JP6430076B1 - 水処理装置 - Google Patents
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Abstract
複数の板状の接地電極(1)と、接地電極(1)に対向する対向電極部(23)を有し対向電極部(23)を支持する支持部(22)と高電圧を受電する高圧受電部(21)を有する高圧電極部(2)と、接地電極(1)の間に鉛直方向の上方から被処理水(30)を供給する給水部(3)と、を備えた水処理装置であって、接地電極(1)の下端部を固定する支持構造体(4)に、下端部が固定され、上端部が高圧電極部(2)の高圧受電部(21)と接続される絶縁部材(5)を備える。高圧電極部(2)の支持部(22)の下端は接地電極(1)間の空間に保持され、絶縁部材(6)と高圧電極部(2)との接続部が給水部(3)よりも鉛直方向の上方に位置し、被処理水30による漏電を抑制する。
Description
特許文献1には、筒状の容器内に上方より一定間隔を保って吊り下げられた線状電極と、この線状電極と一定間隔を保って平行に配置された板状電極とを配置し、両電極間に高圧直流電圧を印加するとともに容器上方より処理水を散水して、発生したオゾンにより水処理を行うことが開示されている。
特許文献2の水処理装置では、水処理中に絶縁碍子に被処理水がかかり、接地電極と高圧電極を接続する絶縁碍子の表面が被処理水で濡れる。そのため、従来の水処理装置では、水処理中に接地電極と高圧電極の間に漏電が発生してしまい、水処理効率が低下する虞がある。
実施の形態1について、図1から図3を参照して説明する。
図1は実施の形態1に係る水処理装置の構成を示す断面図、図2は図1のA−A線方向から見た断面図、図3は図1のB−B線方向から見た断面図である。
図において、水処理装置は、支持構造体4に鉛直方向に支持された複数の接地電極1と、接地電極1との間で放電を形成する高圧電極部2と、接地電極1と高圧電極部2との間に被処理水を供給する給水部3と、高圧電極部2を支持する絶縁部材5と、上部に支持構造体4が固定され処理水を貯留する処理水槽6とを備えている。
高圧電極部2は、図1および図2に示すようにパルス電源7より高電圧を受電する受電圧部21と、受電圧部21に接続され接地電極1に対向する対向電極部23の両端を支持する支持部22とから構成される。対向電極部23は薄板状の導電性の部材であり、隣接する接地電極1の間に水平となるように配置されている。また、対向電極部23は鉛直方向に互いに平行に所定の間隔を隔てて複数設けられるとともに、隣り合う接地電極1の間に設けられ、隣り合う接地電極1と等距離になるように設けられている。パルス電源7よりパルス電圧が高圧電極部2に印加されると接地電極1と対向する対向電極部23の辺との間に面状に放電Dが形成される。パルス電源7は、一方の端子が高圧電極部2に接続線71にて接続され、他方の端子が支持構造体4を介して接地電極1に接続されるとともに共通に接地されている。
なお、後述するが、被処理水は面状に形成された放電Dを通過する。
絶縁部材5は例えば柱状あるいは棒状の形状からなり、絶縁部材5の鉛直方向の下端部は支持構造体4に固定されている。絶縁部材の上端部は給水部3よりも上方に伸びてその上端部で高圧電極部2の受電圧部21を固定する。
接地電極1と絶縁部材5は支持構造体4に固定して設けられ、高圧電極部2は支持構造体4に固定された絶縁部材5の上端に固定されているので、接地電極1と高圧電極部2の対向電極部23との間隔は精度よく維持される。
対向電極部23は図1で紙面の奥行方向に伸びる薄板状の導電性の部材であり、隣接する接地電極1の間に水平となるようにかつ多段に配置されている。そのため、面状に形成された放電Dの空間も多段に形成され、給水部3から接地電極1の間に供給された被処理水30は、接地電極1の間を通過する際に必ず放電Dと接触することになる。従って、被処理水30を高効率に処理することができる。
