JP2003314970A - 管状電気炉 - Google Patents

管状電気炉

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JP2003314970A
JP2003314970A JP2002115467A JP2002115467A JP2003314970A JP 2003314970 A JP2003314970 A JP 2003314970A JP 2002115467 A JP2002115467 A JP 2002115467A JP 2002115467 A JP2002115467 A JP 2002115467A JP 2003314970 A JP2003314970 A JP 2003314970A
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Takeshi Abe
剛 阿部
Koji Onishi
宏司 大西
Kazuyo Inui
一代 乾
Toshio Kawanami
利夫 河波
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度分布の均一性に優れ、小型でありながら
発熱体の有効加熱領域が大きく、高精度で任意に温度制
御が可能な電気炉の提供 【解決手段】 炉心管5、その外側にあって炉心管の長
さ方向に対して垂直に配置された発熱体1、炉心管の内
側に相当する加熱室18および発熱体の周囲を取り囲む
断熱材6よりなる管状電気炉であって、該発熱体は、発
熱部がリング状をなし、該リングの左右両端から外側に
むかって水平方向に延びた端子部を有するものであり、
かつ該発熱体は、気孔率5%未満、1000℃における
比抵抗0.10Ωcm以上であるランタンクロマイト系
セラミックス材で構成されており、前記発熱体における
端子部の長さLとリングの外径Rとの比率(L/R)を
0.3〜2.0の範囲とし、その端子部の断面積Mと発
熱部の断面積Nとの比率(M/N)を1.3〜4.0の
範囲とすることを特徴とする管状電気炉。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ランタンクロマイ
トを主成分とするリング状の抵抗発熱体の内部を加熱室
として利用する電気炉に関する。 【0002】 【従来の技術】ペロブスカイト型結晶構造を有するラン
タンクロマイト(LaCrO)を主成分とし、必要に
応じてLaの一部をSr、Caなどで、Crの一部をC
o、Ni、Al、Mgなどで置換固溶した組成を有する
発熱体(以下単にランタンクロマイトという)は、15
00℃以上の高温酸化雰囲気において優れた安定性と長
寿命をもつセラミックス抵抗発熱体として広く利用され
ている。 【0003】従来、一般に用いられているセラミックス
抵抗発熱体を使用した管状電気炉は、図1に示すように
複数の棒状発熱体8を用いて加熱室を加熱する構造か、
図2に示すような一本の円筒状発熱体11を用いて加熱
室を加熱する構造のいずれかしかなかった。しかし、こ
れらのような構造の電気炉では、加熱室の長さの方向と
発熱体の長さの方向が同方向であり、加熱室の上下に端
子部13があるため、所望の温度とする有効加熱領域に
対し発熱体8または11の長さが長くなり、ひいては装
置が大型化してしまう欠点があった。 【0004】そこで、発熱体の形状を直線状ではなく、
図3(A)に示すように発熱部を屈曲させたU字状発熱
体16や、図3(B)に示すようにU字状をさらに屈曲
させリング形状に近づけた円弧状発熱体17などにする
ことにより、発熱体を縦向きではなく横向きに配置する
ことが提案されており、炭化ケイ素(SiC)製発熱体
をもちいて一部実用化されている。 【0005】しかしながら、炭化ケイ素製発熱体では発
熱部が被加熱物の周囲を完全に取り囲む構造にすること
ができず、そのための炉内の温度分布が不均一になり、
高精度の温度分布を実現できない欠点がある。また炭化
ケイ素製発熱体は材料の耐熱性、耐酸化性などの特性
上、1500℃を超える高温域で使用する場合に急速昇
温を行うのが難しく、高い特性が要求される高機能性ガ
ラス、半導体材料の合成や熱処理などに対応できない。 【0006】一方、このような発熱体形状を用い、材料
