JP2003315847A - 電気泳動表示装置 - Google Patents

電気泳動表示装置

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JP2003315847A
JP2003315847A JP2002122038A JP2002122038A JP2003315847A JP 2003315847 A JP2003315847 A JP 2003315847A JP 2002122038 A JP2002122038 A JP 2002122038A JP 2002122038 A JP2002122038 A JP 2002122038A JP 2003315847 A JP2003315847 A JP 2003315847A
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electrophoretic particles
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Akihiko Nagano
明彦 長野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気泳動表示装置において、中間調表示を可
能にする。 【解決手段】 1.界面動電位 2.粒径 3.粒子形状 の異なる複数種類の電気泳動粒子を分散媒とともに基板
間に封入した構成の電気泳動表示装置。透明基板の片方
に光電変換膜を形成し、少なくとも一方の透明基板にカ
ラーフィルタを形成することによって、光書き込み型S
LMを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気泳動粒子を用
いて画像の表示を行う電気泳動表示装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、高分子あるいはコロイド粒子等の
電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置が多数提案され
ている。
【0003】たとえば特許2551783号公報におい
ては、マイクロカプセルに電気泳動粒子を分散した分散
媒を封入してマイクロカプセルに印加される電圧を制御
して電気泳動粒子の分布状態を変化させて表示動作を行
う装置が開示されている。
【0004】また特開平10−161161号公報にお
いては、着色された電気泳動粒子と分散媒を用いてカラ
ー表示可能な電気泳動表示装置が開示されている。
【0005】また本出願人は、特願平9−236316
号にてカメラで撮影されたフィルム画像を空間光変調素
子に記憶してそれを鑑賞する画像表示装置を提案してい
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の電
気泳動表示装置は、テキスト等のキャラクタ画像を表示
することを前提としているため、電気泳動粒子の分布状
態は第1(たとえば表示)及び第2(たとえば非表示)
の2状態しかなく2値の画像しか表示できなかった。
【0007】その結果、従来の電気泳動表示装置の構成
では、写真のような中間階調を有する画像を表示するこ
とはできないという欠点があった。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、1組の
透明電極板間に設けられた複数の隔壁内に電気泳動粒子
を含む分散媒を封入し、電気泳動粒子の移動により表示
動作を行う電気泳動表示装置において、隔壁内に界面動
電位が異なる複数種類の電気泳動粒子を封入することに
よって電気泳動粒子を含む分散媒にかかる電圧に応じて
電気泳動粒子の分布状態が変化し、画像の中間階調を表
示することが可能となった。
【0009】また、1組の透明電極板間に設けられた複
数の隔壁内に電気泳動粒子を含む分散媒を封入し、電気
泳動粒子の移動により表示動作を行う電気泳動表示装置
において、隔壁内に粒径が異なる複数種類の電気泳動粒
子を封入することによって電気泳動粒子を含む分散媒に
かかる電圧に応じて電気泳動粒子の分布状態が変化し、
画像の中間階調を表示することが可能となった。また、
1組の透明電極板間に設けられた複数の隔壁内に電気泳
動粒子を含む分散媒を封入し、電気泳動粒子の移動によ
り表示動作を行う電気泳動表示装置において、隔壁内に
