JP2003317635A - プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 - Google Patents
プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法Info
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- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】カラープラズマディスプレイパネルの表示ムラ
や混色をなくし、表示品位、及び歩留を向上することの
できるようにする。 【解決手段】ブラックストライプ３を有するカラープラ
ズマディスプレイパネルまたはプラズマディスプレイパ
ネルにおいて、表示部４の外側周囲部分のバス電極２と
平行にある部分のブラックマスキングが、黒色導体から
なるバス電極２ａにより形成されることにより、表示部
４の外側周囲部分２ａとバス電極２との段差をなくして
表示ムラや混色をなくす。
や混色をなくし、表示品位、及び歩留を向上することの
できるようにする。 【解決手段】ブラックストライプ３を有するカラープラ
ズマディスプレイパネルまたはプラズマディスプレイパ
ネルにおいて、表示部４の外側周囲部分のバス電極２と
平行にある部分のブラックマスキングが、黒色導体から
なるバス電極２ａにより形成されることにより、表示部
４の外側周囲部分２ａとバス電極２との段差をなくして
表示ムラや混色をなくす。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラズマディスプ
レイパネルおよびその製造方法に関し、特に表示ムラを
改善したプラズマディスプレイパネルおよびその製造方
法に関する。
レイパネルおよびその製造方法に関し、特に表示ムラを
改善したプラズマディスプレイパネルおよびその製造方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、プラズマディスプレイパネル
は、可視光透過性のガラス基板からなる前面基板と背面
電極との、周囲に低融点ガラス等のシール剤を塗布して
貼り合わせたのち、パネル外周に形成した排気穴より真
空排気し放電可能な希ガスを封止して構成される。その
前面基板には、ガラス基板上に形成された透明導電膜や
厚膜導電ペーストにて形成されバス電極などの前面電極
群と、この前面電極群を被覆する誘電体層と顔料等で着
色された誘電体で表示セルを区切るようにストライプ状
に形成されブラックストライプとを備え、背面基板は、
そのガラス基板上に形成された厚膜導電ペースト等の導
電材料にて形成された前面電極群と直交方向に配置した
背面電極と、放電可能な間隙を保ちかつセルを規定する
隔壁とを備えている。
は、可視光透過性のガラス基板からなる前面基板と背面
電極との、周囲に低融点ガラス等のシール剤を塗布して
貼り合わせたのち、パネル外周に形成した排気穴より真
空排気し放電可能な希ガスを封止して構成される。その
前面基板には、ガラス基板上に形成された透明導電膜や
厚膜導電ペーストにて形成されバス電極などの前面電極
群と、この前面電極群を被覆する誘電体層と顔料等で着
色された誘電体で表示セルを区切るようにストライプ状
に形成されブラックストライプとを備え、背面基板は、
そのガラス基板上に形成された厚膜導電ペースト等の導
電材料にて形成された前面電極群と直交方向に配置した
背面電極と、放電可能な間隙を保ちかつセルを規定する
隔壁とを備えている。
【０００３】現在、特にカラーフィルタを用いたプラズ
マディスプレイパネルにおいては、そのカラーフィルタ
をスクリーン印刷により塗布する時に、その塗布ムラに
より表示品質や歩留りに問題があった。この点を、カラ
ープラズマディスプレイパネルの前面基板の構造により
説明する。なお、プラズマディスプレイパネルにおける
バス電極を黒色にすることは、特願平１０―２８３９３
７号公報に示されている。
マディスプレイパネルにおいては、そのカラーフィルタ
をスクリーン印刷により塗布する時に、その塗布ムラに
より表示品質や歩留りに問題があった。この点を、カラ
ープラズマディスプレイパネルの前面基板の構造により
説明する。なお、プラズマディスプレイパネルにおける
バス電極を黒色にすることは、特願平１０―２８３９３
７号公報に示されている。
