JP2003316033A - 電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置 - Google Patents

電子写真感光体、プロセスカートリッジおよび電子写真装置

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JP2003316033A
JP2003316033A JP2002126265A JP2002126265A JP2003316033A JP 2003316033 A JP2003316033 A JP 2003316033A JP 2002126265 A JP2002126265 A JP 2002126265A JP 2002126265 A JP2002126265 A JP 2002126265A JP 2003316033 A JP2003316033 A JP 2003316033A
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photosensitive member
electrophotographic photosensitive
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Application number
JP2002126265A
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English (en)
Inventor
Miyako Osada
宮子 長田
Noriyuki Takagi
則行 高木
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Canon Inc
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Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 露光光源がマルチビームである露光手段を有
する電子写真装置を用いた場合に生じる特有の問題点で
あるゴースト画像発生を、特定の電子写真感光体によっ
て有効に解決し、繰り返し使用によっても高感度を持続
し画像欠陥の生じない電子写真感光体、プロセスカート
リッジおよび電子写真装置を提供する。 【解決手段】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
体であって、マルチビームによって表面に静電潜像が形
成される電子写真感光体において、該支持体の表面が粗
面化処理されており、該支持体の表面粗さが、十点平均
粗さ(Rz)で0.6〜5.0μmであることを特徴と
する電子写真感光体、該電子写真感光体を有するプロセ
スカートリッジおよび電子写真装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】電子写真感光体、プロセスカ
ートリッジおよび電子写真装置に関し、詳しくは、マル
チビームによって表面に静電潜像が形成される電子写真
感光体、該電子写真感光体を有し、露光光源がマルチビ
ームである露光手段を有する電子写真装置本体に着脱自
在であるプロセスカートリッジ、および、該電子写真感
光体を有し、露光光源がマルチビームである露光手段を
有する電子写真装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真方式による複写機、プリンター
などの画像形成装置(電子写真装置)は広範囲に普及し
ており、コンピューター技術の進歩によりデジタル画像
処理方式が一般化し、ますます高速化、高解像度、高画
質化、高耐久化、低コスト化が求められている。
【0003】電子写真における画像処理方式の高速化で
は、特に、電子写真感光体上に静電画像を形成するレー
ザースキャナーの処理能力の向上が求められる。
【0004】一般に、レーザー光源から出力された光
は、多面ポリゴンミラーの反射を通して電子写真感光体
上に主走査方向にスキャンされ、静電画像として記録さ
れた後、トナーにより可視像化される。
【0005】従来の多面ポリゴンミラー回転速度には限
界があるため、レーザースキャン速度の高速化を実現す
るためにはポリゴンミラーの面数を増やすなどといった
対策が考えられるが、特に有効な高速化の手段として
は、レーザー露光ビームを複数本同時に発光するとい
う、マルチビーム方式が挙げられる。この技術は特開昭
60−33019号公報に示されるように、複数本のレ
ーザー露光ビームをそれぞれ独立に光変調し、電子写真
感光体上に露光するというものであり、すでに実現化さ
れている。マルチビーム方式では、単純にレーザー書き
込み能力が複数倍となり、電子写真方式の高速化が達成
される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このマルチ
ビーム方式を使用した場合、電子写真感光体として特有
の問題点が生じることがわかった。
【0007】従来では、レーザービームは主走査方向に
一旦スキャンしてから副走査方向に照射されていたた
め、1本目の光によって周囲部分も多少減衰した上で、
2本目の光が電子写真感光体に当たり、十分な減衰とし
て電位を得ることができる。
【0008】しかしながら、マルチビームでは、電子写
真感光体上にレーザービームをスキャンする際、2本以
上の副走査方向のレーザービームが同時に照射されるた
め、減衰のタイムラグがないまま2点以上の副走査方向
の光が照射され、その結果、電子写真感光体の感度(光
を照射した際の電子写真感光体の帯電電位の減衰率)が
悪化してしまう。
【0009】この感度悪化は、感光層内に流れる電荷
が、減衰のタイムラグが無いことにより流れきれずに滞
留しやすくなることが原因と考えられる。この電荷の滞
留は、電子写真感光体の2周目には帯電によって吐き出
されることとなり、電子写真感光体上の電荷滞留の有無
部分に差を生じ、濃度差がゴーストといった欠陥画像と
して現れる。
【0010】本発明は、露光光源がマルチビームである
露光手段を有する電子写真装置を用いた場合に生じる特
有の問題点であるゴースト画像発生を、特定の電子写真
感光体によって有効に解決しようというものである。