形状が異なる複数種類の電気泳動粒子を封入することに
よって電気泳動粒子を含む分散媒にかかる電圧に応じて
電気泳動粒子の分布状態が変化し、画像の中間階調を表
示することが可能となった。
【0010】また、前記隔壁に囲まれた個々の領域に印
加される電圧を制御する制御手段を設けることにより、
電気泳動粒子を含む分散媒に印加する電位を任意に制御
して電気泳動粒子の分布状態を変化させて画像の中間階
調を表示することが可能となった。
【0011】また、前記1組の透明電極板の一方に光電
変換膜を設けることにより、入射する光の光量に応じて
電気泳動粒子の分布状態を変化させて画像の中間階調を
表示することが可能となった。
【0012】また、前記1組の透明電極板の一方にカラ
ーフィルタ層を設けることにより、カラー画像を表示す
ることが可能となった。
【0013】また、1組の透明電極板間に電気泳動粒子
を含む分散媒を封入し電気泳動粒子の移動により表示動
作を行う電気泳動表示装置において、片方の透明電極板
に光電変換膜を形成し、少なくとも一方の透明電極板に
カラーフィルタを形成することによって、フィルム等の
カラー画像を光によって転写してカラー画像を表示する
ことが可能となった。
【0014】
【発明の実施の形態】(第1の実施例)図1〜図3は本
発明の第1の実施例で、図1は反射型電気泳動表示装置
のレイアウト説明図、図2は電気泳動表示素子の構成
図、図3は電気泳動表示素子を拡大した図で表示動作説
明図である。
【0015】先ず図2を用いて電気泳動表示素子の構成
を説明する。
【0016】図2に示すように電気泳動表示素子20の
電気泳動層24は、カラーフィルタ層22と透明電極2
3が設けられた透明基板21と、カラーフィルタ層28
と透明電極27の上にさらに光電変換膜26と誘電体反
射膜25が設けられた透明基板29との間に形成されて
いる。また図3(a)に示すように、電気泳動層24は
隔壁30によって仕切られていて、隔壁30内には粒径
の異なる3種類の電気泳動粒子32,33,34と分散
媒31が封入されている。粒径の小さい電気泳動粒子ほ
ど電気泳動層を動きやすい特性をもっている。電気泳動
粒子32,33,34は白い顔料で覆われていて、また
分散媒31は灰色に着色されている。
【0017】また、カラーフィルタ層22及び28は光
を3原色に分離するために22R,22G,22B及び
28R,28G,28Bの成分で構成され、各カラーフ
ィルタ層の3原色成分(たとえば22Rと28R)と電
気泳動層24の隔壁30で仕切られた領域は位置的に対
応するようになっている。
【0018】以下、図1を用いて本発明にかかる電気泳
動表示装置の画像表示方法を説明する。
【0019】鑑賞者が不図示の画像書き込みボタンを用
いて、電気泳動表示素子20への現像済みフィルム2の
画像の書き込みを指示すると、不図示の電気泳動表示素
子駆動手段によって電気泳動表示素子20の透明電極2
3,27間にリセット電圧が印加される。
【0020】図3(a)は、電気泳動表示素子20を拡
大した図で、隔壁30によって仕切られた領域の画像リ
セット状態を示したものである。透明電極23,27間
に印加されたリセット電圧によって、電気泳動粒子3
2,33,34は透明電極23に吸着する。そこで、透
明基板21側から光が入射するとその入射した光はカラ
ーフィルタ22Rを透過し電気泳動粒子32,33,3
4で反射されて再度カラーフィルタ22Rを透過して鑑
賞者の目に到達する。このとき各カラーフィルタ成分2
2R,22G,22Bの光が鑑賞者の目に到達するた
め、電気泳動表示装置1を鑑賞する鑑賞者はリセット状
態で白の画像を認識することとなる。
【0021】引き続きフィルム画像の書き込みを行うた
めに書き込み照明手段であるキセノン管13が発光す
る。キセノン管13から発光した光の一部は反射笠14
で反射して導光部材15に入射する。導光部材15は液
晶表示素子用パックライトとして公知で、フィルム2を
均一に拡散照明するように構成されている。
【0022】フィルム2を透過した光は、画像投影手段
を構成する反射ミラ7で反射され投影レンズ3により集
光される。ここで、投影レンズ3は便宜上1枚レンズで
図示されているが、一般的には複数のレンズ群で構成さ
れている。投影レンズ3を透過した光は反射ミラ8,9
を介して電気泳動表示素子20に到達する。
【0023】図3(b)〜(d)は書き込み光量に対す