【０００４】図３（ａ）（ｂ）は従来例のカラープラズ
マディスプレイパネルの前面基板の裏面正面図およびそ
の部分斜視図である。図３において、前面ガラス基板１
の上にバス電極２が設けられ、このバス電極２の上にブ
ラックストライプ３が形成される。これらバス電極２や
ブラックストライプ３のある領域が表示部４となり、ブ
ラックストライプ３の間のガラス基板１上には、顔料等
で着色されたカラーフィルタ５が塗布される。この表示
部４の周囲の端部も、ブラックストライプ３ａにより被
覆されている。
マディスプレイパネルの前面基板の裏面正面図およびそ
の部分斜視図である。図３において、前面ガラス基板１
の上にバス電極２が設けられ、このバス電極２の上にブ
ラックストライプ３が形成される。これらバス電極２や
ブラックストライプ３のある領域が表示部４となり、ブ
ラックストライプ３の間のガラス基板１上には、顔料等
で着色されたカラーフィルタ５が塗布される。この表示
部４の周囲の端部も、ブラックストライプ３ａにより被
覆されている。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来技術
のプラックストライプのみのマスキングでは、図４の部
分斜視図に示すように、バス電極２を覆うように塗布さ
れるカラーフィルタ５の顔料が、周辺部のブラックスト
ライプ３ａの端部まて塗布できずに、カラーフィルタ５
の間隙部５ａを生じ、表示ムラが生じてしまう問題があ
る。
のプラックストライプのみのマスキングでは、図４の部
分斜視図に示すように、バス電極２を覆うように塗布さ
れるカラーフィルタ５の顔料が、周辺部のブラックスト
ライプ３ａの端部まて塗布できずに、カラーフィルタ５
の間隙部５ａを生じ、表示ムラが生じてしまう問題があ
る。
【０００６】または、図５の部分斜視図に示すように、
カラーフィルタ５の顔料が、ブラックストライプ３ａの
端部上まて塗布されると、異なる色のカラーフィルタ５
ｃ，５ｄの顔料が重なって混合し、混色部５を生じて、
この混色による表示ムラが生じてしまう問題がある。
カラーフィルタ５の顔料が、ブラックストライプ３ａの
端部上まて塗布されると、異なる色のカラーフィルタ５
ｃ，５ｄの顔料が重なって混合し、混色部５を生じて、
この混色による表示ムラが生じてしまう問題がある。
【０００７】これらは、カラーフィルタ５をスクリーン
印刷により塗布する際、ブラックストライプ３ａが表示
セル部４より表面が高くなっているため、上下表示セル
（４）の端部とブラックストライプ３ａとの界面に段差
が生じているためである。すなわち、カラーフィルタ５
のパターン長が表示セル（４）の上下端部までにより、
表示セルの側界面部カラーフィルタ５がインク抜けずに
カラーフィルタインク抜け不足によるムラを生じてい
た。
印刷により塗布する際、ブラックストライプ３ａが表示
セル部４より表面が高くなっているため、上下表示セル
（４）の端部とブラックストライプ３ａとの界面に段差
が生じているためである。すなわち、カラーフィルタ５
のパターン長が表示セル（４）の上下端部までにより、
表示セルの側界面部カラーフィルタ５がインク抜けずに
カラーフィルタインク抜け不足によるムラを生じてい
た。
【０００８】すなわち、カラーフィルタ５をスクリーン
印刷により塗布する際、カラーフィルタはブラックスト
ライプ３の間にセルフアライン的に塗りこみ形成してい
るため、上下表示セル４の端部がブラックストライプの
マスキングパターンにより、ブラックストライプ３ａが
表示セル部４より表面が高くなった段差を生じている
が、カラーフィルタ５のパターン長が表示セル４の上下
末端までしかなく、表示セル４の側末端部のカラーフィ
ルタ５がインク抜けずに、カラーフィルタ５のインク抜
け不足によるムラを生じていた。
印刷により塗布する際、カラーフィルタはブラックスト
ライプ３の間にセルフアライン的に塗りこみ形成してい
るため、上下表示セル４の端部がブラックストライプの
マスキングパターンにより、ブラックストライプ３ａが
表示セル部４より表面が高くなった段差を生じている
が、カラーフィルタ５のパターン長が表示セル４の上下
末端までしかなく、表示セル４の側末端部のカラーフィ
ルタ５がインク抜けずに、カラーフィルタ５のインク抜
け不足によるムラを生じていた。
【０００９】本発明の主な目的は、このような表示ムラ
をなくし、表示品位、及び歩留を向上することのできる