のみをランタンクロマイト系セラミックス発熱体とする
ことも物理的には可能であるが、ランタンクロマイト系
セラミックスは炭化ケイ素に比べて高い温度域で使用可
能であり、耐熱性、導電性の温度に対する安定性、耐久
性などに優れる反面、強度が低く、熱膨張率が大きく、
耐熱衝撃性に劣るため前述のようなU字状、円弧状など
の発熱体形状では急速昇温を行うことが難しく、このよ
うな発熱体形状として用いることは不適当である。 【0007】 【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の問題点を解決し、温度分布の均一性に優れ、小型
でありながら発熱体の有効加熱領域が大きく、高精度で
任意に温度制御が可能な電気炉を提供することを目的と
する。 【0008】 【課題を解決するための手段】本発明の前記目的は、発
熱部の形状をリング状とし、リングの外側に端子部を設
け、これにより発熱部の上下の空間を省くこと、及び発
熱体の形状及び材料の特性を適切な範囲に設定すること
により達成される。 【0009】すなわち、本発明の第1は、炉心管、その
外側にあって炉心管の長さ方向に対して垂直に配置され
た発熱体、炉心管の内側に相当する加熱室および発熱体
の周囲を取り囲む断熱材よりなる管状電気炉であって、
該発熱体は、発熱部がリング状をなし、該リングの左右
両端から外側にむかって水平方向に延びた端子部を有す
るものであり、かつ該発熱体は、気孔率5%未満、10
00℃における比抵抗0.10Ωcm以上であるランタ
ンクロマイト系セラミックス材で構成されており、前記
発熱体における端子部の長さLとリングの外径Rとの比
率(L/R)を0.3〜2.0の範囲とし、その端子部
の断面積(図4のY−Y線断面積に相当)Mと発熱部の
断面積(図4のX−X線断面積およびX−X
断面積の和に相当)Nとの比率(M/N)を1.3〜
4.0の範囲とすることを特徴とする管状電気炉に関す
る。 【0010】 【発明の実施の形態】以下に、図面を参照しつつ、本発
明の管状電気炉について説明する。図4は、本発明の管
状電気炉における発熱体を示す図である。図4におい
て、発熱体1は、リング状の発熱部2と両側に設けた端
子部3からなるランタンクロマイト系セラミックスから
なり、該端子部3に高温用電極4を取り付けたものであ
る。かくして、電流は、一方の端子部からリングの左右
に分岐して流れ、再びもう一方の端子部に合流する構造
となっている。 【0011】該発熱体1の材料として用いるランタンク
ロマイト系セラミックスは、気孔率が5%未満であるこ
とが必要であり、3%未満であることがより望ましい。
気孔率を小さくすることにより繰り返しの熱衝撃に対す
る耐久性に優れた発熱体を得ることが可能となる。これ
に加えて、発熱体を形成するランタンクロマイト系セラ
ミックスの1000℃における比抵抗が0.10Ωcm
以上であることが必要である。比抵抗が0.10Ωcm
未満の場合は、抵抗特性が低く電流値が大きくなり端子
部電極の劣化が速くなるため短寿命となる。また逆に比
抵抗が高くなりすぎると、制御に必要な印加電圧値の範
囲が大きくなり実用的でなくなるため、比抵抗が0.2
〜2.0Ωcmの範囲にあることがより望ましい。これ
らの特性制御は適宜、Laの一部をSr、Caなどで、
Crの一部をCo、Ni、Al、Mgなどで置換固溶さ
せることにより、上記特性を有する発熱体とすることが
できる。 【0012】本発明の電気炉においては、発熱体の端子
部と発熱部は同一組成物により構成される。そして端子
部には電極とリード線などが取り付けられている。該発
熱体1では、端子部の電極温度を適度に低温化する必要
性から、端子部3の長さLとリング(発熱部2)の外径
Rの比率([端子部の長さ]/[リングの外径])が
0.3〜2.0の範囲とする必要がある。端子部3の長
さLとリングの外径Rの比率(L/R)が0.3未満の
場合、端子部が短すぎて電極部分の温度が高くなり、電
極の損耗が速くなり短寿命となる。また、端子部の長さ
Lとリングの外径Rの比率(L/R)が2.0を超える
場合には端子部が不要に長くなり実用性がない。このた
め、端子部の長さLとリングの外径Rの比率(L/R)
を0.3〜2.0の範囲とする必要があり、0.4〜
