは、給紙コロ12と分離パッド13
によって給紙カセット11から1枚ずつ分離搬送され、
搬送コロ対25によってターンされてレジストローラ2
6まで運ばれ、以後画像形成部3にて画像形成された後
で排紙ローラ16によって排紙トレイ17上に排出され
る。給紙コロ12は一つのローラで用紙のピックアップ
と分離の機能を兼ねているため、連続的に用紙を搬送す
る際には先行する用紙が分離部を通過する時に、それに
よる連れ回り動作のため次の用紙のピックアップ搬送が
構造上行われてしまう。そのため、一枚分の印字動作が
終了すると、次の用紙が分離部(図3(b)を参照)ま
で搬送された状態で待機することになる。着脱検知セン
サ14を備えていない旧来の給紙装置においては、この
待機状態で給紙カセット11を矢印方向へ取外したとき
に、底板22上の最上部の用紙は分離部に挟み込まれて
いるために装置本体内に残されてしまい、次に給紙カセ
ット11をセットする際に「クシャクシャ」になった
り、最悪の場合、用紙搬送4路路を塞いでしまうケース
に至る。このような不具合を解消するため、図示の如き
リミットスイッチ等の着脱検知センサ14を設けて給紙
カセット11の着脱状態を検知して制御部に報知するよ
うに構成し、給紙カセットの取外しを検知した信号を受
けた制御部が給紙コロ12を逆転駆動して用紙を給紙カ
セット側に引き戻すようにした給紙装置が知られてい
る。即ち、給紙カセット11が取り出されると着脱検知
センサ14が「OFF」となり、給紙モータ(図示無
し)を逆転させることにより、途中の減速ギヤ及び回転
制御クラッチを経て、給紙コロ12を逆転させ、分離部
に拘束されていた用紙を引き戻して給紙カセット内に戻
す。
【0004】しかしながら、給紙カセットが通常よりも
勢いよく、又は速いスピードで引き出されると、給紙コ
ロの逆転による用紙の引き戻しと給紙カセットの移動の
タイミングが合わなくなり、分離部から引き戻された用
紙が、給紙カセット内ではなく装置本体内部に落下して
しまうことになる。即ち、給紙カセットの取り出し作業
における操作速度は操作者によって違いが有り、特に瞬
時に勢い良くカセットが引き出されると、給紙コロの逆
転がカセットの取り出し速度に追いつかず、引き戻した
用紙が結局装置本体内に残ってしまうというケースが往
々にして有る。特に、用紙残量が少ない場合にはカセッ
トが軽くなるため、取り出し時に勢いが付きやすくな
る。特に、給紙機構による用紙の給送方向と給紙カセッ
トの着脱方向が平行となる第1のタイプにあっては、給
紙コロ及び分離パッドから成る分離部が装置本体の内奥
部(給紙カセット装着穴の奥部)に位置することとなる
ため、カセット着脱を行う操作者が装置本体内に残留し
た用紙を発見しにくくなる。なお、給紙カセット11内
にセットされている用紙長がある程度長い場合には、た
とえ用紙が装置本体2A内に残されていたとしても、用
紙の手前側端部を目視で視認、発見可能であるため、給
紙カセットを再セットする前に用紙を除去できることも
多いが、短い用紙が装置本体内に残った場合には目視で
の確認はかなり困難であり、上記の如き給紙トラブルが
起き易くなる恐れがある。なお、第1のタイプであって
も、用紙分離部を装置本体の引き出し方向奥側ではなく
手前側に配置する方式では、本例のような用紙残りの問
題は起こらないが、装置本体の奥行きに対して給紙カセ
ットの後部への出っ張り長が増えてしまい、装置の設置
上でバランスが悪くなってしまう。即ち、使用する用紙
長にもよるが、LGサイズを想定した場合、通常は用紙
長のほうが装置奥行き寸法よりも長くなるため、その分
だけ後方への出っ張りが生じる。また、給紙カセット側
に分離給紙部を組み込んだ例もあるが、装置本体側の駆
動部と給紙カセット側の分離給紙部とのジョイントの問
題があるため機構的な課題が残り、また、コスト面でも
不利となるため、一般的な方法では無い。このような不
具合は、例えば「注意デカル」を目に付く場所に貼って
おいたり、マニュアル記載などで注意を促すことによ
り、解決することが不可能ではないが、ユーザーの操作
状態は状況により実に種々様々である。例えば、操作者
の個人差による注意力や判断能力の違い、操作時の対応
の仕方、取り出し時の速さの違い等に違いがあるため、
上記表示等のみで注意を徹底させ、完全に防止すること
は難しい。このような不具合は、上記第2のタイプの給
紙装置においても、同様に発生する。
【0005】また、特開平2−300038号公報に
は、給紙ローラを用紙に圧接させたり圧接を解除させる
圧接解除手段を備え、圧接解除手段による圧接解除時に
分離部まで引き出された用紙の先端側を押し戻し板によ