る電気泳動粒子の移動の様子を示したものである。図中
矢印はフィルム2からの書き込み光を示したもので矢印
の本数は模式的に書き込み光量の多さを示している。透
明基板29、カラーフィルタ成分28Rを透過した光は
光電変換膜26に到達する。光電変換膜26は光電変換
効率の高いα一Si(アモルファスシリコン)が用いら
れている。光電変換膜26においては到達した光の量に
比例して電荷が発生する。このとき、電気泳動表示装置
1に設けられた不図示の電気泳動表示素子駆動手段によ
って透明電極23,27間にリセット電圧とは逆極性の
書き込み電圧を印加すると、光電変換膜26のインピー
ダンスが変化して電気泳動層24に印加される電圧が変
化する。また、光電変換膜26を1度透過した光は誘電
体反射膜25によって反射されるため、書き込み光が鑑
賞者の目には到達しないようになっている。
【0024】図3(b)に示すようにフィルム2からの
書き込み光量が小さい場合、光電変換膜26に発生する
電荷量も少ないため電気泳動層24にかかる書き込み電
圧が小さくなる。そのため、粒径の小さい電気泳動粒子
32だけが移動を行って透明電極27側の誘電体反射膜
25に吸着し、粒径の比較的大きい電気泳動粒子33,
34は透明電極23近傍にとどまったままとなる。この
とき、透明基板21側から光が入射するとその入射した
光の大部分は粒径の比較的大きい電気泳動粒子33,3
4によって反射されるが、粒径の小さい電気泳動粒子3
2が抜けた領域においては入射光は分散媒31によって
吸収される。
【0025】すなわち、フィルム2から弱い光で電気泳
動表示素子20が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層24によって比較的強い光が反射されるよう
になる。
【0026】また図3(c)に示すようにフィルム2か
らの書き込み光量が中ぐらいの場合、光電変換膜26に
発生する電荷量も中ぐらいのため電気泳動層24にかか
る書き込み電圧も中ぐらいとなる。そのため、粒径の小
さい電気泳動粒子32と中間の大きさの電気泳動粒子3
3が移動を行って透明電極27側の誘電体反射膜25に
吸着し、粒径の大きい電気泳動粒子34は透明電極23
近傍にとどまったままとなる。このとき、透明基板21
側から光が入射するとその入射した光の一部は粒径の比
較的大きい電気泳動粒子34によって反射されるが、電
気泳動粒子32,33が抜けた領域においては入射光は
分散媒31によって吸収される。
【0027】すなわち、フィルム2から中ぐらいの光で
電気泳動表示素子20が書き込まれた場合は、鑑賞者に
対して電気泳動層24によって中ぐらいの光が反射され
るようになる。
【0028】図3(d)に示すようにフィルム2からの
書き込み光量が大きい場合、光電変換膜26に発生する
電荷量も多いため電気泳動層24にかかる書き込み電圧
が大きくなる。そのため、すべての粒径の電気泳動粒子
32,33,34が移動を行って透明電極27側の誘電
体反射膜25に吸着する。このとき、透明基板21側か
ら光が入射するとその入射した光は分散媒31によって
吸収される。
【0029】すなわち、フィルム2から強い光で電気泳
動表示素子20が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層24によって光がほとんど反射しないように
なる。
【0030】このようにフィルム2を透過した書き込み
光の強度に応じて粒径の異なる電気泳動粒子の動きが制
御され、書き込み光の強度の反転した強度の光が電気泳
動層にて反射される。その結果、鑑賞者は中間階調をと
もなったフィルム2のネガポジ反転画像を鑑賞すること
が可能となる。
【0031】本実施例においては、粒径の異なる3種類
の電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置の例を示した
が、もっと多種類の粒径の電気泳動粒子を用いれば滑ら
かな中間階調画像が得られることは言うまでもない。
【0032】また本実施例の電気泳動表示素子は、1組
の透明電極板間に隔壁を設けその隔壁で仕切られた中に
複数の粒径の電気泳動粒子と分散媒を封入した構成を示
したが、マイクロカプセル内に複数の粒径の電気泳動粒
子と分散媒を封入しそのマイクロカプセルを1組の透明
電極板間に封入した構成においても同様の効果が得られ