隣接する接地電極1の間に供給される気体としては、空気、酸素、希ガス(アルゴン、ネオン)などが用いられる。接地電極1と高圧電極部2との間に高電圧パルスを印加することで、接地電極1と対向電極部23との間の気体層、あるいは隣接する接地電極1の間を通過する被処理水30との界面で放電が生じる。このとき、酸素分子(O2)、水分子(H2O)が高エネルギーの電子と衝突し、(1)式、(2)式の解離反応が生じる。ここでeは電子、Oは原子状酸素、Hは原子状水素、OHはOHラジカルである。
e+H2O→H+OH ・・・(2)
(1)式で発生した原子状酸素の一部は、(3)式によりオゾン(O3)となる。ここで、Mは反応の第三体であり、気体中のあらゆる分子又は原子を表わす。
O+O2+M→O3 ・・・(3)
また、(2)式で生じたOHラジカルの一部は、次の(4)式の反応により過酸化水素(H2O2)となる。
OH+OH→H2O2 ・・・(4)
そして、(1)から(4)式の反応で生成されたO、OH、O3、H2O2などの酸化性の活性種は、(5)式の反応により、被処理水30中の有機物を二酸化炭素(CO2)と水に酸化分解する。ここで、Rは処理対象となる有機物である。
R+(O、OH、O3、H2O2)→CO2+H2O ・・・(5)
O3→O3(L) ・・・(6)
H2O2→H2O2(L) ・・・(7)
さらに、O3(L)とH2O2(L)との反応により、(8)式の通り水中でOHラジカルが生成される。
O3(L)+H2O2(L)→OH(L) ・・・(8)
(6)から(8)式で生成されたO3(L)、H2O2(L)、およびOH(L)は、(9)式により、水中反応で有機物を分解する。
R+(O3(L)、OH(L)、H2O2(L))→CO2+H2O
・・・(9)
処理水槽6に回収された被処理水30は、(9)式の反応によって有機物を分解するために、一定時間処理水槽6内に滞留し、その後排水配管61から処理水60として排出される。
接地電極1と高圧電極部2を固定する絶縁部材5とは同じ支持構造体4に支持されている。給水部3は、高圧電極部2と絶縁部材5との固定位置よりも下方に位置し、被処理水30は給水部3の散水孔31から高圧電極部2と絶縁部材5との固定位置の方向とは反対の鉛直方向の下方にある接地電極1の間に供給される。すなわち、高圧電極部2と絶縁部材5の固定位置は散水孔31からの被処理水30に被水しない位置に配置されるため、被処理水30の被水による漏電の虞がない。
また、高圧電極部2の支持部22の下端部は支持構造体4に接することなく、空間すなわち気体層を介して支持構造体4の上方に位置する。給水部3よりも下方において高圧電極部2の対向電極部23は放電Dを除くと気体層を介して絶縁されている。従って、被処理水30を接地電極1の間に供給し水処理を行う場合においても、高圧電極部2は給水部3よりも鉛直方向の下方においても絶縁されている。すなわち、高圧電極部2と接地電極1とは放電Dを介して閉回路を形成するとともに、漏電部がないため、安定な放電が実現できる。
本実施の形態の高圧電極部2と絶縁部材5の固定位置は散水孔31からの被処理水30に被水しない位置に配置されるため、被処理水30の被水による漏電の虞がない。
また、接地電極1と絶縁部材5は支持構造体4に固定して設けられ、高圧電極部2は支持構造体4に固定された絶縁部材5の上端に固定されているので、接地電極1と高圧電極部2との間隔は精度よく維持される。高圧電極部2の支持部22も、受電圧部21に固定されて接地電極1または支持構造体4とは所定の間隔で保持されるので、部材を介して間接的に接地電極1または支持構造体4に接触する可能性が低く、漏電の虞もない。
以上のように、本実施の形態の構成によれば、漏電発生の虞がなく、安定な放電が実現可能となる。
また、接地電極1に対向する高圧電極部2の対向電極部23を被処理水の通過する方向に多段に設置し、接地電極1との間で面状の放電を多段に形成するようにしたので、被処理水30の高効率処理に寄与する。