り押し戻すようにした給紙機構が開示されている。この
従来技術は、重送を阻止した後で分離部に残っている用
紙を給紙カセット内に押し戻すことにより、カセットの
引き出しや回転による用紙ダメージ発生を防止してい
る。しかし、この公報には、給紙を完了する度に、後続
の用紙が引き出されてその先端が分離部にて停止するタ
イプの給紙装置において、一旦取外した給紙カセットを
再装着する際に発生する上記不具合や、給紙カセット引
き出し時に給紙コロを逆転させて用紙を引き戻す構成を
採用した場合に生じる上記不具合を解決する方法につい
ては全く開示されていない。また、特開平3−2932
26号公報には、上向き付勢された底板を下降させるた
めの解除レバーの解除操作に連動して用紙を給紙カセッ
ト内に引き戻す用紙戻し機構(戻しレバー)を備えた給
紙装置が開示されている。しかし、機器の小型化が強く
求められている昨今において、このように用紙を戻すた
めに多数の部品からなる用紙戻し機構を分離部周辺に配
置することは、小型化に反する結果となり、またコスト
アップをもたらすことも明らかである。また、給紙カセ
ットを取り出すたびに、解除レバーを操作する手順が求
められるため操作が煩雑である。また、この公報には、
給紙カセットを取外す前にノブを操作することにより、
給紙コロを逆転させて引き出された用紙を給紙カセット
側へ引き戻す構成も開示されているが、給紙カセット引
き出し前に必ずノブの操作が必要となり、給紙カセット
の着脱操作が煩雑化することが明らかである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように給紙コロに
よって取り出される用紙の重送を分離パッド方式により
防止する構成を採用した場合には、給紙コロが1回転し
て最上部の用紙を給紙した後も、当該用紙は下流側の搬
送ローラによって搬送されるため給紙コロは一回転した
後も当該用紙に連れ回りして所定角度だけ余計に回転す
ることになる。この給紙コロの連れ回りによって、給紙
カセット内の次の用紙が後追いで給紙されてしまい、分
離パッドにより次の用紙先端が噛み込まれた状態で停止
し、次の給紙命令まで待機することになる。この状態で
給紙カセットを装置本体から取外すと、分離パッドによ
り先端を噛み込まれた用紙は、その拘束力のため給紙カ
セットと一緒には引き出されず、装置本体内に残されて
しまい、給紙カセットに対する用紙補給等が完了してか
らそのまま給紙カセットを再セットすると、装置本体内
に残されていた用紙が給紙カセットによって押し込まれ
潰されることにより「クシャクシャ」になってしまい、
セット後の用紙給紙に支障をきたす恐れが生じる。ま
た、最悪の場合、「クシャクシャ」になった用紙が給紙
搬送路を塞いでしまい、次に給紙しようとした用紙が紙
詰まりを起こす恐れもある。この不具合を解消するため
に、給紙カセットの取り出し動作と連動させて給紙コロ
を逆転させて用紙を引き戻す従来例もあるが、給紙カセ
ットの引き出し速度が速すぎて、給紙コロの逆転による
用紙引き戻し完了前に給紙カセットの引き出しが完了す
る場合には、上記不具合は解消されないこととなる。本
発明は上記に鑑みてなされたものであり、給紙カセット
の取外し時に給紙コロを所定量だけ逆転させることによ
り、分離部まで引き出された状態で停止した用紙を給紙
カセット側へ引き戻すようにした給紙装置において、給
紙カセットを装置本体から取外すための予備的な操作
(取外し着手操作)が行われたことを事前に検知して給
紙コロの逆転を実行せしめ、予備的な操作に続く本来の
取外し操作が開始される時点では用紙の引き戻しを既に
完了させておくようにした給紙装置及びそれを用いた画
像形成装置を提供することを課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
請求項1の発明は、装置本体と、該装置本体に設けた装
着部内に着脱自在に装着される給紙カセットと、該装置
本体に装着された給紙カセット内の用紙束の最上部から
一枚づつ取り出す給紙コロ、該給紙コロを正逆回転させ
る駆動部、及び給紙された用紙の重送を防止する重送防
止手段を備えた給紙機構と、該給紙カセットを取外すた
めの予備的な着手操作が行われたことを検知する着手検
知センサと、これらを制御する制御部と、を備えた給紙
装置であって、前記制御部は、前記着手検知センサが前
記給紙カセットの取外し着手操作を検知したときに、前
記給紙コロを逆転させて該給紙コロと前記重送防止手段
との間にニップされた用紙を該給紙カセット側に引き戻
す制御を行い、前記給紙コロの逆転による用紙の引き戻
しが完了したタイミングにて給紙カセットの取外しを許