るのは言うまでもない。
【0033】(第2の実施例)図4〜図6は本発明の第
2の実施例で、図4は透過型電気泳動表示装置のレイア
ウト説明図、図5は電気泳動表示素子の構成図、図6は
電気泳動表示素子を拡大した図で表示動作説明図であ
る。図4において、第1の実施例と同一の部材には同一
の部番が付番されている。
【0034】先ず図5を用いて電気泳動表示素子の構成
を説明する。
【0035】図5に示すように電気泳動表示素子40の
電気泳動層42は、透明基板41とカラーフィルタ層4
5と透明電極44の上にさらに光電変換膜43が設けら
れた透明基板46との間に形成されている。光電変換膜
43は比較的透過率の高いOPC(Organic P
hoto Cell)が用いられている。
【0036】また図6(a)に示すように、電気泳動層
42は導電性材料で構成される隔壁50によって区分け
され、隔壁50内には界面動電位の異なる2種類の電気
泳動粒子52,53と分散媒51が充填されている。同
図において、便宜的に界面動電位の大きい電気泳動粒子
52は小さい●で表示され界面動電位の小さい電気泳動
粒子53は大きい●で表示されていて、界面動電位が大
きい粒子ほど電気泳動層42を動きやすい特性をもって
いる。電気泳動粒子52,53は黒い顔料で覆われてい
て、また分散媒51は透明な材料で構成されている。
【0037】また、カラーフィルタ層45は光を3原色
に分離するために45R,45G,45Bの成分で構成
され、カラーフィルタ層45の3原色成分と電気泳動層
42の隔壁50で区切られた領域は位置的に対応するよ
うになっている。
【0038】以下、図4を用いて本発明にかかる電気泳
動表示装置の画像表示方法を説明する。
【0039】鑑賞者が不図示の画像書き込みボタンを用
いて、電気泳動表示素子40への現像済みフィルム2の
画像の書き込みを指示すると、不図示の電気泳動表示素
子駆動手段によって電気泳動表示素子40の隔壁50と
透明電極44との間にリセット電圧が印加される。
【0040】図6(a)は、電気泳動表示素子40を拡
大した図で、隔壁50にて区切られた領域の画像リセッ
ト状態を示したものである。隔壁50と透明電極44と
の間に印加されたリセット電圧によって、電気泳動粒子
52,53は導電性材料で構成された隔壁50に吸着す
る。このとき、読み出し照明手段である蛍光ランプ5を
点灯させると、透明基板46側から入射した光はカラー
フィルタ45R,45G、透明電極44、光電変換膜4
3を透過して、さらには透明な分散媒51を透過して鑑
賞者の目に到達することとなる。このとき各カラーフィ
ルタ成分45R,45G,45Bの光が鑑賞者の目に到
達するため、電気泳動表示装置1を鑑賞する鑑賞者はリ
セット状態で白の画像を認識することとなる。ただし、
実際の電気泳動表示装置1の画像リセット動作において
は、読み出し照明手段である蛍光ランプ5は点灯されな
い。
【0041】引き続きフィルム画像の書き込みを行うた
めに書き込み照明手段であるキセノン管13が発光す
る。キセノン管13から発光した光の一部は反射笠14
で反射して導光部材15に入射する。導光部材15はフ
ィルム2を均一に拡散照明するように構成されている。
【0042】フィルム2を透過した光は、画像投影手段
を構成する反射ミラ7で反射され投影レンズ3により集
光される。投影レンズ3を透過した光は反射ミラ8,9
を介して電気泳動表示素子40に到達する。
【0043】図6(b)〜(c)は書き込み光量に対す
る電気泳動粒子の移動の様子を示したものである。図中
矢印はフィルム2からの書き込み光を示したもので矢印
の本数は模式的に書き込み光量の多さを示している。透
明基板46、カラーフィルタ成分45R,45G,45
Bを透過した光は光電変換膜43に到達する。光電変換
膜43においては到達した光の量に比例して電荷が発生
する。このとき、電気泳動表示装置1に設けられた不図
示の電気泳動表示素子駆動手段によって隔壁50と透明
電極44との間にリセット電圧とは逆極性の書き込み電
圧を印加すると、光電変換膜43のインピーダンスが変
化して電気泳動層42に印加される電圧が変化する。
【0044】図6(b)に示すようにフィルム2からの
書き込み光量が小さい場合、光電変換膜43に発生する
電荷量も少ないため電気泳動層42にかかる書き込み電
圧が小さくなる。そのため、界面動電位の大きい電気泳