プラズマディスプレイパネルを提供することにある。
をなくし、表示品位、及び歩留を向上することのできる
プラズマディスプレイパネルを提供することにある。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明の構成は、ブラッ
クストライプを有するプラズマディスプレイパネルにお
いて、表示部の外側周囲部分のバス電極と平行にある部
分のブラックマスキングが、黒色導体からなるバス電極
により形成されたことを特徴とする。
クストライプを有するプラズマディスプレイパネルにお
いて、表示部の外側周囲部分のバス電極と平行にある部
分のブラックマスキングが、黒色導体からなるバス電極
により形成されたことを特徴とする。
【００１１】本発明において、プラズマディスプレイパ
ネルが、ブラックストライプとカラーフィルタとを有す
るカラープラズマディスプレイパネルであることができ
る。
ネルが、ブラックストライプとカラーフィルタとを有す
るカラープラズマディスプレイパネルであることができ
る。
【００１２】これら発明において、プラズマディスプレ
イパネルが、可視光透過性の第１のガラス基板と、この
ガラス基板上に形成された透明導電膜や厚膜導電ペース
トにて形成されバス電極などの前面電極群と、この前面
電極群を被覆する誘電体層と顔料等で着色された誘電体
で表示セルを区切るようにストライプ状に形成されブラ
ックストライプとを備えた前面基板と；第２のガラス基
板と、このガラス基板上に形成された厚膜導電ペース等
の導電電材料にて形成された前面電極群と直交方向に配
置した背面電極と、放電可能な間隙を保ちかつセルを規
定する隔壁とを備えた背面基板とを；これら前面基板と
背面電極との、周囲に低融点ガラス等のシール剤を塗布
して貼り合わせたのち、パネル外周に形成した排気穴よ
り真空排気し放電可能な希ガスを封止して構成される。
イパネルが、可視光透過性の第１のガラス基板と、この
ガラス基板上に形成された透明導電膜や厚膜導電ペース
トにて形成されバス電極などの前面電極群と、この前面
電極群を被覆する誘電体層と顔料等で着色された誘電体
で表示セルを区切るようにストライプ状に形成されブラ
ックストライプとを備えた前面基板と；第２のガラス基
板と、このガラス基板上に形成された厚膜導電ペース等
の導電電材料にて形成された前面電極群と直交方向に配
置した背面電極と、放電可能な間隙を保ちかつセルを規
定する隔壁とを備えた背面基板とを；これら前面基板と
背面電極との、周囲に低融点ガラス等のシール剤を塗布
して貼り合わせたのち、パネル外周に形成した排気穴よ
り真空排気し放電可能な希ガスを封止して構成される。
【００１３】本発明のさらに他の構成は、ブラックスト
ライプを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法
において、黒色顔料により着色され、感光性ペーストを
用いたバス電極を形成する際に、前面ガラス基板の全面
にスクリーンによる印刷を行い、前記バス電極および表
示部の外部周囲の前記バス電極と平行な両側のみマスキ
ングパターンを形成し、ガラスマスクにより露光を実施
し、現像を行ってバス電極用黒色パターンを形成し、続
いて前記バス電極と直交するブラックストライプ部分お
よび前記表示部の外部周囲の前記バス電極と直交する両
側部分にブラックストライプ用黒色パターンを形成する
ことを特徴とする。
ライプを有するプラズマディスプレイパネルの製造方法
において、黒色顔料により着色され、感光性ペーストを
用いたバス電極を形成する際に、前面ガラス基板の全面
にスクリーンによる印刷を行い、前記バス電極および表
示部の外部周囲の前記バス電極と平行な両側のみマスキ
ングパターンを形成し、ガラスマスクにより露光を実施
し、現像を行ってバス電極用黒色パターンを形成し、続
いて前記バス電極と直交するブラックストライプ部分お
よび前記表示部の外部周囲の前記バス電極と直交する両
側部分にブラックストライプ用黒色パターンを形成する
ことを特徴とする。
【００１４】本発明の製造方法において、プラズマディ
スプレイパネルが、ブラックストライプとカラーフィル
タとを有するカラープラズマディスプレイパネルである
ことができ、また、バス電極用黒色パターンが、表示部
の外部周囲の前記バス電極と直交する両側のうちの一方
にも形成されることができる。
スプレイパネルが、ブラックストライプとカラーフィル