【0011】さらには、露光光源がマルチビームである
露光手段を有する電子写真装置において、繰り返し使用
によっても高感度を持続し画像欠陥の生じない電子写真
感光体を提供する。
【0012】さらには、該電子写真感光体を有する電子
写真装置を有する電子写真装置またはプロセスカートリ
ッジを提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、露光光源
がマルチビームである露光手段を有する電子写真装置に
おいて、電子写真感光体の特性について検討を行ったと
ころ、電子写真感光体の支持体に何の処理も施さずに
(例えば、ED管=引き抜き管)感光層を塗布し電子写
真感光体を作製した場合はゴースト画像が悪いのに対し
て、支持体表面をホーニング処理などの粗面化処理によ
り特定の表面粗さに施した電子写真感光体については、
露光光源がマルチビームである露光手段を有する電子写
真装置において発生するゴースト画像を画期的に解決で
きることを見出した。
【0014】すなわち、本発明は、支持体上に感光層を
有する電子写真感光体であって、マルチビームによって
表面に静電潜像が形成される電子写真感光体において、
該支持体の表面が粗面化処理されており、該支持体の表
面粗さが、十点平均粗さ(Rz)で0.6〜5.0μm
であることを特徴とする電子写真感光体である。
【0015】また、本発明は、上記電子写真感光体と、
帯電手段、現像手段およびクリーニング手段からなる群
より選択される少なくとも1つの手段とを一体に支持
し、露光光源がマルチビームである露光手段を有する電
子写真装置本体に着脱自在であることを特徴とするプロ
セスカートリッジである。
【0016】また、本発明は、上記電子写真感光体、帯
電手段、露光手段および現像手段を有し、該露光手段の
露光光源がマルチビームであることを特徴とする電子写
真装置である。
【0017】本発明によって、ゴースト画像を画期的に
解決できた理由は、粗面化処置を施された支持体と感光
層の間で、電荷の抜けがよくなるためであると考えられ
る。
【0018】特定の表面粗さの支持体を用いた場合に電
荷の抜けが良くなる理由については、はっきりとしたこ
とはわからないが、表面粗さがRz<0.6μmと小さ
い場合には、支持体表面積が小さいために電荷の抜け道
が少なくなるために電荷の抜けが制限されるためである
と考えられる。
【0019】一方、表面粗さがRz>5.0μmと大き
い場合には、逆に、支持体表面積が大きすぎることによ
って、局部的に電荷の流れが集中し電荷の流れが乱れる
ことによって、電荷の抜け道に整流性が失われ、電荷の
滞留が起こるのではないかと考えられる。
【0020】同様に、粗面化処理を施さない支持体を用
いた電子写真感光体の場合においても、局部的に電荷の
流れの集中する部分が存在し、その存在が総合的にゴー
ストを悪化させているのではないかと考えられる。
【0021】さらには、Rz<0.6μmの支持体を用
いた場合には、支持体表面と感光層の間で露光レーザー
光が干渉し、干渉縞画像として現れてしまうという弊害
も生じる。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるマルチビーム
の構成例の斜視図を図1に示す。
【0023】2個の発光点を有する半導体レーザー光源
点光源101の前方には、光束を発散状態から平行状態
へ変換するコリメーターレンズ102、絞り形状にした
がってビーム径を決定する開口絞り103、一方向にの
み収束作用を行って線状に集光させるシリンドリカルレ
ンズ104、高速回転しているポリゴンミラー105が
順次に配列されており、ポリゴンミラー105はモータ
ー106により回転駆動されている。
【0024】ポリゴンミラー105の反射方向には、球
面レンズ107、トーリックレンズを構成するfθレン
ズ108、ドラム状の電子写真感光体109が順次に配
列されており、fθレンズ108と電子写真感光体10
9の間には、fθレンズ108の画像有効部からの光ビ
ームLの方向に固定ミラー110が配置され、固定ミラ
ー110の反射方向に集光レンズ111、タイミング検
知用センサー112が配列されている。
【0025】半導体レーザー光源点光源101からのレ
ーザー光は発散しながら出射され、コリメーターレンズ
102を透過することにより平行光に変換される。
【0026】コリメーターレンズ102を出射した光束
は、開口絞り103の形状によってビーム径が決めら
れ、シリンドリカルレンズ104を透過することによっ
て一方向だけ収束作用を受けて、ポリゴンミラー105
上に線状に集光される。
【0027】高速で回転しているポリゴンミラー105
の鏡面で反射された光ビームは、モーター106の回転
に伴って偏向走査され、球面レンズ107、fθレンズ
108を透過して電子写真感光体109上に微小な光ス
ポットとして結像される。
【0028】ポリゴンミラー105によって等角速度で
偏向走査された光ビームは、fθレンズ108を透過す
ることにより、電子写真感光体109上で光スポットが
等速度で走査されるように変換され、光スポットは電子
写真感光体109上を矢印の方向に繰り返し走査され
る。このとき、fθレンズ108の画像有効部を通った
光ビームLは固定ミラー10で反射され、集光レンズ1
11を介してタイミング検知用センサー112に導かれ
る。
【0029】このようにして、ポリゴンミラー105の
反射面の分割誤差により、繰り返し走査時に生ずる情報
書込みのタイミングずれを、各反射面で偏向走査された
先頭部の光ビームを検知することにより認識する。
【0030】以上、2個の発光点を有する半導体レーザ
ー光源の場合について説明したが、3個以上の発光点を
有する半導体レーザー光源についても同様に適用でき、
さらに、それぞれ単一の発光点を有する複数個の半導体
レーザー光源を用いて、複数のレーザー光を同時に走査
させる場合にも適用することができる。なお、この場合
には、複数の光ビームが光偏向装置によって走査される
ときに、走査方向に約2mm程度の差を有するように、
光偏向装置への光ビーム入射位置を設定するなどの方法
で対応することができる。
【0031】次に本発明に用いられる電子写真感光体の
層構成の例を図2〜5に示す。
【0032】図2には、支持体201側から、電気的バ