動粒子52だけが透明電極47側の光電変換膜43に吸
着し、界面動電位の小さい電気泳動粒子53は隔壁50
の近傍にとどまったままとなる。このとき、読み出し照
明用の蛍光ランプ5を点灯させると、透明基板46側か
ら入射しカラーフィルタ層45、光電変換膜43を透過
した光の一部は電気泳動粒子52によって吸収される
が、残りの光は透明な分散媒51を透過する。
【0045】すなわち、フィルム2から弱い光で電気泳
動表示素子40が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層42によって比較的強い光が透過されるよう
になる。
【0046】図6(c)に示すようにフィルム2からの
書き込み光量が大きい場合、光電変換膜43に発生する
電荷量も多いため電気泳動層42にかかる書き込み電圧
が大きくなる。そのため、すべての界面動電位を有した
電気泳動粒子52,53が移動を行って透明電極47側
の光電変換膜43に吸着する。このとき、読み出し照明
用の蛍光ランプ5を点灯させると、透明基板46側から
入射しカラーフィルタ層45、光電変換膜43を透過し
た光は電気泳動粒子52,53によって吸収され電気泳
動素子40からは光は出射しない。
【0047】すなわち、フィルム2から強い光で電気泳
動表示素子40が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層42によって光がほとんど透過しないように
なる。
【0048】このようにフィルム2を透過した書き込み
光の強度に応じて界面動電位の異なる電気泳動粒子の動
きが制御され、書き込み光の強度の反転した強度の光が
電気泳動層にて透過される。その結果、鑑賞者は中間階
調をともなったフィルム2のネガポジ反転画像を鑑賞す
ることが可能となる。
【0049】本実施例においては、界面動電位の異なる
2種類の電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置の例を
示したが、もっと多種類の界面動電位の電気泳動粒子を
用いれば滑らかな中間階調画像が得られることは言うま
でもない。
【0050】(第3の実施例)図7〜図8は本発明の第
3の実施例で、図7は電気泳動表示素子の構成図、図8
は電気泳動表示素子を拡大した図で表示動作説明図であ
る。
【0051】先ず図7を用いて電気泳動表示素子の構成
を説明する。
【0052】図7に示すように電気泳動表示素子60の
電気泳動層63は、透明電極62が設けられた透明基板
61と透明電極64が設けられた透明基板65との間に
形成されている。また図8(a)に示すように、電気泳
動層63は隔壁70によって仕切られていて、隔壁70
内には粒子形状の異なる3種類の電気泳動粒子72,7
3,74と分散媒71が封入されている。粒子形状が荒
い電気泳動粒子ほど電気泳動層を動きにくい特性をもっ
ている。電気泳動粒子72,73,74は隔壁70に囲
まれた領域63R,63G,63Bに応じて、赤、緑、
青の顔料で覆われていて、また分散媒71は灰色に着色
されている。
【0053】ここで透明電極62,64は、不図示の電
気泳動表示素子駆動手段によりマトリクス駆動を行うた
めにパターン化されていて、隔壁70で仕切られた領域
に対して任意の実効駆動電圧を印加することが可能とな
っている。
【0054】電気泳動表示素子80は電気泳動表示素子
駆動手段とともに電気泳動表示装置を構成している。
【0055】次に、図8を用いて電気泳動表示素子60
の表示動作を説明する。
【0056】図8(a)は、電気泳動表示素子60を拡
大した図で、隔壁70で仕切られた領域の画像リセット
状態を示したものである。不図示の電気泳動表示素子駆
動手段により透明電極62,64間に印加されたリセッ
ト電圧によって、電気泳動粒子72,73,74は透明
電極62に吸着する。そこで、透明基板61側から光が
入射するとその入射した光は顔料によって着色された電
気泳動粒子72,73,74で反射されて鑑賞者の目に
到達する。このとき電気泳動層は63は顔料の異なる領
域63R,63G,63Bを有しているため、各領域よ
り反射した光を見た鑑賞者はリセット状態で白の画像を
認識することとなる。
【0057】図8(b)〜(d)は電気泳動表示素子駆
動手段により印加される実効駆動電圧に対する電気泳動
粒子の移動の様子を示したものである。