1.5の範囲とすることがより望ましい。 【0013】また、該発熱体1の端子部3の高安定化を
図るため、端子部3の断面積Mと発熱部2の断面積Nの
比率([端子部の断面積]/[発熱部の断面積])を
1.3〜4.0の範囲とする必要がある。断面積の比率
(M/N)が1.3未満の場合には、端子部3の断面積
が小さいため端子部3自身が抵抗発熱を起こし電極の損
耗が速くなり短寿命となる。また、断面積の比率(M/
N)が4.0を超える場合には端子部3の熱容量が大き
くなり消費電力が増大するほか、端子部と発熱部との温
度勾配が急激に変化するため急速昇温ができなかった
り、熱衝撃による破損の発生など実用上問題がある。こ
のため、該発熱体1の端子部3の断面積Mと発熱部2の
断面積Nの比率(M/N)を1.3〜4.0の範囲とす
る必要があり、1.5〜3.0の範囲とすることがより
望ましい。また、該発熱体1の端子部はストレート形状
でもよいが、図7に示すように端子部が発熱部との間で
徐々に断面積が小さくなるような構造とすることによ
り、発熱体の耐熱衝撃性をより一層向上することが可能
となる。この場合の端子部の断面積Mは端子部の断面積
のなかでも一番大きい部分の断面積たとえば図7のZ−
Z線断面積に相当するものである。 【0014】図5は本発明の電気炉の一例を示す断面図
であり、発熱体1の中空部内には、セラミックス炉心管
5を装着し、この中空部内を加熱室とする。セラミック
ス炉心管5は、この内部に被加熱物を置くことにより、
発熱体1からの蒸発物によって被加熱物が汚染されるこ
とを防止できる。該セラミックス炉心管5の厚さ、長
さ、及び外寸法は、電気炉の仕様に応じて適宜決めるこ
とができ、さらに、該セラミックス炉心管5は電気炉の
仕様に応じて長さ方向に対して位置によって厚みや外寸
法などを変化させてもよいが、発熱体1と炉心管5との
高温での接触反応を抑制するため、発熱体1と炉心管5
とは非接触状態にすることが好ましい。縦型炉の場合
は、炉心管と発熱体との間に十分な空間を設けておくだ
けで非接触状態を保持できるが、横型炉の場合は、炉心
管の両端部を断熱材などを用いて支持するなどの構成が
必要となる。 【0015】セラミックス炉心管5は、電気炉を使用す
る温度域に応じて、従来電気炉の炉心管として用いられ
ている各種の公知のセラミックスを使用することができ
るが、特に、純度95%以上、相対密度93%以上のア
ルミナ、ムライト、スピネル、安定化ジルコニア(安定
化剤も含めた純度が95%以上)、マグネシア又はイッ
トリアを使用することが望ましく、これらの材料を用い
ることにより、セラミックス炉心管5の耐熱性がさらに
向上すると共に、発熱体1との反応も抑制され、被加熱
物への汚染防止効果も向上する。 【0016】上記発熱体1の外側には、断熱材6を装着
する。発熱体1の外側に断熱材6を装着することによっ
て、電気炉の熱効率を上げることができる。断熱材の材
質としては、耐火煉瓦、耐火断熱煉瓦、キャスタブル耐
火物、セラミックファイバー成形体等の各種の公知の耐
火物を使用できる。又、セラミックファイバー成形体を
使用する場合には、断熱性に優れ、蓄熱量が小さいため
に、消費電力を低減することができ、発熱体1を更に長
寿命化することが可能となる。また、断熱材の材質とし
てセラミックスファイバー成形体を使用する場合、図5
に示すように発熱体1と断熱材6との間に厚さ1〜3m
m程度のセラミックス層7を形成することにより、発熱
体1と断熱材6との反応をより一層少なくすることがで
き、発熱体1をより一層長寿命化することが可能とな
る。 【0017】図6は本発明の電気炉の他の例を示す断面
図である。図6に示す電気炉は発熱体1を上下多段的に
配置した構造をしており、このように発熱体1を配置す
ることにより所望の有効加熱領域が得られるようにした
ものである。なお発熱体1は図6に示すように上下の方
向に均等な間隔で配置してもよいが、電気炉の上下部分
で密に配置することにより、より一層幅広い均熱温度域
を得ることが可能となる。また、発熱体1は各段におい
て端子部3の向きが全て同方向でもよいが、一段置きに
90゜向きを変えてもよい。 【0018】 【実施例】以下に実施例および比較例を挙げて本発明を
説明するが本発明はこれにより何ら限定されるものでは