リア性を有する中間層202と、電荷発生物質を含有す
る電荷発生層203および電荷輸送物質を含有する電荷
輸送層204をこの順に積層して形成される感光層とを
有する積層(順層)型電子写真感光体を示す。
【0033】図3には、支持体301側から、電気的バ
リア性を有する中間層302と、電荷輸送物質を含有す
る電荷輸送層304および電荷発生物質を含有する電荷
発生層303をこの順に積層して形成される感光層とを
有する積層(逆層)型電子写真感光体を示す。
【0034】図4には、支持体401側から、電気的バ
リア性を有する中間層402と、電荷発生物質と電荷輸
送物質を単一の層に分散して形成される単層型の感光層
407とを有する単層型電子写真感光体を示す。
【0035】また、図5のように、電子写真感光体の表
面の耐久性を向上させるために、表面に保護層を設けて
もよい。なお、図5は、図2の層構成の電子写真感光体
に保護層を設けた図であり、支持体501側から、電気
的バリア性を有する中間層502と、電荷発生物質を含
有する電荷発生層503および電荷輸送物質を含有する
電荷輸送層504をこの順に積層して形成される感光層
と、電子写真感光体の表面の耐久性を向上させるために
設けられる保護層505とを有する電子写真感光体を示
す。
【0036】本発明に用いられる支持体は、導電性を有
するものであればよく、アルミニウムやステンレスなど
の金属、アルミニウム合金や酸化インジウム−酸化錫合
金などの合金、これら金属や合金の被膜層を有するプラ
スチック、導電性粒子を含浸させたプラスチック、導電
性ポリマーを有するプラスチックなどの円筒状シリンダ
ーおよびフィルムが用いられる。
【0037】本発明の電子写真感光体に用いられる支持
体は、ホーニング処理などによって表面粗さを特定の状
態に施され(粗面化処理され)、その後、その上に少な
くとも感光層が形成される。
【0038】図6に示す液体ホーニング方法は、砥粒を
液体に懸濁させて被加工物に細いノズル601の先から
エアー圧で投射させて表面を粗面化する方法で、懸濁媒
体(ホーニング液)607としては一般的に水を用い
て、メディア(砥粒)としては、アルミナ、ジルコニア
またはステンレスビーズなどが用いられる。この液体ホ
ーニングに用いられる砥粒の粒径は、5μm〜数100
μm程度が好ましい。これらの種類や粒径などは、使用
目的に応じて使い分けられている。
【0039】これらのメディア(砥粒)を、懸濁媒体
(主に水)に対して2%〜30%の割合で混合させる。
メディア(砥粒)の割合が少な過ぎると、加工の効率が
低下してしまい、多過ぎると、懸濁媒体の流動性が悪く
なり、ノズルからの吐出量が少なくなり、あるいは出な
くなる。
【0040】液体ホーニングは、砥粒を懸濁させた液体
(ホーニング液)607をホーニング液循環ポンプ61
1で循環し、ホーニング液循環管603を通ってノズル
601から噴射させる。また、ノズルはエアー供給管6
02により上下方向に移動(612)する。ワーク(円
筒状の支持体)604はワーク置き台605上に設置さ
れており、ワーク回転モーター606を用いて回転す
る。ホーニング液607はワーク衝突後、ホーニング液
回収管611に流れるが、その際攪拌モーター608に
よって駆動された攪拌用プロペラ609によって攪拌さ
れる。ノズルの噴射口形状が円形の場合、口径5mm〜
20mmのノズルの先から吐き出させ、ワーク604に
投射するのであるが、毎分5リットル〜50リットル程
度の循環量では、懸濁液が被加工物に当たっても表面の
粗さはあまり変わらないことがある。投射時のエアーの
圧力により、表面粗さが大きく変化する。このエアー圧
力は、0.01MPa〜0.6MPa程度が好ましい。
0.01MPa未満では、加工の効率が低下することが
あり、0.6MPaを超えると表面粗さが大きくなり過
ぎることがある。
【0041】球状アルミナの砥粒を用いた場合、平均粒
径が20〜30μmで、粒度分布としては2〜40μm
の粒径のものが好ましい。ある程度粒度分布がシャープ
なものを製造することは可能ではあるが、完全に小粒径
の砥粒を無くすことは困難であり、コストが高くなる。
【0042】ノズル601先端とワーク(円筒状の支持
体)604との距離は、近いほど効率がよいが、一般的
に、円筒状のものを回転させながらノズル1を移動させ
ていく方法では、ノズルを近付け過ぎると加工ムラが出
てしまうことがあるため、10mm〜400mmの距離
で加工を行うことが好ましい。
【0043】ノズルの移動速度は、毎分0.2m〜2m
程度であり、一般に被加工物を回転させながら、ノズル
を移動させてホーニングする方法が用いられる。回転数
は速い程ムラが出にくいが、0.5〜10回転/秒が好
ましく、ノズルの移動速度に合わせて調節する。
【0044】ノズルから吐き出された砥粒は、同時に吐
き出された水の影響で被加工物にソフトに衝突する。そ
のため、懸濁媒体(水)を用いない乾式サンドブラスト
方法よりも、砥粒の衝撃が少なく、したがって、加工す
る表面の粗さは、乾式サンドブラスト方法よりも同じ条
件では少なく、砥粒が割れる割合も少ない。
【0045】乾式サンドブラスト(乾式ホーニング)方
法や液体ホーニング方法では、一般に表面を粗らすとい
うことは表面を削ると考えられているが、実際にはほと
んど表面は削れておらず、主に砥粒が衝突した衝撃で表
面が塑性変形を起こし凹んでいるのである。特に、球状
の砥粒を用いた場合にはその傾向が強い。
【0046】それゆえに乾式サンドブラスト(乾式ホー
ニング)方法や液体ホーニング方法では、表面にくまな
く砥粒を投射すれば、それ以上は同じ条件で砥粒を当て
ても表面の粗さはほとんど変化しない。
【0047】また、ホーニングやブラストによる粗面化
の場合、被加工物面に対して吐出砥粒を垂直に当てるよ
りも角度を小さくして斜めに当てると、砥粒噴射時の加
工面積が広がるなどしてムラが出にくくなる傾向にあ
る。
【0048】液体ホーニングによる支持体表面の粗面化
(研磨)工程の後、支持体上に感光層を形成する前に通
常表面の洗浄を行い付着した研磨剤(砥粒)、研磨液、
ごみ、油系物質、人の指紋などの除去を行う。
【0049】支持体の洗浄工程において、支持体の清浄
度を高めるために、界面活性剤などの補助剤を水と併用
したり、超音波発振によるキャビテーション効果やジェ
