JP2003320373A - ラジカル処理装置 - Google Patents

ラジカル処理装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ラジカルを有効活用し、排水中に含まれる難
分解性有機物の分解効率の向上を図る。 【解決手段】 本発明のラジカル処理装置は、難分解性
有機物を含有し得る排水を噴出する噴出ノズル(3)
と、この噴出ノズルから噴出された霧状の排水を高電界
にさらすための少なくとも一対の放電電極(4,6)
と、この放電電極に放電のための高電圧を印加する高圧
電源(8)とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、難分解性有機物を
含有した排水を、放電により発生するラジカルによって
分解処理するラジカル処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から上下水道の殺菌や脱臭、脱色、
さらには工業排水の処理過程での脱臭や脱色、パルプ漂
白、医療機器の殺菌等を行うために、オゾンが広く用い
られている。発生されたオゾンガスは散気管を通してバ
ブリングされ、排水に溶存させることにより所期の処理
に用いられていた。
【0003】このような排水処理現場において、近年、
水源の汚濁に伴う富栄養化の問題、および排水への難分
解性物質の混入の問題が懸念される状況になってきてい
る。さらには、2−メチルイソボルネオール、ジオスミ
ン等に関わる臭気成分、トリハロメタンやトリクロロエ
チレン等の揮発性有機塩素化合物、抱水クロラール等の
非揮発性物質による水道水汚染に象徴される微量レベル
の有機物に対処しなければならないケースが増えてお
り、オゾンを用いた高度な処理が求められるようになっ
ている。
【0004】しかしながら、オゾンの酸化力は2.07
電子ボルト(eV)であり、ごく一部の難分解性物質、
例えばダイオキシンや農薬などを分解することはできな
かった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】これに比べ、OHラジ
カルやO原子ラジカルはそれぞれ2.80電子ボルト、
2.42電子ボルトの酸化力を有するため、これらの難
分解性物質を炭酸ガス(CO)と水(HO)にまで
分解することが可能になる。OHラジカルや原子ラジカ
ルは放電により気中で発生させることができるが、反応
速度が速く、処理対象である難分解性物質と反応する前
に消滅しやすい。さらに、排水処理を行うには、気中の
ラジカルが排水という液相に溶存する必要があり、さら
に消滅する確率が増えてしまう。
【0006】そのため、排水の放電処理は非常に難し
く、分解処理するには効率が低いという問題点があっ
た。
【0007】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたもので、OHラジカルやOラジカルを有効
活用し、排水中に含まれる難分解性有機物の分解効率の
向上を図ることが可能なラジカル処理装置を提供するこ
とを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係るラジカル処理装置は、難分解性有機物
を含有し得る排水を噴出する噴出ノズルと、この噴出ノ
ズルから噴出された霧状の排水を高電界にさらすための
少なくとも一対の放電電極と、この放電電極に放電のた
めの高電圧を印加する高圧電源とを備える。
【0009】請求項1に係る発明によれば、放電電極間
の高電界によって、噴出された霧状の排水中に含まれる
気体に放電を発生し、その放電によってラジカルを発生
するので、排水中に含まれる難分解性有機物の分解効率
の向上を図ることができる。
【0010】請求項2に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極間に酸素
を含有する気体が満たされることを特徴とする。
【0011】請求項2に係る発明によれば、電極間に満
たされた気体に酸素を含有することにより、効率的にO
HラジカルやOラジカルを発生し、排水中に含まれる難
分解性有機物の分解効率の向上を図ることができる。
【0012】請求項3に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極の少なく
とも一方の放電面が誘電体で覆われ、高圧電源の出力が
交流であることを特徴とする。
【0013】請求項3に係る発明によれば、電極の少な
くとも一方が誘電体で覆われ、高圧電源の出力を交流と
することにより、安定で均一な放電が得られ、高いラジ
カル発生効率、すなわち排水中に含まれる難分解性有機
物の高い分解効率を達成することができる。
【0014】請求項4に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極の一方は
網目状の開口部を持ち、他方の放電電極は平板状に構成
され、噴出ノズルから噴出された排水が網目状の開口部