ない。 【0019】実施例1 図5の電気炉において、発熱体1として、下記表1に示
す気孔率と比抵抗を有するランタンクロマイト系セラミ
ックス発熱体を用い発熱部と端子部の高さ(厚さ)はと
もに10mmとし、発熱部としてのリングの外径は60
mm、内径は50mmとし、リングの両側から外側に向
かって角柱状の両端部を設けて端子部3とし、該端子部
3の幅は17mm、長さは60mmとした。このランタ
ンクロマイト系セラミックス発熱体に端子部3の端面か
ら12mmの位置までの部位(外周面及び端面)に白金
ペーストを塗布し、端面から5mmの位置に線径0.5
mmの白金線2本を2回巻き付けリード部分とし、13
70℃で焼き付けて、高温用電極を形成した。この発熱
体1の中空部内に純度99.5%、相対密度97%のア
ルミナセラミックス炉心管5(以下炉心管5と呼ぶ)
(外径44mm×内径40mm×長さ70mm)を挿入
し、発熱体1のリングの周囲2カ所に、純度99.5
%、相対密度97%、厚み2mm、円弧型アルミナセラ
ミックス7(高さ15mm、外径74mm、内径70m
m、弧の角度108゜)リングの外周部を覆うように装
着した。さらにその外側には断熱材6として、純度95
%のα−アルミナ材質からなる、かさ密度0.7g/c
の成形体(セラミックファイバー成形体)を、中央
部に発熱体のリング及び炉心管を収納するための貫通孔
及び両端子部の収納部を有する形状に加工して配置する
ことによって、電気炉を得た。 【0020】実施例2 図5の電気炉において、表1に示す気孔率及び比抵抗を
有するランタンクロマイト系セラミックス発熱体を用い
て、端子部3の長さを25mmに変更して発熱体1を作
製したこと以外は、実施例1と同様にして電気炉を得
た。 【0021】実施例3 図5の電気炉において、表1に示す気孔率及び比抵抗を
有するランタンクロマイト系セラミックス発熱体を用い
て、端子部3の長さを102mm、幅を14mmに変更
して発熱体1を作製したこと以外は、実施例1と同様に
して電気炉を得た。 【0022】実施例4 図5の電気炉において、表1に示す気孔率及び比抵抗を
有するランタンクロマイト系セラミックス発熱体を用い
て、端子部3の長さを70mm、幅を35mmとしたこ
と以外は、実施例1と同様にして電気炉を得た。 【0023】実施例5 図5の電気炉において、端子部3の長さを55mmと
し、表1に示す気孔率及び比抵抗を有するランタンクロ
マイト系セラミックス発熱体を用いたこと以外は、実施
例1と同様にして電気炉を得た。 【0024】比較例1 実施例1における図5の電気炉において、端子部3の長
さを13mmとしたこと以外は、実施例1と同様にして
電気炉を得た。 【0025】比較例2 図5に示す実施例1の電気炉において、表1に特性を有
するランタンクロマイト系セラミックス発熱体を用い
て、発熱部2におけるリングの外径40mm、内径30
mmとし、端子部3の長さ90mmとし、発熱体中空部
内に炉心管5(外径25mm×内径20mm×長さ70
mm)を挿入したこと以外は、実施例1と同様にして電
気炉を得た。 【0026】比較例3 図5に示す実施例1の電気炉において、表1に示す比抵
抗を有し、端子部3の長さ50mm、幅10mmの発熱
体1を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電気炉
を得た。 【0027】比較例4 図5に示す実施例1の電気炉において、表1に示す気孔
率を有し、端子部3の幅45mmとした発熱体1を用い
たこと以外は、実施例1と同様にして電気炉を得た。 【0028】比較例5 図5に示す実施例1の電気炉において、表1に示す気孔
率及び比抵抗を有し、端子部の長さ55mmの発熱体1
を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電気炉を得
た。 【0029】比較例6 図5に示す実施例1の電気炉において、表1に示す気孔
率及び比抵抗を有するランタンクロマイト系セラミック
ス発熱体を用い、端子部3の長さを65mmとしたこと
以外は、実施例1と同様にして電気炉を得た。 【0030】 【表1】【0031】試験例1 実施例1〜5及び比較例1〜6のそれぞれの電気炉を、