ットノズルなどによる高圧噴射、さらには、ブラシやブ
レードなどを併用したりすると効果的である。
【0050】このようにして用意された粗面化処理済み
の支持体上に感光層を設けるが、感光層の材料の種類に
よっては、支持体から感光層にフリーキャリアが注入さ
れることがあり、電子写真感光体の帯電能が低下し、画
像特性に大きな影響を及ぼす場合がある。このような場
合には、必要に応じて、支持体と感光層の中間に電気的
バリア性を有する中間層(例えば、適当な樹脂薄膜)を
設けることによってこのフリーキャリアの注入を効果的
に抑制することができる。
【0051】中間層としては、例えば、ポリビニルアル
コール、ポリビニルメチルエーテル、ポリアクリル酸
類、メチルセルロース、エチルセルロース、ポリグルタ
ミン酸、カゼイン、でんぷんなどの水溶性樹脂や、ポリ
アミド、ポリイミド、ポリアミドイミド、ポリアミド
酸、メラミン樹脂、エポキシ樹脂、ポリウレタンやポリ
グルタミン酸エステルなどの樹脂を用いることができ
る。特に、塗工性、密着性、耐溶剤性および電気的バリ
ア性、抵抗などの点で、ポリアミドが好ましい。ポリア
ミドとしては、溶液状態で塗布できるような低結晶性も
しくは非結晶性の共重合ナイロンなどが好ましい。中間
層の膜厚は、0.1〜2.0μmが好ましい。
【0052】本発明に用いられる電荷発生物質として
は、セレン−テルル、ピリリウム、チアピリリウム系染
料、フタロシアニン、アノントアントロン、ジベンズピ
レンキノン、トリスアゾ、シアニン、ジスアゾ、モノア
ゾ、インジゴ、キナクリドン、非対称キノシアニン系の
各顔料が挙げられる。
【0053】また、フタロシアニンとしては、アルミニ
ウムクロロフタロシアニン、クロロインジウムフタロシ
アニン、オキシバナジルフタロシアニン、ヒドロキシガ
リウムフタロシアニン、クロロガリウムフタロシアニ
ン、マグネシウムフタロシアニン、オキシチタニウムフ
タロシアニンなどの金属フタロシアニンあるいは無金属
フタロシアニンなどが挙げられる。
【0054】フタロシアニンは、その結晶構造によっ
て、感度およびその他電子写真特性が大きく異なり、そ
の構造はX線などにより確認できる。
【0055】電荷発生層の結着樹脂としては種々のもの
が使用でき、例えば、ポリカーボネート樹脂、ポリエス
テル樹脂、ポリアリレート樹脂、ブチラール樹脂、ポリ
スチレン樹脂、ポリビニールアセタール樹脂、ジアリル
フタレート樹脂、アクリル樹脂、メタクリル樹脂、酢酸
ビニル樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリス
ルホン樹脂、スチレン−ブタジエン共重合体樹脂、アル
キッド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体樹脂などを挙げることができる。
【0056】また、分散溶剤としては、アルコール類、
スルホキシド類、ケトン類、エーテル類、エステル類、
脂肪族ハロゲン化炭化水素類または芳香族化合物などを
用いることができる。
【0057】積層型の感光層の場合、電荷発生層は、電
荷発生物質と、0.3〜4.0倍量の結着樹脂および溶
剤とともにホモジナイザー、超音波分散、ボールミル、
振動ボールミル、サンドミル、アトライター、ロールミ
ルおよび液衝突型高速分散機などの方法でよく分散し、
分散液を塗布、乾燥させて形成される。電荷発生層の膜
厚は5μm以下が好ましく、0.01〜0.2μmがよ
り好ましい。
【0058】電荷発生層には、種々の増感剤、酸化防止
剤、紫外線吸収剤、可塑剤または公知の電荷発生物質を
必要に応じて添加することもできる。
【0059】積層型の感光層の場合、電荷輸送層は、主
として電荷輸送物質と結着樹脂とを溶剤中に溶解させた
塗料を塗布、乾燥させて形成する。
【0060】用いられる電荷輸送物質としては、例え
ば、トリアリールアミン系化合物、ヒドラゾン化合物、
スチルベン化合物、ピラゾリン系化合物、オキサゾール
系化合物、トリアリルメタン系化合物、チアゾール系化
合物などが挙げられる。
【0061】また、結着樹脂としては、例えば、ポリメ
チルメタクリレート、スチレン−アクリル共重合体、な
どのアクリル樹脂、ポリスチレン、低分子量ポリプロピ
レン、スチレン−ブタジエンゴム、エチレン−酢酸ビニ
ル共重合体、塩化ビニル、酢酸ビニル、およびそれらの
共重合体、石油樹脂、飽和アルキルポリエステル樹脂、
ポリエチレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフ
タレート樹脂、ポリアリレート樹脂などの芳香族ポリエ
ステル樹脂、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリ
エーテルスルホン、ポリスルホン、ポリフェニレンサル
ファイド、ポリエーテルエーテルケトンなどを挙げるこ
とができる。
【0062】さらに、電荷輸送層中に酸化防止剤、紫外
線吸収剤、可塑剤または公知の電荷輸送物質を必要に応
じて添加することもできる。
【0063】単層型電子写真感光体の場合は、支持体上
に、または、必要に応じて中間層を設け、その上に、電
荷発生物質と正孔輸送物質と電子輸送物質を結着樹脂中
に分散して得られる感光層を設ける。この場合も、積層
型電子写真感光体と同様に、導電層と感光層の間に中間
層を設けてもよい。
【0064】電荷発生物質と正孔輸送物質(=電荷輸送
物質)については、積層電子写真感光体の場合と同様な
材料を用いることができる。
【0065】電子輸送物質としては、例えば、ベンゾキ
ノン系、ジフェノキノン系、マロノニトリル、チオピラ
ン系化合物、テトラシアノエチレン、2,4,8−トリ
ニトロチオキサントン、3,4,5,7−テトラニトロ
−9−フルオレノンなどのフルオレノン系化合物、ジニ
トロベンゼン、ジニトロアントラセン、ジニトロアクリ
ジン、ニトロアントラキノン、ジニトロアントラキノ
ン、無水コハク酸、無水マレイン酸、ジブロモ無水マレ
イン酸などが挙げられる。
【0066】これらの電荷発生物質、電荷輸送物質、電
子輸送物質を、積層型電子写真感光体と同様な樹脂中に
分散し、単層型用感光層液を作製する。
【0067】単層型電子写真感光体は、感光層の厚さを
5〜50μm、特に、10〜40μm程度に形成するの
が好ましい。
【0068】また、積層型電子写真感光体、単層型電子