また、パルス電源7から出力される電圧の極性、電圧波高値、繰り返し周波数、パルス幅などは、接地電極1および高圧電極部2の構造、気体層のガス種等の諸条件に応じて、適宜決定することができる。一般に、電圧波高値は1kV〜50kVが望ましい。1kV未満では安定した放電が形成されず、また、50kV超とするには、電源の大型化および電気絶縁の高度化が必要になり、製造コストおよび保守コストが著しく増加する。
また、繰り返し周波は、10pps(pulse−per−second)以上、100kpps以下とすることが望ましい。これは、10pps未満では、十分な放電電力を投入するために非常に高い電圧が必要となり、逆に、100kppsよりも大きくすると、水処理の効果が飽和し、電力効率が低下する。また、被処理水30の流量または被処理水30に含まれる成分または濃度に応じて、電圧波高値、繰り返し周波数、パルス幅を調整するようにしても良い。
また、給水部3から接地電極1の間に供給される被処理水30の流量、液滴の形成数、液滴の径などは被処理水30の水質または含有される物資の種類に応じて適宜調整することができる。液滴の径が小さい方が、被処理水30の比表面積が増加し、被処理水30中への活性種の輸送効率および水処理効率が増加するため好ましい。水処理効率を向上するためには、水滴の径を1mm以下とすることが好適である。
また、実施の形態1において、対向電極部23は高圧電極部2の鉛直方向の下端部より上方に設けられている。このようにすることで、高圧電極部2の鉛直方向の下端部で被処理水30が溜まることを抑制し、また溜まった被処理水30によって高圧電極部2の下端部の電界が歪み放電Dが不安定化することを抑制できる。例えば対向電極部23を上述のメッシュ状の板材にすれば、被処理水30が対向電極部23に溜まることはない。
図4は、本実施の形態1に係る別の水処理装置の構成を示す断面図である。図4は、図1の構成に絶縁部材5の表面の一部を覆う撥水部52と給水部3の周囲に遮蔽板36とを備えたものである。
絶縁部材5の表面に設けられた撥水部52の表面では被処理水30が弾かれるため、撥水部52の設けられた絶縁部材5の位置では絶縁が保たれる。従って、漏電抑制効果を向上することができる。撥水部52は絶縁部材5の表面全体に亘って設けてもよいが、撥水部52が設けられている箇所で絶縁が保たれるので、少なくとも一部であればよい。
また、給水部3の周囲に設けられた遮蔽板36により、絶縁部材5の方向、特に絶縁部材5と高圧電極部2との接続部への飛散が抑制される。従って、被処理水30の飛散によって絶縁部材5および絶縁部材5と高圧電極部2との接続部が被処理水30で濡れるのを抑制し、漏電抑制効果を向上することができる。遮蔽板36は給水部3の周囲全体に亘って設ける必要はなく、少なくとも絶縁部材5方向、特に絶縁部材5と高圧電極部2との接続部への飛散が抑制されるような位置に設けられればよい。
図5は、本実施の形態1に係るさらに別の水処理装置の構成を示す断面図である。図5は、図1の構成の絶縁部材5の上端部5aと下端部5bとを他の部分より細くしたものである。このように、上端部の高圧電極部2との接続部で直接的に絶縁距離を確保するだけでなく、絶縁部材5の表面全体あるいは少なくとも一部に凹凸を設ける、すなわち、絶縁部材の下端部から上端部の間で断面積を変化させることで、絶縁距離を大きくすることもできる。
実施の形態1では、放電Dを通過後の被処理水30に対し、処理水槽6での滞留時間を延長したり、被処理水30を攪拌したりすることで、放電Dを通過して落下した被処理水30中に残存する有機物の分解を促進するようにした。本実施の形態2では処理水槽6に滞留する被処理水30を再度放電Dに接触させるように給水部3の給水配管32に戻す循環配管を設けた。
図6は、本実施の形態2に係る水処理装置の構成を示す断面図である。図において、循環配管35は一端が処理水槽6の排水配管61に対向する壁面に連結され、他端が給水部3の給水配管32に連結されている。循環配管35に設けられたポンプ34により、処理水槽6に滞留する被処理水30を再度給水部3へ送水し、被処理水として繰り返し放電Dと接触させることで有機物の分解を促進することができる。