【0058】透明電極62,64間に電気泳動表示素子
駆動手段により印加される実効駆動電圧が小さい場合、
図8(b)に示すように、粒子形状が滑らかな電気泳動
粒子72だけが移動を行って透明電極64に吸着し、粒
子形状が比較的荒い電気泳動粒子73,74は透明電極
62近傍にとどまったままとなる。このとき、透明基板
61側から光が入射するとその入射した光の大部分は粒
子形状の比較的荒い電気泳動粒子73,74によって反
射されるが、粒子形状の滑らかな電気泳動粒子72が抜
けた領域においては入射光は分散媒71によって吸収さ
れる。
【0059】すなわち、フィルム2から弱い光で電気泳
動表示素子60が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層63によって比較的強い所定波長の光が反射
されるようになる。
【0060】また、透明電極62,64間に電気泳動表
示素子駆動手段により印加される実効駆動電圧が中ぐら
いの場合、図8(c)に示すように粒子形状の滑らかな
電気泳動粒子72と中間の荒さの電気泳動粒子73が移
動を行って透明電極64に吸着し、粒子形状の荒い電気
泳動粒子74は透明電極62近傍にとどまったままとな
る。このとき、透明基板61側から光が入射するとその
入射した光の一部は粒子形状の荒い電気泳動粒子74に
よって反射されるが、電気泳動粒子72,73が抜けた
領域においては入射光は分散媒71によって吸収され
る。
【0061】すなわち、フィルム2から中ぐらいの光で
電気泳動表示素子60が書き込まれた場合は、鑑賞者に
対して電気泳動層63によって中ぐらいの強度の所定波
長の光が反射されるようになる。
【0062】また、透明電極62,64間に電気泳動表
示素子駆動手段により印加される実効駆動電圧が大きい
場合、図8(c)に示すようにすべての粒子形状の電気
泳動粒子72,73,74が移動を行って透明電極64
に吸着する。このとき、透明基板61側から光が入射す
るとその入射した光は分散媒71によって吸収される。
【0063】すなわち、フィルム2から強い光で電気泳
動表示素子60が書き込まれた場合は、鑑賞者に対して
電気泳動層63によって光がほとんど反射しないように
なる。
【0064】このように透明電極62,64間に印加さ
れる実効駆動電圧の違いによって粒子形状の異なる電気
泳動粒子の動きが制御される。その結果、鑑賞者は中間
階調をともなった画像を鑑賞することが可能となる。
【0065】本実施例においては、粒子形状の異なる3
種類の電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置の例を示
したが、もっと多種類の粒子形状の電気泳動粒子を用い
れば滑らかな中間階調画像が得られることは言うまでも
ない。
【0066】(第4の実施例)図9〜図10は本発明の
第4の実施例で、図9は電気泳動表示素子の構成図、図
10は電気泳動表示素子を拡大した図で表示動作説明図
である。
【0067】先ず図9を用いて電気泳動表示素子の構成
を説明する。
【0068】図9に示すように電気泳動表示素子80の
電気泳動層83は、カラーフィルタ層82が設けられた
透明基板81と透明電極85の上に誘電体反射膜84が
設けられた透明基板86との間に形成されている。また
図10(a)に示すように、電気泳動層83は導電性材
料によって構成された隔壁90によって区切られてい
て、隔壁90内には粒径の異なる2種類の電気泳動粒子
92,93と分散媒91が封入されている。粒径の小さ
い電気泳動粒子ほど電気泳動層を動きやすい特性をもっ
ている。電気泳動粒子92,93は黒い顔料で覆われて
いて、また分散媒91は透明な材料で構成されている。
【0069】また、カラーフィルタ層82は光を3原色
に分離するために82R,82G,82Bの成分で構成
され、カラーフィルタ層の3原色成分と電気泳動層83
の隔壁90で区切られた領域は位置的に対応するように
なっている。
【0070】ここで隔壁90と透明電極85は、不図示
の電気泳動表示素子駆動手段によりマトリクス駆動を行
うためにパターン化されていて、隔壁90で区切られた
領域に対して任意の実効駆動電圧を印加することが可能
となっている。
【0071】電気泳動表示素子80は電気泳動表示素子
駆動手段とともに電気泳動表示装置を構成している。
【0072】以下、図10を用いて本発明にかかる電気