容することにより、取外し操作を遅延させる取外し遅延
機構を備えたことを特徴とする。給紙カセット上の用紙
束の最上部に接して回転する給紙コロにより最上部の用
紙が給紙された後に、当該用紙の下流側への搬送に伴う
給紙コロの連れ回り動作によって2枚目の用紙が引き続
いて給紙コロと分離パッドとの接触部まで繰り出され、
その状態で次の給紙命令を待機する構造を持つ給紙装置
においては、用紙が用紙分離部まで繰り出されたままの
状態で給紙カセットを取り出した場合に、繰り出された
用紙を、給紙カセットの取外しに合わせて給紙コロを
『逆転』させることにより給紙カセット内に引き戻すよ
うな制御を行う。本発明では、取外し遅延機構を設け
て、給紙カセットを人手により引き出す際に、引き出し
のための着手操作を着手検知手段によって検知していち
早く給紙コロを逆転させて用紙の引き戻しを開始する一
方で、給紙カセットの引き出し操作は必ず引き出し着手
操作の完了後に少しタイミングを遅らせて実施されるよ
うにしたので、給紙カセットの取外し作業を迅速に行っ
たとしても、取外し操作を開始した時点では用紙の給紙
コロの逆転による引き戻しが完了していることとなる。
【0008】請求項2の発明は、請求項1において、前
記取外し遅延機構は、前記給紙カセットの適所に可動な
状態で支持された解除レバーを備え、前記解除レバー
は、前記給紙カセットによってロック位置と解除位置と
の間を移動可能に支持された操作片と、前記給紙カセッ
トが前記装置本体に装着されていて該操作片がロック位
置にある時には該装置本体に係合すると共に該操作片が
解除操作されたときには装置本体との係合を解除するロ
ック片と、該操作片が解除操作されていない時には前記
着手検知センサをONさせ続け且つ該操作片が解除操作
された時には前記着手検知センサをOFFさせるセンサ
作動部と、を備え、前記操作片が解除操作されてロック
片と装置本体との係合が解除された後で始めて該操作片
を用いた給紙カセットの取外しが可能となるように構成
されていることを特徴とする。取外し遅延機構を解除レ
バーにより構成し、給紙カセット着脱前に解除レバーを
解除するという操作を必要とし、このレバー操作を行っ
ている時間を利用していち早く且つ確実に用紙を引き戻
すことができる。そして、解除レバーの動作と操作片を
操作したことを検知する着手検知センサの検知動作とを
連動させることにより、給紙カセット取り出しタイミン
グと、給紙コロでの逆転動作との間に時間的なディレー
を設け、給紙カセットの取り出し時にカセット内への用
紙の引き戻しを確実に行うことができる。この発明は、
給紙カセット取外し操作とは別操作としての解除レバー
の解除操作を一々実施することを求める訳ではなく、解
除レバーは同時に給紙カセット引き出し用の把持部でも
ある。従って、格別の解除レバーを用いた解除操作を行
った後で、給紙カセットの別の部位を把持して引き出し
操作を行う必要がなく、一連の引き出し操作の過程で、
予備操作的な解除操作(着手操作)、着手検知による用
紙の引き戻し、給紙カセットの本格的な取外しが連続し
て行われることとなり、操作性が低下する訳ではない。
請求項3の発明は、請求項1又は2において、前記ロッ
ク片は前記装置本体に係合する係合突起を備え、該係合
突起は前記センサ作動部を兼用していることを特徴とす
る。装置本体の被係合部に係合する係合突起を解除レバ
ーのロック片に設け、係合突起の一部により着手検知セ
ンサを作動させるようにしたので、最もシンプルな構造
により確実な着手検知を実現できる。
【0009】請求項4の発明によれば、請求項1におい
て、前記取外し遅延機構は、前記給紙カセットの取外し
操作着手時に、前記給紙カセットが取外し方向へ所定距
離だけ初期移動することを許容する取外し制限手段を備
え、前記着手検知センサは、前記装置本体に装着された
前記給紙カセットが前記取外し制限手段により許容され
る初期移動距離を取外し方向へ移動した時に給紙カセッ
トによってOFFされる構成を備え、前記取外し制限手
段は、前記給紙カセットが初期移動距離を移動した後
で、第2の移動距離を移動することにより装置本体から
の取外しを許容するように構成されていることを特徴と
する。これによれば、給紙カセットを取り出す過程中に
一気に取り出されることを防止するための一時停止用の
ストップ機構(一旦給紙カセットを停止させる機構)を
付加し、その停止時間のタイミングを使って用紙を迅速
に引き戻すことにより、確実な引き戻しができるように
する。即ち、本格的な給紙カセットの取出し操作の直前
に短い距離を移動する初期移動距離を設け、この初期移
動距離を給紙カセットが移動している期間中に給紙カセ