図6Aでは循環配管35の一端を処理水槽6の排水配管61に対向する壁面に連結するようにしたが、図6Bに示すように、排水配管61に連結するようにしてもよい。その場合、例えばバルブ37を設け、循環するか、排水するかあるいは滞留させるかバルブ37で選択するようにすればよい。
また、図6Aでは循環配管35の他端を上方の給水部3の給水配管32に連結するようにしたが、図6Cに示すように、ポンプ34と処理水槽6との間に外部からの給水配管を接続し、ポンプ34で給水部3へ供給される被処理水の流量または外部から供給する被処理水と循環させる被処理水の比率をコントロールするようにしてもよい。
この構成では、外部から給水配管33を介して供給された被処理水30は処理水槽6内で、まず(9)式の反応により、有機物が分解される。その後、バルブ37により給水部3への循環が選択され、ポンプ34により所定流量供給される。処理水槽6にセンサを設け、被処理水30中の有機物の濃度を測定し、有機物の濃度に応じて循環させる被処理水の流量を設定すれば、また放電の強度を制御すれば、ポンプ34およびパルス電源7の負荷を低減することができる。センサにより有機物の濃度が所定値以下になれば、バルブ37により処理水60として排水配管61より排出される。
また、循環と排水とを同時に行い、処理水槽6内の有機物濃度が一定となるように循環と排水の流量の比を制御することもできる。このように循環と排水を同時に行うことで、連続的に水処理を行うことが可能になり、既存の水処理設備への組み込みが容易になる。
さらに、有機物濃度と他のパラメータ、例えば、pHまたは色度、溶存オゾン濃度、過酸化水素濃度、との間に相関がある場合は、これらのパラメータを有機物濃度の指標とすることもできる。
さらに、循環配管35により、被処理水を繰り返し放電と接触させるようにしたので、被処理水の高効率処理に寄与する。
図7は、本実施の形態2に係る別の水処理装置の構成を示す断面図である。図7は、図6Aの構成に絶縁部材5の表面の一部を覆う撥水部52と給水部3の周囲に遮蔽板36とを備えたものである。
図8は、本実施の形態2に係るさらに別の水処理装置の構成を示す断面図である。図8は、図6Aの構成の絶縁部材5の上端部5aと下端部5bとを他の部分より細くしたものである。
図7および図8の構成は、実施の形態1で説明したように、図6Aよりもさらに漏電を抑制することができる。
実施の形態1では支持構造体4に対し、接地電極1および絶縁部材5のそれぞれ下端を固定していたが、本実施の形態3では、支持構造体4に対し、接地電極1および絶縁部材5のそれぞれ上端を固定するように構成した。
実施の形態3について、図9から図11を参照して説明する。
図9は実施の形態3に係る水処理装置の構成を示す構成図、図10は図9のC−C線方向から見た断面図、図11は図9のD−D線方向から見た断面図である。
本実施の形態3の水処理装置は、基本的な構成は実施の形態1と同様であり、すなわち接地電極1、高圧電極部2、給水部3、支持構造体4、絶縁部材5および処理水槽6を備えている。以下に、実施の形態1と異なる部分を説明する。
絶縁部材5は例えば柱状の部材であり、上端部は給水部よりも上方に位置し、その上端部に支持構造体4が固定され、下端部に高圧電極部2の受電圧部21が固定されている。
高圧電極部2の受電圧部21は開口部21aを有する例えば方形の枠状の形状をしており、枠の角部が絶縁部材5を介して支持構造体4に固定されている。隣接する接地電極1の間に配置され、接地電極1と対向する高圧電極部2の対向電極部23aはワイヤ状の電極で構成され、その両端部が高圧電極部2の支持部22で支持されている。図ではワイヤが3本の例を示しているが、複数のワイヤが鉛直方向に互いに平行に所定の間隔を隔てて設けられる。複数の対向電極部23aは隣接する接地電極1と等距離に配置されている。支持部22の下端は、接地電極1の鉛直方向の下端部よりも上方になるように保持されている。