有効炉内中央での保持温度1700℃、保持時間30
分、昇降温速度600℃/hで繰り返しサイクル通電試
験を実施したときの、消費電力が最大となる保持温度到
達時の電圧、電流、消費電力及び発熱体が破損するまで
のサイクル回数を求めた。その結果を表2に示す。 【0032】 【表2】 【0033】表2から明らかなように、実施例1〜5の
電気炉は、高い耐久性を示した。また比較例1〜6の結
果から明らかなように、本発明の要件を満足しないラン
タンクロマイト系セラミックス発熱体を用いた電気炉
は、耐久性に優れた電気炉とはならなかった。 【0034】 【発明の効果】本発明に係る電気炉においては、発熱部
の形状をリング状とすることにより、炉内の温度分布を
均一にすることができる。またリングの外側に端子部を
設けることにより、発熱部の上下の空間を省くことがで
き、小型でありながら発熱体の有効加熱領域が大きく、
高精度で任意に温度制御が可能な電気炉を得ることがで
きる。また急速加熱冷却が可能で長寿命となるほか、各
種雰囲気制御を行うことが可能である。
【図面の簡単な説明】 【図1】(A)は従来の複数の棒状発熱体を使用した管
状電気炉の縦断面図であり、(B)はその横断面図であ
る。 【図2】(A)は従来の一本の円筒状発熱体を使用した
管状電気炉の縦断面図であり、(B)はその横断面図で
ある。 【図3】(A)は従来使用されているU字状発熱体の平
面図であり、(B)は従来使用されている円弧状発熱体
の平面図である。 【図4】(A)は本発明電気炉に用いる発熱体の平面図
であり、(B)は側面図である。 【図5】(A)は本発明電気炉の一例を示す縦断面図で
あり、(B)は(A)のX−X線断面図である。 【図6】(A)は本発明電気炉の他の例を示す縦断面図
であり、(B)は(A)のY−Y線断面図である。 【図7】発熱体の端子部が発熱部との間で徐々に断面積
が小さくなる構造の1例を示す発熱体の平面図である。 【符号の説明】 1 発熱体 2 発熱部 3 端子部 4 高温用電極 5 セラミックス炉心管 6 断熱材 7 セラミックス層 8 棒状発熱体 9 炉心管 10 断熱材 11 円筒状発熱体 12 発熱部 13 端子部 14 炉心管 15 断熱材 16 U字状発熱体 17 円弧状発熱体 18 加熱室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H05B 3/14 H05B 3/14 B 3/62 3/62 (72)発明者 乾 一代 大阪府堺市遠里小野町3丁2番24号 株式 会社ニッカトー内 (72)発明者 河波 利夫 大阪府堺市遠里小野町3丁2番24号 株式 会社ニッカトー内 Fターム(参考) 3K092 PP09 QA01 QB07 QB41 QC24 RA06 VV22 VV40 4G031 AA09 AA16 BA02 4K063 AA12 CA03 CA04 FA04 FA10

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 炉心管、その外側にあって炉心管の長さ
    方向に対して垂直に配置された発熱体、炉心管の内側に
    相当する加熱室および発熱体の周囲を取り囲む断熱材よ
    りなる管状電気炉であって、該発熱体は、発熱部がリン
    グ状をなし、該リングの左右両端から外側にむかって水
    平方向に延びた端子部を有するものであり、かつ該発熱
    体は、気孔率5%未満、1000℃における比抵抗0.
    10Ωcm以上であるランタンクロマイト系セラミック
    ス材で構成されており、前記発熱体における端子部の長
    さLとリングの外径Rとの比率(L/R)を0.3〜
    2.0の範囲とし、その端子部の断面積Mと発熱部の断
    面積Nとの比率(M/N)を1.3〜4.0の範囲とす
    ることを特徴とする管状電気炉。
JP2002115467A 2002-04-17 2002-04-17 管状電気炉 Pending JP2003314970A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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