ットの取出し操作の着手を着手検知センサにより検知す
ると共に、検知と同時に給紙コロの逆転を開始させてす
ぐに用紙の引き戻しを完了させる。初期移動距離の移動
に続いて行われる本来の取外し操作においては、給紙カ
セットを方向転換させたり、或いはそのまま同方向に引
き出すことにより、取外しが行われる。請求項5の発明
は、請求項1乃至3において、前記給紙カセットの着脱
方向は、前記給紙コロによる用紙の給紙方向と平行な方
向、或いは直交する方向であることを特徴とする。給紙
装置本体、或いは画像形成装置本体に設けた給紙カセッ
ト装着部(穴)内に給紙カセットを装着して、装置本体
内の給紙機構によって給紙する場合、給紙カセットの着
脱方向と給紙機構による用紙の給紙方向が平行な場合の
みならず、直交する場合もある、本発明は両方のタイプ
に適用することにより、上記の如き各効果を発揮でき
る。請求項6の画像形成装置は、請求項1乃至5の何れ
か一項に記載の給紙装置と、画像形成部と、を備えたこ
とを特徴とする。これによれば、上記各請求項記載の給
紙装置による作用、効果を備えた画像形成装置を提供す
ることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面に示した実施
の形態により詳細に説明する。図1(a)は本発明の一
実施形態に係る給紙装置、及び該給紙装置を備えた画像
形成装置の構成図であり、(b)及び(c)は給紙カセ
ット取外し操作手順を示す図である。画像形成装置1
は、下部に給紙装置2を、その上部に画像形成部(印字
記録部)3を備え、給紙装置2から給紙された用紙Pは
搬送経路4を経て画像形成部3に給送される。画像形成
部3は、この例では、電子写真式の画像形成部であり、
感光体3a、帯電部3b、露光部(書込み光学系)3
c、現像部3d、転写部3e、定着部3f等を備えてい
る。また、画像形成装置1は、画像形成部、給紙装置、
書込み光学系、図示しない読取り光学系、自動給紙装置
等を含む各構成要素を制御するための制御部35を備え
ている。給紙装置2は、装置本体2Aの側面に設けた装
着穴(装着部)から内部に着脱自在に装着され用紙束を
収容する給紙カセット11と、装置本体側に設けられて
給紙カセット11内の用紙束の最上部から取り出す正逆
転可能な給紙コロ12、給紙コロ12の外周面に接して
重送用紙を一枚に分離する分離パッド(重送防止手段)
13、分離パッド13を給紙コロ12へ向けて弾性付勢
して分離圧を発生させる分離加圧スプリング13a、給
紙コロ12を正逆転駆動するモータ(駆動部)等からな
る給紙機構31と、を備えている。
【0011】給紙カセット11は、外側ケース21と、
外側ケース21内に軸22aを中心として上下動可能に
軸支され上面に用紙束を保持する底板22と、底板22
を上方へ付勢する弾性部材23等を有する。搬送経路4
には、搬送コロ対25、レジストローラ対26等が配置
されている。用紙Pは、給紙コロ12が正転する際に最
上部から取り出され、給紙コロ12と分離パッド13と
の協働によって給紙カセット11から1枚ずつ分離搬送
されて搬送経路4に送り出され、搬送コロ対25によっ
てターンされてレジストローラ26まで運ばれ、以後画
像形成部3にて画像形成(トナー像の転写、定着)され
た後で排紙ローラ16によって排紙トレイ17上に排出
される。給紙コロ12は、装置本体2Aに設けた図示し
ない駆動モータ、駆動伝達ギヤ系、及び回転制御クラッ
チにより一回転駆動制御される。また、給紙時のフィー
ドミスを防止するため、搬送コロ25の先の搬送路上に
設けた図示しない用紙検知センサが「ON」するまで、
前記した1回転動作を一定回数まで繰り返すように制御
されている。給紙コロ12は、一つのローラで用紙のピ
ックアップと分離を行う機能を兼ねているため、連続的
に用紙を搬送する際には前の用紙が分離部を通過する時
に、それによる連れ回り動作のため次の用紙のピックア
ップ搬送が構造上行われてしまう。そのため、一枚分の
画像形成動作が終了すると、次の用紙が給紙コロと分離
パッドから成る分離部(図3(b)を参照)まで搬送さ
れた状態で待機することになる。
【0012】本発明の給紙装置は、給紙カセット11の
取外し時に給紙コロ12を所定量だけ逆転させることに
より、分離部12,13まで引き出された状態で停止し
た用紙Pを給紙カセット11側へ引き戻すようにした点
では従来例と同様であるが、給紙カセット11を装置本
体2Aから取外すための予備的な着手操作(取外し着手
操作)が行われたことを事前に着手検知センサにより検
知して給紙コロの逆転を実行させると共に、予備的な着
手操作に続く本来の取外し操作が開始される時点では用
