JP2003321046A - キャップ付き注出栓 - Google Patents
キャップ付き注出栓Info
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Abstract
ず、しかも、コックレバーが何かに触れて回転して液漏
れを生じさせないキャップ付き注出栓を提供する。 【解決手段】 内筒の先端部を塞ぐキャップと、該内筒
を保持する外筒の表面部を繋いでいる連結部が、キャッ
プ及び外筒の表面部と一体成形されており、しかも、そ
の連結部の長さが、キャップの装着された状態の内筒を
該内筒の後端部に設けられたコックレバーにより開栓状
態の方向に回転させた時、連結部が邪魔になって開栓状
態にすることのできない長さになっている。
Description
る容器の注出栓に関するものである。更に具体的には、
醤油や食用油等を充填させるバッグインボックス用内袋
のスパウトに装着させる注出栓に関するもので、注出さ
せない時にはその注出口を塞ぐようなキャップが取り付
けられる注出栓に関するものである。
クフィルム等から作られたバッグインボックス用内袋に
充填し、段ボール箱等に詰め込まれて輸送、販売されて
いる。そして、充填された醤油や食用油等を取り出す際
には、バッグインボックス用内袋のスパウトに装着され
た注出栓より必要量だけ注ぎ出し、容器内に残った醤油
や食用油等を汚染させないようにするために、該注出栓
の口にキャップを装着させて保管している。
に装着される注出栓は、外筒の中に長めの内筒を挿入さ
せ、内筒を回転させることにより、外筒に設けられた孔
と内筒に設けられた孔を一致させ、内容物がその孔を通
って内筒の先端部より注出する方式の注出栓が多用され
ている。しかも、該内筒の回転は、内筒の後端部に取り
付けられたコックレバーを回転させることにより行われ
ている。
り扱い時に何かがコックレバーに触れ、コックレバーが
回転して注出栓の口より液漏れを生じることがある。そ
こで、コックレバーに何かが触れても回転しないよう
に、コックレバーを固定させる部材を装着する方式が採
用されていた。しかし、該方式では、コックレバーを固
定させる部材を別に作成する必要があり、又、充填時に
該部材を装着したり、抽出時に該部材を脱着したりする
必要があり、取り扱いが煩雑であった。
プ部と外筒に装着するためのリング状部とが連結部によ
り繋がった部材を別に作成し、そのリング状部を注出栓
の外筒に装着させる方式が用いられていた。しかし、該
方式では、該部材を別に作成したり或は注出栓に装着さ
せたりする手間がかかるばかりか、充填物を抽出する時
に該部材が注出栓の外筒より脱落し、床に落ちたり注出
液に混ざり込んだりするトラブルが多発していた。そし
て、床に落ちたキャップは、汚れているので注出栓の口
に再装着させた場合、注出栓の口を汚し、内容物を汚染
させる恐れがあった。
を塞ぐキャップが抽出時に脱落せず、しかも、コックレ
バーが輸送等の取り扱い時に何かに触れて回転し、液漏
れを生じさせないようなキャップ付き注出栓を提供しよ
うとするものである。
決するために次のような手段を講じた。即ち、内筒
(1)の先端部(11)を塞ぐキャップ(3)と、該内
筒(1)を保持する外筒(2)の表面部(21)を繋い
でいる連結部(4)が、キャップ(3)及び外筒(2)
の表面部(21)と一体成形されており、しかも、その
連結部(4)の長さが、キャップ(3)の装着された状
態の内筒(1)を該内筒(1)の後端部(12)に設け
られたコックレバー(5)により開栓状態の方向に回転
させた時、該連結部(4)が邪魔になって開栓状態にす
ることのできない長さになっている。好ましくは、コッ
クレバー(5)が水平方向に倒されて開栓状態となる
時、該コックレバー(5)を開栓状態とは反対の水平方
向に倒した状態において、連結部(4)が、内筒(1)
の先端部(11)を塞いでいるキャップ(3)の頂部
(31)と、外筒(2)の表面部(21)の頂部(2
2)とが一体成形されている。更に好ましくは、キャッ
プ(3)の内面にリブと、内筒(1)の先端部(11)
の外面に溝とが設けられ、キャップ(3)を内筒(1)
