JP2003320449A - 鋳造装置 - Google Patents

鋳造装置

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JP2003320449A
JP2003320449A JP2002131104A JP2002131104A JP2003320449A JP 2003320449 A JP2003320449 A JP 2003320449A JP 2002131104 A JP2002131104 A JP 2002131104A JP 2002131104 A JP2002131104 A JP 2002131104A JP 2003320449 A JP2003320449 A JP 2003320449A
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JP
Japan
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upper die
cylinder
casting
casting apparatus
die base
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JP2002131104A
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Fumikazu Shiose
史和 塩瀬
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Sintokogio Ltd
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Sintokogio Ltd
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Priority to DE60203346T priority patent/DE60203346T2/de
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 搬送及び組付調節が簡単で、しかも、運
転が円滑で装置がコンパクトになることを目的とする。 【解決手段】 鋳造装置の基盤上に立設され、かつ、金
型の周辺位置に設けた少なくとも2本の上型昇降シリン
ダと、該上型昇降シリンダ間に架設された上ダイべース
と、クランプ手段を具備した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、低圧鋳造、吸引鋳
造、差圧鋳造などの保持炉を用いた鋳造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、このような鋳造装置は広く使われ
ている(たとえば、特開昭63年273561号公報参
照)。この公報に記載された鋳造装置を図3に示す。鋳
造装置101は、4本のフレ−ム支柱102で外枠が構
成され、それぞれのフレ−ム支柱102は基台103に
起立され、基台103上には保持炉105を載置した台
車104が走行するように構成されている。しかしなが
ら、この公報に記載された鋳造装置101は以下のよう
な問題がある。まず、フレ−ム支柱102の最上部には
上金型106を上部から支えるシリンダ107が設けら
れている。このため、鋳造装置全体の高さが高く、通常
の運送用トラックには鋳造装置全体をそのまま運ぶこと
が出来なかった。そこで、鋳造装置の搬送時には、フレ
−ム支柱102を上下若しくは3つに分割して鋳造装置
を運搬していた。このような鋳造装置を組み付ける際に
は、再度寸法調節が必要であり、その手間は大変であ
る。次ぎに、フレ−ム支柱102の最上部には上金型1
06を上部から支えるシリンダ107が設けられている
ため、部品点数が多く、その結果として装置が高価かつ
複雑になっていた。さらに、抜型力をを必要とする製品
に対しては抜型のためのロッドを上向きに配置するなど
の機構が必要であり、装置が高くなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記の問題
に鑑みて成されたもので、本発明は、搬送及び組付調節
が簡単で、しかも、コンパクトで運転が円滑な鋳造装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するのための手段】上記の目的を達成する
ために本発明における鋳造装置は、上型昇降シリンダと
支柱とを一体構造とすることを特徴とする。さらに、上
型昇降シリンダと上ダイベースの架設連結を緩めたり強
めたりするためのクランプ手段と、を具備したことを特
徴とする。本発明によれば、上部のフレ−ム構造が不要
になり、装置の高さが低く抑えられ、装置重量が大幅に
低減される。さらに、装置が一体的に搬送可能であり、
据付け工事が容易になり納入後の調整が簡単になる。そ
して、上型昇降シリンダと上ダイベースの架設連結を緩
めたり強めたりするためのクランプ手段により、運転中
に保持炉などからの加熱により上ダイベ−スが熱膨張し
ても、上型昇降シリンダが変形して運転が滞ることはな
い。
【0005】ここで、本発明において、鋳造装置とは、
低圧鋳造装置、吸引鋳造装置、差圧鋳造装置など、保持