タとを有するカラープラズマディスプレイパネルである
ことができ、また、バス電極用黒色パターンが、表示部
の外部周囲の前記バス電極と直交する両側のうちの一方
にも形成されることができる。
【００１５】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施形態を図面によ
り詳細に説明する。図１（ａ）（ｂ）は本発明の一実施
形態の前面基板の裏面側の正面図およびその部分斜視図
である。すなわち、本実施形態は、前面基板が、可視光
透過性のガラス基板１の上に形成された透明導電膜や厚
膜導電ペーストにて形成されたバス電極２などの前面電
極群と、この前面電極群を被覆する誘電体層（８）と顔
料等で着色された誘電体で表示セルを区切るようにスト
ライプ状に形成されブラックストライプ３とを備えてい
る。なお、背面基板は、ガラス基板上に形成された厚膜
導電ペースト等の導電材料にて形成された前面電極群と
直交方向に配置した背面電極と、放電可能な間隙を保ち
かつセルを規定する隔壁とを備え、これら基板は、周囲
に低融点ガラス等のシール剤を塗布して貼り合わせたの
ち、パネル外周に形成した排気穴より真空排気し放電可
能な希ガスを封止してプラズマディスプレイパネルが構
成される。その前面基板は、表示部４の外部周囲の前面
基板電極２の端子側をブラックストライプ３及び背面基
板電極端子側を前面基板電極にて黒色塗りつぶし部を設
けてマスキングした事を特徴とする。
り詳細に説明する。図１（ａ）（ｂ）は本発明の一実施
形態の前面基板の裏面側の正面図およびその部分斜視図
である。すなわち、本実施形態は、前面基板が、可視光
透過性のガラス基板１の上に形成された透明導電膜や厚
膜導電ペーストにて形成されたバス電極２などの前面電
極群と、この前面電極群を被覆する誘電体層（８）と顔
料等で着色された誘電体で表示セルを区切るようにスト
ライプ状に形成されブラックストライプ３とを備えてい
る。なお、背面基板は、ガラス基板上に形成された厚膜
導電ペースト等の導電材料にて形成された前面電極群と
直交方向に配置した背面電極と、放電可能な間隙を保ち
かつセルを規定する隔壁とを備え、これら基板は、周囲
に低融点ガラス等のシール剤を塗布して貼り合わせたの
ち、パネル外周に形成した排気穴より真空排気し放電可
能な希ガスを封止してプラズマディスプレイパネルが構
成される。その前面基板は、表示部４の外部周囲の前面
基板電極２の端子側をブラックストライプ３及び背面基
板電極端子側を前面基板電極にて黒色塗りつぶし部を設
けてマスキングした事を特徴とする。
【００１６】図１（ａ）においては、内容を簡略化する
ため裏面からの前面ガラス基板１、ブラックストライプ
３、バス電極２、及び各表示セル部分の表示部４、カラ
ーフィルタ５、走査電極６、共通電極７のみを示してい
る。特に、バス電極２と平行な位置にある表示部４の周
辺部（図１（ａ）の上下）のみが、バス電極２と同じ黒
色顔料の導体２ａで形成されている。
ため裏面からの前面ガラス基板１、ブラックストライプ
３、バス電極２、及び各表示セル部分の表示部４、カラ
ーフィルタ５、走査電極６、共通電極７のみを示してい
る。特に、バス電極２と平行な位置にある表示部４の周
辺部（図１（ａ）の上下）のみが、バス電極２と同じ黒
色顔料の導体２ａで形成されている。
【００１７】この前面基板の製造方法は、黒色顔料によ
り着色され、感光性ペーストを用いたバス電極２を形成
する際に、前面ガラス基板１の全面にスクリーンによる
印刷を行い、バス電極２、及び表示部４の外部周囲の上
下のみマスキングパターンを形成してあるガラスマスク
により露光を実施し、現像を行ってパターンを形成す
る。
り着色され、感光性ペーストを用いたバス電極２を形成
する際に、前面ガラス基板１の全面にスクリーンによる
印刷を行い、バス電極２、及び表示部４の外部周囲の上
下のみマスキングパターンを形成してあるガラスマスク
により露光を実施し、現像を行ってパターンを形成す
る。
【００１８】また、表示部４の外部周囲の左右部は、黒
色顔料により着色され、感光性ペーストを用いたブラッ
クストライプ３を形成する際、前面ガラス基板１の全面
にスクリーンによる印刷を行い、表示部４内部の表示セ
ル間ストライプパターン、及び表示部４の外部周囲のマ
スキングパターンを形成してあるガラスマスクにて露光
を実施し、現像を行いパターンを形成する。この場合の