紙の引き戻しを完了するようにした点が特徴的である。
このため、予備的な取外し着手操作が行われた時点で素
早く給紙コロの逆転による用紙の引き戻しを完了できる
こととなり、取外し着手操作に引き続いて行われる本来
の取外し操作においては最上部の用紙が給紙カセット側
に移行した状態となっている。従って、いかに迅速に給
紙カセットを取外したとしても、用紙が装置本体内に落
下する等の不具合が発生する余地がなくなる。即ち、本
発明では、制御部35は、着手検知センサ41が給紙カ
セット11の取り出し操作着手を検知したときに、駆動
部を逆駆動(或いはクラッチによる回転方向切替え)し
て給紙コロ12を逆転させて給紙コロ12と分離パッド
13との間にニップされた用紙を給紙カセット11側に
引き戻す制御を行うものである。そして、本発明では更
に、給紙コロ12の逆転による用紙の引き戻しが完了し
た場合のみ、給紙カセット11の取外しを許容すること
により取外し操作を遅延させる取外し遅延機構42を備
えた点が特徴的である。
【0013】図1はこの取外し遅延機構42の一実施形
態を示している。この実施形態に係る取外し遅延機構4
2は、給紙カセット11の外側適所に回動可動な状態で
支持された解除レバー45を備えている。解除レバー4
5は、給紙カセット11のケース21の外側端部近傍に
設けた軸21aによってロック位置(図1(a)の位
置)と解除位置(図1(b)(c)の位置)との間を回
動可能に支持されている。そして、解除レバー45は、
軸21aよりも外側に位置する操作片46と、給紙カセ
ット11が装置本体2Aに装着されていて操作片46が
(a)に示したロック位置にある時には係合突起47a
により装置本体の被係合部2A−1に係合すると共に、
操作片36が(b)のように解除操作されたときには被
係合部2A−1との係合を解除するロック片47と、
(a)のように操作片46が解除操作されていない時に
は着手検知センサ41をONさせ続け且つ(b)のよう
に操作片46が解除操作された時には着手検知センサ4
1をOFFさせるセンサ作動部47bと、を備えてい
る。なお、この実施形態では、センサ作動部47bは、
係合突起47aの一部を利用して構成されているが、こ
れは一例であり、ロック片47の他の部位をセンサ作動
部47bとしてもよい。なお、係合突起47aは、係合
凹所であってもよい。ロック片47の位置は、底板上の
記録用紙束と干渉しない位置、例えば記録用紙束の幅方
向両サイドに配置するのが好ましい。解除レバー45
は、図示しない弾性部材によって図1(a)のロック位
置に付勢されるように構成する。また、解除レバー45
を構成する操作片46は、給紙カセットを取外す際に操
作者が把持する把持部も兼用しており、取外しのために
操作片46を把持して解除方向に回動させることによ
り、解除操作の着手が行われたことになり、引き続き操
作片46を把持して給紙カセットを引き出すことによ
り、本格的な取外し操作が連続して行われる。
【0014】このように、本実施形態では、給紙カセッ
ト11のケース21によって回動自在に支持された操作
片46が解除操作(取外し着手操作)された後で、始め
て操作片46を用いた給紙カセットの取外しが可能とな
るように構成している。操作片46の解除操作によっ
て、センサ作動部47bが着手検知センサ41をOFF
させると、検知信号を受けた制御部35は直ちにモータ
を駆動して給紙コロ12を逆転させるが、給紙コロ12
の逆転完了に要する時間は、通常1秒に満たない短い時
間であるため、オペレータが(b)のように操作片46
の解除操作を行ってから、引き続いて(c)のように給
紙カセットを引き出す操作を開始するまでの間には用紙
の引き戻しは完了しており、(c)に示すように用紙P
は給紙カセット11側に完全に移行済みとなっている。
従って、オペレータがいかに素早く給紙カセットの取外
し操作を行ったとしても、本来の取外し操作の直前に予
備的な解除操作(取外し着手操作)を行う必要があり、
この解除操作に要する時間分だけ本来の取外し操作の開
始が遅延し、この遅延した時間内に給紙コロ12の逆転
による用紙の引き戻しを十分に行うことが可能となる。
【0015】また、従来例のように給紙カセット取り出
しのために把持する部位と、解除のための操作ノブ等を
格別に設けている訳ではなく、操作片46が解除手段
と、本格的な引き出しのための把持部を兼用しており、
一連の引き出し動作の過程で取出し操作着手と、本格的
な取り出しがスムーズに連続して行われるので、面倒な
手順を踏む必要がなく、操作性が良好である。なお、給
紙カセット11を装置本体の装着部内に再セットする場
合には、操作片46を操作せずにそのまま給紙カセット
