JP4555585B2 - キャップ付きの注出栓 - Google Patents

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Description

本発明は、液体等を充填させる容器の注出栓に関するものである。例えば、醤油や食用油等を充填させるバッグインボックス用内袋のスパウトに装着させる注出栓に関するもので、内容物を注出させない時にはその注出口にキャップが取り付けられる注出栓に関するものである。
業務用の醤油や食用油等は、プラスチックフィルム等から作られたバッグインボックス用内袋に充填し、段ボール箱等に詰め込まれて輸送、販売されている。
そして、充填された醤油や食用油等を取り出す際に、バッグインボックス用内袋のスパウトに装着された注出栓より必要量だけ注ぎ出し、容器内に残った醤油や食用油等を汚染させないようにするために、注出口にキャップを装着させて保管している。
又、バッグインボックス用内袋のスパウトに装着させる注出栓は、外筒の中に長めの内筒を挿入させ、その内筒を回転させることにより、外筒に設けられた孔と内筒に設けられた孔とを一致させ、内容物がその孔を通って内筒の先端部(注出口)から注出させる方式のものが多用されている。しかも、その内筒の回転は、内筒の後端部に取り付けられたコックレバーを回転させることにより行われている。
そして、内筒の先端部(注出口)に被せるように勘合するキャップは、外筒に装着させるためのリング状部とキャップ部とが連結部により繋がった状態の部材を作成し、そのリング状部を外筒に装着させる方式が取られていた。
しかし、該方式では、各部材を別々に作成したり、或いは、キャップに繋がったリング状部を外筒に装着させたりする手間がかかるばかりか、充填物を注出する時にキャップが床に落下したり、注出液に混ざり込んだりするトラブルが多発していた。
そこで、特許文献1には、キャップと外筒とを一体成型する方法が記載されている。
特開2003−321046号公報
しかし、該方法では、キャップが内筒の先端部(注出口)から何らかの拍子に、例えば、何かがキャップに触れて外れることがあった。
その理由は、外筒の中に差し込まれた内筒を容易に回転させるために、それらの部材を成型する樹脂に滑剤が添加されており、キャップと外筒とを一体成型すると、キャップと内筒との滑り性も良好になり、キャップが内筒の先端部(注出口)から外れ易くなる原因になっていた。
そこで、本発明は、キャップを外筒と一体成型しても、内筒の先端部(注出口)に装着させたキャップが何かの拍子に外れないようなキャップ付きの注出栓を提供しようとするものである。
本発明は、上記課題を解決するために次のような手段を講じた。即ち、
内筒(1)の先端部(11)(注出口)に被せるように嵌合するキャップ(3)が、連結部(4)によって内筒(1)を保持する外筒(2)の表面部(21)と繋がれた状態で一体成型され、そのキャップ(3)の内径(L)が開口部(31)に向かうにしたがって大きくなり、しかも、キャップ(3)の内側の開口部(31)周辺に突起部(7)を設けることを特徴とする。
本発明のキャップ付きの注出栓は、容器に注出栓を取り付ける際に一々キャップのリング状部を外筒に装着させる必要がなく、しかも、注出時にキャップが落下しないばかりか、注出口に被せるように嵌合しているキャップが外れ難いので、何かの拍子にキャップが外れて注出口や内容物を汚染することがない。
本発明のキャップ付きの注出栓を取り付ける容器としては、特に限定されるものではないが、プラスチックフィルムから製袋された袋に孔が開けられ、その孔にスパウトが熱融着等により取り付けられた容器、即ち、液体等を充填させるバッグインボックス用内袋等が好適に使用できる。
しかも、本発明のキャップ付きの注出栓が装着されるバッグインボックス用内袋の大きさとしては、通常の5乃至20リットル入りが好適である。
又、本発明のキャップ付きの注出栓を成型する材料としては、特に限定されるものではなく、従来一般に注出栓に使用されている合成樹脂等を挙げることができる。例えば、ポリエチレン系樹脂やポリプロピレン系樹脂から作ることができる。そして、全ての部材は必ずしも同一の樹脂組成物から作る必要はなく、要求される特性に応じて適宜相違させてもよい。例えば、内筒に硬い樹脂組成物を、外筒に柔らかい樹脂組成物を用いることができる。具体的には、内筒に高密度ポリエチレン樹脂やポリプロピレン系樹脂等を、外筒に低密度ポリエチレン樹脂を用いることができる。
本発明のキャップ付きの注出栓は、成型する合成樹脂に滑剤が含まれている場合に、特に優れた効果を発揮する。何故なら、キャップ付きの注出栓を成型する樹脂に滑剤が含まれていると、内筒と外筒との回転はスムーズに行えるようになるが、注出口に装着させたキャップも内筒の先端部(注出口)との滑りがよくなるので、何かの拍子にキャップが外れ易くなっているからである。
尚、合成樹脂に添加させる滑剤としては、特に限定されるものではなく、従来一般に成型品やフィルムに多用されている滑剤を使用することができる。
そして、本発明のキャップ付きの注出栓は、キャップが内筒を保持する外筒の表面部と連結部によって繋がった状態で一体成型されていることが必要である。
キャップを外筒の表面部と一体成型することにより、キャップを注出口より外しても床等に落下させることがなくなる。