写真感光体のどちらにおいても、耐久性を向上させるた
めに保護層(電荷注入層となる場合もある)を設けても
よい。
【0069】この保護層は、導電性微粒子を結着樹脂中
に分散させた導電性微粒子樹脂分散層などによって構成
され、蒸着膜は蒸着、導電性微粒子樹脂分散膜はディッ
ピング塗工法、スプレー塗工法、ロール塗工法およびビ
ーム塗工法などの適当な塗工法にて塗工することによっ
て形成される。
【0070】また、絶縁性の結着樹脂に光透過性の高い
イオン導電性を持つ樹脂を、混合もしくは共重合させて
構成するもの、または、中抵抗で光導電性のある樹脂単
体で構成するものでもよい。
【0071】導電性微粒子分散膜の場合、導電性微粒子
の添加量は結着樹脂に対して2〜190質量%であるこ
とが好ましい。2質量%未満の場合には、所望の体積抵
抗値を得にくくなり、また190質量%を超える場合に
は膜強度が低下してしまい、電荷注入層が削り取られ易
くなり、電子写真感光体の寿命が短くなる傾向となる。
【0072】また、保護層の結着樹脂中に分散される導
電性微粒子の例としては、金属、金属酸化物、導電性ポ
リマーおよびカーボンブラックなどが挙げられる。
【0073】金属としては、アルミニウム、亜鉛、クロ
ム、ニッケル、ステンレスおよび銀など、または、これ
らの金属をプラスチックの粒子の表面に蒸着したものな
どが挙げられる。
【0074】金属酸化物としては、酸化亜鉛、酸化チタ
ン、酸化スズ、酸化アンチモン、酸化インジウム、酸化
ビスマス、酸化スズ被覆酸化チタン、スズをドープした
酸化インジウム、アンチモンをドープした酸化スズおよ
び酸化ジルコニウムなどが挙げられる。
【0075】導電性ポリマーとしては、ポリアセチレ
ン、ポリチオフェンおよびポリピロールなどが挙げられ
る。
【0076】これらは単独で用いても2種以上を混合し
て用いてもよい。
【0077】一般的に保護層に粒子を分散させる場合、
分散粒子による入射光の散乱を防ぐために、入射光の波
長よりも粒子の粒径の方が小さいことが必要であり、保
護層に分散される導電性、絶縁性粒子の粒径としては
0.5μm以下であることが好ましく、特に0.1μm
以下であることが好ましい。
【0078】また、透明度の点から金属酸化物がより好
ましい。
【0079】本発明の電子写真感光体を用いた電子写真
装置の具体例を図7に示す。
【0080】この装置は、電子写真感光体701の周面
上に(一次)帯電手段703、露光手段704、現像手
段705、転写手段706が配置されている。
【0081】画像形成の方法は、まず、帯電手段703
に電圧を印加し、電子写真感光体21表面を帯電し、露
光手段704によって原稿に対応した画像を電子写真感
光体701表面に露光し、静電潜像を形成する。
【0082】次に、現像手段705中のトナーにより、
電子写真感光体701上の静電潜像を現像(可視像化)
する。
【0083】さらに、電子写真感光体701上に形成さ
れたトナー像を、供給された紙などの転写材707上に
転写手段706によって転写し、転写材に転写されずに
電子写真感光体701上に残った残トナーをクリーニン
グ手段709などで回収する。
【0084】この電子写真装置においては、露光手段7
04の露光光源はマルチビームを有するレーザー光、L
EDなどが用いられる。
【0085】また必要に応じて、他の補助プロセスを加
えてもよい。
【0086】本発明において、上述の電子写真感光体7
01、帯電手段703、現像手段705およびクリーニ
ング手段709などの構成要素のうち、複数のものをプ
ロセスカートリッジとして一体に結合して構成し、この
プロセスカートリッジを複写機やプリンターなどの電子
写真装置本体に対して着脱可能に構成してもよい。
【0087】例えば、帯電手段703、現像手段705
およびクリーニング手段709の少なくとも1つを電子
写真感光体701と共に一体に支持してカートリッジ化
し、装置本体のレール712などの案内手段を用いて装
置本体に着脱可能なプロセスカートリッジ711とする
ことができる。
【0088】
【実施例】以下、実施例にしたがって説明する。
【0089】(実施例1)A3003の外径29.9m
m、内径28.5mm、長さ260.5mm、表面の十
点平均粗さ(Rz)1.02μmのアルミシリンダー
(ED管)を用意した。
【0090】図1に示す構成の液体(湿式)ホーニング
装置(不二精機製造所製)を用いて、下記条件にて液体
ホーニング処理を行った。
【0091】<液体ホーニング条件> 砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商品名:
CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体:水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.16MPa ガン移動速度:13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数=1回(片道) ホーニング後の支持体表面粗さは、最大高さ(Rma
x)=2.60μm、十点平均粗さ(Rz)=1.68
μm、算術平均粗さ(Ra)=0.24μm、凹凸の平
均間隔(Sm)=32μmであった。
【0092】なお、本発明における表面粗さに関して表
面粗さの測定は、JIS B0601(1994)に準
じ小坂研究所表面粗さ計サーフコーダーSE3500を
用い、カットオフを0.8mm、測定長さを8mmで行
った。
【0093】算術平均粗さRa、十点平均粗さRz、凹
凸の平均間隔Smは、JIS B0601(1994)
での設定における値を示し、最大高さRmaxは、Rm
axD、すなわち、RmaxDINを示す。
【0094】次に、共重合ナイロン樹脂(アミランCM
8000、東レ(株)製)10質量部とメトキシメチル
化6ナイロン樹脂(トレジンEF−30T、帝国化学
(株)製)30質量部をメタノール400質量部とn−
ブタノール200質量部の混合液に溶解した溶液を、前
記樹脂層の上に浸漬塗布し、90℃で10分間加熱乾燥
して厚み0.62mmの中間層を形成した。
【0095】次に、下記式(1)で示される構造を有
し、CuKa線回折スペクトルにおけるブラッグ角2θ
±0.2°の9.0°、14.2°23.9°および2