を通って平板状の放電電極に突き当たることにより水滴
となって復水されることを特徴とする。
【0015】請求項4に係る発明によれば、放電により
効率的にOHラジカルやOラジカルを発生し、排水中に
含まれる難分解性有機物の分解効率の向上を図ることが
できる。
【0016】請求項5に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極の一方が
ピン放電電極であることを特徴とする。
【0017】請求項5に係る発明によれば、ピン放電電
極からコロナ放電を発生させ、それにより排水中に含ま
れる難分解性有機物の分解効率の向上を図ることができ
る。
【0018】請求項6に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極が共に平
板電極であって垂直に配置され、噴出ノズルから噴出さ
れた排水は対をなす放電電極間に上方から垂下するよう
に供給されることを特徴とする。
【0019】請求項6に係る発明によれば、噴出ノズル
から噴出した排水が電極間を通過する際、放電により効
率的にOHラジカルやOラジカルを発生する。それによ
り、排水中に含まれる難分解性有機物の分解効率の向上
を図ることができる。
【0020】請求項7に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極が共に丸
棒状に構成され所定の間隔をおいて互いに平行に配置さ
れ、対をなす放電電極の一方は誘電体で覆われ、噴出ノ
ズルから噴出された排水は対をなす両放電電極の間にほ
ぼ直交する方向から供給されることを特徴とする。
【0021】請求項7に係る発明によれば、両電極の互
いに最も近接する部位で放電を発生することにより、排
水中に含まれる難分解性有機物の分解を効率よく行うこ
とができる。
【0022】請求項8に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、対をなす放電電極の間に強
誘電体からなるペレットを満たしたことを特徴とする。
【0023】請求項8に係る発明によれば、対をなす放
電電極の間に強誘電体からなるペレットを満たし、ペレ
ット間の空間に高い電界を発生することにより、排水中
に含まれる難分解性有機物の分解効率の向上を図ること
ができる。
【0024】請求項9に係る発明は、請求項1に記載の
ラジカル処理装置において、噴出ノズルから噴出され復
水された排水を溜める貯水タンクと、この貯水タンクに
溜められた排水を噴出ノズルに再び供給するポンプとを
含む循環配管系を備えたことを特徴とする。
【0025】請求項9に係る発明によれば、難分解性有
機物を含む排水を循環させることにより、100%に限
りなく近い分解能を達成することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】図1は本発明によるラジカル処理
装置の第1の実施の形態を示すものである。図におい
て、難分解性有機物や、廃棄物、最終処分場の浸出水、
ダイオキシン類、工場の排水等を含有した排水としての
原水を貯水タンク1からポンプ2によって汲み上げ、噴
出ノズル3から気中に霧状にして噴出する。気中には高
圧電極として金網放電電極4が配置され、それに対向し
て、誘電体としてのガラス板5を前面に貼着した平板放
電電極6がアース電極として配置されている。金網放電
電極4および平板放電電極6はそれぞれ垂直に、互いに
平行に配置されている。両放電電極4,6は設備の規模
や仕様に従って1対に限らずに2対以上設ける構造にし
てもよい。噴出ノズル3から噴射された排水は金網放電
電極4を通してガラス板5に衝突して水滴7となり、貯
水タンク1に戻る。金網放電電極4と平板放電電極6と
の間には高圧電源8から交流高電圧が印加される。金網
放電電極4と平板放電電極6との間に交流高電圧が印加
されると、金網放電電極4と平板放電電極6との間の空
間に放電9が発生する。ここで平板放電電極6の前面に
は誘電体としてガラス板5を貼着しているため、放電9
は誘電体バリア放電となり、両放電電極4,6間に形成
される放電部には高電界が発生する。
【0027】より微視的に見ると、図2に示すように、
金網放電電極4とガラス板5との間に形成される放電部
には噴出ノズル3からの排水の噴出によって生じた微小
水滴10が存在する。この微小水滴10の近傍の高電界
によって放電9が発生している。放電9中では電子eと
酸素を含有する気体分子との衝突によって基底状態のO
原子O(3P)および励起状態のO原子O(1D)が発
生する。すなわち、 e+O→e+O(1D)+O(3P) (1) O(1D)からはヒドロキシルラジカル(以下、「OH
ラジカル」という)が発生する。すなわち、 O(1D)+HO→OH+OH (2) また水分子に直接電子衝突することによってもH原子お
よびOHラジカルが発生する。すなわち、 e+HO→e+H+OH (3) O(3P)原子からはO分子と中性分子Mとの3体衝
突によってオゾンOが発生する。すなわち、 O(3P)+O+M→O+M (4) またOHラジカルからは過酸化水素Hも発生す