尚、キャップと外筒とを一体成型すると云うことは、キャップの素材と外筒の素材とが同一になり、内筒と外筒との滑り性が良好であるとキャップと注出口との滑り性も良好になることを意味し、キャップが注出口から外れ易くなることを意味する。
更に、本発明のキャップ付きの注出栓に装備させるキャップは、その内径が開口部に向かうにしたがって大きくなっていることが必要である。
キャップの内径が開口部に向かうにしたがって大きくなっていると、内筒の先端部(注出口)に被せるように嵌合させるのが容易である。
キャップの内径が開口部に向かうにしたがって大きくなる量としては、特に限定されるものではないが、一般的には、0.1乃至1.0mm程度大きくなるのが適当で、開口部の内径は、内筒の先端部(注出口)の外径より0.2乃至1.5mm程度大きいのが適当である。
又、キャップの内側の開口部周辺には、突起部を設けることが必要である。
そして、その突起部の形状としては、特に限定されるものではないが、半球状、円錐状、角錐状、円柱、角柱等が挙げられ、底面の大きさが0.2乃至2.0mmが好適である。又、突起部の高さとしては、0.1乃至0.5mmが適当で、突起部の数としては、十数個から数百個が適当である。更に、キャップの開口部に設ける突起部群の幅としては、キャップ内側の深さの2分の1乃至5分の1が適当である。
尚、突起部はキャップの内面より突出した形状をしており、キャップの内径とはキャップの内面間を意味し、突起部同士の頂点間を意味するものではない。
キャップの内側の開口部周辺に突起部が設けられていると、キャップを内筒の先端部(注出口)に被せるように嵌合するのに大きな力を要しなくても嵌合させることができ、しかも、突起部の頂点が内筒の先端部(注出口)の周囲を強固に保持することができるので、キャップが何らかの拍子に外れることがない。
以下、図面を用いて本発明のキャップ付きの注出栓を詳細に説明する。
尚、本発明のキャップ付きの注出栓は、図面に示された形状のものに限定されるものでないことは当然である。
図1は、本発明のキャップ付きの注出栓のキャップを注出口に被せるように嵌合する前の状態を示す概略側面図である。
図2は、図1のA−A’での断面説明図で、本発明のキャップ付きの注出栓のキャップの形状を示す断面説明図である。
本発明のキャップ付きの注出栓は、容器のスパウトに装着させる台座(6)の上部に外筒(2)が一体に成型され、しかも、該外筒(2)の表面部(21)の頂部(22)に、連結部(4)を介してキャップ(3)が一体に成型されている。
そして、台座(6)と外筒(2)とが一体になっている所には、台座(6)と外筒(2)の両方に孔が開いている。即ち、台座(6)を容器のスパウトに装着させると、容器内の内容物を注出する時に、内容物が台座(6)と外筒(2)の両方の孔を通過できる構造になっている。
又、内筒(1)の後端部(12)は密閉され、しかも、コックレバー(5)が一体に成型されている。又、内筒(1)には、孔が設けられ、外筒に挿入してコックレバー(5)を回転させると、内筒の孔が台座や外筒の孔と連なる構造になっている。
そして、本発明のキャップ付きの注出栓は、外筒(2)の中に内筒(1)を該先端部(11)(注出口)より挿入させて組み立てられ、容器内に内容物を充填させた後、或いは、内容物を一部注出した後等には、キャップ(3)が内筒(1)の先端部(11)(注出口)に被せるように嵌合して装着される。
本発明の最大の特徴は、キャップ(3)の構造にあり、キャップ(3)の内側の内径(L)が開口部(31)に向かうにしたがって大きくなっている。又、キャップの内側の開口部(31)周辺には、突起部(7)を有している。
本発明のキャップ付きの注出栓は、業務用の醤油や食用油等を充填させるバッグインボックス等に利用した際に、注出口に装着させたキャップが何かに触れて外れるようなことがないので、注出口、及び、充填物を清潔に維持することが可能で、実用上、非常に有用である。
本発明のキャップ付きの注出栓のキャップを注出口に嵌合させる前の状態を示す概略側面図である。 図1のA−A’での断面説明図で、本発明のキャップ付きの注出栓のキャップの形状を示す断面説明図である。
符号の説明
1 内筒
11 内筒の先端部(注出口)
12 内筒の後端部
2 外筒
21 外筒の表面部
22 外筒の頂部
3 キャップ
31 キャップの開口部
L キャップの内径
4 連結部
5 コックレバー
6 台座
7 突起部

Claims (1)

  1. 孔が設けられた円筒形状の内筒であって、内筒を回転させることにより外筒に設けられた孔と内筒に設けられた孔とを一致させ内容物をその孔を通って内筒の先端部(注出口)から注出する方式の内筒(1)の先端部(11)(注出口)に被せるように嵌合するキャップ(3)が、連結部(4)によって内筒(1)を保持する外筒(2)の表面部(21)と繋がれた状態で一体成型され、そのキャップ(3)の内径(L)が開口部(31)に向かうにしたがって大きくなり、しかも、キャップ(3)の内側の開口部(31)周辺には底面の大きさが0.2乃至2.0mm である突起部(7)からなる突起部群を有していることを特徴とするキャップ付きの注出栓。
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