を押し込めば良く、その際には弾性部材の力により係合
突起47aが被係合部2A−1を乗り越えた後で図示の
位置に復帰する。なお、上記実施形態では、操作片46
を、給紙カセット11のケース21に対して軸21aに
よって回動自在に支持したが、これは一例であり、例え
ばケース21に設けた長穴、ガイドレール等により解除
レバーを内外方向へ2段階にスライド自在に支持し、第
1段階の移動においては装置本体とのロック解除及び着
手検知センサをOFFさせると共に、第2段階の移動に
おいて給紙カセットを取外すように構成してもよい。ま
た、上記のように図示の実施形態では、センサ作動部4
7bを係合突起47aの一部を利用して構成している
が、ロック片47の他の部位をセンサ作動部47bとし
てもよい。
【0016】次に、図2(a)は本発明の他の実施形態
に係る取外し遅延機構を備えた給紙装置、及びそれを備
えた画像形成装置の構成図、(b)及び(c)は給紙カ
セットの取外し操作手順を示す図である。なお、図1と
同一部分には同一符号を付して説明する。この実施形態
に係る取外し遅延機構42は、給紙カセット11の取外
し操作着手時に、給紙カセット11が取外し方向へ所定
距離だけ初期移動することを許容する取外し制限手段5
0と、着手検知センサ60と、を備えている。この着手
検知センサ60は、装置本体2Aに装着された給紙カセ
ット11が取外し制限手段50により許容される初期移
動距離L(Lよりも短い距離を含む)を取外し方向へ移
動した時に給紙カセット11のケース21の側壁(或い
はその他の部位)によってOFFされる構成を備えてい
る。着手検知センサ60からOFF信号が制御部35に
入力されると、制御部は給紙カセット取外し操作が着手
されたことを判定し、モータを駆動して給紙コロ12を
所要量だけ逆転させて分離部まで引き出されていた用紙
を給紙カセット側へ引き戻す。
【0017】取外し制限手段50は、給紙カセット11
が初期移動距離を移動した後に、(c)に示すように方
向転換されることにより装置本体2Aからの取外しを許
容するように構成されている。なお、後述するように、
方向転換せずに、第2の移動距離を同方向へ移動させる
ことにより、完全に取外しできるように構成しても良
い。この取外し制限手段50は、この例では、装置本体
の内底面に突設した突起51と、給紙カセット11のケ
ース21の底部に形成された穴52と、から構成されて
いる。突起51と穴52との位置関係は、(a)に示す
ように給紙カセットを完全に装着した状態において突起
51の前端部が穴52の前端縁に係合することにより、
給紙カセット11が装置本体内に係止されるように設定
する。また、図示のように突起51の前端縁は後方へ向
けて上向き傾斜する傾斜面となっている。また、図2
(a)の状態において、突起51の後端面と穴52の後
端縁との間には初期移動距離Lに相当する空間が形成さ
れるように構成されている。この給紙カセット11を図
2(b)に示すように前方へ水平に引き出した際には、
初期移動距離Lの範囲内でしか移動できないが、この初
期移動距離Lを移動する過程で着手検知センサ60がO
FFするように各部材の位置関係を設定する。
【0018】次いで、図2(c)に示すように突起51
を支点として給紙カセット11の前端を上方に回動させ
ることにより、穴52を突起51から離脱させつつ、給
紙カセット11を装置本体の装着部から取外すことが可
能となる。給紙カセット11を再セットする場合には、
上記と逆の操作を行えばよい。なお、上記実施形態で
は、給紙カセットを一旦所定距離だけ引き出した後、異
なった方向へ取外す例を示したが、突起の高さ、傾斜形
状等を種々選定することにより、一定方向へ初期移動し
た後で(方向転換せずに)、更に同方向へ第2の移動距
離だけ移動させることにより給紙カセットを2段階で取
外すことが可能な構成とすることもできる。この場合に
は、初期移動距離の移動を完了した時点で、一旦給紙カ
セットの引き出し操作を中断させる停止機構を設けて、
初期移動距離の移動終了と、第2の移動距離の移動開始
との間に給紙コロの逆転のための時間をかせぐように構
成すればよい。本発明の給紙装置の構成は、複数枚のシ
ート状記録用紙を収納し、分離パッド方式にてこれを一
枚ずつ給紙搬送するような機構を有する給紙装置の用紙
引き戻し制御一般に適用できる。なお、上記各実施形態
では、装置本体2Aに対する給紙カセット11の着脱方
向は、給紙コロ12による用紙の給紙方向と平行な方向
としたが、これは一例であり、給紙カセットの着脱方向
と用紙の給紙方向が直交するタイプの給紙装置に本発明
を適用しても良い。図1、或いは図2に夫々示した給紙