る。すなわち、 OH+OH+M→H+M (5) このようにして生成されたO原子、OHラジカル、オゾ
ン(O)、および過酸化水素(H)が噴霧によ
って霧状になった排水と接触することによって処理され
る。水中での反応過程はラジカル直接処理と間接処理と
に分けられる。ラジカル直接処理は気中のOHラジカル
が熱運動することによって噴霧された微小水滴10に衝
突し、水中に溶存して難分解性物質RからCOおよび
Oへの分解が進行する。
【0028】 R+〇H→CO+HO (6) 排水が微小水滴10となって散布されているため、気中
のOHラジカルは容易に排水である微小水滴10に接触
し、反応することができる。
【0029】また、間接処理として気中の最終生成物で
あるHとOが水中に溶存することにより下記の
反応が生じ、OHラジカルが発生する。すなわち、 H⇔ HO +H (7) HO +O→O +HO (8) HO⇔ H+O (9) O +O→O +O (10) O +H→HO (11) HO→OH+O (12) 水中でHからHO が発生し(7式)、このH
とOからHO が発生する(8式)。HO
らO が発生し(9式)、O とOからO
発生する(10式))。O とHからHOが発生
し(11式)、これからOHが発生する(12式)。こ
のようにしてHとOから水中でOHラジカルが
発生し、(6)式により、難分解性物質の処理が可能に
なる。
【0030】かくして直接処理および間接処理の2段階
処理によって難分解性物質はCOとHOに処理され
る。
【0031】なお、両電極4,6間には、(1)式から
分かるように初めの反応に酸素Oが関与するので、酸
素Oを単独に、またはそれを含有する気体を満たすよ
うに対処するのがよい。
【0032】図3は本発明によるラジカル処理装置の第
2の実施の形態を示すものである。この実施の形態にお
いては、高圧電極として、第1の実施の形態における金
網放電電極4の代わりに、ピン放電電極11が配置され
ている。噴出ノズル3から噴出された排水はピン放電電
極11の近傍を通ってガラス板5に衝突し、水滴7とな
って貯水タンク1に戻る。ピン放電電極11と平板放電
電極6との間に高圧電源8から交流高電圧を印加する
と、ピン放電電極11近傍の局所高電界によって空間に
放電9が発生する。この放電9は局所高電界によって発
生するコロナ放電である。
【0033】この実施の形態においても、放電9中での
電子eと気体分子との衝突によって前述の反応が生じて
OHラジカルが発生し、難分解性物質の処理が可能とな
る。
【0034】図4は本発明によるラジカル処理装置の第
3の実施の形態を示すものである。この実施の形態にお
いては、高圧電極として、ガラス板5に対向する平板放
電電極12が配置されている。ガラス板5およびこれに
対向する平板放電電極12は互いに平行に、かつ垂直に
配置されており、両者の中間上方に噴出ノズル3が下向
きに配置され、そこからガラス板5および平板放電電極
12の間に排水が噴出される。平板放電電極12と平板
放電電極6との間に高圧電源8から交流高電圧を印加す
ると、平板放電電極12とガラス板5との間に高電界が
生じ、それによりバリア放電9が発生する。
【0035】この実施の形態においても、放電9中での
電子eと気体分子との衝突により前述の反応を通してO
Hラジカルが発生し、難分解性物質の処理が可能とな
る。
【0036】図5は本発明によるラジカル処理装置の第
4の実施の形態を示すものである。この実施の形態にお
いては、アース電極として、中実または中空の金属丸棒
からなる棒状放電電極13が配置され、高圧電極とし
て、表面上に誘電体14を被覆した丸棒状の棒状放電電
極15が配置されている。両放電電極13,15は両軸
心を互いに平行に、かつほぼ水平に、若干の隙間を隔て
て上下に配置され、横向きの噴出ノズル3からほぼ水平
に排水が噴出され、噴出された排水は両電極間の隙間を
通る。
【0037】高圧電源8から両電極13,15間に交流
高電圧を印加すると、高電界によってその空間にバリア
放電9が発生する。噴出ノズル3から噴霧された排水は
両電極13,15間に形成されるバリア放電9中を通る
過程で電子eと気体分子との衝突によって前述の反応が
生じ、それによりOHラジカルが発生して難分解性物質
の処理が可能となる。
【0038】なお、図5においては両棒状放電電極1
3,15を上下に配置し、排水を噴出ノズル3から両放
電電極に対し直交方向から水平に噴出させているが、場
合によっては、両棒状放電電極13,15を横並びに配
置し、排水を上方から下向きに噴出させる方式とするこ
ともできる。
【0039】図6は本発明によるラジカル発生装置の第
5の実施の形態を示すものである。この実施の形態は第
1の実施の形態の変形例を示すもので、水平に配置され
た低圧用の金網電極4と、それに対向し間隔をおいて水
平に配置された高圧用の金網電極16とを備え、両金網
電極4,16間に強誘電体ペレット17を満たしてい
る。金網電極4の上方に配置された噴出ノズル3から金