泳動表示素子の画像表示方法を説明する。
【0073】図10(a)は、電気泳動表示素子80を
拡大した図で、隔壁90で区切られた領域の画像リセッ
ト状態を示したものである。導電性材料で構成された隔
壁90と透明電極85間に不図示の電気泳動表示素子駆
動手段によって印加されたリセット電圧によって、電気
泳動粒子92,93は隔壁90に吸着する。そこで、透
明基板81側から光が入射するとその入射した光はカラ
ーフィルタ82R,82Gを透過し分散媒91を透過し
て誘電体反射膜84で反射されて再度カラーフィルタ8
2R,82Gを透過して鑑賞者の目に到達する。実際に
は各カラーフィルタ成分82R,82G,82Bの光が
鑑賞者の目に到達するため、電気泳動表示装置を鑑賞す
る鑑賞者はリセット状態で白の画像を認識することとな
る。
【0074】図10(b)〜(c)は電気泳動表示素子
駆動手段によって印加される実効駆動電圧に対する電気
泳動粒子の移動の様子を示したものである。
【0075】隔壁90と透明電極85間に電気泳動表示
素子駆動手段により印加される実効駆動電圧が小さい場
合、図10(b)に示すように粒径の小さい電気泳動粒
子92だけが移動を行って透明電極85側の誘電体反射
膜84に吸着し、粒径の比較的大きい電気泳動粒子93
は隔壁90近傍にとどまったままとなる。このとき、透
明基板81側から光が入射するとその入射した光はカラ
ーフィルタ層82、分散媒91を透過して誘電体反射膜
84に到達する。一部に光は粒径の小さい電気泳動粒子
92によって吸収されるが、残りの光は誘電体反射膜で
反射され分散媒91、カラーフィルタ層82を透過して
透明基板81から出射する。
【0076】すなわち、電気泳動表示素子駆動手段によ
って弱い電圧が印加されると、鑑賞者に対して電気泳動
層83によって比較的強い光が反射されるようになる。
【0077】また、隔壁90と透明電極85間に電気泳
動表示素子駆動手段により印加される実効駆動電圧が大
きい場合、すべての粒径の電気泳動粒子92,93が移
動を行って透明電極85側の誘電体反射膜84に吸着す
る。このとき、透明基板81側から光が入射するとその
入射した光はカラーフィルタ層82、分散媒91を透過
して誘電体反射膜84に吸着した電気泳動粒子92,9
3によって吸収される。
【0078】すなわち、電気泳動表示素子駆動手段によ
って弱い電圧が印加されると、鑑賞者に対して電気泳動
層83によって光がほとんど反射しないようになる。
【0079】このように電気泳動表示素子駆動手段によ
って印加される実効駆動電圧に応じて粒径の異なる電気
泳動粒子の動きが制御される。その結果、鑑賞者は中間
階調をともなった画像を鑑賞することが可能となる。
【0080】本実施例においては、粒径の異なる2種類
の電気泳動粒子を用いた電気泳動表示装置の例を示した
が、もっと多種類の粒径の電気泳動粒子を用いれば滑ら
かな中間階調画像が得られることは言うまでもない。
【0081】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
1組の透明電極板間に設けられた複数の隔壁内に電気泳
動粒子を含む分散媒を封入し、電気泳動粒子の移動によ
り表示動作を行う電気泳動表示装置において、隔壁内に
界面動電位が異なる複数種類の電気泳動粒子を封入する
ことによって電気泳動粒子を含む分散媒にかかる電圧に
応じて電気泳動粒子の分布状態が変化し、画像の中問階
調を表示できる効果がある。
【0082】さらには、1組の透明電極板間に設けられ
た複数の隔壁内に電気泳動粒子を含む分散媒を封入し、
電気泳動粒子の移動により表示動作を行う電気泳動表示
装置において、隔壁内に形状が異なる複数種類の電気泳
動粒子を封入することによって電気泳動粒子を含む分散
媒にかかる電圧に応じて電気泳動粒子の分布状態が変化
し、画像の中間階調を表示できる効果がある。
【0083】さらには、前記隔壁に囲まれた個々の領域
に印加される電圧を制御する制御手段を設けることによ
り、電気泳動粒子を含む分散媒に印加する電位を任意に
制御して電気泳動粒子の分布状態を変化させて画像の中
間階調を表示できる効果がある。
【0084】さらには、前記1組の透明電極板の一方に
光電変換膜を設けることにより、入射する光の光量に応
じて電気泳動粒子の分布状態を変化させて画像の中間階
調を表示できる効果がある。
【0085】また、前記1組の透明電極板の一方にカラ