7.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフタロ
シアニン顔料6質量部、
【外1】
【0096】ポリビニルブチラール樹脂(商品名:エス
レックBX−1、積水化学工業(株)製)5質量部、シ
クロヘキサノン180質量部からなる混合溶液をサンド
ミルで3時間分散した後、酢酸エチル250質量部を加
えて電荷発生層用塗工液を調製した。この塗工液を上記
で作製した中間層上に浸漬塗布し、90℃で10分間加
熱乾燥して、膜厚0.09μmの電荷発生層を形成し
た。
【0097】次に、下記式(2)で示される構造を有す
る電荷輸送物質40質量部と、
【外2】
【0098】ポリカーボネート(ユーピロンZ−40
0、三菱ガス化学(株)製)50質量部をクロロベンゼ
ン350質量部に溶解して調製した溶液を、上記電荷発
生層上に浸漬塗布し、120℃、1時間加熱乾燥して、
膜厚27mmの電荷輸送層を形成した。
【0099】次に、評価について説明する。
【0100】露光光源としてシングルビームを有する露
光手段を有する電子写真装置として、ヒューレットパッ
カード製LBP「レーザージェット4000」(プロセ
ススピード94mm/s)を用いた。
【0101】電子写真感光体への印加電圧として、DC
バイアス−620Vを印加し、さらに、周波数870H
z、870μAのACバイアスを重畳することにより、
電子写真感光体表面の露光ビーム非照射時帯電電位Vd
が−600Vとなるようにした。
【0102】次に、露光光源としてマルチビームレーザ
ーを搭載するプリンターは、ヒューレットパッカード製
LBP「レーザージェット4000」を以下のように改
造して用いた。
【0103】プロセススピード:151.4mm/s 露光装置:図1に示す構成のユニットを設けた。
【0104】電子写真感光体への印加電圧として、DC
バイアス−620Vを印加し、さらに、周波数1600
Hz、1300μAのACバイアスを重畳することによ
り、電子写真感光体サンプル表面の露光ビーム非照射時
帯電電位Vdが−600Vとなるようにした。
【0105】このような各電子写真装置に上記電子写真
感光体を装填し、常温常湿環境(23℃、50%RH)
での露光ビーム非照射時の暗部の帯電電位Vd、1ビー
ムまたは2ビーム同時発光時(電子写真感光体表面の光
量はそれぞれ0.3μJ/cm)のレーザー光照射時
の電位Vlを測定した。この時転写電流値は0とした。
【0106】結果を表2、3に示す。
【0107】次に、転写メモリー測定として、転写電流
値を3.0μAとしたときの電子写真感光体電位を上記
と同様に測定した。そして上記Vd/Vlとの差分値を
計算し、その絶対値を転写メモリーとした。
【0108】結果を図2、3に示す。
【0109】次に、同じくヒューレットパッカード製L
BP「レーザージェット4000」と、その改造機を用
いて23℃55%RH下で10000枚の連続耐久を行
った。評価紙はゼロックス(株)製レターサイズ紙(7
5g/m)を用いた。
【0110】耐久前後の画像特性の結果を表2、3に示
す。
【0111】表1には、電子写真感光体の実施の形態に
ついて感光層の構成を示す。
【0112】(実施例2)実施例1で用いた電荷輸送層
用塗工液のかわりに、下記の材料を使用し電荷輸送層を
設け、それ以外は実施例1と同様にして電子写真感光体
を作製し、評価した。このときの電荷輸送層の膜厚は2
8μmであった。 ・下記式(3)で示される構造を有する電荷輸送物質8
質量部
【外3】
【0113】・ポリカーボネート(ユーピロンZ−20
0、三菱ガス化学(株)製)10質量部 ・クロロベンゼン80質量部 (実施例3)実施例1で用いた電荷発生層用分散液のか
わりに、上記式(1)で示される構造を有し、CuKa
線回折スペクトルにおけるブラッグ角2θ±0.2°の
9.0°、14.2°23.9°および27.1°に強
いピークを有するオキシチタニウムフタロシアニン顔料
5.4質量部と、下記式(4)で示される構造を有する
アゾ顔料0.6質量部と、
【外4】
【0114】酸化防止剤(アンテージクリスタル、川口
化学(株)製)1.1質量部をポリビニルブチラール樹
脂(商品名:エスレックBX−1、積水化学工業(株)
製)5質量部、シクロヘキサノン180質量部からなる
混合溶液とともに液衝突型高速分散装置で分散した後、
酢酸エチル250質量部を加えて電荷発生層用塗工液を
調製した。
【0115】電荷発生層形成に際して、この電荷発生層
用分散液を用いた以外は、実施例1と同様に電子写真感
光体を作製し、評価した。このときの電荷発生層の膜厚
は0.07μmであった。
【0116】(実施例4)実施例3にて得られた電子写
真感光体上に、保護層を設けた。
【0117】保護層用の調合液を下記の手順により作製
した。
【0118】メチルハイドロジェンシリコーンオイル
(商品名KF99、信越シリコーン(株)製)表面処理
した、平均粒径0.02μmのアンチモンドープ酸化ス
ズ微粒子(商品名T−1,三菱マテリアル(株)製)3
0部と、フッ素変性シランカップリング剤(商品名LS
1090、信越シリコーン(株)製)で表面処理した、
平均粒径0.02μmのアンチモンドープ酸化スズ微粒
子(同上)20部を、下記式(5)で示される構造を有
するアクリルモノマー(商品名TMP3A−3、大阪有
機化学(株)製)18部と、
【外5】
【0119】エタノール80部とともにサンドミルで7
2時間分散を行った。
【0120】なお、表面処理量を、熱重量測定装置TG
/DTA2208(セイコー電子工業(株)製)で窒素
雰囲気下、室温から500℃まで昇温した時の重量減少
を測定することにより求めた。その結果、メチルハイド
ロジェンシリコーンオイルは11.2%、フッ素変性シ
ランカップリング剤は7.1%であった。
【0121】この液に4フッ化エチレン樹脂粒子(商品
名ルブロンL−2,ダイキン工業(株)製)17部を混
合してサンドミルにてさらに2時間分散し、さらに、光
重合開始剤として、2,4−ジエチルチオキサントン
2.7部、開始剤として、4,4’−ビス(ジエチルア
ミノ)ベンゾフェノン0.9部を加えて溶解し、保護層
様の調合液を作製した。
【0122】この塗料を実施例3で得られた電子写真感
光体の上に浸漬塗布し、メタルハライドランプにて2.