装置2は、いずれも各種画像形成装置に適用することが
できる。図1、図2では電子写真式の画像形成部を備え
た画像形成装置を示したが、これは一例であり、用紙上
に画像を記録できる他の印字、記録方式を採用した画像
形成部を備えた画像形成装置に対しても本発明の給紙装
置は適用可能である。
【0019】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、給紙カセ
ットを給紙装置本体、或いは画像形成装置本体から取外
す時に、給紙コロを所定量だけ逆転させることにより、
分離部まで引き出された状態で停止した用紙を給紙カセ
ット側へ引き戻すようにした給紙装置において、給紙カ
セットを装置本体から取外すための予備的な操作(取外
し着手操作)が行われたことを事前に検知して給紙コロ
の逆転をいち早く実行させるようにしたので、予備的な
操作に続く本来の取外し操作が開始された時点では用紙
の引き戻しが完了している。従って、給紙カセットを迅
速に取外した場合であっても、引き戻された用紙が給紙
装置内に落下することがなくなる。請求項1の発明によ
れば、取外し遅延機構を設けて、給紙カセットを人手に
より引き出す際に、引き出しのための着手操作を着手検
知手段によって検知していち早く給紙コロを逆転させて
用紙の引き戻しを開始する一方で、給紙カセットの引き
出し操作は必ず引き出し着手操作の完了後に少しタイミ
ングを遅らせて実施されるようにしたので、給紙カセッ
トの取外し作業を迅速に行ったとしても、取外し操作を
開始した時点では用紙の給紙コロの逆転による引き戻し
が完了していることとなる。つまり、給紙コロの逆転動
作によって記録用紙を給紙カセット内に引き戻す方式の
用紙搬送装置において、給紙カセットを取り出す過程中
に確実に用紙の引き戻し動作を「完了」させることがで
き、給紙カセット取り出し後に装置本体内への用紙が残
るような状況を防止することができ、これにより、給紙
カセット再セット時の用紙トラブル(用紙折れ、JAM
など)を防止することができ、ユーザーにとっての操作
性向上を図ることができ、尚且つフールプルーフの向上
を図ることができる。
【0020】請求項2の発明によれば、取外し遅延機構
を解除レバーにより構成し、給紙カセット着脱前に解除
レバーを解除するという操作を必要としたので、このレ
バー操作を行っている時間を利用していち早く且つ確実
に用紙を引き戻すことができる。更に、解除レバーの動
作と操作片を操作したことを検知する着手検知センサの
検知動作とを連動させることにより、給紙カセット取り
出しタイミングと、給紙コロでの逆転動作との間に時間
的なディレーを設け、給紙カセットの取り出し時にカセ
ット内への用紙の引き戻しを確実に行うことができる。
請求項3の発明によれば、装置本体の被係合部に係合す
る係合突起を解除レバーのロック片に設け、係合突起の
一部により着手検知センサを作動させるようにしたの
で、最もシンプルな構造により確実な着手検知を実現で
きる。請求項4の発明によれば、給紙カセットを取り出
す過程中に一気に取り出されることを防止するための一
時停止用のストップ機構(一旦給紙カセットを停止させ
る機構)を付加し、その停止時間のタイミングを使って
用紙を迅速に引き戻すことにより、確実な引き戻しがで
きるようになる。請求項5の発明によれば、給紙装置本
体、或いは画像形成装置本体に設けた給紙カセット装着
部(穴)内に給紙カセットを装着して、装置本体内の給
紙機構によって給紙する場合、給紙カセットの着脱方向
と給紙機構による用紙の給紙方向が平行な場合のみなら
ず、直交する場合もある、本発明は両方のタイプに適用
することにより、上記の如き各効果を発揮できる。請求
項6の画像形成装置によれば、上記各請求項記載の給紙
装置による作用、効果を備えた画像形成装置を提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る給紙装置、
及び該給紙装置を備えた画像形成装置の構成図、(b)
及び(c)は給紙カセット取外し操作手順を示す図。
【図2】(a)は本発明の他の実施形態に係る取外し遅
延機構を備えた給紙装置、及びそれを備えた画像形成装
置の構成図、(b)及び(c)は給紙カセットの取外し
操作手順を示す図。
【図3】(a)及び(b)は従来例の説明図。
【符号の説明】
1 画像形成装置、2 給紙装置、2A 装置本体、2
A−1 被係合部、3画像形成部(印字記録部)、4
搬送経路、3a 感光体、3b 帯電部、3c 露光
部、3d 現像部、3e 転写部、3f 定着部、11
給紙カセット、12 給紙コロ、13 分離パッド
(重送防止手段)、21 外側ケース、22 底板、2