バス電極２は、線幅８０μｍ，厚さ８μｍで、ブラック
ストライプ３は線幅４５μｍ，厚さ１０μｍとなる。
色顔料により着色され、感光性ペーストを用いたブラッ
クストライプ３を形成する際、前面ガラス基板１の全面
にスクリーンによる印刷を行い、表示部４内部の表示セ
ル間ストライプパターン、及び表示部４の外部周囲のマ
スキングパターンを形成してあるガラスマスクにて露光
を実施し、現像を行いパターンを形成する。この場合の
バス電極２は、線幅８０μｍ，厚さ８μｍで、ブラック
ストライプ３は線幅４５μｍ，厚さ１０μｍとなる。
【００１９】このような製造方法により、表示部４の外
部周囲の上下のバス電極２によるマスキングパターン上
に黒色顔料により着色されたブラックストライプ３のパ
ターンを表示セル間と同様の高さのパターンを形成が可
能となり、従来例にあった段差をなくすことが出来る。
従って、図１（ｂ）のように、カラーフィルタ５がバス
電極２と同様の周辺部２ａ上まで伸びてもブラックスト
ライプ３の段差があるため混色を生ずることがなく、ま
た黒色バス電極２により周辺部のマスキングが充分出来
ることになる。
部周囲の上下のバス電極２によるマスキングパターン上
に黒色顔料により着色されたブラックストライプ３のパ
ターンを表示セル間と同様の高さのパターンを形成が可
能となり、従来例にあった段差をなくすことが出来る。
従って、図１（ｂ）のように、カラーフィルタ５がバス
電極２と同様の周辺部２ａ上まで伸びてもブラックスト
ライプ３の段差があるため混色を生ずることがなく、ま
た黒色バス電極２により周辺部のマスキングが充分出来
ることになる。
【００２０】なお、本実施形態のプラズマディスプレイ
パネルにおいて、表示部外部周囲の前面基板電極端子
側、及び背面基板電極端子側の一部を前面基板電極で塗
りつぶし部を設け、且つ前面基板電極で塗りつぶしを行
わなかった一部分をブラックストライプにて塗りつぶし
部を設け、マスキングする事ができる。
パネルにおいて、表示部外部周囲の前面基板電極端子
側、及び背面基板電極端子側の一部を前面基板電極で塗
りつぶし部を設け、且つ前面基板電極で塗りつぶしを行
わなかった一部分をブラックストライプにて塗りつぶし
部を設け、マスキングする事ができる。
【００２１】図２は、本発明の第２の実施形態のカラー
プラズマディスプレイの前面基板裏面正面図である。内
容を簡略化するため裏面からの前面ガラス基板１、ブラ
ックストライプ３、バス電極２、各表示セル色及びカラ
ーフィルタ５のみを示している。この場合、図２のよう
に、バス電極２と平行な位置にある表示部４の周辺部
（図２の上下）および右側の共通電極７の部分２ｂ（図
２の右側）が、バス電極２と同じ黒色顔料の導体２ｂで
形成されている。
プラズマディスプレイの前面基板裏面正面図である。内
容を簡略化するため裏面からの前面ガラス基板１、ブラ
ックストライプ３、バス電極２、各表示セル色及びカラ
ーフィルタ５のみを示している。この場合、図２のよう
に、バス電極２と平行な位置にある表示部４の周辺部
（図２の上下）および右側の共通電極７の部分２ｂ（図
２の右側）が、バス電極２と同じ黒色顔料の導体２ｂで
形成されている。
【００２２】このようなプラズマディスプレイパネル
が、駆動される際、走査電極とデータ電極間にアドレス
パルスを線順次に印加することで、書込み動作を行った
後、走査電極と共通電極間に互いに逆位相の共通パルス
を印加することにより、処望の点灯表示が得られる。そ
の共通電極には、全ラインの同位相の維持パルスのみ印
加されるため、端子取出しを共通化（電極端子形状一体
化）することが可能となる。
が、駆動される際、走査電極とデータ電極間にアドレス
パルスを線順次に印加することで、書込み動作を行った
後、走査電極と共通電極間に互いに逆位相の共通パルス
を印加することにより、処望の点灯表示が得られる。そ
の共通電極には、全ラインの同位相の維持パルスのみ印
加されるため、端子取出しを共通化（電極端子形状一体
化）することが可能となる。
【００２３】このプラズマディスプレイパネルにおい
て、表示部４の外部周囲上下部は、図１の場合と同様の
マスキングを行って、表示部４の外部周囲左右部の内、
走査電極側６は、黒色顔料に着色されたブラックストラ
イプ３にてマスキングを行う。また電極一体化が可能で
ある共通電極側７は、黒色顔料に着色されたバス電極
２、及び、黒色顔料に着色されたブラックストライプ３