4×10−5W/mの光強度で30秒間紫外線照射し
て光硬化を行い、この後120℃、2時間熱風乾燥し
て、膜厚5μmの表面層を形成した。この電子写真感光
体を実施例1と同様に評価した。
【0123】(実施例5)実施例1で用いた電荷発生層
用分散液のかわりに、下記式(6)で示される構造を有
するアゾ顔料6部と、
【外6】
【0124】THF60部を直径1mmのガラスビーズ
を用いたサンドミル装置で20時間分散した後、ベンザ
ール樹脂4部を加え直径1mmのガラスビーズを用いた
サンドミル装置でさらに2時間用分散し、シクロヘキサ
ノン330部で希釈し電荷発生層用分散液を調整した。
実施例1の粗面化処理済み支持体上に中間層を設け、さ
らに調整した電荷発生層用分散液を用いて電荷発生層を
設けた。さらに実施例1と同様に電荷輸送層を設け、実
施例1と同様に評価した。このときの電荷発生層の膜厚
は0.11μmであった。
【0125】(実施例6)実施例1と同様に、支持体に
粗面化処理を施し、続いて、中間層を設けた。さらに、
電荷発生物質として、上記式(1)で示される構造を有
し、CuKa線回折スペクトルにおけるブラッグ角2θ
±0.2°の9.0°、14.2°23.9°および2
7.1°に強いピークを有するオキシチタニウムフタロ
シアニン顔料を1質量部、上記式(2)で示される構造
を有する電荷輸送物質を60質量部、電子輸送物質とし
て2,6−ジメチル−2’,6’−ジ−t−ブチル−
4,4’−ジフェノキノンを40質量部、結着樹脂とし
てポリカーボネートを100質量部使用し、これらの材
料をモノクロロベンゼン560質量部中にてボールミル
で5時間混合分散し、単層型感光層塗布液を調製した。
【0126】ついで、この塗布液を塗布した後、100
℃で60分間熱風乾燥して、膜厚23μmの単層型電子
写真感光体を作製した。この電子写真感光体を実施例1
と同様に評価した。
【0127】(実施例7)実施例6で得られた電子写真
感光体の上に、実施例4と同様に保護層を設け電子写真
感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。このとき
の保護層の膜厚は3.5μmであった。
【0128】(実施例8)実施例1で用いた電荷輸送層
用塗工液のかわりに、下記の材料を使用し電荷輸送層を
設け、その他は実施例1と同様にして電子写真感光体を
作製し、実施例1と同様に評価した。このときの電荷輸
送層の膜厚は28μmであった。 ・上記式(2)で示される構造を有する電荷輸送物質8
質量部 ・下記式(7)で示される繰り返し構造単位を有するポ
リアリレート(粘度平均分子量40000)10質量部
【外7】
【0129】・クロロベンゼン80質量部 (実施例9)実施例8で用いた電荷輸送層用塗工液のか
わりに、下記の材料を使用し電荷輸送層を設け、その他
は実施例1と同様にして電子写真感光体を作製し、評価
した。このときの電荷輸送層の膜厚は29μmであっ
た。 ・上記式(3)で示される構造を有する電荷輸送物質7
質量部 ・上記式(7)で示される繰り返し構造単位を有するポ
リアリレート10質量部 ・クロロベンゼン70質量部 (実施例10)実施例8で用いた電荷発生層用分散液の
かわりに、実施例3で用いた塗工液を使用し、その他は
実施例8と同様にして電子写真感光体を作製し、実施例
1と同様に評価した。このときの電荷輸送層の膜厚は2
5μmであった。
【0130】(実施例11)実施例8で用いた電荷発生
層用分散液のかわりに、実施例5で用いた塗工液を使用
し、その他は実施例8と同様にして電子写真感光体を作
製し、実施例1と同様に評価した。このときの電荷輸送
層の膜厚は23μmであった。
【0131】(実施例12)実施例1で用いたアルミニ
ウムシリンダーを用いて、以下の条件にて液体ホーニン
グ処理を行った。
【0132】<液体ホーニング条件> 砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商品名:
CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体=水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.25MPa ガン移動速度=13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数:1回(片道) ホーニング後のシリンダー表面粗さは、最大高さ(Rm
ax)=6.85μm、十点平均粗さ(Rz)=3.5
2μm、算術平均粗さ(Ra)=0.26μm、凹凸の
平均間隔(Sm)=18μmであった。
【0133】その上に実施例1と同様にして、中間層/
電荷発生層/電荷輸送層を設け、実施例1と同様に評価
した。
【0134】(実施例13)実施例1で用いたアルミニ
ウムシリンダーを用いて、以下の条件にて液体ホーニン
グ処理を行った。
【0135】<液体ホーニング条件> 砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商品名:
CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体:水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.41MPa ガン移動速度:13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数:1回(片道) ホーニング後のシリンダー表面粗さは、最大高さ(Rm
ax)=9.89μm、十点平均粗さ(Rz)=4.9
3μm、算術平均粗さ(Ra)=0.39μm、凹凸の
平均間隔(Sm)=11μmであった。
【0136】その上に実施例1と同様にして、中間層/
電荷発生層/電荷輸送層を設け、実施例1と同様に評価
した。
【0137】(実施例14)実施例1で用いたアルミニ
ウムシリンダーを用いて、以下の条件にて液体ホーニン
グ処理を行った。
【0138】<液体ホーニング条件> 砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商品名:
CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体:水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.03MPa ガン移動速度:13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数:1回(片道) ホーニング後のシリンダー表面粗さは、最大高さ(Rm
ax)=2.03μm、十点平均粗さ(Rz)=0.6
5μm、算術平均粗さ(Ra)=0.12μm、凹凸の
平均間隔(Sm)=53μmであった。
【0139】その上に実施例1と同様にして、中間層/
電荷発生層/電荷輸送層を設け、実施例1と同様に評価
した。
【0140】(実施例15)実施例1で用いた中間層の
膜厚を0.1μmとした以外は実施例1と同様に電子写
真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0141】(実施例16)実施例1で用いた中間層の
膜厚を2.0μmとした以外は実施例1と同様に電子写
真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0142】(比較例1)実施例1の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は実施例1と同様に電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0143】(比較例2)実施例2の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は実施例2と同様に電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0144】(比較例3)実施例3の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例3と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0145】(比較例4)実施例4の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例4と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0146】(比較例5)実施例5の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例5と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0147】(比較例6)実施例1の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例6と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0148】(比較例7)実施例7の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は実施例7と同様に電子写真感光