網電極4に向けて噴出された排水は下方に向けて流通
し、水滴7となって貯水タンク1に滴下する。高圧電源
8から金網電極4,16間に高電圧が印加されると強誘
電体ペレット17の沿面に放電9が発生する。
【0040】排水は誘電率が88と高く、電界を歪ませ
やすく放電経路を集中させやすい。しかし、強誘電体ペ
レット17としてチタン酸バリウムなどを用いることに
より誘電率を10,000近くに増大させることがで
き、これを放電部に用いることにより、排水のある環境
下でも均一に放電させ、高い処理効率を得ることができ
る。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
難分解性有機物を含有した排水を噴出ノズルから噴出さ
せ、放電電極間の高電界によって、噴出された排水中に
含まれる気体に放電を発生し、その放電によってラジカ
ルを発生するので、排水中に含まれる難分解性有機物の
分解効率の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるラジカル処理装置の第1の実施の
形態を示す配置図である。
【図2】第1の実施の形態における反応部分の原理を説
明するための拡大図である。
【図3】本発明によるラジカル処理装置の第2の実施の
形態を示す配置図である。
【図4】本発明によるラジカル処理装置の第3の実施の
形態を示す配置図である。
【図5】本発明によるラジカル処理装置の第4の実施の
形態を示す要部の配置構成図である。
【図6】本発明によるラジカル処理装置の第5の実施の
形態を示す配置図である。
【符号の説明】
1 貯水タンク 2 ポンプ 3 噴出ノズル 4 金網放電電極 5 ガラス板 6 平板放電電極 7 水滴 8 高圧電源 9 放電 10 微小水滴 11 ピン放電電極 12 平板放電電極 13 棒状放電電極 14 誘電体 15 棒状放電電極 16 金網放電電極 17 強誘電体ペレット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久 保 貴 恵 東京都港区芝浦一丁目1番1号 株式会社 東芝本社事務所内 (72)発明者 沖 田 裕 二 東京都府中市晴見町2丁目24番地の1 東 芝アイティー・コントロールシステム株式 会社内 Fターム(参考) 4D061 DA08 DB19 DC08 EA13 EB02 EB09 EB34 EB35 ED06 ED20

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】難分解性有機物を含有し得る排水を噴出す
    る噴出ノズルと、この噴出ノズルから噴出された霧状の
    排水を高電界にさらすための少なくとも一対の放電電極
    と、この放電電極に放電のための高電圧を印加する高圧
    電源とを備えたラジカル処理装置。
  2. 【請求項2】対をなす放電電極間に酸素を含有する気体
    が満たされることを特徴とする請求項1に記載のラジカ
    ル処理装置。
  3. 【請求項3】対をなす放電電極の少なくとも一方の放電
    面が誘電体で覆われ、前記高圧電源の出力が交流である
    ことを特徴とする請求項1に記載のラジカル処理装置。
  4. 【請求項4】対をなす放電電極の一方は網目状の開口部
    を持ち、他方の放電電極は平板状に構成され、前記噴出
    ノズルから噴出された排水が前記網目状の開口部を通っ
    て前記平板状の放電電極に突き当たることにより水滴と
    なって復水されることを特徴とする請求項1に記載のラ
    ジカル処理装置。
  5. 【請求項5】対をなす放電電極の一方がピン放電電極で
    あることを特徴とする請求項1に記載のラジカル処理装
    置。
  6. 【請求項6】対をなす放電電極が共に平板電極であって
    垂直に配置され、前記噴出ノズルから噴出された排水は
    対をなす放電電極間に上方から垂下するように供給され
    ることを特徴とする請求項1に記載のラジカル処理装
    置。
  7. 【請求項7】対をなす放電電極が共に丸棒状に構成され
    所定の間隔をおいて互いに平行に配置され、対をなす放
    電電極の一方は誘電体で覆われ、前記噴出ノズルから噴
    出された排水は対をなす両放電電極の間にほぼ直交する
    方向から供給されることを特徴とする請求項1に記載の
    ラジカル処理装置。
  8. 【請求項8】対をなす放電電極の間に強誘電体からなる
    ペレットを満たしたことを特徴とする請求項1に記載の
    ラジカル処理装置。
  9. 【請求項9】前記噴出ノズルから噴出され復水された排
    水を溜める貯水タンクと、この貯水タンクに溜められた
    排水を前記噴出ノズルに再び供給するポンプとを含む循
    環配管系を備えたことを特徴とする請求項1に記載のラ
    ジカル処理装置。
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