により共通電極形成とマスキングパターン形成を同パタ
ーンにてできる。従って、図１の実施形態に比べて黒色
顔料に着色されたブラックストライプ３の共通電極側７
の塗布面積を削減することが可能となり、黒色顔料に着
色されたブラックストライプ３のペースト量の低減が可
能となった。
て、表示部４の外部周囲上下部は、図１の場合と同様の
マスキングを行って、表示部４の外部周囲左右部の内、
走査電極側６は、黒色顔料に着色されたブラックストラ
イプ３にてマスキングを行う。また電極一体化が可能で
ある共通電極側７は、黒色顔料に着色されたバス電極
２、及び、黒色顔料に着色されたブラックストライプ３
により共通電極形成とマスキングパターン形成を同パタ
ーンにてできる。従って、図１の実施形態に比べて黒色
顔料に着色されたブラックストライプ３の共通電極側７
の塗布面積を削減することが可能となり、黒色顔料に着
色されたブラックストライプ３のペースト量の低減が可
能となった。
【００２４】
【発明の効果】以上説明したように本発明の構成によれ
ば、顔料等で着色された誘電体で表示セルを区切るよう
にストライプ状に形成され、且つ、表示部外部周囲をマ
スキングしているブラックストライプとカラーフィルタ
を用いているので、スクリーン印刷によるカラーフィル
タの顔料を塗布する際、上下端部のカラーフィルタのイ
ンク抜けムラ部を黒色顔料により着色されたバス電極で
隠蔽することが可能となり、またカラーフィルタパター
ン長も表示部上下端部までであったものをマスキングパ
ターン上へ伸ばすことが可能となり、色ムラがなく、表
示品位、及び、歩留を向上できるという効果が得られ
る。
ば、顔料等で着色された誘電体で表示セルを区切るよう
にストライプ状に形成され、且つ、表示部外部周囲をマ
スキングしているブラックストライプとカラーフィルタ
を用いているので、スクリーン印刷によるカラーフィル
タの顔料を塗布する際、上下端部のカラーフィルタのイ
ンク抜けムラ部を黒色顔料により着色されたバス電極で
隠蔽することが可能となり、またカラーフィルタパター
ン長も表示部上下端部までであったものをマスキングパ
ターン上へ伸ばすことが可能となり、色ムラがなく、表
示品位、及び、歩留を向上できるという効果が得られ
る。
【図１】（ａ）（ｂ）は本発明の第１の実施形態を説明
するプラズマディスプレイパネルの前面基板の平面図お
よびその部分斜視図。
するプラズマディスプレイパネルの前面基板の平面図お
よびその部分斜視図。
【図２】本発明の第２の実施形態の前面基板の平面図。
【図３】従来例のプラズマディスプレイパネルの前面基
板の平面図およびその部分斜視図。
板の平面図およびその部分斜視図。
【図４】図３のプラズマディスプレイパネルの問題点を
説明する部分斜視図。
説明する部分斜視図。
【図５】図３のプラズマディスプレイパネルの他の問題
点を説明する部分斜視図。
点を説明する部分斜視図。
１ 前面ガラス基板
２ 黒色バス電極
２ａ 黒色バス電極による周辺部
２ｂ バス電極
３ ブラックストライプ
３ａ ブラックストライプによる周辺部
４ 表示部
５ カラーフィルタ
５ａ カラーフィルタの間隙部
５ｂ 混色部
５ｃ，５ｄ 異なる色のカラーフィルタ
６ 走査電極側
７ 共通電極側
Claims (6)
- 【請求項１】 ブラックストライプを有するプラズマデ
ィスプレイパネルにおいて、表示部の外側周囲部分のバ
ス電極と平行にある部分のブラックマスキングが、黒色
導体からなるバス電極により形成されたことを特徴とす
るプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項２】 ブラックストライプとカラーフィルタと
を有するカラープラズマディスプレイパネルにおいて、
表示部の外側周囲部分のバス電極と平行にある部分のブ
ラックマスキングが、黒色導体からなるバス電極により
形成されたことを特徴とするプラズマディスプレイパネ
ル。 - 【請求項３】 プラズマディスプレイパネルが、可視光
透過性の第１のガラス基板と、このガラス基板上に形成
された透明導電膜や厚膜導電ペーストにて形成されバス
電極などの前面電極群と、この前面電極群を被覆する誘
電体層と顔料等で着色された誘電体で表示セルを区切る
ようにストライプ状に形成されブラックストライプとを
備えた前面基板と；第２のガラス基板と、このガラス基
板上に形成された厚膜導電ペースト等の導電材料にて形