体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0149】(比較例8)実施例8の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例8と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0150】(比較例9)実施例9の支持体に粗面化処
理を施さなかった以外は、実施例9と同様に電子写真感
光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0151】(比較例10)実施例10の支持体に粗面
化処理を施さなかった以外は、実施例10と同様に電子
写真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0152】(比較例11)実施例11の支持体に粗面
化処理を施さなかった以外は、実施例11と同様に電子
写真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0153】(比較例12)実施例1で用いたアルミニ
ウムシリンダーを用いて、以下の条件にて液体ホーニン
グ処理を行った。
【0154】<液体ホーニング条件> 砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商品名:
CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体:水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.52MPa ガン移動速度:13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数:1回(片道) ホーニング後のシリンダー表面粗さは、最大高さ(Rm
ax)=11.9μm、十点平均粗さ(Rz)=6.2
0μm、算術平均粗さ(Ra)=0.48μm、凹凸の
平均間隔(Sm)=9μmであった。
【0155】その上に実施例1と同様にして、中間層/
電荷発生層/電荷輸送層を設け、実施例1と同様に評価
した。
【0156】(比較例13)実施例1で用いたアルミニ
ウムシリンダーを用いて、以下の条件にて液体ホーニン
グ処理を行った。
【0157】<液体ホーニング条件> 研磨材砥粒:球状アルミナビーズ平均粒径30μm(商
品名:CB−A30S昭和電工株式会社製) 懸濁媒体:水 砥粒/懸濁媒体=1/9(体積比) アルミニウム切削管の回転数:1.67s回転/秒 エアー吹き付け圧力:0.02MPa ガン移動速度:13.3mm/s ガンノズルとアルミニウム管の距離:200mm 砥粒吐出角度:45° 懸濁液投射回数:1回(片道) ホーニング後のシリンダー表面粗さは、最大高さ(Rm
ax)=0.68μm、十点平均粗さ(Rz)=0.3
μm、算術平均粗さ(Ra)=0.09μm、凹凸の平
均間隔(Sm)=58μmであった。その上に実施例1
と同様にして、中間層/電荷発生層/電荷輸送層を設
け、実施例1と同様に評価した。
【0158】(比較例14)実施例1で用いた中間層の
膜厚を0.02μmとした以外は、実施例1と同様に電
子写真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0159】(比較例15)実施例1で用いた中間層の
膜厚を2.8μmとした以外は、実施例1と同様に電子
写真感光体を作製し、実施例1と同様に評価した。
【0160】
【表1】
【0161】
【表2】
【0162】
【表3】
【0163】表2、3から明らかなように、露光光源と
してシングルビームを有する露光手段を有する電子写真
装置(シングルビーム搭載機)においては、支持体の粗
面化処理の有無による電子写真特性にはあまり差がない
が、2ビーム搭載のプリンターにおいてはその特性が大
きく異なることがわかった。2ビーム搭載のプリンター
においては、粗面化処理によって、特定の粗さを持つ支
持体を用いた場合、ゴースト画像に優れ、さらに耐久特
性にも優れる。それに対して、粗面化処理を行わず、特
定の粗さ外のシリンダーにおいては、ゴースト画像が著
しく悪化し、耐久における画像特性もさらに悪化するこ
とがわかった。
【0164】
【発明の効果】本発明により、露光光源としてマルチビ
ームを有する露光手段を有する電子写真装置において、
電子写真感光体の支持体の表面粗さを特定の値に設定す
ることによって、ゴーストの悪化を抑制することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】マルチビームの構成例の斜視図
【図2】積層(順層)型電子写真感光体の層構成例
【図3】積層(逆層)型電子写真感光体の層構成例
【図4】単層型電子写真感光体の層構成例
【図5】表面に保護層を有する電子写真感光体の層構成
【図6】ホーニング装置の具体例
【図7】電子写真装置の具体例
【符号の説明】
101 半導体レーザー光源点光源 102 コリメーターレンズ 103 開口絞り 104 シリンドリカルレンズ 105 ポリゴンミラー 106 モーター 107 球面レンズ 108 fθレンズ 109 電子写真感光体 110 固定ミラー 111 集光レンズ 112 タイミング検知用センサー L 光ビーム 201 (表面が粗面化された)支持体 202 中間層 203 電荷発生層 204 電荷輸送層 301 (表面が粗面化された)支持体 302 中間層 303 電荷発生層 304 電荷輸送層 401 (表面が粗面化された)支持体 402 中間層 407 (単層型の)感光層 501 (表面が粗面化された)支持体 502 中間層 503 電荷発生層 504 電荷輸送層 505 保護層 601 (ホーニングの)ノズル 602 エアー供給管 603 ホーニング液循環管 604 ワーク(円筒状の支持体) 605 ワーク置き台 606 ワーク回転モーター 607 ホーニング液 608 攪拌モーター 609 攪拌用プロペラ 610 ホーニング液回収管 611 ホーニング液循環ポンプ 612 ノズル移動方向 701 電子写真感光体 702 軸 703 (一次)帯電手段 704 露光手段(露光光) 705 現像手段 706 転写手段 707 転写材 708 像定着手段 709 クリーニング手段 710 前露光光 711 プロセスカートリッジ 712 レール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H068 AA41 AA54 AA59 EA05 EA07 FA27 FC05 2H076 AA58 AB06 AB12

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 支持体上に感光層を有する電子写真感光
    体であって、マルチビームによって表面に静電潜像が形
    成される電子写真感光体において、該支持体の表面が粗
    面化処理されており、 該支持体の表面粗さが、十点平均粗さ(Rz)で0.6
    〜5.0μmであることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 該支持体の粗面化処理の方法が、ホーニ
    ングである請求項1に記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 該支持体と感光層との間に、電気的バリ
    ア性を有する中間層を有する請求項1または2に記載の
    電子写真感光体。
  4. 【請求項4】 前記中間層の膜厚が0.1〜2.0μm
    である請求項3に記載の電子写真感光体。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
    真感光体と、帯電手段、現像手段およびクリーニング手
    段からなる群より選択される少なくとも1つの手段とを
    一体に支持し、露光光源がマルチビームである露光手段
    を有する電子写真装置本体に着脱自在であることを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載の電子写
    真感光体、帯電手段、露光手段および現像手段を有し、
    該露光手段の露光光源がマルチビームであることを特徴
    とする電子写真装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006276827A (ja) * 2005-03-03 2006-10-12 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
US8298733B2 (en) 2003-11-10 2012-10-30 Fuji Electric Co., Ltd. Electrophotographic photosensitive member
JP2017040831A (ja) * 2015-08-20 2017-02-23 富士ゼロックス株式会社 電子写真感光体、プロセスカートリッジ、及び画像形成装置
US9989868B2 (en) 2014-05-29 2018-06-05 Ricoh Company, Ltd. Photoconductor, image forming method using the same, method of manufacturing the photoconductor, and image forming apparatus

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