ーフィルタ層が設けることにより、カラー画像を表示で
きる効果がある。
【0086】また、1組の透明電極板間に電気泳動粒子
を含む分散媒を封入し電気泳動粒子の移動により表示動
作を行う電気泳動表示装置において、片方の透明電極板
に光電変換膜を形成し、少なくとも一方の透明電極板に
カラーフィルタを形成することによって、フィルム等の
カラー画像を光によって転写してカラー画像を表示でき
る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】反射型電気泳動表示装置のレイアウト説明図。
【図2】電気泳動表示素子の構成図。
【図3】電気泳動表示素子の表示動作説明図。
【図4】透過型電気泳動表示装置のレイアウト説明図。
【図5】電気泳動表示素子の構成図。
【図6】電気泳動表示素子の表示動作説明図。
【図7】電気泳動表示素子の構成図。
【図8】電気泳動表示素子の表示動作説明図。
【図9】電気泳動表示素子の構成図。
【図10】電気泳動表示素子の表示動作説明図。
【符号の説明】
1 電気泳動表示装置 2 フィルム 3 投影レンズ 4 偏光ビームスプリッタ 5 蛍光ランプ 6 反射笠 7,8,9 反射ミラー 20 電気泳動表示素子 13 キセノン管 14 反射笠 15 導光部材

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 1組の透明電極板間に設けられた複数の
    隔壁内に電気泳動粒子を含む分散媒を封入し、電気泳動
    粒子の移動により表示動作を行う電気泳動表示装置にお
    いて、隔壁内には界面動電位が異なる複数種類の電気泳
    動粒子が封入されることを特徴とする電気泳動表示装
    置。
  2. 【請求項2】 1組の透明電極板間に設けられた複数の
    隔壁内に電気泳動粒子を含む分散媒を封入し、電気泳動
    粒子の移動により表示動作を行う電気泳動表示装置にお
    いて、隔壁内には粒径が異なる複数種類の電気泳動粒子
    が封入されることを待徴とする電気泳動表示装置。
  3. 【請求項3】 1組の透明電極板間に設けられた複数の
    隔壁内に電気泳動粒子を含む分散媒を封入し、電気泳動
    粒子の移動により表示動作を行う電気泳動表示装置にお
    いて、隔壁内には形状が異なる複数種類の電気泳動粒子
    が封入されることを特徴とする電気泳動表示装置。
  4. 【請求項4】 前記隔壁に囲まれた個々の領域に印加さ
    れる電圧を制御する制御手段を有することを特徴とする
    講求項1〜3に記載の電気泳動表示装置。
  5. 【請求項5】 前記1組の透明電極板の一方に光電変換
    膜が設けられていることを特徴とする請求項1〜3に記
    載の電気泳動表示装置。
  6. 【請求項6】 前記1組の透明電極板の一方にカラーフ
    ィルタ層が設けられていることを特徴とする請求項1〜
    3に記載の電気泳動表示装置。
  7. 【請求項7】 1組の透明電極板間に電気泳動粒子を含
    む分散媒を封入し電気泳動粒子の移動により表示動作を
    行う電気泳動表示装置において、片方の透明電極板に光
    電変換膜が形成され、少なくとも一方の透明電極板にカ
    ラーフィルタが形成されていることを特徴とする電気泳
    動表示装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011059651A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパ表示素子
JP2011059652A (ja) * 2009-09-14 2011-03-24 Samsung Electro-Mechanics Co Ltd 電子ペーパー表示装置及びその製造方法
US10007166B2 (en) 2013-08-30 2018-06-26 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Electronic inks
JP2021507293A (ja) * 2017-12-19 2021-02-22 イー インク コーポレイション 電気光学ディスプレイの適用

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