3 弾性部材、25 搬送コロ対、26 レジストロー
ラ対、31給紙機構、35 制御部、41 着手検知セ
ンサ、42 取外し遅延機構、45 解除レバー、46
操作片、47 ロック片、47a 係合突起(係合凹
所)、47b センサ作動部、50 取外し制限手段、
51 突起、52 穴、60 着手検知センサ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F343 FA02 FB02 FB03 FB04 FB05 FC06 HA05 HA28 HA33 HA34 HC26 HC28 JD04 JD35 KB02 KB20 LA04 LA16 LC12 LC27 MA08 MA10 MA23 MA51 MB04 MB14 MC23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置本体と、該装置本体に設けた装着部
    内に着脱自在に装着される給紙カセットと、該装置本体
    に装着された給紙カセット内の用紙束の最上部から一枚
    づつ取り出す給紙コロ、該給紙コロを正逆回転させる駆
    動部、及び給紙された用紙の重送を防止する重送防止手
    段を備えた給紙機構と、該給紙カセットを取外すための
    予備的な着手操作が行われたことを検知する着手検知セ
    ンサと、これらを制御する制御部と、を備えた給紙装置
    であって、 前記制御部は、前記着手検知センサが前記給紙カセット
    の取外し着手操作を検知したときに、前記給紙コロを逆
    転させて該給紙コロと前記重送防止手段との間にニップ
    された用紙を該給紙カセット側に引き戻す制御を行い、 前記給紙コロの逆転による用紙の引き戻しが完了したタ
    イミングにて給紙カセットの取外しを許容することによ
    り、取外し操作を遅延させる取外し遅延機構を備えたこ
    とを特徴とする給紙装置。
  2. 【請求項2】 前記取外し遅延機構は、前記給紙カセッ
    トの適所に可動な状態で支持された解除レバーを備え、 前記解除レバーは、前記給紙カセットによってロック位
    置と解除位置との間を移動可能に支持された操作片と、
    前記給紙カセットが前記装置本体に装着されていて該操
    作片がロック位置にある時には該装置本体に係合すると
    共に該操作片が解除操作されたときには装置本体との係
    合を解除するロック片と、該操作片が解除操作されてい
    ない時には前記着手検知センサをONさせ続け且つ該操
    作片が解除操作された時には前記着手検知センサをOF
    Fさせるセンサ作動部と、を備え、 前記操作片が解除操作されてロック片と装置本体との係
    合が解除された後で始めて該操作片を用いた給紙カセッ
    トの取外しが可能となるように構成されていることを特
    徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  3. 【請求項3】 前記ロック片は前記装置本体に係合する
    係合突起を備え、該係合突起は前記センサ作動部を兼用
    していることを特徴とする請求項1又は2に記載の給紙
    装置。
  4. 【請求項4】 前記取外し遅延機構は、前記給紙カセッ
    トの取外し操作着手時に、前記給紙カセットが取外し方
    向へ所定距離だけ初期移動することを許容する取外し制
    限手段を備え、 前記着手検知センサは、前記装置本体に装着された前記
    給紙カセットが前記取外し制限手段により許容される初
    期移動距離を取外し方向へ移動した時に給紙カセットに
    よってOFFされる構成を備え、 前記取外し制限手段は、前記給紙カセットが初期移動距
    離を移動した後で、第2の移動距離を移動することによ
    り装置本体からの取外しを許容するように構成されてい
    ることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。
  5. 【請求項5】 前記給紙カセットの着脱方向は、前記給
    紙コロによる用紙の給紙方向と平行な方向、或いは直交
    する方向であることを特徴とする請求項1乃至3の何れ
    か一項に記載の給紙装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5の何れか一項に記載の給
    紙装置と、画像形成部と、を備えたことを特徴とする画
    像形成装置。
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