の先端部(11)に取り付けた際、該リブと該溝とが噛
み合う構造になっている。
付ける容器としては、特に限定されるものではないが、
プラスチックフィルムから製袋された袋に孔が開けら
れ、その孔にスパウトが熱融着等により取り付けられた
容器、即ち、液体等を充填させるバッグインボックス用
内袋等が好適である。しかも、本発明のキャップ付き注
出栓が装着されるバッグインボックス用内袋等の容器の
大きさとしては、通常の5乃至20リットル入りが好適
である。
質としては、特に限定されるものではなく、従来一般に
注出栓に使用されている合成樹脂等を挙げることができ
る。例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹
脂から作ることが出来る。そして、全ての部材は必ずし
も同一の樹脂組成物から作る必要はなく、要求特性に応
じて適宜相違させてもよい。例えば、内筒に柔軟な樹脂
組成物を、外筒に硬い樹脂組成物を用いることができ
る。
注出栓を詳細に説明する。尚、本発明のキャップ付き注
出栓は、図面に示された形状のものに限定されるもので
ないことは当然である。図1は、本発明のキャップ付き
注出栓のコックレバーを密栓状態にした時の概略側面図
である。図2は、本発明のキャップ付き注出栓のコック
レバーを密栓状態にした時の概略平面図である。図3
は、本発明のキャップ付き注出栓のコックレバーを開栓
状態にした時の概略平面図である。図4は、本発明のキ
ャップ付き注出栓の口にキャップを装着したままコック
レバーを開栓方向に90度回転させた状態を示す概略平
面図である。
器のスパウトに装着させる台座(6)の上部に外筒
(2)が一体に成形され、しかも、該外筒(2)の表面
部(21)の頂部(22)には、連結部(4)を介して
キャップ(3)が一体に成形されている。そして、台座
(6)と外筒(2)とが一体になっている所には、台座
(6)と外筒(2)の両方に孔が開いている。即ち、台
座(6)を容器のスパウトに装着させると、容器内の内
容物が台座(6)と外筒(2)の両方の孔を通ることが
できる構造になっている。尚、図面に示されたキャップ
(3)は、注出栓の口を覆う方式のものであるが、注出
栓の口の中に挿入させる方式のものであっても構わな
い。
れ、しかも、コックレバー(5)が一体に成形されてい
る。即ち、コックレバー(5)を回転させると、内筒
(1)も一緒に回転する構造になっている。そして、内
筒(1)には、外筒(2)の筒内に挿入される位置に孔
が設けられている。即ち、外筒(2)の筒内に挿入され
た内筒(1)を回転させると、内筒(1)の孔が台座
(6)や外筒(2)の孔と連なる構造になっている。そ
して、該内筒(1)の孔は、コックレバー(5)を一方
の水平方向に倒した時に、台座(6)や外筒(2)の孔
と連なって開栓状態になるような位置に設けられている
のが好ましい。
外筒(2)の中に内筒(1)を該先端部(11)より挿
入させて組み立てられている。そして、容器内に内容物
を充填させた時、或いは、内容物の一部を抽出した後に
内容物が残っている時には、キャップ(3)は内筒
(1)の先端部(11)(注出栓の口)に装着され、コ
ックレバー(5)は注出栓を閉じた状態になっている。
特に、コックレバー(5)を一方の水平方向に倒して開
栓状態になる時、その反対の水平方向にコックレバーを
倒して注出栓が閉じられているのが好ましい。更に、キ
ャップ(3)は、内筒(1)の先端部(11)(注出栓
の口)に装着させた時に、そのキャップ(3)の頂部
(31)が連結部(4)と繋がっているのが好ましい。
(3)と外筒(2)の表面部(21)を連ねている連結
部(4)の長さにある。即ち、注出栓が閉じられ、しか
も、内筒(1)の先端部(11)(注出栓の口)にキャ
ップ(3)が取り付けられているとき、コックレバー
(5)を開栓状態になるように回転させた時、開栓状態
になる前に連結部(4)が邪魔をして回転することので
きないような長さの連結部(4)にする。
る。図4は、連結部(4)が、外筒(2)の表面部(2
1)の頂部(22)と、内筒(1)の先端部(11)
(注出栓の口)に装着されたキャップ(3)の頂部(3
1)を繋いでおり、しかも、コックレバー(5)が一方