炉を用いて金型又は砂型に圧力をもって注湯する鋳造装
置の総称である。また、本発明において、保持炉の下方
にシリンダを設け、保持炉の昇降を可能にすると、従来
下部フレ−ムに配置されるジャッキで昇降して金型へ圧
縮する構造に比べて、更に鋳造装置がコンパクトになる
という利点がある。
【0006】また、本発明において、シリンダは、油圧
シリンダ、空圧シリンダ、電動シリンダであるかは問わ
ない。ただし、電動シリンダを用いると構造が簡単にな
る利点がある。なぜなら、油圧シリンダの場合は、配管
や油圧ポンプなどが不可欠であるからである。
【0007】一方、シリンダとして油圧シリンダを用い
る場合、より好ましくは、上型昇降シリンダは内筒ガイ
ドを設け、ロッドの摺動運動を補助する。これにより上
型昇降シリンダが上型昇降のガイドを兼用することによ
り上ダイベースを水平かつスムーズに昇降させことがで
きる。また、本発明における鋳物は、アルミニウム、マ
グネシウムなど、その材質を問わない。尚、第2シリン
ダの出力(型締める出力)は、上型昇降シリンダの出力
よりも大きくなっている必要がある。尚、第2シリンダ
と上型昇降シリンダを同じ油圧で構成すると周辺装置が
簡単になるという利点がある。
【0008】
【実施例】以下、図面に基づき発明を説明する。図1
は、本発明の実施例に用いる鋳造装置としての低圧鋳造
装置の型開時の概略一部断面正面図である。図2は、金
型を閉じ注湯工程にある状態の一部断面正面図である。
図4は、上型昇降シリンダと上ダイベースの架設連結を
緩めたり強めたりするためのクランプ手段の一例を示す
概略断面図である。図5は、上ダイベースと貫通孔の関
係を示す要部断面図である。
【0009】図1及び図2において、以下、実施例に基
づき発明を説明する。金型1は上型1a及び下型1bか
らなっており、これらの上型1a及び下型1bは、それ
ぞれ上ダイベ−ス2、下ダイベ−ス3にボルト等に着脱
可能になっている。また、下ダイベ−ス3の下側には昇
降可能な溶湯保持炉4がスト−ク5を介して下型1bに
連通可能に設けられている。
【0010】さらに、金型1の外側の傍らには、上型1
aを開閉するために上ダイベ−ス2にロッド6b上端を介
して連結された上型昇降シリンダ6が設けられている。
この上型昇降シリンダ6は、シリンダチューブ6a、ロッ
ド6b及びシリンダチューブ6aに内蔵されるとともに、ロ
ッド6b内部と摺動運動を可能に構成した内筒ガイド6cか
らなっている。ここで、上型昇降シリンダ6は内筒ガイ
ド6cを設け、ロッド6bの摺動運動を補助する。これによ
り、上ダイベース2及び上金型1aを水平かつスムーズに
昇降させることができる。つまり、昇降シリンダ6に内
筒ガイド6cを設けることにより、油量が減らされ、通常
の油圧シリンダに比べ昇降シリンダ6のロッド6bの径を
大きくすることができる。これにより昇降シリンダ6の
撓み量が少なくなるため、上金型1aを水平かつスムーズ
に昇降させることができるのである。この上型昇降シリ
ンダ6の反対側には、少なくとも1本の柱状の落下防止
手段7が設けられており、この落下防止手段7は、クサ
ビ状機構を有し前記上ダイベ−ス2に連結されている。
そして、この落下防止手段7は、上型昇降シリンダ6が
昇降する時にはガイドの役割を果たし、油圧が停止した
時には、クサビにより落下防止が可能になっている。
【0011】そして、上ダイベ−ス2の上側には、製品
押出シリンダ8が設けられている。尚、溶湯保持炉4は
保持炉昇降シリンダ9により昇降可能に構成され、前記
上型昇降シリンダ6の下端は基盤10に固定されてお
り、前記柱状の落下防止手段7も、同じく、支柱10a
を介して基盤10に固定されている。また、下ダイベ−
ス3は、ブラケットを介して上型昇降シリンダ6及び支
柱10aに固定されている。さらになお、上型昇降シリ
ンダ6は2本ないし4本で構成されるものとする。
【0012】一方、図4は、上型昇降シリンダと上ダイ
ベースの架設連結を緩めたり強めたりするためのクラン
プ手段の一例を示す概略構造図である。図4において、
前記クランプ手段Kは、上型昇降シリンダ6のロッドヘ
ッド6Aに更に第2シリンダC2を設け、該第2シリン
ダC2の伸縮により上ダイベ−ス2をクランプすること
ができる。このクランプ手段Kは、上ダイベース2に貫
通して設けられた孔Hの中で第2シリンダC2のガイド
CAが上ダイベース2の中心から放射状に移動可能であ
る。なお、クランプ手段は、貫通孔Hを使用せずに上ダ
イベース2の外側からクランプをしてもよい。すなわ
ち、前記上型昇降シリンダ間に架設された上ダイべース
と前記上型昇降シリンダの少なくとも一方との架設連結
を緩めたり強めたりできればよい。したがって、単に、
上型昇降シリンダのロッドヘッドと上ダイベースを直接
の架設連結しなければその構造は問わない。
【0013】以下、本発明に係る低圧鋳造装置の動きに
ついて説明する。図1の状態において、上型昇降シリン
ダ6の下降油圧室6eに油圧圧力を加えることにより、ロ
ッド6bは下方に作動し、上ダイべース2が下降し、上型1
aは下型1bに密着し型締め状態(図2)となる。型締め
後、加圧注湯及び冷却工程を経た後、上型昇降シリンダ
6の上昇油圧室6dに油圧力を加えることにより、ロッド
6bは上方に作動し、上ダイべース2が上昇し型開きす