成された前面電極群と直交方向に配置した背面電極と、
放電可能な間隙を保ちかつセルを規定する隔壁とを備え
た背面基板とを；これら前面基板と背面電極との、周囲
に低融点ガラス等のシール剤を塗布して貼り合わせたの
ち、パネル外周に形成した排気穴より真空排気し放電可
能な希ガスを封止して構成される請求項１または２記載
のプラズマディスプレイパネル。 - 【請求項４】 ブラックストライプを有するプラズマデ
ィスプレイパネルの製造方法において、黒色顔料により
着色され、感光性ペーストを用いたバス電極を形成する
際に、前面ガラス基板の全面にスクリーンによる印刷を
行い、前記バス電極および表示部の外部周囲の前記バス
電極と平行な両側のみマスキングパターンを形成し、ガ
ラスマスクにより露光を実施し、現像を行ってバス電極
用黒色パターンを形成し、続いて前記バス電極と直交す
るブラックストライプ部分および前記表示部の外部周囲
の前記バス電極と直交する両側部分にブラックストライ
プ用黒色パターンを形成することを特徴とするプラズマ
ディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項５】 ブラックストライプとカラーフィルタと
を有するカラープラズマディスプレイパネルにおいて、
黒色顔料により着色され、感光性ペーストを用いたバス
電極を形成する際に、前面ガラス基板の全面にスクリー
ンによる印刷を行い、前記バス電極および表示部の外部
周囲の前記バス電極と平行な両側のみマスキングパター
ンを形成し、ガラスマスクにより露光を実施し、現像を
行ってバス電極用黒色パターンを形成し、続いて前記バ
ス電極と直交するブラックストライプ部分および前記表
示部の外部周囲の前記バス電極と直交する両側部分にブ
ラックストライプ用黒色パターンを形成することを特徴
とするプラズマディスプレイパネルの製造方法。 - 【請求項６】 バス電極用黒色パターンが、表示部の外
部周囲の前記バス電極と直交する両側のうちの一方にも
形成される請求項４または５記載のプラズマディスプレ
イパネルの製造方法。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2002117051A JP2003317635A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2002117051A JP2003317635A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2003317635A true JP2003317635A (ja) | 2003-11-07 |
Family
ID=29534374
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2002117051A Pending JP2003317635A (ja) | 2002-04-19 | 2002-04-19 | プラズマディスプレイパネルおよびその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2003317635A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100681037B1 (ko) | 2005-01-06 | 2007-02-09 | 엘지전자 주식회사 | 플라즈마 디스플레이 패널 |
| JP2010170762A (ja) * | 2009-01-21 | 2010-08-05 | Panasonic Corp | プラズマディスプレイパネル |
| WO2011010385A1 (ja) * | 2009-07-24 | 2011-01-27 | キヤノン株式会社 | 発光スクリーン及び画像表示装置 |
-
2002
- 2002-04-19 JP JP2002117051A patent/JP2003317635A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| JP5183807B2 (ja) * | 2009-07-24 | 2013-04-17 | キヤノン株式会社 | 発光スクリーン及び画像表示装置 |
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