接地電極1と高圧電極部2を固定する絶縁部材5とは同じ支持構造体4に支持されている。給水部3は、支持構造体4と絶縁部材5との固定位置よりも下方に位置して配置される。この支持構造体4と絶縁部材5との固定位置は被処理水30の散水方向と反対の方向の下方にある接地電極1の間に供給される。すなわち、支持構造体4と絶縁部材5との固定位置は散水孔31からの被処理水30に被水しない位置に配置されるため、被処理水30による漏電の虞がない。
また、高圧電極部2の支持部22の下端部は隣り合う接地電極1の間で保持され、給水部3よりも鉛直方向の下方において高圧電極部2は放電Dを除くと気体層を介して絶縁されていることになる。
従って、被処理水30を接地電極1の間に供給し水処理を行う場合においても、高圧電極部2は給水部3よりも鉛直方向の下方で絶縁されており、また、支持構造体4と絶縁部材5との固定位置も被処理水30の被水による漏電の虞がない。すなわち、高圧電極部2と接地電極1とは放電Dを介して閉回路を形成するとともに漏電部がないため、安定な放電が実現できる。
また、接地電極1に対向する高圧電極部2の対向電極部23aを被処理水の通過する方向に多段に設置し、接地電極1との間で面状の放電Dを多段に形成するようにしたので、被処理水の高効率処理に寄与する。
さらに、実施の形態2のように、放電Dを通過後の被処理水30を循環させて水処理効率を上げる構成にすることもできる。
高圧電極部2の対向電極部23aをワイヤでなく、実施の形態1のように薄板状の導電性部材を用いることもできる。
従って、例示されていない無数の変形例が、本願明細書に開示される技術の範囲内において想定される。例えば、少なくとも1つの構成要素を変形する場合、追加する場合または省略する場合、さらには、少なくとも1つの構成要素を抽出し、他の実施の形態の構成要素と組み合わせる場合が含まれるものとする。
Claims (10)
- 水平方向に等間隔で配置された平板状の接地電極と、隣り合う前記接地電極の間に前記接地電極と対向するように配置された高圧電極部と、隣り合う前記接地電極の間に被処理水を供給する給水部とを備え、前記接地電極と前記高圧電極部との間に形成された放電により被処理水の処理を行う水処理装置であって、
前記接地電極を支持しかつ前記高圧電極部に接続された絶縁部材を支持する支持構造体を有し、前記給水部よりも前記絶縁部材の上端部が上方に配置された水処理装置。 - 前記給水部は、鉛直方向において前記高圧電極部と前記支持構造体との間に設けられた請求項1に記載の水処理装置。
- 前記接地電極の下端部で前記支持構造体に支持され、前記絶縁部材の上端部で前記高圧電極部が接続された請求項1または2に記載の水処理装置。
- 前記接地電極の上端部で前記支持構造体に支持され、前記絶縁部材は上端部で前記支持構造体により支持された請求項1または2に記載の水処理装置。
- 前記給水部は前記被処理水の飛散を抑制する遮蔽板を備えた請求項1から4のいずれか1項に記載の水処理装置。
- 前記絶縁部材は少なくともその表面の一部に撥水部を備えた請求項1から5のいずれか1項に記載の水処理装置。
- 前記絶縁部材は下端部から上端部の間で断面積が変化している請求項1から6のいずれか1項に記載の水処理装置。
- 前記高圧電極部は、前記隣り合う前記接地電極に対向する対向電極部と前記対向電極部を支持する支持部とを有し、前記支持部は前記対向電極部を水平にかつ隣り合う接地電極と等距離になるように保持する請求項1から7のいずれか1項に記載の水処理装置。
- 前記高圧電極部の対向電極部を鉛直方向多段に配置した請求項8に記載の水処理装置。
- 前記放電により処理された被処理水を滞留させる処理水槽と、前記処理水槽内の被処理水を前記給水部へ送水する循環配管と、をさらに備えた請求項1から9のいずれか1項に記載の水処理装置。
Applications Claiming Priority (1)
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