る。その後、製品取出し工程へと進む。ここで、製品押
出し装置8により、製品を抜型した後製品取出し装置1
1により鋳造装置の外側に製品を搬出する。
【0014】また、溶湯保持炉4は保持炉昇降シリンダ9
により昇降し、機械運転時においては上昇しており、ス
トーク5の上面と下型1bの湯口部を密着している。な
お、油圧ポンプ(図示せず)停止等非常時においても保
持炉が下降せぬよう機械的クサビ機構(図示せず)を溶
湯保持炉4の下部に設置している。
【0015】さらに、溶湯保持炉4や金型の加熱により
上ダイベース2が膨張した場合でも、上ダイベース2に
貫通して設けられた孔Hの中で第2シリンダC2のガイ
ドCAが上ダイベース2の中心から放射状に移動可能で
あるため、連続運転の1サイクルの区切りや連続運転中
にクランプ手段Kを操作することにより、上ダイベース
2の熱変形に伴う上型昇降シリンダ6が変形して運転が
滞ることはない。
【0016】尚、本発明において、保持炉が下降しない
ようにする構造は、機械的クサビ機構に限らず、油圧回
路で構成してもよい。
【0017】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
は、鋳造装置の基盤上に立設され、かつ、金型の周辺位
置に設けた少なくとも2本の上型昇降シリンダと、該上
型昇降シリンダ間に架設された上ダイべースと、を具備
したことから、搬送及び組付調節が簡単で、しかも、運
転が円滑で装置がコンパクトになるなど鋳造業界に与え
る効果は著大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す鋳造装置の金型を開
いた時の概略一部断面正面図である。
【図2】図1の鋳造装置の金型を閉じた時の概略一部断
面正面図である。
【図3】従来の鋳造装置を示す概略図である。
【図4】上型昇降シリンダと上ダイベースのクランプ手
段の一例を示す概略図である。
【図5】上ダイベースと貫通孔の関係を示す要部断面図
である。
【符号の説明】
1 金型 1a 上型 1b 下型 2 上ダイベ−ス 3 下ダイベ−ス 4 溶湯保持炉 6 上型昇降シリンダ 6a シリンダチュ−ブ 6b ロッドチュ−ブ 6c 内筒ガイド 7 落下防止手段 9 保持炉昇降シリンダ 10a 支柱 C2 第2シリンダ K クランプ手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 保持炉中の溶融金属を金型に注湯して
    鋳物を製造する鋳造装置において、鋳造装置の基盤上に
    立設され、かつ、前記金型の周辺位置に設けた少なくと
    も2本の上型昇降シリンダと、該上型昇降シリンダ間に
    架設された上ダイべースと、前記上型昇降シリンダ間に
    架設された上ダイべースと前記上型昇降シリンダの少な
    くとも一方との架設連結を緩めたり強めたりするための
    クランプ手段と、を具備したことを特徴とする鋳造装
    置。
  2. 【請求項2】 前記クランプ手段が、上型昇降シリン
    ダのロッドヘッドに更に第2シリンダを設け、該第2シ
    リンダの伸縮により上ダイベ−スをクランプすることを
    特徴とする請求項1に記載の鋳造装置。
  3. 【請求項3】 前記クランプ手段が、上ダイベースに
    貫通して設けられた孔の中で第2シリンダが上ダイベー
    スの中心から放射状に移動可能であることを特徴とする
    請求項2に記載の鋳造装置。
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AT02013535T ATE291515T1 (de) 2001-06-20 2002-06-18 Vorrichtung und verfahren zum giessen unter verwendung horizontal geteilter metallischer giessformen
DE60203346T DE60203346T2 (de) 2001-06-20 2002-06-18 Vorrichtung und Verfahren zum Giessen unter Verwendung horizontal geteilter metallischer Giessformen
MXPA02006074A MXPA02006074A (es) 2001-06-20 2002-06-19 Maquina de moldeo y metodo que utiliza moldes metalicos del tipo divididos horizontalmente.
US10/173,845 US6772819B2 (en) 2001-06-20 2002-06-19 Casting machine and method using horizontally split type metal molds
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013108440A1 (ja) * 2012-01-18 2013-07-25 本田技研工業株式会社 油圧装置

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