の水平方向に倒して開栓状態になる時、その反対の水平
方向にコックレバーを倒して注出栓が閉じられている場
合、コックレバー(5)を開栓させる方向に約90度回
転させた時の状態を示す概略平面図である。即ち、図4
は、コックレバー(5)をこれ以上開栓させる方向に回
転させようとしても、連結部(4)が短くて回転させる
ことができない状態を示す。尚、図4に示された状態で
は、注出栓は開栓状態には至っていない。
プ(3)の内面に設けられたリブと内筒(1)の先端部
(11)の外面に設けら溝とが噛み合った状態で、キャ
ップ(3)が内筒(1)の先端部(11)を塞いでいる
と、キャップ(3)の内面と内筒(1)の先端部(1
1)外面とを滑らせて、コックレバー(5)を無理やり
回転させようとしても回転させることが出来ないので、
より好ましい。
筒の表面部と一体になっているので、内容物を注出する
時に、キャップを注出栓の口より取り外しても落下する
ことがない。しかも、注出栓の口に装着されたキャップ
と外筒の表面部を繋いでいる連結部が短く、注出栓の口
にキャップを装着した状態で内筒を開栓状態まで回転さ
せることができない。そのため、何かが触れてコックレ
バーを開栓状態まで回すようなことがない。
する時に、注出栓の口に装着されたキャップを取り外し
ても落下しないので、注出物に混ざり込んだり、床面等
に落下して汚れたキャップを再装着して内容物を汚染さ
せるようなことがない。更に、本発明のキャップ付き注
出栓は、取り扱い時に何かが触れてコックレバーが回さ
れても、開栓状態まで回ることがないので、注出栓の口
より液漏れを生じるようなことがない。
密栓状態にした時の概略側面図である。
密栓状態にした時の概略平面図である。
開栓状態にした時の概略平面図である。
装着したままコックレバーを開栓方向に90度回転させ
た状態を示す概略平面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 内筒(1)の先端部(11)を塞ぐキャ
ップ(3)と、該内筒(1)を保持する外筒(2)の表
面部(21)を繋いでいる連結部(4)が、キャップ
(3)及び外筒(2)の表面部(21)と一体成形され
ており、しかも、その連結部(4)の長さが、キャップ
(3)が装着された状態の内筒(1)を該内筒(1)の
後端部(12)に設けられたコックレバー(5)により
開栓状態の方向に回転させた時、該連結部(4)が邪魔
になって開栓状態にすることのできない長さであること
を特徴とするキャップ付き注出栓。 - 【請求項2】 コックレバー(5)が水平方向に倒され
て開栓状態となる時、該コックレバー(5)を開栓状態
とは反対の水平方向に倒した状態において、連結部
(4)が、内筒(1)の先端部(11)を塞いでいるキ
ャップ(3)の頂部(31)と、外筒(2)の表面部
(21)の頂部(22)とで一体成形されていることを
特徴とする請求項1記載のキャップ付き注出栓。 - 【請求項3】 キャップ(3)の内面にリブと、内筒
(1)の先端部(11)の外面に溝とが設けられ、キャ
ップ(3)を内筒(1)の先端部(11)に取り付けた
際、該リブと該溝とが噛み合う構造になっていることを
特徴とする請求項1乃至2のいずれかに記載のキャップ
付き注出栓。
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JP2005239167A (ja) * | 2004-02-24 | 2005-09-08 | Okura Ind Co Ltd | キャップ付きの注出栓 |
JP2016023792A (ja) * | 2014-07-24 | 2016-02-08 | 原化成株式会社 | コック |
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2002
- 2002-04-26 JP JP2002125792A patent/JP4252763B2/ja not_active Expired - Fee Related
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